手柄♪


生徒用個室でいーりす。

何やら執筆しています。

みかーれが来ました。

いーりす♪
「みーちゃんおは。」

みかーれ♪
「おっはー☆」

いーりす♪
「みーちゃん今日もかわいいね。」
「お茶しない?」

みかーれ♪
「口説かれた!」

いーりす♪
「こんなに綺麗な女の子なら。」
「何かしたくなるでしょ?」

みかーれ♪
「そんな!」
「年頃の女の子に何かしたいだなんて!」

いーりす。

みかーれに迫る。

いーりす♪
「さあわたしと一緒に楽園へと堕ちよう♪」

みかーれ♪
「あなたと一緒に堕ちるなんて。」
「夢みたい。」

いーりす♪
「わたしのものになあれ!」

みかーれ♪
「あなたのものになっちゃう・・・。」
「ああ・・・。」

いーりす♪
「あっはははは♪」

みかーれ♪
「ふふふふ♪」

ふたりで大爆笑♪

くーりえがきましたよ。

くーりえ♪
「いーりすちゃん見つけましたよ。」

いーりす♪
「見つかりましたよ。」

くーりえ♪
「くーりえは王様のイラスト描いてみましたよ。」
「見てください。」

いーりす♪
「なんかすごく綺麗な王様ですね。」

くーりえ♪
「イラストに自信持てました。」

みかーれ♪
「くーちゃん強いだけじゃないもんね。」

くーりえ♪
「足りない部分は埋めますよ。」

雪ちゃんが仕切りの上からのぞいてきました。

ネージュ♪
「何書いているのいーちゃん?」

いーりす♪
「国歴の美学だよ。」

ネージュ♪
「それなあに?」

いーりす♪
「国の歴史を美しい視点で解説する論文。」

くーりえ♪
「リードされましたね。」

みかーれ♪
「すごいもの書くなあ。」

ネージュ♪
「いーちゃん頑張って!」

いーりす♪
「完成したから。」
「先生に見せてくるね。」

いーりす。

花美先生に駆け寄ります。

花美先生♪
「あら?いーりすちゃん。」
「論文?」

いーりす♪
「読んでください!」

花美先生♪
「読ませて貰うわね♪」

花美先生。

職員用の個室に向かいましたよ。

いーりす。

個室に戻ってきました。

くーりえ♪
「くーりえの野望は全国制覇ですよ。」

みかーれ♪
「アイドルになるんだー!」

ネージュ♪
「私は学者かな。」

くーりえ♪
「いーりすちゃんは何か野望ないですか?」

いーりす♪
「わたしは所領を預かりたいな。」
「自分の領地を私色に染め上げるの。」

ネージュ♪
「まあ素敵♪」

くーりえ♪
「美しい野望ですね。」

みかーれ♪
「キラキラしてるー。」

いーりす♪
「それからお金持ちにもなりたいな。」

ネージュ♪
「同感よ。」

くーりえ♪
「黄金に埋もれる素晴らしさですね。」

みかーれ♪
「お金持ちかぁ。」
「あたしもなりたいなー。」

みんなで喋っていたら。

花美先生に呼び出されましたよ。

職員室。

花美先生♪
「あなたの論文。」
「国王に提出してもいいかしら?」

いーりす♪
「えぇ!?」

花美先生♪
「この論文は国王が喜ぶ内容よ。」
「是非提出しましょう。」

いーりす♪
「はい!お願いします。」

論文は国王に提出されましたよ。

3日後に国王の代理がやってきましたね。

応接室に呼び出されました。

代理♪
「国王は国歴の美学を読んで。」
「とても気分が良かったと言っておられる。」
「最近良くないニュースが続いて。」
「精神が傾いておられたが。」
「これを読んで元気になられた。」
「あまりにいいものなので。」
「本にして国書にしたい。」
「どうかね?」

いーりす♪
「はい!」
「喜んで!」

代理♪
「これは嬉しい知らせ。」
「いよいよメインなのだが。」
「国王からメダルが贈られたので。」
「お受け取りください。」

いーりす♪
「わぁ!?」

豪華なメダルを貰いましたよ。

代理♪
「さて。」
「何か希望はあるかね?」

いーりす♪
「いつか所領を預かりたいと思っております。」

代理♪
「なるほど。」
「国王に連絡してみよう。」

代理。

国王に電話を入れました。

すぐに返信が来ましたよ。

代理♪
「あなたの手柄次第で有望な展開を大いに期待したまえ。」
「とのことです。」

いーりす♪
「了解です!」

代理♪
「これからもご活躍してください。」

いーりす♪
「もちろん!」

退出。

生徒用個室でカバンに貰ったメダルを入れましたよ。

ネージュ♪
「それって国の功労者に贈られるメダルのひとつ!?」

いーりす♪
「論文が王様に気に入られちゃった♪」

ネージュ♪
「あーん!」
「いーちゃんがかわいくなっていく!」

いーりす♪
「うふふ☆」
「野望の第一歩♪」

雪ちゃんと。

手を繋いで。

大喜びしましたね。

夕方。

みーちゃんとくーちゃんに会いましたよ。

みかーれ♪
「いーちゃんすごいぞー!」

くーりえ♪
「くーりえは置いてけぼりにならないように。」
「頑張ります。」

いーりす♪
「祝福ありがと♪」

帰りに花美先生が。

飴をおごってくれました。

わたしは野望の第一歩が踏めて。

満足な近況です☆