1
こんにちは。
くっきーです。
国王の親戚の娘です。
お母様から。
領主候補に選ばれていると明かされ。
社会経験を積むために。
自由にされました。
貴族の娘で英雄の血筋。
ストロベリーファースト。
すーちゃん。
貴族の娘であるソフィアちゃん。
さんにんで共同生活となりました。
地方で頑張っているお父様へ。
この手紙を贈ります。
くっきー。
2
くっきー。
「すーちゃんおきてー。」
ストロベリー。
「起きますとも。」
「では、早朝に散歩ですか。」
「一緒に踊ろうと言うのですか。」
ソフィア。
「なるほど。」
「寝ぼけが覚めないうちに。」
「私と踊りましょう。」
ストロベリー。
「では、社交ダンスを。」
くっきー。
「寝起きの体操が終わったら。」
「朝食においで。」
「もう出来上がっているよ。」
ソフィア。
ストロベリー。
変な顔で踊る。
キッチン。
くっきー。
「ごはん食べ終わったら。」
「街中をまた散策しよう。」
ストロベリー。
「就職しましょうか。」
「町の工場とかに。」
ソフィア。
「お母様が言うにはこうだ。」
「就職は必須事項じゃないのよ。」
「あなたは社会経験を積めばいいの。」
くっきー。
「自分探しの目的もあるからねー。」
ストロベリー。
「わたしたちはみんな領主候補。」
「経験を積むのが第一の任務。」
くっきー。
「そうだよー。」
「そのために自由にされたんだから。」
「でも、アルバイトくらいしたいな?」
ソフィア。
「まずは、散策しような。」
みんな着替えて。
散策です。
くっきー。
「公園が多いね。」
ソフィア。
「緑化運動の賜物。」
「緑が多くて。」
ストロベリー。
「ポストが何かのキャラクターになってるんだけど。」
くっきー。
「見てみて。」
「蟹の模型的な看板とか。」
「これは偉い人の銅像かな。」
ソフィア。
「通りのいたるところにアートがあるぞ。」
「柵や扉、道のタイルまでいろいろ。」
くっきー。
「芸術のまち?」
ストロベリー。
「あそこらへん見て。」
「丘の下。」
「ぜんぶ露店になってる。」
くっきー。
「すごーい。」
「住宅地に囲まれた丘の下にお店がいっぱい。」
ソフィア。
「花壇多くない?」
ストロベリー。
「へんてこなオブジェが多いわね。」
くっきー。
「そこのお店。」
「よくわからない人形やオブジェが売られているよ。」
ストロベリー。
「歩行者用に何かある。」
「右と左、あなたはどっち?」
「だって。」
くっきー。
「道路も綺麗に整備されているね。」
ソフィア。
「この辺りはお店が密集しているのね。」
ストロベリー。
「一か所にお店を集めて。」
「交通網を集約しているのね。」
くっきー。
「人が多くなってきたよ。」
ソフィア。
「広場も大きいなあ。」
くっきー。
「これかわいい!お花のキャラクター?」
「キャラクターグッズが多いですね。」
ソフィア。
「芸術政策の賜物。」
ストロベリー。
「街中一周してみようよ。」
くっきー。
「そうするよー。」
住宅地に入りました。
西洋の住宅地ですが。
なんだか。
それぞれ飾り付けられていて。
普通の住宅地ではありません。
それを通り過ぎたら。
中央街に出ました。
商店街がずっと続いている通りです。
すごく広い道路があって。
両脇にお店が並んでいます。
ここは喫茶店が多く。
そのまま進むとお城に出ます。
くっきー。
「中央議会もこの辺りにあるよね。」
ソフィア。
「国の代表と民の代表が。」
「はなしあって決める。」
「その場所。」
ストロベリー。
「民主的な王政よね。」
ソフィア。
「国王の権力が憲法で明記されていて。」
「政治家たちが国王の承認を得て動く。」
「国王が実権を握っていて。」
「政治家と相談しながら一緒に進めていく。」
くっきー。
「難しいなあ。」
ストロベリー。
「なーんて。」
「わたしたちも全部解っているわけではないけれど。」
ソフィア。
「ところで。」
「区画整理がいいよね。」
「商業と住宅がはっきり分かれている。」
くっきー。
「住宅地にも小さなお店の集合体があったよ。」
ストロベリー。
「ここは教会ね。」
「まあ、綺麗に整備された町だこと。」
くっきー。
「緑化エリアだって。」
「お花畑に花壇がいっぱい。」
ソフィア。
「このまち、公園が多いよね。」
くっきー。
「ちょっと疲れちゃった。」
「2時間も歩いているからね。」
ストロベリー。
「このまち広過ぎます。」
ソフィア。
「では。」
「買い物して帰りたいな。」
くっきー。
「そうしましょ。」
帰宅したら。
おもしろトピックスがポストに溜まっていました。
これは職人がおもしろいネタや情報を発信したり。
日々の日記を人に配信したり。
本当にあったできごとを集めた小さな雑誌です。
一日に2回。
配信されて配られています。
定期購読が申し込んでありました。
この辺りで。
休憩に入りました。
3
くっきー。
「この娘かわいい!」
ストロベリー。
「かわいい?なにあたりまえのこと言ってんの?」
ソフィア。
「この娘がかわいいのは馬車が走っているより普通のこと。」
ストロベリー。
「ナイス支援。」
くっきー。
「そうかぁ。」
「じゃあ貴方のことは法律で定められているんだね。」
ストロベリー。
「なんて?」
くっきー。
「かわいい法の1条に。」
「すーちゃんこそかわいいの定義である。」
ストロベリー。
「なにそれうける。」
ソフィア。
「素晴らしい法律だ。」
「ではわたしは都市条例で定められている。」
くっきー。
「ソフィアちゃんはかわいいの定義が認められる。」
ストロベリー。
「法的解釈を変えてはなりません。」
ソフィア。
「解釈ができるのが法律だろう。」
「わたしこそかわいいの代表だ。」
くっきー。
「では、わたしは図鑑に載ってます。」
「くーちゃんはかわいい生き物である。」
ストロベリー。
「事実が書いてあるだけ。」
ソフィア。
「次はなんだ?」
くっきー。
「次は国語辞典。」
ソフィア。
「くっきー、かわいい生き物のこと。」
くっきー。
「いやーん。」
ストロベリー。
「国語辞典に載ったか。」
くっきー。
「では、付箋にそう書いて。」
「張っておきます。」
ストロベリー。
「いつか重版になるわよ。」
ソフィア。
「わたしたちも法律に明記されたらいいね。」
ストロベリー。
「磨けば光る。」
「くっきーには負けないわよ。」
「美貌においてもいいライバルね。」
くっきー。
「ふえぇぇ?」
ソフィア。
「待っていなさい。」
「議会に提出するから。」
くっきー。
「なんだか冗談が発展しきったわね。」
ストロベリー。
「冗談は生活必需品よ。」
ソフィア。
「お店で買えるようになったら。」
「ああ私の栄光!」
ストロベリー。
「まさかそんなことをする域な人はまだ居ないでしょう。」
くっきー。
「趣味でしている人はいたよ。」
ストロベリー。
「発展の余地は以外にもあるわね。」
ソフィア。
「さて、これから私がかわいいの代表になるわけだが。」
ストロベリー。
「クイーンはひとりだけよ。」
くっきー。
「かわいいトップ3でどう?」
ストロベリー。
「さあトップ3でかわいいを磨こうではありませんか。」
ソフィア。
「でしたら。」
「無料エステがありますよ。」
くっきー。
「修行中の美容師さんがやるとか。」
「だから無料なんでしょ?」
ストロベリー。
「じゃあ。」
「究極すーちゃんを磨いていつもの経験値2倍。」
ソフィア。
「勇者はレベルが上がった!」
くっきー。
「バブル光線を覚えた!」
ストロベリー。
「そう、その調子。」
くっきー。
「わたしたちみたいな美形を磨けば。」
「経験値3倍。」
ソフィア。
「そう、その調子。」
くっきー。
「では。」
「話題のエステに出発♪」
ストロベリー。
「もっちろーん♪」
ソフィア。
「行きますよ。」
さんにんでハイタッチ。
話題のエステに消えていきました。
4
駄菓子屋さんが旅行に行くので。
店を閉めますが。
お客さんの要望があまりに多く。
さんにん娘に店主をして欲しいと依頼がありました。
駄菓子屋の店主に挑戦です!
くっきー。
「商品は見渡したし。」
「来店オーケー。」
ソフィア。
「値段表を覚えたぞ。」
ストロベリー。
「いつでもオーケーよ。」
お客さん来店。
すぐに店内はいっぱいになりました。
駄菓子屋さんは最近大人に人気で。
需要が伸びています。
お客さんは波のように押し寄せて。
さんにん娘はなんとか対応。
そのうち慣れて。
余裕の対応です。
お昼になりました。
くっきー。
「一時閉店。」
「午後も頑張ろう!」
ストロベリー。
「意外に余裕よ。」
ソフィア。
「初体験だけれど。」
「意外に簡単だよね。」
くっきー。
「わたしこのお仕事好きだなあ。」
ストロベリー。
「わたしは悪くないわ。」
「この調子でアルバイトに慣れましょう。」
ソフィア。
「お弁当食べたら。」
「しっかり休もう。」
午後も大盛況で。
さんにん娘のアルバイトは。
けっこう人気が出ました。
閉店時刻。
くっきー。
「ふー。」
「いちにちお疲れ様。」
ストロベリー。
「この仕事合ってるかも。」
ソフィア。
「自分に合っている仕事に就くのは大事だよね。」
くっきー。
「自分に合っていればずっとやれるからね。」
「就労の基本のひとつ?」
ソフィア。
「就労にしても。」
「テクニックがあったり。」
「基本があったり。」
「奥が深い。」
くっきー。
「働くと言っても。」
「小技や奥義なしには語れないねー。」
ストロベリー。
「みんなそれを無視するから。」
「働くと言っても。」
「奥が深いのよ。」
「答えを出さなかったり。」
「自分で考えないから。」
くっきー。
「働く。」
「これは研究の余地があるかな。」
「あまり研究されていないから。」
「これはチャンス?」
家に帰って。
ごろごろして寝て。
次もまたお仕事です。
くっきー。
「おはよー。」
ストロベリー。
「寝起きの体操に相撲をしましょう。」
くっきー。
「やだーはしたない。」
ソフィア。
「それは相撲に対しての偏見です。」
ストロベリー。
「さあふたりでかかっておいで。」
くっきー。
「技かけちゃうぞ。」
ストロベリー。
「このー。」
ソフィア。
「朝からプロレスですか?」
くっきー。
「ほら絞めた。」
ストロベリー。
「違う!起きたばかりだから!」
くっきー。
「動けない?」
ソフィア。
「くっきーこちょこちょ。」
くっきー。
「きゃー!!」
ストロベリー。
「逆転だー。」
ソフィア。
「それはどうかな?」
さんにんでじゃれ合い。
くっきー。
「そろそろ体操終わり。」
みんな笑いながら朝食へ。
出勤。
今日も大盛況でした。
日曜日なので子供が多かったですね。
次の日も。
次の日も。
そして店主さんが帰ってきました。
温泉旅行のお土産を貰いましたよ。
ボランティアだったので。
給料は豪華なお土産です。
くっきー。
「おまんじゅうだー。」
ストロベリー。
「高級な入浴剤ね。」
ソフィア。
「その地域限定のキャラクターグッズですね。」
アルバイトが簡単だと分かったので。
パン屋さんでアルバイトを始めました。
くっきー。
「これわたしにぴったり。」
ストロベリー。
「これは本当に悪くないわ。」
ソフィア。
「このような仕事も経験っと。」
さんにん娘は。
少しずつ経験値を得ています。
5
三人娘。
公園でおにごっこ。
花壇と茂みと木々。
ストロベリー。
「さあ御嬢ちゃん。」
「覚悟するんだー。」
くっきー。
「きゃー!!」
ソフィア。
「どこを見ている。」
「私はここだぞ。」
ストロベリー。
「お触りしちゃうぞー。」
ソフィア。
「よっと。」
ソフィア。
ひらりひらりと回避。
ストロベリー。
「ふざけてやって勝てる相手じゃないよね。」
ソフィア。
「さあ第二ラウンドはじめよっか。」
くっきー。
「こっちおいでー。」
ストロベリー。
「ソフィア君、素早すぎます。」
ソフィア。
「競争ってのはフォームで決まるからなー。」
ストロベリー。
「決着がつかないか。」
「では、先にくっきーを狙いましょう。」
くっきー。
「わたし足は速いよ?」
ストロベリー。
「待ってー。」
くっきー。
「捕まえてみなー。」
ソフィア。
「海岸でカップルがやってる追いかけっこ。」
ストロベリー。
「さあ角に追い詰めたぞ。」
くっきー。
「スプリント。」
ストロベリー。
「せっかく追いつめたのに!!」
「はー。」
「決着つかない。」
ソフィア。
「交代だ。」
「ハイタッチ!」
ストロベリー。
「ナイス!」
ソフィア。
「すーちゃんはへばってるから。」
「先にくっきー。」
くっきー。
「きゃあああ!!」
ソフィア。
「おにごっこはね。」
「うまくコースを限定して追いつめるんだ。」
くっきー。
「きゃー捕まっちゃう。」
ソフィア。
「さあ我が物になれ。」
くっきー。
「そんな!強引過ぎて。」
「どきどきしちゃう。」
ソフィア。
「くっきー速いな!」
くっきー。
「さようならー。」
くっきー。
逃亡に成功。
ソフィア。
「はー。」
「私もへばった。」
くっきー。
「さあ第三ラウンドはじめよっか。」
ソフィアとストロベリー。
背中合わせで座り込む。
ソフィア。
「私もう帰りたい。」
ストロベリー。
「あたしも。」
くっきー。
「あそこにクレープ屋さんがあるよ。」
ソフィア。
「おおなんということだ。」
ストロベリー。
「それ食べて寝よう。」
クレープを買って。
帰宅でした。
爆睡のすーちゃん。
テレビを見て寝るソフィアちゃん。
わたしは読書。
6
ポストに手紙が入っていました。
内容は。
三人娘に。
できるだけたくさんの技能と学力をつけるように。
指示する文面でした。
くっきー。
「図書館で本借りてこよっか。」
ストロベリー。
「大きな本屋がすぐ近くにあるわよ。」
ソフィア。
「古本屋もあるよね。」
くっきー。
「全部行っちゃおう♪」
図書館で本を借りました。
本屋でできるだけたくさんの本を買いました。
古本屋では良書が格安で売っていますので。
買いたい放題でしたね。
あっという間に家は。
大量の本で埋め尽くされました。
三人娘の一日は。
半日をパン屋のアルバイト。
半日が読書で埋まりました。
くっきー。
「これいい本だよ。」
「読み終わった。」
ストロベリー。
「これもいい本よ。」
ソフィア。
「これはくっきーにお勧めだ。」
大量の本を読破しました。
パンの研究もはじめましたね。
パンを焼く仕事は。
さんにんとも経験があったのですが。
さらに上達していきましたよ。
くっきーはお花屋さんの勉強をはじめました。
ストロベリーは剣術の免許。
ソフィアは栄養士の免許を。
取ることにしましたね。
ストロベリーはあっさり取れました。
軍人の血筋なので。
プロの剣士の資格をあっさり取りました。
ソフィアは資格を取るのに苦労しませんでした。
くっきーはお花屋さんで短期アルバイトをはじめました。
くっきー。
「くっきー頑張ります!」
ストロベリー。
「あんたマキシマムがすごいわね。」
ソフィア。
「私は出遅れているような。」
ストロベリー。
「そんなことないわよ。」
くっきー。
「そうだよー。」
「ソフィアちゃんは手練れだよ。」
ソフィア。
「みんなありがと。」
「私はもう少し頑張らないと。」
ストロベリー。
「帝王学の教科書を手に入れた。」
くっきー。
「見せてー。」
ストロベリー。
「執事から入手したから。」
「あなたも貰いなさい。」
くっきー。
「わたしも手に入れようっと。」
ソフィア。
「帝王学なら小さい頃学んだけれど。」
「学びなおしてみよう。」
各自。
自主活動中です☆
7
早朝。
くっきーとソフィアが朝ごはんを作っています。
くっきーがストロベリーのベッドにダイブ!
くっきー。
「さあ起きるのだー。」
ストロベリー。
「むにゃ?」
くっきー。
「寝起きの口づけはどうですか?」
くっきー。
キスしようとする。
ストロベリー。
「我が妻よ。」
「今日も華麗に踊りましょう。」
ストロベリー。
くっきーの顔を両手で掴んで。
見つめあう。
くっきー。
「そんなに見られると。」
「どきどきしちゃう。」
ストロベリー。
「一緒に寝ましょう。」
ストロベリー。
くっきーを布団に引きづりこむ。
くっきー。
「きゃー。」
ストロベリー。
「いいことしない?」
くっきー。
「全日本寝技選手権。」
ストロベリー。
「むぐ!」
「油断した。」
ストロベリー。
がんじがらめ。
ソフィア。
「その体勢から復帰は難しいでしょ。」
ソフィア。
くっきーをくすぐる。
くっきー。
「いやあああ!」
ストロベリー。
「さあ互角だ。」
「さぁ互角だ。」
くっきー逃げる。
ソフィア。
「キッチンまでおにごっこだ。」
ストロベリー。
「食べちゃうぞー。」
くっきー。
「朝ごはんをね!」
勢いよく着席!
朝ごはんをがつがつ食べるふたり。
朝食のあと。
しばらく自由時間。
くっきー。
「ドッジボールやろう!」
ストロベリー。
「望むところだ!」
ソフィア。
「クッションならたくさんありますよ。」
くっきー。
「えい!」
ストロベリー。
「ひょいっと。」
「ほらほらあたしは強いぞ。」
ストロベリー押しまくる。
くっきー。
「ひゃー!!」
ソフィア。
「クッションで突進。」
ストロベリー吹っ飛ばされる。
ストロベリー。
「やりますねー。」
くっきー。
「ソフィアちゃんに。」
「クッションラリアット。」
ソフィア。
「ぐふっ。」
「だが甘いな。」
ストロベリー。
「水風船見つけた。」
くっきー。
「きゃー!!」
くっきー対ソフィア中。
ストロベリー。
「水風船完成!」
「えい!」
くっきー。
「きゃー!」
ソフィア。
「この辺りにしておきましょう。」
くっきー。
「賛成。」
ストロベリー。
「あたしもそう思った。」
家の中はぐちゃぐちゃです。
後片付け。
そのあと。
お昼が近づき。
パン屋に出勤でした☆
8
街の中。
至る所に中規模から大規模の公園があって。
その中に露店が常駐しています。
オリジナルの小物を売るお店が並ぶ商店街から。
贅沢品が並ぶお店まで。
公園周囲には揃っています。
くっきー。
「この辺りはお店が多いね。」
ソフィア。
「お店を密集させていますからね。」
ストロベリー。
「焼き鳥があるよ!」
「ひとつくださいな。」
くっきー。
「わたしもー。」
ソフィア。
「五番街に差し掛かります。」
くっきー。
「路地裏にたくさんのお店があるね。」
ストロベリー。
「なにこれ。」
「水晶の置物?」
くっきー。
「この街って。」
「ひとつひとつのお店で売っている品物が。」
「まったく違うよ。」
ソフィア。
「みんなオリジナルに命掛けているみたいですね。」
ストロベリー。
「珍品がいっぱい。」
五番街はとても密集した商店街でした。
人が多いですね。
各地から観光客が押し寄せますので。
当然でしょうけれど。
スーパーとかは。
大通りの近くにあって。
バスなどで買い物に来やすいです。
タクシー会社がミニバスを出して。
乗客の取り合いをしていますので。
交通の便はすごく良いですね。
この街は道路と歩道がはっきり分かれていて。
車の通る場所が限られています。
小さな公園に来ました。
くっきー。
「あれ?」
「お店の密集地帯の他には住宅街ですねー。」
ストロベリー。
「丘の上から見下ろす住宅街は格別だわー。」
ソフィア。
「ガイドブック手に入れたよ。」
くっきー。
「見せてー。」
さんにんでガイドブックを読破。
くっきー。
「大きな教会があるんだね。」
ストロベリー。
「丘の下に有名な広場があるよ。」
ソフィア。
「銅像公園と言われているそうですね。」
くっきー。
「珍品地帯という商店街があるって。」
ストロベリー。
「少し散策しましょ。」
くっきー。
「そうしよー。」
半分埋まった看板がありました。
郵便局のポストに顔がついていて。
ユニークなキャラクターと化していましたね。
工事で通行止めの看板はお相撲さんのキャラクターでした。
お店の看板で。
どこかの皇帝の絵で。
「おいしいかもしれないお店。」
とか。
「さあ見るだけはタダですよ。」
とか。
みんなオリジナルの看板を手掛けて。
集客に本気です。
見るに飽きない街ですね。
大平原と丘地帯に築かれた都市ですので。
規模が広くてしょうがないです。
わたしが見たのはほんの一部ですから。
他にも。
子供向けで。
無料で楽しめるプールのような滝地帯や。
噴水公園。
迷路になっている公園や。
地下が迷宮になっていて。
自由に入って楽しめる。
遊園施設など。
まだまだいっぱいあります。
昔ながらの町並みに。
現代が融合したような景観ですねー。
くっきー。
「わたしのいる地方とは違うねー。」
ソフィア。
「私が住んでいたのは北地区ですからねー。」
ストロベリー。
「こんな街がほんの一部だなんて。」
くっきー。
「世界最大のお城がどこからでも見えるね。」
ストロベリー。
「ああ王様の栄光が天下に見ものとばかりに。」
ソフィア。
「散歩するならこの街だよね。」
くっきー。
「わたし見惚れて。」
「ふらふら。」
ストロベリー。
「休憩しましょ。」
ソフィア。
「私も同意見。」
くっきー。
「帰宅しようよ。」
ソフィア。
「今日も写真撮りまくったぞー。」
「くっきーは?」
くっきー。
「帰宅しようよー。」
ソフィア。
「そのほうがいいよね。」
ストロベリー。
「休みがてら帰りましょ。」
木々が両側に生い茂った。
舗装された道を歩いて。
帰宅です。
この町は両側に適当に木々を植えて。
緑化した歩道がたくさん整備されています。
ストロベリー。
「税金使ったのかなー?」
ソフィア。
「裕福な者から税金を高く徴収して。」
「中取得者からは平均的に取り立てて。」
「この方法を採用しているし。」
「オリジナルグッズの中から傑作が出れば。」
「世界ブランドになるから。」
「好循環になっている。」
「なにより歴代の王様が大の公園好き。」
くっきー。
「そうなんだー。」
「王様の趣味なんだね。」
ストロベリー。
「文明推進委員の女性たちが深く関わっているそうよ。」
くっきー。
「女の人たちの活躍が凄いんだねー。」
ストロベリー。
「勉強しました。」
ソフィア。
「勉強は大事だよね。」
くっきー。
「すごーい。」
「わたし勉強得意じゃないから。」
「参考になるよー。」
ストロベリー。
「くっきーは感覚で覚えるタイプだから。」
くっきー。
「そう?」
ソフィア。
「私は理論で覚えるよ。」
ストロベリー。
「あたしは感覚と理論の融合よ。」
くっきー。
「いろいろだねー。」
ストロベリー。
「家についた。」
くっきー。
「住宅街の二階建て。」
「ごく普通。」
ストロベリー。
「普通でいいじゃない。」
くっきー。
「もうちょっと飾ろうよ。」
ソフィア。
「周りの家も着飾っているから。」
「乗り遅れないようにしたいな。」
ストロベリー。
「まずはひと眠りしてから。」
ソフィア。
「ソファーでティータイム♪」
くっきー。
「わたしは勉強したいな。」
三人娘。
帰宅です。
9
この国では国をあげて芸術に取り組んでいますので。
至る所にオリジナルグッズが大量です。
芸術と言っても。
完成されたアニメやキャラクターは芸術作品ですので。
そういうのも含まれています。
各商店街では。
オリジナルキャラクターのぬいぐるみなどをはじめ。
いろいろなものが展開されています。
女性たちがどんどん新キャラクターを出しますので。
芸術の楽園です。
三人娘はいつもの社会見学に出ています。
くっきー。
「あれれ?」
「この水路は?」
ストロベリー。
「ガイドには生活用水を流すためのものよ。」
ソフィア。
「生活用水は山のほうから流れてくる自然の水を使う。」
「町中に水路が張り巡らされていて。」
「水が汚れないように防護されている。」
「なんて市政のガイドブックにはありますね。」
くっきー。
「ソフィアちゃん博識じゃない?」
ソフィア。
「勉強が好きだからね。」
「勉強しないと分からない事が多いですし。」
ストロベリー。
「なるほどー。」
「あたしは勉強不足かな。」
くっきー。
「わたしもきちんと学ばないと。」
ソフィア。
「考えるだけではダメで。」
「学んでいくことが大事ですよね。」
ストロベリー。
「それ道理です。」
くっきー。
「ひとりが万能に出来てはいないから。」
「それをまず知らないと。」
ストロベリー。
「独善になるから注意よね。」
ソフィア。
「それは理非としては良いかと。」
電気線工事のために。
地下トンネルに格納された場所に降りる。
電気会社の人が居ましたね。
くっきー。
「整備が行き届いていませんか?」
ソフィア。
「世界のいろんな都市を研究したそうです。」
ストロベリー。
「どうりで綺麗な街だと思った。」
オリジナルグッズが並ぶ商店街に入りました。
すごく活気です。
大きな通りなのに人だらけで。
グッズ争奪戦が凄いですね。
売り切れたお店もありました。
いろいろ見渡しましたが。
かわいい小物や置物。
アニメグッズやぬいぐるみで溢れかえって。
とんでもない場所でした。
くっきー。
「この街は体力使うね。」
ストロベリー。
「活気が凄いわね。」
ソフィア。
「ガイドブックによると。」
くっきー。
「わたしにも見せて。」
ストロベリー。
「そろそろ喫茶店のアルバイトに行くわよ。」
「30分休憩してからの予定だわ。」
くっきー。
「ではその通りにしましょう。」
ソフィア。
「全部見るのに一か月はかかるかも?」
家に戻って。
休憩のち。
新しくはじめた喫茶店のアルバイトに出発です。
パン屋さんは平日のみのアルバイトですので。
いろいろやってみて。
体験を積み重ねています。
10
夕日をバックにマラソン中です。
ベンチに座って小休憩。
ストロベリー。
「もう少し走れない?」
くっきー。
「体力配分を考えようよ。」
ソフィア。
「もうちょっとだけ走ろう。」
くっきー。
「あまり走り過ぎるとよくないと思うけどなー。」
そのまま。
もう5分だけランニング。
くっきー。
「そろそろ戻ろう。」
ストロベリー。
「鯛焼き売ってるわよ。」
ソフィア。
「それ食べると減量できないんじゃ・・。」
くっきー。
「大丈夫。」
「いっぱい食べて大きくなるんだ。」
ストロベリー。
「それは筋が違います。」
ソフィア。
「体重が無いとパワーが出ないですよ。」
ストロベリー。
「一理あるわね。」
くっきー。
「でも。」
「晩御飯があるし。」
ソフィア。
「知恵を働かせて。」
結局。
鯛焼きを買って。
晩御飯のデザートに致しました。
くっきー。
「お花屋さんのアルバイトを増やすの。」
ストロベリー。
「あたしは喫茶店のアルバイトを増やそうかしら。」
ソフィア。
「パン屋は?」
くっきー。
「もともと人手が足りているし。」
「他のアルバイトのほうがいいと思う。」
ソフィア。
「私は図書館巡りかな。」
くっきー。
「お花屋さんの正社員になるのー。」
ソフィア。
「私達は領主の候補だから。」
「領主の進路も考えなくちゃ。」
くっきー。
「領主もいいけれど。」
「いまはお花屋さんをやっていよっと。」
ストロベリー。
「なんか自由にされた意味が分かった気がする。」
くっきー。
「青春をして欲しいんだよ。」
ソフィア。
「そのためですね。」
夕食のあとは。
各自。
勉強タイムに突入です。
三人娘も。
だいぶ手馴れてきましたね。
11
この街では。
レクリエーションクラブがいっぱいあって。
テニスやフットサル。
マラソンや園芸まで。
市民で楽しめます。
くっきーは。
早朝ランニングのクラブに入っていて。
4時から5時までマラソンをして帰ってきます。
くっきー。
「ただいまー。」
ソフィアちゃんがティータイムをしていました。
ソフィア。
「早朝からすごいな。」
くっきー。
「こんなの一日のウォーミングアップだよ。」
ストロベリー。
「珍しく早起きのすーちゃんです。」
くっきー。
「一緒に走らない?」
ストロベリー。
「朝から走ったら床で寝てしまうかもです。」
ソフィアちゃんが。
雑誌に何か書いています。
くっきー。
「何書いているの?」
ソフィア。
「ひとつは迷路を解いている。」
「もうひとつは俳句を投稿するんだ。」
「もうひとつはおもしろいできごとを投稿できる。」
ストロベリー。
「究極実話集なんて出てるわよ。」
「実話だけ収録した本。」
くっきー。
「なるほどー。」
「退屈しないね。」
ソフィア。
「この手の雑誌は山ほど出版されているから。」
くっきー。
「そういえば本屋で山積みになってたよね。」
ストロベリー。
「なんだかこの街いっぱいあるわね。」
くっきー。
「わたしはアクセサリーキットを見つけたよ。」
「アクセサリーを手順通りに自分で作れるの。」
ソフィア。
「こんな動物写真集も週刊で出てますよ。」
「プロカメラマンが24時間撮り続けています。」
ストロベリー。
「すごいじゃない。」
「見せて。」
くっきー。
「子犬さんだー。」
ストロベリー。
「では。」
「あたしはアルバイトの準備を。」
くっきー。
「わたしもお花屋さんに行くね。」
ソフィア。
「私は塾だねー。」
朝食を食べ終えて。
それぞれの場へ。
散っていきました。
12
みんなで街を散策して。
ようやくすべてを把握しました。
けっこういい所はいっぱいありますね。
むかしから。
街づくりが上手な王様が治めていて。
受け継がれた結果だそうです。
公園は。
サッカー場や芝生広場。
テニスコートやバスケットコートも多くあり。
会員制で格安で解放されていて。
市民への娯楽の提供は余剰まであり。
テレビ番組も質が良いです。
他の地域とは全く違うレベルです。
芸術関連。
大臣がそれを徹底していたから。
かなり栄えています。
経済は発展しきって。
文化に情熱を注ぐ政治家たちです。
ある日。
記者が雑誌の取材に訪れました。
記者。
「国王の親戚であるあなたに問いたい。」
「王様はどんな方だと印象があります?」
くっきー。
「聖王という呼び方が適切です。」
「民の為に尽力しておられます。」
「私達は恩に報いる事も必要でしょう。」
「王道に忠実な方ですから。」
「王座は義に固く立つ。」
「いにしえからの掟です。」
「民は王と共にありましょう。」
記者。
「これはご立派。」
「記事に書かせて頂きましょう。」
「では英雄の血筋であるストロベリーさんはどう思われますか?」
ストロベリー。
「神々の取り決めで王になられた方だと確信しております。」
「王権とは天の定めにより決定される。」
「王とはそうして定められる存在なのです。」
記者。
「おお!素晴らしい。」
「ソフィアさんはどう思われますか?」
ソフィア。
「古来からの教えに基づいているのは素直に認めなければなりません。」
「どこかで王政への否定がありますが。」
「それは人間の傲慢です。」
「人間中心に考えた結論が王政への否定。」
「神の実在を前提としたのが王政です。」
「神の意思に従い。」
「国を任せられた方ですから。」
「民は従順になりましょう。」
「統治があってこその人らしさがあります。」
記者。
「中々哲学的な回答ですね。」
「あなた方はきちんとした道理を踏まえておられるようで。」
「きちんと記事にさせて頂きます。」
しばらくして。
記事が人気を博し。
三人娘は。
観光大使に任命されました。
仕事と両立するのは大変ですね。
多忙ですけれど。
地理に詳しい三人娘にとっては。
名所などをピックアップするのは簡単なことで。
ついにはオリジナルガイドブックを作成しました。
国王が目を通して良しとされました。
何かと人気な三人娘ですね。
ファンも多く。
いつの間にか街のアイドルになっていました。
くっきー。
「私は市民が好き。」
「市民も私が好き。」
ストロベリー。
「完成形じゃない。」
ソフィア。
「彼らの為にやってやりますか。」
くっきー。
「うん。」
「礼を尽くさないと。」
ストロベリー。
「受けよ!忠義の嵐!」
ソフィア。
「これからも行きますよ!」
さんにんで。
円陣を組んで。
気合いを貯めておきました。
今日もそれぞれの仕事に赴きます。
走り出すくっきー。
空を見る。
くっきー。
「あれは契約の証。」※創世記9-13。
可憐な少女は凄いスピードで走る抜ける。
途中からはスキップですね。
快晴の空は。
まるで人々を祝福するかのように。
虹が出て。
地に人々は行き交います。
今日も。
明日も。
13
記事を書いてくれと。
雑誌の編集者が来訪しましたので。
さんにんで力を合わせて書いてみました。
町の良い所や人々の様子を細かく記して。
こう書いておきました。
「民の生活は充実していてこそ国も栄えていく。」
「王は神より民の為だけに立てられた。」
「王権神授説は有神論から見て正しい。」
隠れた名所を詳しく書いたので。
この記事はかなり役に立ったと定評を得ました。
観光大使の仕事も順調で。
広告に乗り次第。
国民や海外から特集も組まれたのです。
三人娘の連携と腕前が良い実を結んだのですね。
力を合わせた結果として合作。
三人娘の絆の成せる技であった。
今日も仕事にはりきって臨みます。
ノートにこう書きながら。
みんなとおしゃべり。
くっきー。
「仕事は人の楽しみのひとつだよね。」
ストロベリー。
「なぜなら得られるものがあるから。」
「身分相応の職場。」
「人それぞれ役目と役割があるし。」
ソフィア。
「仕事というものはみんな好きです。」
くっきー。
「仕事ができない人は。」
「決まって特殊な役割があったりするよね。」
ストロベリー。
「自分の性に合った仕事ならみんな喜んでやるわ。」
くっきー。
「やることがある。」
「根本的に有益だし。」
「仕事というのは。」
「よいものです。」
「わるいものではない。」
「よいものだからよいことがある。」
ソフィア。
「働けない人がいたとしたら。」
「好きな仕事が一切見つからないか。」
「仕事に対して誤った解釈で歪めてしまうこともある。」
「仕事は嬉しい。」
「やることがあるのは嬉しいし。」
「喜びの結果になる。」
「こうした真実も仕事にはある。」
「労働に対する哲学の欠如が見られるから。」
「難易度が無駄に増加するとか。」
ストロベリー。
「なんかの呪いなんじゃない?」
「仕事は本来よいものってみんな知っているから。」
「意気揚々に出発するのよ。」
くっきー。
「労働で生きる実感が得られる。」
「仕事で喜びを得る。」
「反面苦しむ。」
「これは呪い。」
「呪いは解ける。」
「原罪は主に謝罪しなければなりません。」
「アダムと同じように振る舞う積もりですか?」※創世記3-12。
「それはいいでしょうけれど。」
「アダムと同じと言われますが。」
「責任転嫁の再来かもしれません。」
ソフィア。
「原罪ですか。」
「結婚は自由であると教わっています。」
「有能な女性を男のものにするのは。」
「もったいないと。」
「誰がペガサスに痴漢を乗せるのですか。」
「そんなかんじです。」
「駿馬痴漢を乗せて走る。」
「これは禁忌として教わりました。」
「私達はクリスチャン。」
「被造物として神に認められた存在でありたいです。」
ストロベリー。
「そういうことよ。」
「そろそろ時間ね。」
くっきー。
「では行きましょう。」
「楽天主義のくっきーちゃん出発です!」
ストロベリー。
「はーい!こちらも楽天主義のすーちゃん行きますよー。」
ソフィア。
「私も楽天主義のひとり。」
「さて。」
「今日はどんな具合かな?」
「人は前に進み続けるという存在としての真理がある!」
「はりきっていきましょう!」
みんなでハイタッチして。
それぞれ別れました。
人は前に進み続けて。
やがてどこかへ辿り着いては。
また進み続ける。
人について考えるのは。
決して愚かな事ではありません。
反対に尊いことなのです。
三人娘は今日も。
市民のアイドルとして。
それぞれの役目と役割のため。
勤しみます☆
14
軍隊と民間がシェアしている飛行場に行きました。
国際空港を兼ねて巨大な空軍基地なんです。
裏口からエプロンに通され。
実験機であるF-15シャドーイーグルplusをはじめて見ました。
形状はF-15の原型が残っており。
推力偏向装置と最新型アビオニクス。
多数の兵装搭載能力に優れていて。
戦闘攻撃機。
ステルス機として完成されています。
ストロベリー。
「くっきーが原案出したんだっけ?」
くっきー。
「そうだよ。」
「第六世代戦闘機の実験用として提出したら。」
「興味を持ってくれて。」
「もう完成していたんだ。」
ソフィア。
「費用はF-15より割高ですが。」
「F-35を揃えるよりは安いようですな。」
ストロベリー。
「あれを基に第六世代戦闘機を研究するのかあ。」
「あれは?」
くっきー。
「安全性を売り物にできないかの実験機。」
近くで見ると。
飛行艇を大型化して旅客機にした機体。
バッテリーを2個搭載。
垂直尾翼にエレベータを搭載しており。
もしもの時はラジコンのように無線操縦できる。
エレベータがふたつあるのです。
トラブルの際は海や湖に着水できますよ。
もう一機実験機が駐留していますね。
大型飛行艇で。
海岸の施設に降りて。
港を空港にもできるのです。
ハンガーには重そうな車が保管されている。
きちんとした装甲を持った車で。
これもくっきーの発想。
実験ではいかなる事故にも原型を留める強度を持つ。
試作車両が一般人に配布されているのです。
くっきー。
「いろいろ設計してみたけれど。」
「実験機としては有益みたい。」
ストロベリー。
「いいじゃない。」
「それが後にどう活かされるかのほうが重要よ。」
ソフィア。
「正式化できればこんなに素晴らしいものはありません。」
くっきー。
「強力な軍事力もこの国の主権を誇示するため。」
「すべて主権のため。」
ソフィア。
「平和の事を考えるとどうしても。」
「軍事力は必要という結論に行き着きますよ。」
ストロベリー。
「馬鹿な奴らに服従するくらいなら。」
「核ミサイルも必要になるかもしれない。」
「賊徒がやってきたら撃ち殺すのが鉄則じゃないの?」
くっきー。
「仕方がないよ。」
「戦争は世界のはじめからあることです。」
見学して。
帰宅することに。
会員制タクシーが走っていますよ。
年間費または月間費を払えば格安で搭乗でき。
最近は需要が上がっています。
タクシーに乗って帰宅途中。
歩道を工事していて。
コンクリート・プレートの下に水道管を敷くのです。
いつでも交換可能。
センターラインにもコンクリートブロックを設置して。
その下に電気線を埋めていたりも。
通信アンテナの横には必ず発電機とバッテリーが備えられていたり。
建物自体も強く。
この国の文明は「耐久力バカ」と呼ばれるほど優れているそうです。
街自体は西洋と東洋のごちゃ混ぜ。
みんなフリーダムに世界各地のいろんなスタイルを建設していて。
中々見ごたえあります。
ここまでになったのは。
人類に関する研究が発達し。
文明の良い有り方についての研究の成果ですよ。
最近は人の良い有り方についての研究が盛んですね。
帰宅。
ソフィア。
「労働倫理について集会に参加するので。」
ストロベリー。
「テレビ。」
くっきー。
「私は休憩してから図書館。」
みんなで決めポーズして別行動。
もう私達はチームですよ。
この国を見渡していると。
どうやらわたしもこの世界の一部になって。
ひとつの時代の女性として結末を得るみたいです。
それとも石に刻まれるのでしょうか。
または歴史に刻まれるのでしょうか。
それとも?
15
研究会。
大きなホールで。
机がいっぱい。
いろんな学者がいて。
くっきーが情報をまとめていますよ。
学者達も注目です。
くっきー。
「UFOはワームホールシステムで瞬間移動していると考えられます。」
「さらに究極のステルス性能を持ち。」
「RQ-4を進化・発展させた形になるかと思われます。」
研究者。
「侵略とか映画っぽい事は有り得ますか?」
くっきー。
「ないですよ。」
「進化した人類であると察することができます。」
「人として進化しておりますので。」
「野蛮な所は無いと見ています。」
研究者。
「我々の技術力はそこまで到達できるか?」
くっきー。
「現代は基本が揃った程度ですから。」
「五千年から一万年もかければ同じ水準に達するでしょう。」
「そこは楽観視していいと思いますよ。」
研究者。
「宇宙文明とはどういうものか?」
くっきー。
「もちろん文明自体も進化して。」
「考えも及ばないでしょう。」
「近未来的なデザインしか思いつきません。」
「わたしたちはそれで精一杯です。」
研究者。
「我々の現段階での限界であると?」
くっきー。
「太陽系の外に出たこともなく。」
「未知の部分はたくさんありますが。」
「それがかえって夢を膨らませ。」
「ロマンチックな景色を届けてくれています。」
「知らないことがかえって恋い焦がれる要因になりますよ。」
研究者。
「そうなると宇宙は神秘的な領域ですな。」
くっきー。
「宇宙科学の発展は必要です。」
「宇宙ゴミですら処理技術が確立され。」
「なんとかなるでしょう。」
「いたずらに自然を壊したら。」
「自分たちの文明なんてそんなものであると。」
「自分で証明書を発行してしまいますよ。」
研究者。
「その時は裁いてもらえるように。」
「責任は負うべき者が負いますように。」
「有神論であります。」
くっきー。
「無神論者が宇宙開発をするべきではない。」
研究者。
「まだ私達は愚かな存在です。」
「自然も壊してしまうほど幼稚です。」
くっきー。
「子供に多くは与えられない。」
「文明も進化し。」
「人も進化する。」
「進化論も。」
「神様が創造した派と。」
「自然発生した派で別れるでしょう。」
「まず宇宙を知ってください。」
「宇宙そのものを知るのです。」
「そこがはじめ。」
「宇宙を知る者はもう知っているのです。」
「ジーザス。」
力説に拍手喝采。
さすがにくっきーに敵う人はいませんでした。
くっきーは好奇心旺盛で。
いろんな専門書や。
おもしろ本を読んだり。
豊富な教養と。
根性がもたらした。
奇跡なのです。
奇跡を願ったくっきー。
でも奇跡に頼ってはいなかった。
それだけなのです。
帰宅したくっきー。
ストロベリー。
「お見合い写真?」
「結婚なんてしないわよ。」
ソフィア。
「でもコレクションになりそうですなー。」
くっきー。
「素晴らしい女性が居たとする。」
「夫に仕えさせたらもったいない。」
「そう思いませんか?」
「世界ではなく夫なんて小さな者に仕えるのです。」
「王族が匹夫と結婚するよりひどい。」
ストロベリー。
「じゃあ送り返しちゃおうかしら。」
ソフィア。
「お母様も承知で選択肢のひとつとして送り込んできたはず。」
「わたしのコレクションですよー。」
くっきー。
「女性が結婚するとは限らない。」
「結婚しないという選択肢もあるから。」
ストロベリー。
「そこら辺は個人の自然権よね。」
「中々青い奴が揃っている写真ですなあ。」
ソフィア。
「活きがいい魚って所でしょう。」
くっきー。
「ああ!持って行っちゃった。」
「返事書いておかないと。」
学会は盛り上がっていて。
街中の人も意見交換が多く。
投書箱は数が揃っていますよ。
王様は代々正教に属していないといけない掟があったりします。
王権神授説が根強い為ですね。
聖書では神によらない権威はない。
そう書かれている所を見ると。
王様も神による権威となり。
そうした解読がこんな結果になりました。
私達はこうです。
ゆっくり急げ。
みんなそう言っています。
文明は確実に成長して。
進化していく。
でもいきなりではない。
ローマは一日にして成らず。
みんな知っています。
流れ星が煌めく星空に祈りを捧げて・・・。
16
教会で朝礼。
三人娘は珍しく出席。
普段は忙しくて中々来れません。
その時は仕方がないですね。
さんにんとも。
母親から手紙が来て。
褒められた内容でした。
やっぱり。
世に送り出したのは正解だったとのことです。
くっきーは街を歩いていると。
ホームレスを見つけました。
くっきー。
「なんて哀れな人。」
浮浪者。
「私はラザロのようだ。」※ルカの福音書16-19。
くっきー。
「通報してあげるから待ってて。」
くっきーは浮浪者からいろいろ事情を知りました。
そのうち職員が来て。
ホームレス寮という。
宿泊施設に連れていかれました。
ここはホームレスなどの社会的弱者を保護する施設です。
市民の寄付が多い施設でもあります。
くっきー。
「イエス様のたとえばなしはこんなふうなんだ。」
「だったら。」
「義認されるように。」
「こうしなきゃ。」
「神聖を取り戻すのも人のやるべきことだよね。」
「きっと。」
くっきーは。
国王に手紙を送りました。
助けたホームレスは人権蹂躙でそうなった人だからと。
幸福関連の充実。
幸福度も国民には必要だと力説しました。
これを見た国王は。
幸福法案を提出。
結果的に制定されることになります。
最弱な人達にも最低限の保障が約束され。
人権主義者が誕生するに至り。
人権蹂躙への処罰が叫ばれるようになりました。
くっきーはさすが国王の親戚であると。
功労者としてさらに人気になりましたね。
国王から褒美を受け給いました。
エレメント・クリスタルという宝石。
これは貴族でも手に入らない不思議な宝石で。
髪飾りでした。
くっきーはいつも髪に付けるようになりましたよ。
かわいいですねー。
母親から礼賛の手紙が来たので。
返事を書きました。
三人娘には多くの手紙が届くようになって。
それぞれの母親から。
将来重役になるのはどうか?というお誘いもありました。
さらにもう少し自由で居なさいと命令されました。
くっきー。
「道理が分かる事はいつでも痛快だよ。」
ストロベリー。
「正しい事が本当に正しければ。」
「義によるものであれば。」
「拒んだ人は匙を投げられる。」
「道理が分かる人はまともに人として存在しているわ。」
ソフィア。
「むしろ道理すら分からなければ人ですらないのでは。」
くっきー。
「そんな子供みたいな人はこの国に居ないと思うよ。」
「そのような人を愚か者。」
「本当は愚者であると判定されるんだよー。」
ストロベリー。
「さて。」
「プロレスごっこしましょう。」
「そろそろ手加減はなしよ?」
「いままでは遊びだから手を抜いていたけれど。」
「たまには真面目に座布団プロレスをやりましょう。」
くっきー。
「負けないぞー。」
ソフィア。
「勝ちに行きましょう。」
みんなで久々に乱闘。
クッションや座布団で吹っ飛んでは吹っ飛ばし。
じゃれあいます。
くっきー。
「すーちゃん前より全然レベルが違う。」
「でも少し押せてる。」
ソフィア。
「少なくとも今は互角です。」
「2対1みたいになってますからね。」
ストロベリー。
「本気出すと遊びにならないからね。」
「勝負はこれからよ〜♪」
みんなでドッジボール状態。
賑やかな休日は。
こうして過ぎて。
ひたすら前進。
三人娘の美しき青春。
彩られて輝いて・・・。
18
キッチン。
ストロベリー。
「たっぷりと料理してやるー!!」
「まずはニンジン。」
「みじん切り。」
「木っ端みじんだー!」
「はっはっはっは!!」
ソフィア。
「おおなんという狂気。」
くっきー。
「素晴らしい。」
「最高のショーだと思いませんか?」
ストロベリー。
「今日は煮て焼いたもの。」
「煮るか焼くか。」
「料理というスタイルが確立されるまでこれが定番。」
くっきー。
「古来の人は木からでんぷんを採取して。
「それを焼いて食べてたらしいよ。」
「衣服は草木から。」
「繊維を取り出せる科学が出来るまで。」
「足も硬くなって靴も要らないとか。」
「いろいろ。」
ソフィア。
「でも聖書だとはじめから文明が与えられている。」
ストロベリー。
「原始時代なんてほんとうにあったのかしら?」
くっきー。
「さあ?」
「ただ。」
「天地創造の時。」
「荒れ狂う海と大雨。」
「雷と動く大地。」
「暴風が包み。」
「それが終わると大地から木々が生えてきた。」
「海の生物もいつの間にか発生していた。」
「虫も出てきた。」
「これだけは見た。」
ストロベリー。
「かえって人間が理解できないから。」
「言い逃れしたのかしら?」
ソフィア。
「苦しみ紛れに?」
「人間の知恵で推し量れないから?」
ストロベリー。
「そうだと思う。」
くっきー。
「そうであるならば。」
「被造物として正しくあればいいのかな。」
「そこから必要な知識や技能は生じてくる。」
「誰かがすべてを教える事はできないかも。」
ソフィア。
「良識?」
「真理と悟り。」
「知恵をも買え。」
くっきー。
「値段が分からないよ。」
ソフィア。
「お金が必要?」
「この一万円札では足りないよね。」
「稼がないといけない?」
くっきー。
「なんの通貨で買えるんだろう?」
「お仕事しなくちゃ。」
「天に富を積め。」
ストロベリー。
「そこは霊知で。」
ソフィア。
「購入できるといいなあ。」
「それにしても。」
「職業倫理と哲学が発達してないのかな。」
ストロベリー。
「仕事も元々はこの世を神様に従って治める自然行動。」
「みんな自分がすべき事をしているのだー!!」
くっきー。
「ローマでは自由人が当たり前だったけれど。」
「自由人は文明の発展などに貢献する役割があった。」
「それをしないと叱責がある。」
ストロベリー。
「みんなそれぞれ役割がある。」
くっきー。
「そうしたものも買えってことかな。」
ソフィア。
「才能とかも?」
「才能は現代において重要な要素。」
ストロベリー。
「本当に才能が無い人は才能才能言わない。」
「なぜならまだ戦っているから。」
ソフィア。
「勝利すれば戦利品としての才能がある?」
「これは良識なのでは。」
ストロベリー。
「さあ焦げ逝け情痴と猥談と黒歴史と共に!!」
くっきー。
「怒りを受け入れよ。」
ソフィア。
「そんなサイドに堕としちゃダメ。」
アメリカ式大皿プレート。
完成。
ソフィア。
「飢餓があるから飽食がある。」
くっきー。
「わたしは汎神論。」
「食べ物も天の恵み。」
ソフィア。
「おお!食物よ。」
「汝我を選ぶか!」
ストロベリー。
「衣食足りて礼節を知る。」
「まず生活をマスターすること。」
「ここがはじめの手習い。」
くっきー。
「ここが人の原点?」
「出発点?」
「人って基本をしっかりしないと。」
「次に進めませんね〜。」
ストロベリー。
「そうそれが言いたいのよ。」
「人は基本をまずマスターすること。」
くっきー。
「ローマは一日にして成らず。」
ソフィア。
「小さな宴。」
「食事をするのは笑うため。」
ストロベリー。
「教えを受けた人はほとんど知らされている。」
くっきー。
「今日もマスターするために。」
「フルパワーを出すよ。」
ストロベリー。
「まずは食事。」
「体力をつけてから。」
ソフィア。
「わたしはいつもと違うぞ?」
くっきー。
「超人化して金色になろうよ。」
ストロベリー。
「それは名案。」
「金色になってみよう。」
ソフィア。
「できないなー。」
くっきー。
「大丈夫。」
「そのうちできるようになるよ。」
ストロベリー。
「あなたは何を言っているのか。」
食事を済ませて。
準備運動。
今日も行きますよ。
三人娘もパワーアップ!!
朝日と共に世界は広がり。
女の子らしい女の子。
女性らしい女性になるため。
発進です!!
19
祭壇がある部屋。
聖書を持ってイスで囲む。
有神論者にとっての。
必要な時間。
時も自然の法則。
汎神論。
くっきー。
「人は神ではありません。」
「蛇は狡猾にもこう言った。」
「これを食べると神のようになります。」
ソフィア。
「おまけに。」
「神のように振る舞える。」
「なんてことも吹き込んだ。」
ストロベリー。
「そして人は神に背いた。」
くっきー。
「善悪の知識の木の実を食べた?食べないか?」
「いいえ。」
「そもそも神に背いた事実はそこにあるよ。」
「残念無念。」
ストロベリー。
「被造物としての自覚。」
ソフィア。
「被造物としての在り方。」
くっきー。
「被造物らしさが大切。」
ソフィア。
「神に背いた事。」
「善悪の知識の木の実から取って食べた。」
「子孫に受け継がれた。」
「これによって人類は苦悩を得た。」
くっきー。
「女性は無理して夫に仕える必要はないし。」
「男性は呪われてしまった。」
ストロベリー。
「女性も呪われた。」
「本能的に結婚を求めるけれど。」
「果たして本人の自由意思なのか?」
ソフィア。
「これらが人類の長年の課題。」
くっきー。
「被造物としての在り方を唱えます。」
「人は被造物だから。」
「被造物らしくしようよ。」
ソフィア。
「賛成。」
ストロベリー。
「やっぱりそれがいいと思うわ。」
くっきー。
「聖書でも被造物としての在り方が問われている。」
「元々被造物であると表記されているから。」
ソフィア。
「なんと!!」
「私達は堕落してしまったのか?」
くっきー。
「そんな馬鹿な。」
「人は人。」
「神の形だよ。」
ストロベリー。
「スズメを見ていると。」
「野生動物は食べ物の場所を知っていて。」
「食べ物に困ることは少ない。」
「あとは遊びまわっている。」
くっきー。
「さらに私達は鳥よりも優れていると言うではありませんか。」
ソフィア。
「人であることは変わりない。」
「神に似ているのか?という質問でした。」
くっきー。
「神に似ている?」
「わたしが?それはなんとも言えないよ。」
ストロベリー。
「自分が神に似ていないと絶望した人もいたほど。」
くっきー。
「それについては自問自答。」
ソフィア。
「自分に対して問いがあるのみ。」
ストロベリー。
「飛行錯誤して進むのみ。」
「休日を楽しんだら。」
「次に向けて準備。」
くっきー。
「するべき事は分かっている。」
「とにかくそれからやるんです。」
ストロベリー。
「仕事ってそういう指針も示すのでは?」
ソフィア。
「おっと確かに。」
「労働倫理について不足していませんか?」
ストロベリー。
「職務とは定まった務め。」
「その人に本来定まっている。」
くっきー。
「職務意識と言って。」
「その職業に従事する人に特有な気持ち・考えがあるよ。」
ソフィア。
「仕事・労働を肯定する。」
ストロベリー。
「職務を肯定する。」
くっきー。
「仕事そのもの。」
「これを肯定する。」
「仕事を批判・否定すると悪い具合になりがち。」
「肯定を繰り返していく。」
ストロベリー。
「すぐにあなたの結論に辿り着く。」
「これが労働倫理の奥義。」
くっきー。
「女性ってなんだろう?」
ストロベリー。
「本来の女性という存在がある。」
ソフィア。
「本来の姿に沿っているか?」
「本来の存在であるか?」
くっきー。
「わたしはきちんと女性であるのか?」
「本来・本当の女性であるのか?」
「正真正銘女性なのか?」
ストロベリー。
「女性の原点に立ち戻り。」
「自分を見直して。」
「本来の女性に沿うようにする。」
ソフィア。
「そうなると。」
「試行錯誤あるのみですなー。」
くっきー。
「お手本に困るよね。」
「神様に尋ねてみようか?」
ストロベリー。
「それは名案!!」
「屋根に上がって祈ってみよう。」
みんなで屋根裏部屋から天井に。
簡易的な祭壇があり。
三人娘は祈りを捧げました。
天啓があるといいですね。
ここがわたしたちのはじまり。
三人娘が風に吹かれて。
美しく照らされます。
舞台に上がったかのように。
天から目立つ位置にて。
太陽と青空が透き通った。
素敵な日でした。
20
蝋燭を灯して夜会。
怪しい炎が綺麗に揺れる。
くっきー。
「幅広い知識を得る。」
「教養の広さ。」
「雑学。」
「ジーニアスという存在があなたの元に来た時。」
「化学反応を起こして作品にしてくれる。」
「芸術家がジーニアスなのではなく。」
「ジーニアスという名の聖霊が。」
「創造性は自分が主体ではない。」
「ただ。」
「ジーニアスという名の存在が。」
「化学反応をもたらす。」
ソフィア。
「才能も真理を見出した者に屈する事もある。」
「真理を買えばいかなる才能にも勝利するだろう。」
ストロベリー。
「サッカーの天才とボールと一体化した王者。」
「どちらが強いか見物ですな。」
くっきー。
「ワールドカップですか。」
「条理を操る術があれば。」
「天才相手でも隙があるよ。」
ソフィア。
「生まれつきの才能に頼り切って依存しているようでは。」
「進歩がありません。」
「一回でも負ければ終わります。」
ストロベリー。
「鳶が鷹を生む。」
「鷹と怪鳥どっちが強い?」
ソフィア。
「そういう意味です。」
くっきー。
「才能を求めよ。」
ストロベリー。
「求めよ、さらば与えられん。」
ソフィア。
「叩けよ、さらば開かれん。」
くっきー。
「尋ねよ、さらば見出さん。」
ソフィア。
「正教は人を本来の姿にしてくれる。」
「宗教?有神論はどうしてもこうなります。」
ストロベリー。
「クリスチャンは忘れていませんか?」
「主の御名によって祈る者はいるでしょうか?」
くっきー。
「三位一体。」
「キリスト教で。」
「父(神)と子(キリスト)と聖霊は。」
「唯一神の現れであり。」
「元来一体である。」
ソフィア。
「いいえその点は大丈夫かと。」
「エノクのような信仰心の強い者はいるでしょう。」
ストロベリー。
「それを聞いて安心した。」
「会話劇でもする?」
くっきー。
「ワンちゃんに。」
「ビスケットを投げつけた!」
「食らえ!」
ソフィア。
「パクッと食べました。」
ストロベリー。
「これでも食らえ!」
「てやー!!」
くっきー。
「ワンちゃんはそれを食べ尽くす。」
ソフィア。
「相手は大食いか・・・。」
「これは手強いな!」
くっきー。
「打つ手が無いよ。」
ストロベリー。
「なでなでする手がある。」
ソフィア。
「なるほど確かに。」
くっきー。
「ワンちゃん尻尾ふりふり。」
ソフィア。
「戦いに勝った。」
くっきー。
「経験値入るよね?」
ソフィア。
「入らないと思う。」
「でも楽観的になった。」
ストロベリー。
「正教は大切。」
「人の中心。」
くっきー。
「神様と和解できるといいね。」
ストロベリー。
「蛇によって騙されて。」
「神様を誤解している人という存在よね。」
ソフィア。
「遠くの国ではそんな感じだそうで。」
「本来の人の定義に戻りたいのなら。」
「そうするしかない。」
くっきー。
「神様は選んでくれる。」
「預言者エレミヤと同じ道を辿るけれど。」
「信仰者が求めるならば。」
ストロベリー。
「人はいつまでああしているのか知らない。」
ソフィア。
「少なくとも私達の国ではああしていない。」
くっきー。
「無神論も信仰なり。」
蝋燭がいきなり消える。
燃料切れか。
不具合によるもの。
ソフィア。
「おお!蝋燭よ。」
「もう終わりの時か!?」
ストロベリー。
「このくらいにしなさいという意味よ。」
くっきー。
「じゃあおやすみ。」
ソフィア。
「蝋燭が知らせてくれるとは。」
「霊異なるこの世界。」
ストロベリー。
「素直にベッドイン。」
くっきー。
「一緒に寝てもいいよ。」
ストロベリー。
「三人は入らないわよ。」
くっきー。
「そうだよねー。」
ソフィア。
「残念無念。」
出だし好調な修行時代。
まずは土台から。
真面目に行きますよ。
わたしに愚者になれなんて無茶な注文です。
すっかり夢の中。
ああハトさんこんにちは。
何をするつもりですか?
ああ・・・!!ハトさんが!そんな!?
21
今日は王国祭。
戦闘機が空を舞っています。
旅芸人や仮装大会。
露店から花火。
珍品の行商。
路上アーティスト。
音楽家や遊戯グループまで。
いっぱい集まって楽しんでいますよ。
くっきー。
「祝日もイベントがあるよね。」
ソフィア。
「何かしらの楽しみを創り出す。」
「この国の伝統ですよ。」
くっきー。
「するべき事を先にやって。」
「後で楽しむ方法もある。」
ストロベリー。
「祝福された人は幸いよ。」
「ノアとその子孫は祝福されているから。」
小雨があって。
虹が出た奇跡の日。
聖書に記された証が目の前に広がっています。
美しいです。
とっても。
人にも美があるのでしょうか。
この国ではたまに見かけます。
くっきー。
「ああ!背きの罪と善悪の木から取って食べてごめんなさい!!」
ストロベリー。
「出来心でした。」
「命令を守ることができませんでした。」
ソフィア。
「命令を守れなくてごめんなさい。」
三人娘はいつの間にか祈っていましたね。
広場では公開バーベキューがありまして。
行き着きました。
高級なお肉や新鮮な野菜を振舞っていて。
数に限りがあったのです。
ギリギリセーフ。
くっきー。
「楽しみなしに人生は語れないよ。」
ストロベリー。
「喜び無くして成り立ちません。」
ソフィア。
「彼らにとって。」
「生活そのものが楽しみで喜び。」
くっきー。
「様々な出来事で培われて進化を得ていく。」
「余裕があったら遊んでみる。」
ソフィア。
「楽しみは用意されているし。」
「喜びは世界に溢れている。」
くっきー。
「わたしは遊んでみることにしたよ。」
「自分も楽しみ他人も楽しむ。」
「そんな遊びでいつの間にか歓喜になっている。」
「子供の頃。」
「遊んでいました。」
「大人になるとそれを忘れて遊ばないんです。」
ストロベリー。
「子供の頃に遊びを置いてきて。」
「大人になると遊びを忘れる。」
ソフィア。
「真面目にふざけてみたり。」
「真面目に遊ぶ。」
「大人の遊び。」
「子供の頃に忘却した。」
「喜び。」
くっきー。
「大人は子供の頃のように遊ばない。」
「わたしはもっと遊んでみようかな。」
「もちろん怠慢はしません。」
いろいろ歩き回って。
コマで大会をしていたり。
カードゲームの大会も同時にあり。
夜にはオンラインゲームの世界大会まで実況していたり。
計画表がぎっしり。
昼間は踊り子やダンサーが多く。
この日は自販機が半額なんですよ。
お店では無料でお菓子を配っている所があり。
着ぐるみでふざけている人も。
馬鹿やって踊る狂う集団もいたり。
それでもみんな趣旨を理解しているので。
変な事はしませんね。
くっきー。
「人々が幸福でいられるように王様が受け継いできた伝統。」
ストロベリー。
「これを守らなければ王様ではないとまで。」
ソフィア。
「王様にとって民は大切な存在。」
くっきー。
「民は王様に仕えています。」
「王様は民の為に存在するからね。」
ストロベリー。
「聖王よ。」
「騎士達が馬を乗り回している。」
「美しい鎧を着て。」
ソフィア。
「民の為に国王はあるから。」
「それが大前提。」
くっきー。
「これを王道と呼びます。」
この国では「プレジール」という文化があり。
人々の幸福についての探求が深いのです。
子供の頃に置いて行った遊びがここにあります。
苦難や試練で培われる人にこう記しておきます。
日本の河野進牧師の詩です。
病まなければ。ささげえない祈りがある。
病まなければ。信じえない奇蹟がある。
病まなければ。聞きえないみことばがある。
病まなければ。近づきえない聖所がある。
病まなければ。仰ぎえない御顔がある。
おお。病まなければ。私は人間ですらもありえない。
苦難の時に人は試され。
人は問われるものです。
それは導きかもしれない。
罰だとしても赦しがある。
赦されない罪はないのです。
へとへとです。
お祭りに巻き込まれて。
いろんなお祭りの集合体ですので。
屋台から軍事パレード。
戦車や戦闘機が空中で遊んでいたり。
花火の連発から。
宝探しまであり。
訪ね歩きという。
ターゲット発見イベントとか。
印が付いた人がスーツの証の人から逃げる遊びまで。
珍品がここぞとばかりに溢れて。
旅芸人がいろんな技を繰り出し。
マジシャンだらけ。
こんなに凄い国があるんですよと。
宣伝の意味があるからです。
ふらふらになって帰宅。
くっきー。
「凄い賑わいだったね・・・・。」
ストロベリー。
「圧倒されたわ・・・。」
ソフィア。
「一度巻き込まれると生還できん・・・。」
くっきー。
「もうわたし倒れておくね。」
ストロベリー。
「オーケーワタシもタオレマスヨ。」
ソフィア。
「休憩は必要ですよ・・・。」
しばらく倒れてから。
祭壇に行きました。
わたしの歩みは確かにされています。
道は遠くても旅行のような。
旅行のような道を。
ただ神と共に。
王国祭は花火と閃光弾が炸裂したことによってフィナーレを迎えました。
ひとつの終わりとひとつのはじまり。
わたしのひとつの時代は刻まれて・・・。
22
休日。
公園でのんびり。
丘の上。
木々が生い茂った自然公園。
ハトがいっぱい歩いていて。
人もけっこういる。
土と草木とあずま屋がある。
自然そのものを残した公園。
ぽかぽか陽気。
くっきー。
「幸せ。」
「あなたは?」
ソフィア。
「幸せの形は人それぞれ。」
「幸せと言ってテンプレートを求めると良くないかも。」
ストロベリー。
「幸せ?」
「幸福のテンプレートは避けたい。」
「幸せを見つけるまで探してみよう。」
くっきー。
「わたしが答えてあげる。」
「祝福すべき。」
「幸福を祈ること。」
「もしくは。」
「神から幸福を与えられること。」
ストロベリー。
「幸福を祈ればいいのね。」
ソフィア。
「神様から幸福を与えられるのね。」
くっきー。
「私は知っています。」
「幸福を祈ること。」
「神様から幸福を与えられる。」
ソフィア。
「これって宗教的に認められている事実じゃないですか。」
ストロベリー。
「わたしたちが無知なだけなのね・・・・。」
くっきー。
「博識と良識がわたしの武器だー。」
騎士が馬に乗って散歩しています。
武器を持って。
インスタ映えさせちゃう。
サービスをする美しき騎士。
馬でとんでもない動きをしてみせる。
暴れ馬だと思ったら。
訓練された馬で。
曲芸を披露。
拍手喝采。
女性騎士でした。
ソフィア。
「封建制度は男性にとって最高のものらしい。」
「男性の美があったりする。」
「それぞれ信条があって。」
「大切にしていたものを賭けて戦っている。」
「でもこれって。」
「男性にしか理解できないものなんですよね。」
くっきー。
「女性から見るとわからないよ。」
「いろいろやってみて。」
「試行錯誤して。」
「はじめてわかるんでしょうけれど。」
ソフィア。
「むかしのひとのほうが大人だったことは確かです。」
「真剣勝負の繰り返しですから。」
「いまでは大人を維持できるか?」
「これが試されています。」
くっきー。
「女性も負けてられないよ。」
「怠慢を犯した女性は置いてけぼり。」
ストロベリー。
「剣を握った者しか分かるまい。」
「剣も握らずああだこうだ理屈はもういい。」
「私は久しぶりに剣を振ってみることにした。」
「地下鍛錬場に行くしかない。」
ソフィア。
「武器も扱ったことが無いのに。」
「よく理解したと言えるもんです。」
くっきー。
「しょうがないよ子供だし。」
ストロベリー。
「武器を持ってから否定したり批判するならともかく。」
「武器も持たずにいろいろ語るのはやめてほしいわあ。」
ソフィア。
「あなた方は自称知者の事を非難しているのか。」
「批判・否定されないから正しさについての悟りがない。」
くっきー。
「そのとおり。」
ストロベリー。
「なぜ?」
「戦争や争いはいつの時代にもあるから。」
「忘れないように。」
「訓戒として。」
ソフィア。
「現代人は訓戒を忘却しているような。」
「自分達の栄華に酔いしれているのか。」
ストロベリー。
「戦う事が人よ。」
くっきー。
「戦士の発言です。」
「一般市民はどうするのです?」
ストロベリー。
「応援していてねー。」
「私達が片づけるから。」
くっきー。
「うん。」
「みんなで応援が出来る。」
「私達で片づければいいわけだよ。」
ソフィア。
「邪悪な者がいた場合。」
「戦って滅ぼさないといけない。」
くっきー。
「主権の為です。」
ソフィア。
「平和と言って戦う事を放棄する?」
「戦わない事が平和?」
「戦いをみんなが辞めれば平和?」
「それは妄想ですよ。」
くっきー。
「相手は自分の為に戦うんです。」
「こちらも同じでしょ。」
ソフィア。
「彼らの言う平和ってなんでしょうか?」
「戦争に反対しても戦争の世界はある。」
ストロベリー。
「平和?」
「対岸の火ですか?」
「あれが。」
「矛先が我が国に向いてないだけです。」
「戦争はいつでも準備しています。」
「最高の解決策は最強の戦闘機を配備すること。」
「i-3戦闘機がロールアウトしたから。」
「今後の戦闘機は実際の戦闘力で試される。」
「性能だけでは限界があるから。」
くっきー。
「超兵器を持てば30年くらいの平和は確保できるよ。」
ソフィア。
「義戦のみに絞ってみてはどうか?」
くっきー。
「賛成。」
「それなら文句は無いよ。」
ストロベリー。
「義戦?素晴らしい。」
「義の為にだけ戦うのです。」
「これなら神様もお許しになられるはず。」
くっきー。
「主目的は平和という事になりますか?」
ストロベリー。
「ただ自分の為に戦うだけでは有意義とは思えない。」
「そういえば無益な戦争なんてあったかしら?」
ソフィア。
「戦うことで進歩してきたのでは。」
くっきー。
「生活用品を作る科学。」
「元々は兵器だったものが多い。」
ストロベリー。
「みんな自分達のために戦うから。」
「平和の道を見出す為に。」
「私達は平和の道を知らない。」
「見つける過程で幾度も戦うことになりそうですなあ。」
くっきー。
「最後に平和の道を見出して。」
「平和の道に入って歩めばゴールに行く?」
ソフィア。
「そのためにやってほしい。」
「義戦ですよ。」
「これから何が間違っているか。」
「何が悪か一目瞭然。」
くっきー。
「これを実行できるよね?」
ストロベリー。
「それなら大丈夫。」
「この国の人々は思っている以上に賢明なんだから。」
「実際に体験したから。」
「そこは楽観視してもいいのでは?」
ソフィア。
「ううむ有益な議論であった。」
ストロベリー。
「メモしておこう。」
くっきー。
「ハンバーガー買ってくる。」
10分後に戻ってきました。
ストロベリーが変なポーズをして。
両手両腕。
足まで。
肩や頭に。
ハトがとまっていて。
全身ハトの駐留場。
ストロベリー。
「ああ・・・はやかったわね。」
くっきー。
「素晴らしい彫刻にしたい。」
ソフィア。
「既にこの街には銅像がいっぱいあるよ。」
ストロベリー。
「ちょっと動けないのよ・・・。」
「自分でもおもしろくて。」
くっきー。
「じゃあ眺めているね。」
ストロベリー。
「ちょっと!ずっと見世物でいられるわけじゃないわよ!」
ハト飛んでいく。
ハト一周して着地。
ハンバーガーをさんにんで食べながら。
のんびり風に当たって自然を満喫。
いろんなお花も咲き乱れる。
綺麗な丘の上で。
休日を楽しんで。
いつもの日々へ。
いつもの光景が少しだけ。
しあわせになりました。
幸福をただ祈ります。
あなたも幸福を祈ってみては?
なーんて♪
23
三人娘。
最近はファンとスポーツをやったり。
お茶会をしております。
せっかく自分を好きになってくれた人たちなので。
大切にしようと思ったのです。
くっきー。
「みんなで遊ぶのは楽しいね!」
ストロベリー。
「歓喜の極みよ。」
「優雅な楽しみ。」
「甘美なひととき。」
ソフィア。
「みんなで楽しむのはこの世の極みでしょうか。」
「こんな光景は幸福の形ですかね。」
くっきー。
「きっとそうだよ。」
「これは尊いもの。」
ストロベリー。
「かつてすべてを手に入れた人がいました。」
「その人はすべてを手に入れたら虚しくなったと証言しています。」
ソフィア。
「確か聖書で書かれていましたよね。」
くっきー。
「そういうものなんだー。」
「神の価値基準と人の価値基準は異なるんだね。」
ストロベリー。
「それを知っているから尊いものを追い求めようとしたのかしら。」
ソフィア。
「そうかもしれませんね。」
くっきー。
「これはわたしたちの結果だよー。」
三人娘はコミニティ。
交流会なるものが実現していて。
たまにファンと遊んでいるのです。
すべてのファンを相手にはできませんが。
特に心がこもったひとたち。
ファンクラブの人に働きかけて。
なるべく多くの人と一緒に楽しめるような企画をするのです。
カラオケ大会とか。
句会とか。
有志を集めてパーティーとか。
大勢を相手にできる企画をするのです。
くっきー。
「かつての聖者シュバイツァーは。」
「自分が恵まれていると悟って。」
「それをみんなに分け与えるため。」
「医療の道へ進み。」
「アフリカに渡りました。」
ストロベリー。
「お手本よねー。」
「そのとおりだと思うわ。」
ソフィア。
「人として立派です。」
くっきー。
「見習わなきゃ。」
「偉人はお手本。」
「わたしたちも同じ想いだよ。」
ソフィア。
「人の価値判断の中に幸福は無いのかもしれないと思いました。」
くっきー。
「神の価値判断の中に答えとしあわせはあると私は思ってます!」
ストロベリー。
「本当のことかもしれないと。」
「いつも勘があるのよ。」
くっきー。
「真実に価値があるものとはなんでしょう?」
ソフィア。
「社会的成功はどうも虚しさに行き着きますよね。」
「やはり人の価値基準は神の価値基準とは異なりますね。」
三人娘はいつからか。
尊いものを追い求め。
捜しています。
もっと見つかるといいですね。
神学の充実により。
人の歩みは確かにされました。※詩編37-23。
人の道は明らかにされ。
喜ばれています。
今日はファンとたくさん遊びました。
このような事が人伝えに広まり。
人々の間で幸福度が上がり。
社会も明るくなりました。
実はこの国のニュースや新聞は。
大半が良いニュースしかやりません。
明るい話題しか提供しないのです。
文化が栄える末永くを目指したこの国。
有史以来敵国に屈したことのない。
世界屈指の優れた国。
この時代も美しいですね。
神より祝福されし人類。※創世記9-1。
それをみんな決して忘れてはいません。
神との和解をした人々は。
今日も街を行き交い。
国とひとつに。
みんな共同体。
それがこの街。
大好きな私たちの街なのです。
24
仕事中。
お昼休みになり。
喫茶店で三人娘が集合。
くっきー。
「思ったけれど。」
「生活に関する技能を高めていくと。」
「かなり余裕が出るよね。」
ストロベリー。
「戦略・戦術って感じ?」
「生活において優勢を保てるといいわあ。」
ソフィア。
「無策でやらないから。」
「考えもなしにやってない。」
くっきー。
「人は正しく定められたが。」
「人は自分勝手に解釈して混乱させる。」
「正しい行動・選択が自動的に出来る筈なのに。」
「理屈を付けて探し求める。」
「人の歩みは神様によって保障されているから。」
「正しく造られているのに。」
「自分勝手に解釈して自分を混乱させていく。」
ストロベリー。
「たぶん理解として合っていると思うわ。」
「仕事に関して自然由来の解釈がある。」
「仕事に対して変な捉え方をするとかえってよくないけれど。」
ソフィア。
「労働に関する正しい解釈なんてどこにも売ってないから。」
「私は困ったなあ。」
「公表できないか。」
くっきー。
「仕事に対する正しい解釈かあ。」
「誰も研究してないよね。」
ストロベリー。
「仕事とは?なんていう問いから理解に至る。」
ソフィア。
「生活もそう。」
「まず土台を固めてからいろいろできるようになる。」
くっきー。
「まず糧を確立しないと動けないもんね。」
「それは言えている。」
ソフィア。
「能力次第でなんとかなったり?」
「才能?」
「凡人とか言って言い訳してみたり。」
ストロベリー。
「凡人と言われた者達。」
「本当に凡人であるならば。」
「数合わせにされてしまいそう。」
「凡人は才を求めたりはしない。」
くっきー。
「才能で苦悩するのは雛鳥という意味です。」
「成長さえ続ければ大鷲になるよ。」
「雛鳥という自覚が無いから。」
「事を焦っているのだと思う。」
ソフィア。
「いつか大鷲になるのなら。」
「アヒルより劣っていてもいいよ。」
ストロベリー。
「才能があるかないかではなく。」
「能力の強弱だから。」
「一定以上あれば才能があることになる。」
くっきー。
「さらに一定の限界を突破していると天才とか言われるよ。」
ソフィア。
「さて挑んでみる勇者はいくらくらい?」
「私はいろんな人に習っているから。」
「才能とか関係ないけれど。」
くっきー。
「きちんと訓練を受けた人は才能とか関係ないよね。」
「きちんとした教えを受けた人は才能とか無視できる。」
ストロベリー。
「たとえば戦闘機で言うと。」
「機体性能に頼っている戦法では簡単にやられる。」
「機体性能の限界以上を引き出す戦い方を教えられていれば。」
「敵にとってはそんな難敵は存在しない。」
くっきー。
「実はわたしも才能才能言っているけれど。」
「教えを受けて訓練した結果。」
ソフィア。
「才能ってもはや古い概念で。」
「きちんとした訓練が物を言うみたいですな。」
ストロベリー。
「要点は誰から教えを受けるか?ということね。」
「歴史上の偉人?」
「または天啓によるものか。」
「自分で訓練するってこと。」
料理が運ばれてくる。
ドリンクを飲みながら。
次の仕事に備える。
くっきー。
「生活基盤の確立。」
「地盤を固めてしまえば。」
「好きな事がいっぱいできるよ。」
ストロベリー。
「まあ攻略方法とか。」
「あるわけよ。」
ソフィア。
「攻略本があるといいね。」
くっきー。
「とにかく自由が与えられると迷子になりやすい。」
「自分で灯りをつけて進んでみよう。」
ストロベリー。
「つまりは厭世主義は禁物よ。」
ソフィア。
「どう見ても楽天主義が合理的なような。」
くっきー。
「人生の暗く苦しい面には目を向けず。」
「現実はすべて善で。」
「人生は楽しいものであるとする立場。」
「くよくよせず。」
「何事も楽天的に見る考え方。」
ソフィア。
「世の中を楽観すること。」
「あくせくしないこと。」
「のんきなこと。」
ストロベリー。
「楽天家。」
「すべての物事を明るくのんきに考える人。」
「楽天的な人。」
くっきー。
「対義語が厭世主義。」
「この世や人生をいやなもの。」
「生きていくのにあたいしないものと思うこと。」
「世界・人生は生きる意義・価値がないという考え。」
「厭世観。」
ソフィア。
「合理的なのは楽天主義でしょう。」
くっきー。
「なぜ悲観しないといけないの?」
「悲しむ者は慰められる。」
ソフィア。
「生きるために食べるべきで。」
「食べるために生きてはならない。」
ストロベリー。
「ただ生きるだけが目的ではなく。」
「人として存在する為に糧を得るのであって。」
「糧を得るのが目的ではない。」
ソフィア。
「仕事は生きるための手段であって。」
「目的ではない。」
「という意味です。」
くっきー。
「わたしの目的はどこかにあるんだなあ。」
「仕事はわたしの目的ではない。」
「生きる為の手段だから。」
メモ帳に書き記して。
料理を食べ始める。
おいしく頂いて。
何気に高いメニューでした。
お財布には余裕がありますが。
お金に嫌われると損失が多くなりがちです。
喫茶店の前で別れました。
夕方になって三人娘は帰還して。
自分の目的を探しています。
仕事は生きていく為の手段であって目的ではないから。
みんな知っていて。
自分の「何か」を探し求めて。
日々を送っているのです。
仕事は順調。
それ以上を目指してみます。
きっと何かが見つかるでしょう。
こうした中で。
自分が見つかるのです。
女の子たちも確実に。
捕捉しているから。
後は撃ち漏らさないように。
するだけです。
25
首脳会談G10。
各国の代表が集まって。
意見交換や会議。
じっくり話し合う場がこの国に設けられたのです。
なんと。
三人娘が呼ばれました。
豪華な吹き抜けの二階ホールにて。
政治家。
「あなた方が噂の新星。」
「なるほど。」
「雰囲気が良い。」
ストロベリー。
「へつらっているのか?」
政治家。
「次の世代はあなた方が担うかもしれない。」
くっきー。
「お世辞にしては上品です。」
政治家。
「この国にはこの人達のようなきれものが大勢いらっしゃるようで。」
「おそるべし。」
ソフィア。
「試したのかな?」
政治家。
「ありのままに表現したかった政治家の趣味ですな。」
ストロベリー。
「では褒め言葉として受け取っておきます。」
首脳同士での議論が終わり。
意見交換のステージ。
三人娘に出番がまわってきて。
全員の前で意見を述べます。
テーマは「次の世界」
くっきー。
「次の世界とは?という問いが大切であって。」
「向上心こそがテーマとなります。」
ストロベリー。
「ローマは一日にして成らず。」
ソフィア。
「常に新しいもの。」
「新たなもの。」
「次の時代を考察する。」
「この姿勢自体が人類にとって有益だと思うのです。」
くっきー。
「そうした中で発現したヒントを基に。」
「世界は指針を持つようになり。」
「時代が創られていくのです。」
ストロベリー。
「答えはありません。」
「でも。」
「人類の向上心そのものが尊いのです。」
中々の拍手。
次に別の名人たちが意見を述べ。
首脳陣が会議のち。
G10は終了しました。
ニュースでも流れたらしいです。
三人娘は割と定評があって。
有力者のひとつになっております。
それで。
観光関連。
国の広報に転職してはどうかとお誘いがありました。
くっきー。
「いまは好きな事していたい。」
ストロベリー。
「でもそのうち行こうかしら?」
ソフィア。
「そう判断を急ぐ必要はないですよ。」
くっきー。
「そのとおり。」
「いまはわたしのやりたい事。」
「でも正式に広報に行くと。」
「わたしの目的がそこにあるかもしれない。」
ストロベリー。
「わたしには野望がある。」
ソフィア。
「まだ実力不足だと思うので。」
「そんなに生き急いだりしません。」
くっきー。
「ゆっくり急げ。」
三人娘の人気は確かにあり。
さりげなく女性を魅せ付け。
アイドルのお誘いもあるほど。
でも。
いまは。
訓練が終わっていないと思うのです。
それからでも遅くはないし。
訓練が終了するのはもうすぐだと思うからです。
聖書でも。
「訓練」という言葉が出てきます。
神の訓練とも呼ばれるそうで。
わたしはまだ訓練を終えてないからです。
今日も頑張っています。
くっきー。
「わたしはここにあります。」
ストロベリー。
「自分はここにある。」
ソフィア。
「私はここにあって。」
「然るべき場所へ赴く。」
風が吹き抜ける太陽の下で。
古き良き歴史がいまも生きる。
人が築き上げてきた歴史。
歴史を結果論で見てはいけない。
いまも先人たちの結果のひとつ。
むかしの人が創ってきて。
わたしたちが受け継いできたもの。
それでもなお。
いまでも創られ続けている。
この国がやがて黄金時代になるとは思わなかった三人娘。
しかも自分がその一角を担うとは思いもしなかったでしょう。
やがて来るその時に向けて。
訓練に励む女の子さんにんです。
26
半年経ちました。
くっきーは働きが良く。
お花屋さんの次期店主に指定されました。
ストロベリーは身分が高い喫茶店の店員であり。
不思議な魅力で人気を獲得しました。
正規社員で働いています。
ソフィアは絵本作家になりました。
三人娘は自由を満喫しています。
そこに手紙が送られてきました。
くっきー。
「お母様からの手紙だー。」
ストロベリー。
「あたしも。」
ソフィア。
「私のところも。」
次期領主が思ったより簡単に決まりました。
あなた達はそれぞれの持ち場で頑張ってるようですが。
帰ってくることもできます。
わたしたちは身分相応の手柄を立ててもらいたく思っており。
根付いたその場所で何らかの成果が得られるのなら。
完全に自由にしたいと思います。
くっきー。
「若いうちに自由にして。」
「熟練したら重役に就かせる。」
「そういう作戦だね。」
ストロベリー。
「なんですと。」
「育成計画がきちんとしてるよね。」
ソフィア。
「そういうことですし。」
「それぞれ成果を上げて。」
「果たすべき義務をこなしましょう。」
それから。
三人娘は仕事に励んで。
働きが良いくっきーは知られるようになり。
人気店員のストロベリーは雑誌の取材を受けたり。
ソフィアの絵本は小ヒットしたりと。
活躍しました。
なので。
くっきーの読み通りに。
育成計画がきちんとなっているようです。
三人娘の自由な日々は続き。
綺麗な空は。
自由に生きる少女たちへの贈り物のように。
晴れ渡っています。
END