深夜、宇宙調査用の探査機から報告があり。
地球の直撃コースを取る隕石群が確認された。
同時刻、地球に突撃する彗星が確認された。
スーパーコンピューターの計算により、地球に直撃の判定が出た。
この事態を重く見て、直前まで未発表のまま。
未来の天変地異を迎えることになった。
機密情報が漏洩すると、国民が錯乱するため。
また、かすめた軌道を取った際の責任を逃れるため。
誰にも報告しない情報の閉鎖が選ばれた。
しかし何者かが、天変地異の前兆を告げ口してしまい。
証明されないまま。
スーパーコンピューターは地球への直撃という判定を出し続けていました。
1
アリストテレス自然学。
原因というものが存在すること。
また、その種類はわれわれの主張する数、四つだけあることは。
明らかである。
というのは、なぜ?という問いは、本来それだけの数の事柄を包容しているからである。
すなわち、この、なぜ、という問いが最後にそこへと帰着するのは。
つぎの四つのいずれかである。
一。
問われている当のものが、なんであるか、ということ。
運動変化をもたないものにおいてはとくにそうである。
たとえば、数学のばあい。そこでは、なぜ?という問いは。
最後には「直線」「通約可能なもの」そのほかのものの、定義へと還元されるから。
二。
運動変化を最初にひき起こしたもの。
たとえば、なぜ彼らは戦争をはじめたか?
という問いは、相手が略奪したから、というふうに答えられる。
三。
なんのために、ということ。
たとえば、支配するために、という答え。
四。
生成するものにおいては、そのものの質料、素材。
結論。
かくて、原因には、これらのものがこれだけあることは明らかである。
そして、原因には四種類のものがあるのであるから。
そのすべてについて知ることが自然学者の課題であり。
彼は自分が扱うものについての、なぜ?という問いを。
これら質料、素材、形相、始動因、目的の全部に還元させることによって答えるならば。
自然学として適切な仕方で説明を与えたことになるであろう。
一部、引用。
天文台。
別館にて。
図書室、資料館になっている。
未称。
「この世の事柄については、九割が偶然。」
「どんな運命論者も、原因から決まっていると言うので。」
「偶然を認めていることになる。」
「決められた展開とは反対のことが起きても問題ないので。」
「どんな論説を作っても、偶然をまったく除外できない。」
真利。
「実際、多くが偶然で成り立っているので。」
「運命論ですら、偶然の産物か、偶然の集大成ということになる。」
「偶然が決定を覆しても、何の問題もないから。」
絵夢。
「惑星は循環しているので、既に四つの原因を持っている。」
「自然の循環から人間は影響を受けて。」
「活動して、たまたま他人の行動や言動と被るので。」
「偶然に何か意味があるとか、偶然に説明をつけているだけ。」
未称。
「運命論とは偶然につけた作品の名前ってことですね。」
真利。
「偶然に理屈をつけたり、偶然そうなったからと言って。」
「肯定したり美化したり、その繰り返し。」
「科学が入った瞬間に、中身がないものでしょ。」
絵夢。
「経験論も、偶然の積み重ねに過ぎませんよ。」
未称。
「素人の哲学者や素人の探偵になるくらいなら。」
「まず科学者になれってことですね。」
真利。
「というわけで、この世で起こるものは、偶然に対して。」
「いろんな考えで名前をつけたってものだけで。」
「惑星の循環と、それに組み込まれた人間が繰り返す。」
「特に意味も理由もない運動ってことですね。」
絵夢。
「偶然そのものは原因とはならないけれど。」
「結果として偶然と言われることはたくさんありますね。」
未称。
「目的を達成しようと試みている最中に。」
「その行動から、出てくるおまけみたいなものですね。」
真利。
「人の行動から、偶然が出てくるってことですよ。」
絵夢。
「人の行動は、事前に思考がありますね。」
「目的までの途中経過で。」
「行動についてくるものが偶然と呼ばれます。」
未称。
「偶然は原因ではないので、勝手に起きたものは。」
「他人が何らかの目的を持って行動して。」
「それにある程度巻き込まれているので。」
「勝手に起きる、偶然そうなった、と言えるのです。」
真利。
「他人の活動に巻き込まれたり、他人の目的の達成に巻き添えを食らっていると。」
「やはりそれは偶然と呼ばれます。」
絵夢。
「あるのは、自然の循環、惑星の循環と、それに組み込まれている人間。」
「その中で、他人の何らかの活動と交差すると、勝手に何か起きた。」
「つまり偶然そうなったとか、はっきり言えますね。」
未称。
「他人との交差なので、勝手に起きるのであって、予想外の結果になったとか。」
「そういう議論にはなりません。」
「他人の行動の結果、影響を受けたのであって。」
「それを偶然と呼ぶのですが。」
「勝手に理屈をつけて、何か意味があるとか。」
「言ってしまうのが問題なんですよ。」
真利。
「他人に押し出されたり、活動の中で交差しているうちに。」
「何かと起きるので、それこそが偶然であり。」
「それにいちいち名前をつけるのが問題ですよね。」
未称。
「他人が何かしたから、その影響を直接受けて、何らかのことになった。」
「それ自体に意味がなく。」
「科学的に言えば、目的同士が交差してすり抜けた、それだけなので。」
「神秘とか、運命とか、変な解釈をしている方が問題なんですね。」
真利。
「今すぐできるのは、偶然に意味を持たせない、意味付けしない。」
「いちいち豪華絢爛なタイトルをつけないことですよ。」
絵夢。
「雨が降っても、強風になっても、それは惑星の循環によるものなので。」
「自然の中にいる人間は、どうしても対応しないといけない。」
「なのに、それに変な解釈をつけるのが、あまりにもおかしいんですよ。」
未称。
「すべては決まっていると言い張っても、彼らの言う決定の反対が起きても。」
「まったく問題はないし。」
「すべては必然という考え方も、まったく偶然の要素を排除できていないことがわかる。」
「前提に明らかな偶然があるので、それを必死に否定しようとしているだけで。」
「理論の順番が違うだけ。」
真利。
「前提に偶然は明らかにあるので、いくら否定しても取り除けない。」
「ということで、いくら頑張っても、人間は偶然を認めてしまうのでした。」
絵夢。
「少なくとも、未来予知ができると言って、今日の天候を完全に予想できる訳ではないし。」
「嵐が来ても、その人が決めたように変化した訳でもない。」
「大雨になっても、やはり、この時点で、偶然を認めていることになる。」
ダミーとして持ち歩いていた。
バッグのポケットの中にあったUSBフラッシュメモリがない。
スマートフォンは金属の鎖で繋がってるため。
狙われなかった。
職業によるものなのか。
よくUSBメモリを盗まれます。
そこら辺に置いておくと、すぐなくなる。
自宅に丸出しで置いておくと。
すぐ窃盗に入られて盗まれる。
持ち歩いていると。
盗もうと隙を伺って来る。
バッグの中に入れていたUSBメモリは盗られていました。
目を離した隙に、部外者がバッグに突っ込んできて。
素早く盗んだ。
残念ながら、フラッシュメモリの中は自爆マルウェアです。
実行すると、パソコンが異常動作をして。
CPUに過電流を流して破壊します。
普段は、クラウドストレージを使っているので。
機密情報が入るかもしれないUSBフラッシュメモリに対して。
一獲千金狙いの窃盗犯が多過ぎです。
犯罪心理学は祖父から習っていて。
犯罪者って、作られるパターンと、デタラメから出るパターンと。
いくつかあるんですね。
犯罪心理学は、善悪に依存しない人間観を構築できる。
利点が多い。
盗まれたのは百円ショップのフラッシュメモリ。
差し込むと、過剰な電流を要求して、自ら発火します。
どうでもいいものが盗まれた。
まあよくあることですね。
悪とは何かについて問われると。
なんか悪い何か、という回答になっていないものが来る。
それでは悪についての知ったかぶり、というより。
悪の定義がまったくできないことを意味している。
しかも世界には善人なんていた試しがない。
善悪二元論は時代遅れ。
古い思想。
未称。
「善悪を用いない判断はいつも素敵。」
真利。
「何でも善悪で考えてやんの!」
絵夢。
「善悪を基準に考えるとか、馬鹿ですか?」
未称。
「善悪って何ですか?」
真利。
「善悪にはいろいろな考え方があります。」
「老子は、善と悪は比較であると語りました。」
「荀子は、道理にかなっていることが善で。」
「道理に外れていることが悪であると語りました。」
絵夢。
「アリストテレスは、善と悪の中間が人であると語りましたし。」
「善悪二元論という、有名な誤りが西洋にはあります。」
未称。
「西洋社会は伝統的な性悪説。」
「だって、聖書に、人間は善悪の知識の木を食べて。」
「神のように振舞うことになった。」
「そもそも善悪の判断ができなくなった。」
「とあります。」
「神にすべてを教えてもらってから出発するのではなくて。」
「自分がすべての中心という、根拠のない善悪で開始されています。」
「これは原罪遺伝説と呼ばれています。」
真利。
「東洋では、天がいくら立派なことを言っても。」
「地上ではまったく通用しません。」
「天は地上のことをまったく顧みないので。」
「天の言い分と、地上の実際と、別々の動きをします。」
未称。
「荘子の話に、天は顧みても、地上は顧みない。」
「という批判があります。」
絵夢。
「孟子なんてユピテル以上に誹謗中傷をされた人物ですね。」
「お人好し、間抜けとして、性善説はカモにされます。」
未称。
「性善説なんてこの世のどこにも居場所はない。」
「そういう愚かな考え方をいかに消すかが大切だと思います。」
真利。
「性善説は少数派、性悪説は多数派。」
「実は両者、結果は同じ、途中経過はまったく違います。」
未称。
「結局、人は善と悪の中間という見解に落ち着いた論争ですね。」
絵夢。
「性善説の支持者は、他人を洗脳するので、厄介です。」
未称。
「天人一致と称しても、地上でそんなもの無意味ですね。」
「どこら辺が一致しているのか理解できない。」
真利。
「天人一致を信じて、負けるだけの当事者。」
未称。
「そんなに都合良く、天なんてものが味方になる訳ないでしょ。」
絵夢。
「天にやってもらって、本人は何もせずに見物ですかね。」
真利。
「いちいち天が味方してくれるのなら、誰も苦労しないね。」
絵夢。
「実際、性善説はかなり笑われる。」
「そして現場から排除される。」
「天なんてものを排除すれば、人間にとっては都合が良いからね。」
未称。
「所でその天って誰ですか?どこの馬鹿ですか?」
真利。
「それが言えないんですよ、引き合いに出す割にはね。」
絵夢。
「天なんて誰だか分からないのに、縋ってやんの。」
未称。
「天人一致思想は信じない、そもそも誰も信じない論説ですね。」
真利。
「天人分離思想は、天と人を厳格に区別するので。」
「神々の動きと、人の動きが個別に把握できることがあり。」
「こちらの方が実用的です。」
絵夢。
「天人一致思想は使えない考え方なんですね。」
未称。
「性善説は知能を低下させます、有害で使えない。」
真利。
「最初から善でも悪でもない、人間って、後から決まりますよね。」
未称。
「そもそも、はっきり悪と言えるわかりやすい悪はいません。」
「既にみんな悪なので、極端に悪になるなんてことはない。」
絵夢。
「後世の論争で、善悪を用いないことが決まってしまったという。」
「性善説対性悪説の論争。」
未称。
「結論は、人の判断に善悪を用いないというものでしたね。」
真利。
「先天的に、善でも悪でもないので、後から片方に寄るらしい。」
未称。
「性悪説を選んで、凄まじい利得を手に入れました。」
「現実に通用するのは性悪説です。」
「何でも説明てきて、何でも対抗できる。」
「特に相手の悪意に気づく速度が桁違い。」
「実際に善人なんてこの世にいません。」
真利。
「善人なんて、神様から見ると、要求される水準が高過ぎるんですね。」
「人間に善人と言われても、それは無神論の偽物。」
未称。
「善人なんて見方は、明らかに仏教の公害です。」
真利。
「私達は仏教なんて信じてないよ。」
絵夢。
「聖書では義人が好まれますね。」
「東洋では自然の道理が目立ちます。」
未称。
「そもそも人間の考え方から、善悪を奪えば、何も残らないね。」
真利。
「善悪とは異なる判断をしたことがない。」
絵夢。
「いざという時は、善悪の判断なんて必要ないですよ。」
未称。
「そもそも生まれると、自然界の影響を直接受けて。」
「確率で未来が形成されます。」
「いくら事前に決めていても。」
「自然の影響の方が遥かに強力です。」
真利。
「摂理とか天とか言う要素に、自然科学が入ると。」
「いきなり馬鹿の考え方に落ちるみたいに。」
「自然科学で検証されて、それで落ちるようなら。」
「その程度ですよ。」
絵夢。
「生まれたら、量子力学を先に習わないと。」
「未来は挙動不審に動いていますし。」
「そもそも。」
「宗教っぽいものは、すべて自然科学の餌食です。」
未称。
「因果関係を無視する出来事なんていくらでも起こります。」
真利。
「そもそも、なぜ天の言い分を顧みないといけないの?」
未称。
「下手すれば、絶対者が起こした問題を、我々が解決しているだけですね。」
絵夢。
「まったく、冗談は理屈だけにしてもらおうか!」
未称。
「あんな御大層な理論を並べて、何をしようと言うんですか。」
真利。
「絶対者の決定を覆せば、大金星だよね!」
未称。
「善悪を無視できれば一人前ですよね。」
絵夢。
「可能な限り善悪という判断で考えないことが大切です。」
未称。
「ということで、善悪二元論をいかに克服するか、でしたね。」
絵夢。
「善と悪に何の因果関係もないしね。」
真利。
「正義と悪にも因果関係は認められません。」
未称。
「悪だから、何でもしていい、っていう因果関係もありません。」
真利。
「善悪とは因果関係がない議論をしたいものですよね。」
絵夢。
「善悪と物事の結合は分離できますからね。」
未称。
「私と善悪二元論の因果関係はでっち上げ。」
正義の味方が勝利している所を見たことがない。
所で正義の味方ってフィクションですよね?
定義、正義の味方、架空のキャラクター。
チームメンバー。
なぜ雑談しているかと言いますと。
仕事が早過ぎて。
他の人の仕事を取ってしまいそうになるんですね。
それで、別館のリビングに追放されるんです。
帰り際。
何者かが、暗殺を試みて。
こっちに破片手榴弾を投げましたが。
近くの樹木に跳ね返って。
投げた人の足元で炸裂。
変な男性、自滅。
救急搬送。
未称。
「新しい冗談を考えたんですね。」
真利。
「もっと上手なジョークを考えて来なさいよ。」
絵夢。
「演出からストーリーまで凝っている冗談かい!」
未称。
「近年の冗談は、値段が高いですな!」
真利。
「せめて出し物という所を考えなさいよ!」
絵夢。
「少しはまともな演目を披露したものですね!」
やっと帰れると思ったら。
デマを信じたテロリストが攻撃を試みた。
パンツァーファウストを発射。
もれなく飛翔せず、足元に墜落。
テロリストが逃げた瞬間に炸裂。
遂には、秘密組織と勘違いした人が。
強盗を試みましたが。
サイクリングで近くを通っていたライダーの所に飛び出してしまい。
背後で事故、強盗犯、未遂。
未称。
「豪華な使い捨てだなあ!」
真利。
「道化師は大金を注ぎ込む方がウケるってことですか!」
絵夢。
「ファシストがはりきるんじゃないよ!」
未称。
「いつぞやの連中と同じ目に遭わせてやる。」
真利。
「あんな御大層な宣伝で、何を繰り出そうって言うんですか。」
絵夢。
「見かけは抜群ですけれどね。」
いろいろあって帰ったら、裏社会モノと間違えられていて。
デマをしっかり信じて行動する間抜けにならないように。
報道で、注意喚起が表示されていました。
きちんと勉強したのに、デマを信じちゃだめよ。
天文台から離れていない。
古城のような家で、共同生活。
周囲は河川と湖で、侵入者に対して難攻不落?
ちなみに祖父と祖母も古城に住んでいます。
砦の跡地に建てた大きな家だから、二世帯住宅かな?
自然とは何かについて、目の前にあることをいちいち説明する間抜けはいません。
ただ、自然現象についてはその都度、説明が必要でしょうね。
自然における必然性の意味。
ところで、必然的に、ということであるが、自然のうちに存在する必然性とは。
前提にもとづいたそれ、条件的必然性、であろうか。
それとも無条件的な意味でのそれ。
絶対的必然性、もまたあるのであろうか。
中略。
ある目的のためにこそ、生じるのである。
中略。
必然性は、ある前提のもとにおける必然性。
目的を前提としたうえでの必要条件としての必然性。
なのであって、けっしてそれ自身が必然的に結果するという意味での必然性ではない。
結論。
説明の重点は、なんのために?を示す原因のほうに置かれなければならない。
そして目的、終わりは、それのために、を示すものであり。
始め、出発点となる原理は、そのものの本質を示す定義から発する。
終わり。
自然物においても。
人間とはこれこれのものである、ならば。
これこれの条件がなければならず、さらに後者があるためには。
その前にこれこれのものがなければならない、というふうになっているのである。
注釈。
前者とは「家とはこれこれのものである」という規定から。
必然的に材料が作られなければならない。
後者とは「健康とはこれこれのものである」がゆえに。
そのためには必然的にこれこれのものが生じ。
存在しなければならない、ということになるのと同様である。
と書かれている。
アリストテレス自然学。
2
高校時代の制服を仕事着にしているため。
けっこう目立つ。
ちなみに学友からも譲ってもらって。
複数ありますね。
祖父がモニターだらけの部屋に籠りましたが。
配線はチームメンバーが用意しました。
事務、筆記、とりあいず片付けて。
お茶休憩。
未称。
「最良の預言者は過去なり。」
「イギリスのロマン派詩人バイロンの名言。」
「未来を見通すための最良策は過去を振り返ることである。」
真利。
「人は善行よりはむしろ過失をよく記憶する。」
「デモクリトス。」
絵夢。
「人は決して勉強を終えることはない。」
「ドイツのことわざ。」
未称。
「目的を設定したら、その後、特に何もせず。」
「確信することで、目的が達成できると期待する人もいる。」
「そうやって偶然に任せた場合。」
「目的が達成できる確率は半分程度で。」
「目的を達成した本人と、目的を達成できなかった本人と。」
「想定していなかった状況に突入する本人が。」
「その時点で同時に存在する。」
真利。
「目標に突進するような戦術を使わないからね。」
「状況を生じさせて、その中から達成しようと試みるのは。」
「臆病者のすることですし。」
「必ず結果が遅延します。」
「そしてとうとう確信が取れたら、本人の負けです。」
絵夢。
「状況を最初に作って、ひたすらそれを信じるだけで。」
「信じられなくなった途端に、計画が崩れてしまう。」
「怠け者のやり方ですし、腰抜け特有の作戦ですね。」
未称。
「なので、達成したいのなら、勇敢に突進するのが最善で。」
「集中狙いを続けた方が良好な展開になります。」
「信じるだけではだめで、自分から制御、変更を続けないと。」
「確率で常に左右されますので。」
「先に突進して要点を確保しないと。」
「次々に予想外の展開になり、不利になります。」
真利。
「計算だけやって、計算が果たして合っているかどうかとか。」
「まったく考えないし。」
「頭だけで何でも達成できると信じるのは。」
「極端な臆病者だと思います。」
絵夢。
「誰も危険なしに勝利できない、という格言通り。」
「安全に勝とうなんて愚かなことです。」
「安全に目的は達成できませんよ。」
未称。
「本人が思っているより、本人の頭は良くないし。」
「本人が思っているより、計算が役に立っていない。」
「計算の内容を信じるだけで、いくら正反対の結果が出ても。」
「言い逃れする。」
真利。
「なので、さっさと目標に突進して、目標を集中狙いして。」
「達成を強制するのが最も良くて。」
「そもそも強制を続けないと、目的は達成できない。」
絵夢。
「計算ばかりする馬鹿は、失敗に気がつかないので。」
「頭脳に関してのうぬぼれ、傲慢がひどい。」
未称。
「突撃する場合は、失敗も利用するものですよ。」
「途中経過に拘泥すると。」
「確率でブレが生じてきます。」
「早くしないと、半分の確率で分岐してしまいます。」
「なぜなら。」
「今は複数あるルートのひとつなので。」
「別のルートが同時に存在したので。」
「結果が同じになるとは限らないからですね。」
真利。
「少しでもルートに何かあると。」
「たくさんあるルートが、すべて同じ結果になるとは限らないので。」
「計画という単独の要素で考えてはいけないってことです。」
絵夢。
「すべての選択肢から、まったく同じ結果になるとは限らないので。」
「世界のものをまとめて計算するか、予想しないと。」
「単独の計画では、結果がまるで出ないんですね。」
未称。
「現代の軍人は、そういうことを簡単に理解できるんですけれど。」
「民間にいる実戦経験のまるでない策士は、分からないんですね。」
「素人の策士がいかに失敗しているのか。」
「よく確認しながら、同じ誤りをしないように修正すべきですね。」
絵夢。
「とまあ、予想外の展開になっても、特定の結果を信じるだけで。」
「毎回、敗北者になっている素人の策士なら、けっこう見たことある。」
未称。
「それって、破綻している時点で、その策士が信じている結果なんて出ませんね。」
真利。
「素人の策士って信じているだけですか。」
未称。
「特定の結果を信じているだけです。」
絵夢。
「策士策に溺れる。」
「策略を得意とする人間は。」
「策略に頼りすぎ、物の本質を見失って失敗することがある。」
「日本のことわざ。」
未称。
「策略家はしばしば策略の罠に陥る。」
「英語のことわざ。」
真利。
「学生が、遊びに行くお金が欲しいので。」
「学校の参考書を買うお金が欲しいと頼んだら。」
「父親が、それでは父さんがその本を買って来てやろうと言ったので。」
「学生は立往生。」
「策士策に倒る、という民話である。」
休憩後。
調子に乗って。
定時までにやる業務を先回りしてやってしまい。
暇になって。
とりあいず受注した仕事。
サイエンスデータを整理整頓。
祖父は研究に没頭できるため。
孫の暴走は、都合が良いみたい。
別館で本を読むことに。
祖父が集めたお高い本の数々。
西洋古典叢書を中心に全巻揃っている。
未称。
「非難したり説教する割には。」
「誰もこちらの論説を打ち破れていないという現実を。」
「もうちょっと突いておくべきですね。」
真利。
「古臭い思想の連中は、既成概念の中で。」
「新しいものを検討するため。」
「こちらの論説を打ち破ることはない。」
「代わりに、議論ではなく戦闘を仕掛けてくる。」
絵夢。
「まともに、論説を打ち破れない無能さを彼らに自覚させるべき。」
「一度も論説を打ち破れないのは、相手が無能だからですし。」
未称。
「いかに相手が馬鹿なのか、こちらの論説が無傷という時点で。」
「わかりやすい。」
真利。
「相手が力で私に勝てる訳がないのですし。」
「論説が無傷で、相手が一方的に論破されていて。」
「それ故に議論の余地が消えてしまったのなら。」
「相手は負けを認めないだけですよ。」
絵夢。
「高圧的に出ても、倒せば良いのですし。」
「相手は貧弱なんですし。」
「そもそも、相手が正しくても正しくなくても関係ない。」
真利。
「正否なんて今更、顧みないよ。」
「目的さえ達成できれば、正否なんてつまらないこと。」
未称。
「正しいか、正しくないか、なんて低レベルで幼稚な議論。」
「今更、しますかね。」
「肝心なのは、損得勘定ですし。」
「使えるのか、使えないか、それだけ。」
絵夢。
「はっきり言って他人の言う正しさなんて邪魔でしかない。」
未称。
「正しいから尊重してもらえるなんてふざけたこと言うんじゃないよ。」
真利。
「説教は論理的ではない、討論ではなくて、単なる口論と化している。」
未称。
「口論なら相手を叩き伏せれば解決しますよ。」
絵夢。
「相手は自分の戦闘力を顧みない、愚かな所がありますからね。」
未称。
「結局、世人の言う正しさって、喧嘩の勝敗で決まるんでしょ。」
真利。
「やっぱり論説を打ち破るってこと、みんなできないんですよ。」
絵夢。
「どういう主観的な言い争いなんですかね。」
未称。
「なぜなら、説教とか非難とか繰り返す奴らって。」
「主観主義者ですからね。」
真利。
「主観主義者なんですか、それなら、何を言っても通じませんね。」
絵夢。
「主観主義者なら、きちんと自分のこと、主観主義者って言えばいいのに。」
未称。
「主観主義者としてのプライドがあるはずですからね。」
真利。
「主観主義者なんていても、別に珍しくないので。」
「しかも少数派ではないので、はっきり名乗ればいいのに。」
未称。
「なぜ主観主義者であることを恥ずかしがっているのか。」
「自分の立場くらい、きちんと表明しろってことですね。」
読者向け解説。
あなたの論説が打ち破られることはありません。
誹謗中傷や悪口、口論は、論説を打ち破ることではありません。
あなたを不愉快にしたり、気分を害することはできても。
論説が打ち破られた訳ではありません。
そして論説を打ち破るような高度な学問を持つ者は。
社会でまったく出現しませんので、ご心配なく。
他人を言い負かす人は、ただ喧嘩に勝ちたいだけなんです。
風刺。
解釈を言うのなら、何でも許される。
事実を言い当てようとすると、やっつけられる。
昼間。
天候は良好。
近くの山から、市街地を見下ろせる場所がある。
天文台、けっこう広い。
低山の上にあるので。
自動車は必須。
社用車みたいな共有の車はある。
市街地まで遠くない。
むしろ農村が近くにある。
仕事は受注して達成する。
いつも業務は発注があるので。
デジタル掲示板をいつも見ますね。
新しい仕事を受注しようと。
主任の所に単独で移動中。
同僚の女性に襲われました。
未称。
「うわっ!」
英美(えみ)
「好きよ、成人して制服なんてもっと好きよ。」
未称。
「ちょっと!」
英美。
「抱きしめさせて、もっとぎゅーしたい。」
未称。
「キスとかしませんよね!」
英美。
「されたいならしてあげる!」
押し倒されて、激しく抱きしめられましたが。
振り払って。
そのまま告白されました。
英美。
「付き合って、もう私だめよ。」
未称。
「無理です、綺麗な人は好きですが。」
「元交際相手ほどの魅力はないです。」
英美。
「そんな!ならここでいけないことしちゃう!」
未称。
「まだやるんですか。」
相手の女性を掴んで、叩いたり。
突き飛ばしたり。
倒れた女性の上に乗っかって。
虐めました。
手加減して痛めつけたら。
相手の女性が降参しました。
英美。
「ああっ!どうせならもっと乱暴して!」
未称。
「えっちな女の人ですね。」
「キスで手を打ちませんか。」
英美。
「あっわかりました。」
キスして、同僚の女性は満足して立ち去りました。
それを目撃してしまった。
研修生の女の子二人組。
未成年。
萌笑(もえ)
「私達もあれやらない?」
咲姫(さき)
「いいですよ、もう男の子なんて要らない。」
美少女同士がキス。
交際することに。
ずっと見つめ合っているので。
仕事の連絡を受けた二人が遭遇。
真利。
「美少女がペアになると、いろいろと危ないね。」
絵夢。
「女の子同士、仲が良いと、彼氏が不要になるんだね。」
萌笑。
「素敵なお姉さん達も、趣味なんですね。」
咲姫。
「綺麗な人達がいる、しかもこれを見て違和感ないんですね。」
真利。
「好きなら、もっとやっちゃいなよ。」
絵夢。
「せっかくの機会でしょ。」
萌笑。
「もっとキスしよ。」
咲姫。
「美人さんの忠告ですからね、説得力ありますよ。」
萌笑。
「けっこういい相手と交際したんですね。」
咲姫。
「美人さんだけに、相手も豪華なんですね。」
真利。
「ううむ、誘拐してえっちなことしてあげたい。」
絵夢。
「というか、ここにいる私達って、その交際相手なんですよ。」
「もうひとり、女の子がいますけれどね。」
萌笑。
「アイドルみたいな女の人と付き合えたんですね。」
咲姫。
「お粗末な相手とは関わらないって所が、いいですね。」
真利。
「あなた見学ですか、話にあった女の子達ですね。」
絵夢。
「よければ、私達の寝室に招待しますよ。」
萌笑。
「研究室で実際のモニターを見なさいって言われていて。」
咲姫。
「天体望遠鏡を、一度、使いなさいって。」
真利。
「それでは案内します・・・・んんんん?」
絵夢。
「もう新しい女に手を出したんですか。」
英美。
「恋人繋ぎ、どうですか。」
未称。
「危ない女性ですが、それ以外は悪くないですね。」
萌笑。
「お姉さん、女子高生の制服ですか、もう好きです。」
咲姫。
「ちょっと私に触ってほしいかなって。」
英美。
「一度に相手が出来るのはひとりだけよ、つまり私。」
未称。
「なぜ私の取り合いになっているの?」
真利。
「元々、交際を辞めたのは、遠い血縁関係があったから。」
絵夢。
「しかし、その時の華美なときめきを。」
「ここで簡単に失うのは御免です。」
トランプがすぐ近くの机に展開されて。
ババ抜きで決着をつけることなって。
勝敗次第で、私はお持ち帰りされます。
任務を受注しているので。
五人組が勝負をしている間に。
さりげなく抜けました。
みんな勝敗に納得できず。
勝負は翌日に持ち越しのようです。
危ない女性に追いかけられましたが。
なんだか悪くない。
机の上に置いてあった本にて。
フランスのことわざ。
最良はときには良の敵。
完璧を求めるあまり、かえってすべてを損なってしまうことがある。
欲を出さずに、良いものは下手にいじらず、そのままにしておくことだ。
3
いくつもの口実は、一つの場合よりも、いつも説得力が弱くなる。
意味。
口実の数を増やすと、かえってその口実がたしかなものではないことを。
示してしまう。
オルダス・ハックスリの格言。
イギリスの小説家・評論家。
平日。
祖父が宇宙望遠鏡を使用している。
オンライン。
チームメンバーは近くで。
警備員を兼業。
侵入されないように。
監視カメラをチェック。
すると、今日は中規模地震が午前で二回。
現役大学生の真利ちゃんは、この後、自動車で通学します。
疑問。
未称。
「なぜ摂理の失敗まで引き受けないといけないの?」
絵夢。
「自然の失敗によって生じる、化け物とか、奇形児とか。」
「そういうものまで引き受けなくてもよろしいかと。」
真利。
「自然も、きちんと失敗する。」
「奇形の生物が誕生するのも。」
「自然が作った失敗作だからね。」
未称。
「自然も失敗するんですね?」
絵夢。
「しますね、アリストテレスが指摘しています。」
未称。
「なんだ、そんな欠陥がある自然に振り回されなくてもいいね。」
真利。
「自然主義って、自然が行う失敗まで引き受けてしまいますからね。」
未称。
「自然ってあんまり信用できないものなんですね。」
絵夢。
「異常個体とか出す時点で、自然も人間並みに失敗する証拠になっています。」
真利。
「古代ギリシャでは、いろんな生物が合体した化け物なんて。」
「野生でけっこういたらしい。」
「そういうのを自然が形成した失敗作と呼んでいた。」
未称。
「自然の失敗まで、自分のせいにしなくていいのに。」
絵夢。
「自分のせいになるものって、最善を尽くしているか、怠けているか。」
「それだけですね。」
未称。
「摂理への信仰なんて、さっさと失った方がお得ですなあ。」
真利。
「昔は天罰なんて信じている人はいなかったしね。」
未称。
「自然だから何でも受け入れられると思ったら大間違い。」
真利。
「自然も失敗をやらかす、そしてそれを隠す。」
絵夢。
「おや、遠くで中規模地震ですか。」
未称。
「劣っている悪い人ばかり蔓延っているので、天地がひっくり返ると思っていた所です。」
絵夢。
「自然災害の時に動揺するとか、目の前にある自然について、まったく分からなかったことになるね。」
真利。
「ヒューマニズムがいかに間違っているのか、地震で証明する、雄弁な反駁。」
絵夢。
「生命と財産が自然に没収される時に、没収できない所に置かなかった怠惰。」
未称。
「超規模地震のすぐに、とある地区で、百人の遺体が集められた。」
「あんまりあっさり人が死んでいるので。」
「あれは何なのか興味を持ったよ。」
真利。
「あんまり能天気な人ばかりいたので、海水でも浴びせられると思っていたよ。」
絵夢。
「自然災害の損失は見ていられないね、あんまりにも徹底して没収するから。」
未称。
「もう私には慣れっこです、いつも税金やら生活費やら取られて、それと同じ。」
「誰かしらの愚痴、世間の諍いの発表、これとも同じ。」
「ずっと虫の鳴き声を聞いているようなものです。」
「あなただって、ガチョウやら昆虫の鳴き声を我慢して耐えているのではないかな。」
真利。
「寒波だって現実が寒いのと同じですしね。」
絵夢。
「熱波なんて、暑苦しい世間に耐えるのと同じです。」
未称。
「世間の考え方を押し付けられるのと同じで。」
「大規模地震も、摂理の押し付けがあるので、実際は同じではないかね。」
真利。
「まあ考えの押し付けという点では同じですね。」
未称。
「他人が喚いても、もう慣れています。」
「鳥がギャーギャー鳴いても、同じように我慢しているのですから。」
絵夢。
「他人がギャーギャー言っていたので、今日は嵐でも来るんじゃないかと。」
未称。
「迎合されないから、今日の狩猟は失敗するって、最初から分かっていたよ。」
絵夢。
「昔、非現実的な目標を設定された時に、この人は夢でも見ているんじゃないかと思ったよ。」
未称。
「非現実的な目標設定ですと、中くらいの成績でもう足りているのに。」
「完全勝利を目指すことになりますね。」
真利。
「寝言は寝て言えばよろしいね。」
絵夢。
「そういう人って、手本を示せないくせに、非現実的なことばかり期待している。」
未称。
「ディストピアにでも移住したいんでしょうね。」
真利。
「ディストピアの市民権を得るには、非現実的な目標を達成しないといけないらしい。」
未称。
「いや、そんな所に住みたくないから。」
絵夢。
「本気で住みたいと思っている人がいるから問題なんでしょうに。」
未称。
「孟子対告子の論争で、環境によって善なのか不善なのか決まるっていう。」
「今になって説得力があるね。」
真利。
「孟子って悪の存在を認めているからね、外部の影響がすべて、とか言っている。」
「その外部に悪や不善がある訳で、孟子の説得力はかなり弱い。」
絵夢。
「告子が有利かな、性善説は使えない上に、もう笑われますからね。」
未称。
「人生は解答が前もって決まっているクロスワードパズルではない。」
「オルダス・ハックスリ。」
さて、オフラインになって。
警備も解いて。
昼頃。
給食が運ばれてきますが。
人員が少ないので。
チームメンバーが食堂で配膳しています。
昼食が終わると。
駐車場にトラックが来た。
スクーターの修理が終わったので。
大学への送迎はなくなりました。
研修生の女の子、今日も来ています。
路線バスは農村まで通っていますからね。
下層エリアで資料を漁っています。
未称。
「ここにある資料は全部、閲覧可能です。」
「しかし全部、読むつもりじゃないですよね。」
萌笑。
「もう一通り、目を通しましたが。」
咲姫。
「最近の論文も読み終えました。」
未称。
「暇なら、別館で遊びませんか?」
萌笑。
「そうします、所でお姉さんですが。」
「私を触ってくれたりしますか。」
咲姫。
「強欲に抱きしめても、お姉さんなら私、いいですよ。」
未称。
「そんな目で私を見るなんて!」
萌笑。
「えっちなこと、求めていたのに。」
咲姫。
「女の子に、えっちなことされたいなって。」
未称。
「私に何を期待しているんですか。」
萌笑。
「お願いです、お姉さんレイプして。」
咲姫。
「触って、お願い。」
未称。
「あなた達、二人はどうなんですか。」
萌笑。
「あっ!あなたがいるのに、忘れていました。」
咲姫。
「私がいるのに、お姉さんの方が興味あるんですね。」
未称。
「私の見えない所で頼みます。」
英美。
「探したわ、今日の雑用って誰よ。」
未称。
「あれ、くじ引きで決まっていたのに。」
英美。
「あの男、逃げましたね。」
未称。
「あなたの弟でしょうに。」
英美。
「弟君は、買い出しに出るって、日用品とか。」
未称。
「ここって宿舎もありますからね。」
真利。
「私には関係ないよね、大学に行ってくる。」
絵夢。
「いろいろと書き込む指示が出ていて。」
「書斎に籠るから、入らないでね。」
英美。
「うわっ!私が貧乏くじですか!」
未称。
「そのようですね、私は研修生の訓練をするので。」
英美。
「あら!デジタル掲示板には何もタスクがない!」
未称。
「あんまりにもうまく行くので、今日は多分、載らないですね。」
英美。
「後から料金を請求してやる。」
未称。
「ついでに私を浴室で洗ってもいいですよ。」
英美。
「新手のセクハラですか!」
「いつもそんな気分じゃないわ!」
萌笑。
「お姉さん、この女の子が好きで、何も進まないよ。」
咲姫。
「この女の子と一緒にいると、知らない間にキスしていたり、だめになっちゃう。」
未称。
「もう私がいるから、私の案内に従って。」
「あと、別行動しなさいよ、一緒にいたら、ろくなことないし。」
萌笑。
「理性ってこうやって失うのかな。」
咲姫。
「恋の魔の手から、お姉さんが救ってくれるよ。」
未称。
「はいはい片方はデジタル式の展望台に。」
「昼間でもシステムサポートで、惑星くらい見えるよ。」
「片方は、探査機のシミュレーターをやって。」
「それで宇宙にいる感覚は養えるから。」
英美。
「あと、メインルームに人が集まっているから。」
「邪魔しないように、近寄らないでね。」
散開、危ない女の子、今回も互いに引き寄せられる。
少し屋上に行くと。
謎のドローンが飛んでいて。
偵察に来たらしい。
高威力のエアガンを用意してあって。
狙撃してやりました。
謎のドローン、プロペラ一個破損で墜落。
墜落したドローンを燃やしてやりました。
所持者、現れず。
二時間後、スクラップは消えていた。
というか。
ソーラー発電システムと、山から来る河川から引いてくる水と。
井戸によって、電源が死んでいることに気が付きませんでした。
停電中。
地震の影響ですね、既に一部復旧。
今日は、夜間から、宿舎に数人の研究者が押し寄せます。
天文台に隣接して宿舎があるため。
一週間くらい滞在できるんですね。
個別にスタッフを雇うお金はないので、チームメンバーが宿舎の用意をするんです。
敷地内に新しいデジタルスコープが作られる予定なので。
人気の研究所となっています。
さて、夜間になりまして。
夜勤あり。
施設内。
英美。
「小惑星群と彗星っていつ頃、突っ込んでくるのかな。」
未称。
「一か月以内かな。」
英美。
「短い人生だったわ。」
未称。
「話が早いですね。」
絵夢。
「まあ、当たってから考えましょう。」
真利。
「食らってから考えても遅くはないかと。」
英美。
「こうしてこの文明も、系外惑星に進出できずに終わった。」
未称。
「立派な題名がつくといいですね。」
萌笑。
「お姉さん、ここにいましたか、助けて。」
咲姫。
「この女の子、見ていると、夢中になっちゃう。」
真利。
「よろしい、片方は私の方に来なさい。」
絵夢。
「理性が回復してからまたペアになりなさい。」
「もう片方は私が頂くわ。」
萌笑。
「ここでお別れですね。」
咲姫。
「しょうがないよ、好きになっちゃったんだもん。」
英美。
「君達二人組、正気ですか!」
未称。
「私を犯そうと抱き着いてきたあなたの台詞ですかね。」
英美。
「あれは結果が良かったから、いいのよ。」
未称。
「まあ結果の良さは、私も認めます。」
英美。
「男に取られる前に、私が取るわ。」
未称。
「昔から男性よりも女性の方を選んだって、もう示したはずですが。」
英美。
「男があなたを洗脳して、洗脳したあなたをお持ち帰りするかもね。」
未称。
「降りかかる火の粉は払わねばならぬ。」
「日本のことわざ。」
危ない女の子二人組、姉が出来ました。
いけない関係になる前に、姉が管理することになった。
新しい相棒である同僚の女性と。
宿舎管理を開始。
早期警戒システムは、小惑星群と巨大彗星を捕捉。
今の段階でも、直撃コース。
一国を滅ぼす以上の威力があり。
現在は、着弾する場所や時期に計算が割かれています。
最近の結果。
小惑星群、命中率65パーセント。
巨大彗星、命中率72パーセント。
当たる可能性がある中で、犯罪、事件、諍い、紛争、喧嘩。
第二次世界大戦中、イギリスの首相。
チャーチルの格言。
不利は一方の側だけにあるものではない。
意味。
相手と争っている場合、不利な状態はこちら側だけにあるのでなく。
相手側も同じように不利な状態にあるのだ、ということ。
解説。
戦争指導者として、しばしば困難な状況を切り抜けてきた。
そのような際に、この言葉のような鼓舞をよくしたという。
バトル・オブ・ブリテンで直接攻撃を受けたり。
同時期にいたヒトラー率いるナチスとの決戦を決断したり。
結果、イギリスとチャーチルは勝者となっているので。
見事な戦術眼と言える。
4
賢者は敵から多くのことを学ぶ。
アリストファネス。
時代劇。
悪党一味が不正で金山を手に入れて。
宴会をしていた。
これでわしも大金持ち、そう笑っていると。
いきなり辻斬りが現れて、みんなあっという間に殺して逃げて行った。
名門武士シリーズ、悪人を殺した辻斬りを問いただせ!
庶民の間では、罪状を問わずに殺した辻斬りは卑怯ですな、という意見と。
さっさと消してくれた義賊だから、悪いこと言うな、という意見と、二派に分かれた。
名家の武士、金継は、理由を聞き出すべく、辻斬りが逃げた農村に向かうのであった。
チャンネルを変えると。
時代劇。
主君を暗殺して宴会を開いている悪党。
しかし突っ込んできた武家集団に逮捕されてしまった。
名門家老シリーズ、隣の藩に忠告せよ。
次のチャンネル。
冒頭から、なぜか忍者が悪役を殺してしまい。
悪役が死んでいる所からスタート。
必殺、忍者シリーズ、悪役を仕留めても良かったのか調べよ。
なぜか冒頭から悪役が死にまくる時代劇ばかり。
すべて第三勢力が絡んで、一話が終わるらしい。
テレビタイムは終了。
未称。
「昨今、正直者とはばか者を少しましにした言葉にすぎない。」
真利。
「正直者は馬鹿の本。」
絵夢。
「正直も馬鹿の内。」
未称。
「律義者は阿呆の唐名。」
真利。
「正直は阿呆の異名。」
絵夢。
「正直者が馬鹿を見る。」
未称。
「すぐれて見えることではなく。」
「実際にすぐれていることが彼の望みだ。」
「アイスキュロス。」
祖母が仕事に復帰しまして。
配膳と掃除に入りました。
メインルームに今日も人が集まっていて。
コンピューターがそこに集中しています。
サーバーはその部門の人が管理。
チームメンバーはお手伝いなので。
デジタル掲示板に、あらかじめやってほしいことが載っており。
そのタスクをいつもやるというシステムが作られています。
祖父の発明品なんですね。
今はタスクなし。
買ってきた小説の内容。
文学と仕事。
文学は頻繁に、鳥なき里の蝙蝠になる。
探せば、玄人の作家はけっこう発掘できるため。
賞状の作品は、迎合されているだけ。
たいてい玄人をまったく尊重していない。
娯楽作品で売れっ子になる人もいるし。
面白くて売れっ子になる人もいるし。
芸術的で売れっ子になる人もいる。
迎合では市民に見破られる。
市民が馬鹿という前提で、小説を売っていませんか?
高慢は没落の前に来る。
ドイツのことわざ。
マッサージチェアがどこにも置いてある。
未称。
「必ず死せんと戦えばすなわち生き。」
「必ず生きんと戦えばすなわち死す。」
「金言童子教。」
真利。
「本当の審査員からの評価しか受け入れる必要がないね。」
絵夢。
「よくいる凡愚の悪口などは。」
「そいつにとって。」
「自分が上で、お前が下、だから自分が事実を指摘してやった。」
「なんていう三段論法ですね。」
未称。
「本当に上の立場にいる人を尊重すれば良くて。」
「対等か、実際に本人より下なのに。」
「自分の方が上だ上だ、さもなくばお前をこき下ろして下にする。」
「みたいなのも蔓延している。」
真利。
「道徳で勝っているから自分の方が上とか。」
「道徳的に自分の方が優れているから、とか。」
「そんな悪口もたまにある。」
絵夢。
「どう転んでも、相手は自分の方が上で、お前は下だから。」
「自分はお前を馬鹿にしてもいい、という判断でしょうね。」
未称。
「実際に上の立場の人を審査員にして。」
「なるべく客観的な評価をもらったほうがいいよね。」
真利。
「客観主義で上の立場にいて、実際に偉い人が、本当の審査員です。」
「それ以外の主観的な内容は信じなくていい。」
絵夢。
「審査員が違うので、悪口を言いたがる人は。」
「単なる喧嘩の相手なんですね。」
未称。
「なぜ悪口を言うのかって、たいてい。」
「自分の方がより道徳的で、お前は道徳的に劣っている。」
「みたいな屁理屈でしょうね。」
真利。
「そんなに口論が人気の競技とは知りませんでした。」
絵夢。
「悪口から来る口論とは、競争なんですよ。」
未称。
「競争しようとするから、悪口から口論になる。」
「相手を一度退けてから。」
「相手はただ、口論がしたかったって気がつきますね。」
真利。
「主観的なことしか言えないので、口論が増えるんですよ。」
未称。
「客観主義で、実際に上の立場で、実際に偉い人が審査員なので。」
「俺がお前の審査員になってやる、なんて馬鹿は公害ですな。」
絵夢。
「頼まれてもいないのに審査員になってどうするんですか。」
真利。
「評価する人に問題がある場合、公正な評価はまったくないですね。」
未称。
「悪口は攻撃なのか、それとも競争なのか、多分、喧嘩の売り方を知らないだけ。」
真利。
「相手の主観的な内容を受け入れなくてもいいってことです。」
「ほとんどは、事実を指摘しようとして失敗しています。」
未称。
「とまあ、本当の審査員による評価で足りるということです。」
絵夢。
「本当の審査員とは客観主義者のことです。」
真利。
「偉そうなこと言う人の愚考を真に受けたらだめですよ。」
「実際に偉い人の言うことを聞かないとだめです。」
未称。
「強き物は砕け易く、堅き者はくじく習い。」
「日本のことわざ。」
「強くて堅いものはかえって耐久力がない。」
「というのが世の常だということ。」
忠告?
つまらない人に評価されても、公正な評価にはなりません。
より確かな評価は中立的で。
もっとも重要なのは。
その人の敵対者が評価しているのか、してないかです。
実例。
あなたの敵が、あなたに公正な評価をくれる訳がありません。
たまたま友人が言った言葉。
たまたま友好的な人が言った言葉が。
評価になる可能性があります。
天候は、曇り。
お昼。
祖母と協力して配膳しましたが。
外注のお弁当の形態なので。
パッケージごとに乗せるだけ。
お昼休み。
苦情の電話があったらしい。
お前達が隠しているせいで、被害があるとか。
知らなくていいことを公表する訳がないでしょ。
法律関連の被害者ではなくて。
被害妄想に基づいて、他人を攻撃したがる。
気違いが増え過ぎている?
二回目の苦情は人工知能が処理しました。
近くにいた。
未称。
「すべての定義が失敗するほど、人間は幅広く。」
「多岐多様なものである。」
「シェーラー。」
「ドイツ観念論哲学の大家。」
真利。
「被害妄想は、幽霊みたいな奴とか、カルトみたいな霊体も。」
「きちんと持つ。」
英美。
「あれ?頭が無いのに、妄想を持つんですか?」
絵夢。
「頭がないから、余計に持つんですよ。」
未称。
「超理論について。」
絵夢。
「被害妄想って、近くにいるだけで。」
「一円の損失も、少しの打撃も加えなくても。」
「ちょっと目の前を通っているだけで、被害妄想になってすぐ暴れてくる。」
未称。
「殴ったのなら話は別ですが、近くで作業していたり。」
「無関係で、特に接点がないんですよ。」
真利。
「間接的にも影響を与えていないし、受動喫煙みたいなことも食らわせてない。」
「なのにそいつの主張するルールに違反したからと言って。」
「敵対してくる屑。」
未称。
「自分のルールが侵害されたと勝手に主張して。」
「狡猾な攻撃を試みてくる。」
英美。
「そいつのルールなんて、それ以外の人達には何の関係もない。」
未称。
「被害妄想って、変な策略を考えましたね。」
真利。
「自分のことを被害者であると宣伝してから。」
「挑んでくる。」
絵夢。
「君は被害者という名前の人なんですか。」
「誰が名付けたんですか。」
未称。
「自分のこと被害者なんて名乗って恥ずかしくないのでしょうか。」
真利。
「被害者って、言い換えると、敗北者ですからね。」
英美。
「法律では、攻撃されて負けたけれど、法律で第二ラウンドを戦う人という意味かな。」
「そうではないのに、被害者と名乗るってことは。」
「敗北して、うじうじした反撃を試みる弱者ってことですね。」
同僚。
「勝てもしない相手に陰湿な反撃を試みるんですか。」
「無謀ですね。」
未称。
「勝手に自分は敗北者だから、自分は敗者復活をしてもいい。」
「なぜなら道徳的に自分が優れているから。」
「っていうのが被害者の三段論法。」
同僚。
「そんなに気持ちの悪い人間なんて、いてたまるか。」
英美。
「裁判で、法律が味方して、犯人を倒すみたいな構図から切り取られて。」
「自分勝手に法律以外で使われるようになったのが、被害者。」
未称。
「被害者とは加害者という名前の人につけられた名前なんですね。」
真利。
「加害者に立派な名前をつけられて、それが権利だとか喜ぶな馬鹿。」
絵夢。
「誰がそいつに被害者という名前をつけましたか。」
未称。
「そいつが被害者と名乗るのは勝手だが。」
「それを全員で無視するのも勝手なんですよ。」
真利。
「今のご時世、精神疾患の症状で相手を攻撃できるという。」
「謎の理論が蔓延っている。」
未称。
「超理論は人気。」
絵夢。
「精神疾患になれと、私が言った試しはありません。」
真利。
「義務ではないのに、精神疾患になるな。」
未称。
「被害者ですか、その後はどうするんですか?」
英美。
「勝手に被害者とか自分に名前をつけて。」
「襲撃してくるとか、どこの悪党ですか。」
「自分が法律なんですか。」
未称。
「喧嘩がしたくなったので、被害者であると名乗ると。」
「どんな暴論でも他人への攻撃を正当化できるとか。」
科学者。
「故意に精神錯乱をして他人に攻撃したいのですか。」
「それでは精神錯乱をしないと他人に喧嘩を売れないので。」
「被害者は無理をしている。」
同僚。
「頭がおかしくなるしか、無謀になれないし。」
「正気だと相手が怖くて、逃げたいからですよ。」
未称。
「優れているのは良い人。」
「優れている人を悪い人と言うな。」
真利。
「論証の順番が逆さまなんですね。」
絵夢。
「理論の順番が滅茶苦茶ですね。」
未称。
「勝手に被害者であると名乗るのは自由ですが。」
「皆がそれを撃破して通るのも自由です。」
英美。
「人に言いがかりをつけて、喧嘩するために。」
「精神錯乱なんて手段を使うんじゃないよ。」
科学者。
「妄想の内容で人を攻撃できる暗黒時代ですか。」
同僚。
「妄想に基づいて他人を攻撃とか。」
「精神科医が笑っているでしょうね。」
未称。
「ユング心理学で言えば。」
「被害者であるというオカルトをでっち上げて。」
「それに依存したいという心理でしょうね。」
「被害妄想を持っていると。」
「何だか道徳的に優れている気分になれるだとか。」
「特権みたいに振舞えるから。」
「被害妄想という変な考えに依存する。」
真利。
「フロイトなら、暴力を振るいたい被害者と。」
「暴力はいけないという考えによる、患者の矛盾した行動。」
「とか診断されそうですね。」
絵夢。
「アドラー心理学ならば、被害者という立場は利用するには適しているので。」
「故意に被害者であると名乗って。」
「御託を言ったり、我儘を押し通そうとする。」
「詭弁に過ぎないと診断されるでしょうね。」
英美。
「法律とは別の話でしょうけれど。」
「法律が関係しない被害者とは。」
「敗北者であり、弱者であり、陰湿な仕返しを企む悪人です。」
「なぜなら、被害がすべて妄想に基づいたもので。」
「その妄想ですら利用しているからですね。」
未称。
「彼らの被害妄想って、彼らが被害妄想を利用して。」
「自分の都合の悪い人を非難しているだけなんですね。」
真利。
「そこまで利用するとは、邪悪だなあ。」
絵夢。
「劣っていて弱い人が、いかに悪か、これで証明されたかと。」
未称。
「本当に、凡愚が悪になりますね。」
真利。
「弱者が、強者をいかに貶めて、頭で勝とうとする試みが。」
「被害妄想です。」
未称。
「被害妄想で、自分が道徳的に良くて。」
「相手が道徳的にいけないから。」
「相手を攻撃してもいいことだ。」
「これも被害妄想の三段論法。」
英美。
「気に入らない相手からの被害を申告して。」
「攻撃の理由にしているだけじゃん。」
未称。
「それなんですね、被害妄想って。」
「気に入らない相手がいて。」
「その人に攻撃する口実作りに利用しています。」
真利。
「正々堂々と競えないし、戦えないので。」
「弱者が編み出した、極端に卑怯な手なんですよ。」
絵夢。
「弱者は卑怯な手しか、繰り出す手がないんだってさ。」
未称。
「弱者はすぐ悪になるから、嫌ですね。」
警備員。
「被害妄想の奴をぶっ殺すと。」
「刃物を持って向かって来るので注意してください。」
整備員。
「どんな手を使っても、相手を排除したいので。」
「武器も平気で使うんですね。」
「逮捕されても構わないとか。」
未称。
「カルトが被害妄想になりやすい。」
「神気取りの奴とか、現代にはいます。」
絵夢。
「神という単語を悪用するな。」
真利。
「一説には、神様が摂理を作って世界を運行させていますが。」
「摂理は自分勝手に神様の言う事を無視する。」
「なので中間にある何かが問題になっている。」
科学者。
「神って定義が広くない?悪用されるよね?」
英美。
「実際、カルトや新興宗教が、神気取りの変な奴を祭壇に上げているし。」
真利。
「神を倒すと、どうなるのか。」
英美。
「いちいち挑まなくてもよろしいよ。」
未称。
「何もしてないのに、相手が被害妄想で攻撃しようと試みたら。」
「気持ち悪いことに、倒すと、刃物を使って暴れるので。」
「そこまで読まないと倒れない。」
絵夢。
「まあまあ、一度、被害妄想が生じて、中以上になると。」
「一生解けない洗脳になりますので。」
「次回から、どんな場合にも被害妄想を抱くでしょう。」
未称。
「他人を害する者は自分を害する。」
「ヘシオドス。」
絵夢。
「他人に不正なことをすれば。」
「結局は不正に対する罰を受けることになるということ。」
真利。
「昔は、賄賂によって裁きを曲げる裁判官もいたしね。」
英美。
「被害とか言っている時点で、加害者が一度は勝利した証拠ですね。」
真利。
「被害妄想野郎は、そいつが言っている悪人の数が、無駄に多いし。」
「被害の規模が無駄に多い。」
「頭が悪いから、悪になっている。」
未称。
「被害妄想を故意に手段としている時点で悪賢いですけれどね。」
真利。
「そこまで狡猾なのは、生まれつきなんでしょうね。」
絵夢。
「最も厄介な悪人ですから、潰し方を間違えないようにしたいですね。」
未称。
「被害妄想って単に相手と敵対するだけですからね。」
真利。
「敵対者を無駄に作る被害妄想。」
未称。
「敵を自分で作るんですよ、被害妄想って。」
絵夢。
「それで被害者の周囲には敵だらけなんですね。」
英美。
「被害者が負けるようになった所で。」
「被害妄想は破滅する。」
未称。
「被害者の周囲には敵しかいません。」
「それで相手が悪いとか言い出して。」
「自分で敵を作ったくせに。」
真利。
「自ら敵対者を作って、故意に敵対者のせいにするんですね。」
「ずる賢いだけで、社会にとっては迷惑です。」
未称。
「偽善は悪で報いられる。」
英美。
「加害者に言いたまえ、彼は被害者が次々と出てくるのを喜んでいる。」
同僚。
「世の中には、もっと被害者がやられ役に必要だろうから。」
科学者。
「摂理がお前の加害者だ、ほれ立ち向かってみろ。」
未称。
「被害妄想による汚し事。」
真利。
「被害妄想はそいつの結果責任。」
絵夢。
「被害妄想は過失製造機。」
一時的に暇になっていたら。
コンピューターが壊れたと言うので。
メインルームの人の集まりに突入。
残念、オペレーティングシステムのバグです。
ストレージ入れ替えのために、予備機と交代。
また壊れたとか呼ばれたので。
急行したら。
メモリ不足、増設したばっかりなのに。
部品を入れ替えて修理しました。
ストレージを修理用のものに入れ替えたら。
あっさり復帰しました。
データは一時間ごとに。
サーバールームにある。
無線ポータブル・ハードディスクに入るので無事。
片付けている。
廊下にいた研修生。
またあの二人組ですけれど。
今回も入場。
いきなり喧嘩になりそう。
萌笑。
「ドレインキスしよ。」
咲姫。
「え?そんなことするの?」
萌笑。
「あなた綺麗だから。」
咲姫。
「うん、挑戦してみる。」
萌笑。
「吸いたい。」
咲姫。
「うっ!嫌!」
萌笑。
「きゃっ!なんで叩くの!」
咲姫。
「気持ち悪いです。」
萌笑。
「もっとえっちなことしよ。」
咲姫。
「同じ美少女同士だから、相棒だったのに。」
「えっちなことしたら、もう友情なんてないよ。」
片方が、ドレインキッスで揉めて、取っ組み合い。
すぐに駆けつけて、仲裁しました。
戦闘開始、五秒なので間に合った。
未称。
「女の子として認めていたけれど。」
「えっちなことは別なんだって。」
真利。
「お互いの美貌にうっとりしていたけれど。」
「これでもう理性が回復したよね。」
絵夢。
「相手が相手だから、これ以上の問題にはならないと思うよ。」
萌笑。
「私って、この女の子の美貌に夢中だったんですね。」
咲姫。
「女の子としてよく出来ているから、近くにいたのに。」
「えっちなことまで考えていませんでしたよ。」
未称。
「理想の女の子が、自分ではなくて、その女の子だったってことね。」
真利。
「自分が現実的な女の子、相手が理想的な女の子でしたか。」
絵夢。
「どうする?喧嘩を続ける?それとも考え直す?」
萌笑。
「考え直すことにします。」
咲姫。
「これまでのことは別にいいです。」
「ここからのえっちなことはだめですよ。」
研修生二人組、復帰。
祖父が線引きが欲しいと連絡したので。
しゃもじを持って行きました。
未称。
「これが万能な線引きです。」
祖父。
「杓子定規、なるほど、理論上、何でも測れるもんだわあ。」
未称。
「こっちの普通の線引きと、杓子定規、どっちが凄いものですか?」
祖父。
「杓子定規は何でも測れるが、結果的に使えないから。」
「その普通の線引きをくれ。」
「杓子定規なんて青二才しか使わんよ、ふははは。」
廊下。
祖母が掃除をしている。
チームメンバーは資料を整理整頓。
研究者が持ってくる資料の文法をチェックして。
余計な所を削ったり。
誤解のないように言い回しを変えたり。
書斎で作業。
業務用電子メールの修正依頼も来ますね。
勘違いが起きない言い回しに調節するだけ。
夜間に研究者が退出する前には。
コンピューターの点検をします。
マルウェア感染やら、不正クッキーやらにやられてないか。
または、隣の部屋の端末から侵入できるか、セキュリティーのチェックもしますね。
祖父は部屋にあんまり人がいてほしくないので。
孫だけは特別。
夕方。
どんな依頼を受注するかと思ったら。
夜間警備でしたね。
何か変なものが出現するので。
調べて欲しいとのこと。
一回、自宅に戻って、深夜に再度、入場。
祖母が放し飼いにしている猫を連れて来ました。
やっぱり侵入者はネズミでしたね。
猫は、さっと放たれると静止して。
ネズミが近くに来るまで待って。
ネズミが油断した瞬間に飛びかかって食べました。
猫をケージに戻して。
潜んでいた大型の昆虫も、電気ラケットと殺虫剤で皆殺しにして。
帰還。
自宅から監視カメラをチェック。
特になし。
次の日。
祖父が記録を取ってほしいと呼んで来たので。
代筆なんですね。
実は代筆が助手の本業になっています。
大学で修辞学を習っていたので得意なんですね。
一度、代筆の依頼が来ると、その日は動けません。
日本のことわざ。
知って知らぬが真の物知り。
本当に物知りな人は、よく知っていることでも。
謙虚に知らないふりをするものである。
5
勝つことより負けぬことを考えよ。
日本のことわざ。
台風が通過。
暴風によって。
脆い建築物は破損。
やや洪水みたいになっています。
こっちは無事。
台風はそのまま遠くに行きましたが。
暴風の影響で停電が発生しています。
停電は暴風でも発生する。
職員用に。
衛星電話のアンテナを起動して。
天文台が使っている衛星電話を利用してもらっています。
ソーラー発電装置があるので、アンテナは稼働する。
地上で何があっても、人工衛星は無傷。
しかも地上の通信と混線しないので。
災害時は切り札になる。
一説には人工衛星は三千基ほど衛星軌道に乗っている。
通信用の人工衛星ならいくらでもいる。
アンテナを管理中。
未称。
「人は自然にいくらでも左右されますね。」
真利。
「まったくです、前もって決まっているからと言って。」
「自然の影響に関しては無力ですね。」
絵夢。
「自然の影響を軽視しているのでは?」
未称。
「自然なんて容易に人間を左右させる力があるんですね。」
真利。
「自然とは何か、とか言われても、河川や森林を見ればよく分かりますね。」
絵夢。
「病気も自然のものなので、そう捉えると、けっこう対処ができたりします。」
未称。
「事前に決まっているから、という内容を自然は容易に覆す。」
真利。
「自然が目の前にあるのに、ちょっと甘く見ていますね。」
未称。
「最近の人間は、人間同士の約束でどうにかなると信じてしまい。」
「自然の影響すら受けないと信じるほど増長している。」
絵夢。
「自然科学を知っていれば、自然の影響くらい分かるのにね。」
未称。
「自然は量子力学で予測できますしね。」
真利。
「自然から見ると、運命論なんてある種類の約束に過ぎませんね。」
絵夢。
「変更してはいけない、という規則がないしね。」
未称。
「変更を禁止する、ということを変更してはいけない、という規則もない。」
真利。
「運命を誹謗中傷することも、決まっていたんですよ。」
未称。
「なるほど、運命によると、運命をぶっ殺すことも決まっていたんですね。」
絵夢。
「前世から、宿命を削除して、相手をどっかのワルキューレみたいに地上に落としてやることも。」
「決まっていたんですよ。」
未称。
「冗談は理屈だけにしてもらおうか。」
絵夢。
「まったくです、あんな御大層な理屈を並べて、何をしようと言うんですかね。」
真利。
「運命論を消せば大金星ですよ。」
未称。
「運命論ってよく見ると、見掛け倒しめ!」
絵夢。
「運命論?理論を真面目に考えた方がいいですよ!」
真利。
「あれで本気って言うのなら、けっこうおかしいですよ。」
未称。
「好運などは来ないのだと思っている人が。」
「運命を征服する。」
「マシュー・アーノルド。」
「イギリスの詩人、批評家、教育家。」
真利。
「運などに頼らず、自力で事をなし遂げようとする意志をもった者のみが。」
「自らの運命を切り開く。」
絵夢。
「努力もせずに、一攫千金や棚からぼた餅を期待するのは虫がよすぎる。」
未称。
「そういう幸運ばかりを期待して受動的に生きる者は。」
「結局運命にのみ込まれて一生を終える。」
真利。
「逆に、そういう都合のよいものを当てにせず。」
「能動的にこつこつと努力をする者が。」
「逆境にもへこたれず自らの人生を切り開いていくのである。」
絵夢。
「そして図らずも幸運とはそういう者についていく。」
アンテナ稼働。
衛星電話、抜群に機能。
さて、小惑星が地球と月の間をまた通り抜けまして。
どこぞのアマチュアでも観測できてしまいました。
夜空を天体望遠鏡で覗くと。
微妙に動く物体があるんですね。
「2019 OK」は不意に来て。
「2024 MK」は捕捉可能で、動画にも映像が投稿されていました。
あの小惑星群ですが、とうとう近くまでやって来て。
ただ、太陽の重力の影響なのか、話題のダークマターの影響なのか。
周回軌道に追いついてこなくて、どっかに行ってしまいました。
次に巨大彗星ですが、周回軌道により。
太陽に接近したせいで。
氷が融解して、軌道が逸れました。
実際に突っ込んできたのは。
中サイズの未確認になっている彗星で。
辺境に落ちて、小都市を壊滅させまして。
チェリャビンスク隕石よりも威力が高く。
死傷者が大量に出ました。
不意に落下したので、捕捉できたのは二時間前。
ちょっとした失態みたいな雰囲気ですね。
電源は午後には復旧しました。
天候は大雨。
未称。
「どっかの子供が変な事を言っていたね。」
真利。
「お空の上から見ていた、という空想ですね。」
絵夢。
「空って高度どのくらいですかね。」
未称。
「空って、この空を抜けると人工衛星があるんですけれどね。」
真利。
「なるほど、人工衛星から見ていたんですね。」
未称。
「その偽預言者は、成人になると。」
「かつて自分が言った論説をもう信じていないでしょう。」
真利。
「あんな妄想を言い続けると、高校生くらいで。」
「他人に攻撃されるね。」
未称。
「子供の空想を、頭が悪い大人が持ち上げるんじゃないよ。」
真利。
「ユング心理学を教えてあげて。」
未称。
「どんな妄想も、一割は真実が混ざっている。」
「その一割を当てるのが、ユング心理学。」
絵夢。
「天上では似たようなことがあるかもしれないが。」
「地上では通用しないし、役に立たない。」
「そんなものは、宗教ですらない。」
未称。
「新手の偶像崇拝ってことですね。」
真利。
「どちらかと言うと、精神科医に判断させるべき。」
絵夢。
「子供の論説を信じるなんて、子供を全員、預言者であると見なす行為ですよ。」
未称。
「子供なんて何も持っていないでしょ。」
真利。
「一部の愚者だけが共有する公害でしょうね。」
絵夢。
「なんか劇がテレビでやっているって。」
未称。
「作業が終わったら見ましょう。」
真利。
「太陽フレアは問題ない、人工衛星は正常。」
衛星電話、役人が来てなぜか使っている。
テレビは復活している。
休息。
テレビ劇場。
天空みたいな場所で。
不細工に作った役者がいて。
周りに子役が集まっている。
よくわからない劇。
神秘主義という演目。
開始直後、いきなり不細工に作った。
場面の中心にいる役者が。
子役に何か言って。
舞台から蹴落とした。
神秘主義者。
「あなたの運命はこうなるから、行きなさい。」
子役。
「なんでお前の言う事を聞かないといけないの?」
神秘主義者。
「早く行きなさい。」
子役。
「ぐわっ!暴力反対!」
神秘主義者。
「あなたは何々だから、あなたはすぐに行きなさい。」
道化。
「誰だてめぇ。」
神秘主義者。
「あなたはあなたが見ていた夫妻の所に生まれて。」
「不和を除きなさい。」
道化。
「はあ?その後はどうするんだよ!」
神秘主義者。
「あなたは馬鹿だから、言う事を聞きなさい。」
道化。
「うわっ!」
神秘主義者。
「あなたは、こういう運命で生まれて、一生はこうなって、またここに来るのです。」
マホメット教徒。
「うわあ!偶像崇拝だ!」
神秘主義者。
「早く行きなさい、無理に行くのです。」
マホメット教徒。
「おお!アラー神よ、助けてください!」
「この馬鹿が神を名乗って暴れています!」
天使役の人が来て。
不細工の悪役を弓矢で射抜いた。
神秘主義者。
「なにをするんですか、私は神ですよ。」
天使。
「異教徒は殺させて頂きます。」
マホメット教徒。
「宗教戦争だ!」
神秘主義者。
「あなたもこう生まれなさい。」
天使。
「異端者は火炙りです。」
不細工の神秘主義者。
天使に惨敗して。
火炙りの刑になって。
天空みたいな場所で死んだ。
冥府に突き落とされた。
劇場は変転。
冥府の場面に。
神秘主義者。
「誰ですか、私は神ですよ。」
裁判官。
「ほうほう、君が噂の神秘主義者ですか。」
「よろしい、タンタロスに落としましょう。」
下僕。
「よし運ぼう、二度と出られないようにするぜ。」
巨人。
「俺達の出番だ、この神気取りめ、よくも暴れてくれたな。」
「タンタロスに落としてやる。」
神秘主義者。
「私は人の生まれを決めることができるんですよ。」
ハデス。
「お前のような奴はオリュンポスにはいないぞ。」
天使。
「後からどうやって発生したんでしょうね。」
ハデス。
「見るからに、元人間ってことだな。」
天使。
「さすが冥府の王、正体はもう分かっているんですね。」
神秘主義者。
「誰ですか、なんでここに落とすんですか。」
下僕。
「御託はいいから、二度と戻ってくるな。」
巨人。
「俺達二人組にも勝てないし、ろくな抵抗もできないんだな。」
舞台は変転。
ここは地上、人間の夫婦の世帯。
産婦人科に直行する場面で。
変な子供の霊体がつき纏っている。
夫妻はキリスト教徒。
旦那。
「ちょっと待った!上の方に浮かんでいる馬鹿は誰だ!」
妻。
「うわあ!なんですか、あの気持ち悪い子供は!」
男児。
「生まれる前からこうして見ているんだよ。」
旦那。
「ぎゃああああ悪魔だ!」
妻。
「神父様から聞けばよかった、悪魔祓いを忘れていたわ!」
男児。
「そこに僕が生まれるんだよ。」
旦那。
「天の父よ、あの悪魔から我々をお救いください!」
妻。
「あんな悪魔が、私から生まれてなるものですか!」
すると、天使アズライールが現れて。
浮かんで夫妻を追跡していた男児を連れ去った。
あの男児は地獄に落としたから、心配するな、という声が聞こえて。
産婦人科にて夫妻は子供を見た。
浮かんでいた男児ではないことを確認した後。
夫妻は赤子に洗礼を受けさせた。
劇場はこれで終了。
ハッピーエンドですね。
久しぶりに面白いコメディが観れました。
満足して休憩から戻ると。
地球に接近する可能性のある天体が複数あり。
次はその計算に追われていて。
代筆に入りました。
ようやく代筆が終わって。
深夜になる頃には。
デジタル天体望遠鏡に、定期的な実験として打ち上げられた。
弾道ミサイルが捕捉できたんですね。
ノルウェー・インシデントが有名なんですね。
夜間、研究員が忙しい。
未称。
「核ミサイルって、発射されて向かって来ていると。」
「わずか数分で反撃か、食らうかの決断を迫られますね。」
真利。
「核ミサイルの発射って、食らうと、ミサイルサイロがやられますし。」
「反撃しないと、自分達の反撃手段、武器を失います。」
絵夢。
「武器が破壊される前に、反撃を決断しないといけないけれど。」
「早期警戒システムって、誤作動がやたらに多い。」
未称。
「勘違いで反撃してしまうと、何してくれてんだと。」
「何もしていない相手から反撃されてしまうし。」
真利。
「冷戦時代から早期警戒システムとミサイルサイロは稼働していますし。」
「現代では、もっと正確で、高度な対応ができますね。」
絵夢。
「冷戦時代は、核戦争の脅威が常にあり。」
「核戦争のシミュレーションに基づいて、技術が発達しました。」
「今では教訓によって、その技術は洗練されています。」
未称。
「核攻撃に参加していない国を攻撃してしまう可能性があり。」
「地球の上空を核ミサイルが埋め尽くすと。」
「無関係な核保有国も疑われます。」
真利。
「地球の上空が核ミサイルでいっぱいになると。」
「そんな状況でも数分で反撃を決断しないといけないし。」
「システムの誤作動もありえますからね。」
絵夢。
「今では、限定された核攻撃が流行っています。」
未称。
「核ミサイルを撃ちまくると、どうせ攻撃側の国民も滅亡しますし。」
「地球も壊滅しますので。」
「ろくなことがないことは理解しているんですね。」
真利。
「核戦争後は、世界で一万人くらい生き残ればいいほうで。」
「瓦礫や雪景色しか、世界には残りませんからね。」
絵夢。
「世界が崩壊すると、その後は何をしても虚ろでしょうね。」
未称。
「核ミサイルは、本気で使うと、結局は自滅するってことですね。」
真利。
「自滅するって分かっていて、使うのは頭が悪い判断になるかも。」
絵夢。
「相手が錯乱して撃ちまくってきたら、撃ち返すしかない。」
未称。
「何度も滅びても復活して再開するのが文明なので。」
「その時にみんなと一緒に死ねれば、最長千年くらいは。」
「この世に生まれないからね。」
警棒を持って警備中。
大型犬が早期警戒しています。
吠えると、けっこう何かしらいる。
地域の電源は夜に復活していまして。
外は大雨です。
雷雨。
正体不明の武装集団、拳銃で近くに来た。
天文台の付近は平地。
雷が鳴っている時は、平地にいてはいけません。
必ず遮蔽物を利用して帰りましょう。
武装集団、平地を歩いてきた。
落雷で全滅した。
なぜか雷は、平地にいるものを狙ってくる。
落雷で瀕死になった人々は。
雨雲が去った後に。
農民が発見して運ばれました。
宿舎、満席。
二人組が、家事に参加していました。
宿舎では、深夜の組がいますからね。
萌笑。
「なんで女の人って、男性とえっちなことすると。」
「物理的に損をするって分からないのかな。」
咲姫。
「女性に不利になるように出来ているので。」
「男性は後始末が簡単です、逃げればいいので。」
萌笑。
「女性の方はえっちの果てに妊娠して。」
「後始末が大変で、処女を成り行きで失っています。」
咲姫。
「そういう行為が身売りだって分からないんですね。」
「男性にとっていい便所を得たってことです。」
「女性に対しては、男性は常に利己主義者ですよ。」
萌笑。
「男性が利他的で、女性は利己的という組み合わせがいいですね。」
咲姫。
「なぜ男性が裏切らない前提で交際するのか、意味が分からないのです。」
未称。
「そんなに疑わしいのなら、そういう構図を破壊せよ。」
真利。
「別に結婚は義務ではないのですし。」
絵夢。
「たまたまそんなものがあるからと言って、成り行きで参加するな。」
萌笑。
「そうですよね、私の夢はお姉さんにレイプされることです。」
咲姫。
「なんか双子の姉妹になってしまったので、お姉さんに興味があるよ。」
未称。
「暇になったら構ってあげるから。」
「それまで男に釣られないようにきをつけな。」
真利。
「今まで検証されなかったが故に、男女関係はまかり通っているだけ。」
絵夢。
「人の生まれも検証されなかったので、正否について問われることはなかった。」
未称。
「検証されなかったので、放置されているなんて。」
「どういう馬鹿っぷりですか。」
萌笑。
「なんで検証されなかったんですか、結婚とかも。」
咲姫。
「人の生まれもなんで検証されなかったんですか。」
未称。
「そうですよね、検証されてもおかしくないのに。」
真利。
「問題になってから、検証されるんじゃないかしら。」
絵夢。
「ならば最初から検証されるなり、そもそも世界にそんなものあるな。」
萌笑。
「この世になくても、別に困らないものだってありますからね。」
咲姫。
「なぜいちいちこの世にあるんですか、最初から無くても困らないじゃないですか。」
未称。
「そういうものは、けっこうありますよ、まったくどうしてなんでしょうね。」
真利。
「是認するから、長引いたのか、消すのが遅れているのか。」
絵夢。
「本当に消されても、我々は困らないけれどね。」
未称。
「ないほうが、私達はうまくやりますよ。」
深夜。
自宅に戻ることに。
最近は、昼間は自宅にいて。
夜間、天文台にいることもあります。
少し前は深夜に天文台で勤務していて。
昼間は自由時間だったんですけれどね。
代筆が本業になったので。
依頼が昼間に来るので、こうなりました。
昼夜逆転は繰り返す。
自宅にて。
家事をして、すぐ寝ることに。
買ってきた小説。
未称。
「ハルキっていう売れっ子が占領しているようですね。」
真利。
「娯楽作品しか出せないので、ノーベル文学賞は無理ですね。」
絵夢。
「仮に芸術作品を書けば、文学賞の候補に入るでしょう。」
未称。
「忙しくて、芸術作品は出せないと思います。」
真利。
「密かに貯めている、作品があったりして。」
絵夢。
「そもそもハルキっていう作家は、値段相応の作品を出し続けています。」
「ライトノベルとか言う、古本屋で百円で買った方がいい作家とは別物ですね。」
未称。
「ライトノベルって童顔の気持ちの悪い青年が書いている印象があります。」
真利。
「ハルキにライトノベルを書かせたら、もう童顔の気持ち悪い奴らはおしまいですね。」
絵夢。
「他にも売れっ子がいるはずですが。」
未称。
「玄人の作家は、立ち読みを一時間、連発しないと発見できないよ。」
真利。
「市民からの支持者が大切ですよね。」
未称。
「真の雄弁は雄弁を笑う。」
絵夢。
「なぜその人気者を引き合いに出したので?」
未称。
「比較対象を出さないと、評価なんて無理ですよ。」
絵夢。
「なるほど、正論ですね、文学には何の基準もないからね。」
未称。
「基準を設定せずに、評価するとか、正気かな?」
真利。
「川端康成の作品ですら、男尊女卑ばかりで。」
「女性に関しての推論で溢れていて、後に非難されたけれど。」
未称。
「全員が満足できる作品なんて誰が出せますか。」
真利。
「結局、シラーみたいな芸術作品が書けないのなら。」
「シラーに匹敵しない作家はみんな迎合に走るのであった。」
絵夢。
「ヒッポクレイデスは気にしない。」
翌日、天体衝突の可能性が多発している時期なのか。
研究員は慌てている。
今日はデジタル掲示板にて、大量にタスクが載っているので。
余暇は無さそう。
有給休暇は、無計画に出すと、デジタル掲示板の表示は消えないので。
仕事が増えますね。
というより、今の所が快適なので。
手放さないようにしているチームメンバーです。
フランスの喜劇作家。
ボーマルシェ。
真実はどれも信じてよいものとは限らない。
6
いかなる正論でも、かたくなに言い張ると。
聞き苦しいものだ。
ソフォクレス。
市街地に買い出しに来ていますが。
変な人が、商店街で。
木箱の上に乗って演説しています。
ナチスの軍服を着ていますね。
陰謀論者。
「すべては陰謀だ!」
市民。
「陰謀?なんでも陰謀のせいにするな!」
陰謀論者。
「みんな闇の政府に騙されているんだ!」
学者。
「その闇の政府って証拠があるの?」
陰謀論者。
「俺の言い分は何でも正しいんだ!」
会社員。
「ないものを証明しようと、理屈を繰り返すな!」
婦人。
「いつまでも終わらない理屈の繰り返しですね。」
陰謀論者。
「俺達はみんなを洗脳から解き放つんだ。」
学者。
「なるほど、お前らは無いものを証明しようとしているんだな!」
市民。
「闇の政府っていう、無いものを証明しようとすれば。」
「いつまでも屁理屈を言っていられるよなあ。」
陰謀論者。
「そういう批判も闇の政府のせいです。」
少年。
「架空の何かのせいにして、それと戦おうなんて。」
「頭がおかしいよ。」
少女。
「どうせ何かのせいにしていれば。」
「自分の問題から逃げられるからでしょ。」
学者。
「自分に問題があるので、それを闇の政府という要素を作って。」
「そいつのせいにしたんでしょうね。」
市民。
「陰謀論なんてナチスと同じことしているんじゃないか。」
「すぐ何かのせいにして、それに攻撃することで。」
「自らの愚劣さ、幼稚さを隠そうとする。」
陰謀論者。
「お前らは闇の政府の回し者か!」
不良。
「闇の政府だぁ?作り話ばかり言いやがって。」
チンピラ。
「俺達の縄張りで、よくもそんな作り話、広めているなあ!」
陰謀論者。
「俺達だけが正しいの、他の奴らは洗脳されている。」
不良。
「独善的だな。」
チンピラ。
「それではお前を教育してやる。」
陰謀論者。
「言論を弾圧するのか、正義の告発なのに。」
私人逮捕系。
「今回はあの気違いを逮捕します。」
不良。
「やっちまえ。」
チンピラ。
「ぶっ殺してやれ。」
学者。
「陰謀論者って、自分が無能で、構図を逆転しないと勝てないから。」
「作り話を言いふらしていますね。」
市民。
「負け惜しみですか、構図を逆転させないと、他人に勝てないから。」
少年。
「あれは政府に勝とうとする、政治活動ですね。」
少女。
「独裁者になるのが目標なんでしょうね。」
不良。
「独裁者が出ないように、陰謀論者をあらかじめ潰そうぜ。」
チンピラ。
「構図を逆転させれば、何でも有利だと思ったら大間違いだぞ。」
私人逮捕系。
「それではファシストを逮捕します。」
陰謀論者。
「何するんだ、闇の政府に負けた!」
私人逮捕系。
「お前ら数人と、少ない仲間がいて。」
「そいつら以外は正しくない、洗脳されているとか。」
「自分勝手過ぎて、下らない。」
市民。
「ヒトラーみたいな演説を繰り返しやがって。」
学者。
「断言ですよ、根拠のないことをひたすら断言。」
「すぐ断言する、断言、断言、反復、感染。」
不良。
「自分が為政者になろうなんて一発逆転はないんだよ!」
チンピラ。
「大勢を洗脳すれば、政治活動が成功して。」
「自分が為政者になれると信じたか。」
「そんなうまい話、ある訳ねぇだろ。」
少年。
「ものすごい少数の馬鹿達が。」
「構図を逆転させて勝とうとしている。」
少女。
「よくあんな馬鹿な話、信じますね。」
私人逮捕系。
「作り話も、うまくなれば、リアルティが凄いんですよ。」
陰謀論者。
「俺は正義の告発者なんだぞ!」
私人逮捕系。
「政府の陰謀ではなくて、あからさまにお前らの陰謀なんじゃないか?」
市民。
「政治活動で一発逆転なんてある訳ないだろ!」
陰謀論者。
後に。
あまりに演説を繰り返すので。
身内が精神分析医を予約。
精神分析をすると。
かなりずる賢い性格であると診断され。
考え方はすべて妄想に基づいて判断しているという結論。
妄想で政治活動をされるのはまずいので。
精神分析医は、精神科病棟に入院させたという。
こちらはホームセンターの中。
変な人がまたいた。
愚者。
「あなたのためだから、非常食で暮らしなさい。」
庶民。
「それはお前が勝手に俺のためとか言っているだけだな。」
愚者。
「良かれと思ってやった。」
庶民。
「つまりは、良かれと思ったら。」
「どんな邪悪なこともするって自白した訳ですね。」
愚者。
「素晴らしいことをしたのに、なんてこと言うんですか。」
庶民。
「お前の正しさなんて関係ないんだよ。」
愚者。
「私に従うと、何でも解決しますよ。」
庶民。
「善人を皆殺しにする必要があるんだな。」
愚者。
「この人殺し!」
庶民。
「単に敵を抹殺しているだけじゃないか。」
愚者。
「善人がすべてを支配するの!」
庶民。
「善人なんて死ね。」
駐車場で喧嘩が発生。
偽善者の方が柔道技で投げられた。
決着がついて、両者、どっかに行った。
買い物をしています。
未称。
「何か、権利ではないものを権利だと言い張る人間が目立ちますね。」
真利。
「身体障害者とかはまさにそれですね。」
「ああいうのって、昔は船で流したり。」
「ローマ法では、生まれた直前に殺していたから。」
絵夢。
「盲目の人は、なぜかイエス・キリストが復活させていますので。」
「唯一、障害者としては意味があるらしい。」
未称。
「しかし身体障害者ってなんで自殺を試みないのでしょうね。」
真利。
「私だったら、そんなに意味のない障害を負ったら。」
「すぐに自殺して、身体を交換してしまうよ。」
未称。
「自害って、武士は平気で実行しましたが、ああいう教育は必要です。」
「生まれが問題になった時に、武士のように潔く自害すれば。」
「それ以上の害はなくなるし、数十年で、この世に再び生まれる。」
「その時は障害なんてものはない。」
絵夢。
「生まれに問題が生じる度に、武士のように自害すると。」
「問題がある生まれに対する見せしめになり。」
「永遠に障害は寄ってこないのでは。」
未称。
「精神疾患も、病気としては百年以上前から確認されていますが。」
「特に意味がないので、損しかしないものを是認するのはどうかと。」
真利。
「身体に欠損や欠陥があるのなら、そうなったことに腹を立てるのが道理にかなっている。」
絵夢。
「共存なんてしなくていいのに。」
未称。
「賠償は神様に請求しますね。」
真利。
「というか、特に意味もないし、損しかしない障害全般を。」
「権利と呼ぶのは筋違い。」
絵夢。
「貧乏くじを引いた人ですからね。」
未称。
「本人の考えには関与しませんが、私からすれば。」
「無意味過ぎて、利益を失っているだけですね。」
絵夢。
「仮に指をパチンと鳴らせば、障害は全部、消えますよと。」
「神様に宣告されたとしたら、障害を権利であると続けますかね。」
未称。
「躊躇なく、指をパチンと鳴らして消すでしょうね。」
真利。
「それなら暴力で生命を強制しているだけですね。」
未称。
「捨てられるし、捨てると障害が無くなると言われたとしたら。」
「みんな捨てまくって、健常者に混ざって生活するでしょう。」
絵夢。
「要らないものを是認するって、二度も騙されているし。」
真利。
「なぜか欠陥のある生涯を与えられて、腹を立てない矛盾。」
未称。
「よくもやりやがったな、なんて台詞は言わないのはなぜ?」
真利。
「そういう人は、仕返しに御本尊を攻撃する可能性がありますね。」
絵夢。
「私があんなもの食らったら、仕返しに神殿に放火したりして。」
未称。
「よくわからないけれど、本人しか知らない約束だったりして。」
絵夢。
「無意味だと思ったら、パラリンピックを観なければいいだけ。」
真利。
「あれは我々とは無関係ですからね。」
未称。
「車椅子の科学者なんて、才能と引き換えに障害者になったと思われる所があった。」
「私なら、いわゆる現世主義で、現世利益しか求めないけれどね。」
絵夢。
「結論としては、神々への苦情が増えるってことですね。」
品物は揃えて。
自動車で輸送。
もうすぐお昼。
配膳は祖母と業務員がするという予定。
カーナビはバグが多い。
幾何学があれば、カーナビは補佐にしかならない。
走行中。
お店を探しています。
未称。
「時代によって考えが違うと真理ではない。」
「それなら、昔は男尊女卑で。」
「今は男女同権、社会的性差がなくて。」
「男女の人生は同じと言う訳で。」
「男尊女卑は真理ではなかった。」
真利。
「男尊女卑なんて無視すればよろしい。」
「時代によって変わっているから。」
「真理ではないんだし。」
絵夢。
「男尊女卑は今では無くなっているので。」
「昔あった男尊女卑は真理ではなかったね。」
未称。
「昔はそうでも、今は違う。」
「女性に関しての真理ではなかったね。」
真利。
「男性と女性では人生が違う、なんてものは昔あったけれど。」
「現代では男女の人生は同じで、有利とか不利はないし。」
絵夢。
「現代では女性の社会的役割は否定されているので。」
「昔の社会的役割は嘘であったということですね。」
未称。
「真理ではないので、構う理由はない。」
真利。
「昔の女性だから何々、と現代の女性だから何々は別物です。」
「ですので、時代によって変わっている女性の姿は。」
「昔から真理ではなかった。」
絵夢。
「男尊女卑が論破されて百年くらいでしょうか。」
「論破されたからには、言い分は通用しない。」
未称。
「男性が有利な時代が終わって、女性に不利がない時代になっているので。」
「やはり真理ではないものを信じるのは愚かですね。」
ファストフード店に寄ろうと。
地下街に入ると。
なぜか停電している。
管轄内の発電所のトラブルで、この地域がダウンしたようで。
懐中電灯で、生存者を探します。
地下街に進む前に。
前に見た地図によると。
クノッソスの宮殿みたいな構造なので。
毛糸を入り口から垂らして、侵入。
動けなくなっている人がいて、誘導して逃がしておきました。
青年。
「真っ暗で見えなくて、助かった。」
婦女。
「いきなり照明が消えて、何も見えなくて、危なかったわ。」
学生。
「焦った、閉じ込められると思った。」
未称。
「早く行け、まだ電源は復旧しないだろうから。」
真利。
「退避しなさいよ、これ以上何かあったら危険ですし。」
絵夢。
「奥に、もっと人がいそうですね。」
少女。
「レスキュー隊員ですか?」
店員。
「おっとすまん、非常用電源も起動しないんだ。」
未称。
「まとめて誘導しますか。」
真利。
「買い物客は私達の後ろに並んでついて来て。」
絵夢。
「消防隊員が来ましたね、交代です。」
通報を受けたレスキュー隊員が地下街に突入。
特に負傷者なし。
非常用電源が二十分後にようやく作動。
発電所が故障してしまったので。
他の地域から電気をもらってきて。
二時間後には電源復帰。
天文台に帰ると。
戦争中の国家同士で、片方が弾道ミサイルを十発使用した所を捕捉していた。
弾道ミサイルは全弾、迎撃されて、空中分解。
そして最近の主題になっている。
天変地異が酷くなっていて。
異常気象が当たり前になってしまい。
天文台でも話題になっていた。
人工衛星から、地球の気温とか、風速とか、海水温とか。
いろいろ観測できてしまう。
年数ごとの比較データがありますからね。
たまに台風やハリケーンも見えます。
今回。
太陽系に浮遊惑星みたいなものを発見。
まあ浮遊惑星が突っ込んできたらおしまいですね。
本当に浮遊惑星なのか、確認中でしたね。
未称。
「種の起源っていう小説なんですけれど。」
「設定が甘いですね。」
「いくらなんでも。」
「主人公の種族が猿の子孫というのはまずいかと。」
真利。
「種の起源って、ストーリーが良くないですね。」
「小説にしては、面白くない。」
絵夢。
「種の起源って、よくあんなつまらない小説が流行ったね。」
英美。
「ダーウィンって、文学のセンスはなかったんじゃないの?」
萌笑。
「推論だけで展開されるストーリーですか。」
咲姫。
「世界は無神論者のためにあるのではないけれど。」
英美。
「種の起源って、なんで海外小説のコーナーに置いてないんでしょうか。」
「ジャンルを間違えているのではないかな。」
未称。
「いや、私が見た時、種の起源っていう小説は。」
「海外小説の棚にありましたよ。」
真利。
「そうなんですね、私の場合は、オカルトの棚にありましたよ。」
絵夢。
「私が見たのは、アダルトのコーナーに置いてありました。」
英美。
「ダーウィンもたかが人間ですし。」
萌笑。
「ヒューマニズムお疲れ様です。」
咲姫。
「自然主義、お疲れ様です。」
絵夢。
「猿から進化したという設定は、上手ではないね。」
「もう少しましな設定はなかったんですかね。」
未称。
「あれでダーウィンはベストセラー作家ですからね。」
真利。
「作り話に熱狂して、本当のことであると思い込んだ人々がいる。」
絵夢。
「古本屋で、種の起源が哲学の棚にあったので。」
「小説の棚に直してあげたことがある。」
英美。
「推論なんて科学じゃないんだし、ましては小説なんて科学なんですかね。」
未称。
「作り話も、上手になると、現実と区別できない実例ですね。」
真利。
「生存競争なんていう物語は、現実にあったら。」
「敗北者の方が多く設定されているので。」
「参加しない方がいいね。」
絵夢。
「そういうルールで勝負しないこと。」
未称。
「あらゆる規定は否定である。」
「スピノザ。」
真利。
「進化って、何が進化するのかな。」
絵夢。
「下半身が進化するか、態度の悪さが進化するか。」
未称。
「人々が日々する、デタラメの内容まで進化させなくてもよろしいね。」
英美。
「生き残りのために戦うとか、何でも勝てると思ったら大間違い。」
萌笑。
「むやみに争うストーリーなんですね。」
咲姫。
「無駄な争いを推奨して、無意味な戦いを美化する物語ですか。」
英美。
「自分が倒されるとは思っていない時点で、戦闘の素人。」
未称。
「生存競争とか主人公が言っていますが、負ける可能性は考えていない。」
真利。
「そいつの試合のルールなんて我々には無関係ですよ。」
絵夢。
「生存競争という名前のルールに対して、いかに反則で潰すかの試み。」
未称。
「生存競争には、ルールの抜け穴を突くか、反則で倒せば、煙たいのは消えます。」
真利。
「最強の手札、反則。」
萌笑。
「審判がいない試合では、反則した人が一方的に勝ちます。」
咲姫。
「いかに反則を使うかの勝負なんでしょうか。」
未称。
「私の必殺技は、反則です。」
真利。
「審判がいないんだから、反則だけ繰り出せばいいでしょ。」
絵夢。
「倒せる審判は審判ではない。」
英美。
「この規範は人間社会も支配する自然の法則だからって。」
「お前が勝手に決めたんでしょうに。」
未称。
「そいつがそう言っているだけで、実際には別物ですね。」
絵夢。
「勝手に規範を作るな。」
真利。
「自然の法則に誰しもが従う訳がないでしょう。」
未称。
「いかに反則をして法則を潰すかのゲームですな。」
英美。
「そいつがそう書いたからと言って、法則とは認められない。」
絵夢。
「本当にそんな法則があるかどうか、試してやりましょうよ。」
英美。
「ダーウィンを試してやりましょうよ。」
真利。
「進化論だから正しいという因果関係はありません。」
「現代物理学は因果関係は無視します。」
絵夢。
「進化論?屁理屈が進化するのですか?」
英美。
「進化論も理屈だけなんですね。」
「理屈以外は何もない。」
未称。
「ダーウィンこそ我々に逆らうな。」
真利。
「法則なんて、いくらでも壊せるし、無視できる。」
絵夢。
「法則なんかに依存してやんの。」
萌笑。
「よく読むと酷い小説ですね。」
咲姫。
「こんなもの、よくベストセラー小説になりましたね。」
英美。
「科学系の小説とは思えない。」
未称。
「科学を自称しているだけで、証拠は何もない。」
英美。
「フィクションとしては、かなり手の込んでいますけれどね。」
作家、ダーウィン、種の起源。
別館。
小さな図書館で、海外小説を集めた棚に置いてありました。
その棚には。
シェイクスピア、シラー、ゲーテ、カフカ、ホメロス、アリストパネス。
たくさん並んでいますが。
ダーウィン作だけはつまらない作品でしたね。
群衆は頭数は多いが、知力はまったくない。
別館は、休憩に使われます、宿舎もここにある。
天体衝突の次は、天変地異が多発していて。
たまたま多いのか、何かあって多いのか。
科学者は天文台に大勢いますが。
哲学者はチームメンバーだけなんですね。
たまに相談されるので、哲学から回答しています。
深夜、くじ引きで夜勤を決めようとしました。
祖母。
「くじ引きで決めるですって?」
「私に勝てるとでも思っているのか!」
未称。
「夜間は仕事が少ないから、すぐ帰れそうですね。」
真利。
「当選した所で、そんなに苦労はしない。」
絵夢。
「任務転用して、夜勤になっている時は。」
「逆に昼間の何でも屋が機能しなくなって。」
「祖父が困ったんですけれどね。」
くじ引きで。
祖母が負けた。
自宅に帰ると。
家事をしてから。
とまあ、明け方に天文台に戻るんですけれどね。
今日は機械エンジニアの依頼が多かったんですが。
早朝から、昆虫の駆除に忙しくなって。
朝から害虫を殺しまくっていました。
警備の仕事なんてもっと楽で。
化学兵器があるので。
ナイフマンとかはもはや時代遅れ。
犯罪者が一方的に勝てる時代は終わりつつある。
浮遊惑星について科学者は。
誤認と判断。
それよりも地球と被るように。
太陽系をくるくる回っている大型天体に興味があるようです。
そのうち、地球と被って、当たる可能性があるからですね。
未来位置予測機能にて。
システムで天体を追尾できるので。
政府に情報をうまく提供できています。
天体に左右される人間。
人間は非力だから、科学に頼るんでしょうね。
科学は、古代世界からあるので、むしろ遅れているのかな。
人間は世人が思っているより非力ですね。
イギリスの劇作家、随筆家。
ジェローム。
嘘つきの名人でないならば、真実を語るのが常に最良策である。
7
世界の半分の人々は、他の半分の人々の暮らしぶりを知らない。
イギリスのことわざ。
定点カメラを整備中。
海辺に向いているカメラと。
市街地に向いているカメラと。
河川のカメラと。
自動車で移動しながら。
無線連絡で起動するまで。
整備して回っています。
海辺の支部まで少しだけ距離があるけれど。
ここは海の異変などを察知できるため。
複数カメラがありますね。
ようやくカメラがオンラインになる。
未称。
「社会がいかに偶然で満ちているのか。」
「偶然を理解していれば。」
「あっさり分かってしまう。」
真利。
「アリストテレス自然学ですね。」
「科学が入ると、必然なんて無意味です。」
絵夢。
「特定の人物を無理に勝たせようと。」
「その人につけられた強制力を。」
「運命とか必然とか呼んでいるだけで。」
「力負けして、強制しようとした内容が排除されることもある。」
未称。
「運命なんてそんなに力がないので。」
「それに縋るのは馬鹿げていますね。」
真利。
「偶然の交差だけが社会にあって。」
「人は偶然に左右されるので。」
「ある程度は偶然に任せないといけないし。」
絵夢。
「必然なんて、特定の結果を強制した題名に過ぎませんしね。」
未称。
「最初につけた筋書き通りに、特定の人物を。」
「その結果に誘導する謎の力を運命と呼んでいるだけで。」
「運命はそれを無理に実現させるための力はない。」
真利。
「成り行きでそうなった結果を、後から必然と呼んでいるだけ。」
「その証拠に、結果に至る前に必然とは呼ばないし。」
「もし最初から結果が分かっているのなら。」
「簡単に覆せるからね。」
絵夢。
「後知恵なんですね、運命とか必然とか、題名がつくのは。」
「全部、後知恵バイアス。」
未称。
「運命は自然科学によって無力になります。」
「特定の人物を無理に勝たせているだけなので。」
「不自然なので、すぐに発覚する。」
「横やりを入れると倒せることがある。」
真利。
「必然も、自然科学を入れると、内容が調べられます。」
「どちらにしても、科学によって相対的なものになります。」
絵夢。
「結果的に実現した内容を運命とか必然とか名前をつけて。」
「美化しているだけでしょう。」
未称。
「決まっているというより、決まっている内容を撃破できるので。」
「撃破の成功か、失敗か、ですね。」
真利。
「偶然の交差で成り立つ社会の中で。」
「特定の結果を強制する謎の力、それこそ運命であり。」
「たまたまその結果が出た内容を、後から必然と呼んでいるだけ。」
「それだけ。」
絵夢。
「自然科学によって相対化されると、運命なんて絶対的ではない。」
未称。
「必然なんて成り行きでそうなった結果の題名なのですね。」
絵夢。
「もし決まっていたら、変更を加えられるか。」
「離反されますからね。」
真利。
「決まっている内容を本人が是認するとは限らない。」
絵夢。
「疎ましい運命は、決まっていると言われると。」
「本人は捨てようと、攻撃しますしね。」
未称。
「運命と必然は、力の優劣で決まるので。」
「勝負の時に、相手より少し強い力を貸して。」
「勝敗に勝っているだけですね。」
真利。
「卑怯ですよ、運命なんかで勝つなんて。」
絵夢。
「まったくです、運命に縋らないと何もできないのかい。」
未称。
「必然なんかで有利になって、そいつの力とでも言うのですかね。」
真利。
「なんて卑怯な、自分の力で勝負する気はないのですか。」
絵夢。
「そんなもので決着をつけるなんて、汚い手ばかり使いやがって!」
真利。
「運命や必然がないと何もできない。」
絵夢。
「というか、力の優劣なんですね。」
真利。
「運命より強ければいいのですし。」
「必然を覆せばいいだけ。」
未称。
「理由は馬鹿げていますが。」
「特定の結果を強制する不正に過ぎませんよ。」
真利。
「特定の結果を強制するけれど、勝てるとは限らない運命。」
「力負けして、特定の結果が実現しないことがよくある。」
絵夢。
「インチキが成功した事例だけカウントされる。」
真利。
「失敗した操作は無かったことにされますね。」
未称。
「運命が負けた場合、それは隠されて、記憶から消される。」
絵夢。
「不正が通用しなかったら、言い逃れするに決まっていますね。」
未称。
「成り行きでそうなった内容に名前をつけたのが必然。」
「前々から、それは必然だなんて言えないので。」
「事前に通告できない点では後知恵。」
「そもそも前もって分かったら、本人は離反して逃げる。」
絵夢。
「自然科学の前に、運命とか言われても、何ですかそれ。」
「誰かのインチキの内容ですかね。」
未称。
「必ずそうなるとは限らない、単なる力の優劣ですからね。」
真利。
「運命って思っているより非力なので。」
「特に暴力に弱いって証明されたことがあります。」
未称。
「オリンピックのフィギュアスケートの選手がいて。」
「自分の車のサイドミラーを盗まれそうになって。」
「窃盗犯に挑んだら、殺された。」
「有名な事件。」
絵夢。
「使わない側のミラーを持って行けと、追い払ったら。」
「死なずに済んだ。」
「不得意な戦闘に挑戦して、それまでの練習が、水に書く。」
真利。
「どんなに運命がお膳立てしても。」
「暴力には敵わないって、それで理解した。」
絵夢。
「必然の原因を殺しに来る人とか。」
「運命に暴力を振るうとか。」
未称。
「科学的に言えば、運命、必然は、原因の中に入ります。」
「しかしその原因と結果は分離できるので。」
「二つの原因から、結果が出るとは限りません。」
真利。
「運命、必然という二つの原因が、結果に結びつくとは限りませんね。」
絵夢。
「原因と結果の結合は分離できる。」
「運命、必然から、因果関係が繋がって、結果になると考えるのは誤りですね。」
未称。
「こうして運命は敗北し、必然は原因でしかないってことです。」
真利。
「原因の語源は罪ですからね。」
未称。
「神気取りの運命が何をしても、結果に繋がることは稀ですし。」
真利。
「神を自称して、必然がどうたら、下らないね。」
絵夢。
「背後世界なんですよ。」
「何でも神様が関わっていると思うな。」
真利。
「神々に文句を言っても、関与は否定されるでしょうね。」
未称。
「なぜなら、神々がいちいち関わっているとなると。」
「神々が自作自演をして。」
「自分のした行為を自分でまき返しているだけなので。」
「人間を困らせているだけ。」
「有神論者なら、やっぱり人と神の中間に。」
「異常が生じていると感覚で分かると思いますが。」
絵夢。
「中途半端な有神論者は、洗脳されるよ。」
真利。
「別に運命とか信じる義務はない。」
「運命の犯行を疑えば、いろいろ取り調べもできる。」
未称。
「必然なんて、怪しまれたことのない概念ですからね。」
絵夢。
「個人主義がようやく行き渡った時代に。」
「全体主義みたいな運命なんて要らないってことです。」
真利。
「個人主義者に運命など要らない。」
未称。
「必然なんて全体主義者みたいで嫌だなあ。」
「お節介でも仕掛けるつもりか。」
真利。
「お節介は、宗教的迷惑行為と言えますね。」
絵夢。
「どこの聖典にも、教義にも、お節介なんていう教えはない。」
未称。
「相手の正否に関係なく、倒して通るので構わないけれど。」
絵夢。
「正しいことが害になることもある。」
「むしろ今では正しいことが公害で、とてつもなく有毒。」
真利。
「正しいからと言って、なぜそいつの言い分を特別扱いしないといけないのか。」
絵夢。
「何の思想からして正しいのか、まずそれから討論は開始されますね。」
未称。
「私は個人主義者で快適ですし。」
「常に結果も良くて、使える考え方なので。」
「やはり自分が中心になるって。」
「他人の考えを必要以上に受け入れる義務がない。」
「正しいことが害になるので。」
「他人に考えを押し付けようとは思わない。」
「押し付けられた考え方を跳ね返しているだけ。」
真利。
「個人主義者になって、もう他人の言い分をいちいち考えてないよ。」
「利己的と言われても、別に利己的の何がいけないのか。」
「利己的って素晴らしい態度じゃないですか。」
絵夢。
「全体主義って、全体はこれこれとか、全体でそうだから。」
「というか統計でこういう考えだから。」
「同調して従え、とか、正解と答えを設定し過ぎる。」
「全体の考え方なんて知らないなあ。」
「勝手にやっていろ。」
「私は独立しているので、個人主義なんです。」
「反対する者は、私と戦わなければならない。」
未称。
「気持ちの悪い全体主義なんて、もう流行らないよ。」
「全体を根拠とする、正解、答えを連発するとか。」
「全体、統計の考え方が論拠とか。」
「訳の分からないことを言っている。」
「精神分析医にでも診てもらいたいのか。」
絵夢。
「全体の考えが馬鹿だから、お前も馬鹿になれって。」
「故意に馬鹿になる人なんている訳ないでしょ。」
真利。
「全体はこういう馬鹿な正解と、愚かな答えを持っているので。」
「我々の幼稚さに合わせて、あなたも凡愚になりなさい。」
「なんですか全体主義者の言い分は。」
未称。
「そう言うと、インターネットの誹謗中傷も実例に出せますね。」
「全体がこうだから、という空想上の見解に基づいて。」
「全体がこうなのに、なんでお前は従わないのか、みたいな。」
真利。
「やっぱり凡人が悪を作るって本当のことだったんだ。」
絵夢。
「まったく考えることができない、これが共通していますね。」
未称。
「インターネットの誹謗中傷って、参加者がみんな凡人なので。」
「でたらめをやっている中から、少しずつ悪が出来上がってくる。」
絵夢。
「優れている人がそんな所にいる訳ないでしょ。」
真利。
「インターネットは大半が衆愚ですし。」
未称。
「一貫しているのは、全体主義が、インターネットの誹謗中傷に見られるってことです。」
真利。
「そろそろ全体主義なんて飽きたよ。」
絵夢。
「全体主義ですか、いつぞやの戦争と同じ目に遭わせてやるよ。」
未称。
「そんな立派な理屈で頑張らなくてもいいのに。」
真利。
「まだ全体主義があるんですか、引っぱたいても分からないのかい。」
絵夢。
「全体主義ですか、歴史が生んだ偶像めが。」
未称。
「運命も偶像ですよ。」
真利。
「必然って偶像崇拝ですね。」
絵夢。
「我々は偶像崇拝なんてしません。」
未称。
「何が全体の考えですか、寝言を言うんじゃないよ。」
真利。
「理屈は豪華ですが、中身はどうですかね。」
絵夢。
「全体主義者の出る幕じゃないんですよ。」
未称。
「立派な人を演じていれば、説得力があるってもんじゃないんですよ。」
戻っている最中に。
運動公園を通りました。
スポーツをしている人達と市民。
親子連れなど。
ここは人気の場所。
未称。
「一般市民は平和的に過ごしていますね。」
絵夢。
「むしろ問題のある世帯の方が珍しい。」
真利。
「問題ですと?問題って誰が作ったの?」
未称。
「問題って作られるものだから。」
真利。
「勝手に作るなあ。」
絵夢。
「人間の作り話が問題という形になるのですし。」
真利。
「ひどいですね、問題なんて作って、何になるのか。」
未称。
「本人の問題を、他人に移動させたいのでは。」
絵夢。
「その問題の起源を調査する必要がありますね。」
真利。
「市民は平和的、しかし何か問題が作られると。」
「一部の世帯が崩壊したりする。」
未称。
「大衆の時代なんて凡人ばかりなので。」
「凡人が作成する悪によって自滅するんじゃないのかな。」
絵夢。
「どうであれ、半分の市民は平和的で。」
「半分の市民は作られた問題に巻き込まれる。」
真利。
「いや、問題を作った本人が消しなさいよ。」
未称。
「問題を作った人を作った何者かがいる訳で。」
「元凶を倒さないと、問題は湧いてくる。」
絵夢。
「問題になっている人を作った何者かがいる。」
未称。
「本人はともかく、そういう人を作った奴を倒さないとね。」
真利。
「誰かを無作為に選んで、問題にして、他人に攻撃させるとか極端に卑怯ですなあ。」
未称。
「選ばれた人は、問題にされて、他人から集中攻撃を受ける。」
絵夢。
「幽霊みたいな暴力主義者もいるんですね。」
旅客機が何故か低空を飛んでいる。
というか、エンジンが無くなっている。
旅客機は、推力を失っても。
高度を消費して、下降を続けると、速度が確保できて。
かなりの距離を滑空できるけれど。
もう限界らしい。
市街地の空港には届かない。
機長。
「あっ!終わった!」
副操縦士。
「やべ!」
着水すると、破損しないため。
逃げられる海岸を選んだ。
水上に着水すると壊れないことがある。
そして海岸の浅瀬に胴体着陸してしまった。
未称。
「何ですと。」
「上手の手から水が漏る。」
真利。
「事故現場ですなあ。」
絵夢。
「行ってみよう、何か手柄になるかも。」
未称。
「乗客の最期を見てあげなきゃ。」
真利。
「まだ死んでいませんよ。」
絵夢。
「おお、この世から解放されし乗客達よ。」
未称。
「ようやく、この世から解き放たれる。」
真利。
「乗客は、そうは思ってないかもね。」
海岸に行くと。
浅瀬に入ったので。
旅客機は破損せず、沈んでいる。
乗客は全員、外に出て。
海岸にいます。
通報したら。
もう何件も通報が入っている。
面倒なので、海岸から離れます。
すぐにレスキューチームだらけになった。
帰還。
さっきの事故が報道で語られている。
エンジンが、いつの間にか主翼から抜けているので。
飛行不能となった。
離陸の時に、何らかの破片を吸い込んでしまい。
エンジンのブレードが壊れていき。
遂にはエンジン内部で破裂を繰り返したらしくて。
火災がない破裂によって。
主翼からエンジンが無くなってしまった。
前回、離陸した旅客機から外れた部品だったらしい。
後から滑走路整備チームが見つけていました。
自衛隊の10式戦車が天文台の近くを通過。
部隊移動中。
謎のヘリコプターが天文台に向かって来ました。
確認している。
どうやら、巨大彗星と小惑星群の情報を伏せていたので。
乗り込んで、機密情報を奪うらしい。
猟銃で武装しているのを近くにいた陸上自衛隊に目撃された!
未称。
「なんですか、あのヘリコプターは!」
真利。
「あれですね、犯罪組織の奴ですね。」
絵夢。
「情報を奪い取りに来ましたね。」
未称。
「陸で来ないんですね。」
真利。
「すぐに逃げられないから?」
絵夢。
「外国人じゃないの?」
英美。
「きゃああ!捕虜になると女性は性接待を受けてしまう!」
萌笑。
「せめて相打ちになろうよ。」
咲姫。
「あんなののために、私は生まれてないので。」
「せめて、一人くらいと道連れになりたいです。」
未称。
「近くに自衛隊が訓練しているのに。」
「うまく行きますかね。」
「既視感がする。」
真利。
「よく訓練中に来ますね。」
絵夢。
「どうせ、この辺りにはよくレンジャーが出待ちしていますけれどね。」
英美。
「あれってレンジャー隊員なの!?」
未称。
「今度、目撃しても、見なかったことにしてください。」
ヘリコプター。
陸上自衛隊の10式戦車に狙撃されて。
撃墜された!
ヘリコプターは直線飛行すると。
戦車に狙撃されて、あっさり撃墜されます。
未来予測位置と弾道予測などを搭載した。
射撃管制装置は、こんなこと余裕ですね。
陸上自衛隊が、撃墜したヘリコプターを調べています。
英美。
「落とすんですか!」
未称。
「事情は知らないけれど、落としてもいいんですね。」
真利。
「隣町に、自衛隊の駐屯地があるからなあ。」
絵夢。
「駐屯地は、ここから遠い所ですけれど、訓練のために移動していたのかな。」
未称。
「敵だったんでしょうね。」
真利。
「何か知らないけれど、かなりやばい連中だったんですね。」
未称。
「もうあの一団はスクラップと死骸ですけれどね。」
絵夢。
「数分前は元気に襲い掛かって来ていたのに。」
真利。
「懐かしいですね、数分前。」
未称。
「ああなりたくて、遠くからやって来たのでしょうね。」
しばらくして。
検知。
海中からピンガー音。
海上自衛隊の潜水艦がいるんですね。
無視しました。
夜間になり。
謎の漁船が定点カメラに映りましたね。
漁船は、小銃を持っている集団が乗っていました。
しかし、近海にいた海上自衛隊の駆逐艦に狙撃された!
76ミリ砲の連射で木端微塵。
漁船、残骸になった。
しばらく危ないので。
天文台のシェルターが開かれました。
朝になると。
謎の交戦はもみ消されて。
旅客機不時着の報道だけですね。
近くには、まだヘリコプターと漁船の残骸。
何でしょうね。
ここ数日は特に謎です。
考えても何にもならないので。
自宅に戻って。
家事をしていまして。
宅配業者が文句を言っていたので。
宅配ボックスを見ましたら。
宅配ボックスの中に猫が入っていて。
祖母の放し飼いの猫が占領していて。
仕方がなく、宅配業者が玄関に置いていました。
やってくれましたね。
銃声、何者かが待ち伏せで殺されました。
ちょっとこの地域は物騒ですね。
駐屯地の中で。
レールガン・タンクがテスト中で。
発電用のガスタービンエンジンを積んだ試作戦車が走行テストしていて。
エンジンが車体前方に一基、後部に一基あるんですね。
主砲はレールガンというもので。
関係者が立ち会っていたので。
テロリストが奪おうと試みて、みんな死んだ。
レンジャー部隊は、全員、小銃にサーマル・スコープをつけていたので。
深夜にて、一方的にテロリストは撃たれて、いなくなった。
翌日には、通常通りの道路と農村で。
何の事件が起きたかは、伏せられていて。
チームメンバーは、自宅待機を指示されるのでした。
近くの小都市で買い物中。
未称。
「いやあ、馬鹿なものに、きちんと馬鹿だって。」
「言える人がいないとだめですね。」
真利。
「愚かなものに、きちんと罵れる人が社会には必要です。」
絵夢。
「お人好しなんて時代遅れだって、きちんと教えてあげないとね。」
オウム。
「ごちゃごちゃうるせぇよ!」
「好き放題に言いやがって!」
未称。
「大丈夫、寝言は寝て言うから。」
真利。
「私は無礼講レディではない!」
絵夢。
「私はバイバイマスター!」
インコ。
「やりたい放題に言いやがって、やりたい放題に言いやがって。」
オウム。
「ごちゃごちゃうるせぇよ!」
「好き放題に言いやがって!」
ショッピングセンター。
通常通り営業。
プラトン。
死は究極のものにあらず。
注釈。
人間の魂は肉体に宿る前にすでに存在していたのだから。
肉体が滅んで死んでしまっても。
むしろ自由になり存在し続ける。
肉体が死んでからは、星の世界に戻っていく。
なので死は究極のものではない。
8
天候、晴れ、温暖。
祖父と祖母が、手入れをしている田んぼと畑が管理できなくて。
代わりにチームメンバーが様子を見に行き。
作業をしています。
土地をけっこう持っているので。
管理に駆り出される。
しかしそこはアマチュアが天体観測に使う土地も含まれていて。
特等席になる畑の近くなんて。
応募がたくさんあるんですね。
のんびり作業中。
未称。
「社会で、最も公正な評価をしてくれる人っていますかね?」
真利。
「いるでしょうね、誰が該当するのか、ちょっと疑わしい。」
絵夢。
「直観からしていますね、完全無欠な人とか?」
未称。
「聖人なら、自分を公正に評価してくれると思いますね。」
真利。
「聖人?それなら間違いない!」
絵夢。
「聖者ですか、ちょっと聖者の意見を聞いてみたいかも。」
未称。
「聖人なら、私の評価は容易いかと。」
真利。
「聖人が間違える訳ないでしょうから。」
絵夢。
「聖者の評価ですか、思い切って、頼んでみた方がいいかも。」
未称。
「社会で、私に関する正確無比な判断は、聖人のみが可能ですね。」
真利。
「聖人なら、まあ文句は出ないし、人間の善悪では考えないから。」
「安全ですし、真実を言うでしょうけれど。」
「傷つけないし、最高の助言をたくさんくれるはず。」
絵夢。
「聖者って、社会で遭遇する最高の面接官ですね。」
真利。
「どうやって聖人と遭遇する?」
未称。
「探すしかないね。」
絵夢。
「聖者ですか、いるはずですから、きっと何でも変える助言をくれるはずですね。」
読者向け。
あなた、事実を言われたことは一度もないよ!
その人は解釈を言っているだけだよ!
真実を言われたければ、聖者を探しましょう。
体験談より。
プルタルコスのエッセイには。
敵が真実を言う場合がある、しかし利用せよ。
ともある。
別館、使っていない部屋にて。
一時的に暇なので。
クロームブックに打ち込んでいる。
クロームブックとは?
グーグルが開発した軽量OS。
小学校などを中心に、教育用に配備されて。
一時期、話題になった。
スマートフォンとウインドウズを融合させたような作り。
サブマシンとしては使い勝手が良い。
ウインドウズのアプリを使用できないので。
グーグルを中心に活動している人に向いている。
特にライターはクロームブックで有利になる。
ライター向けとも言われている。
起動、八秒。
グーグル、ドキュメント。
迷い込んだ数人。
未称。
「ちょっと趣味で書いている。」
英美。
「あれ?散文体ではないんですね?」
未称。
「演劇の形式ですね。」
萌笑。
「古典文学は演劇の形式です。」
咲姫。
「散文体は近代から採用された形式です。」
英美。
「けっこう文学をやっていますね、なぜ?」
未称。
「理由は知らないけれど、書いている。」
英美。
「理由くらい設定しなさいよ!」
未称。
「理由なんて必要になった試しがない。」
萌笑。
「古代ギリシャでは、正気の作家が書くものは全部平凡で。」
「追い出すべきと言われている。」
咲姫。
「狂気の作家が、やたらに傑作を書くけれど、暴走しているとか。」
未称。
「文学者って、古代世界の名称は詩人ですからね。」
萌笑。
「詩人という表記になっていますね。」
咲姫。
「詩を書けない作家なんて、よく流行りますよね。」
未称。
「散文体は平凡な書き方なので、詩を挿入できないよ。」
萌笑。
「詩人が、むしろ詩を挿入するので。」
「古典文学では、詩の挿入は当たり前なんですね。」
未称。
「図書館に行くと、ギリシア喜劇集全巻とか。」
「ギリシア悲劇集全巻とか借りられますよ。」
「シェイクスピアはけっこうな頻度で置いてあります。」
「ゲーテのファウストは、けっこう当たり前に置いてあります。」
咲姫。
「どこかの格言で言うと、思想もなく文章は書けない。」
「情報量の多さと、思想が作家の要点ですね。」
未称。
「小説は現代の名称で、かなり安っぽい印象に落ちています。」
「元々は、芸術のひとつとして好まれていて。」
「特に演劇で使っていたようなんですね。」
英美。
「そうなると、小説という種類に定着したのは。」
「ちょっと子供っぽくて、馬鹿にされそうな形式にまで落ちたんですね。」
未称。
「そういう人達に限って、古典文学や、世界の名作を読んでいないし。」
英美。
「まずお手本から始めないんですね。」
萌笑。
「我流で小説なんて始めるので、傑作なんて稀なんですよ。」
未称。
「我流は愚かですね。」
咲姫。
「散文体は、平凡なので、あんまり気にせず書けるらしくて。」
「ありふれた文法になっています。」
英美。
「よくあんな恥ずかしい幼稚な作品、出して増長しているものですね。」
未称。
「世間の作品ですか、しかし作品は古代ギリシアで言うダイモニアがいないと。」
「自分の中から引き出されません。」
「考えて書いても、途中で挫折します。」
萌笑。
「自分が書いたのか、ダイモーンが書かせたのか、私は知らない。」
未称。
「自分が書いたのであって、私が書いたのではない。」
咲姫。
「自分の中から引き出されたので、原案は私かもしれませんが。」
「本来の作者は自分なのかは、私は知らない。」
未称。
「なので、書いている理由は知らない。」
萌笑。
「いつぞやの体験と哲学など、思想から出てくるので。」
「あらかじめ作品が出来上がっていて。」
「それをなぞって打ち込んでいるかのようですが。」
未称。
「我慢しようとしても、飛び出すので、私は理由は知らないけれど、書いている。」
咲姫。
「ソフォクレスは五十作品もあって、大半が失われているので。」
「そのくらい書いてもおかしくないよ。」
萌笑。
「シェイクスピアは五十作品くらいありますが。」
「日本語で訳されて売られているのは、十五作品くらいですね。」
未称。
「文学って模倣で成り立つので、特に自然の模倣は当たり前ですよね。」
英美。
「ゲーテは、人は宗教なしに芸術と学問は持っていないとか。」
「格言集に書いてありました。」
未称。
「人間単独の力では、執筆に限界があるので。」
「限界が来たらダイモニアを呼ぶしかないね。」
英美。
「書けなくなって更新停止で自滅する自称人気作家もいますからね。」
未称。
「だんだんと、書いているのが趣味になり、いつしか理由は知らんけど。」
「続けていた。」
咲姫。
「事実を書かないって決意した頃から、貯めているんですね。」
未称。
「意見について理解しないと、そもそも思想の解釈と思索は無理。」
萌笑。
「ショーペンハウアーの、作家はどんな手を使っても書くだろうし。」
「という記述も見逃せない。」
咲姫。
「文学は、正気ではないことが長続きする条件ですね。」
未称。
「私は確かに正気ではないけれど、馬鹿じゃないよ。」
萌笑。
「自分を創造性の中心と見なすと、すぐに書けなくなって失敗するでしょうね。」
英美。
「というより、昔、失敗作を読まれて話題になり、妬まれたって本当?」
未称。
「何となく繰り出した、あまりうまくない三部作の一話で妬まれたよ。」
咲姫。
「文学は才能ではなく、狂気だって教わらなかったのかな。」
萌笑。
「これ以上はアリストテレス詩学を参照ですね。」
未称。
「アリストテレス詩学は新訳が出ていて読みやすい。」
咲姫。
「ホラーティウス詩論は新訳に同梱されていません。」
萌笑。
「元祖、創作論を読まずに、我流で進めるのは無謀ですね。」
英美。
「しかし我流でも、散文体ならば、進めるらしいです。」
未称。
「書けなくなった人は、詩を作ることに専念したらいいのに。」
萌笑。
「思想としてまとまると、作品にしたくなるので。」
「思想が重要ですね。」
未称。
「文学は、現代ですと、芸術としての文学と。」
「娯楽としての文学と、二派に分かれていますね。」
「前者は、創作の難易度が高く。」
「後者は、ほぼ無限に書けます。」
「しかし分量は個人差が大きくて。」
「とんでもない数の作品を書く人もいる訳で。」
「反対に、少なく書いて満足する人もいます。」
「体験からすると、詩人になれば創作は進みますし。」
「狂気に陥ると、もっと出したくなります。」
咲姫。
「狂気になると、憂鬱症も併発するので、ちょっと辛いね。」
未称。
「バーチャル文芸部では、無理に書けとか推奨されていますが。」
「止まった時点で作家の限界が来ているので。」
「主観的に進められるのはそこで終わり。」
咲姫。
「思っている以上に、創作って、超自然的な要素で決まりますね。」
未称。
「何らかの宗教なしでは停止するかと。」
英美。
「たいていの作家はヒューマニズムになって、止まりますね。」
未称。
「天動説みたいなことをしているからですよ。」
英美。
「創作は地動説という比喩ですね。」
未称。
「今になっては理由は知らんけれど。」
研究員が慌てていて。
害虫が現れたので。
駆除に向かいました。
倒した害虫の数、二十五体。
見た目はおぞましいけれど、害虫は逃げる。
敵と格闘すると、たまに生存できない負傷を受けるので。
反撃と逃亡を天秤にかけて、逃亡を選択する。
これは野生動物も同じで。
野生動物は優勢の時しか仕掛けてこない。
劣勢だと思うと、先制攻撃でギャンブルするか、逃げる。
ネズミ、倒された、今日、猫が倒したネズミの数、八体。
コピー機、インクと紙が切れていた、交換済み。
研究員の使っているパソコン、冷却ファンが埃だらけで機能せず。
スプレーで整備することに。
配信機材の不具合で手間取った研究員の代わりに。
調整したり。
この後は。
社内・関係者メタバースの管理人をやっていました。
セミナーをやる人のスケジュールをチェックして。
間に合うように、予定を送信したりと。
何でも屋ですね。
空いている時間は、観測機器から情報を出す。
モニターを眺めたり。
定点カメラから、警備もしています。
契約名は、マネージャーなんですけれどね。
孫を預かると言い出したのは、将来的な技能向上のための保留なんでしょうね。
ちなみに、上へ上へ行く考え方は、朱子学由来で。
当時の教えは、読書をしながら、当時の古典を読みながら、向上していくというもの。
易経では天空に飛び過ぎて、高度制限で落下して、上がらなければ良かった竜が登場します。
昼夜が入れ替わる。
繰り返しの中で少しずつ変化していく。
帰宅すると、出発した時の自宅ではなく。
出勤すると、前に退勤した職場ではない。
自然界に不変はない。
夜間、警備中。
科学者が、人の影があったというので。
探していると。
部外者がいまして。
ハードディスクを盗もうとしていました。
後ろから。
未称。
「お疲れ様です。」
泥棒。
「しまった!」
真利。
「三人で投げ縄を使って捕捉されたら、逃げられませんよ。」
泥棒。
「いくらあげれば、逃がしてくれる?」
絵夢。
「一億円。」
泥棒。
「支払えるか!」
未称。
「このまま三人で引き摺りますね。」
泥棒。
「ああやめて!二度としません!」
真利。
「泥棒にテイク二なんてものはないんだよ!」
絵夢。
「一度目で終わるんですよ。」
泥棒。
「女性相手なら、あれ、無理だ、なんだこの力は!」
未称。
「ハンドクリップ50kgを三回、屈折させたことがある。」
「あと、格闘技の素人ではないよ。」
真利。
「私は空挺装備を背負って、50メートルほど全力疾走できるよ。」
絵夢。
「簡単にパワーだけ上げたので、私にパワーで負けたら、あなたの負け。」
泥棒。
「ああ、なんということだ。」
警備員。
「こいつだな、後は任せろ。」
泥棒。
「いくら払えば見逃してくれる?」
警備員。
「家のローンと、身内の借金を清算してくれたらな!」
泥棒。
「だから、いくらなんだ。」
警備員。
「そんなに聞くなら、小切手くらい持って侵入しろ馬鹿め。」
警備員が追加で来て。
地元の警察に引き渡されました。
企業スパイの経験者だった!
取り調べは、形式的。
弁護士くらいは用意している。
深夜に戻ると。
警備員と関係者が警察署にいるので。
代わりに警備。
そう言えばこの辺りは、野生動物がたまに通ります。
何者。
「ぎゃあああああ!」
誰か。
「ぐえ!」
未確認。
「これは何かの間違いです。」
人の叫び声。
宿舎からかな?
害獣駆除に猟師も近くで展開して。
害獣を倒して小銭を稼ぐので。
猟師も、近くを通りますね。
農村ですが。
豪邸が二件、別荘が十件と、富裕層がいる。
しかしこの農村、夜間は夜行性の動物がいて危険なので。
夜間は外出なし。
農民は農具を持って、今夜も野生動物を叩き伏せていました。
早朝。
ようやく、畑の鉄条網を設置完了。
木製の壁がある、その堀に鉄条網があるので。
飛び越えようとすると、高低差で木製の壁に当たって跳ね返り。
堀に落ちて、二度と戻れない上に、堀の底にある鉄条網でズタズタになる。
この辺りの畑では、そうして死んでいる野生動物が見つかる。
この地域、野生動物を射殺して食べるのが流行っていて。
殺した動物の肉は輸出しています。
県内で唯一の野生動物、食肉、配送センターがある。
熊と遭遇。
普段は猟師が射殺するので。
死にぞこない、負傷している熊。
未称。
「おや、この辺りに熊って珍しいですね。」
真利。
「美味しそうなお肉が歩いていますね。」
絵夢。
「どうやって殺す?」
未称。
「農具で顔面を潰して殺す。」
真利。
「農具を盾に使って、防いで、それから叩いて。」
「一撃離脱を繰り返す。」
絵夢。
「ごめん、護身用のフレイルを持っていたわ。」
熊、突っ込んでくるも。
農具で防御。
熊、農具で強打された。
熊の再攻撃、しかし動きを読まれて。
熊の攻撃、当たらない。
横からフレイルの一撃が熊の頭部に直撃。
熊死んだ。
フレイルは西洋鎧を陥没させ。
盾で防いだ手を骨折させる。
野生動物を駆除するために、けっこう置いてある。
猟師に連絡したら、死体を持ち去って行きました。
野生動物は人間に勝てるようには出来ていない。
武器の有無で撃破が決まる。
丸腰の人間を殺したから、野生動物が強いという訳ではない。
お昼に依頼達成を報告すると。
遠方地震で小さな津波が来たので。
丘の上の遠くから双眼鏡で見ていました。
自然災害についての論文。
超規模地震の時、自然と人間の乖離について。
チームメンバー。
マネージャーとして職業、保留中。
9
前提がおかしい。
誰しもが、結果的にそうなると知っていれば。
何もしなかったと思われる。
実行中は、結果的にそうなるって、
想像できたはずなので・・・。
日曜日。
天候、晴れ、強風。
何か、量子が挙動不審、それが極端に挙動不審。
量子予測も、ブレが大きい。
社内メタ・バースの管理人をやりつつ。
人工衛星とのオンラインを調整して。
祖父が使用中。
屋上から付近を見ると。
怪しい雰囲気。
休憩にチームメンバーが屋上に集結。
未称。
「残念ながら、運命を攻撃するのも、運命で決まっていたことなんだよね。」
真利。
「私も残念に思います、運命を撃破するのも、運命で決まっていたことなんですね。」
絵夢。
「残念ですよね、運命から出た何でも、全部ぶっ殺すのも、運命で決まっていましたから。」
未称。
「運命を利用するのも、決まっていたことなんですよ。」
真利。
「運命を盾にして、何でも防ぐのも、運命によるものです。」
絵夢。
「私に関しての苦情は、私の運命に言ってください。」
未称。
「決定論を利用するのも、決まっていたことですよね。」
真利。
「決まっているから、あなたは私を非難できない、だって決まっていたから。」
未称。
「決定論は悪用できますよね。」
絵夢。
「決定論を悪用するのも決まっていたことなんですよ。」
未称。
「これなら、運命って矛盾していますよね。」
「時間経過で自爆するように設定された時限爆弾。」
真利。
「運命から、最後に運命を殺しにかかることが運命で決まっているので。」
「運命は自分を殺すことを命令していた。」
「結果は運命の自滅。」
絵夢。
「決定論も、悪用されることは決まっていたので。」
「決定論も矛盾してしまった。」
「何でも決まっているので、非難できないし。」
「責任は無力化される。」
「何をしても許される、なんていう状況になる。」
未称。
「決まっていたことだから、何をしても最後には許されますよ。」
「相手が防ぐのも、決まっていることではあります。」
真利。
「責任?責任って何ですか?」
未称。
「責任ですか、造語ですね。」
絵夢。
「責任は人間の作り話です。」
未称。
「敵対者が現れると、こちらの運命について少しは知っているらしい。」
「しかしその敵対者は、自分の運命について無知なので。」
「検証できる我々が常に有利。」
真利。
「易者身の上知らず。」
「他人の運命は分かっても、自分の運命は分からない。」
「古くから言われている反論。」
絵夢。
「何でも運命と呼ぶのなら。」
「富裕層は神のように扱わないといけないよ。」
「富裕層の財産や地位は運命によるものなので。」
「それなら神と呼んでも矛盾がない。」
未称。
「権力者や社会的強者も、それが運命ならば。」
「運命が論拠になり。」
「神として扱わないといけなくなる。」
「本当にそれでいいのかな?」
絵夢。
「自分が倒した結果や、覆した戦況を。」
「自分の運命だからこうなったとか。」
「自分が確保して占領した場所を。」
「最初から決まっていたので。」
「自分は神のような存在である。」
「なんて乗っ取ることも可能ですからね。」
未称。
「運命は自爆するという最期がありますね。」
真利。
「決定論も、悪用されると終わりです。」
絵夢。
「運命や決定論は悪用されて、最後を迎えますね。」
突然。
高度ユーザー向けの緊急地震速報が発令。
すぐ近くで、大規模地震。
マグニチュードはそんなに高くないので。
最大震度は六強ですね。
定点カメラで市街地の方に火災を確認。
報道も、慌てて切り替えている。
起爆中。
市民。
「そ、そんなはずはないのです!」
只者。
「そんな馬鹿な!」
少女。
「ダメぇ!」
観光客。
「出直してくる。」
老人。
「わしゃ死んだのか。」
庶民。
「なぜなんだー。」
婦人。
「何の冗談ですか。」
婦女。
「嘘でしょ。」
役人。
「うそだー!」
配送業者。
「なぜだー!」
少年。
「ぐえ!」
警備員。
「何だと!」
ネズミ。
「チュー!」
鶏。
「コケー!」
犬。
「クゥゥゥゥン。」
猫。
「にゃあああぁぁぁ!」
職員。
「夢だ、これは悪い夢なんだ!」
救急隊員。
「マンダウン!マンダウン!」
詩人。
「なるほど、わかりやすくていいね。」
学生。
「負けたニャー。」
負傷者多数。
また電源がダウンしたので。
ソーラー発電システムと大型バッテリーが稼働。
発電機も併用。
水道、切り替えて使用したので。
河川の浄化された水が出てくる。
薬剤による消毒なし。
思っているより市街地で損失多数。
無線機。
自宅にいた祖母、無事。
未称。
「ああ、定期的に、巨大地震が起きるのに。」
「なぜかそれを前提にしていない都市がある。」
真利。
「人間って非力ですね。」
絵夢。
「災害に打たれると、馬鹿も直るかと。」
未称。
「核ミサイルを撃ち込まれるよりはましかな。」
真利。
「水素爆弾の実験で、夏が来ない年があったとか、なかったとか。」
絵夢。
「地球沸騰化対策に、水素爆弾を使わないでほしいよね。」
未称。
「というか、今日もレールガンの発射実験があったのね。」
真利。
「揺れた後に何を見ているんですか。」
未称。
「災害で左右され過ぎです。」
絵夢。
「巨大地震もたまには悪くない。」
真利。
「災害で左右されるのも、たまにはいいかと。」
未称。
「レールガンの発射装置の近くに。」
「原子力空母の小型原子炉が四基あって。」
「電力供給されて連射できる。」
絵夢。
「地上発射レーザーなんて、原子力空母の小型原子炉が。」
「地下にたくさんあって、そこから電力を得て撃ちまくる予定らしい。」
真利。
「連射するには、電力を引っ張るより。」
「発電所と一緒に設置するのが効率が良い。」
未称。
「都市部、今は大惨事ですね。」
絵夢。
「そこまで壊れてないし。」
真利。
「修復は一か月以内かな。」
未称。
「あれも自然の一部ですね。」
真利。
「宇宙論から巨大地震を考えましょうよ。」
未称。
「巨大地震ですか、天文学も必須です。」
絵夢。
「因果関係を無視する挙動に、ついて行けないだけでは?」
未称。
「とまあ、揺れましたが、それだけですね。」
真利。
「巨大地震は、生活を変えるだけで、それ以外は何ともない。」
絵夢。
「劣悪な環境になりますけれどね。」
未称。
「電気と水道、通信が絶たれた、それだけでああなるんですね。」
真利。
「でも、みんな一緒に巻き込まれるので。」
「あんまり酷いとは思えない。」
絵夢。
「あれぞ自然の力、抗えない世界最強の力。」
「因果関係を無視して、みんなで一緒に死にましょう。」
未称。
「しかし地面の振動だけで、生活が変わるなんて。」
「不思議ですね。」
真利。
「完璧を自称する寸前に疫病やら戦争が発生したので。」
「大地震も起きてもおかしくないかと。」
同僚。
「これは何かの間違いです。」
職員。
「私の人生っていったい。」
科学者。
「ふざけた運命だ。」
英美。
「彗星を見た後に地震が来ても、あんまり印象に残らないね。」
萌笑。
「久しぶりに大規模地震ですね。」
「前回はいつだったのかな。」
咲姫。
「地震のせいで刺激されて、私が活発になりました。」
「自宅は鉄筋なので問題ないのですが。」
「帰れるかどうか、帰った後が無理ですね。」
英美。
「ああいうのが世界の一部ですし。」
「昔からたまにあるものなんですけれどね。」
萌笑。
「生きようとするから、死ぬんですよ。」
咲姫。
「生きようとすると、生命の危機に、錯乱しますからね。」
未称。
「摂理のくせに、凄いことやってくれるじゃないですか。」
真利。
「一発だけで人間が吹っ飛ぶなんて。」
「普段、どれだけ強がっているのか、証拠歴然ですなあ。」
絵夢。
「災害時に錯乱して、混乱すると、死因になります。」
「我々のように自然を観察していると、何ともない。」
英美。
「余裕そうですね!」
未称。
「大地震のアーカイブを観て、訓練したので、慣れている。」
真利。
「ああ、自然が突きつける現実というのが、教訓になる。」
絵夢。
「かと言って我々は愚かな自然主義ではない。」
英美。
「予習済みですか!」
萌笑。
「そう言えば進化論って、自然の摂理を言い換えた、それだけで。」
「科学の歴史において、利用されただけっていう真実もありますね。」
咲姫。
「最初、ダーウィンは売れない作家でした。」
「摂理を言い換えた論説は、雑誌などで、使い捨ての記事に使用されて広まっています。」
萌笑。
「今ではダーウィニズムなんて、あらゆる科学者が利用する権威ですからね。」
咲姫。
「進化論は、たんに利用されているだけです。」
英美。
「宗教や倫理まで科学の担当する分野ではないので。」
「進化論は、他所の分野に入り込むという愚行までしているね。」
研究員。
「あんな変な本がよく広まっているよね。」
「内容、読んだら、支離滅裂ですし。」
英美。
「生物学の中に閉じこもっていれば、もっと別の評価があったのに。」
「宗教や倫理、歴史、考古学、物理学まで手を伸ばして。」
「ひとつのことにまとめようとしているので、あれは科学ではない。」
萌笑。
「ダーウィンをきちんと火炙りにしていれば、良かったね。」
咲姫。
「当時の人々がダーウィンを処刑しない怠惰があったね。」
英美。
「あれだけ揺れたのに、終わってみれば損失は少ないのか。」
未称。
「モニター表示では、そんなに強力な地震ではないみたいですね。」
真利。
「思っているよりエネルギーがなかったね。」
絵夢。
「今日、怪しい雰囲気がした理由がこれですか。」
電気、すぐに復旧しました。
水道、すぐに復旧しました。
東日本大震災に匹敵する地震があるとは思えない。
最強の地震はチリ地震、マグニチュード9.5というもの。
現地では、コンクリート製の家屋が損壊して。
瓦礫がいっぱいある画像があったけれど。
現地民はけっこう無事でした。
世界観の根拠を自然災害に求めるのは、最善なのかな?
さて、歴史書を読みましたが。
歴史はなぜああだったのかは説明されていません。
歴史がああなのはなぜか?
災害でも戦争でも政治でも。
こうなるとは思ってなかったからだ!
10
危険ならざる思想など、およそ思想と呼ぶに値しない。
ワイルド。
注釈。
危険なものを何ら含まない考えなど。
結局、たいした考えではない。
イギリスの詩人、小説家、劇作家。
ワイルドの言葉。
復旧した市街地。
修復が素早い。
もういつも通りの日常に戻っている。
市街地に来て。
本屋に寄っていますが。
もう通常営業です。
新刊を買いました。
たまに良書が置いてあるんですね。
駐車場に戻ると。
何者かが後ろから来ました。
未称。
「誰ですか?」
美青年。
「頼みます、婦女暴行させてください!」
真利。
「なんてえっちな!」
絵夢。
「許可をくれると思っているんですか?」
美青年。
「レイプしたい!やらせてください!」
未称。
「もしや?もっと言え!」
美青年。
「触りたい、髪の匂いを嗅いだり。」
「押し倒してキスしたい。」
未称。
「他には?」
美青年。
「いけない所を触りたいし。」
「君を自分のものにしたい。」
真利。
「なんて強欲な。」
絵夢。
「何か知らないけれど、同意を得たいんですね。」
未称。
「いきなり襲わないのはなぜだろう。」
美青年。
「君のスカートの中とか、そもそも容姿が綺麗だし。」
「それを自分のものにできたら、どんなにいいことだろう。」
未称。
「まだ何か言い分はありますか?」
美青年。
「襲ったら、そのまま結婚してお嫁さんにしたい。」
未称。
「まだ何かあるよね?」
美青年。
「もちろん、えっちなことしたら、他の男みたいに捨てたりしない。」
未称。
「そうですか、まだ何か言い残したことは?」
美青年。
「いろいろしたいので、襲っていいですか?」
未称。
「嫌です、お断りします。」
美青年。
「ああ、無理でしたか、残念です。」
絵夢。
「お前、なぜ同意を得ようとする?」
美青年。
「え?同意もなしに襲ったら、変でしょう?」
真利。
「まあそうですね、とても理性的だと思います。」
未称。
「まだ言いたいことあるでしょ?」
美青年。
「言ったら、婦女暴行させてくれるんですか?」
未称。
「違うね、セクハラ発言を受けるのって、なんか快楽で。」
絵夢。
「気に入ったんだって、あんたのこと。」
真利。
「悪くない相手なので、セクハラ発言くらいは許可するらしいよ。」
美青年。
「え?セクハラ発言が好きなんですか?」
未称。
「今回だけ、そしてお前だけ、しかし斬新な口説き方ですね。」
美青年。
「女性に褒められるとは思っていませんでした。」
未称。
「お前なら、相手には困らないよ、拒否したので消えろ。」
絵夢。
「結局、同意の有無で攻撃を決めるんかい。」
真利。
「セクハラ発言で遊ばれて、満足らしいよ。」
「お前も、優れた女性に褒められて、満足だろうね。」
美青年。
「残念です、他の相手を探すことにします。」
「しかし僕は相手には困らないみたいなので。」
「次は口説き方を改めることにします。」
未称。
「えっちな口説き方でしたね。」
真利。
「あなた、マゾヒスト?」
未称。
「最近、女の人に何もされてないからね。」
絵夢。
「私では不満かね?」
未称。
「最近、何もしてくれないし。」
真利。
「黙っているのと、黙らされているのは、別件ですよ。」
絵夢。
「しゃべれないのと、しゃべらない、のは別件です。」
未称。
「遠慮しているの?あの美人と結ばれてしまうよ?」
真利。
「できないのと、やらないのは別件です。」
絵夢。
「沈黙しているのか、沈黙させられた、のか、それぞれ別件です。」
未称。
「ちょっと自宅に戻りましょうよ。」
「夕方には戻らないと、仕事が溜まっている。」
運転、移動。
自宅に戻ると。
襲われました。
後ろから真利ちゃんが抱き着いてきて。
絵夢ちゃんに顔を掴まれて、前後で挟み撃ち。
未称。
「ああ!もう好きにしてよ!」
真利。
「本当はあなたが好き、でも、結婚はできない。」
絵夢。
「綺麗な顔してるじゃない、キスしてあげる。」
真利。
「ちょっと待って!私が貰うの!」
絵夢。
「なんて利己的な、ここは相手が喜ぶことをしてあげるの!」
真利。
「私に押し倒されて、触られるのが、喜ぶことでは?」
絵夢。
「綺麗な顔に、キスとか、押さえつけて眺めることが、喜ぶことでしょ!」
未称。
「どっちも好きなんですけれどね。」
真利。
「こうなったら、どっちを選ぶのか、決めてもらいましょう。」
絵夢。
「久しぶりの対決ですね、どっちですか?」
未称。
「英美という、伊達メガネの恋人。」
真利。
「くっ!せめて血縁関係がなかったら!」
絵夢。
「もう血縁関係なんて、どうでもいいわ!」
未称。
「ちょっと!何するの!」
絵夢。
「ずっとキスしてあげる!」
真利。
「いろんな所を触ってあげる!」
未称。
「えっち!嫌です!」
逃げ出したら。
真利ちゃんと絵夢ちゃんが。
投げ技縛りで、取っ組み合いになった。
しかし、相手に接触すると、何か嫌にならない。
真利。
「あなた、抱きしめると、感触が良いかも。」
絵夢。
「あら、あなたとキスしたら、どうなるのかしら。」
未称。
「やってみれば?」
真利。
「触らせて!」
絵夢。
「キスさせて!」
真利。
「やっぱり、あなたでは満足できない。」
絵夢。
「本人が嫌だって言うのだから、あなたとやるしかないじゃない!」
真利。
「まあいいでしょう。」
お互いに離して、乱闘終了。
夕方。
天文台に移動。
最近、次々と地球に接近する。
小惑星。
都市キラーが続発しています。
被弾すると、大都市圏がひとつ滅びる。
そのうち、都市キラーと呼ばれる小惑星が。
突っ込んでくる可能性があります。
これまで天体衝突の記録は実例が少なく。
地球をかすめていく天体ばかりですが。
この時代になって、本格的に直撃する天体が増えるかもしれません。
祖父のレポートより。
あの伊達メガネの女性。
見つけた。
未称。
「えっちなことしようよ。」
英美。
「正気か!いきなり何ですか!」
真利。
「好きなんだけれど、結婚は無理そうで。」
絵夢。
「さっき、襲ってみたけれど、違和感と不快感があって無理でした。」
英美。
「なるほど、それで私に、まあいいでしょう、キスですか?」
未称。
「一緒に寝て。」
英美。
「抱きしめるくらいはしますよ、はい。」
未称。
「ひゃあ!気持ちいい!」
英美。
「私も男性よりも女の人が好きなんですよ。」
「二人には悪いのですが、この人は私が頂きますね。」
真利。
「私だって、相手くらい探せますよ。」
絵夢。
「むしろもう候補がいるくらいです。」
萌笑。
「もう学校に帰る頃ですね。」
咲姫。
「将来はここに就職しようよ。」
真利。
「私のお嫁さんはこの女の子!」
萌笑。
「何するんですか、でも、心地よいですね。」
「お姉さん、彼氏とかいますか?」
真利。
「もういないよ。」
萌笑。
「それなら、連絡先を交換しましょう。」
絵夢。
「そこの美少女、いいことしない?」
咲姫。
「します、いいことしたいです。」
絵夢。
「付き合わない?」
咲姫。
「私で釣り合うか分かりませんが、よろしくです。」
未称。
「なるほど、優れた判断ですね。」
英美。
「元々、危ない女の子二人組なので、違和感ないぞ。」
未称。
「それでは、ホテルはいつ行きますか?」
英美。
「なぜえっちなことしか考えないんだ!」
未称。
「男性に口説かれてから、みんな様子が変になって。」
英美。
「断ったのでしょうね!」
未称。
「断りましたが、みんな新しい扉を開けてしまった。」
英美。
「ああ、取り返しのつかないことを。」
続発する自然災害。
政府、財政負担増加、予算が尽きた。
復興予算を節約するようになりました。
元々、国民から復興予算を徴収していたので。
予算不足でも復旧が進みましたが。
徴収する金額が増えました。
昔から言われている。
海外で自然災害により、地域が損壊すると。
その住民達は、略奪の限りを尽くして。
救助隊にも発砲するほど乱暴者になる。
しかし日本は、東日本大震災の時も、並んで列を作り。
暴動がまったく起きなかった。
それが不思議であると評価されている。
そこまで深刻な状況ではないにしても。
冷静、これは、争う意味がないから、暗黙の了解だけで行動しているため。
自発的に全員で生き残る作戦を、個人でも実施しているため。
個人が生き残るには、周囲の人々との連携が必要で。
周囲の人々が生き残るには、個人の協力が必要。
つまりは、全員で生存するという目的が一致しているので。
目的(利害)が一致している以上、そこから外れた行動を選ばない。
合理的な態度だと思われる。
外国の被災地では、大半が錯乱してしまうが。
自国民(日本人)は、あまり錯乱しないので、冷静沈着なのですね。
祖父が呼んでいました。
祖父。
「穏当で、八方美人的な思想に真理は語られていない。」
「人間や人生に関する真実は概して苦々しいものであり。」
「それゆえ、それから目を背けずに。」
「真っ向から見すえた思想には。」
「必然的に刃物のような鋭さが備わる。」
「そのようなものでなければ。」
「結局、人生いかに要領よく生きるかという。」
「処世術に過ぎす。」
「真の思想と呼ぶに値しない。」
未称。
「今回は何の用ですか?」
真利。
「珍しい、いつもは間接的にやり取りするので。」
絵夢。
「ブロガーの安月給が懐かしいのですが。」
祖父。
「仕事が仕事を教える、というからね。」
未称。
「なるほど、宇宙論の学者として、私を天文台に取り込むとか?」
祖母。
「天文学者ならたくさんいるけれど、宇宙論の学者は少ないし。」
「科学者は大勢いるけれど、哲学者はあなた達三人だけです。」
祖父。
「私の紹介なら、少しなら、転職に自由が利くぞ。」
「それだけ、選択肢は多い。」
未称。
「なるほど、考えておきます。」
真利。
「私はまだ在学ですけれど、なるほど。」
「天変地異について研究していて、ここで成果が出ますか。」
絵夢。
「私は移籍できないぞ。」
祖父。
「無理に転職しなくていいから。」
祖母。
「あなた達の仕事や能力、将来性を見ていたのよ。」
未称。
「余裕で合格?」
真利。
「他に就職する時は、紹介状を頂きますね。」
絵夢。
「私はここで満足しているわ。」
「特にしたいことはないし。」
祖父。
「どのような判断をするにしろ。」
「選択肢は持っておきなさい。」
未称。
「分かりました、学者として参加する可能性もありますからね。」
真利。
「この後、大学に行きますが。」
「もう少し具体的に検討してみますね。」
絵夢。
「しかしなぜこのようなほのめかしをするんですか。」
祖母。
「技術を隠すことが技術の完成である。」
「クインティリアヌス。」
「古代ローマの弁論術教師。」
「本当の技術はさりげないものである。」
解散。
時間経過。
今日も平和的に終わりそうですね。
殺伐としている日は稀です。
日の入り。
ちょっと時間があったので。
屋上で。
一緒に夕日が沈むのを見ています。
未称。
「しゃべれない人と、しゃべらない人は別物であると、祖父から教わりました。」
英美。
「黙っているからと言って、何も言い分がない、なんてことはないしね。」
未称。
「言い分があるからと言って、人間に伝えても、約束が取れるかは怪しい。」
英美。
「敵対者がいたり、不和があると、言い分も無駄ですからね。」
未称。
「言い分を通すのも、力ずくじゃないと無理ですからね。」
英美。
「沈黙は同意と見なされる、そして沈黙しているから、こいつの言い分はこうだろうと。」
「推論が続けられて、推論の結果、推論ではこうだから。」
「こいつは何々という言い分があって、同意しているから、沈黙していると。」
「どんどん架空の言い分が増えていく。」
未称。
「黙っていると、言い分を推論で作られて、私が言ったことにされますからね。」
「少しくらい喋るのと、まったく喋らないとでは、まるで違う。」
英美。
「そうですよ、しかもそれまでの推論を重ねた架空の同意を覆すと。」
「お前、こういう言い分だったはず、なんで反対するんだと非難される。」
未称。
「けっこう誰でも信じてしまう、認知バイアスではありますね。」
「黙っているほど、他人に推論で言い分を作られて、それに同意したことにされるから。」
英美。
「勝手に確証バイアスになって、前の推論による言い分と、次に出た言い分が矛盾するから。」
「おかしい、なんて屁理屈ばかりです。」
未称。
「しゃべれない、喋った所で鎮圧されたり、暴力で退けられる。」
英美。
「しゃべらない、故意にやっているので、言い分が何もないだけ。」
未称。
「沈黙って言っても二種類あるんですね。」
「時と場合に寄ります。」
英美。
「言い分があっても、認められない場合もあり。」
「結局は喋れなくなることもありますね。」
未称。
「発言で、立場が変わるなんて理不尽ですね。」
英美。
「何でも暗黙の了解で通用していると信じたい愚か者のせいですね。」
未称。
「言わなくても言い分が通じていると、すぐ信じてしまう。」
英美。
「それで、何かあって食い違うと、すぐ発狂する。」
未称。
「言葉や言い回しを知らないだけでも喋れないので。」
「発言していない内容を証拠にしている奴に気をつけろ、祖母が言っていたことです。」
英美。
「発言していない内容には証拠能力は無いですね。」
未称。
「さてと、そろそろ暗くなります、好きなだけキスしていいですか?」
英美。
「好きなだけ?ちょっと危ない、この後、銭湯に行きませんか?」
未称。
「それはいいですね、ちょっと確認して来ます。」
英美。
「私はこれから退勤なので、良かったら。」
未称。
「今日は私も退勤ですね。」
英美。
「女性を強姦したら、恋人になるんですか。」
未称。
「あなたがやらなかったら、近い将来、私があなたを襲っていましたよ。」
天文台から帰宅。
銭湯に、道具を揃えて移動です。
真利ちゃんと絵夢ちゃん。
研修生を口説いて成功。
未成年なのに、恋人にしてしまったので。
どうなるのでしょうか。
キップリング。
女の推量は、男の確実さよりはるかに正確である。
注釈。
女性の直感による結論の方が。
論理的に考えた男性の結論よりも。
的を射ているという場合が往々にしてある。
イギリスの小説家、詩人、ノーベル文学賞、受賞者。
11
平日、天候、晴天、無風。
昼休み。
屋上から、自然を観察しています。
宗教っぽいものは、実際、自然界に属していることがよくあります。
言い伝えが繰り返されて、起源や実話から、遠く離れてしまうんですね。
そもそも空想の生物なんて、古代人は相手にしないため。
古代世界ではいたけれど、そのうちいなくなった。
不思議な出来事は、古代世界ではありふれたことで。
それが記録されている。
いつしか不思議な出来事は激減して。
代わりに自然科学、最盛期。
人間が力を持つのは、良いのか悪いのか。
自然の力を人工で再現して使えるというのも。
ある意味では謎めいた起源がありますね。
自然を観察、遠くまで見えます。
台地の上は視界が広いので。
農村の人々とか、遠くの小都市も見える。
その手前は森林地帯。
アリストテレス自然学を開いている。
似たような結論に至る人もいるかも。
討論。
未称。
「よく考えると、運命論者は。」
「運命が命令すれば、勝手に住宅が出来ると思い込んでいる。」
「人が何もしなくても、そこの土地に住宅が出来ると本気で思っている。」
真利。
「必然とは、必然が何かを無理に動かすのではなくて。」
「何か目的があって、それを前提に状況が動くので。」
「必然が何でも支配していると思うのは。」
「議論の順番を逆さまにしている。」
絵夢。
「運命には目的があるけれど、勝手にそのような結果になるのではなく。」
「人が計画通りに動いて、ようやく達成されるようなもので。」
「運命そのものに、目的をいきなり達成できる力はない。」
未称。
「運命の思惑を挫いてしまえば、目的が達成できないので。」
「崩れますね。」
真利。
「運命そのものに、いきなり何かをなし遂げる力はない。」
「いろんな条件を整えてから。」
「少しずつ展開を作っている。」
絵夢。
「必然も同じく、必然そのものに力はない。」
未称。
「運命が直接、何か実行している訳ではない。」
真利。
「必然が何か企んでも、思惑は向こうにあって。」
「それを実現するような人の行いがないと成立しない。」
未称。
「必然って、人の力を借りないと何もできないんですよ。」
絵夢。
「特定の結果を引き起こす原因というより。」
「運命単体、必然単体では、何もできることはないんですね。」
未称。
「人の思惑が交差する中で、必然が、欠けている素材を得て。」
「結果を得るようですね。」
「単体では何もできないので。」
「人の思惑によって目的を達成します。」
真利。
「必然、運命って目的があるんですね。」
「しかし単体では目的を達成する力がない。」
未称。
「それ自体が結果を誘発しないんです。」
絵夢。
「必然も運命も、それ自体は結果を左右しません。」
真利。
「どちらかと言うと、必然は人間の思惑を利用しないといけない。」
未称。
「必然は、片方が常に欠損しているんですね。」
絵夢。
「運命も、片方が常に欠損しています。」
真利。
「なので、単体で結果を左右する力はありません。」
未称。
「運命がそうだからと、結果に直結しません。」
真利。
「必然でそうだからと、結果に関係しません。」
未称。
「つまり、最初に条件があって。」
「それらが整ってないと、運命も必然も動作しません。」
絵夢。
「人の活動と重ならないと、そもそも動けません。」
未称。
「まず規定があって、その規定から論じられる。」
絵夢。
「条件が整っているからと言って。」
「運命の内容が必ず実現される訳でもない。」
真利。
「特定の結果が誘発される条件が、既に存在していて。」
「すべて揃えていないと、動きもしません。」
絵夢。
「運命、必然は、何も存在しない所では、何もできませんしね。」
未称。
「つまり必然とは、こうでなくてはならぬ、という規定ですね。」
絵夢。
「運命も、こうあるべきだ、という規定です。」
真利。
「我々が規定しているだけでは?」
未称。
「勝手に規定されるんですよ。」
絵夢。
「勝手に規定されて、よくもそんなものに従いますね。」
真利。
「そもそも、終わりは、目的をよく表しています。」
絵夢。
「運命、必然の終わりは、最初の目的を暴露していますね。」
未称。
「つまりは、必然も運命も、物体の運動、人々の思惑による活動なしでは。」
「まったく成立せず。」
「自らを運動させることもできない。」
「条件が整っていても、他人の活動と重ならないと。」
「動きもしない。」
真利。
「運命が強制力を持っていると信じているようですが。」
「運命とは、目的を持つ規定であり。」
「実行する人々及び、物体の運動、人の活動の中で実行されないと。」
「単独では何も起こすことができないってことですね。」
絵夢。
「必然も、結果を無理に引き起こすことはできない。」
「物体の運動や人々の思惑を利用して、ようやく目的を達成する。」
「常に片方は欠落しているから。」
未称。
「その目的を挫いてしまうと、運命や必然は倒されますね。」
真利。
「運命のそうしたい理由が意味不明ですからね。」
絵夢。
「理由がない必然は、結論も成立していません。」
真利。
「運命に、何の理由がないと、結果も成立しません。」
未称。
「結論としては、人々の思惑が交差している中で。」
「生じる結果のことを運命と呼んでいて。」
「人々の活動で生じる結果のことを。」
「必然と呼んでいる。」
真利。
「何かが存在しなければ、結果は出ませんからね。」
絵夢。
「運命はたいした理由もなしに、生じる。」
「しかし、条件が整っているからと言って実現される訳ではない。」
真利。
「必然も同じで、人々の思惑が交差しているから。」
「それが実現する訳ではない。」
未称。
「とどのつまりは、運命とは規定であって、それ故に何々があり。」
「何々にならなければいけないというものですね。」
絵夢。
「必然も、まず規定があって、こうなるべきであるから。」
「それが前提となり、目的になるというものです。」
真利。
「なるほど、規定なんですね。」
未称。
「何かしらの規定が、目的となり、それが運命、必然と呼ばれて。」
「規定通りにならないと、だめみたいな感じになる。」
真利。
「その規定が絶対視されて、そうでなければならないという強制力になって。」
「人々の活動で実現されないとだめ、という理屈ですね。」
絵夢。
「または人々の思惑の交差の中で、規定された内容が実現されるべきだ。」
「という説教です。」
未称。
「運命とは規定した内容が、実現されるべきという、理屈の強制ですね。」
真利。
「必然も、何かしらで規定された内容が、実現されなければならない。」
「という、強要ですね。」
未称。
「規定なので、その通りにならないと、腹を立てるんですね。」
絵夢。
「規定ですから、決めた通りにならないと、腹を立てますね。」
真利。
「規定を破壊しても、無視しても、違反しても別に自由ですけれどね。」
未称。
「そうした規定を守るか、守らないかは自由ですよ。」
絵夢。
「好き勝手に規定をどうするか、選べるんですね。」
未称。
「正体は、規定があり、それが目的となり、自然及び人の活動、思惑で。」
「その規定が達成されるべきという、規定から来る思惑です。」
真利。
「規定が疑われたり、批判されないので。」
「うっかり信じてしまう。」
絵夢。
「規定に従うと、流れに乗せられますね。」
未称。
「こうでなければならない、という規定を人は持たせられているので。」
「そのまま進むと、うっかり規定通りに解釈してしまい。」
「定義の問題を忘れますね。」
真利。
「個人に加えられた規定が目的と化すので。」
「そんなもの持っていたら。」
「片方の欠損している部分が動作してしまいます。」
「そのまま無視していれば、単独では達成できない。」
絵夢。
「個人に対する規定が、強制力があると信じ込ませるもので。」
「それが分かってしまうと、もはや規定だけ気を付ければ、防げますね。」
未称。
「もう規定だけに警戒すれば、楽勝ですね。」
真利。
「規定さえ何とかなれば、後はどうにでもなります。」
絵夢。
「これまでは定義が良くなかったね。」
未称。
「定義が安直なので、混乱した。」
真利。
「運命、必然性も、条件が揃っていないと不可能が生じますね。」
絵夢。
「運命、必然とは定義の話でしたね。」
未称。
「自然学、自然科学による相対化は、必然を無効化して。」
「運命そのものをこの世から追い出すのであった。」
真利。
「アリストテレス自然学が好きな人は。」
「似たような結論に至ると思われます。」
絵夢。
「知らない間に挿入されている、謎の結論が物を言う。」
「くだらない。」
お昼休みが終わり。
宿舎で何かあったらしい。
祖母が既にいて。
宿舎で小さな火災。
消火器で止めまして、損害なし。
ノートパソコンをベッドの上で使用したせいで。
排気停止、異物混入、加熱で発火。
損失は同僚のパソコン一台のみ。
数分後。
老朽化で扉などが小破していたので。
修理していました。
チームメンバーは家屋の修理もよくやります。
宿舎があって、二十四時間体制で観測できるため。
宿舎は、手入れの行き届いたものになっています。
今夜も、宿泊限界数の研究者が泊まりますね。
祖母が誤って熱湯をこぼしました。
ネズミのせいですね。
少しかかったけれど無傷。
未称。
「あの猫を連れて来ますね。」
祖母。
「あなた、やけどは?」
未称。
「熱湯に限って私は無傷です。」
「ポッドの熱湯を直接、手に食らっても効果ないんです。」
祖母。
「みたいだわ、ここ掃除するから。」
「ネズミを頼みます。」
未称。
「あの猫、どこに行ったのかな。」
研究員が、猫に仮装させて。
ライオンモドキにしていたので。
脱がせて、ネズミにけしかけました。
ネズミ、秒殺。
海辺で何かあると言われて。
定点カメラをチェック。
戦闘艦がいますね。
屋上から望遠鏡で見ると。
海上自衛隊の駆逐艦ですね。
通過するらしい。
でも、敵の潜水艦が潜んでいて。
対艦ミサイルを撃っています。
駆逐艦は、スタンダードミサイルで迎撃。
しかしイージス艦ではないので、一度に二目標しか攻撃できない。
すり抜けた対艦ミサイルに対してチャフ・フレア散布。
主砲連射、CIWSで迎撃開始、爆発にて対艦ミサイルはすべて迎撃。
敵の潜水艦、逃亡。
哨戒ヘリと哨戒機が来たため。
小競り合い?
科学者。
「今日は富士山がよく見えるらしいな。」
未称。
「申し訳ないが、幼少期から私は富士山を褒めることが一度もなかった。」
「周囲に同調することはあったけれど。」
英美。
「それって、どっかで覚えがあるね。」
未称。
「両親が富士山うんぬん言う時に、私はいつも黙っていた。」
英美。
「それを聞いたら、納得する人々もいますね。」
研究員。
「沖合で交戦していたけれど。」
「敵の潜水艦が哨戒機に潰されて終わったらしい。」
科学者。
「複数の哨戒機に見つかったら、潜水艦は無理ですね。」
英美。
「ここの海域って、海上自衛隊の航路になっているらしいから。」
未称。
「よく見かけますよね、こっちに何か飛んでこなければいいけれど。」
研究員。
「海まで離れているのに。」
科学者。
「君は高低差を知らずに、距離を測っていないのでは?」
祖母。
「被弾して航行不能になった敵潜水艦、浜辺に打ちあがるから気をつけなさいって。」
英美。
「観戦ですか、そうですか。」
未称。
「ああ、陸上自衛隊の87式偵察警戒車が来ていますね。」
近くで沙汰が発生。
しかし距離があるためか。
巻き込まれずに済みました。
敵潜水艦の乗組員、捕虜になったらしい。
どこの国が分からない人々、連行されています。
夕方。
日の入り、どんどん暗くなる。
別館、乱闘。
真利。
「捕まえた、さあ離さないぞ。」
萌笑。
「お姉さんなら、何されても抵抗しませんよ。」
真利。
「なんてえっちな、向こうで写真、撮ってあげます。」
絵夢。
「さあ、あなたを拉致しますよ。」
咲姫。
「お姉さんに無抵抗を約束します。」
絵夢。
「なんてえっちな、向こうで背筋マッサージしてあげる。」
未称。
「あーあー欲望に素直ですね。」
英美。
「人って自然と社会の循環、その中にいないと退屈するからね。」
「暇がある社会なんて、階級社会では頻発した。」
未称。
「今日は攻めてますね、ミニスカートにニーソックス?」
英美。
「髪は長く伸ばしてみた、ちなみにスカートの中はスパッツです。」
未称。
「なんか美少女の見本みたいな恰好ですね。」
英美。
「あなたが好きな恰好でしょ?」
未称。
「なるほど、ハグしましょう。」
英美。
「女子高生好き。」
未称。
「あなたに限定して、セクハラ、ボディタッチ自由ですよ。」
英美。
「なんてえっちな、向こうで強姦ごっこしましょう。」
未称。
「決着をつけない強姦ごっこですか、お楽しみですね。」
ちょっと暇を見つけて。
誘って移動すると。
未成年二人組が、取っ組み合っていた。
萌笑。
「あなたを好きにしたい。」
咲姫。
「私があなたを好きにするの。」
真利。
「お互いに強姦しようとしたら、単なる喧嘩に見えますね。」
絵夢。
「勝敗ってどうやってつけるの?えっちなことした方?」
真利。
「というか、離して私のものにしないと。」
「そのうち過激なことしそうですね。」
絵夢。
「せっかくなので、貰いましょう。」
萌笑。
「うわっ!ごめんなさい、お姉さんがいるのに!」
咲姫。
「ひゃあ!申し訳ありません、お姉さんを無視してしまって!」
真利。
「二人でいると、そのうちなにをしでかすか分からない。」
「次から私と一緒にいてね。」
萌笑。
「そのほうがいいですね、恋ではなくて、欲望を満たすための二人組ですから。」
咲姫。
「彼氏の代用をしていましたが、もうそろそろお姉さんに交代できると思います。」
「恋ではないって自覚しましたので。」
絵夢。
「よろしい、成人したら、嫁にしてあげる。」
未称。
「ここは予約ですか。」
英美。
「あらやだ、もう時間がないわ、ごめんなさい。」
未称。
「私もです、窓側達端末の更新バグで使えなくなったパソコンを修復しに行きます。」
夜間になった。
ルールの抜け穴。
変更を禁止するルールはない。
深夜組、かなり手練の集い。
精鋭部隊かな?
祖父は深夜に帰宅して、昼近くまで寝ます。
なので、送迎、必須。
深夜も動くチームメンバー。
実は三人娘がいるといないとでは、まるで別の結果になると評価されています。
少しでも離れると、三人娘がいないと、その程度かよ!
なんて酷評されます。
サポートメンバーとして必要なんですね。
ちなみに、就職しようとしていた大企業。
今では傾いています。
大量解雇中。
不採用になった中小企業。
既に存在しません。
先見の明かな?
12
駅前でラミングアタックが行われた。
通行人を撥ねて。
車から降りて、武器を振り回す。
テロリスト定番の攻撃として。
ラミング・アタックは有名。
自動車、暴走。
数人、撥ねた。
しかし、旧式の戦車を買い取って乗り回していた。
マニアが近くにいて。
AMX-30戦車に、暴走した自動車が激突。
ラミングアタック失敗。
テロリスト、気絶、暗転して自動車に取り残された。
ホームセンターに来ていて遭遇。
未称。
「新しいギャグを考えたようですね。」
真利。
「なかなか今回は力作じゃないですか。」
絵夢。
「面白いギャグばかり繰り返すものではありませんよ。」
市民。
「ああ!撥ねられた!」
役人。
「待て、撥ね方がおかしいから、負傷者に近寄るな。」
予備役。
「もっとも危険なのは負傷者が出た場所ですからね。」
未称。
「あの戦車は何ですか?」
真利。
「戦車姉妹の妹ですね。」
「姉はパットン戦車を乗り回して。」
「妹はフランスのAMX-30に乗っています。」
「双子です。」
役人。
「止血帯!」
予備役。
「付け根に巻け!」
「これは血管と骨の固定具なんだぞ!」
絵夢。
「負傷によっては数分で死にます。」
「時間稼ぎをすれば。」
「延命しますよ。」
真利。
「手伝いましょうね。」
未称。
「手術まで最短で二時間ですから。」
「時間稼ぎすれば、時間通りに収まる。」
真利。
「ライフル銃が落ちていますよ。」
絵夢。
「あれで撃たれたら、骨折しますし、骨くらいは余裕で破損します。」
未称。
「ライフル銃って、着弾地点を粉砕しますね。」
「骨盤を集中狙いすると、殺傷力がまるで違う。」
真利。
「というか、なんでライフル銃が落ちているの?」
未称。
「え?なんで国内で、アサルトライフルが流通していないって思ったの?」
絵夢。
「救急車、到着。」
真利。
「あの戦車に乗っている女性、沈黙していますけれど。」
未称。
「大型の自動車で突撃されて、自分が無傷で、相手が大惨事ですからね。」
「それは沈黙するでしょう。」
警察官。
「ラミングアタックですよ。」
役人。
「犯人、気絶していますが?」
予備役。
「ならばライフルを鹵獲して、どっかに隠してしまえ。」
科学者。
「ああ、燃料に引火する。」
未称。
「爆発は、十メートル以内ですと、爆風と風圧でやられます。」
真利。
「衝撃波でも、けっこう吹っ飛ばされますからね。」
絵夢。
「手作り爆弾でも、二十メートル以内に入ると負傷します。」
未称。
「ああ、警報、巡行ミサイルが飛んでくるって。」
絵夢。
「着弾すると、人々の死体の破片、聞いたことがない悲鳴。」
「焼き焦げたような匂い、腐敗臭、自身の精神錯乱が襲います。」
役人。
「どうせ犯人は気絶しているし、放っておこう。」
警察官。
「燃えていますが。」
予備役。
「とりあいず、車から出して縄で拘束しましょう。」
救急車、大量に到着。
警察官、救急隊員と一緒に犯人を搬送している。
消防隊員、車内積載の燃料に引火するので。
野次馬を退避させた。
警報。
巡行ミサイル。
航空自衛隊の遊撃戦闘機が撃ち落とした。
とりあいず帰れそうなので。
買い物から帰還する。
自宅に戻って、家事をしていると。
さっきの戦車の女性、海岸沿いをドライブしている。
解放されたらしい。
そこに、精鋭部隊が密かに上陸。
前哨戦を仕掛けようと揚陸したものの。
なぜか情報にないAMX-30戦車がうろうろしている。
対戦車兵器がないので、動揺した。
作戦行動に失敗して、自衛隊のドローンに発見された。
即座に迫撃砲が飛んできて。
精鋭部隊は壊滅した。
自宅から、銃声だらけ。
自衛隊対敵兵が行われています。
どこの国なのか不明。
未称。
「過激なことをしますね、何の用事ですかね。」
真利。
「そう言えば外資系の企業って、逃げ出していますね。」
絵夢。
「大使館の職員も逃げ出しています。」
未称。
「この辺りは占領ですか、そうですか。」
真利。
「自衛隊に勝てるかな?」
絵夢。
「民間人は標的にならないでしょうね。」
未称。
「虐殺が目的なら、一か所に集めて殺しますよ。」
真利。
「そうでないのなら、軍事目標だけに攻撃するでしょうね。」
絵夢。
「まともな軍隊なら、国際法を守ろうとしますが。」
「国際法で守られないこともある。」
未称。
「次は航空攻撃で、空軍基地を叩くでしょうね。」
真利。
「敵にうまくいって欲しくはないね。」
絵夢。
「有事の時に、女性は危険ですよ、隠れていましょう。」
上空を通過。
F-16Cファイティングファルコンに追われている。
Su-57戦闘機。
スナイパーポッドとリンクしたカウンターステルス機能でレーダーロックされて。
激しい空戦の末。
ミサイルを撃ち尽くして、ファルコンが追い回している。
カウンターステルスが強化されると、ステルスは無意味なのかな?
Su-57戦闘機、墜落した。
機関砲で撃墜。
定点カメラで潜水艦が写ってしまった。
敵潜水艦、対艦ミサイル二発発射。
海上自衛隊の駆逐艦、アスロックを発射。
対艦ミサイルを一発迎撃。
チャフで欺瞞して、もう一発の対艦ミサイルは外れた。
アスロック、ブースター分離、パラシュート展開。
着水、敵潜水艦、追尾される。
敵潜水艦、アスロックに被弾して逃げ出した。
敵潜水艦、浸水が激しく。
浮上して機関停止するも、砲撃によって大破。
降伏に失敗、海岸に打ち上げられて。
上陸した歩兵部隊と合流するも。
メタルギアソリッドみたいな一人の兵士が現れて。
敵はその一人にみんなやられた。
戦闘終了?
自宅は無事。
未称。
「競争率って凄いですよね。」
「たまにしか勝てない。」
真利。
「勝率が悪いと、競争から逃げた方がよろしいね。」
絵夢。
「たまに勝てるからと言って、いつも勝てるなんてことはない。」
「やっぱりたまに負けるのであった。」
未称。
「競争率が高い球技とかは、参加するには無謀。」
真利。
「あれは健康のためにあるんですよ。」
絵夢。
「あんな競争に入ると、命が減りますね。」
また都市で。
ラミングアタック二回目。
今度は、自衛隊の89式装甲戦闘車に激突してしまった。
負傷しながら、犯人、装甲車に銃を乱射。
効果なし。
犯人。
「俺は正しいんだ!正しいから一方的に勝てるんだ!」
隊員。
「効かないなあ。」
車長。
「重機関銃でも持って来いよ。」
犯人。
「正しい、だから一方的に勝てる、勝てないならすべてがおかしい。」
車長。
「砲手、こいつに発砲してもいいか、連絡を取っている。」
砲手。
「見たところ、民間人なのか、さっきの敵兵の生き残りなのか、はっきり分かりませんね。」
隊員。
「おお、豆でも投げているのかな。」
犯人。
「俺は正しい、だから無傷で勝てる。」
隊員。
「戦場について子供に教えないからな。」
車長。
「撃て。」
砲手。
「五発発射。」
犯人。
「ああああああ!」
犯人、死亡。
35ミリ機関砲で、残骸になった。
戦場では、民間人は無害と分かるまで、危険と見なされる。
指示に従わない、反抗するなどすると、拘束されるのが当たり前。
犯人、敵兵と間違われた。
しかし結果的に、インターネットの過激な主義主張に感化された。
新型テロリストであった。
上記、実在するテロリストのパターンです。
また物騒な海岸沿いと都市。
自宅待機。
警報。
ゲリラ・特殊部隊攻撃情報。
未称。
「あれ?はぐれた敵兵かな?」
真利。
「ライフル銃と、バックパック、迷彩服、自衛隊ではない?」
未称。
「戦意喪失かな?」
絵夢。
「玄関に誰かいます。」
スネーク。
「こんにちは!ここに無線機とサーマルスコープがあるって!」
未称。
「なんだこのイケメンは!」
真利。
「味方のようですね。」
絵夢。
「こいつのことですか。」
スネーク。
「ちょっと貸してくれないか。」
未称。
「きちんと返してくださいね。」
真利。
「ペットボトルの天然水と、カロリーメイト一袋、食べて飲んで行きなよ。」
絵夢。
「虫よけスプレーでもどうですか。」
スネーク。
「君達、有能だな?」
「お言葉に甘えさせてもらう。」
「すぐに返す、あと、すぐに立ち去るぞ。」
未称。
「あそこにいる人って誰ですか?」
スネーク。
「ああ、倒さないといけない人ですね。」
真利。
「自衛隊ですよね?」
スネーク。
「まあそんな所だ。」
絵夢。
「それでは朗報を待っています。」
スネーク。
「得意分野だよ。」
「待たせはしない。」
補給を受けた色男。
見えていた兵士を圧倒。
死角から接近して。
ナイフで一撃、敵兵、死亡。
それを見た別の敵兵。
距離があったのに発砲。
小銃は三百メートルが有効射程。
実際には三百メートルは弾丸の威力が最大化される距離。
みんなその距離は避ける。
遠くて当たらない敵兵の射撃。
敵兵、錯乱している。
自宅に入ってきた。
敷地内にいる敵兵。
扉を開けて来たものの。
驚いた演技をして。
秘密の化学兵器で攻撃すると。
敵兵、動けなくなった。
目を潰した。
鈍器で足部を数発強打すると。
敵兵、骨折して戦闘不能。
武器を奪って、どっかに投げた。
さっきの色男が来て。
敵兵を担いで、持って行きました。
捕虜らしい。
戦闘は終わっていて。
AMX-30戦車を乗り回してドライブしていた。
ポニーテールにサングラス。
長ズボンのお姉さん、隠れた功労者。
天文台に戻ると。
みんな避難していたので。
自宅にリターン。
未称。
「戦争はいけない、という考え方に異を唱えると。」
「袋叩きにしようとしてくる。」
「道徳ってそんなものですかね。」
真利。
「そんな悪党にも勝たなくてはいけないってことです。」
絵夢。
「まあ我々のような正義が勝ってしまうんだから。」
「しょうがないよね。」
未称。
「戦争を禁止した所で、聞く耳を持たない敵がいるだけですからね。」
真利。
「たまたま、数十年、平和だった、それだけ。」
絵夢。
「ソビエト崩壊後から平和が始まって、そろそろ終わり頃ってことです。」
未称。
「まったく、平和な時代には、劣っていて愚かなものが横行しますね。」
真利。
「世界に戦争がなくなって久しいですが、次の戦争は近い将来ありますね。」
絵夢。
「前提を間違えていますよね、つい近年まで戦争みたいなものだったのにね。」
未称。
「平和を前提にしてしまい、無警戒ですね。」
真利。
「戦争があるとしたら、最短で終わってくれ。」
絵夢。
「目的もなしに戦争なんてないですよ。」
未称。
「中華人民共和国なんて有神論国家ですからね。」
「ロシア連邦も有神論国家です。」
「ライバルにしては、親近感があります。」
真利。
「というか、仕掛けて来た軍隊ってどこの所属?」
絵夢。
「小競り合いかな?未発表?」
未称。
「たまたま自分のいる時代が平和なだけで。」
「これ以後は、平和である保証はないですね。」
真利。
「まあ、いつ世界観が覆されてもいいように、訓練はしています。」
絵夢。
「平和の時の方が、兵器開発競争は過激でしたね。」
そのまま数日。
上陸部隊、いいとこなしに出待ちされて、全滅。
敵上陸用の艦艇、戦闘攻撃機に破壊された。
敵戦闘機、爆撃機護衛部隊。
航空自衛隊の遊撃戦闘機に負けた。
アメリカのNGAD戦闘機、一騎当千。
NGAD戦闘機、敵のステルス戦闘機部隊を一方的に撃破。
カウンターステルスに特化した、対ステルス機用ステルス戦闘機?
格闘戦になっても、フライ・バイ・ワイヤシステムで、フランカーを凌ぐ格闘戦能力。
また機関砲で敵機撃墜。
あの戦車のお姉さん、知り合いでした。
自宅に来訪。
カリ。
「そう言えば私立にいたよね?」
未称。
「あの教師でしたか。」
真利。
「姉妹で戦車を運用とは、いい趣味ですね。」
絵夢。
「スクラップ場に置いてあったのを、購入ですか。」
「金持ちですね。」
カリ。
「ちょっと乗ってみる?」
未称。
「乗ります。」
真利。
「旧式とは言え、二世代戦車ですからね。」
絵夢。
「戦車に乗れるなんて、贅沢な趣味だな。」
乗車。
戦車でドライブ開始。
平原を回っています。
天上を開けて外を覗いてもいいらしいので。
登場。
未称。
「貴様ら!調子に乗るなよ!」
真利。
「なんですかそのボスみたいな台詞は!」
絵夢。
「いろんな馬鹿が調子に乗っているから、警告くらいは必要ですよね。」
未称。
「ちなみに貴様は敬語です。」
真利。
「戦車に乗っていれば、神秘主義者なんて見下してやれます。」
絵夢。
「ハイデガーが言うには、神の死、これを持ち出す人は。」
「無神論者であると誤解されがち、とのこと。」
「書簡集にて。」
未称。
「貴様らあ!調子に乗るなよぉ!」
カリ。
「けっこういい眺めじゃない?」
真利。
「ヨブ記は元々、民話、これに基づいてヨブ記は編纂された。」
絵夢。
「試練とか、艱難とか、人間が耐えられる範囲の計算を間違えている。」
未称。
「そんな馬鹿な宗教、知らないが。」
カリ。
「ミトラス教、滅亡した大宗教。」
「古代ローマ。」
「キリスト教がローマ帝国の国教になる時期に。」
「ローマにはミトラス教があったが、滅びた。」
未称。
「正解と答えを宗教から奪うと、ドグマチズムになる、という発見。」
真利。
「たまたまそうなった内容に理屈をつけるな。」
絵夢。
「そもそも、そういう内容はどこに書いてあるんだ!」
カリ。
「興奮するよね、なんでも圧倒できるような眺め。」
「まあ、運転席はあまり、外が見れないが。」
真利。
「今日、大学に行かないと。」
絵夢。
「後で送ってあげるよ。」
未称。
「戦うことだけで何でも解決して来た、愚劣な民族めが!」
カリ。
「戦車に乗って正論を言うのはやめろー!」
未称。
「やたら戦うことでしか物事を解決できない馬鹿共めがー!」
真利。
「戦うことだけで何でも解決しようとする、愚か者めがー!」
絵夢。
「戦うことでしか、解決策を見出せない、愚かな生き物め!」
カリ。
「やたらと争い、そして無駄死にする人間も、また美しい。」
未称。
「まったくです、そんな愚かな死に方をするのも、人間らしいですよね。」
真利。
「まあ戦うことしか取り柄のない人間ですし。」
絵夢。
「戦うくらいしかすることのない、単なる二足歩行の動物ですからね。」
カリ。
「人間性を否定するのは、非人間性を賛美することではない。」
「野獣を肯定している訳ではない。」
「ハイデガー書簡にて。」
天文台が復活したので。
出勤。
それまで戦車でドライブでした。
燃料・・・燃費は悪いので、負担でしたね。
謎の部隊が攻撃しては返り討ちになる、ここら一帯ですが。
もう少し小競り合いは続きそうです。
ちなみに、本格的な有事になると。
インターネット、通信、共に破壊されて使用不能。
最悪、警察も機能しません。
日本は古代世界から続く。
武力で統治した国家です。
霊剣思想は真理でしたね。
霊剣思想とは?
宮本武蔵、五輪書に記されている、思想のこと。
13
プロクラステスのベッド。
無理に基準に合わせようとすること。
または、強引な画一化をいう。
ギリシャ神話ではダマステスという名前で登場する。
伝説の強盗であるが。
二つのベッドを持っていて。
片方は小さく、片方は大きい。
旅人を招いて殺すと。
ベッドと同じ大きさになるまで死体を叩いて引き延ばした。
ベッドからはみ出ると、ノコギリで切り裂いて縮めて合わせた。
この伝説から、プロクラステスのベッドとは。
無理に基準に合わせること、型にはめること。
画一化することを意味するたとえになった。
この凶暴な強盗は。
ミノタウロスを倒したことで知られる英雄テセウスによって。
死ぬことになった。
英雄テセウスに殺された時に、強盗は、それまで殺してきた方法で。
ベッドの長さに合わせて殺された。
ギリシャの故事、ギリシア神話引用。
平日。
小雨、曇り。
市街地、港が近くにある。
地下街。
今日はなぜか人が少ないですね。
地元の人が危険を察知しているのか。
駐車場には、県外ナンバー。
つまりは地元の人がいません。
見るからに場違いなトラックがいますね。
アイスクリーム屋のトラックですけれど。
夏ではないですね。
逃げました。
未称。
「別の店舗で買いましょう。」
真利。
「なにかあるんですね、留まると、その何かが出てくる。」
絵夢。
「地元の人がいないくらいだから、警戒しているのでしょうね。」
逃げようとしたら。
強盗グループがアイスクリーム屋のトラックから。
たくさん出てきて。
商店を襲っています。
そこに、何か怪しい薬品が撒かれて。
それを背後に逃げました。
犯罪集団、テロリストと戦闘開始。
犯罪集団、テロリストと戦って敗北した。
移動中。
未称。
「ねえねえ、マフィアとテロリストが戦ったら、どっちが強いの?」
絵夢。
「テロリストでしょうね!」
真利。
「マフィアがテロリストに勝てる訳がないよ!」
絵夢。
「戦闘力だけ見ると、なんか大差がついているよね。」
未称。
「考えうる最強の敵対者とは、敵国の兵士ですよね。」
真利。
「そんなものに、どうやって勝てばいいんでしょうか。」
信号で止まった。
歩道にいる人。
暴力団の構成員らしい。
ちょっと派手で、凶暴そう。
すると後ろからさりげなく接近していた人。
いきなり刃物を出して、暴力団の人の首を切り裂いて、刃物をしまって。
通過、数秒の出来事。
誰も気が付かない。
訓練された兵士がナイフを使うと。
ステルスキルが可能。
見て見ぬふりをして、発進した。
市民が殺害に気が付いたのは、数分後であった。
未称。
「あーあ、強いじゃないですか、あいつら。」
真利。
「滅茶苦茶強い奴を倒したら、自慢できるのかな。」
絵夢。
「そもそも、雑魚に勝っても自慢できないけれど。」
「戦闘の玄人を倒したら自慢できる。」
「しかしあんなにやばい奴と戦ったら、勝率が悪いよね。」
未称。
「民間人は敵兵と戦ってはいけない。」
「敵兵は戦闘力がかけ離れている。」
真利。
「漫画じゃないんだし、まぐれも期待できない。」
未称。
「まあ有事の際に、占領されると。」
「収容所に送られて強制労働とか。」
「拷問とか処刑とか、宣伝に使われるとか、よくあるから。」
「反撃したいのなら。」
「孤立した所を狙えば、倒せるかもしれないね。」
絵夢。
「一人を殺害して、二人目がカバーに入ってくると自分が死ぬのだ。」
未称。
「敵兵に対しては不意討ちならば攻撃が入るし。」
「騙し討ちをすれば、刃物くらいは入るのだ。」
真利。
「攻撃方法なんて、たくさんあるので。」
「化学兵器散布なんて、幻想ではない。」
絵夢。
「さっきの地下街は、もう終わりですかね。」
未称。
「ああ、人権思想は儚いですな。」
近海に陣取っていた。
海上自衛隊の駆逐艦。
なぜか敵が自滅しているのを確認していた。
近海には油による汚染。
漁師が慌てている。
戦場には民間人もたくさんいる。
敵潜水艦が焦って同士討ち。
味方を攻撃して、自滅を繰り返している。
駆逐艦、敵潜水艦が自滅して。
自衛隊の対潜哨戒機と対潜ヘリがたくさん来るので。
哨戒任務終了時刻と合わさって。
最高速度で離脱。
途中で、艦砲射撃をするフリゲート艦に接敵。
適当に、集落に撃ち込んでいる。
やる気のない敵艦。
砲撃や爆撃で危険なのは、破片です。
少しでも破片が当たると、死ぬこともあります。
衝撃波や爆風で、意外にも転倒します。
次に吹っ飛ばされるダメージ、熱風、中に入っている薬品などが危険。
ハープーン発射。
敵フリゲート、チャフを散布するも、ハープーンとSM-1ミサイルを連射したので。
被弾、敵フリゲート艦轟沈。
戦地から民間人は逃げられない。
犯罪者が便乗して治安が悪化しているので、農村に戻りました。
未称。
「旧式の兵器を使った、使い捨て作戦ですか。」
真利。
「みたいですね、壊れてもいいから、仕掛けてくる。」
絵夢。
「すると搭乗員は、捨て駒ですね?」
未称。
「なんで世界はあんな酷いことになっているのか。」
絵夢。
「私も理由は知らんけれど。」
真利。
「たいていの物事について、理由は知らない。」
未称。
「理由は知らんけれど、ひどいことは世界にたくさんある。」
絵夢。
「軍隊なんて、褒美を約束して、やってもそれを与えない、という訓練で。」
「理不尽に慣れる訓練をよくやる。」
未称。
「理不尽には民間人も慣れた方がいいですね。」
真利。
「軍隊の訓練は、いくつか民間人にも必要ですね。」
未称。
「平和な時代なんて、数十年だけでしたね。」
真利。
「たまたま平和な時代に生まれた、それだけでしたね。」
絵夢。
「一度、平和が失われると、復活するまで数十年。」
未称。
「他国の政治を見れば、軍事も分かるかと。」
真利。
「軍隊は政治に命令されて、突っ込んでくるからね。」
絵夢。
「人権思想も、攻撃によって潰えるのか、儚いものですね。」
只今、別館。
天文台に何者かが策略を仕掛けていたようですが。
策略だけですね。
狡猾なだけ、悪賢いだけなので。
素人の兵法家かな?
臆病者には兵法は向いていない。
腰抜けが戦争の技術を使うべきではない。
戦争の技術は、最後に直接攻撃が必要。
臆病者にはそれが出来ない。
勝とうとするだけで、目的が何もない、凡人の策略。
嘘の反動で、馬鹿が自滅しました。
未称。
「勝ちたいだけで、勝つためにいかなる損失を被ってもいいなんて。」
「仮に勝ったとしても、無限にターゲットを選んで、攻撃するでしょうね。」
真利。
「そもそも、攻撃の動機が妄想に基づくもの。」
絵夢。
「被害妄想で策略を仕掛けるとは、その気になっていたあいつらはお笑いでしたよ。」
未称。
「勝ちたいよ、勝ちたいよぉ!」
「あいつらの口癖。」
真利。
「勝ちたいよね、勝てたらいいね。」
絵夢。
「勝利を求めるだけで、すべてを失う、不合理な攻撃ですね。」
「社会正義戦士なんて要らないが。」
未称。
「社会に正義なんてある訳がないのに。」
真利。
「正義の定義って知っていますか?」
絵夢。
「プラトンの書作、国家にありますね。」
「正しいとは強者の利益。」
未称。
「それでは我々、強者が正しいという利益を享受する。」
真利。
「正義とは支配者の利益、まあ為政者や治安当局、軍隊のことですね。」
絵夢。
「社会的強者も、正しいという利益を得ています。」
未称。
「どっかの不細工なおっさんが、正義なんて連呼して、幼稚なことをするんじゃないよ。」
絵夢。
「不細工なおっさん?発達障害かな?」
真利。
「今のご時世、頭がおかしい人は、精神疾患と呼ばれる。」
未称。
「今は認知バイアスの話はしていませんよ。」
真利。
「さてと、学校教育は書記法なるものが悪いよね。」
未称。
「プラトンのパイドロスにありますね。」
「写し書きして覚える教育方法です。」
真利。
「あれって、書いたものを見返さないと覚えらない。」
「すぐに忘れるという。」
「悪い所があります。」
絵夢。
「記憶能力が低下、習得も長引くという悪い方法です。」
「発明されてから、使われ続けています。」
未称。
「書記法なんて時代遅れな。」
真利。
「古典を読んだら、教師すら圧倒するようになった。」
未称。
「写し書きして、それで教えた気になっている。」
「自分から読んで習得すると、習得が早くて記憶も続く。」
絵夢。
「あんな時代遅れの学習をまだやっているんですね。」
未称。
「プラトンは写し書きして教える書記法を非難しています。」
真利。
「博識っぽくなるだけで、使えない人材になるだけ。」
絵夢。
「博識であると自称する人間が増えるけれど。」
「実践できない内容を自慢しているだけ。」
未称。
「実践で示すか、まず手本を見せろって訳です。」
真利。
「実践できないものを写し書きで教えるとか、凡人の発想ですね。」
絵夢。
「我々は凡人ではない。」
未称。
「博識っぽくなって、博識ではないのだし。」
「それで自身は中の上、平均以上だと信じたいらしい。」
真利。
「その平均の基準って何なの?」
未称。
「基準がないので、多くの人の実際は、平均値です。」
真利。
「まあ凡人もいないと、引き立て役、やられ役に困りますからね。」
絵夢。
「分かっているじゃないですか、需要が最もあるのは扱いやすい凡人ですよ。」
未称。
「大衆の時代ですからね、工場製品ばかりです。」
「君は、どこの工場から出荷されたのかな。」
真利。
「そういうのをギャグと言うんですよ。」
「ちょっとつまらないギャグですけれど。」
未称。
「文学こそ最高の教養である。」
絵夢。
「あれ?それここにも置いてあるんですね?」
真利。
「創作って謎の名言、教訓が入りがちです。」
「作者以上の意見がけっこう頻発する。」
絵夢。
「文学は何かの比喩になりますね。」
「凡人を美化する作品ばかりですが。」
未称。
「芸術作品や創作は、何かの比喩になりがちです。」
「何かを現わしているんですね。」
真利。
「真実や比喩を含めない作品はないね。」
絵夢。
「どんな作品も比喩ばかりです。」
「または対象の美化ですね。」
未称。
「文学の目的とは、人生の目的と同じく。」
「不定である。」
「ヴァレリー。」
絵夢。
「人生の目的が各人各様に違っているように。」
「文学の目的も各人各様に違っており。」
「したがって。」
「文学の目的をどれか一つに確定することはできない。」
資料館。
研修生はフリースクールの生徒ですね。
長期間、いるようです。
訓練中。
今は無料でお手伝いさん。
英美。
「どうやら、私の世代の考え方は、次の世代には通用しないらしい。」
萌笑。
「それは不可抗力ですよ。」
咲姫。
「数年ごとに更新しないといけないからね。」
英美。
「さてと、とある大企業が、うまく行き過ぎて、逆に考えることがいっぱいなんだって。」
萌笑。
「あまりにもうまく行くと、大企業も、考えることが増えますね。」
咲姫。
「うまく行くと、次に決定打が欲しくなりますね。」
英美。
「うまく行っている会社ほど、次の手に困ってしまう。」
「営業は黒字、知名度は最高、信用が集まっているのに。」
萌笑。
「株でもやっているんですか。」
咲姫。
「関係者ですか?」
英美。
「会員だからね。」
未称。
「えっちな二人組、もう成人したのでは?」
萌笑。
「数日前が誕生日でした。」
咲姫。
「実は今日、成人しました。」
英美。
「えっちな二人組で反応するのかい。」
真利。
「それではホテルに行きましょう。」
絵夢。
「この後、旅行に行かない?」
萌笑。
「後から考え直したら、目の前の女の子が趣味でして。」
咲姫。
「交際しようかと考えています。」
真利。
「そのうち気が変わるよ。」
絵夢。
「私を逃すと後悔するわよ。」
英美。
「あらまあ、災害やら戦闘やらで、滅茶苦茶な時期に。」
未称。
「まあ、まだそんな余裕があるんですよ。」
英美。
「所で、地球において、大量絶滅の証拠がたくさんあるんだけれど。」
「文明ってその頃にいたのかな。」
未称。
「神様にとって人間がいない世界はどうでもいいので。」
「適当に天体を引き寄せて滅ぼしたのでは。」
英美。
「ノアの大洪水って、天体衝突の地殻津波でしょうからね。」
未称。
「しかしモーゼは預言者、今は運河になっている所は。」
「満潮では渡れないけれど、干潮では地面がむき出しになる。」
「到着した瞬間に干潮になって向こう岸に渡河したけれど。」
「すぐに満潮になったのか、追っ手は水没した。」
英美。
「ナポレオンの遠征中に、渡河中、後方の部隊が水没した。」
「エッカーマン、ゲーテとの対話にて記録あり。」
未称。
「宗教の出来事って、今では地形が変わっていたり。」
「住民も変わっていたり。」
「痕跡が残っていないことがよくある。」
英美。
「大量絶滅の時に、共倒れした文明があるのかも。」
未称。
「あったとしたら、その文明は滅亡していますね。」
「また次の文明に繋がっていると思われます。」
英美。
「せめて遺跡や石板に残っていればいいのに。」
未称。
「あまりにも年代が古いと、その文明の痕跡も全滅します。」
英美。
「遺跡も壁画も、保存できる限界があるでしょうからね。」
未称。
「ピラミッド以前の文明なんて、痕跡が残っていないだけで。」
「本当にあったのかも。」
英美。
「大量絶滅があったら、やはり、文明があっても、痕跡は残っていないのね。」
未称。
「古すぎると、次の文明には痕跡なしと見なされます、これは残念。」
文明の最古の履歴は、プラトンの著作にある。
紀元前九千年のアテナイ市建設。
アトランティスの?栄と滅亡。
英雄時代初期だと思われる。
推論だけで証拠もないダーウィンの進化論は。
科学者でも信じない人がよくいる。
そういう科学者は痕跡や証拠を集めたがるため。
推論だけの進化論は、便宜上、引き合いに出すだけで支持しない。
滅びた文明は、痕跡がまず残らないので、推理くらいしかできない。
今の文明は、核戦争で自滅するのかな。
気候変動は、地球の周回軌道の変化。
地球の過度な傾きでも引き起こされるため。
どちらかと言うと天文学でも考察できますね。
未称。
「戦争で我々が滅んだら、青銅の種族と同じですね。」
英美。
「大量絶滅の理由、戦争!」
未称。
「青銅の種族、趣味は・・・戦争!」
英美。
「趣味の欄に、戦争とは書かないで。」
未称。
「文明なんて後からいくらでも復活するのですし。」
「そこは人間が頑張らなくていいかと。」
英美。
「この文明が滅ぶとは決まっていないと思います。」
未称。
「滅ぶとしたら、自滅ですね。」
英美。
「天変地異で滅んだ文明もいくつかあると思いますけれどね。」
未称。
「せめて化石で文明の痕跡が残っていれば。」
英美。
「なぜ地球の文明が、この一度きりだって断言できるんだい。」
未称。
「ここからはテクノロジーのごり押しで行きましょう。」
英美。
「馬鹿の一つ覚えみたいな言い方ですけれど、結局は科学しか人間は力が出ないね。」
萌笑。
「戦えない女の子は、なにかあると倒されますね。」
咲姫。
「戦闘に向いていない女の子は、自衛もできないね。」
真利。
「待って、いけない所に指を入れてあげる。」
絵夢。
「指くらいいいでしょ。」
英美。
「こら、仲良くなった方が長期的に満足するぞ。」
未称。
「なんていう強姦を仕掛けているんですか。」
真利。
「どんなやり方なら、食らってくれる?」
絵夢。
「どんなやつなら、無抵抗になる?」
萌笑。
「キスしませんか?」
咲姫。
「キスしたい。」
真利。
「なんていう素晴らしいことを。」
「襲う必要がなかったね。」
絵夢。
「私はキスできれば、満足ですよ。」
未称。
「意見が一致して良かったですね。」
英美。
「どこまでが本気なのか分からないが。」
未称。
「自衛できるくらいの戦闘力は努力義務です。」
英美。
「四人組でふざけているので、本当に強姦なのか。」
「遊んでいるのか分からない。」
未称。
「馬鹿正直に言葉通りに受け取ると、勘違いしますよ。」
「律儀な人はついて来れない。」
自衛できるくらいの戦闘力は必要でしょう。
みんな力が欲しいと思ったことがあるはずです。
それを実践するか、しないか、それだけの違いです。
戦争とは何か?
戦争の記録と言えば。
戦争は女の顔をしていない。
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ。
女性兵士、少女の兵士、飛行士、衛生兵、通信兵、教官など。
戦争に自ら参加した女の子の兵士に取材して。
記録を集めたもの。
男性とは違うものの。
生の戦争体験が読めますね。
今の時間帯は何もない。
近くで、銃声がするからですね。
交戦しています。
待機中。
厳戒令が発令。
この地域が占領のおそれ。
敵に占領されると、敵が好きなように民間人を扱えますが。
国際法や軍規次第です。
兵士の中に稀にいるはみ出し者が狼藉をやりがちですが。
そういう兵士は軍事裁判で犯罪者として扱われます。
敵兵、全滅しました。
未称。
「豚を放し飼いにしているようだな。」
真利。
「相手は勝てると思ってないよ。」
絵夢。
「負けるために、仕掛けて来たのですね。」
英美。
「我々の自衛隊に勝てるものか!」
萌笑。
「平和な時代って私達の世代で終わるのかな?」
咲姫。
「今までの平和が、次の瞬間、覆されることがあるのかな。」
未称。
「数年くらいでまた平和になりますよ。」
真利。
「冷戦の時に、核ミサイルが飛んでこないと信じてしまった。」
「凡人達について・・・・あれは飛んでこなかったけれど。」
絵夢。
「いざという時に善悪なんて役に立たないよ!」
観測器が、火器管制レーダーを検出。
とまあ、今の文明が失敗作ならば。
もう滅んでいる所ですけれど。
まだ決定的な滅亡の証拠は出ていません。
戦争はいけない、ではなくて。
本当は戦争なんて無い方が良いのですが。
それも分からないのが、人間です。
どちらかと言うと、成り行きで戦争をしてしまい。
高い代償を神様に支払っている人類ですね。
多分、戦争が起こるのは人間の過失でしょう。
自然に起きる戦争は終わってしまい。
ヒューマニズムに基づいた戦争が起こりがちです。
戦争に反対しても、諍いや争いは辞めない矛盾があります。
よくいる愚者の台詞「もっと諍いとか争いやろうよ!」
世界なんて、そんなものなので、何をいまさらってことですね。
格言。
戦争は弱肉強食を説く師となる。
ツキジデス。
14
豆知識。
ゴータマ・シッダールタ。
釈迦の死因は下痢。
寄付された食物で食中毒を引き起こして。
そのまま死んだ。
学者によると。
なんですべてを超越したはずなのに。
下痢で死んでいるんだ?
なんて突っ込みがよく入れられる。
聖人にしては情けない死因ではある。
下痢で死んだ、これはよく書いてある史実であり。
釈迦は完璧ではないにしろ。
それまでの言動と矛盾した死因であるため。
仏教学者は、やや怪しんでいる。
上記、本当です。
敵上陸部隊。
無駄な苦難に苦難を重ねて。
ようやく近くの陸上自衛隊の駐屯地に到着。
五十人の部隊で襲撃を試みたが。
既に87式自走高射機関砲が出待ちしていた。
アパッチ攻撃ヘリも飛んで来た。
隊員。
「日本へようこそ!」
砲手。
「初めての旅行でとんだ災難でしたね!」
指揮官。
「歓迎しますよ!この銃弾でおもてなしです!」
猛攻撃。
地形が変わってしまった。
跳弾が酷い。
森林の木々が破損。
敵兵。
「うわあ!やり過ぎなんだよ!」
敵将。
「過剰な攻撃だな!」
敵部隊、数十秒で全滅。
揚陸艇。
戦闘機部隊に機銃掃射されて爆散。
駐屯地は無事。
隣町で大規模戦闘があったけれど。
戒厳令は解除されました。
その後、この辺りは、スーパーコブラが飛び交うエリアになりまして。
コマンチ偵察ヘリコプターが毎日、飛んでいます。
近寄らないで、とのこと。
天文台。
屋上から。
RAH-66が毎日、飛んでいる所を目撃。
コマンチ偵察ヘリはステルス機。
毎日の景色みたいになった。
未称。
「心理学で、モデリング実験というものがあり。」
「子供を三種類に分類して映像を見せて。」
「その後、ボボ人形を殴る頻度を測定したら。」
「犯人が攻撃に成功して金品を奪い取る映像を見せた子供が。」
「最もボボ人形に攻撃したという。」
真利。
「犯人が返り討ちになる映像を見せた子供は攻撃性が低下したという。」
「子供に見せるものを選択しないと。」
「暴力的な子供になりうる証拠ですね。」
絵夢。
「暴力で何でも解決するヒーローモノは見なくてよろしい。」
「あれは民間人がテロリストと戦っているだけだから。」
「お互いに正否を争う戦争ではないと、子供には害になる。」
未称。
「一方のみが正しいなんて所は社会にはない。」
真利。
「白黒思考ですからね。」
絵夢。
「相手が悪い、と思ったから、一方的に殴って勝てる、なんていう教育をされているから。」
「一部の社会正義戦士が暴力的なんですね。」
未称。
「悪役という、やられ役が暴れて、主人公が最後に勝つ、なんて物語。」
「最後しか報われない劇中の登場人物と世界、なんか気持ちが悪い。」
真利。
「感情論を教育に導入するのはどうかと。」
未称。
「そんなもの、分かっていたら観てなかったね!」
絵夢。
「漫画やアニメ、映画って、警察と軍隊抜きで主人公が。」
「テロリストと戦うものばかりなので、幼稚ですな。」
真利。
「悪役が、すべての戦力を集中すれば一回で勝てるのに。」
「戦力の随時投入という馬鹿をやって消耗するし。」
未称。
「敵の馬鹿さ加減や、敵の弱さに助けられるなんて、英雄とは言えない。」
絵夢。
「もっと高度なものを観ないとね。」
未称。
「勧善懲悪みたいな物語は、廃れていくと思います。」
真利。
「とりあいず社会通念が勝利する物語が需要ありそうですね。」
絵夢。
「民間人とテロリストが戦っている最中に、通報されそうですけれどね。」
未称。
「民間人が仮に負けたら、番組終了。」
真利。
「悪役がたまたま馬鹿なので、勝てているだけですね。」
絵夢。
「雑魚に勝ったくらいで、道徳として使用するな。」
未称。
「大半の主人公は八百長して勝ちますからね。」
真利。
「主人公共通の技、八百長。」
絵夢。
「八百長で強引に勝てる主人公達。」
未称。
「ダークヒーローやアンチヒーローが流行る訳ですね。」
真利。
「スーパーマンシリーズでもう足りている気がしますけれど。」
絵夢。
「子供向けとは言え、ああいう暴力的な映像で、影響を受ける子供ばかりですね。」
未称。
「暴力映像を子供に見せてはいけません。」
真利。
「暴力でしか大人は解決できないって、バレちゃうじゃないですか。」
絵夢。
「本当の事を言われて、悔しい人もいるのですし。」
玄関に誰かいます。
警備員が怪しんでいる。
見に行きました。
警備員が対応に困っている。
未称。
「誰ですかこの不細工は。」
只者。
「フハハ!僕は何でも八百長で勝てるんですよ!」
真利。
「噂をすれば現れますね。」
絵夢。
「既に近くにいたから、影響を受けたのでは?」
未称。
「さっさと帰れ。」
只者。
「俺と勝負しないか?」
「もちろん、主人公の俺が八百長で勝つぜ!」
警備員。
「あの、退去してもらえませんか?」
只者。
「なぜだ?」
警備員。
「じゃないと、警察を呼べるので。」
只者。
「大丈夫、俺には八百長があるので。」
未称。
「こいつ、笑わせようとしていますね。」
真利。
「ちっ!道化師ですか、旅芸人、チップの用意をしないとね!」
絵夢。
「芸人ですね、いくら欲しいのかしら。」
只者。
「さあ、俺の八百長で、勝負しようぜ!」
警備員。
「すみませんが、金持ちの所に行ってください。」
只者。
「勝負しないのか?負けるのが怖いのか?」
祖父。
「おお!よし!相撲で勝負しよう!」
「最近、腕が錆びてしまってね!」
只者。
「待った、その勝負は無理だ、ぐわっ!」
「なんだこの老将は!」
祖父。
「それ土をつけたぞ。」
只者。
「負けた。」
祖母。
「私とプロレスしようよ!」
只者。
「うわああああやめて!」
祖母。
「いくら欲しいんだ、芸人め!」
只者。
「千円でいいです。」
祖母。
「面白かったよ旅芸人、また来なよ!」
只者。
「こんな化け物と、もう勝負したくない!」
芸人、逃げました。
正体は旅芸人、大道芸人ですね。
賞金稼ぎ。
撮影はしていないみたいです。
不審者ではなかったですね。
ちょっと演目が面白かった。
待機中。
未称。
「賢いとは何か?」
真利。
「頭が良い?何でも分かる?」
絵夢。
「頭がいいはずなのに、なんであんなに罠にはまったり。」
「満足な実績も出せないの?」
未称。
「賢いとか言われるくせに、凡人よりちょっと上くらいの実力ですね。」
真利。
「賢いとか言って、馬鹿と同じくらいの成果しか出せないようですね。」
絵夢。
「それなら賢い人よりも、凡人の方が扱いやすくていいね。」
未称。
「賢いと名乗れば、評価が上がるとでも思ったのかな。」
真利。
「賢い?定義が分かりませんね?」
未称。
「そんな定義がつかない、賢い、なんて自画自賛に依存するの?」
絵夢。
「使えない人材のくせに、賢いなんて名乗るのはどうかと。」
真利。
「賢い割には、たいした結果も出ませんね。」
未称。
「それなら、賢いとは、残念な人につく評価ですね。」
絵夢。
「賢いとは、頭が相対的に、少しだけいいってことですね。」
未称。
「相対的に、凡人よりちょっと上というのが賢い人ですね。」
真利。
「凡人と大差ないのが、賢い人ですか。」
絵夢。
「賢い割に、言っていることとやっていることが違う。」
未称。
「偉そうな事を言う割には、たいした実力もない。」
真利。
「宣伝で賢いと言っているだけでは?」
絵夢。
「なるほど、賢いとは宣伝なんですね。」
未称。
「賢いっていったい何なの?国語辞典にも定義がないんだけれど!」
絵夢。
「賢いだけでやっていける訳がないでしょ。」
真利。
「賢い?賢いって何ですか?答えてくださいよ?」
絵夢。
「賢いなんて、定義もよく分からないものを売名行為に使いやがって!」
未称。
「賢いとは、売名行為のセールスポイント。」
真利。
「自称するのは勝手だが、実際には役に立たない。」
絵夢。
「実力でちょっと凡人より上回るくらいで、後は詭弁で埋めているとか。」
未称。
「賢いとは詭弁を言う技術である。」
絵夢。
「勝手に賢い賢い言っていろ!」
真利。
「個人的な宣伝にまで言及する必要はないかと。」
未称。
「考えるだけの天才!」
真利。
「天性の主観主義者かもね!」
絵夢。
「その賢さで何とかなればいいよね!」
未称。
「まさか凡人にもジョークが言えるなんて知らなかったね。」
時間になって。
真利ちゃんを大学に送迎します。
都市に移動。
大学の駐車場にて。
話しかけられる。
女子大生。
「おや?誰かと思ったら友子じゃないですか。」
未称。
「友子って誰だ!」
女子大生。
「前に貸してもらったお金、今返しますね。」
真利。
「この人は友子ではありません。」
女子大生。
「まったく、照れちゃって、それとも五万円を借りたのが恥ずかしかった?」
絵夢。
「その人は友子ではありません。」
未称。
「札束をよこすな!」
女子大生。
「あれ?友子ちゃん、いきなり何言い出すんですか?」
未称。
「人違いです。」
学友。
「私が友子よ、あんた、なに間違えているのよ。」
女子大生。
「あれ?よく見たらそっくり!それは間違いますよね!」
学友。
「こんなそっくりさんでは間違うよね!」
真利。
「何やっているのか、ん?」
女子大生。
「あなた、友子じゃないですよね?」
学友。
「いや、私が友子です。」
女子大生。
「ようやく会えました、五万円、返します。」
友子。
「こら!後ろにいる私が友子だよ!ほら!免許証!」
女子大生。
「あはははは、あんたら、偽物を演じるとはいい度胸をしていますね。」
未称。
「それに私を含めるな!」
学友。
「もう少しであの五万円が!」
友子。
「いい気になっているのも今の内ですよ!」
女子大生。
「よくも友子の五万円を取ろうとしたな!許さない!」
未称。
「私はそれに入っていませんよね?」
真利。
「もう行きましょう、私は行くから、後はよろしく。」
絵夢。
「なんとなく喧嘩になるような。」
女子大生。
「あなた達に決闘を申し込むわ!」
友子。
「そっちの女子高生は誰だ!」
女子大生。
「取り消すわ、女子高生は無関係ね。」
「あなたに勝負を申し込むわ。」
学友。
「勝ったら五万円よこせ!」
友子。
「やば、遅刻する。」
未称。
「メールが来たので、会議の機材調整。」
絵夢。
「裏作業ですね。」
とりあいず離脱できました。
自動車で帰還。
天文台で、機材を調整。
話題のマルチ・メッセンジャー天文台についての討論ですね。
裏作業に徹しました。
ノートパソコンで文章を練っていると。
溜まってきたので、夕方まで作業。
デザイナーみたいに、コピーした論文は豪華絢爛。
この天文台の論文は、とにかく目立つことで有名です。
好きなデザインの論文や報告書を作成できるので。
依頼が続く。
二人組、入場。
萌笑。
「お姉さん、私は明日、誕生日です。」
咲姫。
「お姉さん、本当に私は先週が誕生日だったんですよ。」
真利。
「何でも信じるとひどい目に遭うってもう分かったよ。」
絵夢。
「信じるって、場合によっては危険な心理状態ですね。」
未称。
「矛盾していることが当たり前な人間ですし。」
「矛盾していないことが理想ですけれどね。」
英美。
「人が本当のことばかり言うと思ってはだめですよ。」
「結果的に間違いになる発言や行動もあるんですからね。」
一冊の本が出来た。
注文通りに仕上げています。
同時刻。
隣町の駐屯地。
日の入りと共に、上陸部隊が再び攻撃。
兵士、三十人が襲撃。
戦車がたくさんやって来て。
サーマルスコープで敵兵が丸見え。
FCSによる射撃で薙ぎ倒した。
敵将。
「何だと!チート能力にも程があるだろ!」
敵兵。
「全部、見透かしているのか!」
三十人の敵兵、たった五分でみんな死んだ。
離れた部隊が、倉庫にある、試作型長距離狙撃ライフル。
スコープに弾道シミュレーションや計算機が入った。
大型の狙撃銃、全部デジタルになっている兵器を鹵獲した。
ケーブルがついていて、腰に入れた端末と繋げて。
ゴーグルにもケーブルをつけて、戦車のFCSを再現する。
しかし直後に、メタルギアソリッドみたいな兵士がやって来て。
侵入した敵兵はみんなやられた。
二時間後。
敵兵の生き残り。
近くに来た車に銃撃して。
市民を盾に取ろうとした。
しかし背後に誰かがいた。
スネーク。
「いけませんね、弱い者虐めとは。」
敵兵。
「え?ぐああああ!」
敵将。
「お前らが俺を騙したせいで、もう俺一人しか残っていないじゃないか!」
市民。
「なんのことだ?」
敵将。
「ああ、もう弾も武器もない。」
「お前、格闘戦で勝負しろ。」
スネーク。
「拳には拳で答えるのみ。」
「奥義、後出し拳。」
敵将。
「負けた。」
なぜか狙われる駐屯地。
しかし戦力が集まっているので。
返り討ち。
隣町でまた発光。
海上封鎖中。
自宅に一度戻っています。
途中に、不審者。
道路の真ん中。
未称。
「うわっ!轢かれたいのか!」
真利。
「新手の口説き方ですね。」
絵夢。
「夜間に、何の用事ですか。」
変人。
「すみません、自己紹介がまだでしたね。」
未称。
「ろくなものじゃないですよね。」
変人。
「僕は趣味でフリーターをやっている人です。」
未称。
「なんですかその適当な設定は!」
変人。
「この辺りで最強のイケメンなんです。」
未称。
「本当は知名度ないんじゃないの?」
変人。
「君達は、これからライブ会場に行かない?安くしておくよ?」
未称。
「分かった、チケット買います、ちょっと、横にどいて。」
変人。
「二千円だよ。」
未称。
「冗談ですよ、冗談。」
変人。
「どわっ!」
急発進で逃げ切りました。
ライブチケットの押し売りだったんですね。
ゲーテの格言に、人生とは悪しき冗談である、という言葉があります。
私もようやくブラックジョークまで理解できるようになりました。
冗談を真に受けたらだめですよね。
ブラックジョークが理解できるまでが大変でした。
古代中国、南史、安都の必殺技。
笑殺。
15
多言は決して思慮ある考えを示すものにあらず。
タレース。
哲学の祖。
七賢人のトップ。
アリストテレスも、タレースから習った。
星を観察して井戸に落ちたことがある。
他人から「哲学などやっているから貧乏だ」と言われて。
天文学の知識を駆使。
翌年がオリーブの豊作の年であることを知っていたので。
オリーブ農園を買い込んで、大金を手にするなど。
物語も多い。
ちなみに七賢人は著作がなく。
格言や処世訓を中心に残している。
豆知識。
日本の寺子屋で使われた有名な書籍にもある通り。
本を読んで大成する者はいるが、本を読んで落ちぶれた者はいない。
金言童子教。
現代でも一部、購入可能。
深夜、夜勤。
太陽フレアについて観測するため。
天文台は稼働中。
天文台の装置は何でもデジタルなので。
調節、メンテナンスは必須。
研究員のゲーミングパソコンが、異物吸引で。
冷却ファンから侵入した異物から引火したので。
消火した後で、ゲーミングパソコンを復元中です。
深夜、一人きりで休息する。
伊達メガネの女性を襲いました。
未称。
「えっちなことしようよ。」
英美。
「ひゃあ!」
未称。
「探らせて、いけない所を触らせて。」
英美。
「もっとして。」
未称。
「触った後は。」
「キスしてあげる。」
英美。
「ん!」
未称。
「綺麗ですね、色っぽい。」
英美。
「もっとやらないの?」
未称。
「私の物になって。」
真利。
「あれ?お楽しみですか?」
絵夢。
「好きなんですね、私は応援していますよ。」
未称。
「倉庫の中でも人に見つかるので、続きはホテルでも。」
英美。
「それだと、あなたのサディズムを受けられないので。」
「ここでしてください。」
未称。
「なんてえっちな、じゃれ合いはここで終わりましょう。」
英美。
「嬉しかった、もう恋人みたいなものですからね。」
デバイスと向き合っているメンバー。
合流すると。
研究員が依頼して来るので。
仕事がどんどん増えている。
社内メタバース。
不調なので。
サーバールームに入って。
調査中。
原因不明。
未称。
「才能って、妬む人が出ますよね。」
真利。
「技量や力量に寄るものでも?」
絵夢。
「何でも競争だと思っているので。」
「競争で簡単に勝てる才能を妬むらしい。」
真利。
「それって、妬む人は特に何の鍛錬もしていなくて。」
「既に持っている能力で勝負する無能によるものでは。」
絵夢。
「習慣によるもの、なんて言っても、理解できないほど無能。」
「才能以前に、勝負を仕掛けるその人に問題がある。」
未称。
「競争で負けるのはよくあることなんだし。」
「そのために日々の鍛錬があるのに。」
「自分だけは、自分だけは、なんて考えて負けてしまう。」
「全員、自分だけは、なんて考えでやっているのに。」
真利。
「優れている人ほど競争というルールを無視するんですね。」
絵夢。
「競争で特に目的もなしに勝て、という馬鹿なルールを信じているからですね。」
未称。
「目的もなしに勝とうなんて、愚かな。」
真利。
「能力以前に、頭が悪いんですね。」
絵夢。
「今の能力で競争に参加して、それで自分だけは、自分だけは、なんて言っている。」
「滑稽ですな。」
未称。
「鍛錬を怠っていて、そもそも鍛錬について理解していない。」
「自分から勝負を捨てておいて、妬むなんて、才能以前の問題ですね。」
真利。
「競争相手が撤退したとしても、本人の問題はなくならない。」
絵夢。
「才能とか競争を前提にした考え方ですけれどね。」
未称。
「優生思想かな?」
絵夢。
「いくら優生思想を説いても、勝てないんだから、負け惜しみですな。」
真利。
「そうなると、まず競争相手を貶めて、頭で勝とうとするはずですね。」
絵夢。
「策略で競争相手を蹴落とす、なんか競技ですらない。」
未称。
「勝利だけを考えて、後の事は考えない。」
真利。
「相手を排除しようとしても、本人の問題は無くならないんだから。」
「自分の問題の解決を、外部を何とかすることで消そうとするとか。」
「なんて愚かな。」
絵夢。
「策略で勝っても、その後に評価する人々からの支持は得られない。」
真利。
「汚い手で勝とうとする、その人を支持する人はすぐにいなくなる。」
絵夢。
「凡人にも勝てない人が、何故、競争をするのか。」
未称。
「凡人のレベルなのに、必死になっている無意味な彼ら。」
真利。
「私からは、凡人が頑張っているようにしか見えない。」
絵夢。
「中途半端な才能は、逆に馬鹿を見るだけかと。」
真利。
「それなら凡人の方が、競争の話をしないだけましですね。」
未称。
「才能?本当にあなたの力によるものですか?」
「遺伝で、その能力が発揮されているだけで。」
「他人と比べて、写し書きが遺伝的に得意というだけで。」
「能力であると言い張っているだけでは?」
絵夢。
「遺伝子ですら、科学的には無視できないほど、能力に影響を及ぼしている。」
「あなたの才能なんて、遺伝子によるものなので。」
「他人と比べて背がちょっと高いというだけのことを言っているだけです。」
真利。
「後から鍛えたり、鍛錬したものでなければ。」
「遺伝によるものなので。」
「他人と比べて、ちょっと長く走れる。」
「それだけのことですね。」
「流行ワード、親ガチャ、これは科学的には正しい事です。」
未称。
「それとは反対に、凡人を言い換えると、無難な人とか。」
「可もなく不可もない人とか。」
「扱いやすく、通用しやすい人とか、いろいろと有利な点も出ますね。」
真利。
「凡人って、長所も無ければ、短所もない。」
「強みもないけれど、弱みもないような。」
「社会に適用しやすい連中なんですけれどね。」
絵夢。
「平凡であるがために、何でも簡単になるんですね。」
「社会の現場で圧倒的に多いのは凡人です。」
「その凡人が、同じ凡人に非難されるのは筋違いです。」
未称。
「ということで、鍛え上げられた筋肉ですら、才能と呼んで妬む馬鹿がいる。」
真利。
「マラソン選手が、長時間走れるからと言って、その持久力を妬む。」
未称。
「今ある能力で勝とうなんて、そんなに甘い事、ある訳ないでしょ。」
「全員、訓練したり、日々の鍛錬をしているので。」
「そういう人に抜かれて当たり前でしょ。」
絵夢。
「それで自分だけは、自分だけは、なんて言い分を繰り返す。」
「お前だけ贔屓にしてくれる奴なんていないんだよ。」
未称。
「競争と称して仕掛けておいて、負けたからと策略に走るのなら、それは負け惜しみ。」
真利。
「優れている人ほど競争を回避します。」
未称。
「本当に才能があるのなら、競争なんて真に受けず。」
「個人主義になりますね。」
真利。
「自分のものになったのに、わざわざ他人のために使う理由はない。」
絵夢。
「もし他人のために使うのなら、利己的な動機ですけれどね。」
未称。
「才能が仮に宝玉なら、それを持っているだけで羨ましいと窃盗をされそうになったり。」
「奪おうと企んだり、壊そうとしてくる。」
「現行犯と同じ理屈ではないか。」
雑談をしていたら。
何と不具合をようやく見つけた。
ハードディスクが寿命で不具合を出し続けていて。
経年劣化で半分、故障していました。
十年も使われているサーバー機なので、仕方がない。
ミニコンピューターを代替機にして。
社内メタバースを復旧させまして。
サーバー機のハードディスクは交換します。
ポータブルハードディスクが運ばれてくる。
交換完了、もう深夜の二時。
サーバー機、旧式機はしばらく使わない。
研究員、太陽フレアを観測中。
人工衛星に影響が及んでいます。
施設の老朽化が進んでいるので。
チームメンバーは、修理の連続。
倉庫は工具だらけ。
まだ二十年は行けますね。
英美。
「男性と女性の未婚率は、かなり高くなっていますね。」
未称。
「今まで、なぜ結婚が当たり前だと思っていたし。」
英美。
「恋なんて欲望ですからね。」
未称。
「そのまま人口が半分になると快適になると思います。」
英美。
「人を増やすなんて、私は利他主義者ではない。」
未称。
「裏切り、これってあまりに爽快感がありますね。」
「何でも裏切れば、自由が増える。」
英美。
「裏切られた相手は、悔しそうに立ち去ることしかできない。」
「人が裏切らないなんて保険はないんだよ。」
未称。
「神を引き合いに出しても無駄ですよ、神の死は既に経験しましたので。」
英美。
「何か女性は結婚しか取り柄のないように設定されているのでは。」
未称。
「そういう世界観を壊してもいいじゃないですか。」
英美。
「仲が良い男性の求婚を裏切って、捨てたことがあります。」
「生まれた時から待っていた、最高の裏切りの瞬間でした。」
未称。
「もっと聞かせて、武勇伝。」
英美。
「最初から裏切るつもりだったので、相手は確信しながら崩れていった。」
「馬鹿じゃないの、裏切らないなんて約束はしていないし。」
未称。
「生まれたら出会う予定だった二人は、片方の裏切りによって潰えた。」
「傑作ですね。」
英美。
「後は相手の魂を滅ぼしてやる、そうすれば私は片方だけになって自由です。」
未称。
「暴力って便利ですね。」
太陽フレア、結果がまとまりそうです。
さて、早朝になって。
帰宅することになり。
帰る途中で。
空耳かな?
その後、自動車が突っ込んで来ましたが。
華麗に避けたら。
相手の自動車が崖から落ちました。
幽霊。
「これは罰だ、お前に天罰を与える・・・あれ?」
未称。
「お前が与える罰のせいで犠牲者が出たぞ。」
幽霊。
「もっと罰してやる。」
未称。
「お前の作る攻撃者なんて、その世帯と関係者を巻き込むでしょ。」
「罰しているつもりで、そういう本当の被害者は無視ですか。」
「どこの馬鹿な神が、そんな馬鹿な罰を行うのですか。」
幽霊。
「とにかく罰してやる。」
真利。
「とりあいず救急車を呼びました。」
絵夢。
「運転手、どうも重症ですね。」
レスキューチーム。
崖に落ちた自動車を釣り上げて。
運転手、搬送されました。
相手の車が勝手に落ちたことになった。
帰宅中。
後ろから煽り運転?
直後に、脇に停車して、煽り運転の車を先に行かせました。
その車、農民を撥ねてしまって。
引き上げて来た救急車が目撃。
運転手、逮捕された。
幽霊。
「このままでは済まさないぞ。」
未称。
「なんて傲慢な、お前の罰のせいで、無関係な人が死んだぞ。」
幽霊。
「お前が罰の内容を倒すからだ。」
未称。
「お前みたいな愚かな神がいるものか。」
幽霊。
「神を愚かにするな。」
未称。
「それなら、神とはその程度ですか?」
「お前が攻撃者を作るせいで、社会に害が出るでしょうに!」
真利。
「ん?憑き物かな?」
絵夢。
「農村にお宮があるので、御祭神に退治してもらえばよろしいね。」
帰宅。
なぜか研修生が来ていて。
祖母から合鍵をもらって。
居座っていました。
未称。
「あらまあ素敵なお客さんですね。」
萌笑。
「お姉さん、興味があるので。」
咲姫。
「成人女性好きです。」
真利。
「お嬢さん、一緒にお風呂、入らない?」
絵夢。
「おっとお風呂は私が先ですよ。」
萌笑。
「入ります、順番はくじ引きですね。」
咲姫。
「着替えくらいは、いつも持っているんですよ。」
真利。
「それでは、くじ引きで、私が先ですね。」
絵夢。
「よしお楽しみはそれからですね。」
萌笑。
「脱ぎます、自分で脱ぎます。」
真利。
「成人女性の裸体は刺激が強くない?」
萌笑。
「なので、見たいのです。」
咲姫。
「次は私達ですね。」
絵夢。
「洗ってあげるよ。」
咲姫。
「成人女性に触られるのって、初めてです。」
入浴、こういうの好きみたいで。
順番交代。
好奇心ですね。
その後は、一緒に寝ました。
真利。
「昼過ぎまで寝て、あれ、大学っていつ出席だっけ。」
萌笑。
「私服で寝るなんて、ちょっとどこ触っているんですか。」
絵夢。
「妹みたいで、好きですよ。」
咲姫。
「もっと抱きしめて。」
未称。
「私も寝ますね。」
四時間後。
研修生の二人組。
起き上がって。
リビングで、先に起きた未称ちゃんと。
猫と遊んでいました。
萌笑ちゃんと咲姫ちゃんも猫が好き。
冷蔵庫から、サーモンを持ってきて、猫にあげると。
猫が驚いたまま硬直。
猫、その表情のまま、抱き上げられて。
遊ばれている。
真利ちゃん、時間経過で起き上がると、大学に。
スクーターで行きました。
絵夢ちゃん、ずっと寝ています。
未称ちゃん、厳選した古典を研修生二人組にあげました。
読書。
未称。
「女性向け哲学は、老子全訳、荘子、内編、外編、雑編、ですね。」
萌笑。
「あれ?この世の中とは反対のことが書いてある?」
咲姫。
「意外です、男性の考えている事とは、まるで正反対です。」
未称。
「女性に老子や荘子の話をすると喜ぶ、と言ったのはどこぞの大学教授です。」
萌笑。
「本当に面白いんですけれど。」
咲姫。
「私が喜ぶことばかり書いてあります。」
未称。
「それが古代中国の古典で、道教の神が作者って言うね。」
萌笑。
「揺るがない信用ですね。」
咲姫。
「自然主義のようで、そうでない所が好ましいですね。」
未称。
「翻訳違いで数冊持っているので、あげるよ。」
萌笑。
「これ夢中になります。」
咲姫。
「神様が作者でも、女性のために書いたような古典ですね。」
未称。
「なので、若い男性は理解できないと言われています。」
研修生二人組。
通学のために帰りました。
迎えが来ていたんですね。
祖母が、言い出しっぺなので、フリースクールに送迎しました。
豆知識、科学的には、遺伝の影響は無視できませんが。
遺伝子は不規則に、一個ずつまったく異なるため。
何が遺伝するかは決まっていません。
まったくのランダムです。
遺伝で説明できない能力もあります。
遺伝の影響は、先天的な能力としては現れません。
成人してから現れます。
遺伝は、先天的な能力とは無関係です。
問題は、優生思想と言っても、強くて優れている個体を残すのは、凡人の発想で。
必ずしも強くて優れている人が、生存に直結するとは限らない事ですね。
主観的に言えば、目の前に二本足の動物がいて、サイコロ遊びを仕掛けてくるだけです。
または、優生思想という本を机に並べている、トランプ遊びの現場があるだけです。
軍服に、優生思想という広告をつけて、戦場で戦う馬鹿な兵士はいません。
近頃、法律に基づいて道徳を構築する愚者が増えて問題になっています。
なぜ人を殺してはいけないのか?
これは具体的な内容を含んではいませんが。
法律を基準に回答するしかない、なんて幼稚な所があります。
トロッコ問題でも。
片方が、無職で、片方が富裕層、どちらを殺すか選んだとしても。
無職の側が、失業したばかりで。
富裕層が、実は反社会的組織のリーダーでした、なんて後から付け足される。
正しいから、従え、というのが通俗的な道徳なので。
なぜ正しいのか、従うべき義務とは何なのか、まったく深く突っ込まない。
社会規範が別の共同体と衝突する、など。
主観的に見れば、どこにも書いていない内容を言っているだけですね。
発言から出る理屈で勝手に正否が決められるとは、知らなかったね。
格言。
弁解は飾られた嘘にすぎない。
ポープ。
イギリスの詩人、評論家。
16
今期、米が凶作です。
米がありません。
代わりに小麦が輸入されていますね。
気候変動が続くと、まず農業がやられます。
農業がやられると、食糧危機に陥りますが。
農作物の中には、気候の影響を受けづらいものも多くあるので。
米しか足りないものはありませんね。
土曜日。
天候、曇り。
無風。
今日は、近くにある運動公園でサッカー大会がありますね。
見に来ています。
今は祖母が動いていて、解放されました。
西洋におけるメイドや家政婦に家事を負担させると。
驚くほど余暇が出来上がる。
そのため、かなりの需要があったとのこと。
日本の家政婦は家族の一員になるため。
西洋の過酷な労働は同じでも、特別扱いがあった。
天文台では家政婦というより、サポートチームです。
競争について。
未称。
「この最悪な世界を何とか切り抜ける最高の方法は。」
「反則ですね。」
真利。
「反則って防げませんね。」
絵夢。
「いかなるルールも反則を止めることはできません。」
未称。
「法律とは無関係な所で、反則は猛威を振るいます。」
真利。
「法律が及ばない所では、反則はやりたい放題ですしね。」
絵夢。
「生まれた時から筋書きがあったとして、それに反則をして離脱することも可能です。」
真利。
「従うことしか取り柄のない無能なんて馬鹿みたいですね。」
未称。
「なので、この世界のルールに反則をすると、やたらと有効になります。」
絵夢。
「最強の技、反則。」
未称。
「反則にはどんなルールや筋書きも無力。」
絵夢。
「気に入らなければ反則をすればよろしい。」
未称。
「しかも法律が関わらない所では、反則をやったもの勝ちです。」
真利。
「その反則にペナルティはありません。」
未称。
「禁忌と反則は似ているようで別物です、これは注意が必要。」
絵夢。
「罰を与えようとしても、罰に対しても反則をすると、罰を倒せる。」
未称。
「反則にペナルティを加えるのは不可能、サッカーでは反則ギリギリのプレイがよくある。」
真利。
「しかしどんな競技も競争率が酷いですな。」
未称。
「底辺の連中は広い世界について知らせても無意味ですし。」
真利。
「競争に参加しても、まず上には行けません。」
「強敵があまりに多過ぎる。」
絵夢。
「適当に参加した程度で競争には勝てませんね。」
未称。
「人よりも早くに気づいて、既に占領した人が有利です。」
真利。
「競争もギャンブルですからね。」
未称。
「勝負なんてものもギャンブルですよ。」
絵夢。
「分の悪い賭け事をするんじゃないよ。」
未称。
「勝負はすべて賭け事、得をすることがたまにあり。」
「損をするのが半分くらいですね。」
真利。
「賭けに負けた時に、賭けた勝負の内容は没収されますからね。」
絵夢。
「勝敗を賭けると、勝てば内容を倍増して獲得する、負けるとすべて失う。」
「勝敗はギャンブル、これは真理でしょうな。」
真利。
「あまりに勝ち目のある賭け事くらいしか、しないほうがいいよね。」
未称。
「まず、自分なら必ず勝てるという、根拠のない自信は要らないですね。」
絵夢。
「勝者はあらかじめ勝ち目があって、勝利という結果を得るために。」
「必要なことはすべて揃えているんですね。」
「適当に競って、勝てる訳がないでしょう。」
未称。
「なんとなく参加したら、他の人々は本気で勝つ気で挑んでいるので。」
「強敵に退けられます。」
真利。
「サッカーなどの球技も、他のチーム、及び選手も。」
「もの凄い特訓をしているので。」
「自分達だけ特訓をしているので、勝てる、なんて考え方は間抜けですね。」
未称。
「他人も勝敗を左右する努力はしている。」
「自分だけ勝敗を左右する努力をしていると思い込むのは、勘違いのやり過ぎ。」
絵夢。
「競って、負けたことがある人は、次から無謀な真似はしなくなります。」
真利。
「勝負というギャンブルを通り抜けるんですし。」
「分の悪い賭けなんてしないことですね。」
絵夢。
「競争なんて優劣がはっきり出ますし。」
未称。
「特別なトレーニングでもしていれば、自分こそは、なんて名乗ってもいいけれど。」
絵夢。
「競争に参加せず、隣を駆け抜けて、目標に突っ込む方が簡単ですしね。」
未称。
「何でも競争と思い込んで、相手と競うから、望む結果が得られない。」
真利。
「競争なんて誰が言ったの?」
未称。
「誰しもが競争と呼んで活動していても、同調するのはどうかと。」
絵夢。
「世間で正しいと考えられていることも、自分なりの結論を出して同調しない。」
未称。
「強者をまぐれで退けたとしても、弱者が強くなる訳でもない。」
真利。
「富裕層をまぐれで落としたとしても、貧者が富む訳ではない。」
絵夢。
「賢者の悪評を広めたからと言って、無能な人はそのままです。」
サッカー選手のひとり。
ロングシュート。
右足で挟むようにボールを左足に乗り上げさせて浮かせて。
浮いたボールにボレーシュートを行った。
アップキックボレーと呼ばれるロングシュート。
弾丸シュートになったので、相手キーパーが取れなくて得点となった。
草サッカーは終盤戦になる。
ミッドフィルダー。
ヒールリフトでディフェンダーを抜こうとしたが。
あっさり追いかけられて。
ショルダーチャージで吹っ飛ばされた。
サッカーも格闘技。
謎の有名選手。
ファールギリギリのラフプレー連発。
ムエタイ経験の選手と接敵。
ラフプレー効果なし。
結局、必殺シュートでの一点が決勝点となった。
一試合、終了。
二試合目が開始されます。
昔に担任であった教師と再会しました。
力士というニックネームで知られる豪傑です。
学校で実現しなかった、力比べを、とうとうしたいらしい。
力士。
「再会した所を、いきなりですが、力比べをしましょう。」
未称。
「分かりました、腕試しに引き受けましょう。」
真利。
「これはゴールデンカードですね。」
絵夢。
「雑魚に勝てるのは当たり前なので。」
「話は強者と比較した辺りですね。」
かつての教師、突進するも。
未称ちゃんがいきなりしゃがんで、教師、それに乗り上げた。
そのまま乗り上げた教師を、未称ちゃんが担いで。
芝生に叩きつけた。
教師、降参した。
力士。
「なんていうことだ、男性相手にも負けなかったのに。」
未称。
「あれ?先生?前より弱くなったんじゃないですか?」
真利。
「年数の経過で、先生の腕がなまっているのか。」
絵夢。
「相手が勝手に弱くなることもあるんですね。」
力士。
「けっこう練習していたのに、ちょっと続けても勝てない。」
未称。
「いや、先生があまりに弱くなったので、相手にならないんですよ。」
力士。
「真剣勝負で負けたので、言い訳せずに帰ります。」
未称。
「あれ?今、あの草サッカーのチームの指導をしている?」
真利。
「高校のサッカー部もゲストで参加していますよ。」
絵夢。
「チーム数がひとつ足りないからですね、大学レベルと競うサッカー部ですか。」
二時間ほどで帰りました。
真利ちゃんはスクーターで大学に向かいました。
天文台に戻りました。
英美ちゃん、ロリータ衣装でいます。
未称ちゃんに告白してから、そういう衣服が目立ちますね。
後ろから抱き着く未称ちゃん。
英美。
「もっとやって!」
未称。
「お化粧が決まっていますね。」
「あと、香水も好みです。」
英美。
「触る?」
未称。
「わざわざ私を挑発しないでください。」
英美。
「所で女性の未婚率が二割に達していますけれど。」
未称。
「男性なんてもっと高い未婚率になっていますね。」
英美。
「結婚するとしたら、どうしますか。」
未称。
「籍だけ入れて、事実婚で、別の場所で暮らせば?」
英美。
「選択肢に入れておきます。」
未称。
「恋人なのか、そうでないのか、ちょっと分からない。」
英美。
「お互いに、男性よりも女性が好きなんですよ。」
未称。
「意見が一致しているんですね、同類です。」
ハグして、持ち場につきました。
未称ちゃん、来客対応に回っていますが。
絵夢ちゃんは、原稿を調節しています。
祖母は、掃除中。
天文学者、メインルームにて忙しそう。
天文台。
最近は、気象災害。
個体地球災害、宇宙災害の観測まで依頼されているので。
各地で発生するいろんな種類の災害を監視しています。
専門は宇宙災害なんですけれどね。
夕方。
自宅に一度、戻って。
宿舎が開かれているので。
常駐、数十人。
宿屋みたいになっていますね。
保存食や冷凍食品は常備しているので。
単独で、買い足しに出かけました。
業務スーパーの駐車場。
隣が変な団体のテナント物件になっていて。
何やら発狂しています。
悪人。
「狡猾に立ち回れば、何でも出来るんだぞ!」
悪党。
「悪賢いことが世の中、大事なんだと思います。」
野盗。
「策略で何でも勝てばいいんだよ。」
悪人。
「こいつ、将来的な脅威になるので、早いうちに悪評を立てて消そうぜ。」
悪党。
「自称人気作家に頼まれているので、脅威になりそうな作家を悪評で潰そうぜ。」
野盗。
「支払われた金額だけの攻撃をしようぜ。」
駐車場に漏れている。
窓が開いていて。
近くの車に、公安っぽい人が何やら待機している。
どうやら、その団体。
インフルエンサーや会社に頼まれて。
才能があって、脅威になりそうな人をインターネットで見つけて。
潰そうと企む反社会的組織のテナント物件らしい。
何も知らなかったことにした。
未称。
「あれれ?美少女を発見!」
萌笑。
「私は美人を見つけました。」
咲姫。
「色っぽい性的魅力のある女子高生が何の用事ですか。」
未称。
「夕飯のお買い物?」
萌笑。
「これは明日の分です。」
咲姫。
「世帯の人が私ほど有能ではないので、仕方がなく。」
未称。
「家政婦みたいな女の子ですね。」
萌笑。
「私の世帯では、男系にはノルマがあって。」
「達成できないと非難されるんですよ。」
咲姫。
「私の世帯では、男系が奴隷みたいになっていて。」
「働けるだけ、働かないと、非難されるんですよ。」
未称。
「過酷な世帯ですね!」
萌笑。
「女性が力を持つと、男性も同等の成果が求められるようです。」
咲姫。
「女性が力を持っているので、連携できない男性は認められません。」
未称。
「戦場みたいな役割分担なんですね!」
萌笑。
「優れている、即ち良い人なので、優遇されて当たり前でしょ。」
咲姫。
「劣っている、即ち悪い人なので、冷遇されて当たり前でしょ。」
未称。
「悪平等が通用しないって素晴らしいですね!」
萌笑。
「学校では共産主義者の平等を習いますね。」
「みんな身分が等しいなんて、奴隷みたいに卑しい人しか喜ばない理屈です。」
咲姫。
「機会、好機を等しく掴むことができる、そして活用することができる。」
「そうした平等が真実で、チャンスの平等と呼ばれます。」
「みんな等しく扱われるなんてことはない。」
萌笑。
「共産主義者の平等は、受動的で、自分からは何もしない無能になりがちですね。」
咲姫。
「待っていれば何でも来ると思っている、幼稚かな。」
「自分からいろいろすれば、どうにでもなるというのが自由主義です。」
未称。
「誰でも権利、目標、結果を追い求めることができるという訳ですね。」
萌笑。
「小学校では間違いも多く教えられますね、変な歌もありました。」
「生きる喜び、生きていて喜んでいる人なんていますかね。」
咲姫。
「学校で無神論を教えている所もありますが。」
「誰しもが学校に問題があるとか、学校は相対的に劣っているとか。」
「学校が誤りばかりしているとか、咎めませんね。」
未称。
「学校を出たばかりの人は、決められた通りに教育された、それだけなので。」
「能力は最低レベルです。」
「そんな人々が、学校という平凡な教育機関を超える意見が出せる訳がないのです。」
萌笑。
「そもそも、優劣に関係なく、今の時代って違いが無くても、非難されるじゃないですか。」
咲姫。
「何が違うのか解答を要求しても、答えられないじゃないですか。」
未称。
「思ったより愚者って奴らは多いんですよ!」
萌笑。
「なんで審査員が学校の見解になるんですか?」
「いくら何でも平凡過ぎる審査員ですよね?」
咲姫。
「なぜ大勢の馬鹿が審査員なんですか?」
「全知全能な誰かが、はっきり真実を告知した方がいいんじゃないですか?」
未称。
「そんなハイセンスなことを、人間なんかに期待するなあ!」
萌笑。
「もっと世人って、まともな集まりだと思っていました。」
「その辺りは失望しました。」
咲姫。
「期待した我々が愚かでしたね、いろいろと要求して後悔しています。」
未称。
「ギフテッドめ!」
女の子二人組。
実存主義を中心に読んでいたようです。
現代思想の主流には、誰も反論できないのかな。
買い物に戻りました。
レジの近くにあるリンゴ。
同じリンゴなのに。
片方は五百円、片方は二百円です。
違いがないけれど、区別がついています。
帰り際。
もう日の入りですね。
夕焼け。
店の前にて。
小競り合い。
活動家。
「お前も馬鹿なんじゃないか!」
市民。
「違うよ。」
活動家。
「お前は気違いだな!」
老人。
「違うぞ!」
活動家。
「お前は阿呆だな?」
子供。
「違います。」
活動家。
「この野郎!違いがないのなら、違いが無くても区別をつけてやる!」
市民。
「何の演目ですかね!」
活動家。
「違いがないのなら、お前に違いをつけてやる!」
老人。
「違いがないんだから、いちいち違いをつけなくてもいいぞ。」
活動家。
「違いがないから、違いをつけないと気に食わないんだよ!」
子供。
「無駄に違いをつけるなんて卑怯だぞ。」
未称。
「あらまあ憂さ晴らしに夢中な人達。」
「気分転換に喧嘩をするなんて馬鹿げているよ。」
車に乗って。
店の駐車場から出ようとすると。
素人対空手家をしていて、出れない。
出入口で対戦している。
空手家。
「どうした?もう繰り出すものがないのか?」
不良。
「くそ!」
空手家。
「力をつけて以来、俺より強い奴はこの辺りにはいなくなったが。」
「代わりに、市民はみんな平和主義者だってことはわかったぞ。」
「しかし一部には、根拠のない戦闘力で挑む雑魚がいるんだな。」
不良。
「まだだ!」
空手家。
「俺に一発でも当ててみろよ雑魚。」
不良。
「なんでこいつ、こんなに速くて正確なんだ!」
空手家。
「お前が弱過ぎるのがいけないんだ!」
「なんで普通の打撃だけで勝てると思ったんだ!」
未称。
「ちょっと!轢いてしまいますよ!」
空手家。
「おっと、お遊びはこれまでだな。」
「こっちに来い。」
「俺のウォーミングアップを手伝ってくれて感謝するよ。」
不良。
「待て!俺のプライドが許さないぞ!」
未称。
「漫画みたいなことをやっているんじゃないよ!」
退場。
移動開始。
豆知識。
戦闘中に喋れません。
話している最中に攻撃を受けます。
もれなく、台詞を言っているせいで。
構えが無防備になっていますし。
呼吸が乱れて、息切れしやすくなります。
漫画やアニメで台詞を言いながら戦うと。
呼吸がうまくできません。
喋っている最中に突進を受けます。
余裕をかます行為ではなくて、そもそも無理です。
市民の実例。
空手の経験者が、複数人で犯人を取り押さえたことが二回ありますが。
警察官でも訓練と現場の段階で。
犯人との無謀な戦闘は叱責されると言われています。
実際、現行犯はパワーアップしているため。
一般的な成人男性を、二段階ほど上回るパワーを発揮しています。
取っ組み合いをすると、まず負けますので。
空手の経験者でもない限りは、さっさと逃げましょう。
帰還。
天文台の冷蔵庫に補充してから。
自宅で寝ました。
真利ちゃんは帰宅して休みます。
今回は絵夢ちゃんが祖母と一緒に天文台にいますね。
真利ちゃんは基本、深夜は参加しなくなりました。
未称ちゃん、仮眠してから、天文台に戻って。
深夜に三時間だけ事務みたいなことをして。
明け方に帰って、また寝ましたね。
さて、最近では、動画投稿サイトのチャンネルを管理するようになりまして。
動画制作の依頼が飛び込んできています。
毎日、ある程度の時間が空きますが。
この新しい依頼によって、空き時間がなくなるかもしれませんね。
自由な勤務形態も、一度、仕事が大量に発注されると。
一転して、過酷な業務と化しますね。
ちなみに給料は平均的です。
悪い意味で古い世代が、古いと言われる理由。
不可抗力という言葉を知らないから。
今の世代が古いと言われない可能性がある理由。
現代思想に基づいているから。
現代思想の決定版は、実存主義です。
現代思想は哲学なのですが。
どこでも見かけて、どの議論でも登場するほど人気です。
翌日。
食堂にて。
絵夢。
「おお、愚かな両親よ、私を正直者に育てるとは。」
「今では自己欺瞞。」
「教えられた正直によって、自分で自分を騙して。」
「自分で自分を洗脳するのだ。」
研究員。
「正直であることを教えられて苦しむ人がいるとは。」
「そして、どちらが先に発券したのか。」
「つまらないことで争うのはやめよう。」
絵夢。
「私は正直者ではない、そこをどけ。」
未称。
「暑いはずの時期に寒く。」
「寒いはずの時期に暑い。」
「二年以内に疫病が発生する前兆ですね。」
英美。
「季節に合わず、風速がやたらに強くて。」
「その日々が持続する、なおかつ大雨ばかりの時期が続くと。」
「何でも凶作に陥る。」
未称。
「ああ、テレビは見世物なので、道化師が流行って当たり前ですね。」
英美。
「見世物にならないものを、テレビで番組にする訳がないでしょう。」
祖父。
「世間の人が皆、褒め称えたとしても、悪いことならば、周りに同調してはいけない。」
未称。
「多数決で決まるとか、その多数決に投票した者達が、みんな馬鹿であれば。」
「評判なんて馬鹿で共有されている、つまらないものですしね。」
英美。
「他人の考えよりも、自分の体験の方が遥かに優れています。」
「他人の評価で自分の体験が決まるなんて、そんな馬鹿なこと、あっていい訳がない。」
祖父。
「会費を代わりに持って行っておくれ。」
未称。
「わかりました。」
「今から届けに行きますね。」
英美。
「すぐ近くにある村社ですよね。」
「ここの科学者もたまに参拝するという。」
未称。
「村社でも、あれだけ豪華になるんですよ。」
英美。
「お金持ちですね。」
未称。
「祖父は、土地やら物件やら持っていて、貸しているんですよ。」
英美。
「きれものだね!」
外に出て。
太陽、実は科学的に言うと緑色。
植物の緑色は無効な色だから、ああ見えるという。
科学って、世界が見えるようになりますね。
最近。
個人で観測。
日触や月蝕の欠けが少なかったのですが。
日触や月蝕が大きく欠けています。
大災害の前兆!
17
彼の勇敢さはその日、その日のお天気次第。
スペインのことわざ。
軍人に広く知られる有名な言葉。
早朝、曇り、小雨。
潜水艦に搭乗した揚陸部隊。
その潜水艦に新しい援軍。
アクラ級潜水艦。
別の潜水艦が、遠距離から牽制して揚陸部隊を上陸させていたが。
沖合に停泊している、たかなみ、むらさめ、二隻に。
シルヴァル高速魚雷を発射。
しかし距離を誤った。
ロシア国籍の貨物船にシルヴァル高速魚雷が命中。
焦って通常魚雷を発射するも。
位置が露呈していたので。
海上自衛隊、自走式デコイで欺瞞することで魚雷は届かず。
たかなみ、むらさめ、短魚雷とアスロックで反撃。
アクラ級潜水艦、しぶとくアスロックと短魚雷を回避。
全部、避けた。
そのまま。
潜水艦救難艦の所に逃げた。
沖合で漁師が慌てていました。
近くでいきなり爆発があるので。
操業できない。
小競り合いは報道になっている。
この地域は最前線ですか?
天文台。
資料や広報の映像を作っています。
昨日から、ずっとやっていますね。
休憩。
いろんな種類の自販機がある。
カンパン、蒟蒻ラーメン、スープ、珈琲、シーチキンの缶詰。
小さなお菓子、ドライフルーツ、栄養ドリンク。
カロリーメイト、ノンアルコールビール。
なぜかたくさんある。
最近の愚痴を言ったら。
正当な意見となってしまい。
長話になりました。
未称。
「私に善悪の基準を当てはめること自体、既に間違っていますよ。」
真利。
「善悪の基準ですか、私のどこら辺に当てはまるのでしょうね。」
絵夢。
「私はどこの善悪にも該当しないと思いますよ。」
未称。
「善悪という要素なんて、私のどこら辺にあるのでしょうね。」
真利。
「私は善悪とは関係ないよ。」
絵夢。
「自分について、善悪との関与を否定する。」
未称。
「善悪で私を見るなんて、その試みは無意味です。」
真利。
「善悪の基準で人を見るなんて、効果ないですよね。」
絵夢。
「私がいつ、何時、善悪なんて基準を持ち出したのですかね。」
未称。
「何でも善悪の基準で判断される、はあ、世も末ですね。」
真利。
「どんなことも善悪の基準で判断される、まともな人はいないのですか。」
絵夢。
「善悪という基準が問題になっているのに、問題が取り返しがつかない所まで行く。」
英美。
「戦いを、道徳の問題であると誤解している人々について。」
未称。
「戦闘は道徳の話ではないですね。」
真利。
「戦争も道徳の質問ではありません。」
絵夢。
「道徳で勝ったから、戦闘に勝った、だから従うべき、なんて仕掛け方ですかね。」
未称。
「戦闘は道徳の話だから、道徳で勝った自分に勝利を譲れ、ということですかね。」
真利。
「戦いは破壊の話です、道徳で勝っても、その人が負傷して、道徳は笑われますね。」
絵夢。
「戦闘も戦争も破壊の話題です、壊せば解決するので、道徳も壊されますね。」
未称。
「破壊の問題なのに、道徳の問題と勘違いしているのでは。」
英美。
「道徳で戦闘の結果が変わる訳がないのですし、本人が道徳で仕掛けるのも争いの一形態ですよ。」
絵夢。
「道徳で争うんじゃないよ。」
英美。
「どっちが、いかに道徳的なのか、言い争う。」
真利。
「喧嘩をして、どっちが道徳的なのか、奪い合っているんじゃないよ。」
未称。
「争いの結果、片方が道徳的であると決まるんですね。」
英美。
「そんな道徳って何なのでしょうか。」
未称。
「美談として語っておいて、実際には独善主義の規則ですか。」
祖母が、間違いの消し方について。
忠告して来ました。
なかったことにするのが、間違いの消し方らしい。
無言で、攻撃するのではなく。
どこに最終的な責任が及ぶのが、それだけが争点で。
間違えたら、黙ってもみ消すのが、よくあるパターンとのこと。
ただ、感情論で間違いを認めない方法を選ぶと。
悪化するとのこと。
疑問。
未称。
「間違いを認めることが敗北であると思い込む人について。」
英美。
「既に負けているんだから、負けを認めないだけでは。」
未称。
「間違いを認めることは改善という意味ですからね。」
真利。
「間違いを認めない限りは改善しない。」
絵夢。
「間違いとは道徳の問題ではない、現実の話です。」
英美。
「間違えても、間違っていないことにして、我慢しているだけですね。」
未称。
「私は相手に敗北を経験させて、間違いを教える。」
英美。
「最後には、対象に敗北を経験させて教えないとだめですね。」
真利。
「間違いを認めない限りは、洗脳と同じです。」
未称。
「口論で何でも解決すると思い込む。」
絵夢。
「口論で問題がすぐさま消えたら、どんなに素晴らしいことか。」
英美。
「口論が万能であると信じられている、悲しい迷信ですかね。」
最近、たまに目撃する。
信じていて、最後に、信じるだけで終わる人々について。
言及してみた。
信に過ぎると嘘をつく、という格言通りですね。
信じると、嘘をつかれても、分からない。
最後にならないと、嘘が見抜けない。
未称。
「信じてばかりいると嘘ばかりになる。」
真利。
「信じるのをいいことに、嘘つきがまかり通る。」
絵夢。
「信じ過ぎですね、何でもかんでも、そのせいで嘘が蔓延る。」
英美。
「信じているよりも、疑っている時の方が、なぜか結果が良い。」
未称。
「確信しているよりも、疑ったり、信じていない方が、臨機応変になれますね。」
真利。
「信じるということは、裏切られる可能性も持っていますね。」
絵夢。
「あらゆる嘘に引っかかるのが、信じるという態度ですね。」
未称。
「嘘の内容も信じる、結果が出るまで嘘に気が付かない。」
英美。
「嘘まで信じるのが、信じるということなので、信じ過ぎています。」
未称。
「私は他人を信じないよ、自分も信じないけれどね。」
真利。
「何でも信じることはないよ、自分ですら信じないし。」
絵夢。
「私は何も信じたくない、自分も信じたくない。」
英美。
「信じる?信じるって何ですか?」
絵夢。
「誰かは何かを信じた、それから三年。」
真利。
「自分を信じて、良くなかった経験ならある。」
未称。
「人を信じないことは、とても大切なことですよ。」
テレビがありますが。
報道が誰かに乗っ取られたようです。
たまにある放送事故ですね。
テレビ局の不祥事ですと、後で解雇、刑事罰があるらしい。
今回は、犯罪集団に乗っ取られた。
犯人。
「俺達が世の中のすべてを調整するんだ!」
野盗。
「世の中は、すべて俺達が良くする!」
偽善者。
「世の中は、俺達が言うとおりになれば解決するんだぞ!」
変な集団。
放送は中断されまして。
そのチャンネルは、渋谷スクランブル交差点、ライブ中継だけが流れています。
支配欲というより、八つ当たりでしょうか。
あまりにもうまく行っている社会には、アンチが増えます。
既に、無難なくらいの社会を、良くしようなんて試みるのは。
効果あるんですかと、疑われる。
インターネットには、精神疾患が疑われる人も参加していますが。
過激な思想に感化されないようにご注意ください。
未来予測について。
未称。
「未来で起きたことが再現されて、今から起こるのなら。」
「未来予測は当たることになりますね。」
真利。
「未来で既に起こったことが再現されるのですか。」
「それは空間の話ですね。」
絵夢。
「未来で発生した出来事が、今から再現されるとは。」
「とても科学的な時間の解釈ですね。」
英美。
「最近では、生殖にも科学が入り込んで、相対化しているね。」
未称。
「あれですか、遺伝する割合があらかじめ決まっていて。」
「かなりデタラメに遺伝するので、まるでくじ引きのようであると。」
真利。
「遺伝で能力や才能も左右される、なんて話もありますね。」
絵夢。
「強い個体から、必ずしも優秀な個体が生まれない。」
「劣っている個体もそこそこ出る。」
未称。
「たまたま強い個体が出たからと言って。」
「それは前の世代が出した確率の産物なので。」
「次の世代に強い個体が引き継がれることはまずない。」
英美。
「そもそも子供の頃にある最初の能力は。」
「本人の個性なのか遺伝なのか、よくわからない能力ばかりある。」
未称。
「遺伝で引き継がれるのは記憶ではなく、まったく不規則なものばかりですね。」
英美。
「子孫を残しても、受け継がれるのは不規則な、まったくデタラメなものばかりなので。」
「子孫によって、自分の記憶が受け継がれると信じるのは、科学的には間違い。」
真利。
「遺伝である程度の能力差は出ますけれど、身体の性能だけですね。」
絵夢。
「遺伝で引き継がれるのは、身体の性能だけです。」
未称。
「それも前の世代から不規則に辿ってくる、まったくデタラメな性能だらけ。」
英美。
「そこから、偶然、強い個体が連続して出ると、優秀な家系と呼ばれる。」
未称。
「能力や才能は遺伝しない、身体の性能としては出るというのが。」
「近年の成果ですね。」
真利。
「遺伝とは、身体の能力差であり、本人が変更するし、後で習得する技能の方が多いね。」
絵夢。
「けっこう、つまらないものを遺伝させているんですね。」
英美。
「身体に最初からある能力が、平均値に基づいて激しく変動している。」
「これが子孫を残す、なんてものです。」
未称。
「全部、遺伝すれば喜ぶ人もいるでしょうけれど。」
「科学的には、何が遺伝するのか分からないくじ引きですもんね。」
真利。
「全部、遺伝しているように見えているだけです、非科学的な考えでそう思っているだけ。」
絵夢。
「次の世代に身体を提供するような、慈善事業なんて、私はやりませんよ。」
未称。
「次の世代に身体を提供ですか、利他主義者め。」
真利。
「生まれるって、遺伝と環境とか、いろんなリスクがあるんですね。」
英美。
「別に記憶を受け継いでいるのではなく、次の世代に身体を提供しているだけで。」
「それを人の営み、なんて呼んでいるだけ。」
「実際には、特に意味のない身体を、次に繋げていて。」
「当事者の記憶は歴史から消えるのであった。」
仮眠室に入りました。
納品、予定日があるので。
それまでに仕上げるんですね。
最初からインターネット、アカウント担当ですけれど。
需要の増加で、仕事が増えました。
今の所、もう二日あれば、間に合わせが出来上がります。
仮眠。
金曜日の夢を、当日、つまり金曜日に話すと。
正夢になるという、英語のことわざがありますので。
ご注意ください。
それを利用して、正夢を作ることができますが。
夢の解釈を間違えると、自滅しますので、ご注意ください。
睡眠の質が最高まで上がっていると。
七時間睡眠で、とても快適です。
日付変更前に寝て、明け方に目覚めることが多々あります。
ちなみにこれはサプリメントで睡眠の質を上げた結果ですので。
真似してはいけません。
思っているより早くに進んで。
暫定の作品で合格らしくて、解放されました。
自宅に戻ります。
車内。
道路にて。
立体映像かな?
車の天井に現れる。
神秘主義者。
幽霊?
死因は火炙りの刑かな?
豆知識。
西洋では、神秘主義者はたいてい、火炙りの刑。
フィレンツェ共和国で。
暴動を扇動したとして、修道士が神秘主義者と言われて。
火炙りの刑になった実例がある。
礼拝した覚えがないし、信じてもいない宗教的な何か。
出現。
どこの宗教ですか!
また現れた。
幽霊。
「今日こそお前に天罰を下す。」
未称。
「なんでも罰とか罪とか言えば当てはまる。」
「バーナム効果ですか。」
真利。
「他人の攻撃を天罰と呼ぶのはどうかと。」
絵夢。
「偶然の産物を天罰なんて呼ぶな。」
幽霊。
「今日こそ処罰してやる。」
未称。
「ならば裁き返す。」
真利。
「罰とか罪とか罵るお前を裁いてやる。」
絵夢。
「敵対者の裁判なんて知るか。」
幽霊。
「俺が敵だと?」
未称。
「敵対してしまえば、敵が理屈を言って、攻撃を試みているだけですね。」
真利。
「敵対者の言い分なんて顧みる必要がない。」
絵夢。
「今から、その天誅に敵対するので、敵対すれば、お前の言い分は勝敗に左右される。」
幽霊。
「敵!敵!敵!敵!敵!敵!」
変な幽体。
幻覚かな、白昼夢かな?
ユング心理学で調べる。
自動車が突っ込んできた。
足の運動能力の低さで、ブレーキは間に合わないと。
サイドブレーキを使用して停止。
停車したら、相手が脇をすり抜けて。
樹木に激突して、相手の自動車が破損しました。
運転手、軽傷。
無視。
未称。
「力の優劣で決まる天誅ですか、お笑いですね。」
真利。
「天罰なんて言い張っていた、あいつらの姿はお笑いでしたよ。」
絵夢。
「何でも罪とか罰とか、名前をつければいいってもんじゃないんだよ。」
帰宅。
昼間。
家事をしていると。
シャワーを浴びたくなり。
間に合わせの冷凍食品を完食すると。
熟睡してしまった。
体験談。
絶対的に回答できない問い。
善悪って何ですか?
善悪って存在するんですか?
善悪について説明してくれませんか?
18
たいていの人は自分が持っているもので満足しているが。
持っていないものには満足していない。
スイス政府、民間防衛、日本語版。
敗北主義、政治用語。
侵略者が抵抗の意志を挫く宣伝。
崇高な感情に訴える。
諸民族の協力、世界平和への献身。
新しい秩序の確立。
相互扶助、戦争、破壊、殺戮の恐怖。
結論として。
時代遅れの軍事防衛は破棄しよう、ということになる。
新聞は、崇高な人道的感情によって奮い立てられた記事を書く。
学校は諸民族との友情を重んずることを教える。
宗教は、慈善を説くようになる。
この宣伝は、陰険な目的に役立たせる。
敗北主義は、侵略者だけが使う訳ではない。
敗北主義は反抗させないためにも使われる。
スイス政府、マニュアル、引用。
小雨が降る。
上空には雷雨。
屋上の屋根がある所で、お弁当。
未称。
「オカルトパワーって本当にあるらしい。」
真利。
「オカルトパワー?雷でも落としてみろよ!」
絵夢。
「警察官も、謎の力で抵抗する犯人に苦戦することがある。」
未称。
「オカルトパワーが使えなくなった雑魚は、単なる雑魚。」
真利。
「それが無くなると、相手は中学生レベルの戦闘力ですからね。」
絵夢。
「悪魔の運を持っている作家もいますけれどね。」
未称。
「不当な幸運でのし上がるとか、頭大丈夫ですかね。」
真利。
「運命の力に縋って、自分の実力で売れたと勘違いする芸能人もいます。」
絵夢。
「運命の力がないと、ひとりでは何もできないのに。」
未称。
「正攻法という言葉を知らないみたいですが。」
真利。
「雑魚やら馬鹿が勝つには、インチキしか道はないよ。」
絵夢。
「なるほど、自然の成り行きではありますね。」
未称。
「運命の力は思っているより弱いので、通用するのは途中まで。」
真利。
「運命が、返せと言われると、芸能人ですら失脚する。」
未称。
「少しは自分の力でやったらどうだい。」
絵夢。
「彼は言葉で言う割には実践できませんし。」
未称。
「それではお手本を見せてから、理屈を言って欲しいものですね。」
真利。
「どいつもこいつも、安全地帯から出てくる訳がない。」
未称。
「あらかじめ与えられた条件でしか生きられない。」
「非力で愚かな連中もいます。」
絵夢。
「人生なんかに向き合ってやんの。」
真利。
「自分の生涯なんかに向き合うの、やめなよ。」
未称。
「さっさと裏切ったり、離反すれば、浮いてしまって、自分の言い分が一方的に通る。」
真利。
「しかしこの社会って正気なんでしょうか。」
未称。
「社会は完璧であると名乗っているだけで、欠陥だらけですね。」
絵夢。
「社会はごまかしていて、批判を許さないように立ち回っている。」
未称。
「社会が正しいなんて誰も言わないからね。」
真利。
「社会が狂ってしまうと、誰も修正できる者がいない。」
未称。
「問題が分からないので、解決も分からないのが社会の共通点ですね。」
絵夢。
「それで、おかしくなった社会は、責任転嫁を試みる。」
未称。
「社会はこじつけるのが上手ですからね。」
真利。
「今朝の新聞で、オウム真理教について書かれていましたが。」
「どっかで見たことがあるような。」
未称。
「あの教祖は、中国に渡航している時に。」
「仙人、または道教の道士の技を見てしまった。」
「帰国してから、道教の技の猿真似をしようと練習しているうちに。」
「イカサマを繰り返すようになり。」
「変な教団を立ち上げて、仙人の物真似を続けたという。」
「これはちょっとした秘密。」
絵夢。
「オウム真理教という悪の組織は、道教系カルトなんですね。」
真利。
「カルトブーム、異端邪説ブーム、意味が分かっているのか。」
未称。
「スピリチュアルは仏教系カルトですね、カルト多過ぎ。」
絵夢。
「スピリチュアルは敗北主義を刷り込んできますよ。」
未称。
「陰謀論は、外国の関与が疑われるほど、策略のレベルが高いね。」
絵夢。
「月刊ムーという雑誌は、ふざけて発行していますが。」
「都市伝説を集めたお遊びであると、自分達で名乗っていますね。」
未称。
「月刊ムーは別として、カルトを撃破できないような非力で怠惰な人間ばかりでしたね。」
真利。
「あんな雑魚をまともに掃除できないとはね。」
未称。
「戦争が接近すると、何が正しくて、何が間違っているのか。」
「報道や通信は、そうした混乱状態に置かれます。」
「観るもの全部がデマやフェイクニュースになるんですね。」
「他国の工作員の策略のレベルは、小悪党の比にならないレベルです。」
絵夢。
「思想や宣伝で催眠術をかけてから、裏切り者や離反者を出して。」
「最後には戦う前に降参させてしまう。」
真利。
「攻める前に降伏した国民なんか、軍隊の足を引っ張りますので。」
「半分、決着がついているんですね。」
未称。
「スイス政府の民間防衛、翻訳、日本にも当てはまりますね。」
絵夢。
「自国民は、大半が戦闘の経験も、訓練もありません。」
「広い海が侵略を阻んでも、上陸されると、戦うこともできません。」
真利。
「アメリカ合衆国が敵軍団の上陸を許した場合。」
「民間人は射撃の技能が豊富にありますので。」
「兵力が一億人に達する可能性があります。」
未称。
「侵略側の戦力比一千対一になります。」
真利。
「軍事訓練のセミナーくらい作っていないと。」
「滅ぼされる危険を持っていますよ。」
絵夢。
「台湾ですら、市民が武装したりします。」
未称。
「戦争がしたいよぉ、なんて突っ込んでくる相手を、道徳では防げない。」
真利。
「道徳なら、誰でも勝てますからね!」
絵夢。
「道徳で勝負しろ、なんてふざけたこと言いやがって!」
未称。
「道徳で勝っても、何か解決することなんてない。」
お昼休みが終わりかけている。
さりげなく飛んでいるプロトタイプ。
NGADU戦闘機。
特徴は、地球の重力の1Gではなく、すべてが4Gの重力で運用されている。
派生型のNGADVは、すべての飛行システムと武装が、2G用に作られている。
地球の重力を基準に作られていないため。
そもそも他の惑星の重力に合わせている空力設計と武装の仕組みにより。
超常現象のような飛行が可能。
隣町にある試験飛行場で見かけるようになりました。
さりげなく上空にいる。
未称。
「ユダヤ人の言い分ですと、神は人間に戦争を要求したという。」
真利。
「戦争をしなさい、とか言われても、どうやって抗うつもりか。」
絵夢。
「創世記、岩波文庫、血の値を要求する・・・戦争の要求かな。」
未称。
「人類の愚かさを過少評価してはならない。」
絵夢。
「善悪に欠陥がある生物が、何をしようと言うのですかね。」
真利。
「つい最近、七十年前に、大戦争があったばかりですよ。」
未称。
「戦争反対?戦ったことのない人の言い分ですね?」
真利。
「戦った経験のない人ほど、平和という単純化をしたがる。」
絵夢。
「争いの中に入れられた経験がないので、戦争に反対できるらしいが。」
未称。
「個人としては、被害妄想で敵対してくる相手をすべて破滅させるまで、内なる平和は来ないね。」
真利。
「相手が仕掛けてくるごとに、こちらの戦闘練度も跳ね上がる。」
絵夢。
「相手の動機論が被害妄想って何ですか。」
未称。
「架空の被害を申告して、架空の被害が大きいからという理由で敵対してくる。」
真利。
「ソーシャルメディアみたいですなあ。」
絵夢。
「他人の悪事・・・とか言われても、自分とは無関係じゃないですか。」
未称。
「他人のしたことをいちいち読んで、怒るとか、被害妄想ですね。」
絵夢。
「無関係な所の出来事で、怒るんじゃないよ、短気。」
真利。
「無関係なことと、無関係なことを、結びつける。」
未称。
「ああ、社会や制度の欠点を探し出して、指摘する人がいないと。」
「民主制は滅びてしまう。」
絵夢。
「批判する人も、民主制に役立っているんですよ。」
真利。
「別に、我々は世直しなんて考えてないけれど。」
絵夢。
「政治活動家は、世直しのことを知らない。」
未称。
「革命はインテリが始めるんです、夢みたいな目標を持ってやるから。」
「過激なことばかりです。」
「しかし革命の成否に関わらず、大衆にアイデアが取り込まれていくから。」
「インテリ達は、再び大衆の復権を見て世捨て人になる。」
絵夢。
「ミルの自由論ばかり読むことになった。」
端末。
ソーシャルメディア。
ニュース。
作家を辞めた人のお問い合わせ。
作家。
「俺の後任は見つけたのかい?」
編集者。
「まだです、あなたがしていた仕事が。」
「果たして必要だったのか、決めかねている所です。」
作家。
「これだ、これにすべてをつぎ込もうと思ったら。」
「既に人生の大半を浪費している。」
編集者。
「変な物語がテレビに出るようになって。」
「子供や大人が、その時間にますます出かけるようになりまして。」
作家。
「頼むから、時計は要らないからな。」
「これから時計なんて必要のない暮らしがあるんだから。」
編集者。
「小説家は厄介ですね、これまではお金を取っていたのに。」
「編集者と青少年から、時間まで奪い取る。」
注意書き。
欲しい漫画と小説は、まず古本屋に行って探しなさい。
半額で買えるであろう。
雷雨、嵐になる。
未称。
「愚か者になる新しい方法を知るのに、年をとりすぎたということはない。」
真利。
「ライトノベルという変な小説が流行っていますが、何か意見はありますか?」
未称。
「あれは負け組が一発逆転を試みる物語でしょ。」
「作者の負け惜しみが作品に入ってしまっています。」
絵夢。
「負け組が低レベルの環境に移れば最強になるという。」
「人に勝ったことのない作家の考え方ですなあ。」
未称。
「現代人が、目の前の現実に無力だから、という理由でファンタジー作品に逃げるな。」
絵夢。
「考えうる最高の小説とは。」
「もしも私が当選したら・・・・で始まる物語になるであろう。」
真利。
「そもそも現代人は、現代という時代しか知らないよ?」
未称。
「歴史なんて神からの反抗で始まったという、ちょっとネガティブなものですけれどね。」
絵夢。
「現代という設定だけでものを語るのは、ちょっと才能がないよね。」
未称。
「私なんて頭脳明晰でも、それに頼るのを辞めたくらいですからね。」
真利。
「人気だから凄い、ではなくて、凄いから人気というのが哲学の人気論です。」
未称。
「あらかじめ人気という状況を作っておいて、そこから凄いと言わせるのは負け惜しみかと。」
絵夢。
「どこを読んでも凄いから、人気というのが、自然な成り行きでしょうよ。」
真利。
「アイドルグループなんて、人選が優秀で、凄い人をいっぱい集めて育成するので。」
「誰からも凄いと言われる。」
未称。
「ううむ、結果は常に原因を超越している。」
真利。
「それは新プラトン主義の格言ですね。」
絵夢。
「所で、大学は行くのですか。」
真利。
「出席します。」
未称。
「オーディションに受かってしまって、大学がつまらない。」
「なんて言い出して、中退を試みる化け物もいますけれどね。」
絵夢。
「大学では役に立つ科目がなかったような。」
未称。
「例えば、喧嘩の売り方とかは、大学で習いますか?」
真利。
「返り討ちになりますよ。」
絵夢。
「それでは習った内容は実践できますか?」
真利。
「できるのが理想というものですね。」
未称。
「高学歴が中卒に負けたら、恥ずかしいですよね。」
真利。
「それって、ビジネスでは稀にある事件ですよ。」
絵夢。
「思えば、私は大学教授が出す新書ばかり買っていますが。」
真利。
「別に実力は学歴に関係ないです、学歴はパスポートなんですから。」
未称。
「論争で勝つ方法は大学では教わらないのですか?」
真利。
「そんなの知らないよ。」
絵夢。
「競争の必勝法は、大学では習わないと?」
真利。
「なんですかそれ!」
未称。
「社会的強者になる授業がある訳ではない?」
真利。
「人間ってそんなに万能なんですか?」
絵夢。
「老人に経験で競う授業はないんですか?」
真利。
「題名からして無謀ですね。」
絵夢。
「お金の稼ぎ方は授業でやるんですか?」
真利。
「誤ったら大変な授業ですね!」
未称。
「ライバルの倒し方は、大学では教わらないと?」
絵夢。
「出世の仕方は、大学でも教わらないと?」
真利。
「専門職以外は、大学はあんまり役に立たないんでしょうね!」
未称。
「信じられない、誰でもスーパーマンになれる施設であると聞いていたのに。」
絵夢。
「すべての人を、最強クラスにできる育成機関であると信じていました。」
真利。
「それが大学の理想ではありますよ!」
社会が正気とは言えないので。
なるべく沈黙することになった。
社会がおかしい時期は、隠れているのがいいのかも。
雷が近くの樹木に落ちた。
仕方がないので、昼食を終えて、別館に移動する。
別館にて。
未称。
「地球温暖化には、懐疑派と批判派といるらしいね。」
真利。
「最近は分析が進んでいます。」
絵夢。
「地球温暖化とか、宇宙災害に該当しなければいいけれど。」
未称。
「おや、東日本大震災の記録が棚にありますね。」
絵夢。
「あの大災害は、なぜ?起きたのか?」
真利。
「実の所、十年前に起きても、昨日起きても良かったくらいです。」
未称。
「なぜ大地震が起きたのですか?」
真利。
「世界観が覆って、客観的になったのかな。」
未称。
「津波とかは、そもそも人間の経験を超えていて。」
「対応できず。」
「津波が来る一時間の間に、市内を車で何周もした人もいる。」
絵夢。
「経験を超える出来事が、不意に来るんですからね。」
真利。
「断末魔くらいは考えておかないと。」
絵夢。
「揺れが来て防御態勢をとるまで、五秒程度しか対応時間はない。」
未称。
「ダメージコントロールが災害の基本ですからね。」
絵夢。
「災害のデマで買い占めとか、あれは社会的連帯のなさと。」
「自分勝手な人がたくさんいるという証明と。」
「日頃の備えがないことを暴露した出来事です。」
真利。
「買占めは処罰するべき。」
未称。
「混乱で死亡する人も、災害では無視できないほどいます。」
絵夢。
「東日本大震災、福島原発事故から十四年。」
「原子力発電所まで五キロメートルほどは。」
「自動車で接近できます。」
真利。
「線量が下がったからですね。」
未称。
「あの一帯は文明がリセットされていますね。」
絵夢。
「なぜあれが起きたのか?」
真利。
「ただこうなっている、なんて科学で説明されてもね。」
未称。
「なぜ大災害があったのでしょうか。」
真利。
「災害の映像よりも、被災している人を観察しています。」
絵夢。
「津波は十メートル超え、到達に一時間。」
未称。
「マグニチュード八クラスなら、たいした被害は出ないと思います。」
絵夢。
「そういう楽観的な予想は辞めてしまって、当事者は悲観的な予想に切り替えましたね。」
未称。
「経験を超えるものに、どう対処するか、どう乗り切るか、なんか無理難題ですなあ。」
真利。
「自然界に善悪なんて、ある訳がないよ。」
未称。
「大災害は、常に確率の一覧に入っていて、ある時期に確率で何が起きるのか決まるようなものです。」
「確率で、その時に何が起きるのか決まるので、大地震は予想できないものですね。」
絵夢。
「災害の前に、失うものを可能な限り少なくしておく。」
「たくさん持っているほど、たくさん失う。」
真利。
「ただ災害があった、理由は知らんけれど。」
未称。
「自然に従うべきです。」
真利。
「大人しく自然には屈服するのが適切かと。」
絵夢。
「自然に対して降参あるのみですね。」
未称。
「不思議ですね、天国は素晴らしいと誰もが知っているのに。」
「誰しもが死にたがらない。」
英美。
「おや?それは意見なのですか?なじる試みですか?」
未称。
「ちょうど、強姦したかったんですよ。」
英美。
「さあ、人目につかない所においで。」
未称。
「人間、欲望に勝てた試しがないね!」
真利。
「感情は押し殺すと、蓄積されて暴発しますからね。」
絵夢。
「エスを防ぐのも限界があります。」
「禁欲は長年の訓練に依存しますからね。」
英美。
「私を押し倒して、何するの?」
未称。
「気持ちいいことしようよ。」
英美。
「はやくしてよ。」
真利。
「それでは、私は大学に向かいます。」
絵夢。
「私は邪魔しないように、書斎に入りますね。」
英美。
「あなた、いつも適度に楽しんで、私を解放しますよね。」
未称。
「お互いの趣味とツボは心得ているんですよ。」
英美。
「次は強姦ではなくて痴漢でやって。」
未称。
「おっと、これはえっちなことではなくて、プレイの方が我々には合ってますね。」
真利。
「恋しか考えない男女はどうして出来上がったのですか?」
絵夢。
「男女二人きりの時に、停電が起きた時、完成しました。」
じゃれあいが終わると。
掲示板に移動した。
祖母が呼び出した。
もうちょっと施設の整備をして欲しいらしい。
祖母が仕込んだ訓練。
祖母は元家政婦。
使用人には種類があって。
家政婦部門、家政婦、家女中、蒸留室女中、客間女中。
主人管轄、小間使い。
料理人部門、料理人、台所女中、洗い場女中。
派生、仲働き女中、洗濯女中。
別系統。
女家庭教師。
古くは、乳母、子守女中。
例外。
雑役女中。
これはメイドの組織図。
マルチロールなチームメンバーは、採用前に訓練されています。
そのためか、副次的に、エンジニアや工事もできる。
屋外の庭で手入れをしています。
玄関の周辺。
変な人が来て。
何やら事務員と揉めています。
凡人。
「俺達が取り締まるんだぞ!」
事務員。
「あんた、県外ナンバーだね?遠路、お疲れ様です。」
凡人。
「法律が裁けない所は俺たちが取り締まるんだぞ!」
事務員。
「そもそも、そのような状況は、法律とは関係ないよ。」
凡人。
「だって、雇い主が、脅威になる奴らを潰せとか言うから。」
事務員。
「そんなアルバイト、辞めたら?闇バイトだよ?」
凡人。
「だって法律を使った殺人をしたいって言われたから。」
事務員。
「ミルが説く、多数派の専制では?」
凡人。
「別に多数派ではないし、せいぜい百人くらいだし。」
事務員。
「子供じゃないんだから、正義の味方を気取るのはやめような。」
凡人。
「はい、あなたの忠告に従い、幼稚な考え方である正義の味方は辞めます。」
「すみませんでした。」
事務員。
「はい、あなたも大人の仲間入りです。」
「さて、無事に帰ってくれるかな。」
凡人。
「はい、そうします、帰るまでが遠足ですからね。」
変な人が帰っていった。
物分かりが良い人らしい。
祖父がモニターで見ていた。
掃除中の未称ちゃんが盗み聞き。
祖父。
「年寄ほど世事に長ける。」
「大きな期待を抱かせて、欺くのは、現代でありがちなパターンですね。」
祖母。
「現代人のやることなんて、ワンパターンなんですよ。」
祖父。
「残念ながら、世界を良くする試みは、まったくうまく行っていない。」
未称。
「世界って何ですか?」
「私が見えている範囲が世界なんじゃないですか?」
祖父。
「そうだよ、世界やら社会やら世間なんて、その人が見えている範囲のものだね。」
祖母。
「ですから、無関係なものに足を突っ込むんじゃないよ。」
未称。
「私はお節介さえ受けなければ、なんでもうまく行く人なんですよ。」
祖父。
「君は結婚するなよ、結婚が離婚の最たる原因だからね。」
未称。
「男性が女性に求婚する、これを翻訳すると。」
「男性が、僕以外の男と性行為をすると違法になるぞ。」
「という言い分です。」
祖母。
「結婚に理想を持ち込むなんて、どうかしていますからね。」
未称。
「叔父様、結婚って費用はどのくらいかかったんですか?」
祖父。
「知らない、現在も支払い中なのだから。」
祖母。
「結婚したばかりでは、女の考え方には誰しもが納得しますよ。」
「結婚して十年目になっても、同じ考えならば、誰しもが女の人格を疑います。」
未称。
「幸福感とは、多忙のあまりみじめな気持ちになれないときの気分である。」
曇りのせいで、暗くなっている。
近くで竜巻が発生。
廃村を破壊した。
何の基準からして正しいのか、という質問には答える義務がない。
さて、自分の課題について。
あなたは当事者として答えますか?
それとも専門家として答えますか?
行動の自由(イソップ童話など)を手にした人は、行動の自由を好きなだけ行使する。
そしてなにより。
経験は、あなたが必要になった後から思い出すことが多い。
19
カラスが屋上に来ていて。
少しだけ残飯をあげています。
食品ロスを鳥にあげて帳消しにする。
鳩や雀も来ますが。
なぜかトンビだけは来ません。
カラス、顔を覚えていて。
自宅まで尾行するようになった。
くれる人は覚えている。
特に食料の少ない冬はストーキングする。
鳩は食べ物をあげ続けていると、しばらくその土地で遊ぶようになる。
さて、村のお祭りでは、痴愚神が登場していて。
強風の昼過ぎから、痴愚神が村を歩いています。
その周囲を道化師が囲んで。
後ろから老齢の賢者がついて来るんです。
起源不明のお祭りですね。
社会を見ていると、どうしても風刺がしたくなります。
死んでもいいので、風刺がしたくなる。
一部分が、自分の判断よりも劣っていると、なおさら誘惑されてしまう。
風刺、国語辞典、参照。
未称。
「老人たちは若者を好みます、若者の方でも老人に頼りますが。」
「つまりは類は友を呼ぶという訳で。」
「両方の違う所は、一方がシワとトシの数が多いということだけです。」
「頭髪の色と薄い点と言い。」
「ひょろひょろした身体まで。」
「そして男性に限っては若い女性を狙いたがる所も。」
「何か言い分もある点も、訳の分からない理屈を喋る点と言い。」
「物覚えが悪い点も、不注意もあり、両方ともよく似ていますね。」
絵夢。
「とまあ、大きな差はないですね。」
真利。
「どのような人間も欠点なしには生まれてきませんし。」
「いちばん優れた人間とは。」
「いちばん大きくない欠点を持っている人のことでしょうね。」
絵夢。
「欠点が少なく済めば、それだけで偉人と呼ばれますよ。」
未称。
「競争とは、ありとあらゆる輝かしい武功の舞台でも、源でもないでしょう。」
「ところで、競争は結局、敵味方双方とも得よりも損をすることになるのに。」
「何がなんだかわからない動機から。」
「あんな競争をやり始めること以上に、阿呆なことがあるでしょうか。」
「競争の時には、あまりものを考えず。」
「前へ前へと前進するような、勢いだけの人間が必要なのです。」
「この高貴でもない代物は、遊び人や娼婦や悪党や阿呆とか。」
「賭け事で借金を重ねる人とか。」
「要するに、俗人みたいな連中がやらかすものでして。」
「決して灯火を掲げても夜も眠らない哲人にできることではありません。」
絵夢。
「生きるとは、そのような行為なのでは?」
「惨めで絶望して生きるよりは。」
「快楽に身を任せて、時には競争をするくらいが。」
「長生きできる秘訣になっているのでしょう。」
真利。
「競争は健康に良い、なんて、聞いたことがないけれど。」
絵夢。
「所で、全員が偉大になれとか、立派になれとか、そんなものばかり。」
「そういうのを全体主義って呼ぶんですけれど。」
未称。
「口では偉人の教えを説く連中が、ちょっと違った衣装を選んだとか。」
「ちょっとばかり転んだという、そんなのが元で。」
「大声を張りあげる始末です。」
「自分達の教えにしがみついて。」
「ある者は自分の教え通りの行動しかしませんし。」
「他の者はもっと自由に考えています。」
「中には、金銭や道徳に手を触れることを、毒にでも触るように怖がるのに。」
「お酒や女性に触ることには、少しも怖がらないのです。」
真利。
「人情が世界を救うのではありません。」
「愚かさが世界を救うのです。」
未称。
「愚かさが、混乱と諍いの世界を薄めて。」
「憎しみや暴力をかなり緩和するのです。」
絵夢。
「むしろ愚かさという、素晴らしい恩恵を受けたことを、感謝すべきなのです。」
未称。
「見なさい、人はどんな劣悪な環境でも生きる力を与えられている。」
「底辺で転げまわっている連中にも。」
「きちんと一流の人間という幻想を授けられているのです。」
真利。
「道徳や人格は物事を正確に評価することである。」
「となさるのなら。」
「よく見てくださいよ。」
「まさしく道徳と人格を兼ね備えている者達が。」
「どのくらいそれらとかけ離れているかを。」
絵夢。
「むしろ自らに与えられた愚かさを受け入れて。」
「愚かさによって生きていく、素晴らしい姿を描くのです。」
未称。
「しかし学んだことを実践することを忘れてしまった。」
「むしろ学ぶことで、かえって記憶喪失を起こしたよ。」
真利。
「複雑化、高度化する社会で、無駄に勉強して。」
「その都度、膨張する社会に合わせて。」
「勉強、勉強と重ねるのです。」
「地上で星を見ていれば済むことを。」
「勉強することで、世界の端っこまで見ようと試みるんですね。」
未称。
「人生のくねくね曲がった道よりも。」
「迷路から抜け出すほうが。」
「誰しもにとっても好ましいことでしょう。」
絵夢。
「これが人の道と言われて、その通りに行動したとしても。」
「それが人の道と呼ばれた迷路ならば。」
「その迷路を解けと呼びかける方が賢明でしょうね。」
真利。
「人間臭い人間の方が幸福に近いのでしょうね。」
「神のように振る舞う人間など、幸福から遠くなっていますし。」
「自分で神になろうと頑張るほど、無駄な努力はありません。」
未称。
「嘘で固めた恐ろしい神秘や奇跡の物語など。」
「聞いたり話したりするのが好きな連中は。」
「嫌われ者になるでしょうね。」
「こういう人々は、亡霊とか地獄とか。」
「不思議について途方もない作り話を。」
「いくら聞いても飽きることのないものを。」
「そして本当らしく思えるものを信じていく。」
「いい気持ちにして、しかし、こういう話は。」
「たんに退屈な時間に慰安を添える役割を果たすだけではなく。」
「何か得になることもあるんですね。」
「つまりは、そういうのが、新興宗教や教育の利用する所でして。」
「好みの結論に誘導するように使われて。」
「狡猾な大人の利得になるんですよ。」
絵夢。
「人間よりも概念の方が大事とは醜いですな。」
真利。
「目の前の人間と、概念としての正義。」
「まさか、目の前の人間を見殺しにして。」
「正義なんて概念を選ぶのではないか。」
未称。
「人間を無視して、概念を優先して、人間を困らせるとは醜いですな。」
絵夢。
「概念の方が大事で、人間なんてどうなろうが、知ったことがないと。」
「言い張るわけですね。」
真利。
「概念なんかを大事にして、人間を顧みないとは、醜いですね。」
未称。
「人間を顧みない奴らなんて苦しめてやらなくちゃ!」
絵夢。
「人の生命よりも、立派になるとか、偉大になるとか。」
「そういう所を優先するなんて、邪悪ですな。」
真利。
「人の生命の方が、立派とか偉大とか、そんな考え方よりも優先されるはずです。」
未称。
「立派な者や人気になっている者よりも。」
「その会社の社長や上司の方が人を喜ばせますし。」
「誰しもが何としても手に入れたいと思うものでしょう。」
「なぜなら。」
「立派な者は説教で退屈させて来ますし。」
「人気者は夢だけ見せて、本当の事を言って傷つけます。」
「しかし自分の糧、収入源となっている会社や上司なんてものは。」
「結局は金銭になりますので。」
「その人のためには、立派な者や人気者に会わせるよりも。」
「最高の安全を約束するでしょう。」
絵夢。
「お金が物を言う時には、道理は引っ込む。」
真利。
「人を動かすのは理屈ではなくて、食料を提供する人の言い分ですよ。」
未称。
「思慮分別が経験によるものなら、この名誉はどちら側になるのでしょうか。」
「無論、失敗した経験の手柄になるでしょうし。」
「本人は称賛されません。」
絵夢。
「本人の力ではなくて、状況の手柄ですか。」
「それなら、偶然に頼っているだけですね。」
未称。
「みんな愚かなら、みんなで安心。」
真利。
「大勢の人の意見にお辞儀をして従った後に。」
「みんなと一緒に間違える。」
絵夢。
「あんまり真面目なことを説きますと。」
「大衆は眠ったり、欠伸をしたり、退屈するものですよ。」
カラス、数羽、パンくずや魚の破片を持っていく。
ちなみに消費期限切れの食品は。
箱の中に置いておきます。
毎日、やらない限りは、特に害はない。
毎日やると、不具合が多々ある。
さて、給料日。
銀行に入ったチームメンバー。
そこに、居合わせた同級生。
待合室で雑談している。
大企業に新しく入った男性ですね。
数学が得意であった。
先輩が挨拶した。
先輩。
「ようこそ、これからたっぷり活躍してもらわないと。」
新人。
「そのつもりです、給料に見合う働きはしますよ。」
先輩。
「所で君は何歳?」
新人。
「20歳です。」
先輩。
「それなら俺が年上だな、俺は29歳なんだから。」
新人。
「違う、僕が20であなたが29だから、僕の方が年上だ。」
先輩。
「なにを言っているんだ、それは数学の考え方を間違えている。」
新人。
「僕が入ったので、あなたは後輩になるんですけれど。」
先輩。
「もう一度、数学の問題について議論する必要があると思います。」
銀行から引き出して。
何に使おうかと。
百貨店に入りますが。
今日は人が多いですね。
祝日だから?
超大型店舗にて。
親子連れ。
作家。
「退廃した文学賞に数人が選ばれたんだけれど。」
母親。
「そんなろくでなしが数人で済むと思えばいいじゃないですか!」
作家。
「昔の作家ですけれど、昔は文学賞で評判になったって言っていましたよ。」
父親。
「素晴らしい、素晴らしい記憶力ですねぇ。」
作家。
「しかし僕の弁護士が、文学賞をそのままにしておけと言うので。」
「黙っていることにします。」
家電量販店ではドラマが流れている。
脚本家が主役。
映画監督が脚本にやたらと固執する。
役者が雑談をしていた。
芸人。
「若者しか読まない本がある。」
役者。
「そのライトノベルって何だ。」
監督。
「カット!次にそいつは豚小屋で滑って転ぶシーンだ!」
次のドラマ、テレビ販売場から流れている。
アニメ化すると言うので、作家と監督と事務員が集まった。
すると、いきなり喧嘩を始めた。
作家。
「このペテン師め!」
監督。
「この嘘つき!」
事務員。
「お互いに自己紹介が済んだので、話を始めましょう。」
特に買うものがないので。
本屋で、ビジュアルブックを買うことにしました。
しかし、詩人に遭遇した。
本屋に立ち寄った脚本家。
この辺りのボスですね。
店員。
「この小説なんて、どうですか、安いですよ。」
脚本家。
「いくらですか?」
店員。
「一冊、百円です。」
脚本家。
「なんだって、お前に百円の値打ちがあるのかよ!」
アートブック。
発見。
美術みたいなものを複数。
購入したけれど。
やはり買うものがほとんど無かったので。
帰ろうと、駐車場に戻ると。
親子が沈黙している。
中学生が黙り込んだ。
父親。
「なぜ君は黙っているんだ?」
「さっき買った本について不満かね?」
中学生。
「せっかく買ってもらったけれど、その件については言いたくない。」
父親。
「どうしてだ?怒らないから言ってみなさい。」
中学生。
「だって、小説について本当の事を言うと、みんな怒るじゃないですか!」
父親。
「違うね、誰も本当の事を言ってやらない、まともな人がいないんだよ。」
帰宅。
自宅にて。
インターネットでブログをやっている人がいて。
事件の一部始終を書いていた。
記事。
出版社が新人賞を発行するので、空想力のある若者を歓迎、なんて書いた。
本当に空想力豊かな人材だけが集まったので。
出版社は企画に失敗してしまった。
社員。
「なんだあいつら、空想で行動しているじゃないか!」
編集者。
「そうだぞ、これじゃあ駄作が不足するじゃないか!」
社員。
「空想を基準にしたので、空想しか持たない本人ばかり来るじゃないか!」
事務員。
「言動から行動、態度まで空想のある若者は、ちょっと雇えないですね。」
社長。
「宣伝を変えなさい、空想力もあり、現実も見れる若者を歓迎、ってね!」
次の日。
その出版社。
出社すると誰もいない。
CEO。
「経理部長と関係者はどこに行ったのか?」
秘書。
「今朝から競馬場に行きましたよ。」
CEO。
「なんだって?決算日にけしからん!どういう理由なんだ!」
秘書。
「出版社の経営を黒字にするには、もうこれしか方法がない、とおっしゃりまして。」
痴愚神のお祭りは、無事、終了しました。
村人は大喜び。
すべては痴愚神のおかげなのだ!
後で村社に寄りましたら。
まだ痴愚神役の役者がいて。
記念撮影をしていました。
明日は有給休暇。
最近の若者。
学ぶ必要のないことは、何でも知っている。
駆け足で一時間くらい疾走する元気があるのに、皿を洗う気力がない。
好きな音楽は二種類、大音量、騒音。
20
世界パンデミック発生中。
病名、梅毒。
凄まじい感染者と死亡者が出ています。
特に停電した地域で死者が増加。
梅毒は、確実に流行し。
世界を作り変えています。
この地域にも警報。
報道は、なぜか大惨事なのに。
あんまり放送しない。
玄関前の庭にて。
未称。
「ソクラテスよ、汝は走る。」
「ソクラテスは走る。」
「これは同じではない。」
真利。
「前者は、ゼウスのような第三者視点で、ソクラテスは走るのだ。」
「と言っているので、本人だけの出来事ではない。」
絵夢。
「後者はソクラテスだけの出来事になっているので。」
「ゼウスのような第三者ではなく。」
「ソクラテスが行う運動のことになっている。」
未称。
「この違いが分からなかったり、同じと言ってしまうと。」
「文法と神学の素人、という証拠になりますね。」
真利。
「どっかの修道士は、その問いに、両者、同じであると言い張って。」
「異端であると認定された。」
絵夢。
「ソクラテス、そなたは走るのだ、という言い換えもできるほどですからね。」
未称。
「ソクラテスは走っている、これは第三者には無関係な言い回しです。」
真利。
「ソクラテス、そなたは走るのだ、となると、ゼウスが指示しているように聞こえます。」
絵夢。
「修辞学の素人は、違いが分からないので、同じと言ってしまうと、単なる偽物です。」
未称。
「鍋で煮る、鍋のなかで煮る。」
「二つとも違うものです。」
真利。
「鍋で何かを煮ている、しかし後者は、鍋の中で重要なものを煮ている。」
「ということですね。」
絵夢。
「鍋で、何かを煮る、これは内容の言及がありません。」
「鍋のなかで煮る、これは内容に言及があります。」
未称。
「尿瓶よ、お前は臭いぞ、という文法も、ゼウスのような存在からの指摘ですね。」
絵夢。
「尿瓶は臭い、これはそのままであって、誰も関わっていない言い回しですね。」
真利。
「関与する人の有無、こんな言い回しだけで大差がつくんですからね。」
絵夢。
「こういう内容が理解できない文学者は偽物ですよ。」
未称。
「理解できないと、オックスフォード辺りからは認めてもらえません。」
絵夢。
「こんなのを、雑魚が理解できるとは思わないけれど。」
玄関前の庭を整備。
玄関に入ると。
事務所になっている。
今日も、援護の人々が活動。
事務員。
「ダーウィンは人間なんですか?」
科学者。
「人間だと思うけれど、自分のことを猿であると名乗っていることは。」
「本当の事なんです。」
青年。
「俺の顔はイケメンだよな!」
学者。
「それは解釈が違うんだと思います。」
役員。
「妻が、自分のことを誰よりも美しいと言っていた。」
学者。
「それは思い込みではありません、何かの勘違いです。」
ちょっと、農村を散歩してみました。
久しぶりに、晴天で、雲すらない。
放し飼いにしている猫が通り過ぎて。
犬の散歩をしている人がいますね。
蜂を見かけました。
ほとんどの蜂は花の蜜などを採取する。
ハナバチです。
スズメバチやアシナガバチとは遭遇率が低く。
クマバチは、まず自分から襲撃しません。
ハチにもたくさんの種類がいますので。
見分けてしまえば、対処は簡単になります。
そもそも、巣が近いと、スズメバチと言った。
昆虫などを狩る蜂に遭遇しやすい。
そういう蜂がいると、巣が近い。
目の前まで接近しても、襲って来ない蜂もいるんですね。
蜂が嫌いな人ほど、蜂が接近しやすく。
蜂に無関心な人ほど、蜂も反応しません。
目撃したことがある。
農村を過ぎて。
ちょっとした市街地に出る。
徒歩、二十分。
郊外のお店にて。
通過中。
小学生。
「やり返すと同レベルなんだって。」
詭弁家。
「ならば言い返すのも俺と同じレベルなんだな?」
学生。
「みんなと同じでなければならないって教わった。」
詭弁家。
「共産主義者のお手本として、素晴らしいくらい道徳的ですね!」
商人。
「みんな等しい、なんて馬鹿なことを言う平等主義は非難される。」
「人は価値において等しくないだろう。」
市民。
「それなら、俺に一億円の値札を張り付けてくれよ。」
婦女。
「私はお金では買えませんからね!」
商人。
「お金とは違う通貨では買えるのか?」
婦女。
「それは考える余地がありそうね。」
商人。
「自分を売るだって?」
「そう自分を身売りすることないって。」
「生きていればいいことあるって。」
詭弁家。
「みんな衆愚として等しいので、すべてが解決した。」
市民。
「衆愚として全員が同じだって?」
「反論したい人が、これから大量に発生するだろうな!」
小学生。
「だって学校で教わった道徳だと何々で。」
商人。
「大丈夫、大人になれば、そんな道徳が通用しないって。」
「身をもって知るから。」
「おじさん達は大人しく見守っているよ。」
未称。
「詭弁家って、お喋りな夫人に連勝する威力があるそうです。」
真利。
「詭弁家に対してお喋りが得意なくらいでは勝てませんよ。」
絵夢。
「お喋りな夫人二十人に、詭弁家は連戦連勝。」
宝くじ売り場。
謎の宣伝。
選択せよ。
三千円をくじ引きに使って一日を過ごす。
三千円を競馬で使って一日を過ごす。
どちらかを選べ。
引き返しました。
それ以上は自動車の方が速い。
お昼休みになっていて。
別館のテレビをつけながら。
冷凍食品を食べています。
最近の冷凍食品は、下手なレストランよりも格上。
教養番組。
産婦人科、テレビ出演。
議論、誤った性教育について。
放送。
看護婦。。
「何か変な恋を語る小説とか、無条件で女性が寄ってくる小説とか。」
「まともに性教育を受けたと思われない物語が流行っているそうです。」
医師。
「これは誤った性教育の実例ですな。」
学者。
「有害図書に指定するべきだと思います。」
芸能人。
「僕ですら気持ち悪い内容でしたよ。」
「そこら辺の童顔で、馬鹿みたいな青年が。」
「無条件で女性に囲まれるんですから。」
作家。
「いくら空想とは言え、空想を現実に持って来るのはおかしいですな。」
教師。
「性教育で、まったく合格点を貰っていない生徒だったんでしょうね。」
看護婦。
「あのような誤った性教育を、専門家以外が吹き込むのは。」
「医学的には間違っていると思います。」
医師。
「もう一度、誤った性教育を正すべきだと思います。」
学者。
「その小説の作者は、性教育を受けていませんね。」
放送終了前に出された結論。
小説に書かれている性教育はすべて架空のものであり。
実際の男女とは関係ありません。
今後、正しい性教育について。
青少年に注意を促すことにします。
そして、啓蒙活動が、青少年には、まるで効果がなかったことを、付け足します。
次の番組。
ドキュメンタリー。
ライトノベルの学校、卒業試験。
入学、すぐにハッキングのやり方を覚える。
翌日は、現場で試験。
祖父が、コンピューターがバグったので。
直してほしいと連絡して来ました。
インターネット経由で入ってくるワームウイルスであると分かったので。
アプリを入れて駆除。
ブルースクリーン解決。
未称。
「しかし機械を使う前に、機械に慣れないとね。」
真利。
「数十年で機械が急に進歩したんだから、追いつけなくて当たり前。」
絵夢。
「数年前の部品が、型落ちになる時代ですからね。」
祖父。
「すまんな、天文学は達人でも、量子力学はあんまり習っていないんだ。」
祖母。
「あなた達、他の連中と違って有能なんですね。」
未称。
「私達から見れば、デジタル以外ではうまくやっていると思いますよ。」
真利。
「機械だけが苦手で、それ以外は万能なんじゃないの?」
絵夢。
「そろそろ賢者の服装と、杖を持つべきです。」
未称。
「しかし老夫婦で連携とは、お互いに同格なんですね。」
真利。
「老夫婦ですか、若い時はかなり理解に努めたんでしょうね。」
絵夢。
「結婚は、同じ人と何度も恋に落ちる必要があるそうですからね。」
祖父。
「夫婦円満の秘訣。」
「毎日、決まった時間に帰ること。」
「出張も、時間厳守。」
「遊びに行く時は、浮気を疑われないように、もっともらしく。」
祖母。
「離婚の可能性がある行動。」
「いつもと違う時間に帰ってしまう。」
「出張の情報をきちんと伝えない。」
「遊びに行く時に、同僚の女性の名前を口に出してしまう。」
未称。
「すごいテクニックだ!」
真利。
「それでは、我々は休憩に戻りますね。」
絵夢。
「昼食が済んでから、再開です。」
別館のテレビ。
ドラマをやっている。
寝言が癖になっている旦那。
最近は特にひどい。
酔っぱらって寝てしまって。
友達の計らいで何とか帰宅できた男性。
妻のいる部屋で寝言。
夫。
「遥香、お前のことがやはり好きだ。」
「付き合ってくれ。」
妻。
「寝言ですよね。」
夫。
「これは寝言じゃないぞ、遥香。」
「妻には内緒にしておくから。」
妻。
「なんていう寝言を言うんですか。」
夫。
「遥香、昨日のことは忘れないぞ。」
「少しだけホテルに行ったことは。」
妻。
「帰りが遅いと思ったら、そういうことでしたか!」
そして夫が目を覚めると。
すっかり酔いも覚めていて。
夢で、遥香のことを思い出すが。
目の前に怒っている妻が待ち構えていた。
妻。
「遥香って誰よ!」
夫。
「何!遥香め!よくも昨日、一万円札を盗んでくれたな!」
コマーシャルになった。
昼食は終わり。
冷蔵庫には、冷凍食品がたくさん入っている。
いつでも、持ち出し、調理可能。
チームメンバーはもしもの時に。
バッグやポーチにカロリーメイトを入れています。
これはたまに交換が必要。
天候が急変することが多い山岳地帯。
その麓は、何とか予想できそう。
未称。
「誰しもが生まれ変わりを信じている。」
「その証拠に、死ぬまで自分の財産を他人に譲らない。」
真利。
「戻ってくるので、前の財産は引き継げるかもしれないからね。」
絵夢。
「他人に譲ると、戻って来た時に無一文じゃないですか。」
未称。
「ですから、生まれ変わりを信じる証拠に、死ぬまで財産を他人に譲らないのです。」
英美。
「ちょっと、しゃっくりが止まらなくて。」
未称。
「たまに来ていた二人の女の子、妊娠したんだって。」
英美。
「はい?」
未称。
「ほら、しゃっくりが止まったでしょ。」
英美。
「ああ、大人の忠告が足りないばかりに!」
真利。
「スーパー医療法を真に受けるな!」
絵夢。
「しゃっくりが止まったら、次は発狂ですか。」
英美。
「だって、あんな危ない女の子、男の子が近寄ったらすぐ終わるわよ。」
未称。
「しゃっくりを止めてあげたのに、あの美少女の品性を疑うなんてあんまりですよ。」
萌笑。
「私達って妊娠しているという悪評がついたんですね。」
咲姫。
「久しぶりに来たら、そんな噂が立っているんですね。」
祖母。
「あら、今日はアマチュア天文部に参加するらしいわね。」
萌笑。
「そのために仮眠しないといけません。」
咲姫。
「叔母様の友人があなたなんですね、それで我々は、簡単に入場できるんですね。」
祖母。
「良かったら、おとぎ話を枕元でしてあげますよ。」
「お父さん、今日は会社で忙しくてねぇ、という題名のおとぎ話ですが。」
萌笑。
「なんていう名作なんですか。」
咲姫。
「童話でもまったく出ないほど、洗練されたタイトルですね。」
祖母。
「こんなおとぎ話も用意しているわ。」
「お父さん、ちょっと残業なんだ、という題名のものまで揃っているわ。」
「とまあ、それまで、宿舎にいてちょうだい。」
未称。
「女の子って、男の子が手を出したら、男の子は噛まれて。」
「流血沙汰になるのが、バランスの良い作りだと思います。」
英美。
「女の子に牙を与えないのは、どう考えても欠陥ですよね。」
真利。
「男の子が手を出すと、女の子に噛まれて血が出る。」
「すごくバランスの良い設計ですね。」
絵夢。
「ついでに男性をもうちょっと馬鹿に作れば、ようやく釣り合いますね。」
科学者。
「何だその生物学の傑作生物は!」
交差する活動。
小話。
戦闘が得意になると、逆に大人しくなる。
挑んでくる相手がいなくなるので。
結果的に戦う必要がなくなるし。
挑んで来た相手は、負傷退場となる。
訓練の途中で。
自分の戦闘力を客観的に理解できるようになるため。
むしろ落ち着いた人になりがち。
小話。
アメリカでは法律が強烈で、自分から手を出すと法的に負ける。
そのため、手ではなく、悪口を言いまくる。
殴り合いではなくて、悪口で相手を負かすことが大事とされる。
なので、アメリカでは汚い言葉が流行っている。
それは暴力を回避した結果、悪口が高威力化したことを意味している。
アメリカでの小話。
仲良くしよう、というモラリストの助言を聞いた後。
男性はふと思った。
浮気相手の女性の旦那とも仲良くなりたいな!
最高の道徳とは?
労せずに、楽して儲ける才能を説く、モラリストである。
チームメンバー。
定時に帰宅。
引継ぎは、祖母と従業員。
今回は夜勤なし。
未称。
「死後の裁判なんて、そもそも結果が決まっていると思いませんか?」
真利。
「そうですよね、裁判官は、みんな地獄にいるんですからね。」
絵夢。
「うわあ、地獄の法律に基づいて裁いてくる、さすがに決着はついたかな。」
未称。
「所で、私の主張が通る時って、手に札束を抱えている時だけみたいな気がしますが。」
真利。
「そんなものでしょ。」
絵夢。
「本人の主張よりも、持っている札束の方を信じたいんですよ。」
未称。
「救急車が通りますね、近くの道路です。」
真利。
「近くに高級ゴルフ場がありますので、そこに行けば医者がたくさんいると思いますが。」
絵夢。
「病院の方が安くつくと思ったのでしょうね。」
未称。
「近くで火災、次に消防車が来ましたね。」
真利。
「他の車を避けさせて、急用であると主張できるとは。」
絵夢。
「そうですよね、あのサイレン、ちょっと欲しいかも。」
未称。
「いくらで売ってくれるのでしょうね。」
真利。
「お客さんが来ましたよ。」
紳士。
「おっと、ちょっと人を探しているんですが。」
未称。
「どんな人ですか?」
紳士。
「私は三十年も刑務官をしていたので。」
「ちょっと相手の姿は言えませんね。」
「苗字だけでして。」
未称。
「それなら、村長なら知っていると思いますよ。」
紳士。
「村長ですか、どこにいます?」
未称。
「いつも、暴走族と一緒にシーリングしていますので。」
「すぐに見つかると思います。」
紳士。
「ああ、それなら先ほど、見かけました、追いかけてみます。」
真利。
「この時間帯は、バスケットボールをしているはずです。」
絵夢。
「運動公園にいると思います。」
紳士。
「どうもありがとう、あと、私は刑務官をやっていたもので。」
「相手の苗字は忘れてくださいね。」
客人、立ち去る。
休憩中。
運送業者が通り過ぎる。
ここら辺は到着が遅くなる。
時間経過。
未称。
「私は、馬鹿な小説と衝突することは平気ですが。」
「社会的強者とは衝突しないようにする良識は備えています。」
真利。
「さすがですね。」
絵夢。
「あなたも、腕を上げましたね。」
未称。
「自国民ほど勇敢な国民はやはりいません、どこの報道も同じです。」
真利。
「政治の悪口を言いまくっていますからね。」
絵夢。
「とある国民は戦場でかなり死んだけれど、わが国では。」
「為政者の悪口を言いまくるという、勇敢さを評価できる。」
未称。
「今日も新聞の死亡記事が読みたいなあ。」
真利。
「死亡記事なら、新聞の端っこに書いてあるよ。」
未称。
「違うよ、嫌いな人の死亡記事は、決まって真ん中に大きく載るんですから。」
絵夢。
「なるほどね、それどっかで聞いたことあるよ!」
未称。
「今日のテレビ番組、題名、恐怖!国民の失業者が半分に達する日!」
真利。
「きゃあああああ!なんて怖いホラー番組なの!」
絵夢。
「怖いもの見たさに、国民の失業者が半分に達した物語を観ましょうよ。」
近くで事故があった。
車で少し行くとある、とある病院の関係者ですね。
隊員。
「戻ってくる途中、事故になっているとは、偶然の一致ですね。」
看護師。
「さっきのは、誤報でしたからね。」
院長。
「頼む!自分の勤めている病院には運ばないでくれ!」
隊員。
「あれ?そこに運ぶつもりなんですけれど?」
看護師。
「何か不満でも?」
院長。
「自分の病院の医療レベルくらい、知っているからな!」
運ばれていく怪我人。
自動車は、樹木に衝突したのみ。
自動車は釣られて移動されていく。
野次馬になろうと試みましたが。
数分で片付けられてしまい。
間に合わず。
戻って。
テレビをつけました。
祖父からの要請は、今はない。
いつものメール。
日本の諺。
言わぬ事は聞こえぬ。
これはメールの題名で必ず入っている。
テレビ。
戦争の報道。
ドキュメンタリー。
歴史、捜査シリーズ。
とある紛争で、ひとりの兵士が味方に拘束されて拷問されました。
その時のボディカメラが流失しましたのでお伝えします。
兵士。
「ああ、あんな独裁者から逃れて、他国の文化を見たら。」
「あそこよりも、いい所がたくさんあるって、初めて知った。」
上官。
「敵に囲まれています、銃撃されている、俺はもうだめだ、撃たれた。」
兵士。
「このままでは殺される、相手は正気ではない。」
上官。
「ゲリラなんかに捕まったら、処刑されるからな。」
兵士。
「あの独裁者のために、こんな目に遭うなんて。」
上官。
「何?ゲリラ二個小隊に囲まれているのに、援護は来れない?」
兵士。
「ちょっと貸してくれ、無線機をくれ。」
上官。
「いいぞ、俺はもう戦えないからな。」
兵士。
「聞こえているか、無線機はどうだ、てめぇらみたいな独裁、悪の枢軸。」
「気持ちの悪い指導者を迎えやがって。」
「頭がいかれているんじゃないか。」
上官。
「俺は参加してないからな!」
兵士。
「あんな豚みたいな体系と、不細工な見た目、よく表に出て恥ずかしくないな。」
「しかも訳の分からない屁理屈ばかり国内で繰り返しやがって。」
「それで俺達みたいな善良市民が苦労するんだ。」
「無線機、きちんと通じているか、この糞野郎、糞国家。」
すると、ただちに味方の大群が向かってきて。
周囲の戦力の二割が、その兵士を取り囲み。
ゲリラ二個小隊は排除され。
無線機で罵った兵士は拘束された。
とりあいず目の前のゲリラからは逃れたが。
今度は味方から攻撃されることになった。
そして独裁政権が倒れるまで、収容所にいることになったという。
命だけは助かった兵士であった。
問い。
汝は汝が失わなかったものを持っている、ところで汝は尻尾を失わなかった。
だから、汝には尻尾がある。
21
有給休暇。
書店にて。
飛ぶように売れている漫画があり。
欠品相次ぐ。
虫食い穴のように棚が欠損している場合がある。
反対に、いつまでも売れているように見えない棚があり。
在庫の補充、欠品がない。
十年ほど。
本物がまったく出ない空白の期間があり。
鳥なき里の蝙蝠。
という有様でしたが。
今は回復していますね。
少しずつ本物、実力主義が回復すると。
不当な好運で売れているとされる作家や作品は。
本物に圧倒されて、消えていく。
斬新なアイデアを持つ人は、次々に新人として出てくるので。
娯楽に困ることはなくなりそうですね。
大型書店のベストセラーのコーナー。
本当に売れていると、品物自体がありません。
その作品の取り合い、争奪戦になるので物がない。
論より証拠、という訳ですね。
人文の棚に移動。
未称。
「最近は優秀な作品がありませんね。」
真利。
「そのため、本物が出ると、飛ぶように売れるようになった。」
絵夢。
「鳥なき里の蝙蝠、という市場でしたが。」
「本物が現れると、読者は飛びつく。」
未称。
「偽物と本物の区別なんて簡単につくので。」
「本物は社会に認められて。」
「偽物は、社会から排除されている。」
真利。
「優秀な作品は、優秀なために、あっという間に売れる。」
「しかも美術品として、長く残る。」
絵夢。
「駄作を人気にすると、無理して視聴したり。」
「無理して褒めるという、矛盾することになるね。」
未称。
「人気なのに駄作、という矛盾を解消できないため。」
「無理に褒めるとか。」
真利。
「人気ということにして、無理に売ると。」
「人気なのにつまらない、という矛盾に陥る。」
未称。
「その矛盾を、ずっと抱えたまま。」
「人気のはずなのにつまらない、という事態になる。」
「すると、矛盾をこじつけることにより、解消する。」
絵夢。
「ライトノベルの中で駄作ばかり宣伝され。」
「押し売りされたおかげで。」
「文壇は難を逃れた。」
「まともな作品を複数、まとめて宣伝されていたら。」
「市場はまともな若者向け文学が独り勝ちしていたから。」
未称。
「ライトノベルは一時期、自分達が何かの権威であるとうぬぼれた。」
「玄人の文学者達からはまったく相手にされてないのにね。」
真利。
「ライトノベルはまるで、自分達が日本代表であるとか。」
「日本の文学者の代表であると高慢になった。」
「実際は、市民の嫌われ者で、読者層がかなり酷い。」
「賢明なことに、日本の文壇はまったく相手にしなかった。」
未称。
「ライトノベルを読んでいると笑われるとか。」
「ライトノベルを書いていると、父親から、そんな馬鹿なもの書くのをやめろとか。」
「ライトノベルを批判している人が正論を言ったりとか。」
「小学生が書いたようなものを流行らせるのは、何かと問題があるし。」
「そもそも同時期、投稿サイトやアマチュアに。」
「かなりの実力者がいて、そういう人達を無視して。」
「不正票で暴れる連中を選んでしまったので。」
「市場が、人気だけれど売れない、という作文で溢れかえった。」
絵夢。
「ライトノベルのテキスト版はすぐに店頭から排除されて。」
「漫画に切り替えて、そこから少しでも売れる漫画に切り替えていき。」
「売れなくなった順番から打ち切りを繰り返すようになった。」
「故意に使い捨てをしていて、作家使い捨てはよくあることですが。」
「ライトノベルも使い捨ての対象とは知らなかった。」
未称。
「偽物である証拠に、断言しか書いていない。」
絵夢。
「根拠のないことを、ひたすら断言する文法が目立ちますね。」
真利。
「偽物は断言を繰り返す技を多用するんですね。」
「群衆心理そのものです。」
未称。
「断言すると、誰しもが賛同する。」
絵夢。
「根拠のないことをいかに断言するのか、これが群衆心理の技。」
真利。
「根拠のない内容の断言ばかりですからね。」
未称。
「作品で断言を繰り返すと。」
「読者は知らない間に同意する。」
「そもそも断言が群衆心理で用いられる手法であって。」
「断言を安直に連発すれば。」
「読者は思考停止に陥る。」
「こうして洗脳して、評価を作り上げる。」
「ずる賢い作家も、それなりにいる。」
絵夢。
「断言ばかりするのは、洗脳を試みている証拠です。」
未称。
「蓋然性が中くらいの理論がまるでない。」
絵夢。
「体験や、読書、実践から引っ張らない推論だけですからね。」
真利。
「作家使い捨ての生き残りがもう数個しかない。」
未称。
「昔の受賞作品なんて、もう誰も話していませんよ。」
絵夢。
「少しは認めてもらえたかと、なんて謙虚に振舞った本物がいたね。」
真利。
「あれは数少ない本物ですよ、たいてい、作家は自分の作品を誇張して。」
「最高傑作であると、基準もなしに自画自賛するから。」
絵夢。
「自画自賛は称賛ではない、勝手にその作家が言っているだけ。」
未称。
「下手な作家が、使い捨ての宣伝で持ち上げられると。」
「うぬぼれる、傲慢になる。」
「しかし次からは相手にされないと。」
「決まってしまっているし。」
「老獪を相手に、成功なんて言い分は。」
「その老獪達には笑い事でしょうね。」
真利。
「似たようなもので、芸能人の評価がありますね。」
未称。
「芸能人が上流階級とか、特権階級であると。」
「勘違いしている人がよくいる。」
「確かに娯楽の象徴的存在ではあるが。」
「何かの特権は持っていない。」
「芸能人が優れているか、という議論は置いておいて。」
「有名だから、人気だから、という理由で。」
「社会や法律での特別扱いはない。」
「しかし業務上の権威は持っているため。」
「それと混同するらしい。」
絵夢。
「芸人は、江戸時代に見世物として出演して成立したと言われている。」
「芸人は見世物を生業とした職業である。」
「それが娯楽やテレビに進出して。」
「芸能人という名称に変更したが。」
「見世物という本質は変わらない。」
「栄華を極めているのではなくて。」
「見世物的に凄いため、結果的に人々から尊重されている。」
真利。
「芸能人はよく迎合されている、という批判があるが。」
「実力でのし上がる人も一定数いるのだし。」
「自分の見世物を売り込まないと成立しないため。」
「迎合というのも、必要な評価ではある。」
「それで、よく師弟制度とか、揶揄されるんですけれどね。」
未称。
「下積み、と呼ばれる活動は、凡人なのではないかと疑われる。」
「天才は一足飛びに駆け上がるし。」
「実力をつけるのなら、あらゆる種類の訓練がある。」
「下積みと名乗って、経験を積むのは、方法が下手なのではないかと思われる。」
真利。
「下積み、なんて方法とは正反対で。」
「先に鍛錬したり読書をして実力をつけて、それが通用するか試したり。」
「実践するのが君子なのですが。」
「下積みと称して、やりながら実力をつけるのは大いに疑問がある。」
絵夢。
「下積み、経験主義の人がやりがちな遠回り。」
「時には実力で圧倒しても、つまらない理由で勝ちきれない場合がある。」
「そのつまらない理由が占めている所を、下積み、という経歴で埋めているようにしか見えない。」
未称。
「運命の力に頼っているようでは、まるで駄目ですね。」
絵夢。
「宿命論に自らの行先を訪ねようなど、馬鹿なものです。」
真利。
「人生の筋書きなんかに依存する挑戦は。」
「筋書きが悪く出た時には、破滅しますよ。」
未称。
「筋書きのない場面もある。」
真利。
「本人の筋書きが通用しない世界もある。」
絵夢。
「スポーツは脚本のない物語と言われている。」
「球技になると、ある程度以上のランクにおいて。」
「本人による筋書きがなくなっているのは本当のことのようですね。」
未称。
「複数の運命論が交差すると、最も貧弱な運命が跳ね飛ばされる。」
絵夢。
「スポーツは特にそのようですね。」
「異種格闘技では、簡単に実力しか通らない。」
真利。
「運命に頼って出世した人は、実力がないので。」
「信用できない。」
未称。
「そのような人を信じる根拠はない。」
男性主人公の作品ばかりありますが。
その場合、美青年でなくてはならない、という義務がある。
そして何より、男性主人公がかっこよくて。
人間臭くないと、あんまり評判にならない。
最後的幻想という人気作品は、そこが分かっている。
男性主人公は、競争率が高くて。
女性主人公は、抜け穴みたいに、一方的に占領できる。
アトリエシリーズなどの実例がある。
無論、女性の戦闘能力は、男性を遥かに上回り。
岩波書店。
戦争は女の顔をしていない。
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ。
これに記録されている。
しかし女性が戦争に参加するのは稀で。
現代でも女性兵士は多くない。
プラトンによると。
飛び抜けた力量を持つ女性が生まれる可能性はある。
男性主人公は時代遅れ?
未称。
「男性という性別は思っているより優れてはいない。」
「バカチンばかりいる。」
真利。
「性別は、いくら否定しても四種類ある。」
「イイ男と、普通の男。」
「イイ女と、普通の女。」
「これはかなり昔から確認できる四種類の性別である。」
絵夢。
「性別二元論。」
未称。
「昔の古い考え方の人々が、寿命を迎えると。」
「ジェンダー論も進展がある。」
真利。
「何々だからいいだろう、これは主観的な善悪の論証。」
絵夢。
「まあ、誰しもが制度や民主制の権利で保障を受けていて。」
「自分の力でやって来た訳ではないのですし。」
未称。
「弱くて劣っている男性しか見たことがない。」
真利。
「誰かにとって、ちょっと強そうに見える男性も。」
「私からは格下です。」
未称。
「男性は、国内、上位百五十人が有名になるだけで。」
「ランクマッチみたいに、能力差で序列があるような有様です。」
絵夢。
「たまたま男性の中から、凄い人物が出やすい。」
「という理由で、男性が優れているとされた。」
真利。
「女性は嘘を教えられたり、男性と同じ挑戦、訓練をさせてもらえなかったので。」
「歴史において、故意に能力を低下させられていた。」
未称。
「訓練不足や教育の悪さで、優劣は判断できない。」
真利。
「男性という性別は、先天的な欠点が数多くある。」
絵夢。
「生まれつきの欠点に、知らない間にはめられるので。」
「ちょっと貧乏くじなのですね。」
未称。
「生まれつき覚える欠点に、まったく抵抗できないので。」
「すべての男性が優れているということはない。」
真利。
「たまたま優れている男性が目立つのは理解できますね。」
「優れている男性が評価を作って。」
「劣っている男性はその評価を利用するんですよ。」
絵夢。
「最強の男性が出ると、男性という性別は万能であると評価されてしまう。」
「しかし弱者の男性は、その評価を利用することによって、優勢を作ろうとする。」
未称。
「最優秀の男性が、男性という性別の評価をいつも作るので。」
「性別の評価は、男性の力ではなく、優秀な男性が評価を作ったおかげです。」
真利。
「女性は先天的に競争を覚えないので、比較に入らないのですね。」
絵夢。
「男の心理学、女の心理学。」
「西東社。」
未称。
「男女、得意不得意、欠点が違うので、本当は男女の能力は比較できない。」
真利。
「男女、生まれつき覚えるものが違うので、比較は無理ですね。」
絵夢。
「男女、先天的に習得する技能や知識が異なるので、比較するのは困難ですね。」
未称。
「面白いほどよくわかる!男がわかる心理学。」
「面白いほどよくわかる!女がわかる心理学。」
絵夢。
「齊藤勇、監修、西東社、古書。」
新しい理論、アフォーダンス入門、を購入。
倉庫に同じものがあったので。
全員分、購入できました。
隣接している喫茶店で。
インターネットを開きました。
未称。
「昔より自国民の知能は下がっているのか。」
「ソーシャルメディアに何かしら書いてある、という理由だけで。」
「何でも信じているような有様。」
「ただ、発信する人間が酷く劣っていて。」
「凡人という点は一貫しているけれど。」
真利。
「インターネットに書いてあるから、という理由だけで。」
「情報を真に受けるな。」
絵夢。
「専門家に質問すると、インターネットは嘘ばっかり。」
未称。
「むしろ、専門的知識を持った人に質問するまで、分からないほど。」
真利。
「知ったかぶりが、インターネットにはたくさんいるからね。」
未称。
「便利という理由で、内容を信じてしまうんですよ。」
絵夢。
「それなら、インターネットで情報を仕入れるのは悪手ですね。」
真利。
「そもそもインターネットで調べないことが大切です。」
未称。
「インターネットの現状。」
「何が正論なのか、どこまでが正論なのか。」
「まったくデタラメで分からない。」
真利。
「中には故意に嘘を流す場合があるね。」
未称。
「陰謀論の起源はファシズムにある。」
「新作、ファシズムが陰謀論。」
絵夢。
「経済学批判ですら、インターネットでは人気になる。」
真利。
「カールマルクス資本論、ではなくて。」
「資本論、経済学批判、これが正式のタイトル。」
未称。
「経済学を批判するとか、それで良くなるとは思えない。」
真利。
「資本主義の起源は?」
「昔からの伝統的商業のリメイク。」
「商業中心社会の規定。」
「としか言いようがない。」
「資本主義と似通っている商業なら。」
「昔からこの世界にはあったとしか言いようがない。」
絵夢。
「インターネットの中の考え方は読まない方がいい。」
「ビジネスや娯楽、公式ページにある説明書。」
「企業の紹介、広報、地域の情報。」
「ウェブニュース、施設の検索、くらいにしか。」
「使わないほうがいい。」
未称。
「なので、実は有料のフィルタリングソフトが必要なんですね。」
真利。
「目的とは違う、余計な検索をかけないために、必要ですね。」
絵夢。
「フィルタリングソフトを導入しても。」
「後から自分で制限を解除して、続行してしまう可能性もあります。」
未称。
「インターネットは便利ですが、それだけなので。」
「絶対的に嘘に引っかからない方法はありませんね。」
真利。
「インターネットに載っている情報はパターンがあります。」
「ひとつは、結論だけが載っている所。」
「ふたつめは、経験だけが載っている場所。」
「みっつめは、その人が語る推論だけが載っている場所。」
未称。
「ひとつ目は、結論を言うだけで根拠はないですね。」
「惑わされないように。」
絵夢。
「ふたつめは、経験の内容が書かれているので、相対的な情報です。」
未称。
「みっつめは、専門的な知識がなく、推論だけで知らないことを語っているもの。」
「はっきり言って、インターネットの検索なんて使わない方がいいんですよ。」
真利。
「どうしても、振り回される人は、フィルタリングソフトを導入するんですね。」
絵夢。
「インターネットで危険なパターンは、中立ではないこと、それだけですね。」
「中立ではないんですよ。」
未称。
「書いたもの勝ちではなくて、間違っていたら。」
「責任が迂回して突入して来ますので。」
「著者は、逃げるしかないのでは。」
真利。
「無謬性の仮定をしている情報は、すべて間違いです。」
未称。
「人間はまったく万能ではないことを、インターネットは証明したくらいですね。」
絵夢。
「信じた代償が高くつくサービスではあります。」
未称。
「信じた結果ですからね。」
真利。
「著者も、管理人も、そこまで真に受けるとは思わなかったと驚いていると思います。」
未称。
「前提から結論を導く演繹法であると分かったら、すぐに閉じましょう。」
「自分が絶対的に正しい、という前提で書かれているはずです。」
絵夢。
「帰納法なら、絶対的な結論はありませんし、体験や論証だけですので。」
「帰納法なら外れないと思います。」
真利。
「仮説形成ならば、仮説という形式で読めますので、こちらはレアですけれどね。」
未称。
「演繹法で書かれている情報は止めましょう。」
絵夢。
「目と鼻の先に専門家がいるのに、インターネットの推論を信じてしまい。」
「商品の選択に失敗したことがある。」
真利。
「否定する情報ばかり溢れていたので、心理的リアクタンスによって。」
「否定する道具を選んでしまい、失敗したことがある。」
絵夢。
「インターネットの情報せいで認知バイアスが発生するんかい。」
未称。
「作品の評判に惑わされて買ってしまい、すぐに捨てた本がある。」
絵夢。
「自分が絶対的に間違わない、という考え方も間違いなのでやめましょう。」
真利。
「穏健な意見が正しいので、後は蓋然性ですね。」
未称。
「少なくとも、前提をいちいち間違っている演繹法による情報は捨てますね。」
この都市には。
小学校、中学校、高校が隣接して立っています。
元々は、野球の競技場だったのですが。
移転した時に、広い敷地が生じたので。
まとめたんですね。
校舎は比較的、新しい。
免震構造。
問い。
電球を取り換えるのに、全体主義者が何人必要?
答え。
一万人。
まず、電球を取り換えるのが多数派にならなくてはならず。
それには一万人が集う必要があり。
電球の交換という考え方で全員が一致する必要がある。
その後、下っ端の一人が電球を交換する。
散歩中。
未称。
「学校の道徳は、たまに法律を否定することを教えている。」
「攻撃されたら反撃してはだめ。」
「という考え方は、法律には正当防衛が認められているので。」
「やり返しても合法なのに。」
「それを禁止するのは、法律を道徳が否定しているということですね。」
真利。
「法律で認められている行動を、道徳は否定する。」
絵夢。
「緊急避難も、道徳は認めません。」
未称。
「道徳と法律は敵対するものであると覚えてくださいよ。」
真利。
「寺子屋で教えられた道徳は、中国の古典を使っていたので。」
「悪くはなかった。」
「現代人が、道徳を再編集したら。」
「道徳が悪になった。」
絵夢。
「道徳を使って他人を貶めることもあるんですよ。」
未称。
「道徳には何の根拠もないんですからね。」
絵夢。
「子供の中には、白紙状態で、善悪を知らない子もいます。」
「その子供に、主観的な善悪を教えるものではない。」
未称。
「善悪という単語を教えて、人の善悪は主観的であり。」
「客観的な善悪がある、しかし客観的な善悪とは何か考えよ。」
「こういうのが人倫なのではと。」
真利。
「自分のルールはこうだから、許される、なんていう理屈を生みやすいのが。」
「道徳ですからね。」
未称。
「人倫の形而上学では、道徳は論破されています。」
絵夢。
「哲学者イマヌエル・カント。」
「それまでの道徳を利己的であると激怒して。」
「人倫を確立した。」
「人倫の形而上学、三部作は、道徳を超える教えとして。」
「古典の中の古典として、有名。」
未称。
「日本では、宗教教育から、少しずつ儒教が子供に伝達されて。」
「学校の道徳と言えば、儒学から道徳を教えるようになりました。」
「武士道は道徳ではないです、あれは戦士の教えです。」
絵夢。
「日本の道徳は、元々は儒教のものですね。」
未称。
「武士道も、儒教を基礎にしていますが。」
「戦闘は儒教にはないものです。」
「武士道は日本人のオリジナルです。」
真利。
「論語は簡単に購入できますね。」
絵夢。
「日本では、仏教の影響力が凄まじいので。」
「儒教は隠れてしまうね。」
未称。
「墓参りとか仏教のすることですし。」
真利。
「私は他の宗教の行事を邪魔したりはしないよ。」
絵夢。
「異教徒が、堂々と行事をするのは、寛容の証拠ではあります。」
未称。
「墓所の式典で出現するのは、鬼神と呼ばれる。」
「死者の霊。」
「儒教同士なので、成立するものの。」
「現代の儒教で行われているかは不明。」
「お墓参りをしている人は仏教ということになり。」
「仏教のルールが適用されると思うけれど。」
真利。
「幽霊とか仏教の影響ですよね。」
未称。
「たいていの宗教は幽霊の存在を認めていない。」
「宗教が違うと、幽霊は手出しできない。」
「大乗仏教は幽霊の存在を認めていた。」
「幽霊がいるか、いないかは宗教に寄ります。」
都市の中心から一本道。
漁港があります。
港の中で。
船みたいなリングを作って。
その上で落としあいをする団体がいて。
撮影中らしいのです。
近寄らない。
ちなみに、腕に自信がある人は参加可能。
素人が数人、向かって行って。
参加したら。
プロレスラーに遊ばれて海の中に突き落とされました。
海に転落したら負けです。
素人数人、楽しそう。
港に浮かべた船みたいなリングに。
挑戦者。
ゴロツキみたいな人が、プロレスラーに挑んだのですが。
ごろつきはいい所が何もなしに、転落させられて。
文句を言って逃げました。
強者に無策で挑むべきではない。
続いて、柔道家とボクサーの対戦になりましたが。
ボクサーは技が限定されています。
開始早々に、投げられて、ボクサーが水没。
撮影は、かなり順調のようです。
撮影スタッフ、大所帯。
未称。
「強制勝利。」
真利。
「勝たなくていい戦闘がある。」
絵夢。
「勝ってはいけない戦闘がある。」
「勝ってはいけない戦闘と。」
「勝たせない戦闘は別物です。」
未称。
「連戦連勝をしているような人は、戦いが下手。」
「勝利する必要のない戦闘にも徹底的に勝利して。」
「戦う必要すらなかった戦闘にも勝利するし。」
「勝利条件が異なる戦闘にも、勝ったようにするから。」
「これだけでも下手であると理解できますね。」
絵夢。
「民間では、挑んでくる相手が出ても。」
「手加減しないといけない。」
真利。
「相手を負傷退場させて、後から過剰防衛と言われる危険もあります。」
未称。
「きちんと手加減しないと駄目ですね。」
絵夢。
「相手の脅威に合わせて、手加減するなり、本気を出すなり、するしかない。」
真利。
「民間での戦闘は、引き分けが最善でしょうか。」
未称。
「喧嘩に限っては、引き分けが最高の結果ですよ。」
絵夢。
「喧嘩なんて引き分けでいいじゃないですか。」
真利。
「喧嘩と戦闘は違いますが、どちらも引き分けでも構いませんよね。」
未称。
「考えて倒さないと、到着した警察に拘束される可能性があります。」
絵夢。
「確実に正当防衛が取れないような、交戦をしてはいけない。」
未称。
「確実に正当防衛が取れる戦い方をしないといけないので。」
「相手よりも苦労しますね。」
真利。
「倒した相手が一方的に悪いと名指しされたら。」
「二段階認証はクリアですね。」
未称。
「一段階で相手を倒す、二段階で法律で勝つ。」
「それで交戦はようやくクリアです。」
絵夢。
「倒したら、それはそれでめんどくさいんですね。」
真利。
「それと比べると、インターネットでの喧嘩の方は穏やかですね。」
未称。
「民間防衛、日本版、青森堂、という本に書いてある通り。」
「社会正義戦士は、外国の工作、侵略側の思想掌握。」
「攻撃側の敗北主義の流布、共産党を始めとする政党。」
「テロリストの隠密行動、他国のスパイなど。」
「とんでもない相手と、社会正義戦士は喧嘩をしようとしていた。」
絵夢。
「火炎瓶でも投げ込まれても知らないが。」
「問題は、それっぽい相手に無差別攻撃をしてきて。」
「けっこう、うざいのでした。」
「社会正義戦士は盲目なので。」
「喧嘩を売りたい相手が何なのか分からないらしい。」
「社会正義戦士が消えてくれると言うのなら。」
「誰にでも社会正義戦士の情報を渡したいほどです。」
真利。
「社会正義戦士にも戦死者が多数出ますね。」
未称。
「勝手に社会の敵対者を攻撃しているので。」
「そのうち、軍事衝突をして。」
「多数の戦死者が出るのがオチかと。」
真利。
「報われない戦いなんてするんですね。」
絵夢。
「ボランティアで戦うなんて馬鹿げているよ。」
未称。
「民間防衛、日本版、青森堂、これを知ったら。」
「あいつらは発狂するね。」
真利。
「駄目だよ、いくら馬鹿とは言っても、彼らを戦いに導くなんて。」
未称。
「そうですよね、放っておくのが最善ですね。」
強者同士の戦いを見物していました。
後で、放送で流すらしい。
上のレベルを見学するのは、いろんな意味で大切なことですね。
いくら強くても、たまには負ける。
すべてに勝てる、なんてことはない。
今回の落としあいは、プロレスラーが優勢でしたね。
たいていの人は、相手が自分より強いと、戦いません。
必ず自分が勝てる相手を選んで戦います。
それでいいのでしょうか?
臆病者であると非難されそうですね。
公園の駐車場に戻ります。
途中。
従業員。
「ライトノベルとか言う通俗小説が煙たいのだが。」
作業員。
「おいおい、今日の仕事は焼却炉の隣なんだぞ。」
教師。
「中華人民共和国を制したのはいつか答えなさい。」
生徒。
「すみませんが、私はサッカーについてはよく知らないものでして。」
少年。
「韓国人の一部はなぜ日本に怒っているのですか?」
校長。
「多分、ワールドベースクラシックで負けた時からだと思います。」
近くにある病院。
窓が開いている。
都市部だから?
患者。
「社会が正気であると思ってしまったのです」
医師。
「いつ頃からですか?」
患者。
「子供の頃からです。」
医師。
「すぐに治りますから頑張りましょう。」
自動車に戻ると。
車のテレビで放送。
芸能人が記者会見。
記者。
「父親から禁止されるような小説を。」
「あなたは読んでいたのですか。」
専門家。
「よくもあんなこと言えたものですね。」
被害者。
「ひどい、とんでもない侮辱だわ。」
芸人。
「ライトノベルが名作であると言ってしまって、どうもすみませんでした。」
記者。
「小説ではないものを持ち上げて。」
「社会が被った害悪は凄まじいものですね。」
専門家。
「今後の任命責任が問われると思います。」
被害者。
「どれだけ青少年を洗脳したのか、分かっているの?」
芸人。
「ライトノベルを名作だと言ってしまった責任は。」
「自分にあります。」
ちなみに、自動車のラジオは。
災害の時にも生きていますので。
すぐに自動車のエンジンをつけて、ラジオを使いましょう。
自動車は頑丈なので、災害の時でもけっこう耐えられます。
燃料に注意して、ラジオをしばらく使いましょう。
テレビも出力できますので、情報源としては最適です。
モバイルネットワークは非常用電源が二十四時間までしか持ちません。
破損がないと、モバイルネットワークも、長い時間、使えますが。
自動車のラジオがお勧めです。
自宅に戻ると、溜まっていた家事をやりましたが。
三人で手分けするとあっという間ですね。
アルバイトの合間に大学に通っている真利ちゃん。
卒業しても、今の仕事は手放さないようです。
何も運命らしいものがない。
実力主義こそ正当ですが。
不当な好運も実力であると誤認されることがあります。
実力主義を徹底するほど、運命らしいものがない人になります。
未称ちゃん。
購入した本を読んで、あっという間に次の日になり。
出勤です。
読んでいた本。
ジョン・デューイ。
学校と社会・子どもとカリキュラム。
経験と教育。
講談社学術文庫。
22
なんで?
なぜ?
そう問われても。
なんで答えないといけないんですか?
なぜそれに答えないといけないんですか?
謎。
付近を探索しています。
ドライブ中。
自分の住んでいる土地を散策するのは基本ですね。
転居すると、出来なくなる。
意外な発見もある。
発進。
未称。
「なぜか他人は、言葉について、定義で解釈するよね。」
真利。
「定義で言葉を解釈するのですか。」
絵夢。
「発言の意味を当てるゲームなんですけれどね。」
未称。
「定義通りの発言で解釈する人は、馬鹿正直な伝達になってしまうね。」
真利。
「発言の意味だけが言語であって、言語は定義通りのものではない。」
絵夢。
「発言を、その言葉の定義で解釈するなんて、言語を知らないんですよ。」
未称。
「意味を当てないといけない、実際、言葉の意味だけで、すべてが語られています。」
真利。
「その言葉は何を意味しているのか、実際にはこちらの方が優先ですね。」
絵夢。
「定義だけで言動を解釈するのは、いろいろと勘違いや不具合が出てきますね。」
未称。
「言語は、その言動の意味を探るゲームです。」
真利。
「定義通りに解釈なんてすると、まったく相手に伝わらないばかりか。」
「誤解だらけになります。」
絵夢。
「なので、意味が大事で、定義通りに話す必要がないんですね。」
未称。
「発言の意味が分からないと、定義で判断することになり、誤解してしまいますしね。」
真利。
「発言の意味を当てるのは、訓練が必要ですし、それを言語ゲームと呼びます。」
未称。
「当てるのは言語の定義ではない。」
真利。
「意外に、定義通りに解釈すると、認識が外れてしまい。」
「伝達が不十分になる。」
絵夢。
「たいていの人は定義通りに受け取って、意味を間違える。」
真利。
「発言の意味だけに注目すると。」
「何を言いたかったのか、その意味が分かる。」
未称。
「ヴィトゲンシュタイン、哲学探究。」
都市に移動。
車でドライブ。
通りかかった。
無料の駐車場がある公園。
都市の公園にあるベンチにて。
ハンバーガーとポテトと、ジュースを。
大量に持っている集団と遭遇。
青年がそれを見つけて、小競り合いにした。
青年。
「ライトノベルを罵るなんて許さないぞ!」
文学者。
「おや?あなたも関係者なんですか?」
専門家。
「ライトノベルの編集者は飲酒している。」
婦女。
「飲まずにあんなもの書けますかね。」
市民。
「あの小説が傑作なんて信じられないね。」
文学者。
「あなたは日本の文壇を信じますか?」
「それともライトノベルを信じますか?」
青年。
「あなたは自称玄人なんですか?」
文学者。
「皆の衆、この質問をした人が、文学について。」
「一時間ほど演説してくれるそうですよ。」
青年。
「ああ、あなたは玄人なので、あなたの方がご存じです。」
「変な事を言ってすみませんね。」
路地裏に進んでみると。
ガレージを集会場にした。
家屋がありまして。
ガレージの中に椅子や机と本棚があります。
隣にある、画家の売店を見ていたら。
隣で討論をしている。
弟子。
「作品と作家の関係性について教えてください。」
文学者。
「作品は作者の体験談となっています。」
弟子。
「それにしては空想ばかりじゃないですか。」
文学者。
「そうなんですよ、空想が足りないのです。」
弟子。
「それでは、作者が人生を歩むごとに、作品が生まれるのですか?」
文学者。
「あまりに現実そのものを書くので、醜悪であると非難されますよね。」
弟子。
「なるほど、そうですよね、もっと空想を書かないと駄目ですからね。」
文学者。
「ライトノベルの作者なんてノンフィクション作家なんですからね。」
弟子。
「どうりで、おかしな話ばかりだと思ったら、実話なんですね。」
達人。
「私は編集者と話す前に、私の年齢と職業、半生から預金まで。」
「素早く話す。」
弟子。
「なぜそんな関係のないことを?」
達人。
「あらかじめ話しておけば、もう語る必要がないので。」
文学者。
「そうですよね、後から追及されて、話が長くなりますからね。」
達人。
「あの作家達は、随分と長く文学をやっているよな。」
文学者。
「そうですね、白紙の原稿に向かって十年になりますからね。」
弟子。
「いい加減に、一万文字くらい書いてほしいものです。」
文学者。
「編集者と会議をしたそうだな。」
達人。
「それを話すと愚痴になってしまうので、ここでは話しません。」
弟子。
「考古学の話でもどうですか。」
文学者。
「なぜ今ここで考古学なんだい?」
弟子。
「恋人が考古学みたいに、僕の過去を発掘するんですよ。」
達人。
「ろくなものを掘り返さないんだろう。」
学徒。
「先生方、通俗小説と純文学と、どれをやればいいんですか?」
「私は通俗小説だと思います。」
学生。
「そんなことはない、時代は純文学なんですよ。」
文学者。
「君達は他と違って真面目に文学をやるのかい?」
学徒。
「はい、真面目にやります。」
学生。
「そうです、本気でやります。」
文学者。
「意見は一致したので、向こうでもう一回。」
「文学について議論しなさいよ。」
学徒。
「そうですね、もう一度、議論をやり直します。」
学生。
「真面目に文学をやる、所から議論は再開ですね。」
車内にて。
古本屋に到着。
ちょっと会議をしてから。
掘り出し物を狙います。
つい最近、出た小説が半額になる時代。
ライトノベル漫画はすぐに出て二百円で売られる。
希少本や大人物の書籍は、大金を支払わないと手に入らない。
その差が比べ物にならない。
未称。
「近頃の小説について知っていますか?」
真利。
「みんな知らないから、あんなに陳列されているんですよ。」
絵夢。
「知っていたら、みんな買いませんよ。」
未称。
「とまあ、皆、後から小説について知るようになるのです。」
真利。
「未来予知なんて人間には出来ませんからね。」
絵夢。
「最近の小説は、立ち読みが推奨されます。」
未称。
「読者は、自分を信じるつもりですか?評判を信じるつもりですか?」
真利。
「それは二択しかない、珍しい質問ですね。」
未称。
「どちらを選んでも、構いませんけれどね。」
絵夢。
「私に責任は負えませんしね。」
未称。
「出版業界は、優秀作品や佳作を、棚に並べないなんて。」
「ケチなことをしていますね。」
真利。
「大層な富裕層が出版業界を支配しているんですよ。」
絵夢。
「それなら、あんな道楽を棚に並べる説明がつきますね。」
未称。
「やめましょうよ、駄作を棚に並べて遊ぶ富裕層に喧嘩を売るのは。」
絵夢。
「そうですよね、富裕層の機嫌を損ねたら、佳作でも並べてくれないよ。」
真利。
「駄作ばかり並べて豪遊とは、凄まじい富裕層が出版業界にいるんですね。」
未称。
「しかし作品の中は滅茶苦茶でも、本のデザインは優秀ですよね。」
真利。
「作中の世界は滅茶苦茶でも、本のデザインだけは優れていますね。」
絵夢。
「人間世界みたいな本ですよね。」
未称。
「人間世界は滅茶苦茶でも、本のデザインだけは綺麗じゃないですか。」
真利。
「人間世界の惨事についての訴訟はどこに持っていけばいいのやら。」
未称。
「神様を恐れない人に持って行きましょう。」
絵夢。
「無神論者に提出しましょう、どんな目に遭っても平気ですから。」
真利。
「それは名案ですね、訴訟は無神論者に持って行きましょう。」
古本屋。
大型店舗。
中年男性が、古典を揃えて欲しいと。
手間賃と資金をくれたので。
ついでに揃えています。
古典を読んだばかりで。
倫理の授業以来、読まなくて後悔しているから。
慣れているメンバーに頼んだ。
その人は祖父の友人。
未称。
「今時の小説家は、トルストイ文法を知らないんですよ。」
絵夢。
「そんな文法を知らなかったら、まったくの素人ですね。」
真利。
「そんな文法、よく読むだけで判明しますしね。」
未称。
「出発する前に、家の中で五百円を見つけた。」
真利。
「私も見つけた、メールしたら、拾った五百円は着服しろ、誰も見ていないからって。」
絵夢。
「どんな文章で連絡したんですか?」
未称。
「五百円が落ちているから、どうすればいい?」
絵夢。
「肝心な部分が抜けていますね!」
未称。
「返信した、後で五百円のことは忘れてください。」
真利。
「そんな小銭には、拘らないって言っていたね。」
絵夢。
「よし、もう少し拾ってみよう。」
未称。
「古本屋も、そんなにたくさんないね。」
「なんですか、自宅にある、祖父の書斎にある小説は。」
「比べ物にならないほど面白いものばかり。」
「大人物の著作と、希少本ばかりでしたよ。」
絵夢。
「昔は大人物しか小説を書く権利がなかったという。」
真利。
「玄人しか採用されない、古き良き時代ですか。」
未称。
「今時の小説を嘲笑したら、怒っている人が少なからず出た。」
絵夢。
「なんで彼らは自分には関係ないことで怒るのですか!」
未称。
「駄作を笑っているだけで、傑作は笑っていないじゃないですか。」
真利。
「因果関係が変だなあ。」
未称。
「今時の小説なんて買ってしまったので。」
絵夢。
「それだったら、十八禁の棚に置いてあれば、問題にならなかったね。」
未称。
「内緒話にしておくことが出来なかったので。」
真利。
「小説なんて一人で読むべきですからね。」
絵夢。
「あんなもの読んでいるから、出世しないんでしょうね。」
未称。
「素人が書いたものを読んだら、財産も地位も低いままですよ。」
「知性も無くなるし、何事も失敗する。」
絵夢。
「影響を受けるからね!」
真利。
「小説を読んだせいで、感化されるんですね。」
未称。
「シェイクスピアを読めば治りますね。」
絵夢。
「それまでが長そうですが。」
未称。
「とまあ、私が真実を言ったことは忘れてほしいものです。」
古典、古本だけれど、美品なので。
お勧めを揃えて、到着。
デカルトの著作、アリストテレスの著作、プラトンの著作。
初心者のお勧めを揃えられました。
玄関でもめ事。
父親。
「あのバカ息子!また俺の金を持って街に出たな!」
母親。
「なんて男ですか、教育に失敗してしまったわ!」
父親。
「まったくだ、お酒の飲み方も、賭け事の必勝法も学ばずに。」
「お金を持って街に行くとは、とんでもない奴だ。」
息子。
「ああ、無一文になった、家に入れてくれるかな。」
姉。
「あんな大金を失ったのですか。」
息子。
「もう死にたい、首をくくるしかない。」
姉。
「父さんが、このお札で縄と刃物を買えって。」
息子。
「よし、これでもうひと勝負してくる!」
姉。
「賭け事は日本では違法ですよ。」
息子。
「罰金はもう支払ったから、いいじゃないか。」
父親。
「おい馬鹿息子、そのお金は貸した金になったぞ。」
息子。
「何だって!もう散財はしないことにするよ!」
母親。
「若くして借金は良くないからね。」
姉。
「そのお金を友人に貸してごらん、お父さんは許してくれるわよ。」
息子。
「許すって何ですか?」
姉。
「あんたが先に知る営みのことよ。」
息子。
「分かった、そうすることにする、なんか嫌な予感がするよ。」
納品して。
ちょっと祖父の友人の男性は興奮していましたが。
追加で報酬を貰いまして。
それが高級なお歳暮数点なんですね。
興奮していて、男性が無理をしていたので。
素早く帰りました。
家の前にて。
子供。
「ねえねえ、小説って何なの?」
母。
「もう昔のことですからね。」
父。
「昔、流行っていたものだからね。」
子供。
「だから、小説って何なの?」
母。
「何でしたっけ?」
父。
「かなり昔のことだからね。」
子供。
「誰も知らないんだね。」
郊外で遭遇。
ちょっと道を変えようとしたら。
何やら話している。
都市の大金持ちが病死した。
葬儀にはたくさんの人が参列した。
遠くで泣きわめている人がいた。
市民。
「家族ですよね、悲しいものですな。」
青年。
「あの人は家族ではありません、お金持ちが消えたので泣いているのです。」
市民。
「なんだって!あれは大金持ちなのか!」
「いけない、俺も泣けてきた。」
青年。
「そうですよね、我々はいろんな事情でお金持ちの葬儀を悲しむのです。」
市民。
「遠回しに関係がある人だったよ、俺は退勤したら、お酒を飲むことにする。」
帰宅途中。
林道から帰宅中。
遠くで遭遇してしまった。
事件現場。
道路の真ん中。
路上で歩いていた農民。
自作の銃器を持っている強盗に脅された。
強盗。
「金を出せ、さもなくば命をもらうぞ。」
農民。
「分かった、お金は出す。」
「ただ、強盗なんかに盗まれたなんて知られたら。」
「みっともないので、お前が武器を持っていたという証拠に。」
「この帽子を撃ち抜いてくれないか。」
「そうすれば勝ち目のない相手に従ったという証明になるから。」
強盗。
「いいとも、ほら帽子に穴が開いたぞ。」
農民。
「次はこのバッグを撃ち抜いてくれ、ひとつだけでは足りないので。」
強盗。
「バッグに大穴が開いたが。」
農民。
「次は、この請求書を撃ち抜いてくれ。」
強盗。
「あれ?弾が切れたな?」
農民。
「よくもやりやがったな、糞野郎!」
強盗。
「ぐわっ!」
農民に殴られた強盗、倒された。
強盗、農民に拘束された。
自宅の庭に入ると。
すぐ近くで事故が発生。
双眼鏡で見えてしまった。
自動車が二両、クラッシュ。
事故が起きた、二人共、有神論者である。
何とか事故車から脱出した二人は無傷であったが。
自動車は損壊した。
有神論者。
「こんな大事故なのに、お互いに無事ですね。」
信徒。
「まったく凄まじい事故です、加護がなかったら、お終いでしたね。」
有神論者。
「この後、平和に過ごせるように、神様はすべてを見逃してくれたのですよ。」
信徒。
「神様の計らいに違いありません、おや、買い込んでいた。」
「日本酒が無傷で残っています、一杯やりませんか。」
有神論者。
「いいですね、災難ではなく、これは祝福なんですよ。」
信徒。
「いい飲みっぷりですね、私は後から頂くことにします。」
有神論者。
「これは美味しいお酒ですね、あなたも飲みましょうよ。」
信徒。
「ああそうですね、私は警察が来るのを待っていますので。」
「それが済んだら飲みますね。」
振り返ると、パトロールカーが来ていた。
警官は何か質問したい様子でした。
家事をして。
いつもの買い物をしようと。
馴染みの農家から直接、購入するために移動。
突然、天使のような男性が現れて。
停止するように促した。
その瞬間。
崖崩れが起きて、目の前の道路が落石で破損した。
未称。
「おっと危なかった、あなたは誰ですか?」
天使。
「僕はあなたの守護天使です。」
「前々からあなたをずっと守っていました。」
未称。
「前々から?いつから?」
天使。
「かなり昔からです。」
未称。
「なるほど、人生の最初から?ずっと前から?」
すると、過去について憤慨した。
目の前の天使のような男性を殴りつけた。
天使のような男性は吹っ飛ばされた。
未称。
「昔ということは、こういうことですね!」
天使。
「なぜ守護天使である僕を殴るんですか?」
未称。
「私が生まれる直前まで、お前は何をしていたんですか!」
天使。
「生まれるのを停止させて欲しかったんですね。」
「残念です。」
「事故死だけは阻止しました、さようなら。」
天使のような男性。
突然、消えた。
今日も無事に、日の入り。
世の中、余暇が欲しくてたまらない人がいるものです。
そういう人は、閑暇の使い方を理解していて、欲している。
そういう人に限って、余暇、閑暇が手に入らない。
なんという不条理!
小話。
わが国では、言論の自由は保障されている。
例えば、私が小説やら文壇に。
駄作小説家と文壇の大馬鹿野郎が!
なんて言ったとしても、書いたとしても。
誹謗中傷すらされない、言論の自由があるから。
23
市街地にある博物館に来訪している。
国会議員ですが。
謎の群衆に押し寄せられて。
包囲されてしまい。
機動隊が制圧にかかっています。
なので、博物館周囲の道路が封鎖されて。
寄り道しようとしていた古本屋に行けません。
次があったら、次に行くことになりましたが。
治安が悪いですね。
未称。
「あらまあ、人気者は辛いですね。」
真利。
「そこまで目立ってしまう為政者って何でしょうか。」
絵夢。
「目立つだけで疎まれたりもします、内容が同じでもね。」
未称。
「不正でもやったんでしょうか。」
真利。
「報道によると、国会議員は、よくある優等生で。」
「何も不正がない。」
絵夢。
「まあ、あれだけ人が集まるんですし、何か際立っている所があるのでしょうね。」
真利。
「暴動になっていますけれどね。」
未称。
「配信者が面白がって、ライブ中継しながら。」
「群衆の中に入っていますが。」
「観ますかね。」
真利。
「どんな理屈なのか知りませんが。」
「暴動になるくらいの、きちんとした理由はあるんでしょうかね。」
絵夢。
「理由が足りないことなんて、けっこうありますけれどね。」
コンビニの駐車場で。
停車して、車内のテレビを起動。
ライブ中継。
ユーチューバー。
果敢に飛び込んでいる。
治安当局がジャーナリストと誤認したおかげで。
狙われない。
暴動の人数は五百人ほど。
左派。
「すべての問題は、あいつにある。」
「だからあいつを倒せば、すべてが解決する。」
暴民。
「あいつを倒せば、すべてが良くなるんだ!」
愚民。
「すべてあいつのせいだ、あいつがいなくなれば、俺達のすべてが良くなる。」
衆愚。
「俺達が底辺なのはあいつのせいだ。」
「あいつを何とかすれば、俺達は底辺から脱出できる。」
左派。
「すべての原因はあいつなんだ、あいつがいなくなれば問題は無くなる。」
「そしてあいつが居なくなれば、すべてが解決する。」
暴民。
「俺達はあいつのせいで台無しなんだ!」
愚民。
「あいつのせいで、すべてが滅茶苦茶だから。」
「あいつがいなくなれば、滅茶苦茶から回復できる。」
衆愚。
「よく考えてみれば、何でもあいつのせいだ!」
左派。
「あいつが問題だから、あいつがいなくなれば、俺達のすべてが解決する。」
ユーチューバー。
「なんて酷い言い分なんだ。」
撮影していたら、流れ弾が当たって。
中継しながら離脱するユーチューバー。
暴動の中にスタングレネードが投げ込まれました。
三発が続けて炸裂。
暴動を行った五百人、一瞬、放心状態になったら。
少しずつ帰って行き。
残ったのは五十人。
洗脳して数を作ったらしくて。
洗脳が解けた順番からいなくなり。
数分で、暴動、鎮圧された。
報道でも写っている。
ユーチューバー。
遠くに逃げて、配信を終了していた。
未称。
「誰かを問題にして、その問題にした人を排除すれば。」
「解決するなんて、安直ですなあ。」
真利。
「自分達の問題を誰かに擦り付けて。」
「その擦り付けた人を排除すれば解決するなんて。」
「馬鹿げている理屈ですね。」
絵夢。
「誰かを問題にしておいて、その誰かを攻撃して。」
「解決を計るなんて、滑稽ですなあ。」
未称。
「あんな幼稚な考え方を真面目に受け取る人もいるんですよ。」
真利。
「あんなの、ひどいくらいに単純化した解釈ですなあ。」
絵夢。
「本気にした所で、問題を擦り付けた人を排除しても。」
「何も解決していない、むしろ悪化するという。」
未称。
「何々があって、これは何々のせいなので。」
「何々を倒せば、すべてが解決する。」
真利。
「それって単純過ぎますね、いちいちそんな考え方なんですかね。」
絵夢。
「そういう単純な考えを、本気にしている奴も、けっこういるんですよ。」
駐車場から出ます。
自宅の買い出しに来たのに。
思わぬものと遭遇しましたが。
離れていたので無事です。
暴動は武器を持っていません。
最初から負けることが決まっている戦いです。
数で言う事を聞かせようと試みても。
武力を持ち出されて、鎮圧されて終わります。
ナポレオンは、将軍の時代。
暴動に大砲を撃ち込んで鎮圧しました。
正反対のロベスピエールは、軍隊を仕向けられた時に。
民衆を使って軍隊と戦わせようと試みましたが。
雨が降ったので、民衆は去ってしまい。
拘束されて処刑されています。
日本ではデマで暴動に発展した実例がありますね。
自衛隊の反撃規定を緩和しました。
現場では、別の国の軍隊が、自衛隊を護衛するという。
訳の分からないことが起きており。
いい加減、自分達で自衛してくれと、苦情があったようです。
改正で、自衛隊が、自衛戦闘が容易に行えるようになったと言われています。
しかしデマで「戦争が可能になる法案」と誤解されて、暴動になりました。
歴史から消された事件ですが、幼い人も大勢、いたんですね。
正反対に、アメリカでは、銃器の合法化がされていますが。
総火力が、アメリカ陸軍の全体と釣り合うくらいに調整されているようで。
それが隠されたメリットになっています。
インターネット。
大乱闘。
意見と言うより、事実の設定を試みている。
量子力学の格言と同じく。
インターネットには客観的事実なんてものはない。
自分で見た事実だけがある。
大衆。
「何々のせいで何々になった。」
「なので何々のせい。」
「従って、何々を倒す、そうすればすべてが解決する。」
弁論家。
「仮に倒しても、何も変わらない世界があると思うよ。」
道化師。
「世の中の問題を何かのせいにして解決したことにしようぜ。」
偽悪者。
「なにかあったら、誰かのせいにして、解決したことにしようぜ。」
愚者。
「何々のせいにしている間は、問題を保留できる!」
弁論家。
「それで解決しない現場があるんですけれどね。」
偽悪者。
「問題を遅延して、先送りにするだけ、なんだけれどね。」
偽善者。
「その都度、黒幕がいて、そいつを倒せばいいんですよ。」
市民。
「お前がその黒幕だろ!」
現実主義者。
「仮に、こいつがいなければ、なんて黒幕を設定して、倒したとしても。」
「倒す前と倒した後は、自分達が何も変わっていないことに気づくだろうね。」
老人。
「自分達が問題だとは、認めない愚か者共めが。」
少女。
「自分達の問題から目をそらすために、何かを全員で攻撃するのです。」
紳士。
「攻撃する割には、攻撃が成功した辺りで、実行した人々は。」
「回復できない損害を受けているけれどね。」
婦女。
「あるのは数だけでしょ。」
婦人。
「他人の都合で黒幕扱いされてもねぇ。」
夫人。
「そうよね、他人の都合で、黒幕呼ばわりされてもねぇ。」
少年。
「ねえねえ、なんで頭のおかしい人達って、責任転嫁ばかりするの?」
「被害妄想で他人を黒幕にしているの?」
女子大生。
「自分のせいにしたくないから、自分が問題だと思わないために。」
「他人のせいにして、対象者の討伐を目標にして、自分の問題を遅延するのです。」
会社員。
「他人は自分達の都合を押し付ける、便利な身代わりですか、そうですか。」
ソーシャルメディア。
大論争。
左派は安直な考えを持つことで有名。
ローマ史でもある通り。
こうなったのはカエサルのせいだから、カエサルを倒せば、ローマは元通りになる。
なんて単純な考えで、左派による暗殺は実行されたが。
後継者、カエサルの養子によって、主犯格は処刑される、攻め込まれる、などして全滅。
ブルータスが目立つのは、カエサルから息子のように大事にされていた青年なので。
忘恩の象徴として、ローマ史でも目立ってしまうのであった。
ちなみに、右派を目撃することはまずない。
左派は、自分達の問題を人のせいにして、身代わりにする?
左派は考え方のことです。
二人はスマートフォン操作中。
未称ちゃん、安全運転をしています。
時速五十キロメートル付近で走行。
自宅に到着。
物資、補充。
レーションとカロリーメイトは非常食。
最近はたくさん常備。
家事をしてから。
予定通り。
天文台に到着すると。
有給休暇で依頼されました。
未称。
「レジスタンスのせいで滅んだ、某島で探しものですか?」
祖父。
「連絡があってね、身内が避難する時に、多数の金庫と財産はそのままなんだ。」
「特に金塊や金貨は取り残されているし。」
「そこは山賊や犯罪組織が出没する所。」
「軍隊が維持しているとはいえ。」
「危険地帯だからね。」
祖母。
「できる限り持ってくれば、何割かはくれるって。」
「鍵もここにあるし、地図もあるから。」
「生きて帰って来てくれるかしら。」
未称。
「あんな危険な場所に取り残したんですか。」
真利。
「しかも、身内の頼みですからね。」
絵夢。
「断る理由はないですね、ちょっと腕試しをしたい。」
未称。
「私も、そのくらい出来るって証明したい。」
真利。
「無事に持ち帰って、有能であることを証明しますよ。」
絵夢。
「私は臆病者ではありませんからね。」
祖父。
「素晴らしい、それでは持ち帰ってほしいリストと装備。」
「船の手配はしておくから。」
祖母。
「政府にも、入島許可は申請してあるわ。」
「知り合いの旅行会社が協力してくれるから。」
未称。
「挑戦ですね、人生、挑戦が面白い所。」
真利。
「自分の能力以上のことではありませんからね。」
絵夢。
「無能と呼ばれたくないので、大事業に参加する私であった。」
天文台から。
帰宅。
夕方。
自宅に装備が届いているので。
割と近くの港から、飛行艇で空と海から侵入することにしました。
数日後に実行です。
24
飛行艇から、某島に到着。
着水してから、海岸に上陸。
港にある検問所に行き、照会してもらって。
許可を得たので、徒歩で侵入。
目的地まで距離がある。
未称。
「港は綺麗ですが、先に行くと残骸だらけですね。」
真利。
「反政府軍と特殊部隊が激しく戦った場所らしいです。」
絵夢。
「今は闇取引の島と言われていますね。」
未称。
「島民はいませんね。」
真利。
「避難したままですね。」
絵夢。
「瓦礫やら荒らされた家屋だらけ。」
真利。
「おや、旧式のノートパソコンが置いてある。」
未称。
「それって性能が極端に低くて。」
「捨てられたままなんですよ。」
絵夢。
「持ち去っても、使い物にならず、スクラップになるだけ。」
未称。
「計画では森林地帯を進んだ丘の上まで。」
「途中に、湿地帯と河川がある。」
真利。
「まさに廃墟ですね、人がいません。」
絵夢。
「何かに狙われたら、戦闘になるので。」
「武器は棍棒があります。」
未称。
「そう言えば協力者が、この先にある祠に何か置いてあるって。」
真利。
「これですね、裏にはボウガンがあります。」
絵夢。
「これで自衛は足りますね。」
「帰る途中に戻せばいい。」
平地から。
ブロック塀が並んでいる集落に入りました。
周囲は林になっていて。
高低差を活かして、家屋が段々畑みたいに並んでいます。
そこを抜けると、畑があって。
河川の橋があり。
そこから高低差が激しくなりました。
山道みたいな所を通ります。
ちなみに、携帯トイレを持っていて。
最初からオムツを履いていますが。
廃墟になった所に、勝手に使える便所があって、地図に載っています。
ちょっと使わないかも。
中央の道路に出ましたが。
大型店舗があり、ここは常駐している自衛隊が拠点にしていますが。
島の管理人と、復興スタッフもいるので。
ここで休憩にしました。
未称。
「この距離だと、一泊になりますね。」
真利。
「寝袋は久しぶり、今の所、危ない連中は見ませんね。」
絵夢。
「滅んだ島にしては、比較的、安全ですなあ。」
未称。
「目的地に簡易シェルターがあるので、そこで一泊できます。」
真利。
「ちょっと、体力の温存が出来ていませんよ。」
絵夢。
「急ぐ必要はありませんからね。」
未称。
「ここで中間地点、体力はけっこうある。」
真利。
「疲れる前に休みますよ。」
絵夢。
「疲れる前に休憩するのが基本ですよね。」
「疲れてから休むのは順番が違います。」
未称。
「軽疲労になってから休むのは、間に合っていませんね。」
「疲労する前に、休憩をして、体力を節約するのです。」
出発、再開。
森林の道を進みました。
所々、塹壕や洞窟がありますね。
撃破された戦車もありました。
何者かが歩いていて。
挨拶をして来ました。
スタッフ。
「こんにちは!」
未称。
「あら、話が分かる相手もいるのね。」
真利。
「話せる人がいるのは素敵ですね。」
絵夢。
「まともな会話もできない人も、いるものですからね。」
スタッフ。
「細かい事は抜きにして、今ここの島は相対的に安全だよ。」
「用事は早くに済まして立ち去るといいよ。」
未称。
「忠告をどうも。」
真利。
「前に何かあったんですか。」
絵夢。
「時々、事件があるらしいのですけれど。」
スタッフ。
「まあ世の中、知らない方がいいもの、見ない方がいいものも、あるものですから。」
未称。
「その一言で理解できました。」
真利。
「たまにこの島でいろいろあるんですね。」
絵夢。
「今は、たまたま安全なんですね。」
スタッフ。
「何か湧くと、お嬢さんみたいな美人が狙われるから。」
「その時は巡回している警備員を頼ってね。」
巡回している役人でしたね。
危ない時期がたまにあるらしい。
島は今、復興しているので。
その基礎を作ろうと、たまに役人が歩いているのを見かけます。
さて、夕方になって、目的地に到着。
豪邸なんですね、どうやら別荘の様子。
鍵を開けて中に入りました。
未称。
「豪華絢爛、お金持ちですね。」
真利。
「自国民でお金持ちって、稀ですからね。」
絵夢。
「自国民って、ある年代から、貧困層ばかりですからね。」
未称。
「目的の金庫は地下ですね。」
真利。
「貴重品は、カトリック祭壇の裏にあるらしいのです。」
絵夢。
「ちょっと扉が開かない。」
未称。
「蹴破れ。」
真利。
「懐中電灯があって良かった。」
絵夢。
「さて、ゴミ拾いですよ。」
未称。
「ゴミではなくて財宝です。」
真利。
「残っている金目のものも、持ち帰ります。」
絵夢。
「荒らされていますけれど。」
真利。
「弾道ミサイルでも撃ち込まれて、無法地帯になったんでしょうね。」
未称。
「一時的に無法地帯になった、豪邸ですか。」
真利。
「金庫は二個ありますが、中身は金塊が五個ほど。」
「私が持ちますね。」
絵夢。
「金貨は祭壇の裏に十枚ありました。」
未称。
「指輪やアクセサリーとか宝石の類が。」
「屋根裏部屋にありまして。」
「私が持ちますね。」
真利。
「荷物、圧迫に注意。」
絵夢。
「次の別荘に行きましょう。」
未称。
「すぐそこですね。」
二軒目。
この別荘は破損していて。
別荘の庭に金庫が埋められているので。
持参した道具で掘り出しました。
畑の真ん中に埋められていた。
中身は、銀貨が満載。
荷物は重くなる。
最後の一軒。
門がやたらに大きい。
鍵を開けて、敷地内に入ると。
すぐそばに。
簡易シェルターがありました。
邸宅の中は、マニアックな腕時計、高そうな絵画、最高級のスーツがありまして。
窃盗に入られたにしては、いろいろ残っていて。
リストに入っている大半は回収できました。
少数は略奪されたか、焼失したか、交戦で破損したのか。
発見できませんでした。
簡易シェルターで、夜を明かします。
未称。
「危険地帯で有名なのに、特に何もいないね。」
真利。
「長居すると、いろいろ出てくるらしいよ。」
絵夢。
「現に、住民らしい住民がいないんだし。」
「住むことができないほどだから。」
「油断するのはやめよう。」
未称。
「少数の農民と漁民しかいませんからね。」
真利。
「思わぬ襲撃があったら困るし。」
絵夢。
「あまりに静かな夜ですね。」
「誰もいないみたい。」
簡易シェルターを閉めて。
寝ようとしたら。
遠くの方で銃声がしまして。
誰かが、誰かと撃ち合っていました。
そのあと、野生動物が遠くを通過しました。
危険地帯と呼ばれるのは嘘ではないね。
夜が明けて。
飛行艇の予約が来るまでに離脱することに。
古びた自転車があるという報告を受けていたので。
倉庫に向かうと、かなりの数の使える自転車がありまして。
それで予定通り離脱します。
未称。
「この荷物で徒歩での脱出は厳しかったね。」
真利。
「できないこともないけれど、無理があるかも。」
絵夢。
「予約している時刻から、ずっと飛行艇が待機するので。」
「遅れても平気ですよ。」
自転車で、道路を滑走。
ただ、いろんな所に陥没やら。
倒木があり。
避けるために、ちょっと無理な運転をしました。
あの大型店舗に戻って来て。
休憩。
拠点で、会議が開かれている。
隊員。
「昨日の夜、正体不明の集団が侵入して来た。」
役人。
「それは知っている、なぜか銃撃して来て。」
「仲間が逃げ回ることになった。」
傭兵。
「これはまたひと騒動、起きそうですな。」
未称。
「無人地帯みたいな場所だから、法律のグレーゾーンなのね。」
真利。
「攻撃されたら、救援が来ないような所ですね。」
絵夢。
「接敵しなかったので、我々とは無縁な事件ですね。」
休息のち。
自転車で移動。
祠にボウガンを戻すと。
もう終盤です。
港の検問所に戻って来て。
そこの施設で休んでいると。
飛行艇が着水。
飛行艇に戻って、脱出できました。
都市の港に戻ると。
自動車で帰宅。
戦利品を自宅に持ち帰ると。
帰宅した祖父と祖母が鑑定。
身内に連絡しまして。
後に、小切手を渡されまして。
そこそこの金額です。
任務、達成ですね。
しばらく休養するように言われました。
未称。
「しかし、思ったよりうまく行きましたね。」
真利。
「もっと難しいと思っていました。」
絵夢。
「私は多分、できるだろうと、楽観的でしたよ。」
未称。
「しかも想像よりは危険が少なかった。」
真利。
「謎の銃声くらいですかね。」
絵夢。
「何がいるのか分からない場所でしたが。」
「いろいろといる訳ではなかったんですね。」
未称。
「治安が悪い事が印象に残りました。」
真利。
「襲撃されたら、分が悪い場所でしたね。」
絵夢。
「我々は狙う必要がない、現場の乱闘のようでしたね。」
二日、休んで。
天文台に出勤すると。
映像作品の製造やら、文章の調整やら、溜まっていました。
施設内、細かい所から不備や不具合が出ていたので。
施設の細かい所を、夜まで修正。
そこから、いつも通りの日々に戻りました。
持ち帰った貴重品、身内は大喜びして。
小切手をおまけしてくれました。
かなりの冒険になりましたが。
このくらいのことは出来ますよと、示すことが出来て。
身内と同僚と友人と語り継がれる。
ちょっとした冒険譚になるのでした。
25
リアリズム(現実主義)も思想です。
国語辞典参照。
深夜、科学者は活動中。
夜間は、アナログ望遠鏡が使えますね。
天体望遠鏡は、今はデジタルが主流。
衛星軌道上に、宇宙望遠鏡となる人工衛星が設置されているので。
そこから宇宙が見えたりします。
しかし宇宙を見るようになると。
宗教観が、宇宙論を含んだものになり。
宗教と科学が融合しがちです。
夜空を見ると、宇宙と宗教はぴったり合いますし。
よく見える月ですら、実際に遠くにあるものなんですね。
月は周回軌道が速くて、すぐ見えなくなるので注意。
地上ですら、地球誕生のしばらくは、溶岩の海とか。
もう少し進むと氷の惑星であったとか、諸説ありますね。
地球46億年は、合っているのか、合ってないのか。
宇宙の年齢が138億歳なので、宇宙誕生90億年後で地球誕生?
インフレーションしてすぐに天の川銀河が誕生。
その中から星雲が現れて、地球が出来るのなら。
遅過ぎるような?
実際には、何度も文明が滅んで、人間が住めなくなり。
その次の文明が生じると、また次々と滅んで、それを繰り返すと。
若い地球説と古い地球説のどちらも支持できない。
只今、夜間警備中。
リフレッシュルームにて。
宗教観中立で論じています。
特定の宗教を否定するつもりはなく。
神という定義の広過ぎる辺りが争点ですね。
実は、近年、宗教観中立は人気の討論になっています。
時代を先取り。
英美。
「ああ、宗教が中立になってしまった。」
科学者。
「偽物に引っかかる余地はなくなったかと。」
研究者。
「宗教が中立ですか、それは斬新ですね。」
同僚。
「それは強みだ、欠点ではない。」
英美。
「宗教?宗教って何ですか?」
未称。
「今の時代、昔の何が間違っていたのか。」
「具体的に暴かれることばかりですね。」
英美。
「知らない間に、あんなにたくさんの間違いをしていた。」
真利。
「後からしか、間違いが発覚しない、残念な所ですけれどね。」
絵夢。
「しばしば、経験以外に何も技能を持っていない場合がある。」
英美。
「経験だけで他に何もない、無能ですか?」
未称。
「経験を美化して、後知恵を繰り返す凡人の増長ですかね。」
真利。
「経験なんて言い出しても、経験しないと分からないんだろうと。」
「笑われますよ。」
絵夢。
「経験しても分からない人なんていくらでもいます。」
「同じことを何回も繰り返して、ようやく一個だけ分かる程度ですね。」
未称。
「剣術や拳法の達人みたいに、経験で研ぎ澄まされて。」
「極めていくと信じているらしい。」
英美。
「凡人から確信を取ったら、何も残らないけれどね。」
未称。
「確信って、とある結果を信じる、しかし信じるだけです。」
「信じるだけで、裏切られると。」
「信じたまま倒れていく。」
真利。
「確信だけ取れると、それだけで倒れる人もたくさんいますね。」
絵夢。
「間違いって、具体的に言及されるまで、なかなか証明できないけれど。」
「教育において、たくさんの間違いを繰り返していた。」
未称。
「間違いであると判明するまで、繰り返される。」
真利。
「間違いが明らかになると、実験体の捨て駒みたいに。」
「既に捨てられた人がいたりした。」
未称。
「社会って、いつも何かしらの実験をしていて。」
「無作為に選んだ被検体を使って、失敗したら捨てている。」
「その実験の繰り返しで、成功した社会だけが選ばれていく。」
絵夢。
「いきなり実験に巻き込まれるのですよ。」
英美。
「ちょっと科学的とは言えないね。」
科学者。
「人ではなく、動物で実験すべき。」
未称。
「社会が失敗すると、被験者はその都度、捨てられて、社会は前進する。」
科学者。
「ちょっと社会って信用できないですね。」
英美。
「社会を信用している人なんていますかね。」
未称。
「常に社会の脅威に怯えている人ばかりです。」
真利。
「人間が作ったのに、人間を脅かすようになった社会ですか。」
絵夢。
「特定の思想に立場を落ち着かせていると。」
「避けやすくなりますよ。」
「社会なんていつもヒューマニズムですからね。」
「それ以外の思想は排除しようとしますね。」
未称。
「反対に、神の摂理なんて守る義務はない。」
真利。
「人間より劣る神なんて居ますかね?」
絵夢。
「人間に論破されて、批判される神なんていますかね。」
未称。
「そんな宗教、後に古くからある伝統と化してしまい。」
「信仰は捨てられていきますね。」
真利。
「ただ、人間を愚かな生き物として創っておいて。」
「その愚かさのために裁くのはやめろ。」
未称。
「人間なんて完璧に創られていないし。」
「それなのに、完璧ではないからと打つ馬鹿がいるのですね。」
絵夢。
「自分で人間に責められる所を創っておいて。」
「選択肢の問題とか後で言うのは卑劣だな。」
英美。
「幸福な家庭に、障害者を送り込む馬鹿を消してくれ。」
未称。
「ん?そんな神、崇拝しない、礼拝拒否、という仕返しが人間にはできますよ?」
真利。
「馬鹿なことを繰り返して、人間を顧みない神など礼拝するな。」
絵夢。
「正義だとか、摂理だとか、規則とか、教義とか連発して。」
「人間のことを考えない神など、廃れて、その宗教は滅びるがいい。」
英美。
「そんな神なら礼拝しないし、もはや信仰ではない。」
科学者。
「神が誹謗中傷されるって、どっかで見たことあるぞ。」
研究者。
「古代ギリシア人が、神なんてそんなものであると、罵る習慣があった。」
同僚。
「それはどっかの古典で読んだぞ。」
英美。
「あれだと、なんのために人間を創ったのか、わかりませんよ。」
同僚。
「お前が人間を創ったのに、人間がおかしなことをしでかしても。」
「それが怒れるって言うんですね。」
科学者。
「矛盾している神ですね。」
研究者。
「我々が、苦悩するために、世界を創ったのでしょうか。」
英美。
「だとしたら、宗教なんて要らなくなるよ。」
未称。
「自分でいろいろ創っておいて、それが何らかの誤りに行き着いたからと。」
「人を叱責するなんて。」
「人間の手で滅ぼされても文句が言えない宗教ですしね。」
真利。
「祈った内容しか有効ではないし、それ以前は自然の成り行きだけですよ。」
絵夢。
「神はいちいち介入しないってことです、祈った内容だけ届きます。」
未称。
「その礼拝を妨害しようとする、どこぞの愚かな神もいますけれどね。」
英美。
「あんまり人を無視するのなら、お前なんて礼拝しないと、突きつけるといいし。」
未称。
「そんな神、最初から居ない方がいいからね。」
真利。
「神は関与していない、しかし人間世界に不幸や災難がある。」
「これって、人が理屈をつけるせいで、悪化しているよね。」
未称。
「自然界を作って、自然に任せているため、自然の影響を人間は強く受ける。」
「介入して自然を曲げるのも神の技です。」
絵夢。
「神様にとっては、自分が創った自然を曲げるのは、安いのでしょうね。」
真利。
「創造論なら、見事に説明できます。」
「神様は、自然界を作って、人間に社会を作らせて。」
「その中で、人間は自然の影響で。」
「不幸や災難を受けますが、不幸や災難の起源は自然の中にあります。」
未称。
「自然学によると、偶然の交差から。」
「利得が高いと、幸運と呼ばれて。」
「損失が多いと、不幸と呼ばれます。」
「必然は、偶然の交差から。」
「出て来た結果につける名前です。」
英美。
「必然って偶然から出てくるんですね。」
絵夢。
「偶然の交差が社会で繰り返されて。」
「得をすると幸運、損をすると不幸。」
「倒れると、災難と、派生します。」
英美。
「必然に、偶然を左右する力はないですね。」
未称。
「必然はかなり非力です、特定の結果を引き起こす力は皆無です。」
真利。
「偶然の派生を必然と呼ぶので。」
「古代科学ではもはや解明されているんですね。」
絵夢。
「そうですね、偶然の派生を必然と呼びます。」
未称。
「偶然とは何か、これが分かると、必然とは何か、となって。」
「必然に絶対はないと分かりますね。」
英美。
「必然は絶対的ではない、そもそも必然の根拠は?」
未称。
「必然って何ですか?突き詰めると、偶然の評価ですね?」
真利。
「偶然につける評価です。」
絵夢。
「必然って科学が入ると、もはや雑魚ですね。」
未称。
「古代世界で、必然は論破されていたという。」
真利。
「それで、創造論からすると。」
「自然を作って放置したので。」
「祈るまで介入しないという。」
「ホラーティウスが言うほど。」
「原則、介入しなくなった。」
英美。
「しかし幸福な家庭に、障害者を送り付ける。」
「馬鹿な神なんていますかね。」
同僚。
「どこの宗教の神だよ、人間の一生は捨て駒なのかよ。」
科学者。
「君主みたいに、人間を従えてもいいと思っているのでしょうね。」
未称。
「自分勝手な神ですね。」
真利。
「自分勝手な神なんて、誰も信じません。」
絵夢。
「信じているだけで、神と呼ばれるのは理屈っぽい。」
未称。
「試練とか馬鹿馬鹿しいし。」
真利。
「なぜ神の筋書き通りにしないといけないのか。」
絵夢。
「そういう自分勝手な神がいる宗教は、歴史的に次々と滅んでいますね。」
未称。
「結論としては、不幸や災難があると、それに神の介入を認めてしまった場合。」
「誰も神から離れて、反乱を起こされて、その宗教は人間に滅ぼされる。」
「ということかな。」
真利。
「その神から離れれば、それ以上の不幸や災難は起きませんからね。」
絵夢。
「それは私がやりました、なんて出てくる神を捨てれば。」
「災難や苦難、不幸は、いきなり消えてなくなる。」
未称。
「礼拝しなければ、その神が加えた苦難や災難は浮いてしまって、消滅しますからね。」
「不幸が起きて、関与を認めたら、もう礼拝をしなければ解決します。」
真利。
「宗教っぽいものが、実はかなりの矛盾を含んでいて。」
「説明だけで、合理化されていることが分かりますね。」
絵夢。
「説明だけして、それが正しいことにして、何でも認めるなんて愚かな。」
未称。
「神に問い合わせるか、苦情を言えば、その祈りは届きますよ。」
真利。
「ということで、人間世界に神はいちいち関与していないってことです。」
絵夢。
「関与を認めた瞬間に捨てられますからね。」
真利。
「苦境に陥った本人を二度も苦しめることになるね。」
未称。
「天人分離思想ってことです。」
「天と人は分離されます。」
「天と地上は別々に動いています。」
真利。
「変な理屈をつけることなく、解釈の問題であると言えばいいのに。」
絵夢。
「宗教っぽいものの大半は、解釈の問題ですよ。」
未称。
「解釈が問題になっているのに、解釈を巡って、討論になる。」
「正しい解釈なんてある訳がない。」
英美。
「そうやって否定されて、残ったものが、真実になるでしょうね。」
未称。
「神って定義は広いのですが、その行いが批判されたことがない。」
真利。
「神は何もできないのか、敢えてしないのか、もっと良い計画があるのか。」
絵夢。
「天人分離って強いですね、天人一致なんて、何もせずに。」
「何でも天がやってくれると信じている。」
未称。
「偶然の産物に、どんな説明と題名をつけるのか、その大会になっているね。」
真利。
「特に説明の要らない、そうあるだけで何も根拠がない、そんなものに。」
「どんな説明をつけるのか、そんな大会になっている。」
絵夢。
「天人一致では、それは天の行いで、とかなりそうだけれど。」
「天なんてそんなに愚かなものなのでしょうか。」
「天人分離ですと、天の関与を認めないので。」
「偶然として処理できますね。」
未称。
「不幸は偶然、災難も偶然、苦難も偶然。」
真利。
「その三点セットは、確率で決まるので、サイコロ遊びをしているようなものです。」
絵夢。
「理由を問うと、確率でそうなったくらいしか、説明は出ないかと。」
未称。
「そんなものに人間は理屈をつける、理屈をつける方が残酷だなあ。」
真利。
「きちんと誰かが、それには意味がない、意味をつける方が頭おかしいって。」
「本当の事を言わないからです。」
絵夢。
「誰かが、そんなものに神は関与していないので気にするな。」
「良くも悪くも、とか本当の事を言わないからね。」
未称。
「神様に関する神学を、再構築しないといけない時期になっていますね。」
真利。
「神様がまったく違う側面を見せるようになったので。」
「解釈を変えないと、ついていけないかも。」
絵夢。
「今まで通りの神ではない、一区切りして、人間に対する対応を変えたのでは?」
未称。
「最初に神を攻撃したのはニーチェでしたが。」
「ニヒリズムによって、神学の解釈は再構築を迫られているのかな。」
真利。
「だんだんと、ゼウスみたいに人間臭い方が、人間に好まれるようになった。」
絵夢。
「そういう神はわかりやすいし、親近感があるからですね。」
英美。
「私は他人に関して、中途半端に有神論と名乗ってくれるよりは。」
「自分は無神論です、と名乗る人の方が好ましいと思う。」
未称。
「正々堂々と、無神論と名乗っている時点で、ちょっと偉いかな。」
真利。
「無神論者は信用されないけれど、騙されることもない。」
絵夢。
「体験としては、学生時代、やたらとニヤニヤ笑っていた子供は。」
「生まれる前に洗脳されて、言われた通りになると信じて疑わなかった。」
未称。
「死んだような目になっている人とか、無表情の子供は。」
「あらかじめ知らされた内容が既に通用しないと理解していて。」
「合理的な行動を取れている。」
真利。
「出生の仕組みなんて礼拝するなってことです。」
未称。
「宗教っぽい言い分に惑わされた。」
絵夢。
「お前なんて礼拝していない、あなたは礼拝しましたよ、きちんと区別しないとね。」
未称。
「宗教観中立の意見が、何か当たり続ける。」
真利。
「なぜか宗教、中立の見解が、けっこう当たりますね。」
絵夢。
「よく分からないけれど、宗教的中立な考えが、当たっていることがよくある。」
宗教観中立、なぜか的中率、高い。
祖父に呼び出されて。
新しいデバイスが何たら言われて。
昔から使っているリンゴに交換。
リンゴデバイスはサーバー用のもので。
中にハードディスクが四個。
演算処理装置が二つもある化け物機。
窓際達デバイスは、次々と更新されて、バグも多くて、嫌らしい。
未称。
「この計算機があれば、どんな人間の行動も予測できますよ。」
祖父。
「なんだ、どこにでもある電卓じゃないか。」
未称。
「あれ、おかしいな、数字しか出ない、すべては計算なのに。」
祖父。
「理論上は計算できるよね。」
未称。
「ちょっと計算機が不調で、おかしいな、何でも計算なのに。」
祖父。
「電卓で人間の手を計算とは、安っぽい世界情勢ですな!」
未称。
「あれ、モニターに映っているのってなんですか?」
祖父。
「ああこれね、どこぞの火山が噴火して、今年は冷夏になりそうなんだ。」
未称。
「それは残念ですね、今年はレジャーやキャンプ、海水浴には向いていない。」
祖父。
「それがね、核保有国が、水素爆弾の実験をしてしまって。」
「夏の気温低下が少しだけあってね。」
「許容範囲なのだけれど。」
未称。
「ああ、重なりましたか。」
祖父。
「それと、けっこうな大きさの隕石がアラスカに衝突して。」
「噴煙で放射冷却を引き起こすようでね。」
未称。
「ああ、終わったね。」
祖父。
「まあ今年の夏は、冬みたいになりそうだから。」
「覚悟してくれよ。」
祖母。
「いたわね、さっき車で事故になって、やっと着いたのよ。」
未称。
「よく無事でしたよね、怪我は?」
祖母。
「そんなことより、今年は大変だって。」
祖父。
「わしの嫁が事故くらいで死ぬと思っているのか。」
祖母。
「夫なんて、どうせ百歳以上、生きるわよ。」
未称。
「所で、今年の夏って、どのくらい大変ですか?」
祖父。
「まあどうせ、みんな食らって大変なんだし。」
「細かい事は気にするな。」
未称。
「それもそうですね、もう目の前なんですから。」
「今からいろいろ細かいことを考えたって無駄ですね。」
祖父。
「それで、アラスカはよく隕石が落ちるのだけれど。」
「今回のは大きい、しかし巻き上げる噴煙が凄くてね。」
祖母。
「あらやだ、今年の夏は生活費高騰、物価も上がるわね。」
未称。
「まあどうせみんな巻き込まれるんですし、ここにいて良かったですね。」
祖父。
「老人になると、いつ死んでも特に意味がないからね。」
祖母。
「この子達の行く末くらい、安定させてから死にましょうよ。」
祖父。
「一緒に死んでくれるのか。」
祖母。
「冥府に着いたら、お別れですからね。」
祖父。
「それは寂しいな、次会った時に口説いても逃げられそうだな。」
未称。
「あの、今、春なんですけれど、その複合災害って今日の気温に関係あります?」
祖父。
「災害って複数が重なるし、一度に複数食らうのが定説ですぞ。」
祖母。
「さて、今年の夏を乗り換えたら、激変している世界の続きですね。」
未称。
「斉一説と激変説って両立しますからね。」
祖父。
「さてと、これらを、ささやかに噂として流してほしい。」
未称。
「簡単なことですね。」
祖父。
「公にすると、錯乱して、準備しようと混乱が生じる。」
「それで思ったより威力が低いと、馬鹿を見ることになる。」
祖母。
「自然災害は準備なんて、そこまで出来ないものよ。」
未称。
「災害は、回避と通過だけが攻略法ですからね。」
祖父。
「まあどうせ死ぬことになっても、わしは覚悟は決めている。」
未称。
「ああ、二十代で終わりなんて、星のように過ぎ去る生涯だったなあ。」
祖父。
「まだ予想だぞ。」
祖母。
「どうせみんな巻き添えなんだし、細かいことは言わないでちょうだい。」
退出。
チームメンバー、メイドと化している。
しかしこの仕事を受けなかったら。
今年来る夏は、どうやってやり過ごしたのかな?
任務、受注。
都市伝説として流しておきました。
人気記事は、もっとデタラメが多いのですが。
論拠のある記事には人が集まりません。
そんなに迎合が好きですか、そうですか。
仕方がなく、動画つきで投稿。
取材に、都市部の本屋に移動すると。
そう言えば一級河川の水位が低くて、干上がっていますね?
少し調査。
未称。
「そう言えば、最近、雨がまともに降っていない。」
真利。
「ううむ、大災害って、その時期にまとまって発生するので。」
「今は大災害の時期の真っ只中なんでしょうね。」
絵夢。
「ダムの水位が低いですね、公開されている数値は、節水制限ぎりぎり。」
未称。
「火山噴出物と言いますか、昔の飢饉って、世界のどっかの火山が噴火して。」
「寒冷化などで、国内で農作物の凶作も起こったようです。」
真利。
「あれって、世界のどっかの異変を受けたんですね。」
絵夢。
「夏ってどんな世界になるのでしょうね。」
未称。
「アラスカに隕石、衝突まで一週間。」
真利。
「まあできる限りのことはしましょうよ。」
絵夢。
「農業は万能な食糧庫ではなくなった。」
未称。
「寒い国では、主食や料理も違います。」
真利。
「まあ、この短い、平穏な日々をもう少しね。」
本屋を漁って。
古本屋、掘り出し物がある。
帰宅すると。
動画は、ようやく再生数が伸びて。
このくらいでいいでしょう。
アマチュア天体観測家にも呼び掛けておきました。
五日後。
予定通り、隕石がアラスカに落下。
アラスカの大地破損。
噴煙が大気に混ざって、少し気温が低下しました。
ただ、火山噴火の噴煙も既にあったので、合流してしまった。
隕石の打撃は、そんなに大きくなかった。
落ちた場所が、荒野だった!
二週間後。
春の終わり、梅雨の時期になると。
いつもは蒸し暑いのに。
やや冷たい。
雨があんまり降らないし。
気温が平年よりもかなり低い。
前にあった水素爆弾の実験、失敗でした。
発展途上国が、迷惑なことをしでかした。
天文台。
科学者が慌てている。
チームメンバーは、野草を採りに山に入り。
度々、収穫を得ていますが。
食料が不足気味ですね。
お菓子は全滅してしまい。
必要最低限の食料だけあります。
放射冷却が終わるまで、お菓子はなし。
未称。
「自然が半壊したら、今の配置って、悪くなかったね。」
真利。
「こうなると思ってなかったからね。」
絵夢。
「友達は無事です、まあ穏やかな世界半壊ってことですね。」
未称。
「というか、世界半壊って、最初から現実的なシナリオでしたね。」
真利。
「別に人口が半分になったって、誰も困らない。」
絵夢。
「無理に人口を増やしても、悪いことばかりある。」
萌笑。
「男性の方に行かなくて良かったです。」
「共倒れですからね。」
咲姫。
「男性に身売りしなくて良かったです。」
「男性に頼る生涯はうんざりです。」
未称。
「男性だから有利なんて考え方ですけれど。」
「男性だから不利なんて言っても論証としては成立するよ。」
真利。
「それよりも、途中経過を考えられる、我々女性は有利でしょうね。」
絵夢。
「それで結果が逃げたら、終わりですけれど。」
萌笑。
「学校を卒業したので、しばらくお世話になります。」
咲姫。
「天文学の専門学校に行くので、ちょっと置いてもらいます。」
未称。
「まあ、あなた達の力を上乗せして、生存率は二倍ですね。」
絵夢。
「未成年なので、交際はできるけれど、えっちなことはできない。」
真利。
「こんな世界で、えっちなことに走って、何の結果を得るつもりですか。」
未称。
「相手が女性なら、特に害はないかと。」
社会では、利害が一致。
数年間、生き残ろうと、無駄な争いはしなくなり。
共通の目的を持ったことで、おかしなことを考えません。
自然災害が仲裁するとは思いませんでした。
疫病も発生、新しい疫病が発生していますが。
もはや科学に頼らないようで、ワクチン無視。
これから数年間続く、寒冷化。
居場所のアドバンテージを取れたからいいものの。
変に動いていたら、より過酷になった社会の巻き添えでしたね。
適当に宗教っぽい論説が繰り返された後は。
現実主義者しかいなくなった。
異端の代表、神秘主義者が暴れているよりはまし。
世界半壊、リアリズムな世界。