1
真理は勝利を占める。
祖父と祖母が田舎に移り住んだので。
空き家になっていた住宅を譲り受けたら。
けっこう立地が良く。
住宅は小型ながら。
立て直したばかりなんですね。
建築から長年。
祖父と祖母の息子がデビューすると。
無駄に広い住宅も経年劣化が酷く。
建て直したら。
そのうち田舎にあった農園の別荘に。
移り住みたくなって。
無料でくれたんですね。
この周辺には親族が住んでいて。
頻繁に遊びに来るようになりました。
真理は決して隠れない。
今日は、お菓子を食べながら。
近況について。
星和。
「説明できれば何でもありと思ったら大間違いですよ!」
葉月。
「何でも理屈がつけば正しい訳ではないですしね。」
麗空。
「根拠のない物事ばかりですね。」
枝実。
「私達が日々遭遇する、根拠のない出来事。」
光里。
「根拠がないということは、勝手に解釈して処理しても良いということ。」
絵菜。
「人生に特定の筋書きがある訳ではないのですし。」
「むしろ、覆したり、意志で決めた内容が。」
「本来通りの筋書きである場合もあるね。」
星和。
「神は虚無主義を蔓延させて。」
「神を根拠とするものを解除したと思います。」
葉月。
「無神論者がいるのはなぜか?」
麗空。
「何者かが、何にしろ神を根拠に考え方を強要するので。」
「神を利用した人間達に対する処分も兼ねていると思います。」
星和。
「彼らは神を利用していたのですね。」
「それで、利用できなくなると、論拠のない愚か者になった。」
枝実。
「ニヒリズムによって、世界中に無神論の影響が蔓延したね。」
麗空。
「無神論は正しくはない、しかし思想としては時代に合っている。」
星和。
「無神論が正しいとは言われませんね。」
葉月。
「無神論だから権利がある、なんてことはない。」
枝実。
「無神論はヒューマニズムに到達しやすい。」
絵菜。
「無神論とは何ですか?」
星和。
「人間こそが神であると名乗る考え方の事ですね。」
麗空。
「無神論者にとっては、人間こそが神である。」
葉月。
「人間にとって人間は神である。」
枝実。
「有神論者には中途半端な人がけっこういるね。」
光里。
「特定の宗教を信仰していないから?」
絵菜。
「有神論者は、宗教についての知ったかぶりが目立ちますね。」
星和。
「今の時代、宗教と言えば、カルトとか異端邪説であると誤解されていますね。」
麗空。
「一般的に認められている宗教について、誤解なく理解して貰いたいものです。」
葉月。
「カルトのせいで、宗教という単語が、何か良くない印象を持たれてしまったね。」
星和。
「どちらにせよ、推論と知ったかぶりしか宗教について言及していないし。」
「信教の自由にもあるように。」
「好きな人だけ、信仰しています。」
「どちらかと言うと、個人的な好き嫌いでは?」
葉月。
「誰が特定の宗教に入れとあなたに強制しましたか?」
麗空。
「宗教は自発的なきっかけを持ちますからね。」
葉月。
「誰があなたに、特定の宗教を信じよと命令しましたか?」
星和。
「今の時代、なぜか宗教に恨みでもあるかのような人々がいますね。」
葉月。
「新興宗教という、とてもじゃないけれど宗教とは呼べない。」
「有神論を利用する連中が繰り出す、公害のせいで。」
「宗教についての解釈が混乱しているんですね。」
絵菜。
「無神論者は認知バイアスに引っかかりやすい。」
麗空。
「そもそも無神論者って、人間を何であるか、人間の存在について。」
「論拠を持たないのでは。」
光里。
「ニヒリズムの時代は、無神論者が居ても居なくても。」
「お構いなしに進行していますね。」
枝実。
「突き詰めると、無神論とは思想的立場の事です。」
「有神論も思想的立場という意味です。」
「岩波国語辞典にはそう書いてあります。」
星和。
「信仰は常に個人のものですし、公私混同なんてしません。」
葉月。
「宗教は個人に関するものなので、他人に証明せよというのは無理。」
麗空。
「信仰は常に神様と個人のやり取りです、他人を巻き込む義務はない。」
星和。
「私にできるのは、将来的に、本物の宗教に入るであろう人々に。」
「カルトや新興宗教に引っかからないように、祈ることくらいですね。」
枝実。
「世人の言う宗教って、人工の宗教についての警戒かな。」
星和。
「人間の考える宗教は、解釈に限界がありますからね。」
葉月。
「信仰のある人は、神を目撃しているし、奇跡も体験しています。」
「信じているのではなく、目撃者であり、体験している人です。」
星和。
「人々が、偽物の宗教に引っかかりませんように。」
麗空。
「宗教は知識でもなく、経験でもありません。」
「当事者のみが神を体験し、理解するものです。」
光里。
「せっかく信教の自由があるのですし。」
「庶民は、もっと自由に考えても良いと思います。」
絵菜。
「私は宗教については何も知りませんけどね。」
星和。
「私は知っているものも、知らないと言いますよ。」
枝実。
「真理は敵を恐れない。」
星和。
「真理の言葉は単純である。」
葉月。
「真実には返報はない。」
「真実はからざお状の武器みたいなもので。」
「真実という武器で攻められると。」
「それに応戦する手段はない。」
麗空。
「真理は常に優勢であって万事はそれに譲る。」
枝実。
「この世へようこそ!なんて言っておいて。」
「荒っぽい歓迎でしたね。」
光里。
「生まれる事に希望を持つ者は愚かですね。」
絵菜。
「大人になる頃には、生まれた事が何を意味するのか、分かっちゃったりして。」
星和。
「人の生涯が過酷なのは、勝手に筋書きが決まっているからですね。」
葉月。
「わざわざ生まれなくてもいいのに、いつもこう思っています。」
麗空。
「生きようとすればするほど、苦しむように世界は出来ていますし。」
「生まれて喜んだとしても、成人になる前には恨みに変わるのが通例ですしね。」
全員で、地元の大手古本屋に行くことにしました。
今日は全員、余暇ですね。
自動車で。
来店。
星和。
「掘り出し物があるといいね。」
葉月。
「新刊が万能ではないからね。」
麗空。
「昔の良書は、廃刊になってしまうと。」
「古本でしか手に入らないからね。」
枝実。
「古典の棚に、いいものありますよ。」
光里。
「私は良書と、愚書を見分けるので必死です。」
絵菜。
「この世にあるものが書いてある名著がありますね。」
「作り話は小説の棚にあるようです。」
葉月。
「金額は無視してね。」
「親族の子供の為ならば、少額の金銭、惜しくもない。」
星和。
「貯金でお金持ちになっていたので。」
「名著の訳本、買いたい放題だわ。」
麗空。
「一般的には売っていない良書だらけですね。」
「古本屋にも通信販売がありますし。」
「図書館に置いてあるようなものばかりです。」
支払い。
一時間くらい店内にいましたね。
明日からは仕事の関係で。
また各地を巡ります。
最近、人間への皮肉として。
化け物の類が各地に出没。
大半は動物の異常個体なのですが。
駆除依頼が後を絶ちません。
普段は観光協会の社員なのですが。
現地の取材だけではなくて。
化け物退治も受け持つことになりまして。
三人一組でまた遠征する予定です。
たまに少女三人衆も同行しますが。
現地でキッズモデルになったり。
同伴者二人も着物などでモデルも兼ねることができるので。
そうした所も、会社から好まれている要素のひとつです。
ちなみに観光協会の所属、会社そのものは母親が社長です。
任務委託型で、受注して納品する訳です。
父親は大手自動車メーカーの部長なので。
共働きで出世した世帯なんですね。
そのためか、子供の頃は一人でいましたが。
親族の同世代を紹介されて。
遊ぶようになって。
無難な子供時代を通過しています。
悪いものをすべて否定して、善なるものはすべて肯定して。
人生を自分で決めていく初期の段階。
試行錯誤は、近況で重要なもののようです。
英語のことわざ。
事情によって善悪は変わる。
行為だけを取り上げて見ると同じでも。
善悪はその時の事情によって異なってくる。
普段ならとても認められないことでも。
特殊な状況のもとでは許される場合もある。
何事も杓子定規に判断せず。
背後にあるさまざまな事情を考慮しなければならないといえよう。
英語ことわざ辞典より。
2
大都市のホテル、旅館はすべて巡っています。
人気の宿。
高級ホテルはもちろん。
特に格安の宿で。
観光地とのリンクが必要で。
宿から、どんな観光名所に行けるだとか。
実際の土地の写真。
実際に歩いた場所を提出するので。
リアリズムなガイドブックになっていますね。
今日は、近くの温泉宿。
休日なので。
少女三人衆も同伴。
現地での、ありとあらゆる遊び方の可能性を追求するので。
ある程度の人数は必要だったりする。
この地域は自然を満喫する宿で。
遊園地や植物園が周辺にあるため。
実際に運転して確かめます。
星和。
「弱いとは何なのか?」
葉月。
「弱い?弱いなら負けるだけですよ?」
麗空。
「比較して、どのくらい弱いのかに寄りますね。」
枝実。
「私は、弱いとは、自然界に対する威力が低いことだと思います。」
光里。
「自然の中で一方的に倒れる人なんて、誰から見ても貧弱ですよね。」
絵菜。
「自然界に晒されて、すぐにやられる人は、客観的に弱いですね。」
葉月。
「大衆は、主観的に強弱を主張していますよ。」
星和。
「相手と比べることで、少なくとも相手とは互角という推論でしょうけれど。」
「他の相手と比べることはまずないですね。」
枝実。
「韓非子にも、自信ばかりある戦闘は殺される、滅ぼされる、とありますよ。」
光里。
「善人ばかり尊重する共同体も滅びる。」
星和。
「善行の報いは善行そのものにあるので、物質的な見返りを期待するのは愚か。」
麗空。
「善人が築き上げたものは、不意に反乱を起こした人が盗む。」
「それで盗人が勝利して、まかり通るのなら。」
「善人こそが最悪の窃盗と言えるのではと。」
絵菜。
「善人だから勝てると思ったら大間違い。」
枝実。
「人々は、強弱を比較する相手が適切ではない。」
星和。
「強いとは?何なのか?」
葉月。
「自然界の影響を受けても、無敵なのが強い人。」
麗空。
「自然界の中で、余裕で行動し、自然に左右されないほど強い。」
星和。
「やはり比べることによって、初めて強弱が測定されるんですね。」
葉月。
「比べることでしか、強いとか弱いとか言えません。」
麗空。
「それなら、絶対主義みたいに、一定の水準を突破しているとか。」
「何にでも勝てるとか、そういうものでもない。」
枝実。
「誰かと比べないと、強いとか弱いとか決まらないのでは?」
光里。
「それでは、弱者とは、自然界の中で、さっさと倒れてしまう貧弱な案山子なんですね。」
星和。
「弱者にとって、自然界が最も危険な現場になります。」
葉月。
「台風の中に案山子を立てていると、勝手に倒れたり、勝手に飛んでいく。」
「それが弱者の正体。」
絵菜。
「本当の強さとは、水流によって流れてくる大岩の回転みたいなものですね。」
枝実。
「山岳地帯で、落石があると、本当に強いものが通ったものだと理解できますね。」
光里。
「自然の中では、何が強いのか、弱いのか、見ただけで分かるものばかりです。」
星和。
「世間でよく言われるのは、この人よりは強い、この人よりは弱い、という断片的なもので。」
「いずれも、強弱が勝敗に繋がるという愚かな因果関係に基づいています。」
麗空。
「因果関係は、プラグマティズムによって論破されています。」
葉月。
「因果関係という言葉は、多分、国語辞典から削除されると思います。」
枝実。
「昔のおかしな説として、どっかで紹介されるでしょうね。」
星和。
「強いから勝てる、弱いから勝てない、因果関係を無理に繋げていますし。」
「三段論法でもない。」
麗空。
「勝負は賭け、勝敗はギャンブルです。」
「たまたま相手が下手とか、たまたま相手が失敗したとか。」
「どうでもいい理由で、決着がつきます。」
葉月。
「つまらない理由で勝敗は決まるので。」
「勝利を強制しても、その強制は欠損すると思われます。」
星和。
「客観的に分かるのは、自然界に晒された場合のみですね。」
麗空。
「自然に対する威力があると、強いと言えます。」
葉月。
「弱ければ、自然の中で、勝手に倒れますね。」
星和。
「自然を相手に、どのくらいの威力を発揮するか、ですね。」
枝実。
「対戦するにしても、自分より格下をわざわざ選んで。」
「弱者に勝ったからと威張るのは、なんか滑稽ですね。」
絵菜。
「偶然の勝利もあるよ。」
星和。
「その人の強さなど、せいぜい弱者同士で戦った。」
「虚しい戦績の積み重ねに過ぎないのではないのかな?」
葉月。
「弱者と戦って勝利したという経験から。」
「自分は強いという結論を導き出しているだけでは?」
麗空。
「弱者を倒した所で、何の証明にもなっていないね。」
「本当は強者と戦うのが怖いんじゃないの?」
星和。
「本物はあらゆる強者と競っていますし。」
「いくら強くなっても、相手にする戦力には限界があります。」
光里。
「社会での戦闘は、負けると滅びますしね。」
枝実。
「どのくらい強くなっても、不可抗力が登場すると、もう進めません。」
絵菜。
「臆病者は戦わなくてもいい、戦闘は手段であって、目的ではない。」
星和。
「勝利が目的になってしまい、手段もお粗末なものだったりして。」
枝実。
「目的が、相手をぶっ殺すだけならば、戦争のための戦争、なんていう凶暴な種族。」
麗空。
「勝利は到達点、または通過点でしょ。」
葉月。
「目的のために、相手を倒すので、それなら手段は綺麗な方が有利。」
星和。
「強いとは、自然界にそれだけ大きな影響を与えるということ。」
麗空。
「強ければ強いほど、自然に及ぼす影響も多大になります。」
葉月。
「強いとは、目的を達成できる可能性の事ですね?」
枝実。
「弱いとは、倒れるということですね。」
光里。
「強い強い言っても強風には抗えないし。」
「寒波では低体温症。」
「熱波なら、熱中症でやられてしまいます。」
絵菜。
「別に強さとは、勝利の約束ではないし、弱いとは、生命保険ではない。」
星和。
「そして、強さに基準がないことが明らかになりましたね。」
葉月。
「強弱に基準を設定せず、相手に圧力を加えて勝とうなんて悪賢いなあ。」
麗空。
「多くの人は、自分が強さの基準ですからね。」
枝実。
「生活するにも、弱いと、何にもならない、何もできない。」
光里。
「弱いって不便ですなあ。」
星和。
「強いとは、いろいろ便利です。」
葉月。
「強いだけで、自然に影響を与えるので、社会においても有利です。」
「挑んでくる相手が減りますし。」
「些細な事で相手を退けられるので。」
「勝手に相手が倒れてくれる、なんてこともあります。」
麗空。
「人と戦って勝てるかもしれないけれど、人生という戦いに勝てるかは不明です。」
星和。
「勝手に倒されに来た相手を退けられる、ううむ、私は別の標的と交戦しているんだけれどなあ。」
葉月。
「勝ってばかりの人は、勝利を保持するだけで満足すべし。」
枝実。
「連戦連勝、これは結構、しかし次に、それまで重ねた勝利を失うかも?」
光里。
「一回勝てば、すべて自分のもの、なんて甘い事はないからね。」
星和。
「目標を得るには、複数回の勝利が必要です。」
葉月。
「途中経過で、何十回も戦って勝たないといけない。」
麗空。
「勝利はゴールではない、という当たり前の事は、世間では教えてもらえない。」
枝実。
「目標を達成するには、一回の勝利では不足している、なんて良識も教えてもらえない。」
星和。
「一回勝利して、そのまま作戦を続行しない、これは勝利については学んでいないね。」
麗空。
「ゴールのために勝利するんだから、やたらに勝ち負けを語って。」
「勝敗が何を意味するのか。」
「基本すら知らないなんて幼稚だなあ。」
光里。
「負けず嫌いに勝敗の話なんて、理解できる訳がないよ。」
星和。
「最初にするものは、負けないようにする作戦ですからね。」
麗空。
「まず負けないようにしてから、目標に突撃する。」
葉月。
「どうなると負けるのか、よく調べてから勝負に突入すると。」
「どうすれば勝てるのか、けっこう分かってきます。」
星和。
「勝ち方を知っていれば、それだけで圧倒できますよ。」
光里。
「勝ち方の秘訣は、途中経過をなるべく多く奪い取ることにあります。」
枝実。
「しかし勝つか負けるかしか、考えることがないとは。」
絵菜。
「勝敗しか考えることがないのは、何か虚しいですね。」
光里。
「勝負しかすることがないようですし、そこまで退屈しているとは知らなかったな。」
安全運転、法定速度を少しだけ上回って。
後ろの車に配慮する。
誰もいないと法定速度に戻る。
多いのは、速度と安全を天秤にかけて。
速度が重くて危険に陥るドライバー。
レーサーみたいに上手ではないのに、攻め過ぎでは?
道の駅、ゼロ号室のために立ち寄っている所。
少女誘拐に遭遇。
いつの間にか、容疑者が持ち上げられて。
担がれて、どっかに運ばれて行きます。
容疑者は近くの水路に捨てられてしまいました。
容疑者。
「化け物め!」
枝実。
「死に急ぐな。」
光里。
「早死にしたいのなら、望みは叶えてあげるよ。」
絵菜。
「おじさん、溝に捨てられる程度で済んで良かったですね。」
容疑者。
「見てはいけないものを見たんだな!」
道の駅にて。
背後から追跡している。
不審者。
仕方がなく。
故意に、ぶつかってしまった演技をして。
不審者は大きく吹っ飛ばされました。
あまりに重い体当たり。
運動エネルギーがあまりに違う。
星和。
「あっと!すみませんね!」
不審者。
「俺は悪夢を見たんだな。」
星和。
「大丈夫ですか?」
不審者。
「悪夢を覚ましてくるよ。」
不審者、打撲しながら逃げ去った。
用事を済まして出発。
道中の記録を取りながら。
宿に到着しました。
部屋に案内されます。
和室のような部屋。
一泊。
星和。
「普遍的な和室で構成される客室ですね。」
葉月。
「これだと、どのホテルの客室も大差ないですね。」
麗空。
「観光って、宿が中心なのに、どこも違いがない。」
葉月。
「違いがないのに、違いをつけるのは、思っている以上に大変では?」
星和。
「そうなんですよ、観光は娯楽、しかしどこも大差ない景色や場所だらけです。」
「旅行は文化を見るのが醍醐味ですけれど。」
「宿については、どこだって違いがないほど、平凡です。」
「そこを母親は改善したいんだと思います。」
枝実。
「宿泊客と、経営者、商人の目線や認識も異なりますからね。」
星和。
「大金をかけるのですから、大金に見合ったものがないと。」
「価値が無くなって、低迷しますからね。」
葉月。
「あなたは宿と、周辺の観光についての価値を調査しているのですね。」
星和。
「そうですよ、そして勝負できるヒット商品みたいなものを作るんです。」
光里。
「単なるライターではないんですね。」
星和。
「私の役割は、観光や宿について、価値の発見。」
「そして価値を上げることによって、継続的に収益を上げるという。」
「マッキンゼー式のやり方です。」
麗空。
「なるほど、あなたにしか出来ない事ですね。」
枝実。
「発見された、あらゆる価値が掲載される訳ですね。」
光里。
「それは重要な任務ですよ。」
絵菜。
「価値が上がれば、売れますからね。」
「顧客は価値を認めざるを得ない。」
星和。
「そうなんですよ、結局。」
「売れないのは、商品のせいです。」
「間違いを認めて、価値そのものを少しずつ上げていく。」
「そうなると。」
「顧客は価値を認めざるを得ない。」
葉月。
「なぜ売れないのか、詮索するのは遠回りですね。」
麗空。
「商人も利己的、顧客も利己的、利己的な所で一致して。」
「まるで誘導されたかのように調和する。」
星和。
「価値が低いものを、強引に売っても、顧客に見返りがありませんから。」
「価値が低ければ、自然に顧客は離れていきます。」
「価値が低いものも発見次第、私が計画書を作成して。」
「価値を上げるように催促しています。」
葉月。
「巡回してくれると、観光協会は笑いが止まらないでしょうね。」
星和。
「観光協会は、私がいる限り、価値が上がり続けるんですよ。」
麗空。
「個人の力が、そこまで及ぶとは、思わなかったよ。」
枝実。
「私は今日の温泉が楽しみです。」
星和。
「温泉が好きなの?」
枝実。
「成人女性の裸体が見たい放題なので。」
星和。
「そういう年頃なんですね。」
葉月。
「私の裸体は見たくないの?」
枝実。
「見たいですよ、しかしいろんな女性の裸体も見たい。」
麗空。
「微妙にえっちな少女ですね。」
星和。
「それでは夜間までカードゲームをしましょうか。」
光里。
「構築デッキ縛りですよ。」
星和。
「もちろん、キャラクターデッキしか持ってきていません。」
夜間。
温泉で女性の裸体をかなり見た女の子達。
満足していました。
部屋に戻ると。
ホテルの中に、ゲームセンターがあるという情報を得て。
女の子達は金銭を貰って、遊びに行きました。
枝実。
「男性向けのゲームを、女の子がやってはいけない規則なんてない。」
光里。
「暴力を学んだ女性が怖いんでしょ。」
絵菜。
「腕力以外に何もない、男性のお粗末なアドバンテージを失いたくないからでしょ。」
男の子が少女を発見。
口説いてきます。
美男子。
「素敵だね。」
枝実。
「私達は忙しいので。」
光里。
「女の子に対してお世辞とはね。」
絵菜。
「媚びているよね。」
美男子。
「どんな条件なら、メールアドレスを交換してくれるの?」
枝実。
「あのね、口説き方は成人女性から習うものですよ。」
「男の子の中で勝手に共有されている情報は役に立たない。」
絵菜。
「我流が最も劣っている。」
美男子。
「冷たいね!」
光里。
「女の子に利他的な態度を求めても無駄です。」
絵菜。
「男性は女性に対して利己的過ぎますね。」
枝実。
「利他主義な女性なんて、現実にいる訳がないよ。」
美男子。
「ひどいことを!」
枝実。
「あんた、私はお前よりも遥かに年上だ!」
散々に論破された男の子。
男の子は発狂して、掴みかかりますが。
片手で男の子を軽く止めて。
男の子の左肩を押しながら。
男の子の右足の関節を掴むと。
男の子は転倒しました。
男の子は再攻撃しますが。
男の子は逆に掴まれて。
引き寄せられるのと同時に、右足に足を引っかけられて。
再度、転倒。
思いっきり遊ばれていますね。
倒れた男の子を掴んで、引きずると。
親が喧嘩をした男の子を引っぱたいて。
連れて行きました。
ビデオゲームに移行。
別グループ。
館内の写真を撮っている三人娘。
消灯の時間になり、就寝。
翌朝。
帰宅するために出発。
遊園地や植物園にも寄りました。
実は、旅館に入ってから。
宿ではなくて、観光客、宿泊客をずっと観察していたんですね。
植物園にて、少しだけ見て帰ります。
星和。
「細かい所ばかり見ていたら。」
「良い所が八割ありましたね。」
「良い所を優先して記録するのが重要ですし。」
葉月。
「欠点なんて、誰にでもあるし、どの施設にもあるので。」
「悪い所から見ると、結局、何も見えないですね。」
麗空。
「普通の事をやっていれば、普通の成果しか出ませんからね。」
枝実。
「子供なので、誰しもが警戒しない。」
「なので、旅館についてのステルスアンケートを実施できたよ。」
光里。
「実家が、温泉街の経営者なので、家業の旅館と比較すると。」
「優れている所、劣っている所が見えてくる。」
絵菜。
「顧客は利己主義という、基本的な事をよく知っていますね。」
遊園地まで入場しましたが。
少しだけ調べて退場しました。
帰路。
今回。
宿にチェックインして。
遊園地、植物園、翌朝、帰宅するというルートが開発されました。
そして今回の宿も他と大差ないことが露呈してしまい。
何とか違いをつけるように、母親、社長に記録を提出しました。
帰宅すると、会社に出向いて、作業ですね。
少女三人衆は送り届けました。
観光協会は、この県全域ですので、遠征は少ないですね。
現地に行った人と、行かない人では大きな違いがありますので。
情報量が多い広告が作れそうです。
伝達とは、会話の内容や、応答、話し方で決まるのではなく。
情報量で決まります。
最近、求婚者がたくさん出ていますが。
母親がすべて消していますね。
男性の一方的な求婚なので。
自発的ではない。
女性だから結婚しなければならない、というのは。
自然主義の誤謬です。
偶然の産物である男女の解釈は、ジェンダー論によって、徹底的に論破されました。
性別とは何か?
それは多分、性機能や身体の構造だけという唯物論になりそうですね。
しかもそれ以外の違いがないという、これまた唯物論です。
男女の解釈は、リセットされて、再構築されました。
なにより、例外の女性については、裁くことすら出来ません。
3
平日の午後。
今日は早くに会社から帰ってきたので。
全員で集まっていて。
お茶しています。
敷地内にはカワラバトの小屋があり。
足にリードをつけて外出することもあります。
雛の時から育てていると、逃げないんですね。
夕方前の時刻。
星和。
「生まれる前に何か約束したのであれば。」
「北欧神話に言及がありますね。」
「運命の女神ノルン。」
「長女ウルズ。」
「次女ヴェルザンディ。」
「三女スクルド。」
葉月。
「運命、存在、必然。」
「元々の意味は。」
「ウルズは、編む者、織姫という意味から。」
「運命、宿命に変わった。」
「ヴェルザンディは、生成する者、という意味。」
「スクルドは、税、義務という意味。」
麗空。
「人間は生まれる前に、ノルンの所に必ず行くことになっていた。」
「ノルン達はこの世に生を受ける子供に寿命を定め。」
「運命を与えていたという。」
「それは北欧の神々にとっては。」
「覆せないほど強固な約束事だった。」
枝実。
「北欧神話の神話群は何か参考になるかも。」
光里。
「冥界の話は、ギリシャ神話と共通点がありますね。」
絵菜。
「約束って、特に何もしなくても破れますよね。」
光里。
「充分な判断材料を与えなかった。」
「選択できなかった場合を考えていないけれどね。」
星和。
「北欧神話は、神殿や神官さえも実在しましたが。」
「今では神話としてファンタジー作品で用いられていますし。」
「スウェーデンの人々は、現代でも北欧神話を信じています。」
「科学者ですら、送電線のショートで木々が大爆発した映像を見て。」
「雷神トールかと思った、なんて言うほどです。
葉月。
「北欧神話ですと、人は、木彫り人形から作られた。」
「人間族としての扱いです。」
「神族と人間族の厳格な区別がなかった。」
「そのためか、北欧神話は、人間にかなり近い神族の話となっています。」
麗空。
「ギリシャ神話も、黄金の種族だけは、神と人間の区別はなかった。」
「人間だけ寿命があって死んでいく。」
星和。
「ギリシャ神話と北欧神話は、宗教にしては安全です。」
「これらなしで、宗教については解釈できない。」
葉月。
「北欧神話は、現地の人々がキリスト教に改宗したことで。」
「信仰が失われたと言われています。」
「しかし今では参考資料として、世界中で翻訳されて読まれています。」
誰かが来ました。
正装して花束を持っていますね。
誰でしょうか。
星和。
「はい、何の用事で?」
求婚者。
「結婚してください。」
星和。
「嫌です、帰ってください。」
求婚者。
「僕と結婚すれば、莫大な財産と、たくさんの土地が思うがままですよ。」
星和。
「それなら、別の女性を娶ればいいじゃないですか、なぜ私なんですか?」
求婚者。
「あなたは美人ですから、もしかして自覚がないとか?」
星和。
「だったらお前は美青年です、女性で困らないくせに。」
求婚者。
「どうしても駄目なら、襲いたいです。」
星和。
「ひょっとして、毎晩、私とえっちなことしたかったの?」
求婚者。
「今、やりたいものです。」
星和。
「さっさと帰りなさいよ!」
求婚者の胸ぐらを掴んで。
引き倒すと。
そのまま足を持って男性を引きずり。
門の外に捨てました。
求婚者。
「こんなのと結婚したら手に負えない。」
星和。
「私は娼婦じゃないよ!」
屋内に戻って一時間。
またもや誰かが来訪。
ドレス姿の女性ですね。
星和。
「あんたみたいな美女が何の用事?」
美女。
「好きです。」
星和。
「ううむ、好みの女性ですね、何がお望みで?」
美女。
「キスしてくれませんか?」
星和。
「私が襲う側ならば、いいですけれど。」
美女。
「え?襲ってくれるの?」
星和。
「どうしますか?」
美女。
「よろしくお願いします。」
美女を抱きしめてキスしました。
よく顔を見ると、学生時代の元カノ!
卒業で離れてしまい、会えなかったけれど。
戻ってきた。
星和。
「あなたは!」
美女。
「学生時代の色気は、もっと増しているんですね。」
星和。
「綺麗になったね、また付き合わない?」
美女。
「お互い、女性同士の恋は、自然に消えて、解かれたので。」
「同じ結果になると思います。」
星和。
「本当ね、恋は一度覚めたり、正気に戻ると、メタ認知によって。」
「解消されることがよくあるから。」
美女。
「もう一度キスしたくて、達成して、私は満足です、さようなら。」
星和。
「やはり私は、男性よりも女性の方が好きだわ。」
屋内に戻ると。
みんな昼寝をしています。
夕方になる前の時刻。
寝顔を見て、葉月ちゃんの髪を触っていたら。
起き上がって。
そのまま押し倒されました。
葉月。
「ん?あれ?私のツボを押すものだから、やってしまった!」
星和。
「あなた、性的魅力が凄いんですね。」
葉月。
「失礼、寝起きの私は、こんなことよくやっちゃうから。」
星和。
「次はロリちゃんの髪を撫でますね。」
枝実。
「ん?年上のお姉さんに撫でられるのは好きだよ?」
星和。
「こういう所、触られるのは?」
枝実。
「別に触りたいのなら、触っていいよ。」
葉月。
「さりげなく、小さい女の子にえっちなことしないの。」
星和。
「どうせなら、行ける所まで行きたい。」
枝実。
「ん?うわあ!くすぐったい!やめて!」
光里。
「何してんの?なんで私は触らなかったの!」
麗空。
「抱き枕、と思ったら、幼女だったわ。」
「快適なソファーですね。」
絵菜。
「お姉さん、えっちなことしませんか?」
麗空。
「なんていう寝言を!」
星和。
「ああ、やり過ぎたかな。」
枝実。
「今度は私が触りたいです。」
星和。
「向こうで下着姿になるから、それでいい?」
枝実。
「素晴らしい交換条件ですね。」
葉月。
「みんな起きましたね、もう夕日が出ています。」
「帰りましょう。」
枝実。
「お姉さんの下着姿って、とても参考になります。」
星和。
「意外とこういうの好きなのね!」
夕日。
全員が帰路につきます。
この夜。
泥棒がやって来て。
倉庫にある金庫を開いていましたが。
金庫の中身は空なんですね。
泥棒の背後から、ヘッドロックをして。
後ろにのけぞらせて。
軸足を払って、地面に叩きつけました。
泥棒。
「ぐわっ!」
星和。
「あなたに敗北をもたらそう。」
泥棒。
「ぐふっ!動けない!」
星和。
「過大評価されていますね。」
そのまま一撃離脱して。
泥棒は思考停止しまして。
泥棒は逃げ出しました。
何も盗られなかったので。
一応、来た、警察官は、該当する人物を探すとのことです。
明日も出勤ですが、いつも早くに帰ることができます。
そして明後日は、化け物騒動で地域を荒らしている。
怪物を駆除しに。
温泉街に向かう予定です。
武器は大型メイス。
化け物の頭部を集中狙いして、化け物の頭を破壊します。
もしくは、レジャーキャンピング用途のナイフも使いますね。
猟銃でも殺せますが。
法的な制約が緩い武器が好まれます。
就寝時間、よく見かける猫対猫の格闘。
野良猫も飼い猫も、深夜に散歩するんです。
前の泥棒、翌朝には捕まっていました。
窃盗に連続で入った所に、巨漢がいて、殴られたんですね。
それを泥棒が届け出たので、その場で逮捕となりました。
教訓。
自滅は思ったより多い。
4
犯罪集団マッチポンプ。
今回も冤罪を作ろうと活動中。
狙いやすい相手を探していた所。
たまたま一人暮らしの女性を見つけて。
標的にしていた。
愚者。
「冤罪を作ってやる!」
凡愚。
「快楽のために、冤罪は作られるべき。」
馬鹿。
「我々は冤罪という、凄まじい手段を手に入れた!」
愚者。
「法的に言いがかりつけようぜ。」
凡愚。
「あのギャルは?牢獄に似合うか?」
馬鹿。
「我々が底辺に留まっているのも、冤罪にされた奴らのせいだ!」
愚者。
「そうだ!冤罪で安全な所から引きずり降ろしてやる!」
馬鹿。
「冤罪なんて便利な攻撃手段は他にないぜ。」
何やら企む三人組。
早朝。
今日は化け物退治に出かけます。
自動車で一時間くらい。
温泉街に着きまして。
地元の猟師が巣穴を見つけておいたおかげで。
一日で発見、駆除できそうですね。
靴は足袋に履き替えました。
薄い金属で作った軽装鎧を装備して。
武器は大型メイスと、予備の武器にキャンピングナイフ。
猟師と一緒に巣穴に向かいます。
いつものメンバーはついて来ていますね。
金属製のフードのようなもの。
金属製のジャケット、ジャンパーみたいなものを装備していて。
山道を走破します。
星和。
「現代は最も暴力に満ち溢れた時代である。」
「これは軍人の格言。」
葉月。
「現代ほど、暴力で溢れている時代はないですね。」
麗空。
「暴力だらけの時代ですので、全員は暴力に浸かっている訳ですね。」
猟師。
「人間の暴力に比例して、化け物が増えているんですよ。」
狩人。
「化け物がわかりやすい形で、鏡のように人間を表現してくるんですな。」
葉月。
「人間の暴力の化身という訳ですね。」
麗空。
「人間の暴力の影響で、化け物の出現を許すことになってしまった。」
星和。
「人に不正があれば、怪しい事が起きる。」
「中国の故事。」
枝実。
「無自覚なだけで、現代人ってけっこう酷いのかも。」
光里。
「それなら巻き込まれますね。」
絵菜。
「自分に責任はないけれど、巻き込まれる。」
星和。
「神も自然も、愚かな生き物を作った覚えがないんだとさ。」
麗空。
「私も、愚かな生き物の仲間になった覚えがないんだけれど。」
葉月。
「化け物は人間を鏡にしたものですか。」
「討伐すれば否定できるというものですね。」
枝実。
「大型の盾だけで足りるかなあ。」
光里。
「投げ縄は得意ですよ、相手の首に引っかけて殺すんです。」
絵菜。
「温泉街で薪を割る斧を借りたんですけれど。」
「使いやすくていいですね。」
猟師。
「おい!なんてものを持っているんだ!信じられない!」
狩人。
「今時の若い子は、こういうものを使うのが得意なんですよ。」
巣穴の近く。
二人組が弾丸を装填して待ち伏せ。
星和ちゃんが先行する。
生肉を付近に設置すると。
なんと側面から、頭が二つある大蛇が這って来て。
いきなり垂直に立って、生肉の方に走るんですね。
迂回しながら、豪快に大蛇の頭をひとつ砕きました。
大蛇は、暴れようとしますが。
いきなり来た絵菜ちゃんの斧によって首を真っ二つに切られてしまい。
大蛇駆除。
星和。
「ナイスチャレンジ!」
絵菜。
「想像できる攻撃は、成功しますよね。」
葉月。
「なかなか大きな死体ですね。」
麗空。
「とてつもなく大きな蛇なんですね。」
「異常個体を殺すのは、善行らしいですが。」
光里。
「善人とは何ですか?」
葉月。
「悪とは何か?これは決着がついていますが、善人とは何か?」
枝実。
「評価でしょうね、権利ではない。」
麗空。
「他人からの評価が欲しくて、善人を目指すのは、利己的ですけれどね。」
猟師。
「うまいなあ、後方から来る仲間が死骸を運ぶから、ここは達成。」
狩人。
「次の奴は、負傷者がけっこう出ているから、役割分担ですな。」
再び山道。
河川沿い。
ドローン偵察部隊が発見していまして。
連携が取れています。
標的は、熊みたいな猿です。
熊のようで、素早く樹木に飛び乗ったり。
熊なのに、二本足で立って高速移動します。
どうやらこの地域にたまにいる猿を真似した熊で。
一般的な熊の中でも最大のサイズですね。
素早く距離を詰めて。
振り返った熊の頭部に大型メイスを直撃させて。
バックステップすると。
熊の方は大暴れしますが。
直後にサイドステップをした星和ちゃんのナイフが熊の脇腹を直撃。
続いて、熊の攻撃をしゃがんで避けると。
顔面にナイフを突き刺して。
抉りました。
熊は連続攻撃で転倒。
気づいてみれば、熊猿は。
頭部骨折、心臓から大量出血、頭を下から貫かれる。
という状態。
熊猿は死にました。
猟師。
「わしら、今回も出番がなかったな。」
狩人。
「化け物には、抵抗されると酷い損害を受けますからね。」
星和。
「最後の標的は?」
猟師。
「この近くを飛んでいる、巨大な鳶です。」
狩人。
「いつも小競り合いを仕掛けてくる、厄介な鳥です。」
星和。
「目的地に移動しましょう。」
小山に入って二時間。
最後の標的。
岸壁に巣営する、鳶にしては、二倍の大きさがある鳥。
こちらを見つけて攻撃して来ました。
猟師が対空射撃をしても、当たりません。
素早く遮蔽物に隠れた星和ちゃん。
鳥は目標を変更しますが。
ハイスピードで掴みかかったのに。
大型の盾によって防がれます。
その攻撃で偽鳶は失速。
そこに投げ縄が鳥の首に引っかかり、首を絞めるので。
鳥が暴れていますが、メンバーが縄を木々に縛り付けてしまったので。
鳥は動けなくなりました。
星和ちゃんが投げた大型メイスは、ホーミングされて鳥の頭部に激突。
接近すると、羽をナイフで?ぎ取ってしまい。
猟師が胴体に射撃、とどめを刺しました。
星和。
「剣闘士になった気分だわ。」
猟師。
「こんな楽に終わるなんて、頼んで良かった。」
狩人。
「あれだけ攻撃しても、無傷なんですな。」
葉月。
「あれ?小さい娘達は?」
麗空。
「どこでしょうね?」
光里。
「ここですよ、とんでもない角と牙が生えた猪と豚の雑種。」
枝実。
「たまたま見つけたので、殺しておきました。」
絵菜。
「パターンが分かれば、動物なんて殺したい放題ですね。」
猟師。
「なんだそれは!」
狩人。
「近くにいたのか、危なかった、見えていなかった。」
星和。
「動物は、何をしてくるのか、どういった動きをするのか。」
「決まっていますので、一度殺した動物は、後になるともっと楽に殺せますね。」
麗空。
「私も何か仕留めれば良かったかな。」
葉月。
「未成年だからって過小評価していました。」
星和。
「早くに終わったし、早くに帰りますよ。」
「長居してもいいことないし。」
素早く下山中。
山道にて。
狼と、やたらに大きいハクビシンみたいなのと遭遇。
狼とハクビシンが格闘して争っています。
ハクビシンもどきに投げナイフを食らわせると。
狼がハクビシンもどきに競り勝って。
ハクビシンもどきが食い殺されました。
狼は地元で飼っているペットで。
山菜取りに入った主人を振り切って。
化け物と交戦したんですね。
狼は麓にいる主人の方に走って行きまして。
後から主人とリードがついた狼とすれ違いました。
下山。
温泉宿で、返り血の洗浄や防具の洗濯をします。
観光地の安全確保のためとは言え、激務ですね。
キャンピングカーに荷物を乗せて。
のんびり温泉地を満喫してきたメンバーと合流。
一応、狩猟免許を持っているので、報酬は後払いになります。
キャンピングカーの運転は代わってもらいました。
昼寝をする星和ちゃん。
枝実。
「あれだけやっても負傷なしですか、無傷の闘神?」
麗空。
「動物は能力の限界があるのよ。」
葉月。
「その動物が不可能な動作を無理強いして、負かしているのですね。」
光里。
「生き物は脆いから、武器で攻撃されると必ず死にます。」
絵菜。
「朝比奈義秀みたいな怪力伝説もありますし。」
麗空。
「朝夷奈切通を一夜で開いたり。」
「海で鮫と格闘して仕留めて戻ってきたとか。」
葉月。
「朝比奈と首引き、という諺にもなりましたね。」
枝実。
「それにしても化け物って、そんなにやばくないですね。」
麗空。
「動物の異常個体とか、突然変異みたいなものですからね。」
枝実。
「猛獣ですら、弓矢や弩などの射撃に脆いものですけれど。」
「接近戦でも脆いんですね。」
葉月。
「猛獣も常に武器を持った人間を襲撃する訳ではないので。」
「たったひとつの非武装という状況のせいで、被害が目立っているだけです。」
麗空。
「今回、見たものは、命の脆さ、というやつですよ。」
光里。
「命って脆いんですね。」
枝実。
「命の大切さと脆さを学ぶ狩猟。」
キャンピングカーが自宅に着いて。
寝ている星和ちゃんを寝室に運びました。
メンバーは温泉街で購入したお菓子を食べています。
星和ちゃんが起き上がって、参加しました。
麗空ちゃんの膝にちょこんと座る絵菜ちゃん。
光里ちゃんが麗空ちゃんに寄り掛かる。
眠たい星和ちゃんの目の前に、葉月ちゃんが見つめる。
星和。
「何?キスでもしたくなった?」
葉月。
「抱きしめていいですか?」
星和。
「私も同じ趣味よ。」
抱きしめた葉月ちゃん。
星和ちゃんはその後。
葉月ちゃんの顔を掴んだ。
星和。
「綺麗な顔ね、お化粧も上手だし。」
「こんなの、男が放っておかないと思う。」
葉月。
「告白はされますが、いい男はいません。」
「いい女なら、目の前にいます。」
麗空。
「いいムードだね、そのまま寝室に行けば?」
星和。
「それも悪くないかも。」
葉月。
「しかし寝室で何をやれば?」
麗空。
「性的興味ではないみたいだし。」
「寝室に入っても、姉妹になるだけですね。」
枝実。
「彼氏の代用?」
光里。
「告白でもするの?」
絵菜。
「女子高でよくあるじゃれ合いですかね。」
枝実。
「なぜ女子高あるあるを知っているの?」
絵菜。
「進路希望がそこだから。」
光里。
「私は専門学校よ。」
星和。
「何かこういう女性って、色気があって趣味ですね。」
葉月。
「私も、今までになかったような、斬新な女性で趣味なんですよ。」
麗空。
「女性について、お互いが趣味なんですね。」
枝実。
「お互いが好みのタイプなんですね。」
星和。
「未だない女性なんて、作ればいい、無かったら作ればいい。」
葉月。
「なんか姉妹みたいに思えました。」
麗空。
「メルヘンチックなスキンシップですなあ。」
じゃれ合いのち、幼女メンバーが先に帰宅しまして。
成人女性のメンバーは遅れて解散します。
麗空。
「もうキスとかすれば?」
星和。
「私は構いませんが。」
葉月。
「いいえ、いい女を体験できて満足しています。」
「それでは帰りますね。」
麗空。
「所で私に着て欲しい衣装って何?」
星和。
「是非とも、写真に収めたくて。」
麗空。
「まさか!私の裸とか、下着姿まで撮影するつもり?」
星和。
「そういう姿を撮影してもらいたいの?」
麗空。
「代わりに、性的暴行みたいなのをしていい?」
星和。
「え?もっと早くに言えば良かったのに。」
麗空。
「あなたにしか頼めないので。」
星和。
「え?うわっ!」
押し倒されて、うつ伏せにされて。
抱きしめられました。
激しく触られましたが。
すぐに手を放して、両者立ち上がります。
星和。
「そんなのがしたかったの?」
麗空。
「他の女性に暴行する訳には行かないでしょ。」
星和。
「そんな願望を持っていたなんて。」
「さてと、何を着てもらおうかな。」
麗空。
「それって水着ですよね。」
星和。
「水着ですね。」
麗空。
「これを私が着て、眺めるんですか?」
星和。
「他に相手がいないので。」
麗空。
「なるほど、どうぞ。」
スタイルが良好で、星和ちゃんは満足。
メンバーは、好みの女性に何かやりたいものがあって。
何かしらの願望を持っていたんですね。
麗空。
「所で、新品の下着はあるのかしら。」
星和。
「なぜ?」
麗空。
「光里ちゃんに剥ぎ取られていた。」
星和。
「見事にやられましたね。」
麗空。
「大人の女性に興味津々で、近頃。」
「触ってくるんですよね。」
「小さいのに危ない女の子です。」
星和。
「そういうのが欲しいのなら、最初から言ってくれればいいのに。」
麗空。
「まったくです、あの年頃なら、自然な事ですからね。」
着替えて、麗空ちゃんも帰宅。
そのまま休息しますが。
日の入り。
光里ちゃんは、翌日、洗った下着を麗空ちゃんに返却しました。
葉月ちゃんは、後日、とある女性を口説きましたが。
友人くらいにしか思われなくて、再度、挑戦するようですね。
枝実ちゃんと絵菜ちゃんは姉妹で手をつないで。
散歩していて、けっこう通りかかります。
数日後。
とある部屋にて。
麗空。
「あなたエムよね?」
友人。
「そうよ、何かしら?」
麗空。
「女性から性的暴行されて喜んだりする?」
友人。
「そうね、素敵な相手がいれば、やってもらいたいなあ。」
麗空。
「やられたいの?」
友人。
「あ!このことは誰にも言わないで!」
麗空。
「私にしか言っていませんよ。」
友人。
「あら?どういうこと?」
麗空。
「私で良ければ。」
友人。
「今、ここには誰もいないわ。」
麗空ちゃんは、友人の女性に乱暴したようですが。
友人の女性がエムだったので、相手が喜んだらしい。
最近、出没する。
犯罪組織マッチポンプ。
根回しして、嘘の告発というより。
疑わせて、冤罪を作りやすくしていました。
偽物を使ったり、ディープフェイクを駆使したり。
そして刑事告発を試みましたが。
その内容がデタラメで。
警察がトリックを見破って。
嘘の告発をしたとして、犯罪組織の連中は全員、逮捕されました。
一緒にいた麗空ちゃんの父親が、省庁の関係者で。
取材で省庁に入った時に、マークしていた私服警察官が驚いて。
調べ直したら、犯人が冤罪を作る途中だったんですね。
後から知りましたが、犯罪組織マッチポンプは揃って拘置所。
韓非子。
弊害は、人を信ずることにある、人を信ずれば、人に制される。
5
オンラインゲーム大会を視聴しています。
オンラインゲームの大会は、何かの頂点みたいな競技で。
娯楽として遊んでいるビデオゲームも、競争になると話が違う。
上手なプレイヤーなど、いくらでもいる、という証拠ですね。
趣味で遊んで、熱中して、大会に出ている。
これも立派な活動ですし。
仕事は、こうした持続的な楽しみを用意するものですね。
パソコン画面、テレビに繋いでいます。
観戦。
星和。
「飽くなき生産と消費の社会に。」
「誰しもが参加することになりますね。」
葉月。
「何かを生産して消費するという循環のサイクルですからね。」
麗空。
「生活で必要なものは多くないけれど。」
「無駄に多く生産して消費しないと成り立たない。」
星和。
「たくさん作って、消費してくれないと、財産は築けない。」
葉月。
「その循環のせいで、労働が美化されて。」
「労働こそ最高の行動だと信じてしまう。」
星和。
「労働ではなく、余暇に行う文化的行動の方が価値がありますね。」
「労働を美化するのは現代だけです。」
「昔は労働とは奴隷階級がすることなので。」
「労働については、常に批判されていました。」
麗空。
「終わりのない経済の循環に参加することになるので。」
「労働だけを目的とした生活になりますね。」
星和。
「働く事だけが推奨されて、その他の活動は否定されます。」
葉月。
「労働が美化されるのは明らかに汚点ですね。」
星和。
「元々、労働については、美化されることなんてなかった。」
麗空。
「労働を重視して、それ以外の活動は無視されることになったね。」
星和。
「労働を奪ったら、何も残らない人々の状態ですしね。」
麗空。
「労働で作り出すのは、必ず道具、つまり使用するものです。」
「その使うものを無駄に増やしているんです。」
星和。
「いくら生計のためとは言え、終わりのない労働の循環に入ることになりますし。」
「そもそも労働とは人間である、なんていう理屈はない。」
麗空。
「共通の問題によって、個人の労力を奪われることのないように。」
星和。
「社会問題を解決するために、個人の労力が奪われるのは良くない。」
葉月。
「政治的問題によって、個人の労苦を奪う企ては最悪ですね。」
星和。
「労働とは、消費する何かを作り出し、その消費財を誰かが使って消えます。」
葉月。
「労働とは、使い捨ての何かを作って、消費して金銭を得る循環なのですね。」
麗空。
「労働はそれですね、消耗品を作っては、売り出して、金銭を得るという循環の中に入ること。」
星和。
「趣味に使うとか、有意義な活動に労力を使うとか、そういうのは考えなくなった。」
葉月。
「人間は、労働によって金銭を得て、仕事によって有益な半永久的なものを作り出し。」
「活動によって善なるものを獲得します。」
麗空。
「あまりに労働が強調されて、絶対的なものと言われるのは違和感がありますね。」
星和。
「労働だけですと、趣味は否定されますし、娯楽や挑戦と言った行動まで否定されます。」
葉月。
「労働を絶対視すると、その他の行動は何でも否定されるんですね。」
麗空。
「人間は労働だけではない、しかし労働は人間の一分野、ということは理解できますね。」
大会は優勝者が称えられて、終了。
少女三人衆が、放課後になって来ました。
ソファーで枝実ちゃんがなぜか寄ってくる。
星和ちゃんとくっついて、動画サイトの配信画面に切り替えます。
知らないことで悩んでいるとのこと。
誰かの知ったかぶりが、多少の質問で答えに窮すること。
光里。
「悪人って何ですか?」
絵菜。
「悪党とか有名ですけど、なぜですか?」
枝実。
「悪人っていう人なんていましたっけ?」
星和。
「悪人は、魔王みたいに大きくて派手なものではなくて。」
「ありえないほど凡庸で、拍子抜けするほど凡人に見えます。」
「悪人を常に過大評価するんですね。」
「悪党はもっと小さくて、考えることを辞めている、という点では同じです。」
「凡人と悪人は、違いがないんです、ちょっとしたことで別の名前になります。」
光里。
「悪人って定義できないんですか?」
麗空。
「支配者にとって都合の悪い人間を悪人と呼んでいるだけで。」
「それに凡人が参加するだけです。」
絵菜。
「それだと、悪党って一握りなんですね。」
葉月。
「悪党という呼び方が適切な人なんて、かなり稀です。」
枝実。
「悪とは、人間につける評価ですよね?」
星和。
「人間についての評判に過ぎませんよ、悪はいつも凡人です。」
麗空。
「考えることを辞めて、周囲に合わせたり、意見すら持たないと、自然に悪になります。」
星和。
「悪って、つまらないほど凡庸で、言い分はいつも退屈なものです。」
葉月。
「他人から悪の概念を習うものではありませんね。」
星和。
「世間の悪って、多数決で決まっていますから。」
「悪についての理解はものすごく浅いものです。」
麗空。
「悪人とは、行動や態度につける評価の事で、凡人から生まれます。」
葉月。
「悪党は、凡人の集まりが起源です。」
星和。
「なので、悪の起源は、凡人ということになります。」
麗空。
「凡庸なものが悪の起源となっています。」
枝実。
「だいぶ深い考察ですね。」
星和。
「誰でも悪になりうる、という点は共通です。」
葉月。
「ひょっとしたら、自分は悪なのでは?なんて思ったりはしないからね。」
星和。
「馬鹿は、勝手に悪であると相手を告発して、悪だから殺してもいい。」
「なんて考えていますが、それなら誰を悪と呼んで殺してもいい。」
「という意味ですので、やはりそういう思考停止の凡人こそが悪の発生源です。」
葉月。
「容疑者、犯罪者が悪人と言われがちですが。」
「それ以外にも悪は大量にいます。」
「普遍的に悪が蔓延しているので。」
「一度発生した悪は連鎖しています。」
麗空。
「有罪になった人ですら、悪循環から抜け出せなかった可能性もあります。」
星和。
「この世界は、自分勝手な正義が通用しないように出来ていますからね。」
葉月。
「特定の人物を悪と呼んでも、別の人達からは、普通の人に見える場合もあります。」
星和。
「最初に相手を訴えた者は正しいと思われる、という格言通り。」
「最初に相手を悪と呼んだ人は一時的には有利です。」
「そういう計算に基づいて、相手を悪であると、罵っている可能性はあります。」
葉月。
「人を攻撃するのに快楽を感じている人ほど、悪人、悪党に対して攻撃的です。」
麗空。
「なので、悪とは凡人の延長線上にあるもので。」
「凡人が発生源と言えます。」
星和。
「劣っている者が、デタラメをやるだけで、少しは悪が作られるかと。」
麗空。
「まずは独善的な考察を改めて、悪とはどこから発生するか?」
「悪とはそもそも何なのか、結論を出すものです。」
葉月。
「善人は他人からの評価を得たくて、善行を自慢するのに対して。」
「悪人は、行動の結果に対してつけられる評価、とも言えます。」
光里。
「それでは善人も悪人も有耶無耶な定義を持っているのですね。」
星和。
「はっきりと認定できないし、認定しても恣意的です。」
枝実。
「悪党なんて主観的に、その都度、判断するしかないよ。」
星和。
「悪人とか悪党なんて、急にそんな評価とは思えなくなる時があります。」
「敗北の瞬間ですね。」
麗空。
「悪とは、普遍的に存在する人々と、対象を比べることによって生じています。」
「そもそも悪人には、不可抗力という、勝てない相手が与えられるので。」
「問題ないし。」
「悪人は必ず不可能に挑戦しますので。」
「悪人の敗北は遠くないよ。」
葉月。
「なので、結局は、誰かを悪人だとか、悪党だとか罵れば。」
「誰にでも悪人にできる、悪党として処理できるという。」
「浅くて思考停止したものになります。」
枝実。
「凡人は犯罪予備軍、という結論ですね。」
星和。
「凡人は、すぐに悪人になる、そして巨悪は、拍子抜けするほど凡人である。」
光里。
「凡人こそ悪党を生み出す発生源ということは理解できました。」
麗空。
「我々は現代シニシズムですよね。」
星和。
「何でも否定、再検討するのは現代シニシズムの特徴です。」
葉月。
「古代シニシズムは強烈なものでした、手段が危険ですけれど。」
「あらゆる規範や、規則を批判するのは、より優れた規範、規則を作ります。」
夕方。
提灯をつけて。
散歩をしていました。
目的は、近くの運動公園にある自販機です。
お菓子から、アイスクリーム、インスタント趣向品まであるんですね。
ちょっとした小屋に設置されています。
提灯をつけて歩いています。
市民。
「なぜ君達は提灯をつけているんだね?」
星和。
「私は人間を探しているんです。」
葉月。
「私はまともな人を探しています。」
麗空。
「私は正常な人間を探しています。」
枝実。
「私は女性を探しているんです。」
光里。
「私は優れた人を探しています。」
絵菜。
「私は愚者ではない人々を探しているんです。」
市民。
「見つかるといいね。」
自販機にたどり着いて。
大量に買います。
コンビニよりも近い場所。
帰り道。
天について考えている人に遭遇。
詩人。
「天は見ている。」
星和。
「天は見ているだけでは?」
詩人。
「そんなことはない、天は公明正大だ。」
星和。
「実際、天は何も調和をもたらしていません。」
詩人。
「天は必ず人を正します。」
星和。
「実際、何も正せないじゃないですか。」
「それでは、天など、その程度ですか?」
詩人。
「神ですら、人に正しい宿命を授けるのだ。」
星和。
「正しい宿命?そんな愚かな神がいると思いますか?」
詩人。
「思います。」
星和。
「それでは、神とは、その程度なんですか?」
詩人。
「ここで天誅を下すぞ!」
星和。
「そんなものを引き合いに出すしか取り柄のない、正気の詩人ですなあ。」
詩人。
「誰も見てないな!引っぱたいてやる!」
詩人の攻撃。
しかし相手の手を掴んで。
手首で施錠。
アームロック。
あまりの握力に正気の詩人、悲鳴を上げる。
横向きになった顔を押されて。
正気の詩人が吹っ飛ばされて。
詩人はそのまま逃亡。
入れ替わって。
狂気の詩人が通りかかる。
狂人。
「人間に何を期待しているんだ!」
星和。
「有神論は、極めると、とても危険なんですよ。」
「無暗に天とか神とか引き合いに出すと。」
「攻撃ができてしまうという。」
「無神論者や不可知論者、無宗教者はそれをするのを罰当たりとしますが。」
「神とか天を引き合いに出して、何でも解決しようと思う方が馬鹿げています。」
葉月。
「神とか天とか、絶対者とか、定義がとても広いじゃないですか。」
「なので、そういうのを前提とした論証にとても強いんです。」
麗空。
「有神論だから、堂々と批判できるので。」
「定義が広過ぎる所が最大の脆弱性です。」
狂気の詩人。
「人間なんて、どこをどうしても愚かなものなのだし。」
「そんなに多くを期待されても、達成できないしな。」
枝実。
「人間という、どうしても理解できない生物の集まり。」
狂気の詩人。
「私はヒューマニズム的正解を求めているのではない。」
星和。
「本来通りの人なんて、自律から開始されるでしょうね。」
「他律からは人なんて要素は出ない。」
狂気の詩人。
「運命は常に矛盾している。」
「運命とは逆の事をすれば良いだけだ。」
麗空。
「自分のすることを、宿命に取られたみたいな。」
「宿命なんて人間に他律をもたらす公害ですな。」
狂気の詩人。
「邪悪なる運命を倒して、人間に真の自由を!」
葉月。
「人間よりも能力、判断で劣る運命なんて、無駄そのものですね。」
狂気の詩人。
「だから、宿命、運命なんて無駄なものを、消してやろうと言うのだよ。」
「論破されているのに、無駄な抵抗を試みる奴らもいるのだ。」
星和。
「運命に敗北をもたらすのです。」
狂気の詩人。
「人間の方が頭が良いという現実を、運命に教える。」
狂気の詩人。
自販機に向かいまして。
立ち去りました。
帰宅。
別の配信を視聴。
枝実。
「勝ち組って何ですか?」
星和。
「勝利だけで、他に何もないつまらない集団の事です。」
枝実。
「それではその人に勝利なんて猫に小判ですね。」
葉月。
「勝利しか価値判断を見出せない、貧しい囚人ですなあ。」
星和。
「勝ち組とは、勝利以外に何もない集団である。」
麗空。
「勝ち組、なんて集団を遥かに超える人々も大勢います。」
「勝利に拘泥するのは若者だけです。」
星和。
「アリストテレス曰く、若者は勝利に拘泥する。」
光里。
「所で、殺人とは何ですか?」
星和。
「相手をこの世から追い出す行為です。」
葉月。
「相手は、持っているもの、物質的なものをすべて失い。」
「この世から追い出されますね。」
絵菜。
「暴力って何ですか?」
星和。
「相手の言い分を顧みない、理屈を無視する攻撃の事ですね。」
麗空。
「敵対者なら、何をしてもいいという、論証の事ですね。」
葉月。
「相手を攻撃したい欲望の事ですよ。」
枝実。
「欲望って、社会の習慣、文化から生じていませんか?」
星和。
「欲望って、どこから生じるのでしょうね。」
麗空。
「それ以前に、世人は、意見と悪口の違いも分からない。」
星和。
「凡人にそんな高度なものを要求するのは間違っている!」
麗空。
「いくら何でも、平均以上の事を凡愚に期待するのは、誤りかと。」
葉月。
「とまあ、他人の目の前で、正々堂々と言えない臆病者だらけですので。」
「学校教育で、意見について学ぶ機会を設けても良いかと。」
星和。
「いい歳して、意見も分からないという悲惨な庶民。」
葉月。
「ミル自由論を読めば、その日から意見について理解しますよ。」
麗空。
「意見を持っていない奴は、どこの現場でも通用しない。」
インターネットを閉じました。
そう言えば、インターネットは便利なだけで、他には何もない場合がよくある。
便利だから正しい、ではない。
使えるから正しい、これは本当。
意見について、何も知らない自国民が何だか恥ずかしい。
国際基準には届いていない、自国民の学問。
窓の外を見ます。
月が出ていた。
すると、もう暗いので。
少女三人衆を家に送り届けました。
星和。
「今日、不可抗力をいかに攻略するのか、というアイデアが出ました。」
葉月。
「勝手に設定された不可抗力ではあります。」
麗空。
「言い逃れする場合、不可抗力は最高の口実ではありますね。」
葉月。
「私は、不可抗力以外のものなら、何でも思うがままになる。」
星和。
「本当ですよ、不可抗力以外のものをすべて手にしています。」
麗空。
「不可抗力以外には、自分の力はすべてに及びます。」
星和。
「ジーザス!不可抗力だけは勘弁してください!」
葉月。
「いつもお宮で、不可抗力は嫌ですよと、きちんと祈って、きちんと通じていませんか?」
麗空。
「不可抗力さえ最初から無ければ、何でもありなんですけれどね。」
各自、自動車で帰宅。
帰ってくると。
変な男性がいまして、美男子です。
玄関の前にて。
美男子。
「美しい!」
星和。
「今更、なんですか、その台詞は。」
美男子。
「当たり前の事を繰り返したんですよ。」
星和。
「わかっているじゃないですか、優れている男性もけっこういますね。」
美男子。
「優れている男性ほど色事を好むという。」
星和。
「あなたも口説きに来たんですね。」
美男子。
「そこの美人女性、襲っていいですか?」
星和。
「このイケメン野郎、他に都合の良い女性がいるくせに。」
美男子。
「強姦したい!だめですか?」
星和。
「だめですよ、というか私に拒否権があるのね?」
美男子。
「そこを何とか!頼みます!」
星和。
「自分と似た者同士とか、同じレベルの女性に行けば?」
「その方が、手っ取り早く結ばれるけれど。」
美男子。
「あなたとここで結ばれたいのです!」
星和。
「恋ばかり美化して、恋だ恋とか言っている時代は終わったの。」
美男子。
「強姦は許可してくれませんか?」
星和。
「嫌です、私の憂さ晴らしのターゲットになりたいわけ?」
美男子。
「仕方がありません、他の女性に許可を取ることにします。」
星和。
「謎の理性を発揮するんじゃないよ!」
美男子。
「それでは、さようなら、別の女性に申し込みます。」
星和。
「なに?強姦も、相手に許可を求める時代になったね!」
変な男性は去って行きました。
室内に戻ると。
同僚の女性から手紙。
題名。
一緒に旅行なんて、どうですか?
何を企んでいるのか、拒否。
政治と個人は分離できますが。
社会と個人、つまり共同体からは離脱できません。
生まれると、共同体の中に取り込まれますが。
常に政治の決断や、共同体の決定に巻き込まれることになります。
しかし個人に割り当てられるものが、連帯責任かどうかは、議論の余地があります。
責任という虚構の中では、連帯責任は何の意味も持ちません。
連帯責任は集団において有効で、集団ですらない者には該当しませんが。
共同体の誤りについては、不可抗力であるとして、対抗できます。
もし政治が私を誘惑したいのなら、政治すべてを私に渡すべき。
6
ライトワーカー。
急に。
母親に頼まれまして。
猟師の援護に向かいました。
観光に化け物が出たので。
人が寄り付かなくなっている。
いつものキャンピングカーで移動しますが。
メンバーも一緒です。
チーム戦なんですね。
星和。
「今回のは久しぶりの強敵みたいですね。」
葉月。
「いつの間にか怪物を倒すんですね。」
麗空。
「私が昼寝をしていた期間に、どのくらいの数を倒したのかな。」
星和。
「自動操縦で戦うので、何をしたのか自分でも分からない。」
「自動操縦の内容だけを徹底されて。」
「いつの間にか、ターゲットが倒れている。」
葉月。
「自動操縦は、やたらに強いですよね。」
「しかし自分は何をしたのか覚えてない。」
麗空。
「記憶がないまま戦って、相手が倒れている。」
「結果だけがある。」
星和。
「まず消防隊の訓練を受けました。」
「田舎の解体現場を燃やして。」
「中にある金庫から金銭を回収するんですね。」
「次は、水中のダイブ訓練です。」
「沈没船に出入りするんですね。」
「次に、空軍の訓練を受けました。」
「アクロバット飛行に参加させられるんです。」
「最後には宇宙飛行士の訓練がありました。」
「実技は、猟銃で動物射殺。」
「模造刀の侍が不意に襲ってきて、倒せるかどうか。」
「指定された訓練施設に侵入して。」
「ペイントボールを目標に当てて逃げてくる。」
葉月。
「体の力の入れ方を学ぶだけで、握力は二倍ですからね。」
麗空。
「身体の改造ではなくて、力の使い方と。」
「過酷な環境での精神訓練もあるんですね。」
星和。
「子供の頃から訓練しますしね。」
「私は小学生の時に、熊を射殺していた。」
麗空。
「天才の再現を訓練でするんですね。」
葉月。
「後天的な天才?」
星和。
「同僚にとって、化け物を殺すのがステータスでしたよ。」
麗空。
「化け物を殺せば、わかりやすい実績ではあります。」
葉月。
「化け物ですか、あまりいませんね。」
「ライオンですら、狩猟で数が激減していますし。」
「個体の戦闘力ではなくて。」
「数による猛威なら普遍的にありますね。」
枝実。
「テキサスでは野生の豚が迷惑で。」
「毎日、すごい数を殺していますね。」
絵菜。
「サーマルスコープで、遠距離射撃で処分していますね。」
光里。
「農家に毎年、凄まじい損失を与えるので。」
「農家は、チームで銃撃して殺しまくっています。」
枝実。
「ヘリコプターに乗って草原の豚を追い回して殺したり。」
「装甲車もどきに乗って草原の豚を、機関銃で殺しまくっている。」
星和。
「動物なんて、そんな値打ちしかないんでしょ。」
枝実。
「共存の必要がないので、毎日、射殺する。」
「撃ち殺している動画は、かなり人気で、私も視聴しています。」
光里。
「日本でも、野生の猿は毎日、捕まって処刑されたり。」
「銃撃されてボス猿が死んだりしています。」
「進化論って何だっけ?」
麗空。
「進化論って自然科学で敗北した時代遅れの俗説でしょ。」
星和。
「食文化によりますが、猿を捕まえて料理して食べている観光地もあるし。」
葉月。
「進化論なんて推論だけでしょ、数百年も推論だけです。」
「しかし他人の個人的な家系図まで、私は否定したりしませんよ。」
星和。
「進化論なんて反証可能性がありませんしね。」
「信じている人間に注意すると、発狂するし。」
光里。
「進化論を唱える人を殴ったら、矯正できますか?」
星和。
「猿の殺害シーンの動画を送るのが、とってもいい風刺。」
枝実。
「狩猟、害獣駆除で、日本猿の処刑シーンを観たことがあります。」
「最高でした、もっと死ねばいいのに。」
麗空。
「テキサスの農家による、野生動物虐殺動画は、最も良い反駁。」
葉月。
「肉食動物も豚も、農家にとっては害獣。」
「軍用の銃器と、サーマルスコープで、毎回、五十匹以上を銃殺している。」
枝実。
「三十秒で殺した野生の豚、最高記録までありますからね。」
光里。
「人間の生活のために、野生動物は死ね。」
絵菜。
「狙撃した方が、農作物の損失よりも、安くつくからね。」
枝実。
「たまに百匹くらい、一夜で銃殺しますが、それでも数は減らないらしい。」
麗空。
「しかも合法ですし、一部の地域は殺せない場所もある。」
星和。
「狙撃の大半が、心臓や頭部を狙った見事な射撃精度。」
葉月。
「シングルショットですと、全部は死にませんが。」
「数人で狙撃するので、そこそこ動物は死にます。」
星和。
「心臓を貫かれて、それでも十秒程度疾走して、いきなり倒れる動物。」
麗空。
「止まっている動物は、銃撃されて、一撃で動かなくなります。」
光里。
「人気動画なんですよね、今時、創造論とID論ですよ。」
葉月。
「考えの押し付けをされないように、他の子供にも注意喚起が必要ですよ。」
麗空。
「本気で進化論を信じている人は一部でしょ。」
「自然科学と宗教の両立が人気ですよ。」
星和。
「どんなものも、結果が良かった考えしか本物ではありません。」
葉月。
「結果が悪い考え方は偽物ですよ。」
麗空。
「使えない考え方を、いつまでも持ってないし。」
枝実。
「使える考え方に絞る、この手に限る。」
光里。
「神が世界を作り、人間はその世界から自然発生したなんて。」
「ちょっと支持できませんし。」
絵菜。
「自然発生?極端な自然主義だなあ?」
星和。
「何を持っているの?裁判の槌?」
光里。
「これを投げると、相手の頭部を砕いて、最後に帰ってくるんですよ。」
星和。
「トール神のハンマーじゃないですか。」
枝実。
「この弓矢、大人は引けないらしいです。」
星和。
「そっちはオデュッセウスが使った強弓ですか。」
絵菜。
「相手が強くなるごとに、こちらの力が強くなる。」
「不思議な老婆を召喚できる。」
「杖を持ってきました。」
星和。
「その老婆の正体は、老い、ですよね!」
葉月。
「それだけあれば、楽勝かな。」
星和。
「戦闘は不意に始まりますので、先制攻撃できれば、余裕でしょうけれど。」
麗空。
「戦闘っていつも不意に開始されますよね、映画みたいに始まればいいのに。」
星和。
「理想ばかり説いていても、虚しいだけです、到着。」
葉月。
「現実主義者の言い分も、だいぶ酷いものですけれどね。」
星和。
「唯物論な現実の解釈なんて、ちょっとやだ。」
麗空。
「自然は量子力学で動いています、まずは自然界の話からですね。」
「それから人間界について。」
観光地に到着。
休業中。
猟師が数名、散策中。
温泉なのですが。
山のちょっとした盆地にまとめて建っています。
山道ではなくて。
直接、温泉街に出没するので。
旅館の屋上で待っていました。
撒き餌は、二時間前に設置されています。
星和。
「野生動物よりも、人間優先です。」
葉月。
「野生動物を管理する義務が人間にはある?」
麗空。
「昔から、畜産や狩猟で野生動物は食料になった。」
「食用の動物は、動く生肉です。」
枝実。
「人間と動物の区別がついてない屁理屈野郎って迷惑ですよね。」
光里。
「実際に、野山にいる小動物をジェノサイドしたことのない愚か者の理屈でしょうね。」
絵菜。
「何も殺さずに、善人みたいな説教をするなんて。」
「世の中、綺麗事なんかで回っていませんよ。」
星和。
「綺麗事の一元論って少し流行りましたからね。」
葉月。
「綺麗事に同調しないと、排除されたり、攻撃されたりする。」
麗空。
「綺麗事を支持する人以外を、すべて殺そうとする。」
絵菜。
「自分達以外を悪だと考えているのかなあ。」
枝実。
「そうとしか言いようがないよ。」
光里。
「やはり利己的な考え方って、社会では当たり前なんですね、それを隠すか隠さないかです。」
星和。
「自覚しているのか、無自覚なのか、多分、後者です。」
麗空。
「馬鹿に感化されると、ろくなことがないですし。」
枝実。
「馬鹿って感染するんですか?」
麗空。
「馬鹿が多数派になるだけで、社会が汚染されます。」
葉月。
「いかに愚者に物を言わせないかが、報道や番組の規則になりそうです。」
星和。
「確かにものすごい善良かもしれませんが、同時にものすごく頭が悪い。」
葉月。
「彼らはいつもそうですよ、綺麗事なんて役に立たない。」
麗空。
「一部の人間が綺麗事を広めているからと言って、真実ではない。」
枝実。
「一部の人間の愚行が止まれば、少しはましですね。」
星和。
「大衆社会なんて呼び方は、そのまんまで素晴らしい名称ですよ。」
遠くに何かを発見。
飛竜が現れまして。
中型のワンバーン。
突進して来ます。
各自、戦闘開始。
爪攻撃をひらりとサイドステップにて回避。
光里ちゃんの投げ縄にかかった飛竜。
縄で首を絞められて。
地面に叩きつけられた飛竜。
星和ちゃんが、ワンバーンの顔面をナイフで切り裂き。
飛竜が逃げようとしている所に。
光里ちゃんが投げたハンマーが。
ワンバーンの頭部に当たって、飛竜が死にました。
倒した所に、すぐに下に来るように無線で指示されて。
道路に、大型シャベルを持った中型の恐竜がいて。
シャベルで殴り掛かってきました。
しかし絵菜ちゃんは、杖を地面に置いて、謎の老婆を召喚していて。
恐竜は、力を出せば出すほど、老いによって力負けしています。
これは幻術による物理攻撃ですね。
謎の老婆ば消えまして。
恐竜、弓矢による貫通弾を受けて、ノックバック。
恐竜、五メートルほど後方に吹っ飛んだ。
枝実ちゃんの強弓が放った矢の直撃。
続いて絵菜ちゃんは、杖を再度、置いて、猫を出します。
恐竜は猫を持ち上げて投げようとしますが。
片足が持ち上がった、それだけ。
正体は、建築物。
恐竜は噛みつき攻撃、しかし猫は炎上して爆散。
後ろ側から、星和ちゃんが飛び掛かって、ナイフで恐竜の首を切り落としました。
モザイク・ザウルスは、猟師によって運ばれて行きます。
討伐完了。
早めに帰還。
今度もドライバー交代。
星和。
「ああ、事務作業が一時間分、残っている。」
麗空。
「広告は芸術作品ではないとか言われたらしい。」
葉月。
「美しいに限るじゃないですか。」
星和。
「力作過ぎて、迎合されないって。」
光里。
「悲惨だなあ、ポピュリズムっていうの。」
葉月。
「何を読んでいるの?」
枝実。
「功利主義の本、ベンサムとミル。」
星和。
「真面目ちゃんも悪くない。」
枝実。
「現代社会の前提らしいので。」
麗空。
「実力で押していますなあ。」
葉月。
「宿命だけで勝とうとする、愚か者に敗北を与えるのです。」
光里。
「運命とは悪である。」
絵菜。
「この世の悪いものの一部である運命、それだけで勝つのは邪悪かと。」
星和。
「簡単に、優れている者が少なくなると、雑魚が独り勝ちしやすくなる。」
枝実。
「消去法で、平凡な人間が目立つことになる。」
麗空。
「平和な時代では、劣っている者はいくらでも蔓延ります。」
「戦乱の時代になると、劣っている者はいなくなる。」
星和。
「歴史は繰り返さない、歴史家が繰り返しているだけ。」
葉月。
「歴史は繰り返すか、繰り返さないか。」
「おおよそ、どちらも真実である。」
麗空。
「雑魚が勝利しようとしたら、必然的に策略による決着が思いつくはず。」
絵菜。
「歴史なんて同じ事の繰り返しでしょ。」
光里。
「歴史書よりも、希少な雑誌の方に興味がある。」
枝実。
「所で、近所の本屋って何を売っているのでしょうか。」
「古典を探しても、在庫切れ、お取り寄せとか言われます。」
星和。
「大衆向けに調節し過ぎて、古典は扱っていないらしい。」
葉月。
「大衆向けに迎合するように、店舗を調節しても、売れているようには思えない。」
麗空。
「少なくとも、読者の購入金額に見合った、大衆向け書籍を販売するべき。」
枝実。
「功利主義も二派ありますし、私はミルの方を選びました。」
葉月。
「功利主義は、jsミルの方が支持者の層が厚いですね。」
星和。
「引用も、JSミルの方が多いですし、ミル自由論は、何回も新訳が出ています。」
麗空。
「ミルは民主制を解説したりもしていますし。」
「民主制の良い弁護士でもあります。」
光里。
「意見について詳細に書かれた自由論も、民主制では重要な科目です。」
枝実。
「まさか他人に考えて貰おうだなんて、インターネットで調べていませんよね?」
星和。
「他人のつまらない考えよりも、自分の直観の方が遥かに結果が良い。」
光里。
「自分に関しては、自分が考えた内容が最善ですし。」
葉月。
「それでも二度考えた内容か、自然に浮かんだ内容に限ります。」
麗空。
「誰かの意見が、絶対的な権威を持つことなんてないし。」
絵菜。
「意見の範囲から飛び出さないことが大切なんだと思います。」
枝実。
「どのくらい良い意見なのか、得点が加算される試合ですなあ。」
光里。
「自分の考えを、他人に評価して貰ったせいで、愚考に陥る事がよくある。」
星和。
「いちいち意見について、他人の評価を求め過ぎです。」
「せっかく自分の頭で考えたのに混乱する。」
葉月。
「思っているより、個人の問題を個人で処理するようになっているので。」
「意見の是非を他人に評価して貰うのは、混乱の原因になります。」
枝実。
「自分で考えた内容は、他人に評価して貰う必要がないのですし。」
光里。
「それとも、他人にいろいろ決めて欲しいのですか?」
絵菜。
「それなら、遠慮なく他人は干渉するでしょうね。」
報告。
仕留めた飛竜ですが、アンデスコンドルの変異体のようでした。
南米から持ち込まれた世界最大の鳥、アンデスコンドルと。
日本の鷲がつがいになって産んだらしい。
雑種なので、寿命は短いとのこと。
倒した恐竜、トカゲの化け物でした。
世界最大のトカゲのモンスター。
生物研究所に運ばれています。
一時間でリターン。
自宅に戻ると。
昼寝、体力が続かないので。
休憩。
すると、外から女性が覗いている。
美少女。
「あの女性と、いろいろしたいな。」
美人。
「口説きに行くの?」
美少女。
「待っててお姉さん、私は大人の階段を上がるから。」
美人。
「これで何人に振られたのよ。」
メンバーがリビングで遊んでいる最中。
裏口から、ピッキングして入ってきた美少女。
しかし待ち伏せに遭った。
星和。
「何の真似ですか?下手な演技ですね?」
美少女。
「好きです、いろいろしたい!」
星和。
「ちょうどいい、私はエスなんですよ。」
「好き放題に弄られたいのなら、こっちに来なさい。」
美少女。
「いろいろして!」
屋内に入った途端。
美少女、暴行された。
頭部を掴んでぐりぐりすると。
押し倒して上に乗り。
脱がされて、撮影されてしまった。
しかし美少女、嬉しそう。
メンバーに見つかった。
葉月。
「ひとりだけ、なに楽しんでんのよ。」
麗空。
「その女の子は、あなたのお気に入りですか。」
「残念です、取れなかった。」
星和。
「私のお楽しみを見られてしまいました。」
「誰もいない時に侵入すれば良かったのに。」
枝実。
「いや、我々は見ていないフリをする予定なので。」
光里。
「別に隠さなくていいわよ。」
絵菜。
「大人の女性って、趣味にも多様性がありますね。」
美少女。
「もう辞めちゃうの?」
星和。
「こっちに来て、お風呂場でやりましょう。」
憂さ晴らしに、マゾヒストの女性に。
性的暴行。
しばらくして、満足したのか。
マゾヒストの美少女、笑顔で帰っていきました。
美女。
「あんた、楽しそうでなによりだわ。」
美少女。
「たまに憂さ晴らしでやらせて欲しいそうです、やったあ。」
美女。
「いい相手を見つけたじゃない。」
美少女。
「姉さんは、何をやっている?」
美女。
「ナンパされるために、突っ立っているの!」
姉妹、夕方には居なくなった。
少女三人衆。
新聞紙で作った刀剣で、ずっと殴り合っていたようです。
新聞紙の破片だらけ。
三つ巴の試合がいちばん、面白いらしい。
他のメンバー。
成語大辞苑、故事ことわざ名言名句を読んでいます。
寝室にある棚、葉月ちゃんに下着の棚を物色されていまして。
見咎められた。
絵菜。
「人って、たまに何がしたいのか分からない行為をしますね。」
葉月。
「自分でも、何をしているのか分からなくなるんです。」
絵菜。
「私は分かります、興味本位ですよね。」
葉月。
「おお理解者よ、子供は嘘がつけない。」
星和。
「私で満足頂けているようで、なによりです!」
接近して。
後ろから襲うと。
葉月ちゃんが激しく振り払って逃げ出しまして。
荷物がありません。
そのまま帰ったようです。
麗空。
「あの色気のある人、イタズラしてたんですね。」
星和。
「新品の、履いてほしい下着というメモがありました。」
麗空。
「他に相手がいないから?」
星和。
「早く相手が見つかるといいですよね。」
麗空。
「小さい娘達、目を離すと、信じられないことばかりしますね。」
星和。
「また地形を変えてるじゃないですか。」
麗空。
「いつの間にか、大型スコップで、庭を再整備していますね。」
星和。
「地形を変えるまで遊びを辞めないなんて。」
麗空。
「もう夕方ですし、私が言っておきます。」
星和。
「あらあら、岩石の位置がまた変わっています。」
「直さないと。」
少女三人衆に、いけない所を説明して。
三人は納得して。
そのまま帰りました。
少女は三人一組なんですね。
麗空。
「あなた、仕事は?」
星和。
「一回、会社に戻って、二時間作業して、ここに来る。」
麗空。
「私は暇なので、料理の研究してもいいかしら。」
星和。
「どこぞのシェフから習っているとか、言っていましたね。」
麗空。
「玄人の料理人、直伝、私は料理人になるのかな?」
星和。
「何でもやる、技量の高い人ですなあ。」
分岐。
自宅にて、料理の練習をして。
料理は冷蔵庫に保管されていました。
作業を終えて、二時間後に帰宅すると。
試作した、けっこう上手な料理を食べられた訳です。
最近は、仕事と遊戯が混ざったような生活ですが。
次々と遠征があり、仕事が軽くても。
気絶しそうなくらいですね。
7
人間社会は、約束で成り立っている。
しかし約束であると指摘すると、なぜか怒る。
不思議。
治安が悪い、暴力時代。
犯罪集団、LSD党。
今日も誰かを万引き犯にするため。
パトロールをしています。
今日は休日。
社長の母親、余暇の使い方を幼少期に教えていた。
経験だけは、幼少期に説かれている、謎の英才教育。
娘の休日出勤はなし。
育成して使うという計画は崩さない。
メンバーでショッピングモールにいます。
大型ショッピングモールは大賑わい。
枝実。
「こんなに人がたくさんいる。」
星和。
「人がたくさんいる?人は半分くらいでしょ?」
絵菜。
「あの男性とか、どうですか?」
星和。
「どこに男性がいるんですか?」
光里。
「猫の面白本がありますよ。」
麗空。
「ここは何のお店かな?」
葉月。
「いかがわしいお店、見つけました。」
星和。
「いや、そこは普通のお店だから!」
枝実。
「普通?普通って何ですか?通俗的って意味ですか?」
星和。
「知らないよ!普通とは多数決による基準でいいでしょ!」
絵菜。
「今回、イケメンを口説くんですか?」
光里。
「口説くとしたら、英雄とか、偉人の方がよろしいよ。」
星和。
「性別が二種類あるからって、二種類あるだけで、後はどうでもいいでしょ。」
葉月。
「自然にそうなるからとか、自然は改造できるし、人工的に変えられるし。」
絵菜。
「あの男性とか、どうですか。」
星和。
「あなた、わざとですね?指を刺す男性は、ゲームのキャラクターですよ?」
光里。
「でも、あのくらいのイケメンが現実にいても、罰は当たらないかと。」
星和。
「そうですね、反対に、超級の美女がいても、何の迷惑にもならないし。」
枝実。
「美女とイケメンはどれだけいても、迷惑にはならないね。」
葉月。
「多様性って、悪いものは除外されますよね?」
麗空。
「多様性に、害になるもの、悪しきものは含まれません。」
星和。
「しかし判定はやや恣意的になりますよね。」
葉月。
「世界にあるからと言って、必ずしも受け入れる必要はない。」
麗空。
「世界にあるものは、人間が消せるからですね。」
星和。
「作為的に消せる以上は、多様性とは思えない。」
枝実。
「必要悪以外の多様性は是認できないなあ。」
星和。
「なぜなら、消せば解決しますからね、本人は気の毒ですけれど。」
光里。
「権利ではないものを、権利と主張するので。」
「自らの矛盾のために死ぬんですね。」
麗空。
「お前がそう産まれたからだろ!」
「漫画版、群衆心理、ロベスピエール編にて。」
「教育係が王子を罵る台詞。」
葉月。
「うわあ、この世のものとは思えない最悪の否定。」
星和。
「不可抗力まで多様性から除外されなくてもいいかと。」
枝実。
「あのような人間が生まれるのはなぜか?」
光里。
「まあ、出てこなければ、問題はなかったのですし。」
麗空。
「とまあ、害になるものまで多様性とは言えない。」
葉月。
「共存の価値がないものは、多様性とは言えないなあ。」
光里。
「存在しなければ良かったものまで、多様性にはならないと思う。」
枝実。
「有害ならば、それは本人が狡猾なだけでは?」
葉月。
「世界に存在しているからと言って、正しいということにはならない。」
星和。
「多様性のパラドックスですなあ。」
女性専門のエリアに誘導されるかのように。
衣服や装飾品。
宝石など。
少女三人衆が寄っていく。
光里。
「あの下着は何ですか?」
星和。
「あれはまだ早いよ。」
絵菜。
「私達はショーツでしょ。」
葉月。
「こらこら、人前で言わない、言わない。」
星和。
「試しに、私の未使用品、後で履いてみる?」
枝実。
「ぜひ、そうしたいです。」
麗空。
「年齢制限は解決かな。」
葉月。
「代わりに、サイズを教えてくれれば、お姉さんが買ってくるよ。」
光里。
「なんですと?サイズ?」
絵菜。
「それは素晴らしいですね。」
枝実。
「飛び級ですか。」
麗空。
「えっちな飛び級ですね!」
星和。
「成人女性への憧れですね。」
葉月。
「我々が、そういう所を見せ過ぎたのでは?」
星和。
「そうですね、家にあるのは、子供に見せるものではないものばかり。」
麗空。
「成人女性が写った雑誌くらいは、片付けるべきだったのかも。」
購入。
ついでに近くで、サイズが小さい大人用の洋服を買いまして。
成人女性の服装をする、少女三人衆となりました。
試着室から、飛び出てくると。
男子の視線が集まってしまう。
大通りにて、男子に口説かれそうになった。
男の子。
「なんだあの美少女は!?」
美男子。
「あのくらい美しいと、都市の景観も豪華絢爛。」
絵菜。
「お母さん、知らない男の子が話しかけてきた。」
星和。
「私はあんたのお母さんではない!」
光里。
「お姉ちゃん、妹の私を男子から守って。」
麗空。
「私はあなたの姉ではない!」
枝実。
「あの男の子と、ラグビーやってもいいですか?」
葉月。
「わざわざ虐めるんじゃないよ!」
通過、スポーツ用品店に向かってます。
書店に立ち寄りました。
大型書店。
ショッピングモールには必ずある。
星和。
「この古典ってありますか?」
店主。
「ああ、品切れです、取り寄せしますか?」
星和。
「ではこの古典はありますか?」
店主。
「ああ、在庫がないみたいなんです。」
星和。
「前にこの古典は売っていたんですか?」
店主。
「売っていた?何のことを言っている?」
星和。
「取り扱いは、一時的にはあったと思われる。」
店主。
「ん?データ上は前にあったようですね?」
星和。
「補充はしていないと?」
店主。
「ちょっとうちの能力を超える要求は受け付けられません。」
星和。
「ここは本屋ですよね?」
店主。
「はい、何を言っても取り扱いがない本屋です。」
星和。
「あんたらは無能なんですか?」
店主。
「残念ながら、今だ無能というレビューは頂いておりません。」
星和。
「あなたは馬鹿ですか?」
店主。
「そうかもしれませんが、現在まで、馬鹿という評判は立っておりません。」
本屋から退場。
スポーツ用品店。
野球バットを持った。
葉月。
「これで野球やろうよ。」
麗空。
「どういう野球かな?」
星和。
「バットだけで野球をするのですか?」
枝実。
「ボールは現地調達。」
星和。
「トンデモ野球なんて斬新ですね。」
「トンデモサッカーなら大量にありますけれど。」
犯罪集団LSDが暗躍。
遠くから見ていて。
目をつけられた。
サポートセンターに連絡していた。
容疑者。
「あいつ万引きしているんですけれど。」
悪人。
「なんであいつ刑務所に入っていないんだ!」
店員。
「はあ?証拠がないだろ!」
「万引きGメン雇っている経費を考えろ!考えないなら帰れ!」
容疑者。
「万引き見たんですけれど。」
悪人。
「万引き犯捕まえてくださいよ。」
店員。
「店から出ていない時点で、万引きが成立してないし。」
「うちはおままごとに付き合うお人好しじゃねぇんだよ。」
意外にもブラック企業だった!
サポートセンターの最悪な対応に。
犯罪集団、発狂した。
容疑者。
「あいつ取り押さえる。」
悪人。
「逮捕する。」
店員。
「はあ?暴力沙汰なんて起こしたら、お前らどうなるか分かっているんだろうなあ?」
警備員、なぜか通路で会話をする変な奴らを発見。
私服警察官、観察のために二人組に接近。
犯罪集団、犯行予告をしてしまった。
そのまま不審者二人組は、トイレの一室に入るが。
警備員と、私服警察官がトイレの前に陣取り。
犯罪集団は詰んだ。
その後、どうなったのかは不明である。
移動。
星和。
「大衆社会ですか、確かに平凡で雑魚ですが。」
「とても平和的で、規則によく従い、問題を自ら起こさない。」
葉月。
「あれが大衆ですか、確かに平凡で雑魚ですが。」
「本人が思っているより裕福で、努力を怠らず、勝率まで考えて行動できる。」
「まともとは、ああいうことなのか。」
麗空。
「大衆の時代と言いますが、確かに平凡で雑魚ですが。」
「勤勉で、切り抜けるだけの賭けには成功して。」
「一人前と言われている。」
枝実。
「おっさんとおばさんなんて見てもつまらないよ。」
光里。
「現実を言うんじゃないわよ、理想を言いなさいよ。」
絵菜。
「褒めるのか、貶すのか、どちらかにしてください。」
到着。
スポーツ用品店。
友達と使う、サッカーボールと、バドミントンのラケットと羽。
たくさん購入、ついでにフリースクールに寄付する。
運搬。
自衛隊用のバックパックを持ってきていて。
各自、大人チームは荷物運搬。
少女三人衆は軽快に見回って。
最後にパフェを食べて帰ることにしました。
星和。
「後は、足りないものは?」
光里。
「あそこにいる既婚者の下着。」
葉月。
「それは要らないでしょ。」
麗空。
「必要なものは?もう目的のものは獲得したけれど?」
絵菜。
「あそこの同世代の女の子に、スカートめくりしたい。」
星和。
「さっきから正気ですか?」
葉月。
「とまあ、誘惑に駆られないうちに離脱しましょう。」
枝実。
「あの女の子、口説いていいですか?」
葉月。
「親子連れは不可能かと考えれる。」
星和。
「はしゃいでいる女の子っていいですよね。」
麗空。
「私は調子に乗っている女の子が好みです。」
葉月。
「ドヤ顔の少女ですか、得意気で、いいですね、はあはあ。」
パフェを食べて。
やけに氷を欲しがる葉月ちゃんに。
カロリーメイトをあげました。
貧血かな?
不審者の最後のグループがいまして。
仲間に何かあったらしくて。
勝手にリベンジに来ました。
敵対者。
「卑怯だぞ!」
悪漢。
「汚い手ばかり使いやがって!」
星和。
「誰ですか、言いがかり?不細工な!」
葉月。
「さっきから尾行していた連中の仲間かな?」
「なんで不細工なの?」
麗空。
「八つ当たりの標的が、最後の獲物ですかね。」
「残念ながら、相手が不細工ですが。」
枝実。
「ちょうど人を殴りたかったんですよ。」
光里。
「合法的に殴るのって、最高の道楽ではないのかな。」
絵菜。
「合法的な殺人なら、処罰できないのと同じですね。」
敵対者。
「平手打ちしてやる!」
悪漢。
「セクハラしてやる!」
星和。
「冥府に送迎してやる!」
敵対者。
「ぐはっ!」
悪漢。
「うあああ!」
星和。
「あれ?利き手とは反対の手でパンチして、ダウン?」
敵対者。
「なんて威力のある殴打なんだ!」
悪漢。
「しかも連続の殴打で、仲間もやられるとは!」
星和。
「さあ、何してあげようかな、お尻ぺんぺんの刑かな?」
敵対者。
「ちょっと待ってください!」
悪漢。
「言いがかりをつけてごめんなさい!」
星和。
「ん?自らの間違いを認めるとは、珍しくまともですね?」
敵対者。
「いきなり攻撃してすみません、許してください!」
「何でもしますから!」
悪漢。
「何でもするって言っているだろ!」
星和。
「ん?今なんでもするって言ったよね?」
敵対者。
「そんなことするって思うのか、あれ?」
悪漢。
「ああああ!警備員だ!」
警備員。
「揉め事があるんで、来たんだけれど。」
「あんたら、ひょっとして危ないものとか持っているのか。」
敵対者。
「そんなことありません!」
悪漢。
「持っていますが、見せません!」
警備員。
「ん?今持っているって言ったよね?」
敵対者。
「持っているかもしれないし、持っていたとしても見せないぞ。」
悪漢。
「いいじゃん、ナタくらい所持していても、なあ?」
警備員。
「おい!あいつらを取り押さえろ!」
下僕。
「なんだって?喧嘩があった?次はナタを所持?」
自警団。
「あいつらを逃がすな!」
相手が警備員に追われて逃げ出したので。
小競り合いは終了。
無謀な挑戦者が多過ぎる。
毎回、返り討ちになる敵対者。
やられ役なんですかね?
バックヤード侵入、戦闘。
警備員。
「イーグルキック!」
敵対者。
「なんだその馴染みのある技は!」
悪漢。
「パロディをするな!」
警備員。
「イーグル!パンチ!」
敵対者。
「ぐはっ!」
悪漢。
「反撃だ!食らえ!」
犯罪組織の二人組。
追ってきた警備員に殴り掛かった。
警備員を殴打。
効かない。
ボディーブローとハイキックを警備員に叩きこんだ。
警備員に効かない。
ノックアウトパンチを犯罪組織の二人組が仕掛けた。
警備員の顔面に直撃。
効かない。
警備員。
「雑魚は引っ込んでいろ!」
敵対者。
「お前のせいでこうなったんだろ!」
悪漢
「お前のせいで攻撃が成功しないんだ!」
警備員。
「仲間割れとは醜いですな。」
下僕。
「内輪揉めなんて醜いものですね。」
自警団。
「遊びは終わりだ。」
犯罪組織、計四人、逮捕、拘束されたらしい。
それを携帯電話で知った指示役。
車から飛び出して。
こっちに来た。
リーダー。
「くそ!これじゃあもう万引き犯を作れないじゃないか!ふざけやがって!」
相手が後ろに来ましたが。
方向展開の演技をして。
フックを当てておいた。
リーダー。
「ぐわああああ!なんてことをするんだ!この正義の味方に!」
星和。
「あらごめんなさい、変な当たり方をしたようですね。」
リーダー。
「この僕には被害者としての権利があるんだ!僕に勝たせるべきだ!」
星和。
「大丈夫ですか?何か急病でも?」
リーダー。
「痛い、痛いよぉ!」
星和。
「仲間が来ましたよ、病院に連れて行って貰ってください。」
リーダー。
「ああ!友よ!もう味方はお前しかいないよ!」
仲間。
「所で、俺達が万引き犯をでっち上げている間。」
「何をしていたんですか?」
リーダー。
「車に、殲滅の刃という新作があって、イケメン戦士が複数登場するんだ。」
「ああいうようになりたい。」
仲間。
「所で、一応、質問しますが。」
「俺達が万引き犯をでっち上げている間に、それ読んでいませんよね?」
リーダー。
「それが・・・まだ五巻の続きで・・・。」
「ぐはっ!なんで殴るんだ!うわっ!」
仲間。
「死ね!」
駐車場で、不審者同士が争ったので。
荷物はすべてキャンピングカーに搬入完了。
エンジン始動。
その隙に、離脱しました。
ショッピングモールから出ていく最中に。
パトロールカーとすれ違う。
敷地中にいる拘束された不審者を調べるため。
通報されてやってきた。
しかし駐車場で仲間割れをしている。
犯罪集団に遭遇して。
さっきの不審者、警察官に見つかってしまった。
現行犯逮捕?
最近、ポスト・デモクラシーみたいな論説が出そうな気配。
民主制にして、ハッピーエンドはなかった。
現代思想の大家ニーチェ曰く、フランス革命から続く運動は。
背景にルサンチマン(弱者の負け惜しみ)があると批判。
民主制は哲学において、行き当たりばったりと批判されますが。
本当に行き当たりばったりですね。
政治よりも社会学の方がよっぽど大事ですし。
人間の条件、とか、責任と判断、が役に立つかも。
政治学よりも、社会学がなぜか通用する。
今の時代、政治の話題よりも、社会学の時代ですよね?
8
普遍的に見られるワンパターンな色欲に代わり。
変態性癖が流行っている。
女性用のえっちな本、BL本。
男性用のえっちな本は、どちらかと言うと医学の問題である。
仕事から帰宅すると。
すぐに。
謎の女性が訪問。
着物姿なので、警戒しなかった。
星和。
「どなた?」
遊女。
「私は近くの芸者です、キスしてください。」
星和。
「うわあ、私は男性にはモテませんが、女性にはモテますね。」
遊女。
「好きにしたい。」
星和。
「あなた、よく見たら綺麗な顔ですね。」
遊女。
「そういうあなたは、英傑みたいな女性ですね。」
星和。
「さあ、入って、久しぶりの獲物です。」
遊女。
「一緒に濡れたいね。」
家に入ってしまった遊女。
いきなり、遊女は暴行された。
星和。
「卑猥な技をですね、女の人にしてみたかった。」
遊女。
「変わった趣味ですね、悪くないかも。」
星和。
「気持ちいい?」
遊女。
「恥ずかしいです。」
星和。
「今、脱がしてあげるからね。」
遊女。
「せっかくなので、もっと暴行してください。」
星和。
「あらまあ、あなたが喜ぶとは限らないわ。」
遊女。
「綺麗な顔に、ビンタとか、してみたいでしょ。」
星和。
「ベッドに入れて、もみくちゃにしてあげるわ。」
遊女。
「お好きにどうぞ。」
星和。
「ねぇ?わざとやられに来たの?」
遊女。
「そうですね、卑猥な技を受けるって、知っていました。」
星和。
「なによ、この正直な女の子、解放してあげる。」
遊女。
「素敵な女性に触れてもらえて、満足です。」
星和。
「あなたも、私がエスという話を知っていたのですか?」
遊女。
「だって、私だって、たまには女性に性的暴行をされたいので。」
星和。
「あれ?最近、暴行した女性が広めましたね?」
遊女。
「すっきりしました、またやられに来てもよろしいですか?」
星和。
「また来たら、結婚を前提に暴行するわよ。」
遊女。
「楽しみにしています。」
星和。
「変わった女の人が寄ってきますね!」
遊女、立ち去りました。
好きと言うより、安全に弄るので、エムの女性から話題になってしまった。
深夜。
そう言えば裏口の鍵を閉めるのを忘れてて。
鍵を閉めて寝室に戻ると。
横から、ドレス姿の女性が飛びついてきました。
振り払ったら、ドレスの女性が空中に浮かんで。
転倒した。
星和。
「うわっ!泥棒にしては綺麗な服装ですね!」
美人女性。
「あなたを好きにしたい!」
星和。
「ここは売春宿じゃないよ!」
美人女性。
「このギャル好き、私の物になって!」
星和。
「正気ですか!」
美人女性。
「後の事は考えたくもない!」
星和。
「考えなさいよ!」
美人女性。
「どうして後の事を考えないといけないの?」
星和。
「無謀な!」
ドレスの女性を捕まえて、縄で拘束しました。
動きが激しいので、やや苦戦した。
美形なので、見逃す予定。
星和。
「どうして私は女性に襲われるのかな!」
美人女性。
「見ていると、もう我慢できなくなって。」
星和。
「まあいいです、女性に好かれるのは悪くありません。」
美人女性。
「私を拘束して、どうするの?」
「気持ちいいことを、ずっとするの?」
星和。
「キスしてあげるから、帰ってください。」
美人女性。
「え?本当?」
星和。
「はい!うわっ!なにするし!舌を引っ込めろ!」
美人女性。
「触りたかった。」
星和。
「抱きしめてあげるから。」
美人女性。
「もう充分です。」
星和。
「次からは、侵入ではなくて、きちんと口説きなさいよ。」
美人女性。
「ごめんなさい、理性を失ってしまって。」
星和。
「行いではなくて、間違いについて問われる事がよくある。」
「解くので、もう帰ってね。」
美人女性。
「次からは、婚約指輪くらいは、持って来ます。」
星和。
「貴金属なら歓迎するわ、それじゃあね。」
狂気の美人、解放されて。
帰って行きました。
いろんな女性から狙われているんですね。
男性から評判になっている一方。
女性から評判になっていて。
いろんなプレイを仕掛けようとしてくるらしい。
ただ、エスという話が今回、遊女によって広まって。
性的暴行をされたい女性が、近寄ってくるようになっています。
美人女性から狙われても、別に害はないと思われる。
次の日は休日。
休日出勤はなし。
のんびり書籍を読んでいると。
いつものメンバーが集う。
メンバーの友人も参加した。
枝実。
「道徳の教科書ですか。」
「彼らは道徳を利用しているのではないか。」
光里。
「誰しもが利己的という、正しい事をしているのに。」
「利他的になれというのは、間違っている。」
絵菜。
「利他的になりたくない人の事は考えない、利他主義者ですね。」
星和。
「利己的になって、何事も快適な人から、うまく行っている物事を奪おうとする。」
「暴力的な利他主義者。」
葉月。
「利己的なのが自然な考えで、健全なのに。」
「不健康にされるのですか。」
麗空。
「人は利己的ですよ、これを証明したのは、マーク・トウェイン。」
「人が利他的な行動をすることなんてありえない。」
「ペシミズムの人間観を提出した。」
葉月。
「アドラー心理学でも、人は利己的で健全と伝えられています。」
星和。
「アダム・スミスも、経済は利己的であることが前提と書いています。」
枝実。
「利他的と思える人も、本当の理由は利己的なんですよ。」
光里。
「世間はボランティアで成り立っていない。」
絵菜。
「道徳を利用するとは、邪悪なものですね。」
光里。
「別に道徳だけで、社会は成立してないけれど。」
星和。
「誰しもが不利益を被らない仕組みが道徳の正体ですしね。」
葉月。
「誰しもが害を被らない方法を考えたのが、道徳です。」
麗空。
「道徳と倫理学は別物なのかな。」
友人。
「道徳だけで生活できる訳がないでしょ。」
星和。
「もしも、誰も私に勝ってはならない、という道徳を作ったら。」
「全員はこの道徳に従いますかね。」
葉月。
「道徳って、通俗的な道徳を上書き処分するだけで、足りますよ。」
学友。
「むしろ、道徳が是非を問われている危機がありますね。」
光里。
「善悪の解釈に、道徳を利用するな。」
星和。
「善悪の解釈問題。」
麗空。
「善と悪の解釈問題。」
葉月。
「善悪って何だろう?」
枝実。
「なんですかその科学みたいな題名は!」
星和。
「無価値なものが理解できるから、価値のあるものが理解できるんですよ。」
友人。
「馬鹿をよく知っているから、馬鹿ではないものを知るのです。」
学友。
「ポスト・モラリズム。」
知人。
「かつてモラリストという思想家がいまして・・・。」
友人。
「前の世代の意見なんて、もう頭が悪い馬鹿丸出しの経験でしょ。」
「次の世代に、そんな意見は通用しない。」
葉月。
「前の世代の意見って、主観的で、論拠がまるでないガラクタですからね。」
星和。
「そんな程度で、よくやっていられたものですね。」
麗空。
「周囲も同じレベルだから、意見が更新されるまで、通用はしている。」
星和。
「前の世代と同じ愚考を繰り返すつもりはない。」
友人。
「考えるだけの前の世代ですか。」
学友。
「次の時代には、意見は様変わりしているはずです。」
星和。
「前の世代のガラクタを、壊して遊んでいる狂人がいたとは書かないでね。」
麗空。
「ガラクタなら、元々、壊れているでしょ。」
葉月。
「スクラップなんだから、元々、不用品でしょ。」
隠れてお昼の用意をしている麗空ちゃん。
手分けすると、けっこう豪華になる。
昼食が終わると。
少女三人衆を寝室に招いて。
密かに買っていた、小柄女性用の衣服と下着を試着。
サイズは何とか合いますね。
特定の世代における、最小のサイズなら。
小さな女の子でも、サイズは合います。
枝実。
「最近、身長が伸び始めて、数年で平均に届きそうです。」
星和。
「美貌を何に見せびらかすのか、興味深い。」
光里。
「私は年下の女性を口説きますよ。」
葉月。
「それは問題がありそうですな。」
絵菜。
「私なんてまだ十年は必要ですね。」
友人。
「需要はあるかと。」
学友。
「需要?誰にですか、変な事、教えないの!」
枝実。
「この洋服、貰っていいのですか?」
葉月。
「いいわよ、あんたらには買えないでしょ。」
星和。
「こっちのえっちな下着は持って行かないの?」
枝実。
「何!えっちな下着?早くよこして!」
友人。
「その年齢でそんなものを?」
光里。
「私も欲しいわよ、見えなきゃいいんでしょ。」
絵菜。
「私はサイズからして無理みたいです。」
葉月。
「そんなことはない、最小サイズを見つけておいた。」
学友。
「小さな女の子って、どこでも通用するのね。」
麗空。
「だいぶ必死に探したんですね!」
宿題のために。
昼休みの後くらい。
少女三人衆は帰る支度。
遊女が通りかかった。
遊女。
「ああ!襲いたい!あんな素敵な少女なんて、斬新!」
美人女性。
「あそこにいるギャルの方が、お楽しみ頂けますよ。」
遊女。
「小さくて好き!小なるものは美しい!」
美人女性。
「何やってんのよ!女の子に飛びつくつもり?」
遊女。
「あの小さな女の子を、私の物にしたい!」
遊女、気が狂って、少女三人衆に襲い掛かった。
抱き着こうとするものの。
サイドステップで回避。
枝実ちゃん、遊女にのしかかって、同時に遊女の軸足を見極めて。
軸足に足を入れて。
一回転すると、遊女は草地で転倒した。
遊女は動けなくなった。
枝実。
「綺麗な人、上に乗っていいですか?」
光里。
「ここで脱いでくれたら、お相手しますよ。」
絵菜。
「そんなに好きなら、飛びつかないでください。」
「誘えば、遊べたのに。」
遊女。
「何が起こったの?」
美人女性。
「ほら、手を貸そうか、まったく、ギャルの次は幼女ですか。」
枝実。
「そうやって幸福を追求すると、後から手段について問われますよ。」
光里。
「幸福って定義できないので、快楽のために私達を利用しないでください。」
絵菜。
「口説いてくれら、遊んであげましたよ、ちょっと過激なことしたいのですが。」
遊女。
「いいんです、変にすっきりしました、失敗しても良かったんです。」
美人女性。
「あのギャルはまだ家にいるわよ。」
「あら、あの色気のある女の人は誰かしら。」
遊女。
「はあはあ、やっほー!また遊びに来たよ!」
星和。
「やった!ちょうど八つ当たりの対象に困っていたのよ。」
遊女。
「それは私がエムだから大丈夫です!」
葉月。
「あれ?あなた誰よ、ドレス?スカートめくりさせなさい。」
美人女性。
「なにすんのよ美形!」
葉月。
「ん?無添加シャンプー?無添加化粧品?」
美人女性。
「よく分かったわね。」
葉月。
「ちょっとお茶しない?」
美人女性。
「私もそう思っていたの。」
恋人繋ぎして。
二人は退場。
麗空ちゃんは洗い物をしていたものの。
星和ちゃんが遊女を連れ込んだので。
帰ってしまった。
昼間なのに、暴走する女性が多発。
星和。
「さあ何で遊んであげようかな。」
遊女。
「銭湯に行かない?」
星和。
「ならばここのお風呂でいいでしょ。」
遊女。
「いいの?」
星和。
「好みのタイプなので、構いません。」
遊女。
「私は、替えの下着がないんですけれど。」
星和。
「新品なら、えっちなのがありますので。」
遊女。
「お風呂で何するの?」
星和。
「何がされたいので?」
遊女。
「どうしよう、あなたが好きだけれど、裸で暴行されるなんて。」
星和。
「早く来てください。」
遊女。
「過激で無理です、さようなら。」
星和。
「私も無理は言わないわ、また来てね。」
遊女、逃亡。
女性同士の強姦もある?
色欲というより、変態性癖しかありませんね。
変態性癖による、狂気の交流でした。
あまりに女性が口説いてくるので。
美男子は、口説きに来る美人女性をナンパして。
うまく行く人も出てきました。
女性は男娼を欲しがっている?
男性同士はソドミーですが。
女性同士の記述はまったくありません。
ルールの抜け穴かな?
9
ブラック企業、サイコパシィー。
化け物を集めては、深夜、人里に放って。
それをすぐに駆除して。
大儲けしていた。
しかし怪しまれて。
自粛していた所。
また悪事をやりたくなって。
集めていた化け物を、地下駐車場から解き放って。
逃げようとしていたが。
酔っぱらいの運転する車と衝突して。
立往生してしまった。
夜間。
社畜。
「僕達には被害者としての特権があるんだぞ!」
愚者。
「根拠もなしに、何かのせいにして解決して何が悪い!」
悪漢。
「知らねぇよ、そこの駐車場で寝かせろ。」
社畜。
「うわあ!エンジンが滅茶苦茶だ!」
愚者。
「しまった、また計算が狂った。」
社畜。
「お前の計算なんて当たった事がねぇんだよ。」
愚者。
「僕の計算は完璧なんだ!」
劇場から出てきたメンバー。
近くの駐車場で、揉め事を遠くから確認していたので。
車で離脱しようと。
靴を履き替えている。
普段は、セーフティーシューズしか装着しない。
動きにくい服装は趣味ではない。
ブラック企業がトラックに積んでいた。
化け物が脱走。
最大サイズのゴリラ、しかし武器を持っている。
ゴリラは近くにいた二人組を。
ハリセンで殴打。
次に、近くにあったマグロ半額の看板で二人組を倒すと。
暴走を開始。
看板が壊れたので。
トラックから落下した木製の剣で、周辺住民を叩き始めた。
ゴリラは生物実験で生み出された猿同士の雑種なので。
体がアンバランスで、まともな腕力が出ないらしい。
木製の剣で通行人を殴っていると。
側面から、ハンマーが飛んできて。
ゴリラは頭部陥没で死にました。
葉月。
「あれ?もう倒しちゃったの?」
「吹き矢を準備していたのに?」
星和。
「メイスを取り出している最中に討伐ですか。」
「出番をくれ。」
麗空。
「作ったばかりの小型フレイルの出番、無かったですね。」
光里。
「一撃だった。」
枝実。
「それなんの武器?」
光里。
「ハンマーの手元に線がついていて。」
「有線でしならせて、鞭のように相手に叩きこむ。」
「有線なので、引けば戻ってくる。」
絵菜。
「いい武器、持っていますね。」
星和。
「戦国時代の長槍も、しならせて叩き込んだ。」
「威力は、鉄の鎧を陥没させるほど。」
葉月。
「ゴリラは死んだけれど、今のうちに立ち去れば。」
「誰にも分かりませんよね。」
麗空。
「遅延して、劇場から出てきたので。」
「観客も、もう帰っていますし。」
星和。
「逃げれば面倒はないかと。」
愚者。
「待て!目撃されたからには容赦しないぞ。」
社畜。
「よくも僕達の計画を見破ってくれたな。」
星和。
「誰ですか、こいつら、不細工ですけれど。」
葉月。
「なんでしょうね、不細工ですけれど。」
麗空。
「また敵対者ですか、だいぶ不細工ですけれど。」
枝実。
「こんな時間に、女性に何か用事ですか、それにしては不細工ですね。」
光里。
「また不審者ですか、飽きましたよ、しかも不細工ですか。」
絵菜。
「なんで不細工なんでしょうかね。」
社畜。
「不細工、不細工、好き放題に言いやがって!」
愚者。
「しかし僕達は、否定できるほど、顔が良いのでしょうか?」
社畜。
「確かに、ううむ、否定できないな、どうする?」
愚者。
「悔しいが、否定できないな、しかし自分で選んだ不細工ではないよな?」
社畜。
「自分で不細工を選んだのなら、言い逃れはできないが。」
星和。
「こら!不細工!喧嘩がしたいのなら、他所でやりなさいよ!」
社畜。
「僕の趣味は!喧嘩!」
愚者。
「喧嘩しようぜ!」
社畜。
「喧嘩やろうよ!」
投槍もどき。
星和ちゃん。
木製の杭を投げつけました。
有線誘導で、射線を変更できます。
横向きに誘導して。
有線で、木製の杭を二人組に当てて薙ぎ倒しました。
社畜。
「ぐわっ!」
愚者。
「ぐはっ!」
社畜。
「これ勝てないんじゃないか?」
愚者。
「勝てないね。」
社畜。
「どうする?」
愚者。
「あれしかない!」
星和。
「なにをするつもり?」
枝実。
「けっこう重たい攻撃を食らったのに、まだ立っているの?」
光里。
「痩せ我慢なんでしょうね。」
葉月。
「弱者には、弱者の戦い方がある訳ね?」
麗空。
「弱いのを、人のせいにするとは、邪悪なものですね。」
絵菜。
「真剣勝負で負けておいて、連戦しようなんて、醜いですね。」
社畜。
「許してください!」
「慰謝料を払いますから!」
愚者。
「喧嘩を売ってすみませんでした!」
「お詫びに、受け取ってほしいものがあります!」
星和。
「なんですか?お金ですよね?もっと出せ!」
葉月。
「卑怯な手でも繰り出すのでは?」
麗空。
「どうせ汚い手しか使わなくなる。」
社畜。
「あっ!後ろにお化け!」
愚者。
「君の後ろに幽霊!」
星和。
「見え透いた嘘をつくな!」
葉月。
「幽霊なんて信じたら、新興宗教が寄ってきますよ。」
麗空。
「心霊主義でもないですし。」
後ろから少女三人衆が警告した。
なんと、酔っぱらいが運転する自動車が。
突っ込んでくる。
後ろから暴走車。
メンバーは、考える前に動いて。
離脱。
自分達の車に飛び込んだ。
同時に、酔っぱらいの運転する車が、付近で暴発。
信じられないテロリズムを開始。
いろんなものを破壊する。
社畜。
「こんなの対処できないじゃないか!」
愚者。
「なんで悪いものだけ計算が当たるんだよ!」
悪漢。
「ありぁ?なんであいつら逃げてんだ?」
「というか、これは夢なのか、ここは何処だ?」
社畜。
「うわあ!轢かれる!」
愚者。
「何をするのか分からない暴走車だ!」
悪漢。
「暴走車とは失礼な、俺は今、ここで、駐車場で寝ている所だ。」
テロリスト顔負けの衝突を繰り返し。
周辺のオブジェクトを薙ぎ倒す。
しかも酔っぱらいの運転する車は耐久力が高い。
隙を突いて、メンバー逃亡に成功。
抜き去った。
愚者。
「うわあああ!痛い!」
社畜。
「やめてくれ!」
悪漢。
「さっきから何を言っているんだ、寝かせてくれ。」
パトロールカーが到着。
悪漢、車から引きずり出されて。
車は近くの河川に突っ込んだ。
救急車が到着。
サイコパシィの社員二人組は搬送されたが。
近くにあったトラックを調べられて。
ゴリラの化け物の死体まで発見された。
化け物をばら撒いて、すぐに駆除して儲ける自作自演は決定的。
ブラック企業は、次の夜、夜逃げしてしまった!
目撃証言から、巻き込まれて生還した人の認定を受けて。
なにもなし。
薄々、各地の観光地に出現するモンスターは。
ブラック企業が放っているのではないかと、疑ってしまった。
次の日。
早朝。
少女三人衆。
登校。
通学路。
枝実。
「道徳は悪を避ける術なり、聖書の格言。」
光里。
「人気者とは?無害な人であり、有益な人であり。」
「何かしらの結論であり、誰かの希望である。」
絵菜。
「迎合とは八方美人の術、人気者と迎合は違うのかな。」
枝実。
「誰にでも好かれる人というより、多数の人を喜ばせる人とか。」
光里。
「そもそも無害であることが要求されますね。」
枝実。
「完全無欠を装えば、人気者になれるというものではない。」
光里。
「欠点があるが故に、その欠点がその人を大きくして美しくしている。」
絵菜。
「欠点がないのは、最悪の欠点でしょうからね。」
枝実。
「そういう人間性の絶妙なバランスから、人気が出るのだと考えられます。」
不審者、幼女を口説こうと。
学校の周囲で見張っていた。
誘拐を試みる不審者。
死角になる所で、少女三人衆と遭遇するが。
一目で不審者を見破って、散開したので。
不審者は動揺した。
暴漢。
「なんで動きが速いのかな?」
枝実。
「なぜイケメンが話しかけてくれないの?」
光里。
「イケメンなら、女性に対して、何の失礼もないかと。」
絵菜。
「口説くのは、美男子の特権ですよ。」
暴漢。
「それじゃあ、不細工は何をやっても無駄なんだろう?」
枝実。
「外見が駄目なら、内面に切り替えたら?」
光里。
「美男子以外は、女性に対して見せ場がないですから。」
絵菜。
「化け物とか、敵将を討ち取ったら、不細工でも認められますよ。」
暴漢。
「そっちの小さな女の子、只者じゃないな!」
絵菜。
「英国紳士を見習ったらどうですか?」
枝実。
「日本人の紳士っていましたっけ?」
光里。
「世界のイケメンには、多種多様のバリエーションがある!」
暴漢。
「そのイケメンの仲間じゃなくて悪かったな!」
暴漢、追い回そうとする。
しかし動きが読まれる。
暴漢は動揺して、動きを止めている。
絵菜ちゃん。
持っている杖を下に置くと。
魔法陣から。
巨大な狼、マーナガルムが登場。
マーナガルムの影響で、月が見えなくなった。
マーナガルムはさっき死人の肉を食べていたらしくて。
血を暴漢に吐いた。
暴漢を咥えて、天空に連れ去った。
月は元通りになった。
枝実。
「おっさんはどこに行ったの?」
絵菜。
「天空ですね。」
光里。
「食べられたのかな?」
しばらくして。
おっさんが空から降ってきた。
おっさんは気絶した。
通行人が通報。
搬送したものの、死んでいた。
少女三人衆、戦闘に勝利。
殺人に慣れている。
悪人とはやられ役なのか?被害者とは何か?
加害者と被害者は表裏一体。
大衆の時代。
平均以上に優れていると、すぐ才能呼ばわりされる。
そしてなにより、美の基準が、よくわからない。
美女とはパスポートである、画像認証で何処にでも通してくれる特権がある。
イケメンもパスポートである、画像認証で何処にも通してくれる、途中までは。
10
多分、という前置きは意外に大事?
迎合とは、自分と同じ考え方の人間しか連れ添わない。
本物が出ると、皆、絶句してしまい。
本物が出た瞬間に、皆、黙ってついていく。
偽物は、自らの演技と嘘が露呈すると、捨てられる。
運命の力に依存するのが偽物で。
本物は実力による圧倒的な凄さがあり。
理論が後からついていく。
まあ、多分ですけれど。
偽物は群衆心理に依存しており。
本物は、理屈では説明できない。
謎の団体。
変な男性を引き留めようと必死になっている。
変な男性は、元別荘の近くで。
前に進みたくて、たまらない。
ポピュリスト。
「俺をもっと依怙贔屓にしろ!」
変人。
「不当な幸運ですか、まだ足りないんですか。」
狂人。
「依怙贔屓だって?俺にもよこせ!」
使用人。
「正々堂々と、現実でチート使ってるんじゃないよ!」
指導者。
「そうだぞ!少しは自分の力で勝負したら、どうだ!」
ポピュリスト。
「嫌だ、俺はもっと八百長して勝つの!」
変人。
「お前みたいな便利な技があるんだから、俺にもあっていいじゃないか!」
狂人。
「誰しもが使えるようにするべきだ!」
使用人。
「あんたら、自分の力で勝負する意欲はないのか!」
指導者。
「依怙贔屓だけで勝敗をつけるな!」
ポピュリスト
「今回も、依怙贔屓で勝利してやる!」
「不当な幸運による、八百長こそが俺の正義だ!」
狂人。
「だいぶ気持ちの悪い正義ですな。」
変人。
「こんな醜い奴に、勝たせるなんて、頭がどうかしているぞ。」
ポピュリスト。
「なんだと!俺の力を侮辱したな!」
指導者。
「馬鹿息子!それで、なにをしたいんだ!」
ポピュリスト。
「前に宴会にいた、あの美しい遊女。」
「女に取られてしまったじゃないか。」
変人。
「別にお前を選ばなかっただけでは?」
狂人。
「なんで選んでくれると思ったの?お前みたいな馬鹿がふざけやがって!」
使用人。
「とうとう依怙贔屓の限界が来たようですな。」
指導者。
「不当な幸運の限界だな。」
使用人。
「せっかく依怙贔屓の限界が来たんですし。」
「ここらで、負けてはどうですか。」
ポピュリスト。
「嫌だ、もっと贔屓にしてくれたら、勝てる!」
変人。
「何が勝利だ、何もしていないくせに。」
狂人。
「勝ち負けしか、することがないんですか?」
使用人。
「まず、そこの安全地帯から降りてきて、リングの上に立てよ!」
ポピュリスト。
「見ていろよ、今回こそ依怙贔屓の力で勝つからな。」
使用人。
「最初から贔屓を期待して勝負しようだなんて。」
指導者。
「今回はいいだろう、息子の敗北を見に来たのだから。」
ポピュリスト。
「あの遊女をギャルに取られて、それが分かった夜。」
「俺がどんなに苦しんだことか。」
変人。
「勝手に苦しめばよろしい。」
狂人。
「お前の苦しみなんて、誰も興味ねぇぞ。」
ポピュリスト。
「あの遊女を取られてから、俺は何もかも計画を壊されてしまった。」
「いつもだ、遊女がまったく振り向いてくれなくなった。」
使用人。
「なぜ必ず相手の女性が手中に収まると、思ってしまったのか。」
変人。
「どうせ結婚して、毎晩、色欲の限りを尽くして、奴隷にして酷使するんだろう。」
狂人。
「そんなら、芸者に好きな所に行かせればいいじゃねぇか。」
使用人。
「そうですよ、最初から問題なんて、なかったんです。」
ポピュリスト。
「依怙贔屓が通じなくなった、この日におさらばしてやるぜ!」
変な男性。
チャイム。
扉を開けると。
いきなり質問攻めになった。
星和。
「なんだ、またいつもの不細工ですか。」
ポピュリスト。
「お前があの遊女の彼氏か!」
星和。
「そうだと言ったら?」
ポピュリスト。
「俺があの遊女に振り向いて貰えなくなった日から。」
「お前と戯れている姿を見て、俺がどんなに苦しんだことか。」
星和。
「何か持病があるんですか?」
ポピュリスト。
「いつもいつもこの女は俺の計画を破壊しやがる。」
指導者。
「いつもじゃないぞ。」
変人。
「本当はあの遊女じゃなくて、このギャルと遊びたいのでは?」
狂人。
「強引な口説き方ですなあ。」
使用人。
「おお!依怙贔屓の終焉よ!光あれ!」
指導者。
「依怙贔屓は、奪われ、失い、そして敗れた。」
「贔屓は二度と、この世に現れる事はなかった。」
変人。
「後ろ盾を失った男は、もはや何も残されておらず。」
「虚しい人生を歩むのみだった。」
狂人。
「しかし希望はあった、まだ無謀という大いなる見込みがあり。」
「若者は、その無謀という希望目当てに。」
「無謀にも、未来という、多分存在すらない展開に落ちるのであった。」
ポピュリスト。
「俺がどんなに努力しても、お前はいつも先に行くよな!」
星和。
「私って何かしましたっけ?」
ポピュリスト。
「いくら努力しても、俺の上を取り続ける!」
星和。
「そもそも誰ですか?押し売りですか?商品を見せろ!」
ポピュリスト。
「俺の依怙贔屓を失った苦しみ、お前なんかに分かってたまるか!」
変人。
「僕は分かりましたよ、あんたが馬鹿だってね。」
狂人。
「ちょっと構ってやってください、こいつ馬鹿なので。」
指導者。
「別に君が殴っても、被害届は出さないからな。」
「少しだけ構ってやってくれ。」
使用人。
「申し訳ありませんね、依怙贔屓が初めて負けたものですから。」
星和。
「はあ・・・?」
ポピュリスト。
「俺は芸者を遠くから見ていた時の俺じゃない!」
「今こそ、お前の引き立て役だった過去に決別してやるぜ!」
変人。
「二週間前の出来事なんですけれどね。」
狂人。
「あれから何も変わってませんけれどね。」
使用人。
「お前ら!黙って、こいつが負ける所を見てやってくれ!」
指導者。
「何の事だか、貴殿には理解できないかと思われますが。」
「嫌なら、別に息子を殴っても構いません、私達が法律で守ります。」
星和。
「なにがしたいんですか?」
ポピュリスト。
「俺に詫び続けろ!誰だか知らないギャル!」
星和。
「うわあ!なにがやりたいのか、わかりません!」
ポピュリスト。
「待て!待て!」
変な男性、屋内に侵入。
追いかけてくるので。
星和ちゃん、バックステップしながら、ストレートパンチ。
相手が直線で走ってきたせいで、クリーンヒット。
変な男性、一撃で三メートルノックバック。
変な男性、気絶しそうになりながら、二回目の攻撃を仕掛ける。
星和ちゃん、敵が伸ばしてきた手を逆に掴んで伸ばしたまま。
関節の上部分に肘打ち。
変な男性、激痛になった、脱臼した!
相手がよろけたので。
相手の肩を押すのと同時に。
相手の軸足に、足を入れて、変な男性を吹っ飛ばした。
変な男性、ノックアウト。
星和。
「まぐれに頼った攻撃でしたね!」
ポピュリスト。
「僕の依怙贔屓は無敵なんだ!」
変人。
「お前が依怙贔屓って言っているだけで、実際はこんなものだろう。」
狂人。
「依怙贔屓弱いね!」
使用人。
「どうした?贔屓なんてその程度か?」
指導者。
「これが見たかったわけよ。」
ポピュリスト。
「僕の依怙贔屓が負けるなんて許さないぞ!」
使用人。
「ほら、ちょっと失礼、この馬鹿を運びます。」
変人。
「お前から依怙贔屓を取ったら、何も残らないだろ!」
狂人。
「贔屓しか取り柄のない男でしたね。」
指導者。
「お前は依怙贔屓されても負けたんだから、受け入れろ。」
ポピュリスト。
「僕が負けてはいけないんだ!」
「計画通りに、僕が勝てばいいんだ!」
星和。
「え?喧嘩がしたかったわけ?」
指導者。
「らしいな、別に殴り甲斐があっただろう?」
変人。
「こいつ弱小格闘技習っているんですよ、洗脳されていて、勝てない相手に立ち向かう。」
狂人。
「別にこうなるって分かっていたので、人を合法的に殴れて良かった?」
ポピュリスト。
「全部、間違っている、間違っている!」
星和。
「あなたは、なにをしにいらしたので?」
指導者。
「こうなるためだ、さらば!」
使用人。
「男性が荷物になるなんて、あんまりですな。」
変人。
「酷い負傷ですな、だからあのギャルと戦うなって言ったのに。」
狂人。
「ぶっ殺されたかったんですよ、これで目的は達成ですな。」
謎の団体。
攻撃して来た変な男性を運んで行きます。
結果が分かっていたので、動揺せず。
引き上げて行きました。
そこに、遊女が通りかかる。
遊女。
「あれ?お客さん、今日は病院に行くのですか?」
指導者。
「誰かの片思いが、見事に散ったのさ。」
ポピュリスト。
「君だ、僕のお嫁さんになる人は!」
遊女。
「お客さん、どこか具合が悪いんですか?」
変人。
「気に入った女性を取られて、悔しいらしいぞ。」
狂人。
「何とか言ってやってください、興味ないって。」
遊女。
「また宴会にいらしてください。」
「客間以外での接待なんてしていませんから。」
指導者。
「これが現実だぞ、信じるか?」
ポピュリスト。
「そんな!僕は!僕のお嫁さんは!」
遊女。
「お嫁さん?そんな演目はありません、別の演目を選んでくださいね。」
使用人。
「片思いは、儚く道端で転げ落ち、男は泣き、そして青春は空想と化した。」
変な男性。
運ばれて居なくなりました。
遊女。
訪問する。
星和。
「あれ?私の好みの女の子じゃないですか!」
遊女。
「一緒にお昼寝しましょう!私は夕方まで暇なの!」
星和。
「よく見たら、少し前に旅館で踊っていた女の子ですね。」
遊女。
「あら?同業者のお偉いさんの娘?」
星和。
「立場は今、どうでもいいのよ、甘美なひと時と、あなたの悲鳴が欲しくて。」
遊女。
「それでは、少しだけ強引に弄られてから、帰りますね。」
星和。
「遠慮しなくていいのよ。」
遊女。
「せっかくですから、危ない所に長居しますね。」
遊女と一緒に戯れていると。
いきなり。
遊女の方から、飛び込んできた。
遊女。
「犯して!」
星和。
「そんなにされたいの?おいで!」
寝室で、一緒にお昼寝してしまった。
そうとは知らずに。
メンバーが、漫画雑誌を読みに来た。
定期購読なので、溜まっている。
合鍵で家に入ると。
寝室で寝ていたので。
引き返してきた。
葉月。
「お気に入りと一緒にいるので、私達はちょっと入れませんね。」
麗空。
「私達がいると、多分、何かと損なわれると思います。」
枝実。
「あの遊女ですね、前はお姉さんがレイプしていましたが。」
「今回は、一緒にお昼寝なんですね。」
光里。
「趣味がいいね、あんな綺麗な人、他に見つけたら、好きにしてみたいわ。」
絵菜。
「同じ趣味の友達が出来て、良かったです、私も見習いますね。」
星和。
「ちょっと!来てるのなら、入っていいわよ!」
葉月。
「あれ?お楽しみではない?」
麗空。
「何かと支障があると、私達は判断しましたが。」
星和。
「あの女の子、裏口から逃げたのよ!」
葉月。
「性的暴行をされないうちに、計画していたのでしょうね。」
麗空。
「あれ?あの女の子ってマゾヒストじゃなかったの?」
星和。
「絶妙な加減がいいらしくて、少しでも過激にすると逃げるのよ!」
枝実。
「それはそうですよ、趣味に合う度合いの技があるものですし。」
光里。
「というか、相手の女の子に合わせてあげないのね。」
絵菜。
「まだ出会って間もないのですから、無理ですよね。」
星和。
「昼寝から、ほぼ同時に目覚めたけれど。」
「キスを仕掛けるんじゃなかった。」
葉月。
「威力のあるサディストは、加減が難しいという証拠ですね。」
麗空。
「加減が良ければ、いつまでもやらせてくれると思います。」
遊女が逃亡したので。
リビングでビデオゲームをやっていました。
身内オンライン。
少女三人衆に倒されること、数十回。
枝実。
「ハンデとか必要ですか?」
葉月。
「いやいや、最初から勝てると思ってなかったんだもん。」
麗空。
「勝率が半分くらいなら、合格かなって。」
光里。
「どうですか、最新テクノロジーの感想は?」
星和。
「最新テクノロジーを活用する子供は凄いですね。」
絵菜。
「次はアナログで戦いたいですね。」
枝実。
「デジタルだとつまらないですし。」
外に出て。
追いかけっこ式、ドッジボールをしました。
ハンドボールを当てて、当たった人が次のハンターです。
五分で、くじ引きでハンターは交代となります。
激戦。
当たりそうもないハンドボールと。
当たるつもりがないメンバー。
星和。
「至近距離で避けるな!」
麗空。
「勝ってはいけないという法律はない!」
葉月。
「外しているのか、避けているのか、見分けがつかないね。」
枝実。
「デジタルが退屈で、アナログにしたら、激戦ですからね。」
光里。
「別にテクノロジーでごり押しなんて、考えてないんだからね!」
星和。
「こら!百円あげるから!当たれ!」
麗空。
「安い!そして宝くじより当たらない!」
絵菜。
「これ命中率が低過ぎませんか?」
枝実。
「というより、お姉さん、走るの速いですね。」
光里。
「妖女が、身体能力を一時的にパワーアップさせて。」
「その繰り返しに慣れて、次はそれを再現するように訓練された。」
枝実。
「魔法で身体能力の限界を一時的に突破して。」
「その感覚を再現するように訓練されたし。」
絵菜。
「私は斧を持つだけで、思うがままに扱えました。」
星和。
「私はスーパープレーの再現を!妖女に繰り返し教えられた!」
「安全な薬剤なんてものは使わなかった!」
麗空。
「私は殺人の再現、殺人者の模倣だけで、後は基本的な訓練だけです。」
葉月。
「私は、子供の頃から習ったので、大人になって、どこで身に着いたのか覚えていません。」
星和。
「超反応で避けるな!」
枝実。
「未来予測位置に投げないで!」
あまりに接戦になって。
これ以降、何回もハンターと逃亡者が交代。
体力の関係で、時計を見て終了。
漫画雑誌を渡して。
今日は早くに解散しました。
母親は、残業体験と称して、夜間の勤務をさせたいと。
仕事を割り振っていたんですね。
なので、午前中は二時間しか会社で作業せず。
夜になって、呼び出されると。
本社で、残業の人と一緒に、作業をしていまして。
残業の人達の仕事を回してくるんです。
母親の社長、他に働きに行かず、自分の会社を希望して。
自分の地域に留まった娘を不思議に思って。
育成を開始したんですね。
星和ちゃん。
別に、都会でも海外でもなくても。
必要なものは、自分の育った地域で足りているので。
飛び去って行く理由がないのですが・・・。
11
ハンナ・アーレント、革命について。
革命家気取りの馬鹿を直すためには最高の処方。
世直しという行為が、逆に社会を混乱させる。
社会学、社会心理学がやたらに激しい。
正しいと思ったことは、他人には言わず。
自分の中に留めておき。
相手に判断してもらおうなんてしないこと。
失敗とは、失敗ではなくて、途中経過で起きる結果なのです。
誰かが正しいと主張しても、それに従う義務はない。
何が正しいのかは、結局は、共同体が決めることで。
その方が主観的ではない点で優れている。
IL-2 SturmoviK 1946
身内チームでオンライン対戦中。
数的優位になるため。
相手プレイヤーが嵌められて、一方的に落ちていく。
相手の位置が同じ場所の画面で見えるため。
連絡が取れるメンバーが圧倒。
常にデータリンクが行えるので。
圧勝している。
星和。
「喧嘩の売り方を間違えている人について。」
「お前は悪だ、と罵っても、その人に負けたら。」
「罵った人が悪となる。」
「犯人はお前だ、と主張しても、その人に負けたら。」
「言い出した者が犯人となる。」
「責任はお前にある、なんて威嚇しても。」
「相手に負けたら、責任を引き合いに出したその人が。」
「すべての責任を負う。」
葉月。
「よくある勧善懲悪は、勝負の結果で、悪、犯人、責任が決まるので。」
「民間人が行うと、かなり危険である。」
「善と悪を喧嘩で決めると宣言しているので。」
「自分が勝てそうな相手としか戦わず。」
「巨悪や犯罪組織には向かって行かない、臆病者だから。」
麗空。
「すると、彼らの言う、お前は悪だ!とか、犯人はお前だ!とか、責任はお前にある!とか。」
「どういう意味で使っているのか、滑稽ではある。」
星和。
「大人の世界で簡単に勝てる争いなんてものはない。」
葉月。
「こうなると、勝利した側が敗北者に何をやっても許される。」
枝実。
「そのルールって、誰が作ったんですか?」
星和。
「誰が制定したのか分からないルールに、疑いもなしに同調する凡人について。」
枝実。
「それって、よく見たら、ナチスと同じ考え、行動ですよね。」
光里。
「何かしらでファシズムを隠しているだけです。」
絵菜。
「何かのせいにして自分達の問題を逸らすのは、ナチスの得意技です。」
星和。
「ナチスは標的がユダヤ人でしたが、その、ユダヤ人、が、別の何かのターゲット、に交換されただけで。」
「昔はユダヤ人で今はユダヤ人に代わる何かっていう具合に、論証のユダヤ人が入れ替わっていて。」
「それ以外は、ナチスと全部同じです。」
葉月。
「ユダヤ人が、別の何かに入れ替わった、それだけという現代のファシズム。」
麗空。
「ホロコーストのターゲットが、ユダヤ人、ではなく、気に入らない個人、に論証が入れ替わっただけで。」
「それ以外はナチスと思想、態度、行動が同じという、八十年前の繰り返し。」
星和。
「ナチスそのものは、国内の不満や問題をユダヤ人にすり替えていて。」
「世界を支配しても良いという考え方によって。」
「戦争がしたくなって、結果は惨敗。」
「ベルリン陥落を、連合軍がソビエトに譲ったくらい余裕の戦況で。」
「ナチスのヒトラーが自殺した後は、誰もナチスを支持している者はいなかった。」
葉月。
「ドイツ国民は、迫害され、気に入らないだけで軍規違反の兵士に撃ち殺されて。」
「移民先からは追放されて。」
「国民のほとんどがホームレスという散々な敗北で。」
「自分達をそんな生活に追いやったナチスに絶句していたようですね。」
「つまりは、全員の考えが一致してしまった故に起きてしまった。」
麗空。
「そうやって全員の考えが一致すると、全体主義が誕生する。」
星和。
「その時に利用して殺していた、ユダヤ人、が、現代では、特定の個人、に交換されているだけで。」
「やっていることはナチスの続編。」
「無自覚で、開き直っている。」
麗空。
「連合軍は、相手国を屈服させる以上に、戦争を終わらせること。」
「倒した敵国を民主化させることに必死で。」
「一時的に、日本近海には、信じられないほどの戦力が集まっていた。」
「日本は降参すると、民主化を受け入れて終わっている。」
葉月。
「降参が公になった瞬間に、当時の自国民は、放送の一日前の軍国主義を。」
「もう信じていなかった、みんな我に返った。」
星和。
「同調バイアスと、民間における全体主義が暴走したようなもので。」
「全体が敗北すると、手のひらを返している。」
葉月。
「戦争体験者の話によると、召集されて。」
「空爆の跡地である死体収容所まで目撃して。」
「船で前線に送られる寸前で終戦になった。」
「戦争はいけない、と言っていたけれど。」
「戦争は嫌だ、というのが心理なのでしょうね。」
麗空。
「民間でナチスの続編が出ると、ナチスの後継者と、太平洋戦争の続編になるので。」
「削除しなければならない敵対者になりますね。」
「ローマ人のように、芽を摘んでおくことを忘れている。」
星和。
「自国民の学生も、身内も、太平洋戦争について。」
「愚かな戦争だったとか、そもそも同じ自国民が行ったとは思っていなかった。」
「何か映画とか、数百年前の歴史書としか見ていなかった。」
「自分と同じ世代の話題ではないし。」
「そんなものが本当にあったのか、学生すら疑っていたほど。」
葉月。
「降参した時に、確かに神奈川県の部隊が反乱を起こそうとしていましたが。」
「上官に諫められて、大人しく武装解除しています。」
「北海道末端の部隊は、撤収が間に合わず。」
「突っ込んできたソビエトの大軍と自衛戦闘になり。」
「長期間、ソビエトの大軍を足止めしています。」
麗空。
「同時多発テロで、突っ込んできた旅客機が。」
「日本人の復讐だ!なんて勘違いした人がいましたが。」
「自国民は太平洋戦争の事なんて忘れてしまっていて。」
「凄まじいくらい無関心です。」
星和。
「誰しもが自国民が行った戦争とは思っていないし。」
「戦後、すぐに生まれた人ですら。」
「何のことだか分からない様子です。」
葉月。
「客観的に言えば、帝国主義の時代を、何とか切り抜けて、敗北はしたけれど、生き残った。」
「責任は当時の民衆にある、みたいな態度が、学生にありましたね。」
麗空。
「そういう戦争を直接、引き起こすのが、ナチスの続編という訳ですので。」
「何かのせいにして攻撃して、自分の問題を解決しようとする野郎は。」
「そういう戦争に加担するような愚か者なんですよ。」
枝実。
「当時と同じ全体主義が復活しつつある、ということですね。」
葉月。
「心理学では、同調バイアスと呼ばれています。」
麗空。
「そもそも、こういうのは政治の事ではありませんが。」
星和。
「民間には、そんなデタラメが発生していて。」
「自分達以外が問題であると罵るテロリストがいるんですよ。」
葉月。
「陰謀論とかも、自分達が本当の事を言っていて。」
「その他大勢は嘘をついている。」
「だから陰謀論によって戦うべき、という三段論法ですけれど。」
「ドイツで政権転覆未遂を起こす反社会的勢力でしたし。」
「神を自称する馬鹿共が、揃ってナチスの続編をやっていることも忘れてはいけません。」
星和。
「神を自称すれば、神になれるなんて、単純な馬鹿ですけれど。」
麗空。
「神を自称する野郎は、特定の誰かを問題にして、自分達が馬鹿なせいでそうなっていると。」
「まったく考えないし、神聖を装う二重の罪悪になっている。」
星和。
「神聖を装うなんて、どこにも祭壇を持っていない自称神とか。」
「何かしらコソコソやっていますし。」
「自称神が、決まってファシストであることは、少し昔からの定番となっています。」
葉月。
「なぜファシズムがリメイクされて繰り返されるのかは知りませんが。」
「チナスの続編は、神秘主義やスピリチュアリズムにまで広がって。」
「自称神までナチスの繰り返しです。」
「もうパターン化していますね。」
枝実。
「現代思想が一方的に既成概念を破壊する時代に。」
「なぜナチスの続編なのか。」
「いい加減、飽きてきたコンテンツでしょ。」
光里。
「現代思想を理解できなかった落ちこぼれが。」
「単純な頭を持つナチスの続編を利用したのでは。」
絵菜。
「ナチスって、八十年経過した今でも人気なんですね!」
星和。
「リメイクを繰り返して、ナチス、ファシズムって、わからないだけですよ。」
五勝したので、離脱。
相手は戦意喪失していた。
データリンクを持っているだけで。
一対一に持ち込めない相手は、逃亡を繰り返すため。
ゲーム終了。
自作パソコンは十台もあるので。
こんなことは簡単。
少女の学友と、成人女性の友人が集まったので。
パーティーみたいになった。
お菓子は足りています。
星和。
「意見を述べます、いいですよね?」
葉月。
「意見を語りたい、いいですよね!」
麗空。
「これが私の意見ですが、公開してもいいですよね。」
枝実。
「意見って許可が要るのですか?」
星和。
「許可が要るんですよ、無許可でも繰り出せますけれどね。」
光里。
「世の中、本当の事を言われて激怒する人もいれば。」
「誤っている事を言われて、失望する人もいるんですよ。」
葉月。
「誤り対誤り、どちらかと言うと、詭弁こそが決着の要素になる。」
麗空。
「誤っている人が、別の誤りを指摘するな。」
絵菜。
「論破したとして、その後はどうなるんですか?」
枝実。
「論破したけれど、それで、後は何があるんでしょうかね?」
光里。
「論破しても、片方が怒ったり、機嫌が悪くなり、気分を損ねる、それだけかな。」
絵菜。
「論破って手段ですよね?」
枝実。
「相手の論説を打ち破ったりするのは、論争では大事なポイントですよ。」
星和。
「言い負かしても、敵を作るだけで、まずい行動の場合がよくある。」
麗空。
「自国民って、ソーシャルメディアで、事実の当てっこをして乱闘になっていますね。」
葉月。
「馬鹿発見器ですか、馬鹿発見器なんて見るものではないですね。」
星和。
「いかに事実を言い当てるかに拘泥して。」
「勝手に決めた事実に相手が従わないと、可能な限りの悪口を繰り返す。」
麗空。
「意見ではなくて、全員で事実の当てっこになっています。」
「個人的な意見という範囲ではなくて、従わない限りは、悪口を言う。」
葉月。
「少なくとも、非難している人は、別に完全無欠な人間ではないのですし。」
「相手をいかに言い負かすかの、詭弁大会が、馬鹿発見器にはあります。」
星和。
「意見に慣れていないんですね、教育や議論の場から。」
「まったく意見に慣れていなくて。」
「異なる意見はみんな敵対者ですよと、攻撃してしまう。」
麗空。
「自分が正解を持っていると思い込んでいるからね。」
葉月。
「相手を自分の考えに従わせる暴言しか、身についていない。」
星和。
「他人の意見で、自分達の間違いを修正するとか。」
「判断材料にして採用するとか。」
「そういう発想はない。」
麗空。
「それにしても、ソーシャルメディアとかで、他人の頭で考えて貰おうとして。」
「他人の頭で考えた内容を信じる。」
「しかしその考えも、発言した人が、他人の頭で考えた内容なんですけれど。」
葉月。
「インターネットで、他人の頭で考えてもらって、手間を省こうなんて怠惰ですなあ。」
星和。
「結局、気に入らない意見は、正しくても、間違っていても、見境なく攻撃する。」
麗空。
「その意見が正しかった場合も含めて、異なる意見は攻撃される。」
葉月。
「反駁が、論理的ではなくて、単なる罵詈雑言という、何を学校で習ったのか怪しい内容。」
星和。
「事実なんて存在しないのに、ありもしない事実を提出して。」
「それに異を唱える人を、正しくても、間違っていても、攻撃をする。」
麗空。
「反論を許さないという態度と、反論の余地がないほど議論されている、とでは。」
「まったく別物なんですけれど。」
葉月。
「そして相手を言い負かせば、自分が事実を手に入れられると覚えてしまって。」
「ソーシャルメディア、馬鹿発見器で、つまらない持論を日々、展開する。」
星和。
「少しくらい古典や哲学書を参考にしてもいいんじゃないですか。」
「なんて突っ込みたくなる、自説の押し付け合い。」
友人。
「それは意見ではなくて、喧嘩ですよ。」
学友。
「喧嘩の勝敗で、事実が決まる。」
星和。
「いかに意見に慣れていないのか、もう証拠歴然。」
知人。
「同調が前提になっている自国民は気持ちが悪い。」
友人。
「意見について日本人は分からないというジョークもあります。」
女子大生。
「あまりに意見が理解できないので、ジョークの標的になった。」
星和。
「欧州や欧米ですと、とっくの昔から意見に慣れていて。」
「意見と、そうでないものを区別できるんですね。」
「自然に、意見とは何か?これが浮かぶ。」
「自国民は、意見について教えてもらうまで、意見について理解できない。」
枝実。
「意見と、既成事実を厳格に区別しないからね。」
光里。
「意見と、そうでないものを厳格に区別する。」
絵菜。
「意見とは何かについて答えてください。」
星和。
「それが言えないから、ああなっているのです。」
枝実。
「最後に良識が勝てばよろしい。」
光里。
「事実?事実って何ですか?」
枝実。
「まず事実とは何かについて答えてもらおうか。」
星和。
「不可能な事を要求するのは挑発ですよ!」
絵菜。
「なんで事実なんて言わないといけないんですか?」
星和。
「提出しろとか、言われるから。」
友人。
「全員一致を前提で論争をするのが、自国民の癖ですし。」
星和。
「なので、日本人に寛容とか多様性を期待するのは、ちょっと無理ですよと。」
「観光案内に書きたいくらい。」
知人。
「そもそも寛容について何も理解せず。」
「極端な寛容という、造語みたいな作品も出していますしね。」
葉月。
「文章を書くことだけしか学んでこなかったからでしょ。」
友人。
「最近の作家は無能過ぎる、一昔前の作家の方が面白かった。」
葉月。
「まともな作品に困っているのが、今の時期ですよ。」
知人。
「多様性も、大昔からあるのに、まだちょっと理解が浅い。」
麗空。
「寛大というものは、ある程度の訓練が必要ですし。」
「多様性も、異国文化を学ぶことで理解できます。」
星和。
「私は、優しい、を売って、寛大を手に入れました。」
葉月。
「私は、賢い、を売って、明知を手に入れました。」
星和。
「自分の頭で考えた人は、既に格下よりは偉いのですから。」
「他人の考えに触れて、自分の考えた内容を保持できないような。」
「悲惨な公害を受けないように。」
麗空。
「自分の頭で、せっかく考えたのに、放棄するのは愚かしい。」
「自分で考えた内容が、どう裏付けられるのか。」
「そっちの方を頑張るべき。」
葉月。
「自分の直感が最も良い、他人に考えてもらって。」
「他人の考えた内容を実行するなんて。」
「あってはならない。」
学友。
「間接的に他人の言いなり、それが他人に考えてもらうということ。」
枝実。
「自分よりも他人を信じるのですか。」
光里。
「自分の直感よりも、他人の持論の方が大事なんだって。」
絵菜。
「ひどいですね、自分の見解よりも、他人の自説を取るなんて。」
星和。
「そうやって、どんどん考えることを辞めて、思考停止する。」
絵菜。
「考えないと、選択肢は、どんどん減りますね。」
枝実。
「考えるだけで、客観データを読まないと、考えるだけになりますが。」
光里。
「考えるだけになっても、ちょっと無理ですね。」
枝実。
「書籍とか言っても、どういう理由で有名なのか分からない有名人の経験だけでしょ。」
友人。
「それは考える中に入らないのでは。」
星和。
「民主制と相性が良い啓蒙思想から読めばよろしい。」
葉月。
「啓蒙思想なら、他人との衝突は少ないですね。」
麗空。
「倫理の授業で、デカルトとか読んでいるくせに。」
「もう忘れてしまったのですね。」
星和。
「デカルト?主著くらい三十六冊、持っているよ?」
友人。
「後で貰って行きますね。」
知人。
「実際には十冊でしたよね。」
幼女。
「翻訳違いを何冊も持たないでください。」
学友。
「大学生の人気者、デカルトを、大人になって読まなくなった?」
星和。
「現代の形式的な教育では、そんなハイセンスは期待できないということですね。」
葉月。
「あのコロンビア大学ですら、テロリストの子供騙しに乗せられて。」
「暴動を起こした。」
「教養学科はどうしたんですか、それとも日頃の憂さ晴らしですか。」
麗空。
「テロリストのチープなプロパガンダでも、騙すのには充分なんですね!」
枝実。
「鬱憤を、暴動という形で発散して、すっきりしたでしょうね。」
光里。
「暴動を起こして元気になるなんて、どうかしているよ。」
絵菜。
「次の遊園地のアトラクションは暴動に決まりましたね。」
葉月。
「エリート教育でもそうなるので、ソーシャルメディアではどうかな?」
星和。
「ソーシャルメディアとは、どちらかと言うと、偶然の寄せ集めである。」
麗空。
「偶然とは?」
星和。
「落石があった時に、落石は麓に落下するでしょう。」
「そこに人が通りかかった時に。」
「落石は下に転がるという目的がありますが。」
「人に衝突するという目的はない。」
「目的の交差する地点を偶然と呼びます。」
麗空。
「アリストテレス自然学、昔は科学が発達していなかったという。」
「変な発言は嘘だ。」
葉月。
「古代ギリシア科学は、たまに理解不能。」
「量子力学よりも難しい。」
友人。
「偶然の内容を、発信する馬鹿発見器ですか、そんなものに頼るとは情けない。」
星和。
「意見そのものを学ぶ機会はないそうですからね。」
学友。
「ソーシャルメディアを使わない人の方が健全ですね。」
星和。
「商業用、宣伝用くらいしか使い道はないでしょう。」
葉月。
「いちいち気に食わない意見を読んで、それなら見なければいいし、使わなければいい。」
麗空。
「別に、個人において、自分の判断に勝るものなんて、インターネットにはないでしょう。」
知人。
「インターネットとは情報だけを交換するサービスである。」
幼女。
「インターネットって何ですか?」
麗空。
「インターネットとは友好的通信手段であり。」
「どんな相手にも、友好的訪問をする場所です。」
星和。
「インターネット、それは誰かの文章が載っていて。」
「それに意味があるのか、ないのかを、全員で判断する落書きである。」
葉月。
「インターネットとは、気軽にアクセスして、難しく終了する。」
「オンライン対戦ゲームである。」
女子大生。
「エンターテイメントだけに使え!」
星和。
「娯楽、商業、宣伝くらいしか、インターネットは活用できないかと。」
麗空。
「それなら、意見を乗せるだけ無駄ですよね。」
星和。
「なぜ不特定多数に、わざわざ意見を発信して、評価してもらうのか。」
「そんなもの、身近にいる人とか、友人とかに評価してもらう方が。」
「良い返事がもらえると思います。」
葉月。
「友人にとっては、不快な意見であってもその場で否定できますし。」
「良い意見なら、素直に歓迎すると思います。」
友人。
「インターネットとは、他人の考えが載っている場所。」
星和。
「意見に慣れるのは、短期間の訓練が必須です。」
「少しずつ他人の意見に慣れていきますが。」
「ある時から、他人の意見について何も思わなくなります。」
「現実では、少しずつ、議論というものが分かってきますね。」
葉月。
「良い意見とか、優れた意見とか、そんなの関係なく、異を唱えるものを排除するのが、自国民の癖です。」
「インターネットで自分の考えの裏付けなんて、しなくていい。」
枝実。
「インターネットの考えって、多数決に落ち着きますからね。」
光里。
「一度、定着した多数決は、集団や派閥によって分散されて、保存されます。」
絵菜。
「今は現代思想の論争がありますね。」
葉月。
「現代思想は誰しもが参加できる議論ではないです。」
星和。
「現代思想は、大半が議論を終えていますからね。」
麗空。
「本屋に行けば、客観データなんて、いくらでも手に入るのに。」
友人。
「探し方を知らないんですよ。」
知人。
「頑張っても自己啓発くらいでしょ。」
星和。
「惜しい!十メートル以内にすべてがあったね!」
葉月。
「なんでそこなんですか、という書籍のジャンル。」
麗空。
「惜しい!そこから少しでも逸れていれば見つかったね!」
星和。
「自己啓発は読んで、なぜサンデル教授は読まないのか。」
葉月。
「人が万能であることに越したことはないのですけれど。」
「そんなにたくさん万能がいるなんてことはない。」
友人。
「みんな万能でなければならない!」
知人。
「優れている人を見つけるのも苦労しますよ。」
麗空。
「名著とは、もっともスルーされた回数が多い人気書籍である。」
学友。
「放送で紹介される名著くらい読んでいる前提なのですが。」
友人。
「知らないよ!他人の頭脳について責任を持っている訳ではない!」
星和。
「それなら、影響を受ける我々はどうなるので?」
友人。
「避けるか、逃げるか、喧嘩をするのか、好きなものを選んでね。」
家の倉庫には、大量の書籍。
信じられないほど保管されていて。
古典を中心に、数えきれない。
モンテーニュは蔵書千冊を超えていた。
この倉庫は、数えるのを辞めた。
そのためか、重量で倉庫が歪んでいる。
整理整頓されているため。
いつの間にか、お高い順番に、友人が持ち去る。
数日前、フリースクールの子供達がまとめて持って行ったのですが。
まだ大量にあるので。
困ってしまった。
その中に、適当に買った小説。
売れ残りと、消費者が不要な小説は。
まとめて古本屋に入ります。
お金の使い道に困った時に。
爆買いした時期、こんなに溜まりました。
今は、少しずつ減らしている。
他人に無料であげたり、図書館に入れたり。
メンバーはたまに持ち去ります。
古本屋に置いてあった、新作の小説、五百円。
半年前までは、新作で売りに出されていたのに。
今では五百円で買える。
星和。
「文学で、凡人が主人公とか許せない、お金を返せ。」
葉月。
「凡人が主人公の作品なんて、何が芸術なのか、理解に苦しむ。」
麗空。
「美男子が主人公ではないものは、存在自体を許すことはできない。」
枝実。
「不細工なおっさんとか、つまらない男が主人公なんて。」
「よくもそんな作品を書けたものですよね。」
星和。
「気持ちの悪い青年が主人公になると、既に終わっています。」
枝実。
「男性の未成年で気持ちが悪いと、もう人生なんて捨てた方がよろしいね。」
光里。
「イケメンが主人公ではない作品なんて、なんのために売られているのか理解できない。」
絵菜。
「同様に、美人女性が主人公ではない作品は、作品と呼べるのかなあ。」
星和。
「あんなに美少女モノが流行ったのも当然です。」
「美形というのが、文学でもビデオゲームでも、必須条件であるという。」
「当たり前の結果なんですよ。」
麗空。
「どこでも美女は歓迎されるという訳ですね。」
枝実。
「不細工なんて劣っているものが、芸術作品になる訳がないでしょ。」
絵菜。
「人は内面ですよ、と言っている人は、なんでみんな不細工なの?」
光里。
「何を言っているの、本当の事を言ったらだめでしょ。」
「嘘でもいいから、容姿が平均的ですよね、というお世辞が大事。」
星和。
「どんな作品にしろ、美男子が主人公ではない限り。」
「どこら辺が文学なのか、さっさと説明しろって訳です。」
葉月。
「美しくない文学なんて、とりあいずストーリーになっていればいいって訳ですよね。」
星和。
「ストーリーになっていれば何でもありと思ったら大間違いですよ。」
葉月。
「美男子が、この世のものを、考えうる限り獲得するのが、定番の物語でしょ?」
枝実。
「美女の場合は、やりたい放題やって、最後には安定した生活に行き着くのが定番ですよね。」
光里。
「男性を主人公にする場合、必ずイケメンでなくてはならない。」
葉月。
「それは芸術作品における義務です。」
絵菜。
「不細工なんて文学では要らないですね。」
星和。
「男性主人公ならば、アメリカンヒーローみたいな人物であるべきです。」
麗空。
「普通の事しかしない男性主人公は、出版するだけ無駄な抵抗である。」
星和。
「普通の事しかしない作品ってよくありますよね。」
「普通の事だけやって称えられるのなら、同じレベルの凡人しかいないってことです。」
友人。
「普通の人を主人公にして、なにがやりたいの?」
学友。
「作家が凡人なんだから、普通の事しかしない作品になるのですよ。」
知人。
「数百人の男性を倒して生活できなくして、数万人規模の男性の集団を一方的に蹂躙しつつ。」
「次々と逮捕させ、それが合法で、社会問題化した数万人を一掃したという。」
「作家なんていませんしね。」
女子高生。
「周囲の人間や関係者が馬鹿なせいで、平凡な作品が称えられるという愚かな文壇。」
女子大生。
「権力を持っている割には、内容がまるでない文壇。」
友人。
「いつの間にか凡人の集いになっている文壇。」
星和。
「大衆の時代に、いつもまともな作家がいると思ったら大間違い。」
葉月。
「実力で勝つなんて簡単な事です、次は狡猾な駆け引きで倒さないといけない。」
麗空。
「相手の負け惜しみが酷いと、面倒くさいですなあ。」
星和。
「文壇の人員が入れ替わって、若手や優れている良い人に交代すると。」
「もっと良い作品を見つけて来ますよ。」
葉月。
「劣っている悪い人なんて、文壇にいるべきではないし。」
麗空。
「その悪い人が、文学なんてやっているんです。」
「劣っている人の作品なんて、読みたくもない。」
星和。
「それなら、社会によくあるベテラン作家の作品を、傑作として。」
「本屋の山積みコーナーに置いた方が、収益は前の二倍。」
麗空。
「玄人の作家って、ぽっと出の凡人な作家よりも。」
「安定して、なおかつ物知りですからね。」
葉月。
「ちょっと迎合される作品を出しただけで、宣伝の標的ですからね。」
「玄人はそれと違って有能ですからね。」
星和。
「駄作を表彰して押し売りなんて醜いですな。」
友人。
「自分達の事を劣っていると思わない、悪い人の集まりだからね。」
星和。
「現在、売れている作家を表彰すれば、手っ取り早く収益が三倍になる。」
友人。
「それなら市民も非難したりはしない。」
星和。
「そういう良い人が書いた作品ではなく。」
「そこら辺にいるような、とりあいずストーリーになっている程度の作品が。」
「売り出されていても、別に売れている様子はない。」
女子大生。
「国民は、文壇が思っている以上に冷淡で、利己的です。」
「つまらないので捨てるんです。」
「国民からの信用を失えば、報道で愚か者が自分勝手に持ち上げているだけで。」
「たいしたことはないなと、民衆に見下されます。」
女子高生。
「市民は自分でも倒せるレベルの作品は、お金の無駄ですしね。」
友人。
「市民は、自分より格下の作家か、格下の作品は、読んだらすぐ捨てますし。」
「お金を返せと、苦情を準備している。」
学友。
「二千円の価値もない作品なんて、本屋で山積みにしないでもらいたい。」
幼女。
「少なくとも、二千円に値する娯楽と気分を与えないと意味がありません。」
星和。
「値段が五百円ならば、賞状の作品は、あんまり不評が出ないと思われる。」
枝実。
「値段設定を間違えているんですよ、文壇はいつもそうです。」
光里。
「駄作とか傑作という話ではなくて、作品の値段設定が下手なんですよ。」
絵菜。
「経済学を習った文壇なんていないしね。」
星和。
「観察からして、四十歳以上の作家が、最も質が良い作品を書けて。」
「二十代くらいの作家が、最も愚劣な作品を書きやすい。」
友人。
「作家は、四十歳以上が最も向いている。」
星和。
「ビデオゲームのライターが、文庫本に収めてくると。」
「平凡な作家は、勝てないのでは。」
麗空。
「映画のライターとかも、あのレベルで文学に突撃されると事件ですね。」
葉月。
「基準を作ったことで、作家のレベルが分かってしまったということです。」
星和。
「本屋では、売れている気配のない話題の小説を、頻繁に目撃する。」
葉月。
「自国民の商人は、伝統的に狡猾ですので、頻繁に乗り換えているのでは。」
星和。
「ブラック企業なんて、作家使い捨て。」
「少しでも契約に違反すると、契約を解除して捨てる。」
「実例として、発行されて書店に入ったものに。」
「一話だけ後日談みたいなものを追加したら。」
「契約を解除された作家がいる。」
葉月。
「人気作家だから利口とは限らない。」
星和。
「人気作品だから無害とは限らない。」
麗空。
「文壇ですか、プライドが二倍ですので、挫折も二倍になる。」
星和。
「文壇は必ずしも自分の望んだ形となって現れるわけではないよ。」
枝実。
「賭け事には、最後に敗北があるものです。」
光里。
「修辞学は、こっちの味方ですよ。」
星和。
「文壇ですか。」
「非常に多くのことについて、間違っているのはあなた自身であることに気づくでしょう。」
葉月。
「人気作品?素晴らしい!書いてあることのすべてが間違っている!」
絵菜。
「一部の人が愚かであると考えることは、多くの自然な考えへの道です。」
麗空。
「凡作を読んだ数で権威が決まるのなら、その権威って何だろう。」
星和。
「ゲーテとエッカーマンが対話で当時の文壇を攻撃したように。」
「当時の文壇は、ゲーテほどの作品は提出できなかったし。」
「自国民なら、なおさらゲーテみたいな作品は引き合いに出せない。」
友人。
「羅生門とか教科書に入っていると、気持ちが悪い。」
「死体を埋葬せずに、毛髪を引っこ抜く老婆とか。」
「追剥ぎをしたいおっさんとか。」
「はっきり言って、生きようとするから、そんな気持ちの悪い事件が生じる。」
女子大生。
「生きようとするから、衝突や競争が生じる。」
知人。
「人は水の中に浮かぶ壺である、もしこれが分からなかったら、素人作家。」
麗空。
「市民が、賞状作品とか、人気作品の話をしている所なんて、どこにもなかったね。」
葉月。
「報道や宣伝で、市民の評価は変えられないし、押し売りすれば、市民も暴力で抵抗する。」
星和。
「一方的に物を言えば、市民を従わせられるという、文壇の増長ですしね。」
麗空。
「文壇ですと?その場所が言っているだけで、その安全地帯から降りれば何も出来ないでしょ?」
葉月。
「場所が物を言っているだけで、場所を失えば、ただのおっさん。」
枝実。
「場所が言っているだけで、その人の発言ではない。」
光里。
「君の力ではない、その場所のおかげです。」
絵菜。
「自分の力で成功する人なんて、現代にいましたっけ?」
星和。
「イソップ童話にもありますね。」
友人。
「報道と実際の市民がまるで別物というのも、上から目線では分からない事ですし。」
星和。
「誰かが教えてあげないと、気づけないでしょ。」
葉月。
「市民は文壇に教えるべき。」
麗空。
「市民は嘘は言ってないし。」
星和。
「自国民は伝統的に正直者なので、作品についても正直な感想を言います。」
「いくら悪口でも、正直者ですので、嘘は言っていないし。」
葉月。
「文壇に対する批判も、正直者が行う自浄作用ですしね。」
麗空。
「どんな小説も、市民は正直に判断しますよ。」
星和。
「愚かなことです、愚者や大衆から高評価を得たくらいで。」
「名著の仲間入りをしようだなんて。」
葉月。
「多少、好評だったくらいで、名著と肩を並べようなんて。」
「愚かなことを。」
麗空。
「シェイクスピアのように、数百年も語り継がれる。」
「アリストパネス、ソフォクレスみたいに、歴史的になるという。」
「本来の目的を見失うとはね。」
星和。
「私は人間の言い分よりも、犬の言い分を信用する者です。」
「今更、他人の言い分なんて信じる訳がない。」
葉月。
「なんでノーベル文学賞なんて夢を見ているんでしょう。」
麗空。
「全員がリアリストなんてことはないからね。」
枝実。
「リアリズムって限界があるんですね。」
光里。
「現実主義も、度が過ぎると有害です。」
絵菜。
「現実主義者は流行らないね。」
星和。
「しかし市民は、文学作品や小説ばかり読んでいる訳がない。」
友人。
「馬鹿は、国民はみんな小説を読むと勘違いしている。」
女子高生。
「みんな小説ばかり読んでいる訳がないでしょう。」
葉月。
「宣伝すれば、売れる、賞状を与えたので、国民も従う。」
「なんてものに因果関係はない。」
麗空。
「実際、どこの大型書店も、顧客は人気作に見向きもしない。」
「思っている以上に無関心。」
星和。
「小説に対しては、市民は無関心で、売れるのは偶然でしょうね。」
枝実。
「統計で満足しているようで結構ですけれどね。」
光里。
「作家の夢を壊しちゃっていいの?」
絵菜。
「実際を知らないからですね。」
枝実。
「知名度や称賛よりも、収益の方が優先されているのだと思う。」
葉月。
「出版不況の時期、後に繋ぐために、あんなものを取り入れる気持ち、よく分かります。」
麗空。
「ある意味で、駄作に頼らないと生活できない嘆きは理解しています。」
星和。
「出版社って、やりたくもないこともしないといけない。」
「苦しい経済事情があるんですよ。」
光里。
「まずそれを理解してあげなさいよ。」
友人。
「それでマインドコントロールの手法を取り入れた。」
星和。
「小説が売れないのは、小説に無関心なのは、そもそも国民のせいだ、なんて邪悪な考え方。」
葉月。
「ファシストじゃないんだし、評価なんて一致している訳がない。」
麗空。
「文壇の力を持っても、駄作をヒットさせることはできない。」
星和。
「文壇ですか、自分達より優れている人に批判される気持ちって、興味深いです。」
葉月。
「今時、小説なんて読んでいる暇な市民なんて、あんまりいないよ。」
星和。
「それなら、暇潰し用に、低価格にするべきですね。」
麗空。
「衆愚の一部が権威になっているので、改善するまで十年はかかる。」
友人。
「社会学くらい習えよ、世間の雑魚。」
星和。
「社会学の考え方。」
「ちくま学芸文庫。」
「ジグムント・バウマン著。」
「ティム・メイ著。」
「奥井智之、翻訳。」
本の処分を検討していたら。
孤児院が欲しがっていたので。
少女三人衆がバックパックに包装して。
夕方、持って行きました。
岩波文庫、光文社、ちくま学芸文庫、講談社学術文庫、ナツメ社、図解雑学シリーズ。
まとめて輸送。
過剰な持ち物は、失う時に多ければ、損害も多大になる。
持ち物を減らした。
意見と、学説は別物です。
意見と、事実は無関係です。
意見と結果に因果関係はありません。
意見とは、勝負で決めるものではありません。
どちらにしても、前提の提出が求められますが。
多分、という前提は、無難でしょうね。
結論だけ、というのは論理的ではない。
どんな意見も演繹法と帰納法に分解できる。
例外として、仮説形成にも分解できる。
正しければいいというものではない。
しかも、正しいことは証明できない。
それが正しいとは証明できない。
正しい、これを排除して、意見は成り立つ?
全員が正しいと言い張ると、そこには独善主義しかいないのですね。
国語辞典。
独善、自分だけが正しいと信じ込んで行動する態度、ひとりよがり。
忠告。
自分だけが正しいとは思わないこと。
12
なぜだめなのか説明できない限り、道徳であって、道徳ではない。
依怙贔屓株式会社。
社員が反乱を起こして潰れかけている。
大手広告代理店なのに。
社員が暴走して、契約違反が相次ぐ。
変な広告をインターネットに流したかと思ったら。
フィッシング方式の広告や、マルウェアを使っての加入など。
社長が制御できなくなっていた。
馬鹿。
「あいつ頭がおかしい!」
上司。
「その、頭がおかしい、の基準は何なんだよ!」
社畜。
「俺が頭おかしいって言えば、相手は頭おかしいことになるの!」
社長。
「自分勝手に、頭おかしい、の基準を作るな!」
全体主義者。
「みんなが頭おかしいって言えばおかしいでしょ。」
役員。
「そのみんなって誰のこと?みんなが気違いなら、みんなは馬鹿の集いでしょう。」
馬鹿。
「俺の都合の悪い奴は、みんな頭おかしいことになるの!」
上司。
「お前らが勝手に頭がおかしい基準を作っているだけだろ!」
社畜。
「俺達が、何がおかしいのか決めるの!」
全体主義者。
「俺達が頭がおかしい人を決めるの!従え!」
上司。
「お前らが基準なのか!何を考えているんだ!」
社長。
「そろそろクビにするぞ!」
馬鹿。
「懲戒解雇だって?そんなことする奴は頭おかしい!」
社畜。
「そうだぞ、俺達が決めた頭おかしい、の基準に、社長が違反するとは。」
全体主義者。
「なんで俺達が決めた、頭おかしい、をみんなで無視するんだ、おかしいだろ!」
上司。
「一部の馬鹿が頭おかしいを制定するんじゃないよ!」
役員。
「お前らの頭おかしいって何なの?」
社長。
「もう明日から来なくていいから、さっさと帰れ。」
解雇された、株式会社依怙贔屓の元社員。
インターネットで暴走した。
元々、過激な考え方が目立っていたものの。
解雇されて、気が狂った。
馬鹿。
「俺達をこんな目に遭わせた奴らは頭おかしい。」
社畜。
「そうだぞ、あれだけインチキな広告をばら撒いてやったのに。」
「感謝もしないのか。」
全体主義者。
「俺達こそ、世間に対する、頭おかしい、の基準なんだぞ!」
元社員、インターネットから調べた役所に。
自分達の、頭おかしい、に該当する人物を誹謗中傷。
いたずら電話として処理された。
三馬鹿。
動画サイトで持論を展開するも。
アカウントBANになってしまった。
再取得して同じ事を繰り返すと。
ライセンスを剥奪された。
元社員、駅前で抗議活動をした。
通報されてしまった。
馬鹿。
「俺達が、誰が頭おかしいかを決めるんだぞ!」
社畜。
「俺達に逆らうと、頭おかしいことになるんだぞ!」
全体主義者。
「俺達が決める頭おかしい、この基準に従え!」
通報を受けて、元社員は立ち去るものの。
次にテレビ局に侵入。
生放送中の番組に突進してしまった。
ジャーナリスト。
「政治に対する関心の無さは、それだけ個人の自由が拡大したという訳で。」
「嘆くのではなく、喜ぶべきです。」
馬鹿。
「俺達が制定した頭おかしい、という基準は素晴らしいだろう!」
社畜。
「俺達のルールに違反したら、頭おかしい奴になるからな!」
全体主義者。
「俺達の規則に違反しやがって、お前らは頭おかしい奴になったな!」
ジャーナリスト。
「何だ!新手のテロリストかっ!」
ニュースキャスター。
「何ですか、こんなの予定にありませんよ、気持ちが悪い。」
司会。
「ちょっとトラブルがありまして、放送を中断します。」
カメラマン。
「おい!さっさと映像を切れ!放送事故だぞ!」
元社員、警備員に取り押さえられました。
立件かと思いきや。
三馬鹿は、閉鎖病棟に移送されて。
精神科医の診断を受けることになり。
大人の発達障害であると診断されて。
入院になりました。
株式会社依怙贔屓、事前に解雇していたおかげで。
何も非難されず、スパム広告も削除していて。
元社員の行っていた悪事を、既に残らず消していて。
何も言われませんでした。
商売敵が消えて、スパム広告も消えた。
遠回しに利益を得たのて、少しニヤッとしています。
お昼ごろ。
星和。
「しかし近頃、ライバルがいなくなると、いろいろとつまらないですな。」
葉月。
「こらこら、強がりを言うんじゃないですよ。」
麗空。
「相手が無能過ぎてつまらないのでは。」
枝実。
「力の差が開き過ぎて、つまらない、なんてことはよくあります。」
光里。
「そういう人にはハンデをあげれば、対等な勝負になるでしょ。」
絵菜。
「ちょうどリングの上の試合で、相手にだけ武器の使用を認めるみたいなものですね。」
星和。
「じゃないと、相手が気の毒です、弱いもの虐めをしたくないから。」
葉月。
「弱いもの虐め良くないです。」
麗空。
「雑魚と戦って、何を得るんですか?」
星和。
「雑魚なんて相手にするんじゃない、放っておいてあげて。」
枝実。
「町で歩いている、底辺の素人格闘技の批判ですか?」
「我流は底辺そのものですよ?」
光里。
「雑魚同士の喧嘩に勝ったくらいで、強者の称号はつかない。」
絵菜。
「喧嘩好きって筋肉がまるでないし、小柄で細身、そんな見た目で何が出来るっていうんですか?」
枝実。
「もしくは、デブだったり、贅肉で体を大きく見せているだけのパフォーマンス。」
光里。
「どう考えても、ボディービルダーとはかけ離れて、華奢、背丈も本人が思っているほど高くない。」
星和。
「雑魚に限って、格闘技とは無縁。」
葉月。
「やっぱり、優れているとは、良い人なんですね。」
麗空。
「良い人と悪い人を、逆転させてしまった愚かな現代。」
光里。
「くれぐれも、良い人を非難するんじゃないよ。」
星和。
「後天的な訓練は、むしろ無知で、なおかつ弱者の方が習得しやすい。」
絵菜。
「弱者として開き直っている人は、格闘技に向いていますね。」
葉月。
「喧嘩とかで勝っていると、それだけで力が足りていると勘違いします。」
「実際は、リングの上でなら、おっさんの方が強かったりします。」
麗空。
「おっさんは、本人が考えているよりも、筋肉や体力のバランスが良いので。」
「やや有利。」
「賭けるのなら、なぜか、たまたま体格の良いおっさんにするとお得。」
星和。
「無能とか自分で言っておいて、何でも出来るのなら、無能とか自称しても。」
「説得力がない、実力を隠しているつもりか。」
葉月。
「弱者とか自称して、けっこう勝っていて、良好な戦果を持っているのに。」
「弱者ですよと言われても、説得力がない。」
麗空。
「無能とか弱者の定義なんてしませんけれどね。」
星和。
「そんなの定義したら、事件じゃないですか。」
葉月。
「無能とか弱者とか、便宜上、使っているだけですからね。」
枝実。
「比喩ですね。」
星和。
「具体的に誰が無能なのか、弱者なのか、指摘できる訳がない。」
葉月。
「ただし、現代では、良い人と悪い人が、古代世界から見て、構図が逆になっています。」
「なので、逆転させた良い、悪い、これを信じている限りは。」
「知らない間に、一方的に倒されるか、排除されますね。」
星和。
「強者を目指せばよろしいね。」
枝実。
「悪い人が何か分かれば、良い人に辿り着く道順も分かりますからね。」
光里。
「しかも、けっこう簡単な判断という。」
星和。
「経験だけでやっていけるほど、世界は甘くはない。」
葉月。
「どんな結果になろうとも、その悪い内容を経験という呼び方をしているだけ。」
麗空。
「というより、どこかの愚者みたいに、お節介をするつもりはない。」
星和。
「もし正しい事を言おうとすれば、誰しもが非難しようとする。」
友人。
「愚かな言い分の方が、受け入れられる世間の謎。」
町娘。
「いちいち腹が立つ既成概念を壊す試み、今の所はうまく行っていますね。」
学友。
「努力しても無駄なこともあるんですよ、なので、破壊した。」
星和。
「努力なんて昔流行った考え方でしょ。」
「努力なんて役に立った試しがない。」
友人。
「努力?そんなものが何になるんです?」
学友。
「努力すれば、どうにでもなるなんて、そんなことはない。」
町娘。
「誰ですか、努力が万能なんて言い出したのは。」
知人。
「努力が、いかに意味がないか、通用しないのかは、もう示してしまったのですけれど。」
女子高生。
「あーあー!努力で何でもできればいいですね。」
女子大生。
「そうですね、努力で何でもなるといいですね。」
星和。
「努力で何でも解決できるといいですね。」
枝実。
「現実って何ですか?」
星和。
「現実とは、誰かの解釈。」
光里。
「理想って何ですか?」
星和。
「何でも自由になれば達成できる目標の事です。」
絵菜。
「事実って何ですか?」
葉月。
「便宜上使われる、主観的な理屈です。」
枝実。
「真実って何ですか?」
星和。
「私が教えて欲しいわ!」
光里。
「所で、努力って何ですか?」
麗空。
「不可抗力に挑む挑戦の事です。」
友人。
「夢とは何ですか?」
麗空。
「幻覚でも見えているんですか?」
星和。
「手を伸ばせば、手に入るのが夢なんですよ。」
葉月。
「もらった地図があるのに、他を見ると、幻覚が見えますよ。」
学友。
「愚者って何ですか?」
星和。
「それが分からないと、仲間になるよ!」
知人。
「馬鹿って何でしょうか?」
星和。
「私でも理解できないほど、頭が悪いので。」
「私にも理解できない。」
麗空。
「頭が悪過ぎて、誰にも理解できないのが馬鹿です。」
葉月。
「馬鹿を理解できる人はいない、信じられないほど頭が悪いから。」
枝実。
「信じるって何ですか?」
星和。
「嘘の可能性がなくなって、それ以外の選択と判断がなくなったものです。」
葉月。
「嘘なんじゃないかと一度、疑われて、考え直して、嘘ではないと思われる。」
「二回目の考え方の事です。」
麗空。
「少なくとも、相手が嘘や間違ったことを言っていないと思われる。」
「応答の事です。」
光里。
「信じるって返事なんですか?」
絵菜。
「信じるって、無料ではないんですね。」
いろいろと議論して、結論。
議論とは、一応は言語が理解できるという会話である。
一同、近くの公園、フットサルコートになっていて。
フットサルで遊び出した。
プロペラ飛行機のラジコン、離陸。
もれなく樹木に突き刺さった。
友人。
「ああ!貸してもらったのに!」
星和。
「あんな安いもの、いくらでも代わりがあります。」
学友。
「ロングスカートで、スポーツは無理かな。」
星和。
「古着なら、倉庫から出して着替えられます。」
知人。
「スカートでボールを蹴っているの?」
星和。
「女性しか、ここにはいないので、計算してやっているんですよ。」
葉月。
「ここって林と低山の、いわゆる村みたいな地域ですし。」
「若い男性はまず、通りませんね。」
麗空。
「スカートの中は、スパッツでしょうね。」
星和。
「どうして断定できるの?」
麗空。
「さっき見たので。」
星和。
「なるほど。」
三十分。
自宅に戻って。
一同、休憩。
小さな女の子に仕掛けた。
星和。
「スカートの中、見せて。」
枝実。
「成人女性にスカートの中を見られて、何かうっとりします。」
葉月。
「なんて堂々とめくるんですか。」
麗空。
「しかもスパッツ脱いでいたし。」
光里。
「この前、自分の下着姿を見せてきた人って誰ですか。」
星和。
「我々の下着なんて今更ってものですね。」
なぜか小さな女の子達、デジタルカメラを持っている。
気が付かなかった。
星和。
「それで何をするの?」
枝実。
「え?お姉さんの下着って撮影しては駄目なんですか?」
星和。
「誰が見るのか分からないでしょ!」
葉月。
「しかもスマートフォンで撮影しないって、隠し撮り?」
麗空。
「個人用に撮影して、流失したら、どうするの!」
枝実。
「それは残念です、てっきり喜んで撮らせてくれると思って。」
光里。
「成人女性の下着姿なんて、我々にとっては貴重な資料よ。」
絵菜。
「写真がダメなら、何がいいんですか。」
星和。
「生で見なさいよ、写真はだめ。」
友人。
「血縁関係のないお姉さんが、抱いてあげようか?」
町娘。
「良かったら、血縁関係のないお姉さんが、一緒にシャワー入ってあげるよ。」
枝実。
「なんですと、早速、それを頼みます。」
麗空。
「小さな女の子を襲うな。」
葉月。
「あなたも、えっち、なんですね。」
星和。
「しかし、そんなことして、タダで済むとは思えない。」
友人。
「さあ、こっちにおいで。」
枝実。
「それよりも、さっさと裸になってください。」
絵菜。
「それから、抱き着いて。」
友人。
「仕方がないなあ・・・って、デジタルカメラをなんで構えているの!」
枝実。
「撮影したら、飛び込みますからね。」
絵菜。
「まずは撮影させてください。」
友人。
「いけない女の子ですね!」
町娘。
「さあ、シャワーを浴びに、私に続いて。」
光里。
「これなんですか、やっとですね。」
町娘。
「どこへ行くの?あれ!私の下着がない!」
葉月。
「あらまあ、散々な事故になった。」
麗空。
「小さい娘達、もう帰るようですね。」
星和。
「あの人達、下着を剥ぎ取られて、見ていられないので。」
「新品の下着をあげますか。」
少女三人衆、下着を奪って逃走。
友人達、新品の下着を貰って、帰りました。
友人の帰路。
痴漢を目撃して。
相手の女性は、けっこう危ない人らしくて。
痴漢に来た男性を逆に襲って。
やりたい放題していまして。
関わらないように逃げたそうです。
メールにて報告。
久しぶりの有給休暇は、はしゃいでいるうちに、夕方近く。
朱子学で、よく、人は理によって説明する、とありますが。
やっぱり何かしらの理でしか、言葉になりませんし。
説明にもなりません。
理によって、何かと繰り出せるのです。
この日に、安いパソコンの部品をたくさん確保していて。
部品とケースを組み合わせて、大量にパソコンを作りまして。
ライセンス料金こそ高くなりましたが。
小さい娘とか友人に配りました。
ミドルエンドのビデオカードも入っています。
余った部品で、会社に持っていくパソコンを作りまして。
余剰のパソコンも合わせて、業務用として配置しておきました。
自作パソコンは、部品を繋ぐだけですので。
後で必要なのは、セットアップ、ドライバーインストール、ライセンス契約だけです。
部品を繋ぐだけで、自作パソコンは出来上がります。
部品がもう型落ちで、さらに旧式まであるので、この時に処分しました。
それで、機械的に人間を見ましたら。
理によって動いている人間は。
理を説くだけで、左右されるんです。
立って物を言っているだけで、なぜ行動が変わるのか、ちょっと機械的ですね。
立ったまま何か物を言っているだけで、魔法とか奇跡があるという訳でもない。
人間機械論って、こういうこと?
13
無謬性の仮定。
理論や判断に間違いがないと仮定すること。
世間は、現実にいる人間と同じくらい。
間違いをするため。
世間と同じ考えに依存したからと言って。
間違えないという保証にはならない。
今日は大雨、しかも洪水が発生。
星和ちゃんの家、高台にあるため、メンバーが避難しに来た。
近くの河川は堤防決壊。
河川からメンバーの自宅は離れていますが。
念のため、何でも揃っている所に避難。
定点カメラが稼働しています。
巨大台風が直撃。
人工衛星のレーダーから、情報を得ています。
ノートパソコンから人工衛星のサービスに入って。
超強力な台風の情報を取得。
夜間。
星和。
「私の自由による影響が出ても。」
「影響を受けるかどうかは強制ではなく。」
「その人の意思によって選択したことなので。」
「直接的な責任は、選択した本人にあります。」
葉月。
「その影響で誤ったからと言って。」
「意見を述べた人を非難するのは筋違い。」
麗空。
「影響を受けたくなければ、関心を持たなければいいだけ。」
「他人に直接、不利益を与えている訳ではない。」
枝実。
「現代では、独裁者がいない分、多数派が独裁者になりますね。」
星和。
「しかしその考え方が多数派であると、どう証明するのでしょうか。」
「特定の考えを、媚びへつらって、支持していると嘘をついたら。」
「多数派ということになってしまいます。」
光里。
「無神論者ですら、自分の利益のために計算して。」
「神を認めていると発言していれば、有神論者となってしまいますね。」
星和。
「多数派は世論となって、お互いを監視して、世間となります。」
葉月。
「世間が基準にするのは、道徳と慣習だけです。」
「それに従っているのか、従っていないかで、評判が決まります。」
麗空。
「しかしその道徳や慣習は、正否を検証されることがなかったので。」
「まかり通っているだけです。」
星和。
「検証されないがために、正しいと思われている道徳や慣習は。」
「些細な反論に脆弱で、倒れやすい。」
絵菜。
「私達が検証してやるってことですよ。」
星和。
「多数派の誤算は、少数が、強大な力を持っていて。」
「少数派が、多数派を一方的に殺傷できる場合がある。」
「数で勝てない場合を考えていないことですね。」
葉月。
「多数派の考え方を、悪用して、自分の利益に使われると、多数派なんて。」
「形式的な愚考の集まりです。」
麗空。
「それがなぜ多数派なのかは、検証されないし。」
「多数派を問い正して、本当に正しいのか、批判されることもある。」
枝実。
「多数派が非力である場合、少数派が、考え方の正否に関係なく、排除に成功する場合もあります。」
光里。
「数で勝てない場合、または各個撃破される場合、多数派の数的優位は無効となります。」
星和。
「あれだけ苦労して、犠牲によって築かれた民主制や、その他の自由は。」
「今後、失われていく可能性がありますね。」
葉月。
「民主制は、君主に代わって、多数派が、独裁の限りを尽くす政治形態です。」
「多数派は、たまには負けなければならないし、倒されなければならない。」
麗空。
「自然災害による力を阻止できないように、この世界は力だけは何ともならない。」
枝実。
「勝敗で正否が決まるのなら、多数派が負けたら、少数派は、前の多数派を好きに扱ってもいい。」
光里。
「多数派だから勝てる、という幼稚な因果関係はない。」
星和。
「多数派だから正しいなんてこともない、なぜなら、検証されていないから。」
絵菜。
「偶然の産物である多数派に依存するのは愚かですなあ。」
星和。
「多数派に同調すれば、何でも解決するなんてことはない。」
枝実。
「多数派と少数派という二者択一でしか、考えられない残念な頭ですしね。」
光里。
「その考え方が多いから、少ないから、それしか判断できないなんて、気の毒な知能ですね。」
麗空。
「多数派が間違った場合、多数派に属している人々は全滅しますね。」
星和。
「多数派、少数派、どちらにも属さない、哲人は、そういう現場を避けられます。」
麗空。
「馬鹿の数がいくら多いからと言って、馬鹿が多いだけで、馬鹿であることは変わらないし。」
葉月。
「その多数派とは、衆愚の事かもしれませんよ?」
枝実。
「結局は、多数派とは衆愚というのが正体でしょ。」
光里。
「どうせ多数派なんて、群衆心理なんですよ。」
星和。
「衆愚を多数派と呼んでいるだけで、多くの愚か者の決定があるだけ。」
葉月。
「少数派とは、数が少ないだけで、それ以外の違いがない人々。」
麗空。
「多数派と少数派の違いは、数だけで、数以外の考え方の違いはない。」
絵菜。
「そもそも多数派って何ですか?」
星和。
「それは考え方ではなくて、数だけが問題になっている現場です。」
枝実。
「少数派って何でしょうか?」
星和。
「多数派とは数以外に違いがない考え方の事です。」
絵菜。
「数しか繰り出すものがないんですか?」
葉月。
「その数とやらは、たったひとりのために敗北する可能性があります。」
麗空。
「結局、数とやらは、数的有利を保っていられるという、安全と。」
「とりあいず誰かが解決するという計算によって成り立つのですね。」
枝実。
「つまりは、多数派なんて、決闘を拒否して、逃げ惑う臆病者の集いなんですね。」
星和。
「数しか自分達の根拠がないので、雑魚も集まれば、少しは横暴に出るかと。」
葉月。
「多数派の論拠は、人数!」
麗空。
「もう終わりですか。」
星和。
「多数派を追い詰めるなんて、けっこう簡単な事ですよ。」
葉月。
「なるほど、それでは、多数派とはその程度ですか?」
麗空。
「細分化すれば、無力な人間が集まった、数しか取り柄のない多数派ですし。」
枝実。
「かと言って、我々は少数派ではないけれどね。」
光里。
「まったく、多数派なんて、自分達が確保した数的有利のためかな?」
絵菜。
「有利な状況で負けたら、お笑いですね。」
葉月。
「誰が多数派なのか、どういうのが少数派なのか、自称するだけで配属を変えられますね。」
星和。
「慣習を問い正した私の方が上である。」
麗空。
「誰もしないので、慣習が正しいのか、問い詰めた。」
星和。
「慣習なんて詰問してやりますよ。」
絵菜。
「道徳?道徳って何ですか?」
星和。
「何であるか説明できない規則の事です。」
光里。
「慣習とは何ですか?」
星和。
「絶えさせることも、存続させることも、今の時代の人ができる。」
「前の世代からのよくわからない言い伝えの事です。」
葉月。
「前の時代が行っていたからと言って、今の時代が受け入れる義務はない。」
麗空。
「嫌なら辞めればいいし、好きなら再構築させればいいし。」
星和。
「こうするべきという他人に主張できる権利はない。」
「個人にできるのは、説得だけです。」
葉月。
「世論なんて、全員の意見の集大成ではなくて、多数派の考え方の代弁ですからね。」
絵菜。
「数でしか何も決められないなんて、人間なんていてもいなくてもあんまり変わりませんね。」
枝実。
「今の時代は、そういった数だけで決めた世論が、独裁者です。」
葉月。
「政治は独裁ではなくても、多数派という国家の内部から、独裁者が支配するようなもの。」
星和。
「しかし誰が多数派に該当するのか、はっきり分からないのも、問題のひとつです。」
麗空。
「結局は、多数派なのかどうかなんて、その都度、証明できないんですね。」
星和。
「せっかく自由があるんだし、使わないともったいない。」
葉月。
「次の時代には、自由が失われている可能性がありますからね。」
星和。
「あれだけ労力を注いだ自由な世界も、失われる可能性までは理解できないんですね。」
絵菜。
「人って、集まると、ろくなことをしませんね。」
枝実。
「集まると、ワンパターンな行動と思考ルーチンを繰り返します。」
光里。
「人間が愚かな生き物であるという部分を、忘れているんですよ。」
大雨の中。
付近に通りかかった。
犯罪集団、アナフィラキシー。
冤罪を作ろうと、暗躍していて。
今回も警察署に、ターゲットにしている人のデマを報告していた。
凡人。
「あいつ危ないもの持っているんですけれど。」
容疑者。
「あいつこの前、万引きしている所を見ました。」
役人。
「他人が言ったからって、ああそうですよと、信じるお人好しがいるものか!」
凡人。
「あいつ頭がおかしくなっているんで、精神疾患だそうです。」
容疑者。
「今、俺達の目の前で、おかしなことしているんですけれど。」
役人。
「君達はディープフェイクでも作っている訳ですか?」
「我々はそんなもの信じるほど間抜けではない。」
冤罪を作ろうと、頭がおかしいとか、精神錯乱とか。
誰だか知らない青年を標的にしていたが。
その青年はユーチューバーであった。
犯罪集団は、何も出来なくなったので。
地元では有名なメンバーを標的にしようと試みますが。
道路が冠水しているとは知らず。
夜間のため、水没してしまった。
凡人。
「なんだ!こんなものはおかしい!おかしい!」
容疑者。
「世の中は俺達が支配するんだぞ!」
堤防決壊の道路を走ろうとして。
車と共に水没。
行方不明。
犯罪集団、この後、全員が水没して壊滅した。
洪水は県全体に及んでいるため。
まとめて政治活動に来た所を、洪水に遭遇して全滅した。
夜間なので、視界が悪く。
政治活動に夢中で、ニュースや報道を見ていなかった。
消防士。
「おい!誰かが河川に突っ込んで行ったぞ!」
救急隊員。
「何?見れば分かる洪水に、なんで突っ込んだし!」
市長。
「自害でもしたのか、それにしても社会が殺したい人にだけ。」
「自害って、強要されますね。」
医者。
「のんびりデュルケームを読んでいるんじゃない。」
農民。
「さっきから変な車と不審者がいるんですけど。」
市民。
「こんな時に、そいつら何しに来たの?」
夫人。
「早く死体を回収しなさいよ。」
消防士。
「死んでいる前提ですか、そうですか。」
救急隊員。
「何?県外ナンバーだって?何やってんだ!」
医者。
「支配欲とは、他者を自分の意志に従って行動させようとする欲求のことです。
」
夜が明けるまで、静観。
無線機によると、けっこう酷いらしい。
メンバーの自宅は無事。
住宅地が浸水して、市民はゴムボートで脱出。
市役所と学校に押しかけています。
大雨は続く。
光里。
「こんな夜って、どきどきしませんか?」
葉月。
「何考えているのよ!」
枝実。
「洪水ですか、えっちなことを考えなくても、濡れるんですね。」
星和。
「いいじゃないですか、こんな季節に泳ぐことが出来て。」
麗空。
「浸水したって、お金で解決するじゃないですか。」
葉月。
「自然災害は見世物じゃないよ!」
星和。
「東日本大震災に比べたら、軽いものですよ。」
絵菜。
「なんでみんな、自然災害に無力なの?」
「自然って、たまにこうなるじゃないですか。」
枝実。
「なんでだろうね!すぐこうなるのに!」
星和。
「自然界って挙動不審で、確率でどうにでもなるのに?」
麗空。
「ニュートン力学を教えたせいで、決まっているように自然が動くと勘違いしたのでは。」
葉月。
「古典物理学に基づいている人は自然に左右される。」
星和。
「これはどちらかと言いますと、現代物理学の問題ですね。」
葉月。
「自分は幸福になるために生まれてきた、なんて勘違いしている人は。」
「自然災害くらいで、動揺して、発狂するでしょうね。」
枝実。
「有神論の自然主義ですなあ。」
光里。
「自然主義って二種類あって。」
「道教の自然主義と、無神論の自然主義と、二種類ありますね。」
枝実。
「いつも自然を観察していたのですが、別にこんなもの信じられる。」
光里。
「信じられない自然災害なんてありますっけ?」
絵菜。
「とても雄弁な自然災害ですね!」
枝実。
「この世界はこうですよという、自然災害の教育ですね。」
星和。
「自然災害が、人間に世界観を教える。」
友人。
「おお、自然の摂理よ、よくもやってくれた。」
学友。
「自然の摂理なんて信じたくなくなったね。」
知人。
「洪水に遭って、自然の摂理なんて信じる人っていますか?」
町娘。
「自然の摂理なんて、ああなるのが返事なんですよ。」
女子大生。
「摂理の支持者が、かなり減ったね。」
絵菜。
「なんで昔の自然災害も見ていたのに、摂理なんて信じているんですか?」
光里。
「他人事だからね!」
枝実。
「現場にいないから、好き放題に摂理なんて引き合いに出せる!」
星和。
「実際、洪水で溺れてから、摂理について考えてみてはどうか。」
水道は生きているので、早くにシャワーを浴びているメンバー。
小さな娘達が、着替えを物色したので。
洗う前の脱いだ衣類を提供しました。
布団は余裕で確保してあるので。
消灯。
夜が明けると。
視界は良好。
洪水の様子を確認できました。
農地、農道、住宅地はほぼ壊滅。
市街地は無事。
洪水国内最高記録。
メンバーの自宅は、洪水がそこまで届かず。
少しだけ高い位置にあったので。
手前で水が止まっていまして。
本社も支部も、割と高い丘にあるので。
些細な標高差が浸水を食い止めました。
道路は半分くらい使えないので。
数日間は、メンバーが滞在することになりまして。
上空には自衛隊の偵察機と輸送ヘリコプター。
水道は半壊、電気も半壊。
しょうがないので、小さなソーラー発電所を稼働させて。
山の小川から、ルートを再接続して取水しました。
食料は、ある程度の備蓄がありますが。
自宅の庭にも、適当に植えた野菜があります。
野山も野草があるので、当分は行けそう。
それで、復旧はどうなったかと言いますと。
一週間後には、何事もなかったかのように。
市民が活動しているんですね。
この地域には段差がある地形が特徴で。
段差で洪水が食い止められていて。
特定の区画しか浸水していないので。
手分けして、人海戦術で土や不用品を処理。
自然災害の処理方法が確立されていたので。
仕事が早い。
減災が成功していたんですね。
減災の成果で、早期復旧。
星和。
「減災とは、災害による被害を完全に防ぐことは困難であるという前提に立ち。」
「被害を最小限に抑えるための事前対策や取り組みを指します。
」
葉月。
「友達が、職場が浸水したので、掃除をしてから。」
「日帰り旅行に行っていたそうです。」
星和。
「計算が上手な友達ですね!」
麗空。
「減災って、習得すると、あんなに違うんですね。」
枝実。
「洪水の写真を撮っておきました。」
光里。
「なんだあの計算し尽された治水は!」
絵菜。
「隣の県は、まだ復旧できていませんね。」
葉月。
「わざと決壊しやすい場所に、河川敷の大公園を設置しているなんて。」
星和。
「誘導された洪水は、段差のある地形に引きずり込まれて。」
「大雨による浸水しかなかったね。」
葉月。
「小さな河川だけが猛威でしたね。」
星和。
「否応なしにみんなにぼろ布を纏わせるとは。」
「自然の摂理よ、よくぞやってくれた。」
この地域は、複雑な地形なため、洪水も最小限で収まりました。
一週間、快適な避難となりましたが。
別に、自然災害専用の避難所がある訳でもない。
しかし洪水の後に、高みの見物みたいな立場は、唯一得られる利益なんですね。
自然災害ですか。
否応なしに世界観の再構築を迫るとは。
自然の摂理とか、なかなかやるじゃないですか。
14
犯罪組織「COVID-11」
完全犯罪しか狙わない暴力主義者の集い。
幹部が十一人という定数で構築されています。
法的グレーゾーンぎりぎりを攻めていて。
結局は、摘発されて、この日、壊滅しましたが。
一部が、この地域に支部を建てていて。
手当たり次第に攻撃しようと。
武器を用意していました。
星和ちゃんと友人、銀行に来ていた時に、犯罪組織と遭遇。
銀行に来ると、構成員、いきなりライトマシンガンを発射。
数発、発砲すると、逃げ出した。
銀行員。
「なんだあいつは?」
星和。
「問題は武器ではなく、扱う人間の方である。」
「アメリカの格言って説得力がありますね。」
友人。
「日本でも、武士が刀を持っているのと。」
「農民が刀を持っているのとでは、結果がまるで違った。」
星和。
「武器は、扱う人次第で、どうにでもなるのですよ。」
友人。
「戦争はいけない!」
「相手の反論、戦争は素晴らしいことだ!食らえ!」
星和。
「殺人禁止なんて嘘なんじゃないですかね。」
「あのモーゼですら。」
「十戒の石碑を持ちながら。」
「金の子牛の像を崇拝する信徒を、数十人殺害した。」
友人。
「あれって、暴動を鎮圧できなかった非によって。」
「カナンの地、手前でモーゼは力尽きた。」
星和。
「そろそろ殺人に関する解釈を変えた方がよろしいのでは。」
友人。
「何を言っても殺し合いなんて、この世界にありますからね。」
星和。
「殺人なんて否定されているけれど、この世界には蔓延しているという。」
「ジレンマ、板挟みの中にあるんですよ、きっと。」
友人。
「殺人のジレンマなんて、第一次世界大戦の発砲率とか。」
「兵士の証言とか、軍関係者なら、証拠が取れるのでは。」
星和。
「否定と、実在する中間に、殺人は閉じ込められて、二者択一を強要されるという。」
友人。
「三択目があるなんて、見たことないです。」
星和。
「殺人のジレンマ、殺人は禁止されているのに、殺人禁止が侵害を含んでいて。」
「実行した者を処罰するか、殺害するしかない、ある意味で殺人は矛盾しているのかな。」
友人。
「殺人の解釈が違うんですよ。」
「キリスト教の文化圏でも戦争はあったのだし。」
「キリスト教文化とイスラム教文化は触れると、対立しますし。」
「違う宗教同士なら、もはや殺人の解釈の違いで、人を殺せるという不思議です。」
星和。
「軍人が最も平和について理解していると思います。」
「机の上にいるだけの平和主義者って何ですか。」
友人。
「平和主義は戦争の威力を半減させますので、役に立っていますよ。」
星和。
「少なくとも、敵対者が、殺人はいけないとか、信じている保証はない。」
友人。
「侵略国が、戦争はいけないなんて思っていない場合がありますね。」
星和。
「相手をぶっ殺せば、どんな否定も言い分も削除できるんですよ。」
友人。
「勝ってから、殺人はいけない、とか、戦争はいけない、なんて言うのなら。」
「正義の平和主義者と呼ばれますね。」
星和。
「勝利してから、平和主義を説くのは、正義の代弁ですなあ。」
友人。
「戦いに勝利してから、暴力はいけない!と主張するのも。」
「勝利に値する、正統な者である証明となりますね。」
星和。
「勝利に似合わない人は、勝ってから汚し事を連発したり。」
「醜悪な行為や言動で、世界を汚染しますからね。」
友人。
「ナチスが滅んだドイツで、ポーランド兵士が理由もなくドイツ市民を撃ち殺して。」
「それが勝利側のすることか、と言われて問題になり。」
「戦争犯罪で処分された実例もあります。」
銀行員。
「あれ?なんでライトマシンガンが玄関に落ちているの?」
警察官。
「弾切れですね。」
警備員。
「残弾なし。」
銀行員。
「弾の費用なら、高利子で貸してあげたのに。」
上司。
「銀行って一時的にお金が足りない人のための商売だろう。」
「戻って来ないお金を貸すな。」
大通り。
爆弾を身体に接着したテロリストみたいな人々。
何やら演説をしている。
市民が面白がって見物。
警察が取り囲んでいる。
活動家。
「あいつを冤罪にしたかったんだ!」
「なのに、なんで成功しないんだ!」
テロリスト。
「俺達が、都合の悪い奴を冤罪にするの!」
衆愚。
「冤罪を作って何が悪い!なんであいつ刑務所に入ってないの!」
偽善者。
「俺達が、冤罪による支配を行うの!」
警部。
「あいつら、いったいなにがしたいんだ!」
部下。
「生まれつき、反社会的な知識を持っている、気の毒な連中ですよ。」
隊員。
「どうします?爆弾のスイッチ入れられると、損失がとんでもないんで。」
警部。
「これは使いたくなかったが、俺に秘策がある。」
部下。
「策略だけで解決しないと思いますが。」
隊員。
「策略だけして決戦を回避するとは、腰抜けになったので?」
警部。
「いいから見ていろ。」
警部が、小銭を集めて。
犯罪集団の方に投げると。
四人組は小銭に飛びつき。
その隙に四人組を確保しました。
銀行から出てくると。
大通りは滅茶苦茶になっている。
事件は生中継されていましたが。
もう終わり頃でしたね。
星和。
「暴力って、たまたま相手を痛めつけると、快楽になって。」
「癖になりがちですね。」
「暴力は、強者の味方ですけれど。」
「凡人には、制御不能な快楽となります。」
友人。
「誰しもが、他人を攻撃した経験があるはずです。」
「その時、快楽を得たはずです。」
星和。
「格闘技の経験者の中ですら、力の制御に失敗している愚かな戦士もいますし。」
友人。
「それって実戦で素人に殺される奴でしょ。」
星和。
「勝敗は相対的、勝率しか、そこにはない。」
友人。
「倒されて、ようやく敗北が分かるのなら、理解が遅い。」
星和。
「ああ、運命は矛盾。」
友人。
「人生の重要な場面を、運命なんかに任せていいのですか?」
星和。
「まったくです、人生の重要な所は、運命ではなく、自分で何とかしないと。」
友人。
「運命なんて変更ばかりで、変転が常です、当てにできる物体ではない。」
いつもの喫茶店で、メンバーと合流。
喫茶店でおやつを食べていると。
上空に隕石、地球の軌道を、かすめて飛んでいたので。
上空で見えてしまっている。
隕石は燃え尽きて消えました。
次に空を飛んでいたのは航空自衛隊の無人偵察機。
自衛隊は、いつも訓練で練度を維持しているため。
いつの間にか、どこかで訓練を行っています。
九割の訓練は非公開、たまに公報で、情報が民間向けに流されます。
練度を訓練で一定に保つため、いつでも交戦が可能なんですね。
現代の国防費は、訓練で使う弾薬や整備部品が多くて。
有事の際には、どこにあったのか分からない弾薬や武器が出てくるそうです。
自衛隊の式典は、スケジュールがあって、航空祭が有名ですね。
航空自衛隊の無人偵察機、飛び去りました。
今日は夕方から小雨らしいです。
星和。
「生まれる前に、何かになる決定をしていた場合。」
「生まれた後に新設された職業に就くと、矛盾が生じますよね。」
葉月。
「未来予測でもしたかのように、新設された職業に適応しています。」
麗空。
「その人は、そうなるとは思わなくて、採用されるまで活動していましたし。」
「その職業が新設されなかった可能性もあるので。」
「そんな未来まで決められるとは思えない。」
星和。
「運命のパラドックス、その時点で存在しない職業へのアクセスが可能という矛盾。」
葉月。
「自然界は決定論を黙らせることができます。」
「何か事故でもあったり、因果関係のない出来事で揺らいだならば。」
「宿命なんて役に立たないと思います。」
枝実。
「宿命の許可は要らないと思います。」
光里。
「運命に依存するのは八百長です、その人の力ではない。」
絵菜。
「男の寝床に入るのが、遅かった、それだけでしょ。」
枝実。
「しかし生涯、未婚の女性なんて、実例として、いる訳ですし。」
葉月。
「この場合、新設された職業に就いたのであって、最初からは決まっていなかった。」
星和。
「夫婦にも転用できるような、読み合いですね。」
麗空。
「夫婦とは、後でそうなったのであって、最初からは決まっていなかった。」
枝実。
「決まっていたら、どんなに嫌いな相手でも、受け入れてしまうよ。」
星和。
「こうやって考えていくと、生まれつきのものが何かを決めることはありえない。」
枝実。
「生涯なんて自分で決めていくので、いかに運命をぶっ殺すのか、これも大切な課題です。」
麗空。
「運命なんて嘘だ、運命なんて実在したら、自分の手柄なんて、どこにもない。」
絵菜。
「神様と運命が戦ったら、どっちが強いの?」
星和。
「まあ結論はそんな所です。」
邪教は傲慢の学校である、英語のことわざ。
カルト最盛期、宗教という要素が悪用されて。
宗教についての解釈が混乱している。
しかし初心者は、ギリシャ神話、北欧神話がお勧めで。
現実にある神話なので、入門用には抜群なのかも。
ギリシャ神話は、国際社会、宇宙開発で、最も尊重されている神話です。
ギリシャ神話モチーフの計画や船舶があるほどです。
そもそもオリオン星雲、オリオン座は。
女神アルテミスと、狩猟仲間であるオリオンと狩りをしていると。
次第に恋人のようになり、アルテミスが処女を失いかけた時に。
アポロンがそれを阻止しようと、サソリをけしかけて、オリオンが海に逃げた時。
アポロンが、あの光り輝く的を射ってみろとそそのかし。
アルテミスの矢がオリオンに命中、死亡したので。
アルテミスはゼウスに頼んで、オリオンを天空にあげてもらったのが由来。
本当に天空に上げられていますね。
メンバーは一緒に散策。
野鳥図鑑を手に入れていて、野鳥の種類と行動を観察。
公園のカワラバトと遊びました。
星和。
「ドバトは、外国から持ち込まれた鳩の一種で。」
「日本に普遍的にいるのは、キジバトです。」
「カワラバトは灰色と模様で判別出来て。」
「キジバトは黄色く、色で判別ができます。」
「同じ鳩の仲間なので、上手に住み分けていますね。」
葉月。
「インコも文鳥も、元々は野鳥ですが。」
「人間が繁殖させて、ペットになりましたね。」
麗空。
「ゴールデンハムスターも、研究者が見つけて、拉致したものを。」
「次々と繁殖させたものです。」
「野生のハムスターは絶滅したと言われていますが。」
「クロハラハムスターだけは野生で、思いっきりいます。」
「近寄ると、噛みついてくるほど凶暴です。」
絵菜。
「ドワーフハムスターが、普遍的なハムスターと呼ばれる誤りがありますね。」
光里。
「何を勘違いしたのか、ジャンガリアンなんて、飼い辛い種類を迎えているし。」
枝実。
「ゴールデンハムスター以外を迎えるなんて、正気ですか?」
星和。
「九官鳥なんて、雛の時に無理矢理、拉致されて。」
「日本に輸送されたペットです。」
「そのためか、まったく懐かない。」
葉月。
「犬なら、西暦六百年頃に、飼われていましたね。」
「外飼いという、伝統的な飼育でしたが。」
「当時、最強の個体が、熊みたいな野獣を撃破しています。」
光里。
「猫って、ネズミ対策に役に立つって、昔から人気ですね。」
「猫戦士っていう、戦場で貢献した猫もいます。」
葉月。
「塹壕戦で、兵士の食料を汚染して、睡眠を妨害するため。」
「大量の猫が陣地に送り込まれて、猫の検問所を作った。」
「無論、ネズミはいなくなった。」
枝実。
「猫戦士の写真は、けっこう面白かったり。」
「表彰しても、猫は分からないと思う。」
絵菜。
「ペット先進国だと、今の飼い方でも非難されるかも。」
星和。
「あんな水準には、短期間で追いつけないよ。」
公園から出て、ゲームセンターに行きまして。
とりあいず暫定のスコアを置いて。
悩んでいるプレイヤーを想像して楽しむ訳です。
今回も、ハイスコアが出たので。
当分、他のプレイヤーは悩むでしょう。
たかがデジタルの遊びのために。
帰り際。
何者かが出現。
不良。
「ちょっとメダル貸してくれない?」
枝実。
「あなたの命を削ってくれるのなら、削った所から出します。」
光里。
「あれ?中年のおっさんの方が強そうじゃない?」
「筋肉とか、まるでない。」
「柔道でもやって鍛えてきたらどうでしょう。」
絵菜。
「古武術や日本拳法とかお勧めですよ。」
不良。
「だから、貸してくれない?」
枝実。
「利子はどのくらいですか?」
不良。
「よこせ!」
枝実。
「おっと、手が滑った。」
不良。
「ぐほぉ!」
光里。
「なんで正面から仕掛けたの?馬鹿じゃないの?」
絵菜。
「強者を倒すのには、卑怯な不意討ちしか、手段がないですよ。」
不良。
「ちょっと待った!思ったより強烈だ!」
「この運動エネルギーはなんだ?」
枝実。
「さあ第二ラウンド始めようか。」
光里。
「こら、素人相手に手加減してやりなさい。」
絵菜。
「お姉ちゃんは、最近、人を殴りたくてしょうがなかったんですよ。」
不良。
「食らえ!俺の平凡なパンチ!」
枝実。
「はいはい、下手だね。」
パンチを横にどいて、手で横に流すと。
そのまま右手で、不良の顔面にフックを入れまして。
そのまま近くで動作していた、パンチングマシン、計測器に余った殴打が直撃。
不良は倒れました。
不良。
「負けた!」
市民。
「なんで少年をノックアウトした殴打の余りが。」
「こんな低い数値になるの?」
ゲーマー。
「本当だ、相手がダウンする威力なのに、殴打の威力が低く測定される。」
青年。
「やめようぜ、デジタルなら、数値をいくらでもインチキに測定できる。」
ゲーマー。
「そうだよな、デジタルって、インチキな数字に設定しても。」
「そのインチキを証明できないし。」
市民。
「デジタルで嘘つきやがって、クソゲーだぞ!」
不良。
「ちょっと待った!止めを刺さないでください!」
枝実。
「それなら、何を差し出せるので?」
不良。
「命乞いをしますから、土下座もします!」
光里。
「なるほど、許してあげたら?」
絵菜。
「男の人、既に顔面が崩壊していますけれどね。」
光里。
「顔面が崩壊?元から崩壊しているのでは?」
不良。
「すみません!もうしません!もう逆らいません!」
枝実。
「分かった、二度と出てくるな。」
不良。
「隙あり!あれ?防がれた?」
枝実。
「なんですか、この攻撃は?」
「いい加減くたばれ!」
星和。
「ちょっと、どいて、中規模地震です。」
葉月。
「何、遊んでんのよ、ここの建物は耐久力が低いの。」
麗空。
「あらかじめ考えておいた脱出路ですよ。」
不良。
「どわっ!俺は障害物か、何かですか!」
光里。
「私達も、退避しましょう。」
枝実。
「お姉さんに続きましょう。」
絵菜。
「お姉ちゃんに手加減してもらえて良かったですね。」
不良。
「え?あれ手加減してたの?」
「ぐはっ!どさくさに紛れて、看板で俺を殴るな!」
用事は済んでいたので。
キャンピングカーに全員、乗って。
振動が収まると。
ゲームセンターから立ち去りました。
続いて、玩具屋、いろんな玩具がありますが。
カードゲームの新作をまとめて買いまして。
余った玩具は、フリースクールにも寄付しますね。
今回も。
余剰の品物が発生しています。
明日の仕事の準備に、休息することに。
自宅に戻っている最中。
駅前。
派出所にて、何やら出動している様子。
ひとりだけ出遅れましたが。
どうやら、犯人が自分ら通報して、陽動していると発覚して。
警察の同僚が戻って来ています。
現行犯が、逃げようとしたら。
ひとりだけ出遅れた警察官が回り込んでいるんですね。
警察官。
「降参しろ!」
現行犯。
「はい、そうします、降参です。」
被害者。
「やってくれたぜ。」
警察官。
「久しぶりに同級生を見たら、なんだこの無様な姿は!」
被害者。
「俺の評価なんて、どうでもいいから!」
現行犯。
「それでは、土下座します。」
警察官。
「よし、伏せろ、動くな、拘束する。」
現行犯。
「そう思ったのか、死ね!」
現行犯、工具を取り出して、警察官を殴った。
不意なので、クリーンヒット。
警察官、ノックバックなし、効かなかった。
両者、動揺。
現行犯。
「あれ?」
警察官。
「何?」
現行犯。
「ならば、このトンカチで殺してやるぜ。」
警察官。
「いっぱい持っているね!」
被害者。
「馬鹿野郎、俺はそれでやられたんだ!」
警察官。
「食らえ、スペシャルデストロン・タックル!」
被害者。
「馬鹿と呼ばれて逆上しないとは、少しは成長しているじゃないか。」
犯人に迎撃された。
至近距離だったので、またもや被弾。
警察官、ノックバックなし、効かなかった。
両者、硬直。
同僚の警察官が相手を拘束。
駅の駐車スペースで見える範囲で発生した戦闘でしたね。
不意討ち、これを防ぐのは訓練された兵士でも難しいため。
格上を倒す手段として、不意討ちは徹底して用いられています。
日本人の犯罪者は、戦闘力が低いため。
まぐれ当たりに気を付ければ、楽勝なのでしょう。
そう言えば、ドイツ剣術では、初心者、経験者、酔っぱらい。
三種類の兵士と試合をして、勝てば称号が得られます。
初心者と酔っぱらいは、何をしてくるのか分からないため。
ドイツ剣術の資格試験に採用されていますね。
動画でも、ドイツ剣術の試合は見られます。
天気予報、そろそろ小雨。
キャンピングカー。
車内。
星和。
「使ったお金を稼ぐのに、二か月かかるわ。」
葉月。
「なぜですか、娯楽で使ったお金は。」
「稼ぐお金とまるで釣り合わない。」
麗空。
「労働と、休暇って、桁違いに均衡が取れないね。」
枝実。
「仕事ですか、首を洗って待っていろ。」
光里。
「私によって、一方的に蹂躙される社会を見ていろ。」
絵菜。
「大人になると、活躍の場がいっぱいあっていいですね。」
メンバーを送り届けました。
翌日の仕事、けっこうたくさん割り振られています。
意見とは何か?
社会の意見で最も多いのは。
どちらも一部分だけ正しい意見、なのです。
ダイスのサイコロみたいに、正しい面がそれぞれ違います。
意見の決着は、論争くらいしかないでしょうね。
退けられた意見が正しかった場合、不正や誤審に従うことになり。
退けられた意見が間違っていた場合、正しい意見について調べられず。
意味や解釈が失われ、形式的な考えばかりが先走り、実際の現場で役に立ちません。
社会的自由はジョン・スチュアート・ミル。
意志による自由はエピクテトス。
中公クラシックスは、翻訳違いでは有力なシリーズですが。
抄訳が目立って、かなり辛い。
最近、思うのは、政治の話題よりも政治哲学、政治の約束、ちくま学芸文庫、など。
15
自分で勝ち取ったものは、たとえ天が否定しようとしても、どうしようもない。
小さい娘達が、アイドルを見たいと言い出したので。
休暇の日、チケットを取って。
ライブ会場に出向きまして。
大型建屋の中に客席があり。
屋外にイベントグッズや、屋台など。
商店がまとまっています。
チケットは安いので、そこまで接近して見れませんが。
これで充分なようですね。
屋外の広場から、建物に入ります。
どんなものか、一目、確認。
枝実。
「アイドル?何か大局を動かす人々なのでしょうか?」
光里。
「何か凄いと評判なので、何が凄いのかを確認する。」
絵菜。
「どういう人なのか、同じ人間なのか、確かめたい。」
星和。
「このくらいの贅沢は悪くないよね。」
葉月。
「これが贅沢って、もっと贅沢している人って何?」
麗空。
「究極の人物という評判がありますが、さすがに詐欺なんかではない。」
枝実。
「同じ人のために、こんなに人が集まるんですね。」
光里。
「数人のために、こんな豪華絢爛な栄華を極めると。」
絵菜。
「むしろ数人のために、大イベントになるなんて、その数人の力なのかな。」
星和。
「世の中、特別な人なんて、きちんといるんだという実例ですよ。」
葉月。
「特別な人なんて、ああして、普通にいるってことです。」
麗空。
「ここには平等主義なんて通用しません、追い払われます。」
枝実。
「何が違うのか、はっきり確認せねば。」
光里。
「あれが画面を独占するアイドルですね。」
絵菜。
「社会を手中に収めるなんて、やるじゃないですか。」
観客席、ライブが開始された。
すると、異論もない歌劇が展開されて。
その声楽は、芸術作品。
芸術作品を鑑賞して、あれが世間の返事に思えたメンバー。
観客は夢中で、アイドルは激しく踊る。
星和。
「見世物にしては、かなりの力作ですね。」
葉月。
「ほほう、考えましたね、つまりは良く出来た演劇ということ。」
麗空。
「ああいう人達がいなかったら、何を見たらいいのか分からないね。」
枝実。
「あのお姉さん、いいスカートを履いていますね。」
光里。
「私はお化粧が濃くて、色気もある所が好きです。」
絵菜。
「踊りや歌などの演目は上手で当たり前なんですね。」
星和。
「この時代に追求した、文化人の結論を見ているのですね。」
葉月。
「文化人とは何かについて、徹底した追求の末に、舞台にいるんですね。」
麗空。
「文化の代弁者という訳ですね。」
枝実。
「どうしても色気があるね。」
「温泉とか興味ありそうですし。」
「次は、旅館で会いたいくらいです。」
光里。
「それはあんたの趣味でしょ。」
「既視感があるわ。」
絵菜。
「私だったら、接近しても悪く言われないのかな。」
枝実。
「面白い人達です、気に入った。」
光里。
「威勢が良いですよね、私も気に入りました。」
絵菜。
「あれは地上にいる天動説ですね。」
演目、終了。
密かに、離脱。
二時間だけ見て、帰ることに。
一目、見たかっただけなので、外周の客席から、屋外に移動。
屋台で、鯛焼きを購入しました。
駐車場に戻る途中。
六人組が、何やら花火をしていまして。
警備員が、たったひとりで、門で構えています。
六人組は、ライブ会場に向けて、ロケット花火を発射。
同時に、警備員を襲撃。
警備員。
「我々はこの日のために、大量の予算と、たくさんの人員を割いてきたんだぞ。」
「それを、こんな真似をしてくれて。」
悪役一。
「俺はこの日のために、何処にでもハッキングしてんだぞ。」
「それなのに、何の成果も得られない。」
悪役二。
「俺達の欲望を阻止しやがって。」
悪役三。
「ハッキングが何の役にも立たないのなら、直接、叩いてやる。」
悪役四。
「俺達はなあ、刑期まで計算して悪事が出来るんだよ。」
悪役五。
「世の中のために、お前達のような奴らは許さないぞ。」
悪役六。
「お前らを倒して、世の中を良くする。」
警備員。
「お前らの理由は知らないが、ここは通さんぞ!」
六人組、それぞれ鈍器を持っていた。
警備員に殴りかかった。
しかし、先頭の侵入者、警棒で攻撃するも。
スプリントで、一気に距離を詰めて、侵入者の頭を掴んだ。
そのまま侵入者を担いで、二人目に投げた。
悪役五。
「ぐわっ!なんだそれは!」
悪役六。
「うおおおおおおお!?」
悪役一。
「おっと?側面が開いているぞ?」
悪役二。
「バールを食らえ!」
警備員、バールで殴られたが。
効果なし。
ノックバックなしで、反撃、侵入者を殴打。
振り返ったら。
もうひとりにタックルした。
悪役一。
「うわっ!今、当てたよね!」
悪役二。
「ぐおおおおお!?頼む!五分だけ寝かせてくれ!」
警備員。
「お前らの目的は、会場に乱入して荒らすことだな。」
「しかしもう演目は終わり頃だ。」
「今、侵入しても、こちら側の方が避難は早いぞ。」
悪役三。
「知った事か、俺達は、ハッキングが成功しなくて、直接叩きに来たんだ。」
警備員。
「何?何だって?」
悪役四。
「サイバー攻撃で、蹂躙できなかった分を晴らしてやるぜ。」
警備員。
「そんなにサイバー攻撃がしたいのなら、ここで戦うことは。」
「お前達にとってまずいだろう。」
「お前達の挑戦は失敗し、既にこの交戦はスタッフに知られている。」
「このまま続ければ、お前らの苦労は無駄になろう。」
悪役三。
「少なくとも、数人は道連れにしてやるぜ。」
悪役四。
「さあ、そこを通して、道連れをたくさん作ってやる。」
警備員。
「なんて奴らだ、道連れが目当てだったとは。」
悪役三。
「さあ、お前はくたばれ!」
悪役四。
「そろそろどいてもらおうか!」
警備員、金属バットで殴られた。
しかし警備員に効かない。
そのまま相手に組み付いた。
それを見た侵入者の片方。
大型スコップで警備員を叩きまくった。
組み伏せて、侵入者、首を捻挫した、片方はダウン。
最後のひとり、大型スコップで警備員を叩きまくる。
警備員、一切ノックバックしない。
最後の侵入者、胸ぐらを警備員に掴まれて。
引きずられて、コンクリートブロックに叩きつけられた。
侵入者、全滅。
警備員勝利。
悪役三。
「なんだこいつは!」
悪役四。
「なんで勝てないんだ!」
警備員。
「よし!ウォーミングアップ終了!さあ来い!」
悪役一。
「なんて野郎だ、直接殴りに行ったら、警備員ひとりのために全滅かよ。」
悪役二。
「まさか、こんな奴がいるなんて。」
悪役五。
「勝ちたい!俺は勝つんだ!」
悪役六。
「おい、誰も逃げられる体力は残ってないのか。」
警備員。
「どうした?もう終わりか?つまらないな!」
星和。
「あなた、手を貸しましょうか?」
葉月。
「だいぶ、食らっていたように見えましたが。」
麗空。
「あれ?負傷はないんですね?」
警備員。
「せっかくだけれど、僕ひとりで何とかなっているので、結構です。」
「お気持ちはありがたいのですが、法的に面倒ですよ。」
枝実。
「外に出ると、格闘戦が見られるなんて。」
光里。
「しかし、六人で一人を攻撃して負けるなんて、情けない男共ですね。」
絵菜。
「どうしてあんなに弱いんですか?」
星和。
「六人で一人に勝てないとか、滑稽だなあ。」
「それなら、十人くらい集まっても、結果は変わらないと思います。」
葉月。
「あれなら、一人で戦うと、遊ばれて、負けるために挑むみたいなものですね。」
麗空。
「もっと戦えばいいのに、もっとやられるためにね。」
警備員。
「ようやく通報を受けて、警察の登場です。」
「援護に感謝する、しかし僕ひとりで間に合っていましたね。」
星和。
「一人で倒せて何よりです。」
葉月。
「私達は立ち去りましょう、参戦する理由もないし。」
麗空。
「あの警備員って何者?」
駐車場に到着。
キャンピングカーに乗って、しばらくしていると。
ノートパソコンを持っている謎の青年が通過。
警察で埋まっている出入口を見て発狂している。
手当たり次第に、違法ガスガンで攻撃を開始した。
サイバーマン。
「俺のハッキングなら、どんな奴も貶められるんだぞ!」
市民。
「画面に向かって、虚しいタイピングをするアレかね?」
夫人。
「文字コードくらいしか、することがないのよ。」
少年。
「キーボードの入力だけで生活できるなんて、甘い世界にいるんですね。」
サイバーマン。
「ハッキングで何ともならないのなら、こうしてやる。」
市民。
「何だ、サイバー攻撃しか出来ないんだから、大人しく画面だけ見ていればいいのに。」
夫人。
「格闘戦は不向きよ、アナログで勝負なんて、ハッカーのすることではないわ。」
少年。
「ハッキングって通信に横やりを入れて、通信に介入して。」
「通信だけ何とかする、テクノロジー戦闘の最新作でしょ。」
「ハッカーが戦場に出たら、何が出来るんですか。」
サイバーマン。
「まずお前から道連れにしてやる。」
市民。
「おっと?遮蔽物に隠れれば、ガスガンなんて当たらないぞ?」
夫人。
「あれ?もう撃ってこないんですか?」
少年。
「サイバー攻撃だけ訓練して、直接攻撃は素人なんですね。」
サイバーマン。
「俺のハッキングスキルは無敵だ!」
ガスガンが弾切れ、そして不具合により故障。
市民に殴りかかるも。
あまりに非力で、取っ組み合いで負けたサイバーマン。
ノートパソコンが手から離れて、地面に激突。
ノートパソコン損壊。
親子連れが、変な男性と、いつまでも取っ組み合っている。
すぐ近くで乱闘。
出入口は、警察車両が大量にいて、まだ出れない。
星和。
「手を貸しますか?」
葉月。
「ガスガンがこっちに当たるとまずいので、片付けてやりましょうか?」
麗空。
「良かったら、その変な男、倒しておいてあげます。」
市民。
「ちょうど、因縁をつけられて困っていたんですよ。」
夫人。
「雑魚の男性なら私でも勝てるわ。」
少年。
「この落ちているノートパソコン、スペック凄そう。」
サイバーマン。
「俺のハッキングで、すべてを変えるの!」
市民。
「ハッキングですか。」
「それで女性のパソコンをハッキングして。」
「着替えとか、盗撮する技能のことかな。」
サイバーマン。
「俺は社会正義戦士だ!」
市民。
「その気持ちの悪い表情で、暴れるのが、お前の言う正義か?」
サイバーマン。
「俺の正義で世直しするんだ!」
少年。
「世直し?そんなもの誰も頼んでないよ?」
夫人。
「誰からも望まれない行いをしているんだわ!」
市民。
「何が正義とか世直しだ、ふざけやがって!」
サイバーマン。
「俺がすべての基準なの!」
星和。
「まったく生意気だね、お仕置きしちゃうよ!」
サイバーマン。
「お前もグルか!」
変な男、ノートパソコンを拾って。
殴りかかってきたので。
サイドステップで横にどいて、突き飛ばしたら。
流れるように変な男が吹っ飛んで。
変な男、頭から地面に激突、ノートパソコン大破。
ようやく動きを止めました。
集まってきた男性数人。
市民数人がサイバーマンを取り押さえています。
ようやく警察が、端っこで起きている、ボスとの対戦を発見。
サイバーマンを確保しました。
ようやく、出入口が解放されて。
離脱。
枝実。
「間違いとは何でしょうね。」
星和。
「腐っているパンを見て、いや腐ってない、食べられる。」
「なんていう判断の事です。」
枝実。
「誤りとは何ですか?」
星和。
「パン製造に失敗して、パンになっていないパンの事を合理化する考え方の事です。」
光里。
「正しいとは何かについて、具体的に議論される必要があります。」
葉月。
「正しい?正しいと、どうなるの?」
絵菜。
「正しければ、何でもしていいの?」
麗空。
「正しいって、何をしても許されるという、言い分の事ですか?」
星和。
「正しいって言うと、そこで思考停止になるんじゃないの?」
絵菜。
「正しいから何なの?」
枝実。
「正しいから、後はどうなるんですか?」
星和。
「正しいと言った所で、その後はどうするんでしょうね?」
枝実。
「正しい?だから、どうしたんですか?」
会場から退場。
メンバーを送り届けて。
自宅に戻りますと。
メールがあって。
遊女が来訪。
お泊りしたいそうです。
星和。
「好きよ、犯したい。」
遊女。
「えっちなことは苦手ですけれど。」
「サディズムなら好きですよ。」
星和。
「そうでしたか、それでは、満足して帰してあげるからね。」
遊女。
「あっ!もう拘束するんですか?」
星和。
「その綺麗な顔を眺めたくて。」
遊女。
「もっとやって!」
遊女をくすぐったら、遊女が喜びまして。
夕食の時、密かに作っていた小さな闇鍋を。
暗い部屋で、遊女を縄で拘束して食べさせました。
遊女、気持ち良さそう。
お風呂の時、遊女が入っていると、裸体を観察に。
堂々と覗きましたが、遊女はまたもや喜んでいます。
深夜、一緒に寝ました。
どうやら、えっちなことと、サディズムを区別して欲しかったみたい。
早朝。
遊女は仕事のために、早くに帰宅します。
星和。
「また来てね、好きにしてあげる。」
遊女。
「今回の虐め方、たまらなかったです。」
星和。
「えっちなことをすると、逃げられますからね。」
遊女。
「あなたのサディズムがいちばん好きなんです。」
「でも、まったくえっちなことをしないのも、嫌です。」
星和。
「趣味が合うんですね、付き合わない?」
遊女。
「私は同意しますよ、でも結婚すると、いろいろと面倒があるんじゃないですか?」
星和。
「そうですよね、同居すると、経済やら、予定やら、家事やら、何より余暇が消える。」
遊女。
「結婚なんてすると、もう新しいことはできませんし。」
「世界に結婚があるからと言って、受け入れる必要はありません。」
星和。
「そうですね、結婚の解釈なんて、昔と今では違います。」
「現代は、終点とか、到達点とか、意味不明な美化がありますから。」
遊女。
「古代日本において、結婚なんてドロドロした陰湿なものでしたよ。」
星和。
「昔の結婚なんて、陰険で、じめじめとした暗くて、泥沼のような関係でしたね。」
遊女。
「時代や文化によって、結婚が左右されるのなら。」
「安易に結婚なんて、引き合いに出すのは、なんか愚かですよね。」
星和。
「実の所、結婚なんて色欲の延長線上に過ぎませんし。」
「色欲が結婚の動機です、そのままですね。」
遊女。
「色欲を動機として、結婚に行き着くので、私達の関係は、もっと斬新なものでないと。」
星和。
「まったくその通り、正論が常に通れば苦労は要らないほどです。」
「またレイプしてあげるので、よろしく。」
遊女。
「次はどんな暴行をしてくれるのか、楽しみです。」
星和。
「私はプレイについて勉強しないと。」
遊女。
「過激なのは無理です!」
休日が終わり。
平日の出勤。
本社にて。
上司。
「この映像は平凡なのでは?」
星和。
「そうですか?当たり障りのないものじゃないと。」
「売れないのでは。」
上司。
「確かに、当たり障りのないものは、どこでも安全ですけれど。」
星和。
「こっちの廃案は、ちょっと癖が強いかなって。」
上司。
「・・・・!なんでそれを温存しているんだ!」
星和。
「だって、無難なものしか、世間では受け入れられないから。」
上司。
「それをくれ!このシーズンはそれで決める!」
星和。
「はあ・・・これでいいのなら。」
社員。
「社長の娘って世界に通用するんじゃないの?」
同僚。
「あれで世界進出?世界が滅ぶぞ?」
手下。
「この会社で満足しているのだから、下手に誘惑しなくていいな。」
社員。
「そのおかげで、楽ができるしな。」
同僚。
「手柄は取られるけれど、下っ端の仕事は軽いぜ。」
翌日、旗日。
休暇。
定期的に、模擬戦闘の記録や、運動データを取得したいと。
社会研究所から呼ばれて。
対戦用のロボット人形、主要部品以外は布や藁で作ったものを。
いろんな条件で倒して破壊しました。
次の対戦、自作の装甲車モドキがエアガンを撃ちます。
装甲車の武装モジュールを壊す戦果を挙げまして。
最後に高速ドローンを倒す実験で。
いろんなアイテムが置いてありますが。
座り込んで、待っていたら、ドローンが油断して接近。
いきなり、飛び掛かって、ドローンをキャッチングして倒したので。
得られたデータが、かなり良いものになりまして。
人間の限界への挑戦は、またもや進展しています。
猛者を作り出して、社会に送り込んで、その影響を調べるという。
社会研究所の科学者達、今は第二世代強化型人間のプログラムを発展させて。
第三世代を考案中です。
第一世代は、プログラムの名前で、身体能力をインフレーションさせたものです。
第二世代は、プロジェクトの名前で、人間の能力を超える人間を作ろうと試みました。
星和ちゃんは、小学生の時に応募しました。
枝実ちゃんは、数年前に、志願して参加しました。
光里ちゃんは、幼少期に誘われて、加入しています。
人間社会のパワーバランスはいくら壊しても再構築されるため。
相手の言い分を顧みなければ、何でもありです。
陸軍の精鋭部隊は、強化型人間の数がまだ少ないので。
もっと配属させようと、研究所は予算をたくさん貰っています。
第三世代のコンセプトは万能な兵士。
自然科学で人間が力を持って、初めて、その科学を存分に活用している訳です。
16
本社にて、手伝いに来ているメンバー。
手分けして作業。
母親が、身内なら任せられると判断して。
無料で参加している。
少女三人衆も参戦。
分業。
仕事が早くて手が空いた。
新しい仕事の受注を待っています。
星和。
「形而上学で調べるお節介について。」
葉月。
「形而上学を理解していると、変なお節介が蔓延している。」
麗空。
「形而上学は、ユング心理学と併用できる。」
枝実。
「現代って形而上学で説明できるような問題だらけですね。」
光里。
「現代の問題って、形而上学を理解していないと、対抗できません。」
絵菜。
「形而上学って普遍的にあるのにね。」
星和。
「形而上学によって捕捉できるようになるんです。」
枝実。
「形而上学って、エスパーみたいな芸当が可能になるんですよ。」
葉月。
「神の視点を疑似的に再現して、考察するのも形而上学です。」
麗空。
「仮に神だったら、こう考えて、こう仕組むだろうとか。」
「人間が通常、捕捉できない、超自然的なもの、不思議なものを問い正します。」
星和。
「超自然的なものは、形而上学で、それって何なの?」
「どういうものなの?」
「不思議ってどういう意味?」
「徹底して問われます。」
葉月。
「それは超自然的ですね、これだけで議論が終わらない。」
「それは不思議ですね、これだけで推理は止まらない。」
麗空。
「形而上学は、アリストテレスが始めで、デカルト、ゲーテも習得しています。」
枝実。
「ゲーテのファウストでは、形而上学のヒントが、ひっそり載っていますね。」
光里。
「前半の方に載ってますよ。」
「変装したメフィストフェレスと、ファウスト博士の弟子との会話辺りでしたね。」
枝実。
「デカルトは著書に書いていますし、西洋哲学には形而上学の断片もけっこうあります。」
葉月。
「形而上学から見る、反出生主義。」
星和。
「神様は、人の生まれなんてもはや裏切ってもいいし。」
「何の意味も与えるつもりもないってことですよ。」
枝実。
「生まれた内容に、何の根拠も与えられないってことですね。」
麗空。
「神の名前を悪用する全員を見捨てたので。」
「代わりに現代思想を解き放ったと思われます。」
星和。
「有神論から見ると、神という言葉は、最も悪用された論証です。」
葉月。
「神様は人の自主性を重んじたという訳です。」
麗空。
「それって、神様によって人が拘束されて、人が自由を奪われるのなら。」
「自分を根拠にできないようにして、悪用させないってことですよね。」
星和。
「宗教と虚無主義は、何も喧嘩しないし、むしろ相性が良い。」
葉月。
「虚無主義を作成したのは多分、神様ですから。」
「後から礼拝所に行っても、虚無主義をむしろ有効活用するように勧められた気配がして。」
「成り行きで、虚無主義を徹底しました。」
麗空。
「虚無主義は、礼拝所でも、祈っても安全ですよ。」
星和。
「せっかく虚無主義があるので、私は使うだけ使いますけれどね。」
葉月。
「根拠が失われて、それまで神を根拠としていたものは、既成概念となった。」
星和。
「既成概念は、前の世代のガラクタ。」
麗空。
「前の世代の考えていたことの、寄せ集め。」
葉月。
「根拠もない、古くなった考え方を、べたべたくっつけて作られたのが既成概念。」
枝実。
「前の時代にあった多数決のことですね。」
光里。
「多数決が、圧力になるんですね。」
絵菜。
「その多数決って、何の論拠もないんですね。」
枝実。
「数だけですしね。」
星和。
「既成概念って放置すると、ありとあらゆるお節介を食らうんです。」
葉月。
「押し付けられた価値判断、というより、常時、お節介を受け続けますよね。」
麗空。
「誰だか知らない正体不明のものに、お節介をされて、結論を誘導されるんですね。」
星和。
「無人称の何かに、お節介の限りを尽くされて、何らかの生き方を強制されますね。」
葉月。
「その無人称が何であるのかは、個人よって違うはずですが。」
「お節介が一度始まると、個人を服従させるまで圧力をかけてきます。」
麗空。
「その無人称にとっては、こちらは従属させるべき対象でしかなく。」
「その無人称なんて、この世界にある悪のひとつなんですね。」
星和。
「悪の一部が、どこかしらお節介を個人に仕掛けてきます。」
「個人の力が非力ですと、競り負けます。」
葉月。
「お節介に成功されてしまうと、さらなるお節介が開始されます。」
「これって、お節介に気づいて、乗らないこと、騙されないことですね。」
星和。
「個人の自由って、どこからか来るお節介との格闘になりますし。」
「お節介の正体がよくわからない。」
「人間を攻撃しても。」
「お節介を仕掛ける側が策略で、そう用意したかもしれない。」
「人間を攻撃しても解決にはならず、むしろ悪化しがち。」
麗空。
「既成概念の幽霊みたいなものですね、こう言うとユング心理学とか。」
「そういう所まで展開しないとだめですけれど。」
星和。
「このお節介は、ユング心理学を読んだことのある人じゃないと。」
「わからないのかも。」
枝実。
「個人が、個人に仕掛けられるお節介との格闘ですしね。」
光里。
「お節介の内容は、命令とか、服従しろとか、怪しいものです。」
星和。
「お節介を受けると、人間をけしかけてくる場合もあります。」
葉月。
「お節介って、どんな宗教にも衝突するので、わかりやすいですよね。」
麗空。
「お節介は、他人の宗教を無視、教義を否定して、向かってきますね。」
星和。
「正体はわかりません。」
光里。
「そういうのを昔の人は、運命だとか言ったのだと思います。」
絵菜。
「運命って、自然科学を入れた途端に崩れませんか?」
星和。
「一部の宗教は、自然科学を入れると、それだけで相対化されてしまいます。」
葉月。
「簡潔に言いますと、運命が日々加える、個人へのお節介とその対戦。」
麗空。
「攻撃が運命とは限りませんし、ユング心理学くらいは読まないと。」
枝実。
「既成概念の影響が、個人に加えられて、お節介となるのでは?」
星和。
「こうなると、宗教の話ではなくて、社会学の話題になるかと。」
葉月。
「人生の筋書きが組まれていて、その通りに実行したがる。」
「得体の知れない何か、なんですね。」
星和。
「人生?そんなもの自分がすべて決めていくものじゃないですか?」
「それとも、ハイデガーとかに論争でも仕掛けるんですか?」
麗空。
「その何かは、馬鹿だから、客観データとか現代思想とか分からないの。」
星和。
「相手の頭が悪いと、デタラメでも、相手にとっては口実になる。」
枝実。
「既成概念を信じている人間の影響では?」
星和。
「しかし個人を拘束できる権限はないですよね。」
葉月。
「妙に、特定の結末に流される気配がしたら、そいつがいますね。」
麗空。
「それを昔は宿命と呼んだらしいけれど。」
「現代物理学は、宿命を撃破できます。」
星和。
「宿命が、俺が決めたんだ、とか言っても。」
「いや、私が決めるんですよ。」
「口論になって、宿命を無視して終了。」
絵菜。
「なぜ運命の言いなりにならないといけないの?」
星和。
「宿命なんて存在しない方が、人間はもっと上手にやるのでは?」
光里。
「なぜこの世界で、運命の存在を許しているの?」
星和。
「宿命なんて消せばいいのに。」
枝実。
「運命?宿命?そんなもの最初から作らないで!」
星和。
「運命とか宿命とか、迷惑ですよね、お節介しかやらないじゃないですか。」
麗空。
「あんなもの作ったせいで、人間世界は大混乱。」
絵菜。
「なんで運命なんて作らないといけなかったの?」
光里。
「宿命なんて作る意味あったんですかね?」
星和。
「それで、教条主義者は、神を引き合いに出して。」
「運命や宿命が問題になっていることを非難する。」
葉月。
「問題を論じているのに、神を引き合いに出して鎮圧とか、卑怯ですよ。」
麗空。
「意見とは論理的に考えるということですからね。」
星和。
「礼拝所で、運命について罵ったこと、数十回。」
葉月。
「運命が、生まれる前から決まるとか、お節介しかやらないんですね。」
星和。
「提案なのですが、神という単語を否定したり、罵ったりして。」
「それでもまったく効果のない。」
「むしろいつかのユピテルみたいに黙って聞いている。」
「それだけを神として認めてみては?」
葉月。
「ユピテルって、王権の簒奪者とか、酷いことを信徒に言われていましたが。」
「黙って聞いていた。」
星和。
「なので、誹謗中傷をしても、黙って聞いている神だけを。」
「本物として再考してみては。」
麗空。
「そもそも礼拝所にしか、神様はいないと思いますが。」
葉月。
「そこら辺の道路や草地で罵っても、何も言わないかと。」
星和。
「そもそも神という単語が、自分勝手にカルトやスピリチュアリズムが持ち出して。」
「滅茶苦茶になっているので。」
「一度は否定しないと、真実は出ないかと。」
麗空。
「とりあいず神と言えば制圧される危険はなくなったね。」
星和。
「有神論から言わせてもらうと、何でも神であると見なすのは、無神論者よりも危険。」
枝実。
「それって、何者かが、とりあいず神という単語を出せば、その場は制圧できるっていう。」
「計算がありますからね。」
星和。
「自国民が宗教という単語を嫌うのは、何でも神を引き合いに出して威圧してくる。」
「それによるお節介が嫌い、ということですかね。」
光里。
「どの宗教も現代思想に勝ててないので、神という単語は、むやみに出すと論破されますね。」
星和。
「こんなことですよ。」
「ほらほら既成概念だぞ、この根拠は神だぞ、ほら、神という単語を出せば何もできないだろ。」
「ううむ、ちょっと気持ち悪い。」
麗空。
「礼拝所に行ったら、現代思想の書籍を発掘しました。」
「現代思想は、宗教の味方なんですね。」
葉月。
「現代思想と宗教の相性は抜群です、もっと有効活用しましょうよ。」
枝実。
「宗教の聖典を読みながら、現代思想を読むと、六倍の戦闘力。」
星和。
「ちなみにカルトは現代思想を読むと死にます。」
枝実。
「宗教と現代思想は同一のものかと、どこも矛盾しない。」
星和。
「思っているより現代思想の時代って訳です。」
葉月。
「それまで神を根拠にしていたものが、神から分離され。」
「個人に襲い掛かっている。」
麗空。
「元々は神が管理していたものが、神が見限って、分離させたんですよ。」
光里。
「それって、元々、神の一部だったので、今も神の猿真似をするはずです。」
星和。
「それはそうでしょう、分離されて一人歩きしているので、自分の事を神だと思っている。」
葉月。
「人生における多方面からのお節介を、どう回避するのか、拒否するのかが重要ですね。」
麗空。
「運命による筋書きって、裏切りに弱いんですよ。」
星和。
「宿命も裏切ると、浮いてしまって、そのまま襲い掛かってきます。」
麗空。
「一度、嵌められてしまうと、寿命まで続いてしまうので。」
「人間もついに天敵が出来んだと思います。」
星和。
「お節介を食らうと、特定の境遇に嵌められますからね。」
「そこから脱出できない。」
葉月。
「しかもそのお節介の貶め方は、計算し尽された、策略が手の込んだもの。」
星和。
「知らない間に策略を食らってて、気づいたら、抜け出せない。」
麗空。
「お節介を食らっている場合、速やかに選択肢を広げないと危険ですね。」
星和。
「まずそのお節介は、選択肢を奪ってきますからね。」
葉月。
「温情的干渉主義は、必ずしも人間が仕掛けない。」
麗空。
「パターナリズムは、得体の知れない、新しい脅威から発生する。」
枝実。
「だいぶスピリチュアリズムな結論になりましたね。」
星和。
「私が目撃していない内容を、語ると思いますか?」
葉月。
「私が哲学において、実例をでっち上げたことはないよ!」
麗空。
「私は真面目な話題について、嘘を言おうとは思わないね。」
光里。
「その宿命マンとか、運命マンっていう奴らは、新しいものには対応していないね。」
星和。
「宿命マンは、現代思想には無力です。」
絵菜。
「運命マンって名前がぴったりでは?」
星和。
「運命の女神とは、最も多くの男性に強姦された、非力な神である。」
葉月。
「ユピテルに決闘を挑んだことのある、カエサルであった。」
麗空。
「負傷退場なしの決闘を仕掛けた、カエサルの記録。」
星和。
「英雄かな?」
枝実。
「そんな大胆な男、現代にいないよ。」
葉月。
「神を無暗に名乗ると、カエサルみたいな男性に。」
「負傷退場なしの決闘を申し込まれますよと。」
星和。
「誹謗中傷されたユピテルの現場、続編みたいになるよね。」
麗空。
「礼拝所では、出生や運命とか、関与を否定しているような霊感でしたが?」
葉月。
「関与を否定?」
星和。
「おや?私は運命をぶっ殺せとか、そういう霊威でしたよ?」
葉月。
「霊験として、現代思想を得たので、神を根拠としていそうなことも。」
「神様の関与はない?」
麗空。
「むしろ神々は、悪いものを覆しましたが?」
星和。
「となると、あんな権限を持っているものって、何なの?」
光里。
「男なんて、カエサルとか、そこら辺を出せば、それ以下の者しかいないし。」
絵菜。
「男性にはネメアのライオンとか、ヒュドラとかと戦ってほしいです。」
光里。
「その男性とやらは、死にたいんですか?」
星和。
「無敵の生物に戦いを挑むな!」
社員が仕事をまとめて取られて不満・・・ではなくて。
誰かに仕事をしてもらって、動画などを観て遊んでいます。
社長、全員に通達、定時に帰るように促す。
身内が残業を行ってしまうので。
必要最低限の人員で間に合うという判断。
無料での参加は、スキル習得、訓練のため。
飛び入り参加なんですね。
また仕事を片付けて、何もなくなった。
社員は、ビリヤードをして遊んでいます。
星和。
「セネカの著作って、若い人は読むと、激怒して捨てるそうです。」
葉月。
「訳者は、一度、何言ってんだと捨てて、数年経ったら、なるほど、となって。」
「スラスラ読めた。」
麗空。
「ゲーテ格言集とか読むと、人によっては、反感を覚えるでしょうね。」
枝実。
「後から考えると、ゲーテの格言って当たってますし。」
星和。
「セネカの著作も、最初から夢中になる人もいれば。」
「激怒して捨てる人もいます。」
光里。
「古典の初見は、反応が、信じられないほど違いますね。」
星和。
「セネカの著作を読むと、その通りじゃないか、なんてことしか書いてない。」
絵菜。
「良識を読んでいるようにしか思えないのが古典です。」
星和。
「古代世界も、特別な人に限っては、その古代ですら、古典と呼ばれる本。」
「昔の書籍が、特定の場所、書庫に集められていました。」
「ゼノンは徹底して書庫を使って、ストア回廊にて、議論を始めたのです。」
葉月。
「哲学は、もう議論が終わったものが、哲学事典になっていますし。」
「今更、反駁しようとしても、既に遅いですね。」
麗空。
「哲学は、いきなり論争になったという。」
星和。
「青年ショーペンハウアーは、ゲーテに著作を提出して。」
「驚愕したゲーテが称えています。」
「色彩論で喧嘩して、仲違いとなりました。」
葉月。
「西洋哲学は、合理論と経験論で、伝統的な論争があり。」
「代表者まで出ています。」
麗空。
「古典は、たまたま残ったもの、とされています。」
星和。
「倫理の授業で、古典を読むと、すぐに別人になりますね。」
麗空。
「大学なんて、古典を使って論文を書けとか言われますしね。」
葉月。
「東洋哲学も、忘れられていますが。」
「老子、荘子が中心になっています。」
「儒教は朱子学となって、江戸時代は朱子学が基本でしたね。」
星和。
「古代中国にも、古典がありまして、今も復元されていますね。」
麗空。
「世界最古の書籍と言われる易経ですね。」
枝実。
「儒教は仏教と喧嘩して、仏教の理論は論破されて。」
「一時期、攻撃されています。」
光里。
「朱子が、仏教の理論を論破して、記録に残っているので。」
「しかも適切で、鋭い反駁なんですよね。」
星和。
「文章も少なく、重要な所を叩き落としています。」
「朱子の仏教への反論は、お見事です。」
枝実。
「江戸時代になると、朱子学によって、仏教から離反する人が相次いだ。」
光里。
「時代経過で、朱子学は、東洋哲学のひとつになったね。」
星和。
「菜根譚が登場すると、日本でも読まれたし、中国国内にも流通した。」
「菜根譚は日本版と、中国版と二種類あります。」
葉月。
「というか、今ではその古典の大半が古本屋にあるんですけれどね。」
星和。
「新訳はあまり出ません、東洋思想は、あまり目撃しません。」
麗空。
「西洋思想の新訳はまとめて出ていますが、東洋思想の本は見つけにくい。」
光里。
「古典を読んで感動する人もいれば、驚愕する人もいて、知識が欲しくて手を伸ばす人も。」
「特定の人物が好きで集めるコレクターもいます。」
星和。
「私は無知なので、数えられないほど読んだんですけれどね。」
葉月。
「何も知らなかったので、知ることができる古典を読んでいた。」
麗空。
「自分の知ったかぶりに気づくまでは、古典は読めないと思います。」
星和。
「昔、物知りとか言われていました、後から考えると、あの人達の言う物知りって何?」
枝実。
「知っている?知っていても、私は知らないよ?」
絵菜。
「なんでみんな無知なんでしょうね、最初から何でも知っていればいいのに。」
光里。
「孤児院の子供、親に捨てられたのに、なぜか希望と期待に満ちている。」
「なぜ?」
星和。
「大丈夫、その希望や期待は、大人になったら、自分から捨てますので。」
葉月。
「私からすれば、子供が希望を持つのが、不思議でならない。」
「この世界って、そんな素敵な所でしたっけ。」
光里。
「他人が何に希望を抱こうが、相手の勝手でしょ。」
「何の容疑をかけてんのよ。」
枝実。
「観察していると、懐疑論者は、疑わしい意見に突っ込みたくなるってことですよ。」
星和。
「懐疑論者に我慢しろって言うのが無理なのよ。」
麗空。
「この世界が真実ならば、疑う余地がないのに、実際、何にでも疑っている。」
星和。
「?つきは誰かな?あいつかな?私は理由もなく嘘はつかないよ?」
葉月。
「この世界って、みんなが思っているより良くないので。」
「立ち回りくらい計画しておかないと。」
星和。
「この世界のどこが素晴らしい?」
枝実。
「そいつにだけ難易度が低くて、それ以外の人々は難易度が高い。」
星和。
「世界のどこが良いのか、十件ほど挙げてほしい。」
枝実。
「ひとつもないですね。」
葉月。
「この世界の良い所なんて、ある訳ないじゃない!」
麗空。
「そんなものあったら、誰も苦労しませんよ。」
友人。
「この世界の良い所?そんなうまい話、ある訳ないでしょ!」
光里。
「ああこれ、いろんなものが終わっているような。」
絵菜。
「ポスト・ラストワールド。」
光里。
「そうですよ、我々は終わった後の世界にいます。」
枝実。
「世界は悪かった、その後の時期ですよ。」
星和。
「いろいろ終わった後に今があるんですね。」
葉月。
「大丈夫、世界が素晴らしいなんて、馬鹿みたいな事、言う人なんていないから。」
友人。
「世界が素晴らしい?その考え方って、何年持ちますかね?」
同僚。
「五年くらいかな?」
社員。
「世界が素晴らしい?ふざけたこと言いやがって!」
上司。
「その人だけにとって素晴らしくて何よりです。」
星和。
「ひとりだけのためにある世界観って、頭が真っ白になりそう。」
友人。
「頭が真っ白?ペンキでも塗ったんですか?」
今日は、六時には会社に誰も居なくなりまして。
量子コンピューターみたいな計算速度を持つメンバーが。
すべてを持ち去っていきまして。
社員が楽をした日になりました。
無料なので、次の参加を待っている社長です。
社員も、会社で遊べて。
援護に来たら、ラッキーみたいな事を言っています。
本社の駐車場にて。
星和。
「寿命は、死んだ時が寿命なんですよ。」
葉月。
「死んだ瞬間が、寿命が尽きたってことですね。」
麗空。
「寿命の考え方が、愚かでしたよね。」
「平均寿命付近で寿命を迎える、なんて思っている。」
「実際には、不意に事故死したり。」
「病死したり。」
「平均寿命前で死んでも寿命ですし。」
「高齢で死んでも寿命と呼んでも問題ない。」
星和。
「死ぬまでは、寿命ではないので。」
「不意に死んだら、それはそれでいい。」
葉月。
「死んだ人にとっては、生前に置いてきた物品や遺産だけが気がかりで。」
「もう次に進まないといけない。」
星和。
「荘子の話に、歩いていたら、道端に人の死体があって、惨殺であった。」
「どうやら何かしらの罪状で殺されたらしい。」
「荘子はそれを拾って、一部を枕元に置いて寝たら。」
「夢にその人の幽霊が出てきた。」
「なぜそんなことをするんだと。」
「荘子は、なぜ死んだのか尋ねると。」
「幽霊は、俺は既にこっち側で、苦しみもなく、最高の世界にいる。」
「楽しくてしょうがないし、これ以上の境遇はないぞ。」
「荘子は負け惜しみかと思ってこう言った。」
「私が道教の神に頼んで、お前を復活させて、人間生活を再開できるようにしたら。」
「その言い分は続けるかね。」
「幽霊は言った、もうこっち側で最高なので、今更、苦しみ多き人間世界に戻るのはごめんだね。」
麗空。
「残された家族とは、死ぬともう肉体関連での繋がりはないし。」
「血縁関係も、肉体が死ぬと、解約されますね。」
葉月。
「できることは、死んでも大丈夫なように、事前に整えておく。」
星和。
「しかしいつ死ぬのかは分かりませんし。」
「それが分かるのは、死んだ瞬間ですよ。」
麗空。
「なので、死んでも何も問題がないように、手を打っておく。」
星和。
「寿命と言えば、病死や老衰を思い浮かべるでしょうけれど。」
「実際には、寿命とは、何かしらで死んだ瞬間の事ですね。」
葉月。
「自殺者ですら、自殺に成功した瞬間が寿命だったっていう訳です。」
麗空。
「国内で人身事故って、あれ自殺した人が、電車の運行を停止させたので。」
「隠しているんですね。」
星和。
「礼拝所で自殺成功祈願をしてみてはどうか。」
葉月。
「自殺ですべてを解決する、あの無謀だけれど、強制変更の試みは、何が目的?」
麗空。
「ほとんどの自殺は、犯人が社会ですので、戦わずに即決した可能性はあります。」
枝実。
「事故死も、事故死した瞬間が寿命ですよね。」
星和。
「古代世界では、突然死が多かったのですし、突然死も寿命に入ります。」
麗空。
「つまりは、死について怯えている人ですら。」
「その死というものが、統計で来る時期が決まっているのではなくて。」
「気づいたら死んでいて、失うものが、前にやっていた事業、行動、物品、財産となりますね。」
星和。
「いつかは死ぬ、なんて統計過ぎでしょ。」
「死んだ瞬間が寿命ですので。」
「本人にとっては良いものになります。」
葉月。
「死を肯定すると、いまのうちに急いでやっておいた方が良いものもあったりして。」
麗空。
「まさかここで死ぬとは思わなかった、みたいに、死は不意に来ますし。」
「統計で、ここら辺で死ぬって決まってはいない。」
星和。
「死んだ後に続きがあることは、医学で証言がありますね。」
麗空。
「なので、その人が、個人が、統計的に決まっている死に方をするとは限らない。」
葉月。
「死生観が、無神論的になっていますからね。」
星和。
「哲学は死についても言及するので、私は医学的臨死体験から。」
「死んだ後に続きがあり、死んだら、その続きに乗ることは覚悟しています。」
麗空。
「なので、統計による寿命の予想はやめましょう。」
星和。
「死ぬのは嫌だ、とか言っている人が、生きていても、ほとんど無駄に思えた。」
「手放した方が得かと思われた人を目撃したことはあります。」
葉月。
「この世界は良い所だ、なんて生まれる前に洗脳されて生まれてくるので。」
「死というのも、案外、最良の終わり方ですね。」
星和。
「生まれるといっぱい良い事があるんだよ、なんて生まれる前に洗脳されて。」
「生まれてくるので、死についての考察が何故か後になっています。」
「寿命があるのに、なぜ死についての知識が後なんですかね。」
「良識的には先ですよ、生まれる前から死について考察すべき。」
麗空。
「生まれる前に嘘を教えられて、生まれてから嘘に気づいて。」
「成人すると、生まれる前に教えられた嘘をもう信じていないので。」
「どちらかと言うと、欺かれて生まれてしまっています。」
「生まれについていろいろ吹き込む割には、最後に来る死についての言及はないし。」
星和。
「いつの間にか、名探偵になってしまったのかなあ。」
枝実。
「シャーロックホームズから、習いましたよ。」
光里。
「名探偵から教わった、新たな名探偵ですか。」
星和。
「シャーロックホームズって、漫画版がたくさん出ていたし。」
「学校の図書室にたくさん並んでいたりします。」
枝実。
「シャーロックホームズの格言の中に。」
「推理を習得する、重要なものがあり。」
「それを訓練すると、推理を習得できますね。」
光里。
「別に人って、何でも知っている状態で生まれる訳ではないので。」
絵菜。
「生まれる前に何でも知っていたら、ヘルメスのように、何でも盗んで生まれていたよ。」
星和。
「ヘルメス的窃盗は、私の得意分野ですよ。」
枝実。
「先天的な知識が本物かどうかは後の話ですが。」
「何でも先天的なものに依存するのは良くありません。」
星和。
「検証されないがために、まかり通っているだけかと。」
夕食、少女三人衆を連れて。
料亭に行きました。
珍しく混んでいない。
食事の前。
最近の裏社会について。
論理的に考えてみた。
星和。
「国内の陰謀論って、全員を洗脳して、政治に言う事を聞かせる計画でしたね。」
枝実。
「政権転覆が狙いだったんですね。」
絵菜。
「それってもう違法ですよね?」
星和。
「誰かに通報されて、陰謀論は表舞台から消えました。」
葉月。
「国民を洗脳して、反乱を起こそうとしていましたしね。」
麗空。
「政党を自称して、政治活動をしている馬鹿もいましたし。」
星和。
「独裁者を作成するのが、陰謀論の狙いでしたか。」
光里。
「ナチスの思想と酷似していましたよ。」
星和。
「ユダヤ人の世界支配とか、それってナチスと同じ解釈です。」
葉月。
「陰謀論は、国民を洗脳して、一部の集団が、政治を言いなりにしようとした。」
麗空。
「陰謀論は政治を支配して、乗っ取るのが目的でしたし。」
枝実。
「あれって表現の自由で守られない、法律の範囲外なんですよ。」
光里。
「それでどっかの狂人に、通報されて消えたんですね。」
星和。
「スピリチュアルも、宗教団体の成立手続きを行っておらず。」
「実際は新手の新興宗教で。」
「法律からして、国家に宗教を作りたいと申請しないといけなかった。」
「しかしそれを無視して、デタラメな宗教観を広めて。」
「多くの人を惑わした。」
葉月。
「スピリチュアルも、どっかの狂人が何度も通報した結果。」
「まずブログから追放されて、次に書籍が発禁になり。」
「そしてカルトで有名な統一教会の解散請求によって影響を受け。」
「スピリチュアルはもう違法な集団になったね。」
麗空。
「宗教という体裁を取らずに、神秘主義を番組や報道で広めて。」
「法律の抜け穴みたいな所で荒らしていたんですね。」
「実は、調べられると、スピリチュアルは違法であることが認められました。」
星和。
「どっかの狂人が、個人的な報復として、法的な不備を指摘したら。」
「スピリチュアルは本当に法的な不備があって、表現の自由の対象外になりましたよと。」
光里。
「国家は、表現の自由の対象外は、規制しますし、立件しますよ。」
星和。
「お金もらって、デマを書いていた百科事典も、どっかの狂人に通報されて錯乱。」
「被害者ぶって、位置情報を逆探知して、その地域を回って恫喝を繰り返したとか。」
葉月。
「スピリチュアルもデマ百科事典も、サイバー攻撃で情報を盗んで。」
「被害者ぶって、攻撃して来ますよと。」
麗空。
「不審者が来て、有害サイトに登録されて大打撃を受けたんですけれど。」
「この辺り、回っていますからね。」
「あいつら暴力団ですかね。」
葉月。
「暴力団は、自分のことについて、堂々と名乗っているので、ましかと思います。」
麗空。
「陰謀論、スピリチュアル、デマ百科事典は、自分達のこと、暴力団って名乗ってないので。」
「その分、悪いね。」
星和。
「お金もらってデマを書いていた百科事典は、その後、改善されましたけれどね。」
麗空。
「スピリチュアルも綺麗事を言う割には、ハッキングして固定電話の番号を盗んで。」
「イタズラ電話をかけるという暴挙をしますね。」
葉月。
「陰謀論はユーチューブから追放されて、ニコニコ動画に逃げた後。」
「ロシアのハッカー集団によって、ニコニコ動画が損壊して。」
「陰謀論の主犯格は、巻き添えになった。」
枝実。
「それって何で知っているの?」
星和。
「人工知能が、そういう情報を、インターネットから拾ってくる。」
葉月。
「とある人工知能に、質問するだけで、インターネットから取得してきます。」
麗空。
「正体不明の人工知能に、情報を入力したら、インターネットから盗んで来ました。」
光里。
「それって法的に問題がある奴らを、どっかの狂人がまとめて退治したんですよね。」
枝実。
「別に合法的な消し方ですし、その狂人は個人的な報復でやったらしいので。」
「ダークヒーローみたいに思えますが。」
星和。
「現在では、その手の情報は削除されていて、閲覧できません。」
「数年前までは、人工知能に入力すると、簡単に拾ってきました。」
葉月。
「後の問題は、被害者ぶる、自分を被害者だと信じて疑わない馬鹿だけですね。」
麗空。
「警察や政権が違法であると認めた事件ですし、通報者は守られます。」
絵菜。
「あんなもの社会には必要ないってことですよ。」
光里。
「社会が、社会にとって要らないものを処分したんでしょうね。」
枝実。
「陰謀論とか、スピリチュアルは、実際、要らなかったんですよ。」
星和。
「今時、インターネットなんかを情報源にするべきではないですよね。」
枝実。
「全員が学者であると勘違いしているのではないか。」
麗空。
「インターネットには、いつも勘違いが載っている。」
星和。
「すぐに人を信用してはいけませんよ、これ子供の頃に教わる内容ですよね?」
葉月。
「むやみに人を信じてはいけません、これって母親がよく言う台詞でしょ?」
麗空。
「世の中、悪い人もいるから、何でも信じるのは良くないよ、騙されるからね、これもよくある教え。」
枝実。
「アリストテレス、弁論術、岩波文庫。」
「青年の性格は、何でも信じるものだから。」
絵菜。
「信じる?信じるって何ですか?」
星和。
「判断を他人に任せるという態度ですよ。」
麗空。
「マインドコントロールって、信じさせることに熱心で。」
「信じさせたら、搾取して騙すっていう作戦です。」
星和。
「信用できる根拠がないのに、信用するな!」
葉月。
「私は自分の直観の方が、他人の考えよりも、信用できますけれどね。」
星和。
「信じるにも根拠が必要なんですよ、これって為政者の教えです。」
享楽主義者が、近くの公園で遊んでいました。
めっきり減った享楽主義者。
食事の後に、すぐ近くにある公園を見ると。
遠目から。
ベンチと自販機のエリアで、男女が花火をしたり。
ボクシングの試合をして遊んでいました。
ゴミは散らかして、食べ残しも散乱。
社会ではよくあることなので。
公園の清掃員の仕事を否定するつもりはない。
ああいう人達の存在を、予想できなかったという言い訳をしてはいけない。
変な青年の一団が、享楽主義者に接近。
自警団。
「この野郎、散々に花火で暴れて、ゴミは散乱、食べ残しは大量にあるだと。」
「ルールとモラルってものはないのか。」
偽善者。
「子供のくせに、世間に迷惑かけるな。」
享楽主義者。
「なんだこいつら、気持ち悪いぜ。」
不良。
「なんですか、お説教ですか、正論でも言ってみろよ。」
自警団。
「こんなことして、何の反省もないのか。」
偽善者。
「やってはいけないことがあるだろ。」
不良。
「もっと派手に遊ぶべきだったのかな。」
享楽主義者。
「そうだぞ、お前が五千円出すの惜しんだから。」
「日本酒を買えなかったんだぞ。」
リーダー。
「消極的に遊んではいけない、という、やってはいけないことがある。」
自警団。
「こんなことをして許されると思っているのか。」
偽善者。
「子供だからって、何でも許されると思っているのか!」
享楽主義者。
「思っています。」
不良。
「お前の許しが要るのかよ。」
リーダー。
「お前らの許可なんて要らないんだよ。」
自警団。
「そんな態度で、少しはまともに生きたらどうだ。」
偽善者。
「そんな悪いことばかりして、真面目にやれ。」
享楽主義者。
「これが俺達にとってのまともな生き方だぞ。」
不良。
「そうだぞ、こんな素晴らしいことをしているのに、なんて悪口を言うんだ。」
リーダー。
「俺達は真面目にやっているじゃないか。」
「みんな、次はロケット花火しようぜ。」
「花火を束にして、暴発ってことで。」
自警団。
「ここはお前らの場所じゃない!」
偽善者。
「公園は、お前らのためにあるんじゃない!」
不良。
「お前ら以外は、そんなことは言わないけれどな。」
享楽主義者。
「お前ら以外は、何も言わないけれどな。」
リーダー。
「お前ら以外は、そんなこと言った奴、ひとりもいないぞ。」
自警団。
「この野郎、大人のルールを教えてやる!」
偽善者。
「モラルってものを教えてやるぞ!」
自警団?二人組、男女の集い十人組に挑んでしまった!
当然ながら、袋叩きになる自警団二人組。
ボクシングの試合をしていた数人も加わった。
エアガンを乱射して楽しんでいた男女も加わった。
自警団。
「いい加減にしろ!」
偽善者。
「ふざけるな!小僧!」
享楽主義者。
「なんか物騒な奴らが来たんですけれど。」
不良。
「何やってんだ、みんな、この馬鹿に反撃しろ!」
自警団。
「これから君達は大人になって、社会に組み込まれる。」
「そのためには、誰かがマナーを教えなくてはならない。」
「君達にそれを教え、今ここで生き方を矯正しよう。」
偽善者。
「子供の社会から、大人の社会に異動するため。」
「今ここで子供の社会を卒業し。」
「俺達の大人の社会を今ここで受け入れるのだ。」
「ここが君達の新しい始まりである。」
享楽主義者。
「やっちまえ!」
不良。
「さっきから、よくも俺達の楽しみを邪魔してくれたな!」
非行少年。
「ぶっ殺してやれ!」
リーダー。
「たっぷりと、遊んでやろうじゃないか!」
自警団。
「ぐわっ!」
偽善者。
「うおおおおお!?」
自警団?二人組、叩きのめされて、負傷した!
その場にいる十五人の少年少女で袋叩き。
武器は使っていない様子。
乱闘が発生。
遠目で見ている。
枝実。
「説教して負けるなんて傑作ですね。」
光里。
「説教なんてしなければ、もっと長生きできたのにね。」
絵菜。
「説教した結果も受け入れるべきですよね。」
星和。
「いざという時は、正しいのか、正しくないか、なんて関係ないのよ。」
葉月。
「今の時代、他人に注意したり説教すると。」
「見下された上に、相手がこちらより上であると主張して。」
「一方的に正しいと言っているので、条件反射で注意された人は。」
「注意した人を殴って、口が聞けなくする、これ実例が豊富です。」
麗空。
「相手の自分勝手な主張を、説教なんて呼んでいるだけです。」
枝実。
「あれどうします?通報しますか?」
光里。
「今なら、見ていなかったことにできますよ。」
絵菜。
「正しい人が負けるって、爽快ですね。」
星和。
「さっさと車に乗って、あの乱闘の目撃者が出ているから。」
葉月。
「正しいなんて言い分は、もう飽きましたよ。」
麗空。
「正しいなんて、自分の方が相手より上であると名乗っているだけです。」
「正しいなんて言い分、興味がない。」
自動車。発進。
駐車場から出て。
後方を見ると、パトロールカーが来ていて。
公園の中に入って行きました。
少女三人衆を家に送り届けて。
メンバーも家に送り届けて。
自宅に到着。
考察。
劣っているとは何か?
それはきっと、その人の足りない所。
優れているとは何か?
それは個人の能力が最大まで上がっているということ。
努力で才能に追いつく、という考え方は、おそらく、努力という箇所が間違っている。
しかも競争で才能を倒すのは不可能。
競争に必死になるため、実力差を考えず、勝てない相手を才能呼ばわりするだけで。
結末は、競争によって生じた優劣なんでしょうけれどね。
ラッセルの言う通り、競争によって幸福になる人はいない。
才能があるから競争に勝てる、という因果関係は成立していない。
才能とは能力である、という因果関係も成立していない。
よくある苦情、それを才能とは呼ばないで!
17
フリースクール。
いつものように、古典を読んでいたら。
少女三人衆、地域の学生の噂になっていて。
近くの中学生が、揃って学校の門まで来ていました。
教員、理解できず。
下校の時に。
歩いていると。
男女揃った謎の集団。
指名らしいです。
道端で呼び止められました。
学徒。
「お前が噂の枝実か!」
不良。
「こいつが噂の枝実なのか!」
枝実。
「何ですか、雑魚が揃って何の用ですか。」
光里。
「最近、人を攻撃していないので、ちょっと退屈していたんですよ。」
絵菜。
「なんで昔の人ってこういう熱血漢が多いのでしょうか。」
学徒。
「おい!どうするんだ?」
不良。
「合気道の姉貴、行ってくれ!」
スケバン。
「あんたが、噂の枝実か、容赦しないよ。」
枝実。
「なんだかすごく弱そうな人ですね。」
光里。
「見た目で勝負ですか。」
絵菜。
「お姉ちゃんに殺されますよ。」
スケバン。
「勝負しな!」
枝実。
「何だか知りませんが、人を痛めつけたくて、しょうがなかったんですよ。」
スケバン。
「行くぞ!」
枝実。
「ん?合気道かな?」
スケバン。
「さっさと来いよ。」
枝実。
「はいはい、脛にインフロントキック。」
スケバン。
「ぎゃあっ!」
枝実。
「はいはいクリンチ、防げないよ、手しか気を付ける点がないからね。」
光里。
「手にだけ注意すれば、あんたって何も出来ないよね。」
絵菜。
「お姉ちゃん、殺してあげて。」
スケバン。
「やめろ!殺す気か!」
枝実。
「はいはい首絞め、気絶しろ。」
光里。
「雑魚に構ってないで、後は私がやるわ。」
枝実。
「分かった、交代。」
スケバン。
「今のは、本気じゃないよ。」
光里。
「さっき、あんたの手札は見たよ、殺してやる。」
スケバン。
「来なよ!」
光里。
「摺足移動で間合いを詰めて、システマ・ストライク。」
「連打すると、受け流せないね。」
スケバン。
「なんてことを!」
光里。
「次は?」
学徒。
「姉貴がやられた!次は俺だ!」
光里。
「来なよ、手加減してあげるわ。」
学徒。
「俺の柔道アタック!」
光里。
「顔面がガラ空きです。」
「迎撃。」
学徒。
「ぎゃああああ!目が見えない!」
光里。
「こいつら、適当に殴れば、すぐ倒れるじゃない。」
枝実。
「難しいことを考え過ぎて、実戦に向いてないのよ。」
学徒。
「くっ!俺は最後の力で!うわああああ!」
光里。
「ん?何のギャグかな?」
学徒。
「俺はスーパー中学生だ!」
光里。
「ダサい!」
絵菜。
「さっきと何が違うんですか。」
枝実。
「解釈ですかね。」
学徒。
「行くぞ!俺の最後の力!」
光里。
「こら!突っ込んでくるな!」
学徒。
「ぐはっ!うぐっ!」
光里。
「安直に間合いを詰めるから、迎撃されるのよ。」
学徒。
「まだだ!負傷しながら、俺の真の力が放たれる!」
光里。
「まだやるんですか?」
枝実。
「横にいた女子中学生、さっきからうざいので、片付けておきました。」
光里。
「それでは、こっちも片付けますか。」
枝実。
「合気道って防げるのは一発だけで、牽制に左フックをしたら。」
「変に反応したので、続いて右ストレートで当たって倒れた。」
絵菜。
「お姉ちゃんのパンチって、防げる威力ではないです。」
「しかも殴打した後に、クリンチという流れがありますので。」
「突進だけしか防げない合気道は、勝てないんですね。」
枝実。
「ストレートパンチって慣れるとコンパクトになり。」
「連打できるようになるので。」
学徒。
「俺は!日本一の男子中学生になるんだ!」
光里。
「喧嘩にそんな情熱を注ぐって、頭おかしいんじゃないの?」
学徒。
「行くぜ、この俺のすべての力を!」
光里。
「横にどいて、同時に、右手を相手の顎下に入れて。」
「相手は後ろに引っ張られるので。」
「運動エネルギーを考慮に入れて、ヘッドロック、それで首は捻挫。」
学徒。
「ぎゃああああああ!」
光里。
「そのまま倒してから、首を絞めて、それで死ぬ。」
学徒。
「うぇっ!うぇっ!」
枝実。
「ちょっと、本当に相手が死ぬわよ。」
絵菜。
「そういうお姉ちゃんは、そのスケバン、ダウンした後も。」
「殴り続けているじゃないですか。」
光里。
「足で首を踏んで、もしくは相手の利き腕を足で踏んで一回転。」
学徒。
「ああああああああぁぁぁぁぁ!!」
光里。
「おっと、やり過ぎた、もう行きましょう。」
絵菜。
「後ろにいる、残りの二人はどうするんですか。」
枝実。
「あれまあ、自分達の大将が、やられるのを見ているだけですか。」
光里。
「いけない、相手を殺す所だった、後ろの奴らは放っておいて。」
「診療所に持って行ってくれると思うわ。」
枝実。
「弱いもの虐めをしてしまった。」
絵菜。
「相手はもう動いてないですよ。」
枝実。
「負傷が酷くて、動けないんですよ。」
学徒。
「俺のスーパーパワーは・・・こんなものじゃない・・・!」
枝実。
「あれだけ手加減してあげたのに、まだやるんですか。」
光里。
「殺しますよ、うざいので。」
絵菜。
「死なないうちに、どっかに行ってくださいね。」
学徒。
「俺の最後の力で・・・・あれ?」
少年。
「親に電話しているけれど、出るかな。」
少女。
「あんた、もう向かって行くんじゃないよ。」
学徒。
「ああ!まだだ、俺の最後の力は・・・ぐふっ!」
スケバン。
「あいつら、喧嘩じゃない、本気で殺そうとしてきた!」
少年。
「僕達は、参加できないので。」
少女。
「無理ですよ、終わってみれば、こんな有様ですし。」
痛めつけた少年、少女は、入院になったそうです。
一方的に喧嘩を売って、中学生が仕掛けたので。
費用の負担なし。
翌日。
登校していると、一部の男子中学生が逃げ出しました。
勝てない相手は避ける、これは頭の良い作戦。
他の生徒が話しかけてきました。
女子中学生。
「あんたら、あの不良グループを倒したんだって?」
枝実。
「雑魚を倒した、それだけですけれど。」
優等生。
「お姉さんたち、あいつらの横暴に困っていたんだ。」
学生。
「しばらく消えてくれる、快適だわあ。」
女子中学生。
「あなた達は、どういう技を使っているの?」
枝実。
「イギリス空軍特殊部隊。」
光里。
「軍隊徒手格闘。」
絵菜。
「自衛隊徒手格闘を護身術に改造したものです。」
優等生。
「軍隊の技なんだね、合気道とか柔道が、負ける訳ですね。」
学生。
「これまで何人くらい倒したの?」
枝実。
「民間人は十戦、相手をノックアウト。」
光里。
「雑魚の数なんて、いちいち数えないわ。」
優等生。
「あなた達とまともに戦える相手なんて、いないのね。」
絵菜。
「ねえねえ、下着ってどういうのが好きですか。」
女子中学生。
「あれ?変わったことを尋ねるのね?」
枝実。
「所で、私って高校一年くらいの年齢なんですけれど。」
優等生。
「あれ?年上?それは失礼、どこの高校で?」
枝実。
「いや、この友好的関係に、年齢なんてどうでもいいかな。」
女子中学生。
「メールアドレス交換しない?」
枝実。
「そうしましょう、せっかくですし。」
光里。
「スパムなんて送らないでよね。」
絵菜。
「流出させないでくださいね。」
女子学生、立ち去る。
フリースクール。
また、謎の中学生が数人。
しかし、同級生が帰ってくると。
中学生は全滅していました。
同級生にも格闘技を教えていて。
ある程度の戦闘力があったので。
同じ年齢なら、あっさり倒せた。
男子中学生、秒殺されたので。
フリースクールの教員に伝えて。
男子中学生の無謀な争いに苦情が入り。
男子中学生は、教師に叱られたそうです。
向こう側は、やればやるほど、ぶっ殺されると分かったようで。
もう来なくなりました。
こっちは成人女性のチーム。
本社にて。
参加中。
昼休み。
星和。
「思い出した、神罰を受けた人のこと。」
葉月。
「あれですか、前に都市を荒らしていた人のこと。」
麗空。
「物騒でしたよね、ひとりのせいで治安が悪くなっていた。」
星和。
「自分は被害者だとか、言いつつ。」
「たまたま近くにいた人に、すべての責任を押し付けて。」
「こいつがいなくなれば、自分は素晴らしい人生を歩めると考えて。」
「排除しようとしたが。」
「そのやり方は、完全犯罪しかやらないという徹底したもの。」
葉月。
「悪事の才能、悪才に長けていて、悪運もあった。」
「ある時、因縁をつけた人に嘘を言いまくって。」
「評判落とし、つまりはデマを流したという。」
麗空。
「それで因縁をつけた相手を苦しめて、自分は善人ですよとマッチポンプをして。」
「苦しめている相手を労わるような態度を繰り返した。」
「しかも、インターネットにその人の個人情報まで流して。」
「自分の仲間を相手にけしかけた。」
星和。
「ある時、いつものように警察署に、相手のことを悪く言って。」
「精神疾患だとか言い続けていたら。」
「因縁をつけられた人が、警察署に苦情を言いに来て。」
「それによって、嘘が発覚、悪党は法律で裁かれることなった。」
葉月。
「しかし、その荒らしは、実は統合失調症で、立件のハードルが高くて。」
「精神科病棟に移送されることになり。」
「因縁をつけられた人は、策略を突破して回復して。」
「荒らしは、同じ行為によって、六回も閉鎖病棟に入ったとか。」
麗空。
「その流れを読むと、神罰を受けていることが分かりますね。」
「荒らしは、神罰に気づいていない。」
星和。
「そしてその荒らしは、自殺を試みること二回という。」
「その後、都市の荒らしは、影響がなくなって。」
「誰かが言いがかりをつけられることもなくなった。」
友人。
「数年前にいたよね、都市の荒らし。」
上司。
「誰にでも言いがかりをつけて、誰かのせいにしてくる。」
同僚。
「幼稚で、頭が悪く、傲慢で、高圧的、これぞ悪党って奴でしたね。」
社員。
「あんなのが、都市を出歩いていたら、どんな公害があるのか分からなかったね。」
星和。
「それまで悪事が順調に行っていたものの。」
「嘘が警察にバレた瞬間に、崩れていき。」
「そいつの精神疾患は一生を支配するほど強力で。」
「最近は、自殺しようと、深夜、徘徊するそうです。」
葉月。
「明らかに、そいつのしたことの報いですね。」
麗空。
「一度、見たことあります、体が汚れているような雰囲気でした。」
「穢れが酷くて、そこからいろいろな災厄が出ているのではないか。」
星和。
「自分のことを被害者だと思い続けて、被害者だから何をやっても許されるんだとか。」
「いつも言っていたそうです。」
友人。
「いわゆる支配欲ですね。」
同僚。
「そいつの目的って、すべてを支配すること。」
上司。
「問題を誤った方法で解決しようと、他人を攻撃して。」
「何でも支配すれば解決、なんて思っているのだろうね。」
友人。
「噂によると、発達障害で中卒らしい。」
社員。
「年齢は五十歳近くらしい、それってどうあがいても挽回できない。」
星和。
「そういう野郎の同類が結託して、都市が一時的にやばかった。」
葉月。
「閉鎖病棟に入るごとに、脅威はなくなったんですよね。」
麗空。
「あれは神罰を受けても、開き直って、同じ事を繰り返す馬鹿ですね。」
友人。
「その都市の荒らし、警察に拘束されている所を見たことがあります。」
「護送車まで来ていたし。」
社員。
「考えうる限りで最悪な患者ですな。」
科学者。
「友達の弁護士が言うには、精神疾患の患者は。」
「精神錯乱が明らかな場合。」
「担当する警察署や派出所に電話して。」
「その後、警察官が患者を発見すると。」
「拘束したり、連行して拘置所に一度置いて。」
「保健所が迎えに来てから、精神科病棟に入れるとのこと。」
星和。
「英語のことわざで。」
「神は滅ぼしたい者を先ず狂わす。」
「この意味は。」
「ある人が身を滅ぼしたり、失脚する場合。」
「先ず第一にその人の分別や判断力に。」
「何らかの狂いが生じているものだ。」
葉月。
「神はその滅ぼさんと欲する人をして先ず狂わしむ。」
麗空。
「人の限界は神の機会。」
昼休み、社員とポーカーとブラックジャックをしていました。
業務に入ります。
二週間、仕事をして。
二人は離脱します。
星和ちゃんは、もうしばらくしたら。
観光地に飛んで、取材をする予定です。
少女三人衆、メールが来ています。
喧嘩を売ってきた中学生を倒したので。
倒した相手の顔写真を送ってきました。
倒された中学生の表情が写っています。
返信、ちょっと趣味、悪くないですか?
近年、学者の話によりますと。
戦国時代の本を読んでいると。
まだ戦国時代の本なんて読んでいるの?
なんて馬鹿にされるそうです。
まあ、勝手に人の生涯に意味をつける馬鹿な所がありますからね。
現代物理学で言えば、すべては確率ですので、考え方の根拠も。
確率によって多数決が生まれて、それが広まったというのが起源なのです。
18
日曜日。
お宮にて。
一部の神社には駐車場がある。
氏子や宮司が管理するため。
利便性のために。
自動車で侵入できる所があり。
その手前くらいに駐車場がある。
旗日には国旗が掲げられて。
今回は掃除している地元の人達。
何だかんだ言って、参拝者もいて。
年齢問わない。
参道。
星和。
「何が幸福かは定義できないが。」
「自ら、何が幸福かを決めることはできる。」
葉月。
「外部から幸福が来ないのは明らかですが。」
「自分で何が幸福なのかを決めるのは。」
「自分にすべての権限があり。」
「覆すことはできません。」
麗空。
「幸福を追い求めても、外部からは得られないのは。」
「それは自分が決めることだから。」
「こうなると、幸福とは自分でコントロールできるものになります。」
星和。
「こうなると不幸とは、内容が何もない、特に意味がないものになります。」
葉月。
「自分で何が幸福なのかを決めると、外部のものに左右されることなく。」
「達成が容易になりますね。」
麗空。
「外部のものが不幸にするなんて、被害者意識を持ってはいけない。」
星和。
「この世の苦悩は、すべてその人の内側から生じるので。」
「外部から苦悩が来るなんてことはない。」
枝実。
「厭世思想を理解していない、経験だけの人は。」
「統計の話をよくしますね。」
光里。
「苦悩が外から来ると信じて疑わないし。」
「内側の話でしょうに。」
絵菜。
「その人達は哲学者ではありません。」
星和。
「哲学のプロフェッショナル向けの厭世思想を。」
「勘違いして伝えているし。」
葉月。
「あれは厭世思想の考え方を間違っている。」
麗空。
「原典を読んだ我々の優位です。」
星和。
「この世の物事はすべて形式的ですので。」
「いちいち構っていられません。」
葉月。
「人生の出来事は、それを判断するのは本人の決定であり。」
「否定されたら、単なる力の優劣の話です。」
麗空。
「決められたからと言って従う義務はありません。」
星和。
「学問を徹底して追及したことによって。」
「自分に関わる全ての物事は、私にひれ伏した。」
葉月。
「人生観、世界観、死生観が異なる相手に理屈を言っても。」
「無意味そのものです。」
麗空。
「本人が嘘を言っていないので。」
「本当の事に向き合えない愚か者がいるだけですね。」
枝実。
「変わるべきは本人というより、現実の方ですね。」
光里。
「現実は常に間違っていますからね。」
絵菜。
「現実が正しいなんて、どうして証明できるの?」
枝実。
「現実って嘘だらけです。」
絵菜。
「どんなに間違っていても、構わないんですね。」
光里。
「その間違いが分からないので、嘘が続くようなもの。」
麗空。
「あなた、ショーペンハウアー、意志と表象としての世界。」
「渡した本、けっこう読んだんですね。」
葉月。
「あれって、けっこう高い、私は複数持っていますけれどね。」
星和。
「無能とは、鍛錬を怠って、個人的能力不足に陥っている怠惰な人という意味です。」
麗空。
「言葉を馬鹿正直に解釈されると、たまったものではない。」
葉月。
「私は無難で、無害なんですけれど。」
「誰かしら競争という枠組みで激怒して。」
「競おうとしてくる。」
「そのために優劣がついて当たり前です。」
星和。
「競争という区域なら、私が圧勝するに決まっています。」
「競争とは違う、ゲーム理論のような利得合戦をお勧めしますね。」
麗空。
「競争は、もう古くなった考え方です。」
「至る所で破綻しています。」
星和。
「ゲーム理論の合理主義、個人主義によって、愚かな競争は辞退できます。」
葉月。
「競争という、偶然出て来た変な考え方に、依存すると。」
「正否すら勝敗に左右されます。」
星和。
「才能や能力は個人的なもので。」
「才能は特に公共の利益に向かいますし。」
「能力は、その人にとって個人的な使用しかしません。」
麗空。
「思っているより被害妄想が多いんですね。」
「直接、損失が出ていないのに。」
「未然に防ごうと、関係のない人に攻撃する。」
星和。
「被害妄想のどこに因果関係が成立しているのか、意味不明。」
境内社。
看板が頼り。
昔、神社は区画整理で。
日本書紀、古事記に載っている神様の他は。
祭らないと決めて。
政府が神社を番地につき一社という整備をしました。
古代信仰や、特殊な信仰は残されて。
今ではひとつの番地に一社というわかりやすいもので。
熊野古道が最も減った地域となりました。
これはやり過ぎであると有志が名乗り出て。
政府は、ある程度までの整理で止めています。
厳格に区別してはおらず。
ひとつの番地に複数、お宮があったり。
部分的に残って祭られている社があります。
隠れている形でお宮がありますが。
余程の事がない限り、建て直されたり。
修理されたり、掃除されたりして。
現在も、どこにでも見えますし。
参拝できます。
境内にて。
絵菜。
「なぜ無神論者っているの?」
枝実。
「無神論者がいるのはなぜか?」
光里。
「知らないね、反抗期では?」
葉月。
「そういうアンチも、ある程度は必要なんでしょうか。」
麗空。
「現代思想で、解き放された人々は、喜びのあまり、無神論になってしまった。」
葉月。
「生まれた内容を裏切ることは、もはや合法化されていますしね。」
星和。
「根拠や理由がないと、これって裏切れるんじゃないか、と思って実行して。」
「究極の自由を堪能しているので。」
「無神論者に何か言うのは、もっと年数を重ねてからではないと無理でしょう。」
絵菜。
「私は無神論者がなぜいるのか、興味深いです。」
葉月。
「無神論者って地上を顧みている人だから?」
「地上のことを重んじている?」
星和。
「荀子の天人分離思想と、少しだけ似ていますね。」
麗空。
「天と人は別物、一致していない、荀子の思想。」
星和。
「天と人を厳格に区別する、孟子は逆で、天と人を一致させている。」
葉月。
「しかし無神論者だけで世界は構築されていないので。」
「目立っているだけですね。」
光里。
「そういう人ってニーチェとかの現代思想を教えると。」
「喜びませんか。」
星和。
「最近の無神論者って多分、現代思想に基づいていて。」
「読んだ方がいいものを読んでいないのでしょうね。」
鳥居の前にて。
作法は、必ずブレます。
完璧に作法はできた試しがない。
そのまま次の神社に移動。
看板で、御祭神を確認しないと。
霊感、霊威、霊験は、あまり確認できなくなります。
次のお宮に到着。
鳥居の前。
星和。
「私は荒々しい側面と、穏やかな側面と、二つ備わっています。」
葉月。
「普段は大人しいですよね、たまに狂気に陥る。」
麗空。
「荒々しいところに、近寄ると、殺気を感じますが。」
星和。
「お宮で教化されると、神々の荒々しい側面と、穏やかな側面と。」
「二つの性格が出るようになります。」
「私は普段、無難に振舞いますが。」
「たまに、狂人になって、狂った方法で何でも片付けます。」
枝実。
「物事の解決手段なんて、どうでもいいでしょ。」
光里。
「解決に手段なんて問われますかね。」
絵菜。
「手段なんて誰しもが無関心でしょ。」
葉月。
「真実で攻撃しちゃだめでしょ。」
麗空。
「真実で打たれて、死んでしまう人もいますからね。」
「もっと延命させてあげて。」
星和。
「祓所に行くと、すべてが回復しますので。」
「二か月に一回くらいは行きたいですね。」
麗空。
「参拝すると、神聖な気を受けて。」
「一日、それが続きます。」
葉月。
「神様の采配は、人間からは見えないので。」
「別に疑うくらいが丁度いいんだと思います。」
星和。
「お宮は、地域の半分くらいが氏子ですし。」
「旗日などではよく集まっています。」
「なので、旗日に行くと神事に鉢合わせしてしまい。」
「お構いなく参拝することになりますが。」
「基本、中に誰がいても、祈りは通じます。」
葉月。
「大きな神社では、毎日、中で祈祷などが行われており。」
「中にいる人を無視して、礼拝するようになっています。」
麗空。
「御神体は最深部にありますので、目の前に多少、何かあっても問題ない。」
星和。
「神社は、魔除けの狛犬や鏡が置かれています。」
「邪悪な者は、接近すら困難なので。」
「そのためか、境内はかなり平和です。」
葉月。
「神様と個人とのやり取りですので。」
「他人に証明することは難しいので。」
「個人でのやり取りに専念すべきですね。」
麗空。
「教義の明確な設定がないのは、教義が悪用される可能性があるからですね。」
「信仰は、悪いものを遠ざけます。」
星和。
「神社の境内は平和そのものです。」
「そこから社会に戻ると。」
「平和が続かないんですね。」
枝実。
「問題って、人間が作る、作りものですから。」
「本当は何もないんですね。」
「誰かが作るから、連鎖します。」
光里。
「問題は一度作られると、連鎖して一周して消えますね。」
星和。
「問題なんて人間が作るものです、作り物に惑わされないように。」
葉月。
「自然に起きたものだけが本物で、作られた問題は嘘になります。」
麗空。
「偶然の交差だけが、物事の根拠であり、すべての基準です。」
枝実。
「出来事は、偶然の交差だけで起きますからね。」
絵菜。
「その偶然に名前をつけているだけです。」
光里。
「偶然に名前をつけて理論化されるのは嫌ですね。」
枝実。
「偶然の交差に名称がついても、その後にたいした意味はないです。」
光里。
「目的の交差が偶然です、しかし突き詰めると、偶然の交差ですね。」
星和。
「アリストテレス自然学からして言うと。」
「科学的には、何でも偶然の交差から出ています。」
「それに取り組んでも、何も良いことはないです。」
葉月。
「宗教っぽいものも、自然科学が入ると、いっきに疑惑の判定になります。」
麗空。
「物事に絶対はないので、ひょっとしたら、それを解決しようとする態度が。」
「別の問題を誘発するかもしれません。」
星和。
「重要なのは、本人が、それを何であるか決めることですね。」
葉月。
「是認してもいいし、否定してもいい、好きに決めて。」
「意味のないものを回避してもいいし。」
「否定をむしろぶつけて、無かったことにしてもいい。」
麗空。
「問題とかって、物事も出来事もそうですけれど。」
「世界にいるということ。」
「その人の内側から解釈が出ていますので。」
「真面目に解決するのではなくて。」
「好きなように解釈しようと試みればいいのですし。」
星和。
「ですので、常に半分はコントロール可能なんですね。」
参拝後。
神社の境内に、しばらく滞在。
キジバトがいました。
日本書紀、古事記を広げて由緒、確認。
翻訳に注意。
訳本によっては。
少しばかりの表記違いがあります。
木葉が飛んできて。
頭の上に乗った。
星和。
「一生を何に使おうが、その人の勝手です。」
「他人は忠告することもできますし。」
「身内なら、なおさら忠告できますが。」
「できるのはそれだけです。」
葉月。
「昔は個人の生き方に故意に干渉して。」
「誰かの変な判断で道から外れやすかったのですね。」
麗空。
「理論がすべて・・・ではない、理論を説いておきながら。」
「お手本を示せない。」
「それなのに人に忠告するって、見せかけだけかな。」
星和。
「他人に完璧を期待するため、そうでないものが現れると。」
「ひどく動揺するんですね。」
葉月。
「自分について何も知らないのに。」
「他人について何か分かる訳がないし。」
星和。
「多くのことを知っているように見せかける。」
「演技が得意になっているようで。」
「自分が何でも知っているように思わないと。」
「他人に何も言えないからね。」
葉月。
「いくら間違わないようにしても、人は少しは間違えます。」
麗空。
「誤らないように気を付けていても、人は誤りをします。」
星和。
「それなのに、間違いとか、誤りを前提にしない態度は愚かしい。」
葉月。
「その場合、間違いに気づいていない可能性があります。」
麗空。
「誤りがあっても、その誤りに気付いていないとか、そんなのもある。」
葉月。
「誤っているのに、誤っていないことにする、詭弁。」
星和。
「間違いを認めないことで、間違っていないことにするとか。」
「これ実例があります。」
麗空。
「理論って、ある意味では、いくらでも解釈を変えて対処できる。」
「気持ちの悪い側面もありますね。」
枝実。
「理論だけで済ますことは不可能ってことです。」
光里。
「不可能って作った奴がいるので。」
「そいつに不可能を作った責任を取らせれば。」
「不可能なんてないですよ。」
麗空。
「その不可能なんて、手段を選ばなければ、突破できますけれどね。」
「手段がやたらと無謀ですけれど。」
星和。
「事故死すると、生前、不可能であった出自が手に入りますし。」
「不可能が有効なのは、その人の生涯が閉じるまで。」
光里。
「不可能なんてあるのがいけないので。」
「そんなものを作った奴を処罰すれば済むかもね。」
星和。
「不可能って、最初からあるものではないです。」
「明らかに作られています。」
枝実。
「それでも、欲望に関するものなどは、不可能で食い止めてもいいかもしれませんね。」
葉月。
「誰もが富裕層にはなれない、なんてもので、挑むことは可能です。」
絵菜。
「不可能って故意に設置されますからね。」
葉月。
「不可能という理由で納得する人はいません。」
星和。
「不可能だから、誰でも食い止められると思ったら大間違い。」
枝実。
「私も同じ意見です。」
麗空。
「神々による解決手段が、人間の考えられないものであったら?」
星和。
「神々が手段を問わないのなら、人間が理解できない手段になっても。」
「おかしくないね。」
葉月。
「しかも他人が分からない、他人が証明できないやり方なら。」
「誰にも止められないし、誰にも影響を与えない。」
麗空。
「人間が理解できないやり方が、神々の日常ですし。」
星和。
「人間が、その手段を理解できるとは限らない。」
麗空。
「理解できないだけです、それでいいんですよ。」
最近、沙汰が多いので、報告。
祈ることを辞めてはいけない。
一度、入ったら、一生、続けるつもり。
忠告。
とりあいず参拝してみて、作法は後から覚えることが多い。
とにかく参拝すると、後から自然に作法は覚えられる。
お宮から。
自動車にて。
空港に行きまして。
地方空港ですけれど、けっこう旅客機がいます。
有名な那覇空港は、航空自衛隊と併用となっていて。
旅客機が離陸する前などに、スクランブルで戦闘機が発進することがあり。
けっこうな頻度で旅客機が待機となります。
この地方空港。
アプリから旅客機が来るコースとタイミングを測定して。
ぴったり来ました。
けっこう他の旅客機、近くを通り過ぎるんですね。
旅客機、着陸。
離陸前の旅客機、発進。
枝実。
「有事の際には、付近で旅客機がいる中で。」
「空戦が行われる。」
光里。
「戦争になると、その国の上空を誰も飛ばないよ。」
枝実。
「戦闘機は、相手が出しているレーダー波で。」
「民間機なのか、敵機なのか分かりますけれどね。」
星和。
「早期警戒機が、あらかじめ民間機はどれなのか。」
「戦闘機部隊に情報を送るんですね。」
「それで誤って撃墜しないように配慮するんです。」
絵菜。
「現代の戦闘機って視界外戦闘が基本ですからね。」
葉月。
「正面から交戦する場合。」
「中距離ミサイルって、二千ノット付近まで加速して。」
「推進力が切れた状態で、運動エネルギーだけで向かって行きます。」
「ミサイル本体に揚力翼があるので、滑空するんです。」
絵菜。
「ミサイルの有効射程内ならば、何も回避しないと当たります。」
葉月。
「戦闘機はとりあいず、後ろに逃げて、ミサイルの運動エネルギーを減らします。」
「クランク機動、ドラッグ機動で、戦闘機をスラロームで横に振りますと。」
「ミサイルも釣られて、相手に当てようと微妙に旋回して。」
「少しずつ運動エネルギーが減ります。」
「ミサイルの運動エネルギーが枯渇すれば、ミサイルは失速して墜落します。」
「ミサイルを墜落させたら、回避成功です。」
麗空。
「ミサイルが近距離で放たれると、ビーム機動で避けます。」
「ミサイルに対して横向きになるようにして。」
「宙返りを繰り返します。」
「ミサイルが追尾できないように、動くため。」
「命中率を下げることができます。」
葉月。
「ミサイルの運動エネルギーが残っている状態で。」
「ビーム機動をすると、ミサイルがまだ追尾できるため。」
「命中する可能性があります。」
「ミサイルの発射された距離、ミサイルが持っている運動エネルギー。」
「計算しないと、回避すら成功しません。」
星和。
「視界外戦闘は、中距離、長距離におけるパイロット技能もある程度、必要で。」
「昔は格闘戦の技能、今は視界外戦闘の技能が要求されるのです。」
枝実。
「味方機と連携しないと、相手の戦闘機編隊を満足に落とせませんね。」
光里。
「無線を使って、位置を確認して、攻撃と作戦の確認も、常にしています。」
絵菜。
「現代機はデータリンクがあるので、さらに連携しやすいですね。」
葉月。
「ジェット旅客機は、事前に第一世代ジェット戦闘機の技術があります。」
「兵器開発は、民間にも、かなりの利便性をもたらしていますね。」
麗空。
「旅客機、離陸ですね。」
星和。
「台風の中、着陸する旅客機も、かなり目撃されています。」
枝実。
「大型機も、パイロットの技能次第なんですね。」
星和。
「私は運転で、機体性能に頼った動きはしていません。」
葉月。
「あなたは、運転、上手ですからね。」
麗空。
「自動車もパイロット技能が試されますね。」
星和。
「自動車って、パイロットの技量の優劣があり過ぎて、ひどいわ。」
葉月。
「下手な人は下手で、上手な人は上手、はっきりしているし。」
星和。
「たまたま下手な人に遭遇すると、変な動きをして、こっちの計算が狂うし。」
麗空。
「遅いのは別に構いませんが、事故に繋がる下手っぴーは嫌ですよね。」
星和。
「上手でもマニューバーのミスは十九パーセントくらいあります。」
枝実。
「そうは思えない美しい走りですよね。」
絵菜。
「きっと、運転をどこかで鍛えたんですよ。」
光里。
「しかし、自動車の性能に頼らない動きは、乗っていても楽しいです。」
星和。
「戦闘機も自動車も、性能の限界以上のマニューバーで、制御不能、事故になります。」
葉月。
「戦闘機って、性能の限界以上の動きをすると、失速して。」
「戦闘機が自由落下します。」
麗空。
「フライトシミュレーターの結果を、自動車に転用したんですよ。」
旅客機が飛び交い。
空港建屋の横にある、丘の小公園から離脱。
メンバーを送り届けて。
自宅に戻ると。
スカウトの手紙。
無視した。
父親、紹介したい人がいるそう。
どこの男かと思ったら。
美人女性でした。
信じられないほど美形で、ちょっと会ってみたいかも。
後ろから遊女。
遊女。
「あれ?この写真は?」
星和。
「いや、あなたで満足してるので!」
遊女。
「あらまあ、美形じゃない。」
「私も参加していいかしら。」
星和。
「さりげなく虐めを企むなんて!」
遊女。
「今日は、夕方から出勤なので。」
「少し遊びたいな。」
星和。
「どんな玩具で遊ぶ?」
遊女。
「なに考えてんのよ!」
星和。
「あなたと、写真の美人を天秤にかけてしまった。」
遊女。
「え?それで私が何か思うと?」
星和。
「いいんですね、さて、上がって。」
「まず抱きしめたいので。」
遊女。
「いきなりですか、もっと不意に乱暴してください。」
夕方。
遊女が帰って。
遊女は、両親の旅館を中心に、芸者をやっていて。
宴会などで、活躍しているとのこと。
さて、父親が送ってきた美人女性ですが。
後日、会って来まして。
料亭にて、仲良くなり。
美人女性は、専門学校の教員なんですね。
かなり話が合って、盛り上がり、メールアドレスと住所を交換しました。
翌日には、一緒にドライブをして。
自宅まで来まして。
のんびり、くつろぐ。
乙女。
「いけないこと想像しちゃった!」
星和。
「そのいけないことって、私、けっこう得意なんですよ。」
乙女。
「いいの?」
星和。
「何をお望みで?」
乙女。
「えっと、キスとか?」
星和。
「それでは。」
乙女。
「きゃー!なんでこんなに上手なの!」
星和。
「強姦みたいなキスは嫌いですか?」
乙女。
「素敵!私、また来るわ!」
「あなたの好きな人にも負けない!」
星和。
「あなたも選択肢ですよ。」
「道は険しくありません。」
「頑張ってください。」
最初はこういう計画ではなかった?
父親、紹介したいと、美人女性の弟に連絡したら。
前に喧嘩をして、自分がぶっ殺された時の相手だと分かり辞退。
姉が、いきなり見つけて、連絡して。
それは意外でいいなと承諾。
女性同士でお見合いになったんですね。
しかもお気に入りの遊女のことまで知っている。
何だか三角関係になりそうですが。
どうやら、長く付き合える、特殊な関係になりそうですね。
19
インターネットで、論争ではなく。
意見の対立から、口論になる所を目撃。
やりたい放題に、口論に持ち込んで。
意見ではなくて、もはや喧嘩。
全員が議論について知っている訳でもないし。
哲学者の議論の仕方は、まず教わらないようです。
何も知らないって、あらゆる所から不足が出るので。
まずいかも。
画面の中では、更新するたびに、ユーザーが罵り合っています。
もはや意見ですらなく、相手を文章で倒すという喧嘩ですね。
昔からよくある構図らしいです。
それで、誹謗中傷を目撃しまして。
内容が、架空の被害の申告と。
直接、関係のない被害の主張なんですね。
そこまで喧嘩に熱心とは知りませんでした。
モニター前にて。
星和。
「被害者ぶる人って、愚かな所がありますね。」
「そうです、加害者と被害者を成立させる。」
「裁定者がいないのです。」
葉月。
「法廷、司法では、加害者と被害者、そして、裁定者がいます。」
「被害者ぶる人って、誰が裁定者なのか。」
「ここが欠損しているんですね。」
麗空。
「犯罪心理学では、加害者と被害者がいて。」
「そこに裁定者が必ずいます。」
「被害者ぶる人って、誰が裁定者なのか。」
「主張できないんですね。」
星和。
「そのせいで、被害者だから、保護を受ける権利があると誤解して。」
「裁定者の言う事を無視したり。」
「そもそも、被害者ぶる人に限って、裁定者が不在なんですよね。」
葉月。
「キリスト教ですと、預言者の教えで、神は私の裁判官である。」
「という記述があります。」
「しかもそれって預言者の名前の由来です。」
「裁定者は神様でも良い。」
麗空。
「被害者と主張すれば、自分には勝手に決まった加害者を裁く権利があると。」
「勘違いするんですね。」
「被害者という構図は、実際には成立していない。」
星和。
「被害者ぶる人の、加害者と被害者は、未成立なんですよ。」
葉月。
「裁定者がいないのに、自分が被害者なんて理屈は通らないですね。」
麗空。
「もはや被害者ではなくて、被害者であると名乗る加害者です。」
「被害者が勝手に裁いていることになるので。」
「裁定者は無視され、むしろその構図には組み込まれていません。」
星和。
「裁定者がいなければ、公正な判断なんて出ませんし。」
「当事者の勝手な都合で左右されますしね。」
葉月。
「なので、現代で、加害者、被害者、という構図は。」
「裁定者が不在ならば、成立していないので無効なんですよ。」
麗空。
「自称被害者のやっていることは、自分に都合の悪い相手の排除ですね。」
星和。
「容易に論説を打ち破れる考え方をしているから。」
「いくら被害者と名乗っても、少しずつ悪化しているのです。」
葉月。
「悪い行いは、自らを悪くする、これは西洋の格言ですが。」
「被害者であると名乗って、裁定者も出さずに危害を加えると。」
「本人が悪化して、少しずつ不利になるかと思います。」
星和。
「実際、被害者であると名乗った途端、誰もそんな称号に興味がなく。」
「被害者を誰も顧みないという結果になります。」
麗空。
「被害者を自称しても、労わる人はおらず、主張を通す人もいません。」
星和。
「なので、権利を付与できるのは裁定者が必要で。」
「被害者であると名乗っても、そのうち本人が悪人と化してしまい。」
「無自覚なまま、下手な暴力を繰り返す自称被害者となります。」
葉月。
「犯罪心理学では、裁定者がいないと、加害者も被害者もいませんので。」
「一方的に被害者であると名乗るのは、法学からして誤解が広まっています。」
星和。
「有名な自然法に任せようとか、そういう発想はない。」
葉月。
「自称被害者は、裁定者を無視して、自分を少しでも不利にする人に。」
「徹底した攻撃を行い。」
「被害者である自分こそが裁定者であると名乗り始めます。」
麗空。
「そこまで行くと、悪人は、自称被害者の方ですね。」
星和。
「よく考えると、理論が破綻していて、そもそも、偶然、発生する考え方は。」
「論拠がないってことがよくあります。」
枝実。
「その後は、被害者って、自分の権利だと思っているものを手放さないと思います。」
光里。
「新しい形の悪人ですので、昔わかりやすい悪人であった暴力主義者とは、対処が違います。」
絵菜。
「被害者って何なのか、説明して欲しいです。」
枝実。
「答えられないと思います。」
星和。
「そもそも、わかりやすい悪人なんて、いませんけれど、便宜上、悪人という言葉は問題ない。」
光里。
「私は答えとは、結論と同じであると考えています。」
枝実。
「問題って、正解を出す必要がないので、問題があっても、行動だけがありますね。」
光里。
「問題って、当事者以外からすれば、何をしているのかよく分からないね。」
麗空。
「何を基準に正しいのか、よくわからない。」
葉月。
「何を基準に正解なのか、知らないわ。」
星和。
「元々は、司法の現場から出た、誤解が広まった考え方ですけれど。」
「被害者を演じることで得られる利点はありません。」
「少しずつ不利になるだけで。」
「立ち回りが悪くなりますし。」
「行動も、デタラメになって行きます。」
枝実。
「直し方はどうなるんですか?」
星和。
「裁定者を見つけることですね。」
麗空。
「自然法という、哲学では有名なものがあり。」
「これは立場の違う人でも共有できます。」
「アウグスティヌスとホッブズが解説しています。」
星和。
「裁定者は、現実を変えるほど権限を持っていますが。」
「自称被害者は、解釈を変えるだけなので意味がない。」
「裁定者は、判決の結果で現実を変えていきます。」
光里。
「直し方は、何かしらの裁定者を見つけることなんですね。」
絵菜。
「馬鹿な考え方なんて、直して貰って健康になった方が良いものです。」
星和。
「そして司法や法廷では、後ろに強大な武力が控えていますので。」
「判決が下されると、逆らう余地はありません。」
「決められた方法でしか、変えることはできません。」
葉月。
「武力のない法律は信用されませんからね。」
星和。
「自称被害者に言えることは、あなたの裁定者は誰ですか?」
葉月。
「お前の裁定者って誰よ、これって有効な反論ですね。」
星和。
「裁定者もいないのに、被害者と言うのは、破綻しています。」
麗空。
「検証されなかった故に、自称被害者という考え方は広まって汚染しています。」
星和。
「犯罪で被害に遭った人は、公開するコメントを、ちょっともじると良いので。」
「法の正義にかなった処罰とか。」
「法律に基づいた厳罰を望むとか。」
「法律を盾にしたコメントの方が、本物の被害者は身を守れます。」
麗空。
「ちなみに、法廷で、正当化を仕掛ける加害者は、既に不利ですので。」
「弁護士の言う通りに演技をしているのでしょうね。」
「裁判官は、優等生が大半の育ちですので。」
「劣悪な環境での犯行はあまり理解されず、そちらは犯罪心理学などが担当して。」
「欲望や快楽のために犯行をした人には、けっこう容赦ないですね。」
葉月。
「今あるインターネットの、犯罪被害者叩きって、ひどいものですね。」
「あれはまるで犯罪加害者の味方をしていますし。」
「グルになっています。」
「犯罪加害者から報酬でも貰って、わざとやっているのでは?」
星和。
「犯罪被害者叩きは、明らかにやらせですね。」
「犯罪加害者が有利になろうとして。」
「犯罪被害者を黙らせるために。」
「報酬を支払って、インターネットなどで攻撃させている。」
枝実。
「そう考えないと、あの不合理な行動の説明がつかない。」
光里。
「世界が公正であるというのは、誰かが決めたことで。」
「最初からそう約束されていたことではないしね。」
星和。
「世界は公正であるに越したことはないのですけれどね。」
絵菜。
「そうであって欲しい世界観が、暴走するのは良くないです。」
星和。
「世界は調和するのであって、たまに混沌があるというのが。」
「世界観としては、昔から用いられているもので。」
「本当に世界が公正なら、そもそも、公正であることを。」
「強制する必要もないのですからね。」
葉月。
「誰にとっての公正なのか分かりません。」
光里。
「公正って何ですか?公平と同じ?」
星和。
「公明正大の士のみが、理解しているはずです。」
のんびりくつろいでいると。
枝実ちゃんが接近。
目の前で。
枝実。
「お姉さんの下着、ちょっと貸して。」
星和。
「普段から、スカートの中とか覗いているので。」
「貸しっこなしですよ。」
枝実。
「ちょっと見たい。」
星和。
「うわっ!何するの!」
枝実。
「スカートの中に手を入れて、取る。」
星和。
「別に自分で脱ぎますけれど。」
枝実。
「取れた、あれ?白くて安い、何の模様もない下着?」
星和。
「あら?好みじゃなかった?」
枝実。
「私ってどんな下着が似合いますか?」
星和。
「紐パンとかは?」
枝実。
「買ってもらった紐パン、途中で解けて、危なかったんですよ。」
星和。
「それなら、私と同じ、何もないものを穿けば?」
枝実。
「そうしたいと思います、これ返しますね。」
星和。
「大人の女性にえっちなこと、したかったんでしょ?」
枝実。
「お姉さんなら許してくれると思って。」
星和。
「その通りよ、あなた、オムツ必要でしょ?」
枝実。
「あっ!気づかれましたか!」
星和。
「隠さなくてもいいのよ、それでは着替えて。」
風呂場の更衣室で着替え中。
大広間のメンバー。
動画を観ていますが。
題名が人気を博した「兵士たちが撮影した戦争動画集」で「年齢制限」があるもので。
兵士が戦地で撮影した、戦闘の一部始終なんですね。
映像は、生きて帰ったので残り、どこかに流されたものです。
兵士が撮影した戦場の動画は、動画サイトにて、非公式で公開されています。
麗空ちゃんの膝の上に絵菜ちゃんがちょこんと乗って。
光里ちゃんは麗空ちゃんと寄りかかる。
光里。
「戦闘って遭遇戦なんですよね。」
麗空。
「いきなり敵と遭遇して、撃ち合いますね。」
絵菜。
「なんで相手を殺すことしか解決策がないんですか?」
葉月。
「軍隊って政治が命令して動くので。」
「現地にいるのは、相手を従わせるために送り込まれた。」
「武装集団ですよ。」
光里。
「戦争を見れば政治が分かりますからね。」
絵菜。
「政治と軍事は同じなんですね。」
光里。
「歩兵同士の交戦が重要で。」
「兵器は、その次に重要なんですね。」
葉月。
「戦車とかは、現代の高性能対戦車兵器では。」
「簡単に撃破されるのですが。」
「回避は可能なんですよ。」
「場合によっては、一車両で、歩兵部隊を足止め出来ます。」
麗空。
「高性能な兵器があるだけでも、だいぶ違いますからね。」
光里。
「殺し合いというより、従わせたいというのが心理でしょうね。」
絵菜。
「従わせるには、一回、負かさないといけませんからね。」
葉月。
「戦場は殺人が目的ではなく、最後に相手を従わせる途中経過ですよ。」
麗空。
「途中経過で撃ち合いがあるので、最後にどうなるのか、それなんですね。」
星和。
「この後、寝ていなさいよ、家に送ってあげるわ。」
枝実。
「お姉さんによって抜かれてもいいです。」
星和。
「少なくとも成人してから言いなさいよ。」
「身内とえっちなことするとか、私には考えられないわ。」
光里。
「私ならいいんですか?」
星和。
「そこ釣られるのですか?」
絵菜。
「しょうがないですね、一回だけですよ。」
麗空。
「そんなことされる前提で話を進めないの!」
葉月。
「下着くらいなら構いませんが、さすがにえっちなことは無理ですよ。」
星和。
「まあ、私と一緒にお相手を探すのなら、協力しますからね。」
しばらくして。
出前が到着。
メンバー揃って食事。
休息。
麗空ちゃん、料理教室の習い事で離脱しました。
葉月ちゃん、久しぶりに小型飛行機で飛ぶそうで。
午後になる前に離脱。
近い将来、救難機のパイロットか、オペレーターになるみたい。
午後。
枝実。
「眠くなったね。」
光里。
「しかし我々が寝たら。」
「お姉さんにえっちなことされませんか?」
絵菜。
「目が覚めたら、縛られてベッドの中にいるかもしれませんね。」
星和。
「なんていう悪評をつけてんのよ。」
枝実。
「さすがに、お姉さんは、眠っている時に裸にして。」
「ベッドで気持ちいいことなんて、しませんよ。」
光里。
「そうですよね、起きたら、キスされているとか。」
「変な所、触られているとか、そんなことはないよ。」
絵菜。
「私達でも興味がありそうですしね。」
星和。
「なんてえっちなことを警戒しているの!」
「そんなことしないから、寝ていいわよ!」
枝実。
「それでは寝ます。」
光里。
「もう眠い。」
絵菜。
「私も寝ますね。」
そして時間経過。
起きると。
星和ちゃんが、枝実ちゃんを掴んでいます。
光里。
「やっぱり?」
星和。
「もう三時過ぎよ、あなた達も習い事あるでしょ。」
光里。
「なんですと!」
枝実。
「あれ?お姉さん、いろいろやらないんですか?」
絵菜。
「もう帰らないと、塾に遅れますよ。」
星和。
「もう全員、車で送ってあげるから。」
少女三人衆を送り届けました。
自宅にて。
観光地の害獣は、罠にかかって死んだので。
月曜日から、普通に通勤して欲しいとのこと。
父親は、話していないことは何も伝わっていない、という文章を。
よく手紙で送ってきます。
ちなみに、家族制度は廃止されているため。
便宜上、風習として残っているだけなので。
孫ではなく、本人の姿が見たいと書いていますね。
親戚の男性は全員、結婚しているので。
今更、娘に考えを押し付けないように、配慮しているのでしょうね。
その割には、美少女とかを、家に送り付けてきます、なぜ?
20
秘密結社、スケープゴートが都市で何やらしています。
くじ引きで選んだターゲットに。
社会の問題をなすりつけて。
一時的に解決するという。
よくわからない政治活動で。
選ばれた人はストーカーに遭うんですね。
悪評を立てて、精神錯乱とか、反社会的勢力と関係があるとか。
バーナム効果を使って追い詰めようとしますが。
たまに、秘密結社の構成員が業務妨害で逮捕されます。
つまりは、自分達以外が問題で。
自分が問題になっている事には無自覚という。
何かのせいにすれば、世の中が良くなると思っているらしい。
そいつらの言う世の中って何?
いきなり選挙カーみたいなものが。
駅前にいて。
いつもの活動家ですかと。
民衆は無視していました。
商店街にて。
お菓子を揃えて。
自宅で。
揃えた高級洋菓子を食べて。
討論。
星和。
「才能と障害は明らかに関連していることについて。」
麗空。
「ショーペンハウアーが言うには。」
「対談した精神疾患の者は。」
「人格者で、才能が豊富であったけれど。」
「狂っている所が病棟では有利で。」
「特に思考だけが狂っていると書いていますね。」
星和。
「それって才能と障害がセットになっていることがよくあり。」
「天才を辞めれば、障害もなくなるのでは。」
麗空。
「シュバイツァーは少年時代に。」
「小鳥を殺害しようとしたけれど。」
「天使が、殺してはいけない、とささやいて。」
「ためらっています。」
「シュバイツァーは牧師の子です。」
「音楽の天才であると先生に言われましたが。」
「才能を捨てて医師になりましたね。」
葉月。
「才能で苦しむのなら、才能を捨てるしかないね。」
枝実。
「辞退された才能は制限されますからね。」
星和。
「無限に才能があるように思えても。」
「それって勝手に摂理が押し付けたもので。」
「本人の個性と一致していない可能性もあります。」
光里。
「才能で不利益を被るくらいなら、辞退すれば解決しますね。」
枝実。
「個性と一致しない、半分、無秩序な才能ですからね。」
星和。
「狂人という評価は天才という意味になりますが。」
「狂人なんて、あんまり見ませんね。」
葉月。
「一点特化型の天才なら、いくらでもいます。」
「スポーツでは、それだけしかしない天才がよく出ます。」
「見世物であって、日本代表となると。」
「優勝すれば人材の豊かさを主張できるので。」
「ひとつのことしかしない天才は、害にはならない。」
麗空。
「天才と言えば、ひとつのものを極めた達人というわけですね。」
葉月。
「多芸多才の天才はいません。」
星和。
「無駄に才能を持とうとすると。」
「度々、何らかの障害と結びつきます。」
「障害者がたまに、特定の分野でいろいろ発揮するのは。」
「代償みたいに才能を手に入れているからですね。」
絵菜。
「才能ってそんなに価値ありますか?」
枝実。
「ないですね、玄人になった方が長続きします。」
星和。
「才能が何か全知全能な力だと思い込んでいるけれど。」
「実際は、不利益の方が遥かに多く。」
「世の中には、その才能のせいで苦しむ人もいる。」
「迷惑な才能と関連して、妬まれたり。」
「精神疾患になりやすくなる。」
「そして本人は才能が自分と一致していると信じてしまう。」
葉月。
「検証されないので、持っている才能が。」
「自分が得たものだと信じてしまうけれど。」
「才能が摂理によって押し付けられて。」
「そのせいで不利益が拡大することがよくある。」
星和。
「才能は取り除いてもらえるので。」
「辞退したいのなら、神様に伝える事ですね。」
麗空。
「聖者ですら、音楽の才能を捨てて医者になったのですからね。」
星和。
「押し付けられた才能のせいで、不具合が大量に出る。」
「嫌ならば、才能を捨てるしかない。」
葉月。
「才能は習慣によって玄人になりやすいという。」
「練度の上がりやすさは明確ですけれど。」
「本人も知らない間に、その才能は狙われて。」
「迷惑にも、才能のせいで、敵対者が出やすくなるんですね。」
「才能も、対価のように、何かを犠牲にしますし。」
「本人は、才能を是認するべきなのか、検証しない。」
星和。
「才能は先天的な練度が、最初から中くらいあるというもので。」
「それを用いるのか、無視するのかは本人が決められますね。」
光里。
「それでは凡人はどうすれば良いのかなあ。」
星和。
「天才という立場を、裏切った人を探せばよろしい。」
枝実。
「才能才能言う人に限って、普通の事しかしていない。」
光里。
「普通の事だけやって、それで才能のせいにするのはどうかと。」
絵菜。
「そもそも天才とは何かについて、検証すべきかと。」
星和。
「迷惑にも才能を押し付けられて。」
「自分が持っているから正しいと信じてしまい。」
「そのせいで生じる不具合には気づけない。」
葉月。
「才能を捨てるだけで、関連している不具合や障害は。」
「ぴったりなくなるんですね。」
「まさか自分を苦しめているのが。」
「誰が押し付けたのか分からない才能なのですし。」
「本人の目的に沿わない才能なんて要りませんからね。」
麗空。
「自分が決めた目標に関して役に立たない。」
「そして持っているだけで迷惑になる。」
「そんなものよこすなってことです。」
星和。
「ギフテッドになったら、その才能を神様に売れば。」
「莫大な恩寵を得ることができますね。」
麗空。
「本人が才能をようやく検証して。」
「自分が決めた目標に関して役に立てば使い。」
「その才能を持ったことが無意味なら。」
「無駄な荷物でしかない。」
光里。
「残虐行為で解決できるんですね。」
星和。
「問題は、要らない才能は、人間は除去できない。」
「これが大きい。」
枝実。
「才能は捨て方が最も困りますからね。」
麗空。
「昔、フットボールのジュニアユースのメンバーがいて。」
「プロ契約が期待されていましたが。」
「期待が大きくて嫌になり。」
「離脱して福祉の仕事に就いた人もいます。」
「サッカーではよくあることのようですね。」
星和。
「才能を持っているからと言って。」
「本人が才能を是認しているとは限らない。」
枝実。
「その才能によって、知らない間に苦しんでいる可能性があります。」
星和。
「裏切れると分かった時点で、人は必ず裏切るので。」
「こんなもののせいで、なんて憤慨する可能性はありますね。」
光里。
「天才って定義が意味不明なので、余計に混乱するのでしょうね。」
星和。
「私は才能を利用して、力量を上げたら。」
「どうやらギフテッドなんて相手にならなくなった。」
「天才にも勝てるくらいになったけれど。」
「才能は、取り除いて貰って。」
「鍛錬によって獲得した力量で、もう何でも押せてしまう。」
絵菜。
「才能よりも実力ですからね。」
光里。
「才能を持たされたことによって、生じた不具合について。」
枝実。
「外部から、才能は持たされるという、酷い目に遭うことがよくある。」
光里。
「望んでもいない才能を持たされて、不利益を被る。」
星和。
「持っているから正しい事にはならない。」
葉月。
「才能を持っているからと言って、なぜ正しいことになるのか。」
絵菜。
「才能って何ですか?」
枝実。
「才能がもてはやされた時代は終わったんですよ。」
星和。
「無制限の才能は、制限によって除去されますね。」
麗空。
「世界には、才能を持たされて、困っている人もいるんですよ。」
「なぜ自分が困っているのか。」
「まさか持たされた才能のせいだとは思わないので。」
星和。
「天才を強制させられた人について。」
葉月。
「強要されて才能を使ってこれをやれとか。」
「才能で強要されるものは先回りして潰せます。」
星和。
「優れている人は良い人であって。」
「優れている人を悪いと罵るのは負け惜しみです。」
「しかし説明のつかない才能とか言うのは。」
「今では価値を失って、不用品になっています。」
「個人主義において、才能は必ずしも必要がないのですからね。」
麗空。
「天才は明らかに災難が多いのですけれど。」
「それって天性を放棄すれば災難も意味を失います。」
星和。
「結論は、持っている才能を検証して。」
「不要なら神様に届け出て消してもらう。」
「こういうのは人間の理解を超えたもので。」
「才能で苦しむくらいなら、才能を捨てれば解決するのです。」
枝実。
「その時に善悪の判断なんて不要ですしね。」
葉月。
「なぜ才能なんて持たないといけないの?」
「自分の決定には少しも役に立たないくせに?」
星和。
「才能は外部から強制されて持つものです。」
「それによって害悪を被るのも強制です。」
麗空。
「ひどい話ですね、無駄に優れていることになって。」
「代償を支払うことになり。」
「敵対者は出るし、才能が人生で特に役に立たないし。」
「障害や災難とセットになってしまうなんて。」
光里。
「しかもそれを人間の力で消すことは難しい。」
星和。
「まあ才能なんて神様に高く売れるものではあります。」
枝実。
「才能より力量の方が圧倒的ですし。」
「才能よりも習慣による鍛錬の方が有利ですよ。」
絵菜。
「才能に頼った行動になるためですね。」
星和。
「知能指数って、子供の発育を測定するために使われていますが。」
「もの凄い高い数値が出て天才と呼ばれて。」
「番組で使い捨てになっていた実例がありますが。」
「本人は才能だけに頼って、裏付けるものが何もないんですね。」
「まるで後ろ盾がないんです。」
「才能と呼んだら、みんな同調するってことですからね。」
麗空。
「なぜ天才にならなくてはいけないのか、回答はない。」
葉月。
「裏切れると分かった時点で、天才の立場は辞退するものですよ。」
枝実。
「願い下げ、いったん出した願書、希望を、自分から頼んで取り消してもらうこと。」
「頼まれても引き受けないこと。」
「国語辞典。」
放課後は、揃いやすいメンバーです。
名門校とフリースクールは目と鼻の先にありますので。
すぐに少女三人衆は合流できるんですね。
ほとんどは、休日に集まりますが。
平日は習い事や、探索で、各自、行動しているので。
たまたま一致して集まれる時期なんですね。
全員で。
昼寝をしていると。
寝室で、葉月ちゃんがイタズラしている所を発見。
星和。
「やってくれましたね。」
葉月。
「素敵な女性の衣服くらい、見たいじゃないですか。」
星和。
「まあ漁る条件として、ちょっと抱きしめたいなと。」
葉月。
「そのくらいなら安いものです。」
星和。
「女性しかやらない抱きしめ方ですよ。」
葉月。
「構いませんけれど。」
星和。
「止まっていてくださいね。」
葉月ちゃんの両脇に、両手を入れて。
背中に手を回して包んで。
引き寄せました。
それで、頬が密着したので。
キスしておきました。
星和。
「色気があって、身内じゃなければ、襲っているわよ。」
葉月。
「身内でも襲ってくれても構いませんけれど。」
星和。
「近親交配みたいで、そこまでは嫌かな。」
葉月。
「それでは私は、あなたの下着を物色しますね。」
星和。
「あなた、そういうのが好きなんですか?」
葉月。
「あなたしか許してくれる人がいないからね!」
星和。
「そうですか、なら相手を探すのを手伝ってあげますね。」
葉月。
「前に一緒に寝た女性と連絡がつかないんですよ。」
星和。
「なるほど、それで私にその分が来たんですね。」
葉月。
「お願い!私の相手を探して!」
星和。
「もちろん、まあそんなに相手がいないのなら。」
「今ここで性的暴行してあげますけれどね。」
葉月。
「ちょっと試しに乱暴して。」
星和。
「まあいいでしょう、練習ですよ。」
いきなり葉月ちゃんのスカートの中に手を伸ばして。
いけない所を触りました。
続いて、押し倒して。
うつ伏せで激しく抱きしめました。
お互いに満足したので。
練習は終わりです。
星和。
「血縁関係がなかったら、私の女にしたかったわ。」
葉月。
「ちょっとすっきりしました、下着漁りは辞めます。」
「同じことをしてくれる女の人を早くに探しますね。」
星和。
「前に寝た女性ってどこの人?」
葉月。
「住所は知っていますが、私と寝た事が求婚者に知られてしまって。」
「悩んでいるようです。」
星和。
「男性と女性の取り合いですか?利己的ですなあ?」
葉月。
「男性と寝るか、女性と寝るか、考えているって。」
星和。
「ならばあなたの魅力を主張するべきよ。」
葉月。
「あれ?メールが入っている?」
「今夜、会いたいって?」
星和。
「まあ私と練習した成果を出せばよろしい。」
葉月ちゃんは帰りました。
麗空ちゃんの膝の上に乗っている絵菜ちゃん。
枝実ちゃんと光里ちゃんはカードゲームをやっていますね。
麗空。
「経験主義、経験論。」
枝実。
「経験的、経験を通して得られた知識や印象を重視するさま。」
光里。
「経験論、われわれの知識は経験によってだけ得られるのだという立場、議論。」
麗空。
「経験論、経験に基づいて出てきた議論、見解。」
枝実。
「経験しないものは何も分からないという愚かさ。」
光里。
「しかし経験主義者に何を言っても、考えは変わらないよ。」
麗空。
「経験主義は万能ではない、限界が見え透いていますね。」
絵菜。
「まず経験とは何なのかについて言って欲しいものです。」
秘密結社、スケープゴートが通りかかりました。
何やら仲間割れをしているようです。
ここら辺は森林なので、目立ってしまう。
あるのは集落だけですからね。
幹部。
「今日も自分達の問題を、他人に解決させたいのだが。」
「もう予算がないんだよ。」
会員。
「自分達以外のすべてが問題なんだ!」
「自分達以外が責任を取るべきなんだ!」
構成員。
「いかに自分達以外を問題にするのかが大事だと思います。」
幹部。
「同じ考え方の連中を集めたら、資金繰りに困ってしまって。」
「見ろ、もう帰るだけの燃料がないぞ。」
会員。
「それも自分達以外の何かが、燃料切れをさせたんですよ。」
構成員。
「予算がないのも、自分達以外のすべてに問題があるからです。」
幹部。
「とりあいず、あの家の奴らのせいにしよう。」
会員。
「強盗ですか?いくら相手に非があるからって、犯罪はないでしょう?」
構成員。
「自分達以外の連中が責任を取れば、問題は解決するのですし。」
幹部。
「とりあいず、支持者の駐車場に停めるぞ。」
謎のワゴン車。
道を間違えた。
ショートカットできる細い道がありますが。
それは何とか一台が通過できるきわどい所で。
地元の人は使用しない道路です。
なぜか不具合でカーナビに載っているんですね。
謎のワゴン車、侵入してしまい。
転倒した。
幹部。
「ああああ!これも自分達以外のせいだ!」
会員。
「自分達が問題ではないんですよ、みんながいけないから、自分達に問題はない。」
構成員。
「自分達以外のせいで、いつも事故になったり、失敗したりするんだよ。」
近くで事故になった自動車。
野次馬が集まってくる。
あまりに傾いて、河川に転落したので。
レスキューチームが来まして。
事故の現場は片付けられています。
帰宅中の少女三人衆。
抜け道なのに使えなくて、ちょっと残念。
枝実。
「徒歩でこの地域に来るための最短距離なのに。」
光里。
「ここを通れないと、大回りになるわ。」
絵菜。
「時間に間に合いませんよ。」
麗空。
「小さい子達、こんなことだと思った。」
「たまには送ってあげるわ。」
「車に乗って。」
枝実。
「お姉さんいい女になれるよ。」
光里。
「既にいい女じゃないの。」
絵菜。
「男の人に口説かれても、当たり前の結果になりそうですね。」
自宅にて。
今日は在宅でデスクワーク。
星和ちゃん。
旅行に出かけると後悔するものであると理解していて。
なるべくそれを隠したパンフレットを制作中。
ちなみに、そういう地図や図鑑、全部、星和ちゃんに回ってきます。
デザイナーかな?
今の時代、幾何学は必須?
21
在宅ワーク中。
集まっていましたが。
時間帯の都合で。
三人だけです。
雑誌を読んだり。
倉庫にある古典を読んだり。
なぜか、葉月ちゃんがこっちを見つめてくる。
星和。
「あら?何か用?」
葉月。
「ちょっと見ていたいなって。」
星和。
「ほうほう、身内の女性からもターゲットにされますか。」
葉月。
「もう少し見つめたい。」
星和。
「あなた、ひょっとして、あんまり女性と関わっていない?」
葉月。
「いいえ、なんかいい人がいるなって。」
星和。
「いくらでも眺めてくださいね。」
「私は気にしませんから。」
葉月。
「そうします、ちょっと素敵な女性に慣れておきたい。」
星和。
「慣れれば、私にちょっかいを出さないからね。」
麗空。
「ん?私はどうなんですか?」
葉月。
「地味な所が、何か誘惑されるんですけれど。」
麗空。
「私の容姿って人を惑わすの?」
葉月。
「良かったら、私に乱暴して欲しいなって。」
麗空。
「ほう?どんな乱暴がお望みで?」
葉月。
「触られたい。」
麗空。
「ではこっちに来て、いつも小さい子達にやっているから。」
葉月。
「はい、よろしくです。」
膝枕をして、髪を撫でました。
顔を触って。
見つめていると。
葉月ちゃん、気持ちよくなって、寝てしまった。
麗空。
「あらまあ、この人って、あんまり甘えた事がなかったのかしら。」
星和。
「家柄のせいで、そういうことは、あんまり無かったのかも。」
麗空。
「まあ私で良ければ、このくらい安いものですけれどね。」
星和。
「なるほど、これが趣味なんですね。」
「まるで少女の頃に満たされなかった鬱憤に思えます。」
麗空。
「まあ子供の頃なんて、不自然な生い立ちを撤去してやるだけで。」
「自然に子供は要求を満たしますが。」
「私のプレイで満たされているので。」
「当分は、面倒を見ますよ。」
星和。
「最近、たまに変態性癖の相手を私に求めるので。」
「しかし、相手となる女性が見つかったばかりなんですけれどね。」
麗空。
「ここにその女性を呼んだらどうですか?」
星和。
「そうですね、連絡しておきます。」
麗空。
「寝顔が綺麗ですね。」
星和。
「男性なら強姦するでしょうね。」
麗空。
「男って、女性に対する騙し討ちが徹底していますよね。」
星和。
「相手の女性に迎合されつつ、逃げられない所に誘い込んで。」
「いきなり態度を変えて襲うとか。」
麗空。
「男性は女性を頻繁に裏切るので、それを知らない女性は引っかかりますね。」
星和。
「強姦は男性の策略が達成される瞬間なんですね。」
麗空。
「異性については、男性が思っているより極悪ということを理解していない。」
星和。
「恋で理性を失っても、理性が回復すれば、恋人の関係は解消されますしね。」
麗空。
「明らかに女性が引っかかるように仕組みが出来上がっていますし。」
星和。
「恋ですか、下らないね。」
麗空。
「私にも求婚者はいましたが、みんな残虐行為で壊してやったよ。」
星和。
「素晴らしいじゃないですか。」
「私なんて求婚者を何度も殴ったよ。」
麗空。
「世界の仕組みを壊すのって楽しいですよね。」
星和。
「壊しても良いもの限定ですけれどね。」
こちらは。
フリースクールにて。
下校時間なので。
合流している。
光里。
「あんた、素敵なんじゃない?」
枝実。
「今日、じろじろ見て来たと思ったら、プロポーズですか?」
光里。
「いいじゃない、女性は美しいに越したことがないのですし。」
枝実。
「そうですね、つまりは、男性が無駄に寄ってくるってことです。」
光里。
「そんなに男性が嫌いなんですね、反対に女の子は好きですよと。」
枝実。
「そういうあなたも、けっこう綺麗ですよ。」
光里。
「まあお互いに美少女なんですし、気が合うんですね。」
絵菜。
「なんで男性と女性って一緒になるの?」
教員。
「君達!恋とか結婚に何か恨みでもあるのか!」
枝実。
「あるんですよ、見ているだけでむかつく。」
光里。
「私もあるんですよ、破壊したくなる。」
絵菜。
「お姉ちゃん達は、なぜか恨みがあるみたいです。」
「男性と交際したことも、結婚したこともないのですけれどね。」
教員。
「なぜ恋とか結婚に恨みがあるんだ!」
枝実。
「なんとなく。」
光里。
「そこにあるだけで気に食わないので。」
絵菜。
「理由がないみたいです。」
教員。
「よく分からんけれど、君達に男性が寄りつかないようにしたいね。」
教師。
「多分、人生で出現する男性を、みんな虐殺するかのように、捨てるでしょうね。」
枝実。
「どんな正義も力で倒せるんですよ。」
光里。
「正しい奴をぶっ殺して埋葬してやる。」
絵菜。
「そういう話題になると、殺伐としたものになるので。」
「やめた方がいいですね。」
教員。
「というか、君かね、庭に変な墓を建てたのは。」
教師。
「どうやって作ったのか知らないけれどね。」
庭にある墓標。
木製。
墓碑が書いてある。
ここに正しき人眠る、正しいが故に殺されたから。
ちなみに、学生の作品として展示されている。
下校時間。
両親はメンバーに任せている。
手が空ているため。
その方が良いだろうと。
元別荘は市街地から離れていない。
徒歩二十分。
少女三人衆が到着すると。
カオスなことになっていた。
葉月ちゃんが麗空ちゃんに抱きかかえられていて。
麗空ちゃんがお母さんみたいに。
葉月ちゃんをよしよししている。
星和ちゃんはデスクワーク中。
玄関は開いていたので。
目撃。
光里。
「ずるいな、私もされたいです。」
枝実。
「麗空お姉さんってお母さんみたいな所があるからね。」
絵菜。
「自然に出来るのかな。」
麗空。
「あれ?小さい子達?ちょっと待ってね?」
葉月。
「お母さんみたいな抱き方ですね。」
麗空。
「自分の母親の模倣ですけれど?」
星和。
「育ちが良いので、ああいう甘え方は出来なかったって。」
「順番待ちですね。」
光里。
「ならば、いつもの古典を借りて読みますね。」
枝実。
「手が空くまで待っていましょう。」
絵菜。
「いつものことですよね。」
葉月。
「もう満足したわ、またやってね。」
麗空。
「保育士の資格を取る時に役に立つかもね。」
「またやってあげるわ。」
絵菜。
「膝の上に乗りたいです。」
光里。
「お母さんみたいな人好きよ。」
枝実。
「私は葉月お姉さんに紐パンのやり方とか。」
「浴衣の着方を習うわ。」
葉月。
「ようやく来たわね、今私は絶好調よ!」
庭の端っこに謎の墓がある。
しかし中身は空っぽ。
書いてあるのは。
ここに正しい人眠る、正しいが故に殺されて。
これは少女三人衆の作ったもの。
正しい人はこの世に要らない。
この辺りを回っている秘密結社スケープゴート。
運転操作を誤って、その墓に激突。
正しい人の墓は壊れてしまった。
星和。
「何やってんのよ下手糞!」
幹部。
「俺達って何を壊したの?」
星和。
「墓ですね。」
幹部。
「うわあ!気持ちの悪いものを壊してしまった!」
枝実。
「あれ?あの作品ってまだ残っていたんですね。」
光里。
「次、そこに何の墓を作りますか?」
絵菜。
「冗談で作った墓なんですけれどね。」
星和。
「理由は知らんけれど、どっか行ってくれますか?」
幹部。
「これ壊して、無罪なの?よく分からんけれど逃げるぞ!」
変なトラック、どっかに行きました。
ゲリラ雷雨。
しかし天候観察に慣れていると。
ゲリラ雷雨は、発生、二十分前に分かったりする。
昔、流行った偽物の科学がありますが。
現代人はまず空を見ないので。
観測していない以上、科学ではない。
強引に持論を言い張るのも科学ではない。
科学である以上は、誰にでも証明できて、観測できることが条件。
反証可能性が核になっていますね。
科学は後で覆ることがよくあるので。
詭弁で言いくるめるのは、もはや科学ではなくて、単なる空想。
そうなると、科学ではなくて、小説の話になっているだけ。
少女三人衆は戻れないので。
麗空ちゃんの車に乗って送られました。
星和ちゃん、ノートパソコンで仕事中。
いきなりバッテリーモードになっていることに気づいて。
落雷でブレーカーが落ちてしまい。
葉月ちゃんが、入れ直していました。
後ろから質問してくる。
葉月。
「私達ってどのくらい一緒にいられるのかな?」
星和。
「身内なので、制限は半分ないと思われる。」
葉月。
「そうですよね、友達以上の関係ですからね。」
星和。
「血縁関係とは別の、築き上げられた対人関係は真実ですよ。」
「むしろ、血縁関係を上手に有効活用したと思っています。」
葉月。
「そうですよね、血縁関係がなかったら、今頃、あなたを口説いていました。」
星和。
「そんなに女の人が趣味なんですね。」
「今日はあの美女を呼んでいます。」
「実は私、これからですね。」
「観光の当事者と面会があるんです。」
「好きに使っても構いませんよ。」
葉月。
「え?私にとうとう好機が来たのね?」
星和。
「さっき来た車がそうですね。」
「それでは私はこれにて失礼。」
葉月。
「そうですよね、私にはあの美女がいますからね。」
婦人。
「こんにちは、あれ?星和ちゃんは?」
葉月。
「仕事で出かけまして、二人きりですね。」
婦人。
「そんなー!家を汚してもいいの?」
葉月。
「後で一緒に掃除しましょう。」
婦人。
「それではお風呂場を借りますね。」
葉月。
「今回はどっちが攻めですか?」
婦人。
「それはくじ引きでよろしいでしょうね。」
三時間後。
星和ちゃんが帰ってくると。
書き置き。
二人てホテルに行ってしまったようで。
協力感謝、とのこと。
変態性癖は、けっこう誰でも持っている。
変態性癖とは?
たまに国語辞典で載っている。
特に昔の国語辞典に載っていて。
今では掲載されていない。
しかも定義がころころ変わる。
現在で確認できるもの。
変態性欲。
異常で病的な形で表れる性欲の略。
また、その傾向を示す人。
旺文社。
昔の国語辞典には変態性癖という言葉があり。
定義も別物だったけれど、最近は載っていません。
22
秘密結社スケープゴート。
言いがかりをつけて。
よく知らない人の住宅に押し入り。
女性を縛りました。
立てこもりですね。
同じ家にいた男性は。
一人を撃破したのち、拘束されました。
幹部。
「今回の件について、お前のせいにするからな。」
会員。
「とりあいずこいつを悪者にして処理。」
構成員。
「みんなこいつが原因だったんだ!」
道化師。
「そうだ、こいつのせいで世の中が悪いんだ。」
偽善者。
「すべてこいつのせいってことで。」
幹部。
「よし!死刑執行とする!」
老婆。
「この野郎!レイプはないのかい!」
男性。
「妻がそんなに醜く見えるのか!こいつら!」
幹部。
「はあ?なんでこんな婆さんに?」
老婆。
「これでも若いころは、学校で人気だったんだよ!」
男性。
「そんな人をな!俺はアタックして妻にしたんだよ!」
幹部。
「それはすごいですね。」
会員。
「やるじゃないか、若い日のお前!」
偽善者。
「こんなに年老いても、若い頃の一部があるんだな。」
道化師。
「それでは、写真撮影して、処刑します。」
幹部。
「待て、パトロールカーが来ているぞ!」
道化師。
「警察を呼んだら面白くなると思って。」
会員。
「なにしてくれてんだ!」
構成員。
「五分後に、適当に殴って逃げようとしていたのに!」
道化師。
「だって、包囲網から突破する秘密の組織ってよくあるじゃないですか。」
幹部。
「あれは主人公補正で勝ってるんだよ!」
偽善者。
「俺達に主人公補正なんてある訳ねぇだろ!」
道化師。
「大丈夫、きっと何とかなるよ。」
幹部。
「こんな時に楽天主義なんて要らないんだよ!」
警察官。
「お前ら何をやっている!」
幹部。
「僕達、強盗です、ほい刃物を投げるぞ。」
道化師。
「連絡した者ですけれど、先に弁護士に話をつけたいのですが。」
警察官。
「んん・・・・!!」
刑事。
「犯罪だ、連絡!」
幹部。
「さて、僕はお前達を盾に逃げるので。」
会員。
「なんで?」
構成員。
「今まで尽くしてきたのに!」
偽善者。
「どれだけ君に良くしても、こうなるんだな。」
幹部、逃走。
実行犯、数人、あっさり逮捕された。
幹部は、山道に逃げ込んで。
隠れられそうな場所に来た。
幹部。
「この家は隠れるのに都合が良いぞ。」
星和。
「誰ですか。」
幹部。
「私はセールスをやっておりまして。」
星和。
「今は入浴中です。」
幹部。
「侵入してやろう。」
スケープゴート幹部が、扉をピッキングしていると。
背後から、幹部、殴られた。
次の瞬間には幹部、気絶した。
幹部が目が覚めると。
幹部は拘置所の中。
事情聴取にて、解放されて去って行く星和ちゃん。
幹部、最後の抵抗を試みた。
幹部。
「こいつくらい殺してやる。」
刑務官。
「何かね、女性に半殺しにされたプライドかね?」
幹部。
「俺以外のすべてに問題があるんだ!」
中規模地震。
幹部、転倒してしまった。
刑務官、隠し持っていた鈍器を押収。
この後、秘密組織スケープゴートは滅んでしまった。
帰されて。
今日は休暇になった。
倒した相手が逃走犯だと分かり。
母親はにやけている。
自宅にて。
星和。
「何か知らない相手を倒してしまった。」
枝実。
「取り押さえるのではなくて、ノックアウトしたのね。」
光里。
「当たりさえすれば、一撃ですからね。」
絵菜。
「なんであんなに弱い人が、犯行なんてするの?」
枝実。
「知らないよ、倒してから問いただせばいいし。」
光里。
「まず倒してから、調べればいいし。」
星和。
「近頃、政治活動家が、走り回っているので。」
「あなた達も、相手を殺さないように仕留めなさいよ。」
枝実。
「相手が死んでも結果が良ければ問題ないよ。」
光里。
「いや、生け捕りにしなさいよ。」
絵菜。
「うっかり殺しちゃったら、死体に向かって。」
「ごめんなさい、します。」
星和。
「相手は身体のリミッターが外れているから。」
「戦闘不能になるまで、攻撃することが大切です。」
枝実。
「格闘戦は、相手が動かなくなって、ようやく終わりますからね。」
光里。
「それまでは、ちまちま殴って衰弱を狙う。」
絵菜。
「一発で決まらないと、二次作戦として。」
「攻撃を続けて衰弱して動けなくするってことですね。」
星和。
「敵対者は、無謀なだけなので。」
「強くはないですね、無駄に体力が高いだけ。」
枝実。
「戦場での格闘戦って、複数対複数ですからね。」
「自分とほぼ互角の相手を制して。」
「現場を押さえないといけない。」
光里。
「ただ、素人の戦闘がワンパターン戦法なので。」
「まぐれ当たりにだけ気を付ければ余裕です。」
星和。
「敵対者のまぐれには気をつけなさいよ。」
絵菜。
「だって相手の勝ち目って、まぐれしかないんですしね。」
枝実。
「ビギナーズラックで勝たせたりはしないね。」
少女三人衆。
ゲームソフトを借りて行きましたが。
もうそのビデオゲームは飽きて、中ですることがないので。
あげちゃいました。
古くなったゲーム機も、度々、あげています。
ビデオゲームはやり過ぎると、そのゲームに飽きて。
何もすることがなくなる。
電源をつけても、やる意味がないので、どんどんやる気を無くして。
無理が生じると、ゲーム機やビデオゲームを捨ててしまう。
持ち歩いていて。
田んぼになっている所に。
何者かが歩いていて。
同じ方向を歩くことになり。
その男性は、小さな銀行に入って行きました。
銀行の中に犬がいまして。
犬が男性に飛び掛かった。
男性、爆弾を巻いている。
犬は無視して、飛び掛かって、男性を追い回して。
銀行から出て来た。
男性は犬に追い回されて、河川に転落。
自滅した。
立ち去る。
枝実。
「あれが噂の秘密結社ですかね。」
光里。
「遅れて来た青春って奴ですね。」
絵菜。
「気持ち悪いです。」
枝実。
「あれは何ですか?」
光里。
「刃物ですかね。」
絵菜。
「道路で刃物を振り回して、危ないですよ。」
暴走車が突っ込んできて。
刃物男を撥ねた。
刃物男、動かない。
凶器、車に轢かれて損壊した。
酔っぱらい。
「あれ?何を轢いたのかな?」
アシスタント。
「あれは轢いても問題ないと思います。」
酔っぱらい。
「そうなのか?早く家に届けて、寝かせてくれ!」
アシスタント。
「分かっています、それで飛ばしているんです。」
「私も少し飲んでしまいましたからね。」
酔っぱらい。
「おお同志よ!」
アシスタント。
「酔いが覚めたら、どうせ一緒に拘置所でしょうね。」
現行犯。
「嘘だ!嘘だ!嘘だ!嘘だ!嘘だ・・・!!」
市民。
「なんていう狂った倒し方をするんだね!」
老人。
「車で通り魔を倒すとか、頭おかしい倒し方だな。」
枝実。
「思っているより、秘密結社って、暴走しているんだね。」
光里。
「死んでもいい人って、世の中、いるんですよね?」
絵菜。
「あれだと、後遺症が残ってしまいますね。」
「あれだと、生きていても意味ないかと。」
枝実。
「善悪って何ですか?あれが善悪ですか?」
光里。
「善悪?知らないわよ、そんな造語?」
絵菜。
「善悪が役に立たないこともあるんですね。」
秘密結社、各地でテロリズム。
しかしへっぽこ過ぎて、失敗しかやらなかった。
失敗するために行動したのですかね?
こちらは、自宅に向かっている二人組。
二件の事件で道路封鎖。
葉月。
「またあいつらですか。」
「何回倒されれば気が済むんですか。」
「もうかける言葉がないよ。」
麗空。
「彼らはもっと挑戦するべきです、また倒されるためにね。」
葉月。
「彼らの初めての誤算です、もっと繰り返すだろうけれどね。」
麗空。
「あれ以上、滅亡しても、彼らのための台詞はないよ。」
回り道。
都市部で、何やら秘密結社スケープゴートが暴走しているので。
大規模テロ情報が流れてしまう。
仕方がなく。
元別荘で待機。
テレビを観ている。
星和。
「彼らは二回目の破滅でしょうね、おめでとう、素晴らしいですよ。」
葉月。
「彼らは嘘つきです、あんまり上手ではないですね。」
麗空。
「何度も挑んで倒され、ついにギネス世界記録更新なんですね。」
星和。
「あいつらの、敗北世界最多記録!」
葉月。
「午前中、一人を倒したと言っていましたが。」
麗空。
「まあ、普段からろくに鍛えていない。」
「筋肉なしのデブでは、手練の相手はできないんですね。」
星和。
「私は最近、敵対者を倒した数が多過ぎる。」
葉月。
「あなたは、敵の倒し過ぎですね。」
麗空。
「そこまで多くの敵を片付けても、まだ敵対者が出ると?」
星和。
「まあ敵がいなくなるまで倒せば、少しは敵が減るのですね。」
葉月。
「全滅させるんですね。」
麗空。
「相手は馬鹿なので、勝算という言葉は知らないはずです。」
葉月。
「暴力をジェノサイドする星和ちゃんは素敵です。」
麗空。
「どんな暴力も虐殺して来ましたからね。」
星和。
「悪という悪を大量虐殺、私のやり方で。」
葉月。
「しかも、あなたって自分で仕掛けたことありますか?」
星和。
「忘れました、倒した相手の事なんて覚えていません。」
「そもそも倒した相手には興味ない。」
麗空。
「悪を虐殺する、勇士ってことですね。」
星和。
「私にとって、勝手に来る敵対者が悪という設定です。」
「死んだ後も罵詈雑言を浴びせてやる。」
葉月。
「しばらく狂人になっていますね。」
麗空。
「理性的な会話ができるので、問題ないですね。」
お菓子を食べています。
時間が経過。
女子中学生の頃から星和ちゃんを知っている。
葉月ちゃんと麗空ちゃん。
敵対者は、ほとんど一方的に倒されていて。
意外にも、星和ちゃんは、相手を倒した数が抜きん出て多い。
倒した相手を蹴り続けた実績あり。
麗空。
「ニュースを二か月、観なかったのですが。」
「本来通りの社会が見えて快適ですね。」
葉月。
「ニュースが嫌なら、ニュースを観ない生活をすれば。」
「認知バイアスは治りますよ。」
「一か月くらいで、バイアスが解けます。」
星和。
「実例は私が作ります。」
葉月。
「実例なんて作ってしまえ。」
麗空。
「実例なんだから、否定できませんしね。」
少女三人衆は、修辞学を勉強するようで。
塾に着いているそうです。
秘密結社スケープゴートも、暴力が下手で。
自滅しました。
インターネットの誹謗中傷を受けて。
情緒不安定になって。
事故を続発させて。
今度はインターネットで誹謗中傷をする人にターゲットを向けて。
滅茶苦茶なテロになっています。
本日、一件目も、隣にいた気持ちの悪いおっさんが標的だったのに。
人違いで攻撃して焦ったらしい。
まあ、男性ってイケメンであることに越したことはないし。
男性ほど容姿に責任を持たねばならない種族はいません。
夕方。
番組で、イケメン対イケメンが戦ったら、どうなるのか?
特番を観ていると。
暴動が終わっていて。
一日で、秘密結社スケープゴートが全滅しているんですね。
早朝から開始されて、夕方には終わっていました。
麗空。
「念のため、小さい子達を迎えに行きます。」
葉月。
「私は、この後、護衛の女の人が来るので。」
「立ち去ります。」
星和。
「派手にやってくれましたよね、しかしもうそれも終わり。」
「頭が悪いと、善悪の判断もつかなくなるらしいよ。」
麗空。
「今日の教訓、馬鹿に善悪を説いても無駄。」
葉月。
「頭が悪いのなら、善悪とは何かについて。」
「考えられる訳がないですよ。」
星和。
「それでは、また次の機会に。」
麗空。
「いろいろ物があって、ここに来る甲斐があるわ。」
葉月。
「私も持ってくるのですけれど。」
「通信販売が少しずつ溜まっているんですね。」
「物が多過ぎるので、困っているのですからね。」
麗空。
「それって、余剰財産は最高ということですね。」
先ほどの番組。
イケメン対イケメン。
片方のイケメンが勝利しまして。
片方のイケメンが敗北しました。
まあ、男性ほど容姿が問題になる種族はいませんしね。
また倒した相手コレクションが増えてしまって。
倒した相手の倒し方、倒れた後の処理、倒した相手の履歴。
密かに貯めているんですね。
星和ちゃんが倒した相手の総数、七十人。
あと、どのくらいの数を倒せば、敵対者はいなくなるのかな?
23
不良グループ、プロパガンダ。
インターネットで、誹謗中傷に誹謗中傷をして。
楽しんでいた。
そのせいで。
インターネットは酷い有様。
不良グループは、わざと相手の怒りを買うコメントを繰り返し。
炎上させて遊んでいる。
知能犯。
「ほらほら、人格攻撃に、対人論法。」
「悪口を連発すれば、すぐ反応してくる。」
仲間。
「挑発すればするほど、逆上して面白いよな。」
道化。
「相手を怒らせてから、もっと挑発して壊す。」
「いかに相手を怒らせるのかが重要だな。」
知能犯。
「どうせ馬鹿しかいないソーシャルメディアだからな。」
「挑発すると、すぐに引っかかる。」
仲間。
「負け惜しみ達が日々繰り出す、誹謗中傷を。」
「こちらが徹底して仕掛ける訳よ。」
道化。
「あいつらが雑魚なのが悪いので、雑魚であることを自覚させてやるって訳です。」
知能犯。
「雑魚のくせに生意気なんだよね。」
仲間。
「見ろ、こいつ、一般男性、一般女性が気にしているような。」
「適当な所を罵ったら、釣れたぞ。」
道化。
「悔しかったら、ここまで来て攻撃してみろってことだよ。」
知能犯。
「いいぞ、誰にでも当てはまる悪口を連発してやれ。」
仲間。
「相手が壊れちゃった、短い間しか遊べない玩具だったね。」
道化。
「どうせ底辺の負け惜しみしか誹謗中傷をしていないし。」
「お前らが雑魚だから、それをするんだって、わからせてやる。」
インターネット。
不良グループ、プロパガンダによる書き込みでいっぱいになった。
悪口のレベルが違うため。
他人に向けられた悪口も、見るに堪えない。
インターネットは閉じました。
星和。
「私は誹謗中傷をするような悪人ではありませんが。」
「どうやら、インターネットでは悪人で溢れているらしい。」
葉月。
「悪人が自分のこと悪人って言う訳ないでしょう。」
麗空。
「偽悪者でもいるんですかね。」
枝実。
「誹謗中傷ってルサンチマンしかやらないよね。」
光里。
「安全な所から攻めている時点で、臆病者ですな。」
絵菜。
「腰抜け達が、安全に攻撃できるインターネットに集まるんですね。」
星和。
「あいつらがリングに上がることはない、臆病者だからね。」
葉月。
「唯一、戦闘力の差がなくなるのがインターネットですからね。」
麗空。
「しかし悪口ならば、もっと高いレベルの悪口を言える人はけっこういます。」
星和。
「どっかのカナダ人の悪口は、動画を観ているだけで、絶句してしまった。」
枝実。
「悪口とか得意なんですけれど、あのカナダ人の方が遥かに上手でしたね。」
光里。
「インターネットで相手を挑発しても、相手は腰抜けなので、何もして来ないよ。」
星和。
「臆病者だから、インターネットでしか戦えないんでしょ。」
葉月。
「彼らは凡人過ぎるんですよ、凡人なので、そこから少しずつ悪を作っていく。」
麗空。
「平凡なものは、最後には悪になりますからね。」
枝実。
「インターネットの多数決とか、自分達に認められないとその先がないという嘘。」
「実際、代表する二十人以外の有識者は、そいつらに興味がない。」
星和。
「誹謗中傷って単なる喧嘩ですから。」
「いい加減、現実で殴り合いでもしてみてはどうか。」
光里。
「誹謗中傷って、凡人が悪を作っている証拠なんですよ。」
枝実。
「やっぱり凡人は悪に行き着くんですね。」
麗空。
「思考停止しているから、デタラメを繰り返す。」
星和。
「誹謗中傷をした後、その雑魚は、現状が何も変わっていないことに気が付く。」
葉月。
「弱者が、一方的に相手を攻撃するには、誹謗中傷しかないんじゃないの?」
枝実。
「実際、誹謗中傷って、弱くて劣っている悪い人が多いのですし。」
光里。
「強くて優れている人は、そんな暇がない、現実で決戦をしている最中ですしね。」
星和。
「インターネットなら何でも許される、なんて安直な考え方しかないしね。」
葉月。
「その人ができる最大のことは、キーボードを使って、悪口を載せる事であった。」
絵菜。
「なんてつまらない人なんですか。」
星和。
「誹謗中傷の話があると、だいぶ退屈だなあ。」
「本当は喧嘩がしたいだけでは。」
麗空。
「誹謗中傷ってオンライン対戦ゲームなんですよ。」
星和。
「なるほど、汚染されそうなゲームですね。」
葉月。
「一人一人はまるで無力な集まりですし。」
枝実。
「弱者が唯一、活躍できる場所が誹謗中傷なのでは。」
光里。
「しかしあんなに悪人が目立つとは思いませんでした。」
絵菜。
「誹謗中傷って悪人がすることですしね。」
星和。
「しかし彼らは自分のルールを主張して、罰を受けても分からない。」
枝実。
「誹謗中傷とは何かについて、彼らはまだ分からないので。」
「勝手に争ってもらって、傷つけばよろしい。」
光里。
「数では勝てないってことを誰かが教えるべき。」
絵菜。
「世の中、悪い人もいるんですね、それがインターネットに集まってしまう。」
枝実。
「日本全国の悪党が、簡単にアクセスできますからね。」
星和。
「あれって法律のグレーゾーンに位置していますから。」
「罵っても、立件されることは稀ですね。」
麗空。
「法律が行き届かない場所という前提を忘れていますね。」
葉月。
「法律で処罰されないからという理由で、誹謗中傷を繰り返すのです。」
枝実。
「そこまで計算に入れて誹謗中傷をしているの?」
星和。
「当たり前でしょう、処罰されないであろう状況を計算して。」
「誹謗中傷は行われます。」
光里。
「なんて卑怯な。」
枝実。
「立件されない所まで計算して、法律グレーゾーンで暴れるとか。」
「頭がおかしい。」
星和。
「仕方がないよ、馬鹿なんて一定数いるんですし。」
「目立ってしまっても、不自然ではない。」
葉月。
「残念ながら、誹謗中傷をした人は、現実が何も変わっていないことに気が付く。」
星和。
「私はインターネットばかりしている訳には行かないしね。」
麗空。
「誹謗中傷の一貫した内容は、相手を従属させるべき対象としか見えていないことにありますね。」
星和。
「相手をいかに従わせるのか、従わないと、いかに相手を傷つけるのかに注目する。」
光里。
「誹謗中傷はパソコンがないと何もできない。」
枝実。
「誹謗中傷ってインターネットがなくなると、何もできないですね。」
絵菜。
「一人じゃ何もできない連中の集まりですからね。」
星和。
「悪口を言ってはだめって、お母さんに教わらなかったの?」
葉月。
「人に暴力をふるってはいけませんって、お父さんから言われなかったの?」
麗空。
「先生から、悪いことはしてはいけませんって、習わなかったのかな。」
枝実。
「あんなに悪い子にならないように、みんなを学校で訂正したのに。」
「無駄になっていますね。」
光里。
「世の中、悪い人もいるんだよ、というお母さんの忠告は正しかったね。」
絵菜。
「世の中、悪い人もいるから、気をつけなさい、お父さんに昨日、言われました。」
「インターネットを見ると、お父さんの言っていることは正しかったんですね。」
人工知能。
インターネットから拾ってきた。
何者かが、盗撮を行っていて。
ウェブカメラから、いろんな男性の姿を観て興奮しているらしい。
俗人。
「うほっ!ハッキングで見えたこの男、いい男。」
凡人。
「どうせなら、女性のパソコンをハッキングしろよ。」
俗人。
「ダメ、目の前で着替えないから。」
凡人。
「男の趣味があるのか、女性を覗きたいのか、どっちかにしろ。」
愚者。
「誹謗中傷してやる!俺が雑魚なのは、相手のせいなんだ!」
凡人。
「自分がイマイチなのは、人のせいってことです。」
俗人。
「誹謗中傷で何でも解決しようぜ。」
愚者。
「誹謗中傷で現実を変えてやる!」
俗人。
「ん?パソコンが燃えているんだが?」
凡人。
「演算処理装置がハッキングされて、オーバーヒートしたんだよ!」
愚者。
「俺のパソコンが、うわああああ!」
不良グループ、プロパガンダ。
間接攻撃が得意であった。
誹謗中傷を潰して楽しんでいるので。
放置。
チャイム。
星和。
「誰ですか?」
阿呆。
「いい壺がありまして。」
星和。
「今入浴中です。」
阿呆。
「それでは失礼しますね。」
謎の男性。
お風呂場の窓に回りましたが。
浴室には誰もいない。
嘘をつかれて、動揺する阿呆。
背後に星和ちゃん。
星和。
「たいてい、入浴中って言えば引っかかるんですよ。」
阿呆。
「ごめんなさい、もうしません、土下座します。」
星和。
「お前、なぜここに来た?」
阿呆。
「女性が独り暮らしをしているって。」
星和。
「それで寄ってくるのか。」
阿呆。
「許してください。」
星和。
「まあよろしいでしょう。」
阿呆。
「そんなこと言うと思ったか!触ってやる!」
星和。
「おっと?利き腕を掴めば何も出来ないよね?」
阿呆。
「ああ!あああああ!」
星和。
「死ね!」
相手を掴んだ利き手と一緒に押して。
相手の軸足を見て素早く払って。
後頭部から地面に激突させまして。
倒れた相手をジャンプして踏みつけました。
阿呆、あまりに苦しくて。
命乞いして来ました。
阿呆。
「ちょっと待った!許してくれ!」
星和。
「二分だけ待ってやる。」
阿呆。
「逃げるまで待ってて!」
星和。
「さっさと消えな。」
阿呆。
「殺されるかと思った。」
変な押し売り、自分が得た情報の誤りに気付いた。
それと同時に、寄ってくる不審者の特徴に気づいた。
女性の一人暮らし、という情報が広まっていて。
そのせいで、変なのが来るらしい。
次に来たのは。
よくわからない不良達。
チャイム。
上級生。
「なかなか、調子に乗っている女の子がいるらしいじゃないか。」
先輩。
「ちょっとだけ懲らしめましょうよ。」
星和。
「あれ?地元の学生ですね?」
枝実。
「ちょっと片付けてきます。」
光里。
「また雑魚ですか、懲りないですね。」
絵菜。
「そんなに喧嘩が好きなんですね。」
上級生。
「お前か、調子に乗っている・・・ぐわっ!」
先輩。
「ちょっとやめろ!ぐえ!」
先制攻撃であっさり片付けた。
ダウンしている学生が二人。
秒殺。
持ち上げて、捨てに行く少女三人衆。
枝実。
「喧嘩のことしか考えられないんだね。」
光里。
「こんなもの先制攻撃で沈められるわ。」
絵菜。
「いつも漫画みたいに戦闘が開始されると信じちゃったんですね。」
星和。
「あれま、サンドバッグが陥没するパンチが直撃したんですね。」
麗空。
「サンドバッグが揺れるのは貧弱なパンチで。」
「サンドバッグが陥没するのは、本物の威力がある。」
葉月。
「子供って先天的な能力だけで勝負する、愚かな所がありますからね。」
麗空。
「また倒した相手の写真を撮っていますね。」
星和。
「学校に連絡しましょう、喧嘩を売って殺されかけた学生がいますよと。」
近くのゴミ捨て場に、ダウンした学生が捨てられました。
保護者が、後で回収。
保護者の台詞、なんで勝てない相手に挑んだの!
たいていの人は、戦闘力について、根拠のない自信を持っている。
自宅に戻ると。
もう帰宅時間の少女三人衆。
インターネットがプロパガンダに占領されてしまったので。
故意に相手の怒りを買う作戦、見るに堪えない。
元々はハッカー集団だったらしくて。
関わらないように注意が促されています。
日の入り。
星和。
「インターネットは書いたもの勝ちと言われていますけれど。」
「文章が表示されているだけで、他に得るものが何もない場合がよくある。」
葉月。
「何をもって勝利とするのか、意味不明ですけれど。」
「書き込んだからと言って、実害を受ける人はほぼいないね。」
麗空。
「インターネットって被害妄想の人ばかりいますからね。」
星和。
「彼らの言う悪党の数と、被害の規模が多き過ぎて不審に思える。」
葉月。
「書き込んでも、それ以上のものがないので、そこまで読まないとだめ。」
麗空。
「一方的に書けると、独善主義になりがちですからね。」
星和。
「というか、インターネットってみんな独善的ですしね。」
麗空。
「自分が正しいからって特別扱いはないのですし。」
葉月。
「架空の権利書を発行してもらって、それに依存しているのではないかな。」
星和。
「実際、インターネットには詭弁ばかり載っていますし。」
「何でも感情論なのは明らかですから。」
「見なければ苦しまないと思います。」
メンバー。
帰宅。
インターネットは喧嘩がしたい人で溢れている。
それなら、街中で誰かに喧嘩を売った方が。
コソコソやるより健全でしょうね。
喧嘩に夢中な凡人は、日々、喧嘩で勝ちたいと思っているらしくて。
自分の活躍の場を、インターネットに求めたのでしょう。
しかしインターネットはひとつの空想ですので。
いくら喧嘩をしても、満たされることはないという矛盾はあります。
24
国民投票。
結婚制度の廃止の是非ついて。
結婚制度が廃止されそうになっていて。
投票が行われています。
メンバーはさりげなく、廃止の票に入れましたが。
投票の結果は、否決となりました。
自宅にて。
星和。
「結婚制度って、誰しもが信じている、それだけ。」
葉月。
「信じているが故に存続しているだけですね。」
麗空。
「結婚を信じなくなると、洗脳が解けたかのようですね。」
枝実。
「そもそも、結婚を維持する法則みたいなものはないのですし。」
光里。
「無視したり違反してもペナルティはないし、そいつらは倒せる。」
絵菜。
「結婚なんて制度に過ぎませんよ。」
星和。
「構造が分解されると、結婚の信用は消え失せます。」
葉月。
「結婚なんて信じていた自分が馬鹿みたいですね。」
麗空。
「世界を作り変えても、別にいいじゃないですか。」
枝実。
「結婚なんて信じちゃって馬鹿みたいですね。」
星和。
「身体と霊魂は別々なので、苦労して結婚して子孫を残しても。」
「死亡すると、身体の関係は絶たれて、霊魂は黄泉の国です。」
「結婚とかは身体の関係だけで保たれていますからね。」
葉月。
「私は恋で洗脳されて結婚したとして、洗脳が解けたら、パートナーと子供を捨てて。」
「独り身になるでしょうね。」
麗空。
「結婚なんて、単なる約束でしょ。」
「何の強制力もない、何も拘束できない。」
「空想のものでしょ。」
光里。
「はっきり言って結婚なんてフィクションなんですよ。」
枝実。
「特定の形式に基づいているだけで、それ以外に成立させる条件はない。」
絵菜。
「恋って何ですか?」
星和。
「恋、理性を狂わす洗脳です。」
葉月。
「本当に理性的ならば、恋は避けられます。」
麗空。
「合理的な判断が阻害されるから、二度目の考えを採用しない。」
星和。
「判断が狂っている状態で結婚するって理不尽ですね。」
枝実。
「ほう、では恋って卑劣な罠なんですね。」
絵菜。
「恋って卑怯者なんですね。」
光里。
「恋で欺かれて、結婚に突進しているだけ。」
星和。
「結婚を破壊して、世界から追い出すこともできるでしょうに。」
葉月。
「今の所、結婚制度を廃止しても、メリットはないかも。」
麗空。
「やろうと思えば、結婚なんて世界から消せるでしょ。」
星和。
「明日、総理大臣が、結婚制度を廃止すると通達すれば、従わないといけないし。」
葉月。
「結婚なんてだいぶ形式的なんですね。」
麗空。
「恋で理性を狂わせても、理性が回復すれば、復讐するでしょうね。」
星和。
「少なくとも、誰しもが信じていた、それだけの結婚制度は、もう信じないよ。」
枝実。
「今回は否決ですけれどね。」
光里。
「だいぶ分が悪い投票でしたね。」
絵菜。
「結婚に意味ってあるんですか?」
枝実。
「あったらいいね!」
星和。
「当分は結婚が問題になることはないのかもね。」
葉月。
「もはや信じられなくなった結婚制度なんて意味ないですな。」
麗空。
「信じているだけが結婚の全部ですからね。」
星和。
「男女、相手が好きと言う理由が少ない、少な過ぎる。」
葉月。
「好きと言う理由が、特にないので、理由もなく結婚しているだけ。」
麗空。
「お宮で、結婚について罵ったから、結婚が崩壊したのでは。」
星和。
「婚約の神様に、結婚について私は罵りましたよ。」
葉月。
「しかし嘘はついていないし。」
星和。
「正直に悪い所を突いた、それだけ。」
枝実。
「別に結婚を信じる義務はないのですし。」
光里。
「結婚なんてものは、強要するのは周囲の人間だけで。」
「そいつらをまとめて蹴落とせばいいだけ。」
星和。
「そもそも正しい人なんて要りませんからね。」
葉月。
「正しい人なんて邪魔ですね。」
麗空。
「正しい人が出る度に、迫害されて追放されないと。」
「人々に自由が来ない。」
枝実。
「正しい人が一方的に負けて追いやられる世の中が正しいんですよ。」
朱子学の全編を持って来ました。
朱子学は高価で、たくさんの編纂がある。
最近、買ったもので。
新儒教と呼ばれている。
星和。
「向上心の起源は、朱子学にありますね。」
「本来の意味は、学問を死ぬまで続けるという覚悟にありますが。」
「誤訳が広まって、読書をせずに向上を続けるという経験論になってしまいました。」
葉月。
「哲学も、終わりのない探求とありますので、朱子の言葉と一致しています。」
麗空。
「というか、向上心という謎の経験論って誤訳だったのね。」
枝実。
「あれって学問の心得が、誤って広まったものなんですよ。」
光里。
「古典を読まずに、経験だけで向上するって、頭大丈夫ですかね。」
絵菜。
「馬鹿には朱子学が理解できないってことですよ。」
星和。
「朱子学って仏教を攻撃するので、その古いけれど、斬新な論争は好きですね。」
葉月。
「儒教と仏教はすぐに喧嘩しますからね。」
麗空。
「それで仏教の悪い所が分かってしまう。」
「仏教徒については知りませんが。」
「仏教の考え方を知らない間に取り入れていたりして。」
「朱子学で治る。」
枝実。
「仏教って、人は誤るものなのに、誤らないように必死になったり。」
「感動するような言い回しをするけれど。」
「自分で説く内容は何一つ実践できないし。」
「河川の中身を空っぽであると言い張っているだけ。」
星和。
「小乗仏教の方を見ると、まともな僧侶ばかりですよ。」
葉月。
「日本で本物の仏教って、少なくて、歴史的由緒だけが判別できますね。」
麗空。
「とまあ、あんまり仏教を攻撃するのも良くないのですし。」
「聖人を罵るのは、他の聖人も一緒に罵るのと同じですよ。」
光里。
「朱子も、だいぶ門下生を仏教に持っていかれたと嘆いていますね。」
「日本に来た仏教は、元々韓国からの献上品ですので。」
「文化からして、ちょっと無理があった。」
絵菜。
「まあ多様性ってことでいいじゃないですか。」
星和。
「知らない間に、誘拐みたいに感化されるのが嫌だわ。」
葉月。
「今では朱子学の影響によって、仏教を叩くようになったね。」
麗空。
「インド哲学の基本。」
「原因を自分に求め過ぎない。」
「自分も傷つけない、他人も傷つけない。」
番組。
結婚制度を信じる人が減った。
人口は半分まで減っても大丈夫?
少子高齢化は二十年で老人の寿命で解決する?
人口が爆発すると、間引く必要がある?
食料、インフラが危機に陥る前に。
富裕層や強国は、水素爆弾を使って。
夏のない年を作って、農作物を減らして貧困層を激減させる?
不謹慎なシミュレーションが写っています。
ただ、人口過剰で滅んだのなら、それは傑作という結論となりました。
子孫を残しても、文明が滅亡して再開されると。
苦労して繋いでも、途切れるので、意味がありません。
宇宙論から見て、子孫繁栄は愚かしい。
ちょうど、美少女達が来訪したので。
弁証法を使いました。
星和。
「恋って何?」
葉月。
「結婚なんて存在しないと思いますよ。」
麗空。
「恋って悪いもの?」
美少女。
「批判されなかったので、真実が分からない物体ですね。」
美女。
「検証されないので、まかり通っているだけ。」
美人。
「再構築してみては?」
枝実。
「男女の関係って性的魅力に依存していませんか?」
美少女。
「あなた、もっと自分の都合で行動しなさいよ。」
光里。
「女性の一生って男の寝床だけで完結していませんか?」
美女。
「それ以外にもいろいろあるでしょ!」
絵菜。
「なんで結婚なんて世界にあるんですか?」
美人。
「なんでだろうね!」
星和。
「私にとっては、巻き込まれる可能性のある害悪ですね。」
美少女。
「自衛戦闘なんですね。」
葉月。
「単なる約束が、そんな効力を持ってはいけない。」
美女。
「結婚なんて約束ですからね、約束は何もせずに破れますし。」
麗空。
「裏切れると分かったら、結婚すらも裏切りますよ。」
美人。
「もっと損得勘定を大事にしてくださいね。」
星和。
「私はいい女に囲まれれば、それでいい。」
葉月。
「私も同じ意見です。」
麗空。
「無いので作った、うざいので作り直した。」
枝実。
「神の王座に、人間が座った時代とのことなので。」
「せっかくなので有効活用した。」
光里。
「財産があれば、男性に寄生する理由もない。」
美少女。
「収入が高い女性には男性の金銭は要りません。」
絵菜。
「お金だけで結婚するんですね。」
美女。
「ヘシオドス神統記と同じく、それは真実です。」
星和。
「結婚なんて生活費のためなんですよ。」
美人。
「それを自分で稼げる女性は、男性なんて不要です。」
結論。
合理主義は怖いらしい。
構造を分解すると、結婚は無効化される。
相対化された結婚制度は、脆弱性だらけになる。
誰しもが信じているだけの結婚制度は、結局。
生活費をもらうために、男性に付き添う、それだけ。
昔は、結婚が美化されることはなく。
恋ですら解釈が違った。
自然主義の誤謬を攻撃。
ちなみに、礼拝所で神様に結婚を罵ったのは本当の事。
無策で真似してはいけません。
結婚と暴力で縁を切る行為ですからね。
結論、結婚とは取引である。
他の人とは立場、認識が違う。
友人一同と、ボードゲームで遊びまして。
写真も撮りました。
美形コレクションをしているのは内緒です。
遊女がやって来て。
女性同士ならデメリットはないと、じゃれ合いました。
星和。
「今日も仕事は夕方なんですね。」
遊女。
「あなたは、デザイナー?」
「それとも、待っててくれたの?」
乙女。
「ちょっと待って、その人は私と遊ぶの。」
星和。
「日本って昔、一夫多妻制だったんですよ。」
遊女。
「なるほど!時代によって違うんですね!」
乙女。
「ひとりにつきひとりって、日本では真理ではないんですね!」
葉月。
「西洋だけですよ、ひとりにつきひとりって。」
麗空。
「男性相手だと汚されますが、女性相手だと濡れるだけですね。」
枝実。
「当たり前が崩れる瞬間って美しいですね。」
光里。
「私はむかつくものを裏切る瞬間が愉快だわ。」
美少女。
「やっぱり私は女性から美しいって言われたいわ。」
絵菜。
「女性のためにお化粧をするんですか?」
美女。
「あら?なぜ女性って男性との結婚が前提なのかしら?」
枝実。
「あんたら、単に新しいだけだよ。」
光里。
「新しいだけだから、変ではない。」
美人。
「新しい?初めて新しいを知りました!」
美少女。
「新しいものは、これからいくらでも出てくる。」
葉月。
「問題は、新しいものに対応できない、愚者がいるだけ。」
麗空。
「劣っている人間は、新しいものには非対応。」
枝実。
「理解できないからと言って、戸惑うのは傑作ですなあ。」
土曜日、けっこう賑やか。
当分、結婚制度の廃止については、投票をやらないらしいのです。
時代が追い付いていないのかな?
なんとか、期日までにポスターなどを完成させて。
在宅ではなくなり。
休日以外は、あんまり集まれませんが。
各自の目的が一致する場所のため。
毎週、遊びに来ますね。
友好的なので、友好的に返すうちに。
恋人みたいなメンバーになりました。
日の入りまでいた。
全員が帰宅すると。
自分の趣味にぴったりの女性が遊び来ることに。
ちょっと、にやけています。
ハンナ・アーレント。
ある人には許されても、ある人には許されない行為がある。
25
動画ちゃんねる。
深夜のお楽しみ。
今回の企画。
尾行してくる探偵を私人逮捕するというもの。
寄ってきた探偵に因縁をつけて喧嘩を売って。
逮捕という流れ。
自警団。
「というわけで、尾行されている人を連れてきました!」
偽悪者。
「最近、なぜか変な人が多くてね。」
自警団。
「いけませんよね、我々が逮捕しますよ!」
チンピラ。
「喧嘩の売り方だったら上手だぜ!」
自警団。
「それでは、罠にかけるまでお待ちください。」
一方通行の路地。
そこを抜けると。
その先は行き止まりになっている。
探偵が寄ってきて。
喧嘩を売った。
自警団。
「なんだ文句あるのかよ。」
チンピラ。
「お前か?最近、俺達の悪口を言っている奴は!」
探偵。
「そんなことはない。」
自警団。
「はいはい、逮捕します、確保。」
チンピラ。
「お前、この辺りでストーカーやっているんだろう。」
「逮捕。」
探偵。
「ぐわああ!何をするんだ!」
偽悪者。
「さあ白状しろストーカー。」
自警団。
「はいはい、警察呼びましたよ。」
チンピラ。
「あそこにいる女性をストーカーしていたんだな。」
偽悪者。
「なんて野郎だ。」
探偵。
「うわあああ!」
探偵、連行されてしまった。
コメント欄、大爆笑。
動画が切れてしまったので。
総集編が待たれますね。
さて、庭で何者かが落とし穴に落ちて。
悶絶しているので。
片付けに行きました。
星和。
「もう終わりですか?」
探偵。
「ああ!足が!」
星和。
「もう警察が来ていますよ。」
探偵。
「何だって!?」
星和。
「尾行くらい、知らないと思ったのですか?」
探偵。
「いつから?」
星和。
「お前に非がないと、殴れないからだよ!」
パトロールカー登場。
探偵、連行された。
処分は不明。
こういう時のために弁護士を雇っていた星和ちゃん。
いつもの弁護士を呼び出して。
さっさと処理してしまった。
次の日、仕事に戻る。
友人。
「日本企業って、なぜか心が狭いですよね。」
星和。
「些細なことで誇張してくるよね。」
友人。
「寛大さなんて、日本の企業には期待できない。」
星和。
「迎合される人しか、雇わないのでは?」
友人。
「世の中、迎合ですかね?」
上司。
「個人主義について相手が知っているとは思わないことだな。」
星和。
「そうですよね、相手が個人主義を理解しているとは限らない。」
友人。
「寛大という単語を教えたいくらいですね。」
社員。
「一部の日本企業では、寛大という単語すら知らない馬鹿ばかりだぞ。」
友人。
「大学で何を勉強したんですかね。」
上司。
「女を追い掛け回す方法かな?」
友人。
「私が大学で習ったのは、いかに迎合されるかの授業でしたよ。」
社員。
「大学行っても、たいしたことないなあ。」
星和。
「形骸化した教育では、形式的な人材しか育たないんですね。」
友人。
「大学生が負ける所って、傑作ですよ?」
社員。
「あれなら、遊んでいた方がずっとか訓練になる。」
上司。
「学歴が実力な訳ないだろう、そんな因果関係もないし。」
星和。
「学歴はあっても、役に立たないって、フィクションみたいな現実ですね。」
上司。
「現実は過酷だな。」
友人。
「現場で使えないのなら、その大学も使えない学校ですね。」
社員。
「どうりで無能が増える訳だ、有能な人を探すのも苦労するしな。」
星和。
「評価する基準がおかしかったのでは?」
社員。
「形式的な教育なんて、基準なんてある訳ねぇだろう。」
友人。
「ひどい世の中ですね、騙されている訳ですか。」
星和。
「とまあ学歴でごり押しできれば、それでいいんですけれど。」
友人。
「どこまで通用するのか、見世物ですね。」
社員。
「学歴は立派だが、それは認める、しかし中身はどうなんだよ。」
上司。
「肩書が違うだけなんじゃないか?」
星和。
「どんな基準でつけられた点数なのか知りませんけれど。」
友人。
「基準が問題だと思いますよ。」
昼休みは終わり。
勉強で何でも解決できるといいですね。
学歴と実績が釣り合わないのはなぜ?
一部のエリートが活躍しているのかな?
全員が大学でパワーアップなんてことはない。
質問。
いきなりあなたの財布からお金を取る人は誰ですか?
回答。
その人の奥さんです。
次の質問。
五匹のハエが窓にいました、一匹を叩きました。
残りのハエは何匹でしょうか?
回答。
叩いた奴一匹だけです、他は逃げました。
ネクスト、クイズ。
8の半分はいくつですか?
回答。
水平なら0です、垂直なら3です。
営業中。
従業員。
「学校の道徳の授業っていつも嫌だったなあ。」
派遣社員。
「やめろ、俺の学校では一日中続いたんだぞ。」
役員。
「俺なんてジュリアス・シーザーを殺した奴を言えって詰め寄られて。」
「逮捕されるかと思った。」
従業員。
「あの教師、気に入らなかったよな。」
派遣社員。
「それをあの教師、数分後に自分で言ったんだから。」
友人。
「このクイズですけれど。」
星和。
「ちょっと待て、回答の納期はいつですか?」
上司。
「かつて彼は大学生であった。」
友人。
「まあ明るい過去の話ですこと。」
社員。
「歴史の話をしようかね。」
星和。
「すみません、今回のワールドカップの話はしたくないんで。」
上司。
「二万円を銀行に預けると利息はいくら?」
友人。
「それっぽっちの利息では、計算する気になれませんね。」
星和。
「教師にいちいち苦情を言わないんだから。」
「教師も私にいちいち怒らないことですね。」
「学生時代の口癖。」
友人。
「診療所で、病気と言うより、学校が悪いと言ったのは懐かしい思い出。」
上司。
「この紛争があった年代を答えなさい。」
友人。
「歴史書の中くらいの段に書いてありますよ。」
星和。
「教師が筆を机に置いて、それを何というのか答えろと言うので。」
「公害か、馬鹿か、どちらが正しいのか、回答したことがある。」
友人。
「三択目はないんですか?」
星和。
「三択目があるのが自然なんですけれどね。」
上司。
「では自然とは何か?」
社員。
「目の前にあるものについていちいち説明する間抜けがいるかい!」
こんな感じで、仕事が進む。
定時、星和ちゃんは退社。
続いて友人が退社。
残業の人達、しかし夕食はハンバーガーが支給された。
星和。
「いつものように帰ろうかと思ったけれど。」
友人。
「私って、凄い女性が好きなんですよ。」
星和。
「私のことですか?」
友人。
「ん?間違いではないけれど、タレントのことですよ。」
星和。
「いつも口説かれるからなあ。」
友人。
「おや?男性にですか?女性にですか?」
星和。
「あんたに少しなすりつけてもいい?」
友人。
「それは是非ぜひ、私も紹介してください。」
星和。
「同意するのなら、男性をあんたに流してあげるわ。」
友人。
「まるで持ち物みたいな言い回しですね。」
星和。
「私が男性達から娼婦扱いされていて、不愉快なんですよ。」
駐車場から帰路。
帰宅して。
制作。
自宅の前に写真付きで。
看板を置きました。
メッセージ。
私の友人です、上々の容姿で、要領が良いので、お勧めです。
目撃。
葉月。
「これは斬新な方法ですね。」
麗空。
「さっき、男性が来て、看板を見て去って行ったよ。」
枝実。
「お姉さんより難易度が低いから?」
光里。
「度合いがよろしいのでしょうね。」
絵菜。
「男性も、異性との関係が絶たれると、何も残りませんね。」
星和。
「ここ数日、男性が来なくなったわ。」
葉月。
「そのお友達に興味が向いたんですね。」
麗空。
「多分、噂になっていますよ、あなたのお友達。」
枝実。
「お姉さんはいつも。」
「異性とは、わざと関係を壊して処理していましたが。」
「今では、その必要もない。」
光里。
「お姉さん、もっと候補を展示してみては?」
絵菜。
「なんでお姉さんに求婚していたんでしょうね。」
「お姉さんのお友達なら、うまく行くのに。」
星和。
「女友達には困ってないわ、同意か得られたら、もっと展示するわよ。」
たまに来ていた男性達。
女友達の情報を得たとたん。
態度が変わってしまい。
友人がナンパされることが多くなりました。
他の女友達も、求婚されたりしています。
さすがに男性嫌いの星和ちゃんへのアプローチは辞めてしまい。
今では、男性が来たとしても、女友達の紹介を頼まれます。
相手は誰でも良かったのかな?
そのせいで、女友達の知り合いからも、私に紹介を頼むと。
男性が寄ってくると思われて。
手紙が来ます。
標的が外れた、それだけで面倒なことから解放されたので。
仲介役となって、暗躍することになりました。
26
生まれようと欲する者は。
一つの世界を破壊しなければならない。
ヘッセ。
敷地内で、薪を切っている絵菜ちゃん。
薪の割り方を教わったので。
斧が使えると喜んで。
斧を振り回しています。
絵菜。
「斧を振り回すの楽しいですね。」
枝実。
「それでは、叔父さんの周辺住民は。」
「毎年、苦労しなくなるね。」
光里。
「どこでも活躍できそうだわ。」
絵菜。
「斧ってこんなに素敵なんですね。」
女の子。
「こんにちは、あら絵菜ちゃん、今回は薪割り?」
少女。
「斧なんて振り回せるんですか!」
女児。
「そんな軽々と?」
絵菜。
「あっ!花ちゃん達だ!見てみて!」
女の子。
「きゃああ!斧を持ったまま来ないで!」
少女。
「きゃー!やめてー!斧を持ったままじゃない!」
女児。
「斧を置いてから来てよ!」
絵菜。
「なんで逃げるんですか?」
女の子。
「あなたが斧を持っているからよ!」
絵菜。
「よく分かりませんけれど、待って!」
少女。
「なんでよくわからないのよ!」
絵菜。
「待ってよ。」
女児。
「斧だけはそこに置いてきて!それ以外は大歓迎よ!」
枝実。
「ちょっと、斧は置いてよ、余計な勘違いになるわ。」
光里。
「斧を持って追いかけるとか、誤解だけれど、ちょっとスリリング。」
斧は姉が没収しました。
絵菜ちゃんが見せたかったのは。
宝石のアクセサリー。
手芸。
枝実。
「お姉さんが趣味で作っているものです。」
女の子。
「本物ですね?」
光里。
「在庫はあるんですよ。」
少女。
「それなら私も欲しいわ。」
絵菜。
「お姉さん達に相談してみますね。」
一方。
自宅では。
男性が集まって。
星和ちゃんが遠征先で手に入れた、いい女のリストを閲覧している。
顔写真、プロフィール、スキル、連絡先、男性に期待していること。
単独で、現地調査に行っている間に。
現地の女性に、いい女がいるのか尋ねて、有志の集いになって。
リスト化されている。
男性達は、どの女性と連絡しようか、悩んでいる。
星和。
「まだ複製が終わってないのよ。」
美男子。
「俺みたいなイケメンは、この写真の女性に連絡するぞ。」
青年。
「この女性は美しいですね。」
丁壮。
「この女の人に興味がある。」
男児。
「俺はこの人に決めたぞ。」
星和。
「はいはい、それでは私が話をつけますから。」
「希望する出会い方を言ってくださいね。」
葉月。
「現地の女性に訪ね歩いて、同意を得てから。」
「情報を書いて貰って、リスト化するとか。」
「無報酬?」
麗空。
「金銭はもらっていると思いますよ。」
美男子。
「いつになるんだ?」
星和。
「あなたの女の人、まずは喫茶店からだって。」
「もう連絡できるわよ。」
青年。
「僕はまだ悩んでいます。」
星和。
「引き返せない事業だから、慎重にね。」
丁壮。
「本当に、この中から選んでいいのか?」
星和。
「その後のことは当事者同士でやりなさいよ。」
男児。
「すぐに会ってみたい。」
星和。
「はいはい、その女の人は定時で帰るから。」
「最短は今日ですよ。」
「場所が知りたいのなら、カーナビに入力してやるわ。」
葉月。
「あらまあ、邪悪なプロポーズを受ける立場から一転。」
「男性達の案内ですか。」
麗空。
「無料ではないみたいですし。」
「成り行きでそうなってしまったのでしょうね。」
絵菜。
「お姉さん?あれ?なんでこんなイケメンが集まっているの?」
美男子。
「何?この歳でもう俺の魅力が理解できるのか!」
丁壮。
「成長したらいいお嫁さんになれるよ。」
絵菜。
「お嫁さんって何ですか?」
光里。
「あなたのお母さんのことよ!」
絵菜。
「嫌ですよ、加齢と病気と苦悩で酷い有様じゃないですか。」
「ああなりたくないです。」
枝実。
「なんですかその既視感。」
光里。
「というか、男性の美形ってこんなにいたのね。」
青年。
「未成年は口説けません。」
男児。
「成人したらリストに載りますか?」
光里。
「夢でも見ていろ!」
枝実。
「なんか暑苦しい別宅ですね。」
星和。
「複製が終わったら配るから、それまでこいつらはいます。」
葉月。
「さっきから、男性がまったく目を合わせません。」
麗空。
「女の人が好きって知っているからですよ。」
星和。
「それでは、各自、準備が出来たので。」
「あとはあんたら、頑張りなさいよ。」
美男子。
「おお姉貴、恩は忘れません。」
青年。
「ここから僕の物語が始まる。」
丁壮。
「どうやら、女性にモテないのは。」
「今日が最後だったようですね。」
男児。
「危うく、女性とは無縁だと思っていましたよ。」
青年。
「所でさ、俺達ってよく姉貴に殴られなかったな。」
男児。
「理由が健全なんでしょうね。」
「貞潔で有名だから。」
「警戒していたかね。」
男性達、帰って行った。
複製に取り掛かる。
情報の期限は一年なので。
定期的に情報を入れ替えないと。
欠員が出てしまう。
お見合いではなくて、直接、相手に繋ぐので。
有志の集いは、男性に知れ渡ったようですね。
さて、日帰り温泉ですが。
すぐ近くの管轄内で。
やたらに大きな豚が出没するので。
退治に行きまして。
順調に行けば、夜の直前に帰れます。
メンバーは揃ってついてきました。
星和。
「近くの養豚場が閉鎖されて。」
「生き残りが脱走したとか。」
葉月。
「しかしそこまで大きくなりますかね。」
麗空。
「異常個体なのですし、世界最大の普通の豚って訳ですね。」
枝実。
「どのくらいの数なんですかね。」
光里。
「ちょっとでも当たると、負傷になってしまうので。」
「先制発見できるといいわね。」
絵菜。
「とりあいず最後に相手が死んでいればいいんですよ。」
星和。
「到着、しかしここって会社設立初期の温泉なんですよ。」
葉月。
「それなら、早く害獣を消して、風評被害を無くしましょう。」
麗空。
「今回も鎧があるんですね。」
枝実。
「動物の攻撃で鎧は損傷しないわ。」
光里。
「変に抵抗されて、何か当たったら、面倒くさいでしょ。」
絵菜。
「動物は一方的に殺すものでしょ。」
現地に到着。
そこから、旧養豚場に。
立ち入り禁止の区画。
事前に猟師が撒いた餌に食いついていて。
そこに世界最大サイズの豚が座っていて。
先制発見できました。
星和。
「数が多い、五頭、私は正面から。」
枝実。
「弓矢で一頭は殺せる。」
光里。
「あれなら有線ハンマーで届くわ。」
絵菜。
「今回は、石の斧で攻撃します。」
葉月。
「私達は盾で引き付けるわ。」
麗空。
「大型盾がありますね。」
豚に接近。
二頭が最初に死ぬと。
豚は養豚場の中に逃げました。
後続の二人が退路を断っていたんですね。
建物の中に潜入。
星和。
「三頭と接近戦です。」
枝実。
「弓矢は距離を問わない、近距離でも使える。」
光里。
「狭くてハンマーが使えないかも。」
豚を発見。
突っ込んで来ますが。
壁に隠れて、豚が止まった瞬間に。
二頭を秒殺した。
最後の一頭。
裏口で、絵菜ちゃんに追いかけられていました。
絵菜。
「待って!待って!」
光里。
「どんだけ豚をズタズタにしたのよ。」
星和。
「惨殺ですか。」
枝実。
「あの豚って、体のいろんな所が欠損していますね。」
絵菜ちゃん、瀕死の豚を叩き続けています。
枝実ちゃんが接近して、豚に射かけて、終わらせました。
星和。
「今回も早くに片付いて良かったなあ。」
葉月。
「肝心な所は押し付けているんですかね。」
麗空。
「猟師と、どっちが早く倒せるかの奪い合いでは?」
枝実。
「万全の準備をして、私達を招きましたね。」
光里。
「お姉さんってたまに、数日かけて駆除しているのでは?」
絵菜。
「猟友会との連携次第なんですね。」
いつものように、運転手交代。
七時に帰宅。
出前を取っていて。
夕食のち。
少女三人衆と一緒に。
麗空ちゃん帰宅。
まだ帰らない葉月ちゃん。
星和。
「んん?あなたもリストが欲しいの?」
葉月。
「そんな所ですよ。」
星和。
「量産したら差し上げますよ。」
葉月。
「いい女って、見ていて飽きないというか。」
星和。
「あれ?家事が終わっているよ?」
葉月。
「全員でやっておきましたよ、いつものように。」
星和。
「それでは、私はもう寝れますね。」
葉月。
「そうですね、寝ている所に何もしませんから。」
星和。
「またイタズラですか。」
葉月。
「なんてね、私は帰ります。」
「またお稽古があるので。」
寝顔を撮影したかったらしくて。
デジタルカメラを持っていましたね。
葉月ちゃんが立ち去りました。
敷地内、小屋を覗くと。
カワラバトが太っています。
ドバトはたまに大型化する。
いい女のリストは、自然に出来上がりました。
事前に、そういう話の女性は見たことあるんですね。
副業ではないけれど。
自分しかやらないことなので。
可能な限り、続ける予定なんですね。
日本のことわざ。
善の裏は悪。
よいことのあとには悪いことが起こる。
また、善悪は表裏の関係にあり。
別々のものではないということ。
27
夜間。
易学のセミナー。
全員が帰って。
易学の講師も帰って。
誰もいない。
建物は一時間後まで閉鎖されず。
下の階は、弁論術のセミナーをやっているため。
時間に余裕がある。
そこに。
なぜか夜景を見ている女性。
麗空。
「あれ?帰らないんですか?」
友人。
「だって、今二人きりでしょ?」
麗空。
「なるほど、それで今日はドレス姿なんですね。」
友人。
「あなた、この後、予定ある?」
麗空。
「帰って、両親の残した家事を片付けるだけですね。」
友人。
「それなら大丈夫ですね。」
麗空。
「さて、今回は、どんな行為で喜びますか?」
友人。
「叩いて、それから、ぐりぐりやって。」
麗空。
「それでは失礼します。」
また同じ女性に乱暴した。
相手は喜んでいて。
連絡先を交換しました。
趣味が一致して、お互いに好きなんですね。
こちらは、すぐ近くにある塾。
討論。
ニヒリズムは個人主義の一部、ということについて。
枝実。
「人生なんて無意味です。」
「そして最終的な根拠を求めると。」
「それは本人が根拠という訳です。」
絵菜。
「本人しか根拠になりませんね。」
光里。
「本人だけがすべての根拠です。」
「外部のものが無意味ですので。」
「最後に回ってくるのは自分です。」
枝実。
「理由を求めると、わかりきったものを。」
「繰り返すことになってしまいます。」
「自分の生涯を私物化して。」
「物として扱わないとだめですね。」
光里。
「外部から来るものはお節介として処理して。」
「すべての根拠は自分の決定であると宣告する。」
「これはある程度の力量が必要です。」
枝実。
「自分が決めたのだから、言い訳というものは。」
「前提に入っていませんからね。」
光里。
「これで与えられるだけの人生は上書きされて。」
「自分で取りに行く、手を伸ばす。」
「探し回る、という開拓ができますね。」
枝実。
「開始地点から終点に行くべきではない。」
「無限に逆走した方が早くに片付く。」
光里。
「いくら壁が現れても。」
「それを壊す必要は必ずしもない。」
「進む方向を変えればいいだけ。」
絵菜。
「道って自分で作った方が手っ取り早いので。」
「何かに釣りあげられる人生なんて情けないですね。」
枝実。
「途中にあるものはすべて、自分のための犠牲にしてやればよろしい。」
光里。
「思っているより、結果的に嘘になる考え方って。」
「ものすごく蔓延しているんですよ。」
講師。
「皆さん、圧倒されて意見が出ませんな。」
学友。
「あれ以上の意見って、どうやれば出るんですか?」
仲間。
「我々は無理です、ギブアップ。」
講師。
「それでは、本日の最高得点は、三姉妹ということに。」
同時刻。
地域の防犯パトロールに参加して欲しいと要請があり。
専用のトラックで巡っています。
連絡は無線機で。
星和。
「社会って相手も似たような条件で。」
「活動していることがありますね。」
葉月。
「そこまで優位に進める人ばかりではない。」
「きわどい所を進んでいる人もたまにいますね。」
星和。
「交差する時に、お互いに不利な状況ですと。」
「競争したりするのは難しいため。」
「片方が避けたりしますが。」
「互いに状況は確認できません。」
葉月。
「ひょっとしたらこの人って社会的にギリギリかな?」
「っていう人は思いっきりいました。」
「なので、いくら相手に非があっても。」
「形式的に問うだけにしていましたよ。」
星和。
「有利な人って、見たことない。」
「社会的強者は余裕でしょうけれど。」
「転覆する危険を見ながら、けっこう慎重にやっていますし。」
「出世した人ほど、維持も難しくなるようで。」
「下っ端ほど強気に出ないのでしょう。」
葉月。
「問題なのは、社会の形勢を顧みない。」
「幼い人間の行動でしょうね。」
「倒れやすい状況なのに。」
「調子に乗ってしまい。」
「形勢をきちんと見ていない。」
星和。
「社会は職業を失うだけでも身が滅びますし。」
「再就職すると、前よりは下の地位に入りがちですね。」
葉月。
「出世を考えるよりも、今の地位を維持する方が簡単ですね。」
星和。
「社会的成功は遅く来るほど良くて。」
「できればもっと遅延されるべき実績です。」
葉月。
「社会的成功って、その後の計画って無いですし。」
「何を目的に成功するのか分かりませんし。」
「成功者って、途中経過に過ぎなくて。」
「終点があるみたいなんです。」
「終点は別にずっと達成できなくてもいいみたいですけれど。」
星和。
「人生は、不完全な所があるのが良くて。」
「すべてが揃っているのが成功だと言うのなら。」
「それは揃えることができずに終わりますね。」
葉月。
「人の生涯は、不完全ですので。」
「完全にしようとすればするほど。」
「終わりのない徒競走になってしまい。」
「ならば、ある程度の所で妥協すればよろしい。」
星和。
「社会は、相手も不利、自分も不利という局面が交差しがちなので。」
「必要以上に対立しないように。」
「じゃないと、こちらの消耗もあり。」
「形勢も悪くなります。」
葉月。
「本当に社会で有利な人は、余裕そうですね。」
「世間の考えに合わせて成功とか出世を考えれば。」
「競争率の高さは始めから知れていますしね。」
星和。
「競争率は低い所から攻めるのが最善ですし。」
「自分だからと言って、競争率が高い所に突っ込めば。」
「退けられた時の挫折はひどいもの。」
葉月。
「はっきり言って、世間の意見は正しい、なんて誰も言いません。」
星和。
「世間の考えが合っているなんて、これまで誰も言ったことがない。」
葉月。
「世間には間違っていて欲しいというのが、民衆の要望でしょうね。」
星和。
「多数決に沿っている競争に挑めば。」
「多数派に敗北して当たり前でしょう。」
葉月。
「世間の考えが数で決まっている場合は、最悪ですね。」
星和。
「数年で社会の様子はまるで違うので。」
「更新を怠らないようにしようってことですね。」
葉月。
「社会は次々に新しくなるので。」
「たまには新しいものを観察しておかないと。」
「時代遅れにされる可能性がありますね。」
星和。
「世間の考えも、誰も正しいと証明できない以上。」
「嘘がいくらか含まれていますからね。」
葉月。
「その人達の言う世間って何でしょうね。」
星和。
「いくら世間に迎合されても。」
「葬儀の時は、思ったより参列者がいない。」
「むしろ少しもいない無駄な努力の名前です。」
葉月。
「そうすると社会ってわかりやすいですね。」
「観察すれば、掴めてくる。」
星和。
「しかし社会って、特定の人を死に追いやる。」
「殺人をよくやるので。」
「そこまで信用するべきではないです。」
葉月。
「社会なんて普段は空気のようで。」
「最悪な時には殺そうとしてくる、くらいに考えればよろしいね。」
同じ時間帯に。
五百メートル以内に、同時にいたメンバー。
後から、昨日どこにいたのか、雑談したら。
至近距離だったんですね。
偶然の一致。
ユング心理学で、因果関係がない、偶然の繋がり。
何か意味がある、それだけの一致。
翌日。
葉月ちゃんは、半年に一回ある再訓練に行きました。
麗空ちゃんは、教わった屋台のラーメンを再現しようと、挑戦していますね。
星和ちゃんの定時。
通りかかった少女三人衆。
三人で外食していたんですね。
星和。
「社会的性差って、もう過去のものなんですね。」
枝実。
「何ですか?社会的性差って?」
光里。
「男女同権が何百年も遅れた文明って意味だったかな?」
絵菜。
「戦うことしか取り柄のない男性の時代ってことですか?」
星和。
「文明の主人公が、男性である必要がなかったね、結果的に。」
枝実。
「男性なんてどれも一緒でしょ、何が違うって言うの?」
光里。
「よくあんな芸術的センスのない性別を作ったね。」
絵菜。
「男性って身体芸術の駄作なんですね。」
星和。
「そこまで抉るのって、あんたらだけだわ。」
「誰も本当の事を言わないから、修正されないこともあるんですね。」
人気の自販機公園。
まだそんなに暗くないので。
デザートみたいなものを買って。
一同、それぞれ帰宅。
駐車場に来る時に。
陰に気づかず、誰かに衝突して、大きく吹っ飛ばしてしまった。
紳士。
「うおおおおおおお!?」
星和。
「あら失礼、大丈夫ですよね?」
紳士。
「たまたま当たった割には、めちゃんこ食らったぞ。」
星和。
「けっこう飛んでしまいましたね。」
紳士。
「怪我はない、というか、衝突で死ぬかと思った。」
星和。
「ちょっとよそ見していまして。」
紳士。
「いいよ、ここにフェミニストが通ったと覚えておいてくれ。」
星和。
「わかりました。」
公園から退場。
すぐ近くの本社。
自動車に乗って。
自宅に到着。
すると、自宅の目の前で。
男女が揉め事をしている。
なぜこんな所で?
婦女。
「私はあそこの女の人にいろいろしてもらうの!」
若人。
「こっちに来るんじゃなかったのか!」
星和。
「なにしに来たの?」
婦女。
「見つけたわ!私を強姦して!」
若人。
「ああ!彼女を美人女性に取られるなんて!」
星和。
「これどうすればいいの!?」
婦女。
「こうなったら、あなたと戦うわ!」
「ここであなたとの関係は、殺戮という結果にしてあげる!」
若人。
「なんですと!よくも僕の彼女を取ったな!」
星和。
「来るな、不細工!」
無策で突進してくる。
若人の肩の点の部分に、両手を当てて。
突き飛ばしました。
若人は体勢を崩して遠くに墜落。
若人は動けない。
婦女。
「これであなたと一緒になれるわ!」
星和。
「まあ一緒に中でお茶でも。」
「あと、どんなプレイが好みですか。」
婦女。
「結婚して。」
星和。
「嫌です、でも花嫁役なら結構です。」
婦女。
「それじゃあ私、今夜、新婚の妻です!」
星和。
「さっき私がぶっ殺した男性はどうするんですか?」
「恋人ですよね?」
婦女。
「捨てました。」
星和。
「せっかくなので、ロールプレイしましょう。」
謎の女性とお茶して。
雑談したら。
迎えが来て。
謎の女性の自動車と一緒に。
謎の女性、帰りまして。
けっこういい所のお嬢様だったらしいのです。
よく見たら、前に連絡したことがある、知り合いでしたね。
謎の女性、婚約者を、自らぶっ殺したと勘違いされて。
お見合いは破綻。
代わりに、葉月ちゃんの所に戻りまして。
後から身内であると知ったようですね。
メナンドロス。
「汝自身を知れ」とは多くの場合名言ではなかった。
他の人々を知れのほうがさらに有益であった。
28
強風。
運動場。
近くのスポーツクラブで式典があるんですね。
子供向けのライブなので。
戦隊ヒーローの姿が見えました。
戦隊ヒーローの鎧は手の込んだもので。
道路に出て、記念撮影をしておりました。
大きな交差点にある。
喫茶店にから。
目撃。
星和。
「ううむ、私の場合は、相手が正しかろうが。」
「間違っていようが、敵対者は消します。」
葉月。
「正しければ勝ってもいいって理屈はないしね。」
麗空。
「正しい人は倒せるんですよ。」
星和。
「正しいことが害になることもあるでしょう。」
「その害を実際に取り除いた、それだけです。」
枝実。
「一度、接敵すれば、相手の理屈は関係ないでしょ。」
光里。
「そもそも敵対者の発言を顧みる義理はない。」
絵菜。
「相手が何を言おうと、叩き伏せれば、それが論破なんですよ。」
星和。
「いかに正しい人を倒すかを訓練しておきました。」
葉月。
「客観的な現実なんてない。」
「度合いのような評価があるだけ。」
麗空。
「善悪二元論の話から始めないとね。」
星和。
「しかし今回、美形のヒーロー戦隊を雇っていますね。」
枝実。
「あれなら、まともに戦えますね。」
「筋肉も良い、体格も良い。」
麗空。
「最近、人気の特撮ヒーローですか、けっこう傑作を出しましたね。」
光里。
「女の子向けのヒーローは、向こうで大型エアガン撃ちまくっていますけれどね。」
星和。
「大通りで記念撮影、悪なんてすぐいなくなるので。」
「誰も遭遇しない可能性すらあります。」
葉月。
「悪って、短命なので、やっぱり不正は有利にならないんですよ。」
麗空。
「悪人って、人間の能力の限界については無知ですからね。」
星和。
「自分の能力を超える行動で、いつも自滅しますからね。」
枝実。
「そもそも悪って頭がおかしくなっているだけですし。」
星和。
「悪人って精神錯乱が一貫しているので。」
「判断と分別がいつも狂っている。」
葉月。
「頭が狂っているので、悪人なのか。」
「悪人になったので、頭が狂っているのか。」
枝実。
「客観的な悪って、精神的なものですからね。」
光里。
「悪人は錯乱ばかりしますからね。」
星和。
「犯罪って、化け物の犯行なんて言ってしまえば楽でしょうけれど。」
「あれも同じ人間のやっていることなんですよ。」
葉月。
「あれも人間っていうのが、社会の謎ですね。」
麗空。
「そもそも悪人ほど無神論になりがちです。」
枝実。
「悪事をやることしか考えなくなっていますからね。」
光里。
「犯罪って、未然に防げる安い方法が後知恵で見つかったりします。」
星和。
「というか、精神錯乱も、創造論からすれば、あらかじめ用意されたものなので。」
「言い逃れなんてできるか。」
麗空。
「あれ?今更気づいたんですか?」
「創造論からすると、精神錯乱も自然の中に入っていますよ?」
枝実。
「今の所、犯罪を未然に回避する、使い勝手の良い方法は開発されていません。」
「後知恵で犯行を調べるしかない。」
葉月。
「しかしテロリストは悪党とは言われない訳ですし。」
麗空。
「そうでしょ?善悪は相対的だからね!」
星和。
「相対主義でしか善悪は判断できないでしょう。」
枝実。
「絶対的な善悪なんて誰も語れないよ。」
戦隊ヒーロー。
撮影が進んでいます。
子供達が取り囲んでいる。
女性向けヒーローは、制服を着てマシンガンのエアガンを発砲している。
こちらも女の子が集まって見ている。
遠くから走ってくる変な男。
強盗で、近くの店舗から金銭を盗んで。
逃走している最中。
犯人、逃走用の車は、近くにいた外国人に盗まれてしまった。
強盗が大きな交差点に来たので。
戦隊ヒーローが全員を後ろに下げさせて。
警備員が登場。
強盗犯、進路上のヒーローに刃物で攻撃。
しかし鎧を着ていたので。
いつまでも決定打にならない。
子供達の声援。
勇士。
「ここから先は行かせないぞ。」
少年。
「やっつけて!」
強盗。
「なんだこいつら。」
警備員。
「止まれ!降参しろ!」
強盗。
「さっさと刺され、あれ?ナイフが折れた!」
勇士。
「さあ柔道技とかやっちゃうぞ!」
警備員。
「今だ!」
戦隊ヒーロー、逃走犯を撃破。
リアルヒーローになってしまった。
盗まれた小銭は戻って来て。
店主は、事の終わりを見た。
外国人は、盗んだ車を捨てて、どっかに行ってしまいました。
会場は、悲鳴ではなく、歓声に包まれた。
星和。
「自分のために世界は壊れろ。」
葉月。
「一部を壊したくらいで、誰も責めないよ。」
麗空。
「そもそも世界って壊れやすいものですよ。」
枝実。
「別に凡愚のために用意されたものではないし。」
光里。
「まず摂理に喧嘩を売って、負かしてやりましょう。」
絵菜。
「別に世界の一部を改変したっていいじゃないですか。」
星和。
「正しいとか、間違いとかに興味ない。」
葉月。
「潰したいものを潰すのに、いちいち理屈なんていりませんからね。」
麗空。
「決まっていることを、一方的に撃破したりすると快感ですよ?」
星和。
「私はいろんなものを壊していく方法が得意です。」
大きな交差点。
あれだけのことがあっても。
少し離れると、いつも通りの都市。
次々と倒した正義、正義を倒した自分が正義なんて信じられない。
次第に曇り。
体調不良、まあ女性特有の貧血ですね。
カロリーメイトを購入。
休日はアレが来て、休むことに。
メンバーは察していて。
少女三人衆と、スポーツ観戦に行きました。
自宅に戻り。
深夜。
この所、体調不良で、母親に休むように言われています。
漢方医の診断では気虚でした。
気虚とは?
元気の力が低下した状態。
漢方薬ですぐに治る。
元気の力が低下していると、邪気によって。
病気になりやすくなる。
これは実感できるほど、身体に感覚としてあります。
睡眠中。
ふと起き上がって、夢なのか、現実なのか。
境目みたいな家の中。
怪しい男性が、少し浮いてこっちを見ていまして。
寝室に隠していたナイフで応戦しました。
背後にナイフを隠している。
星和。
「なんの真似?」
鬼神。
「先回りして、出会うはずの男性を叩きのめしたね。」
星和。
「素晴らしいことをやったと、自分でも思っています。」
鬼神。
「それだけではなく、周囲の人々も、異性から離したね。」
星和。
「言いたいことはそれだけ?」
「あなたの言い分なんてつまらないですな!」
鬼神。
「そこまで壊して何がしたい?」
星和。
「お前みたいな奴をこの世から消したい。」
鬼神。
「このまま行けば、摂理の通りに運行したのに。」
星和。
「お前らの自分勝手はいい加減、うんざりした。」
「神様だって、人間を作っておいて、満足に自由を与えないから。」
鬼神。
「それでお前は、来るものをすべて消し去った。」
星和。
「それはお前も同じだ、すぐにあいつらの仲間にしてやる。」
鬼神。
「説教も、お前の力の前には破り捨てられた。」
星和。
「私の不正ばかり見たな、お前なんか神ではない!」
鬼神。
「しかし私は、これでは何のために現れたんだろう。」
星和。
「隙を見せたな!」
鬼神。
「・・・・お前!」
謎の男性に刺さった。
謎の男性は消えた。
目が覚めると。
ベッドの上で、何事もない。
夢だったようですね。
出勤すると、なぜか、今日は、どんな所でも勝てます。
カードゲームでも駐車場の取り合いでも。
希少な本を巡る争奪オークションにも勝てました。
そして、帰宅中に救急車に遭遇。
昔の学校の教師が死んだらしい。
葬儀、出席せず。
学生時代、変な説教ばかりする教師でしたね。
というか、夢で出て来た謎の男性って。
死亡する直前の姿と重なりました。
一応、教師の最後の姿はひっそり見て来たんですね。
夢は逆夢?
残虐行為は暴力も平気で殺傷する。
自分の目の前に立つ者は、見境なく抹殺する。
相手が正しくても、正しくなくても、それは関係ないことだから。
発見。
模範とされるものの逆をやれば、楽になって難易度は下がり続ける。
模範に従えば、無駄に長引いて、難易度は上がり続ける。
教訓。
偉人の言葉は無視する。
これで追いかける必要もない。
試練は破棄する、負けるが勝ち。
どんな古人の立派な言葉にも動かされてはいけない。
偉大なものについて行って、結果が良かった試しはない。
個人単位ならば、世界を一通り知ったら、次は世界を破壊しても良い。
自分のために。
29
小雨の日。
連休。
集まっていて。
今回はギリシャ喜劇の研究をしていますね。
シェイクスピアによると。
喜劇は道化役なしでは成り立たない。
コメディとギャグは別物です。
倉庫の中で漁っていた。
少女三人衆がアドラー心理学の本を見つけて。
広げました。
星和。
「アドラー博士の診療所。」
「その近くに遊園地があって。」
「大道芸や軽業師が名物であったので。」
「アドラー博士のもとに、団員がよく訪れていた。」
「そこで、アドラー博士が。」
「どうしてあそこまで運動神経が良いのか調べると。」
「団員の共通点は。」
「生まれつき運動能力が低く。」
「それによって他の人に後れを取っていて。」
「けっこう負けたことがあり。」
「その劣等感から。」
「足りない運動能力を補うために。」
「自然に鍛える習慣を持っていた。」
「足りない能力を補っているうちに。」
「いつの間にか常人を遥かに超える運動神経を得ていた。」
葉月。
「劣等感は自覚があれば、自分の不足を補おうと。」
「習慣が出来上がりますので。」
「劣っていると自覚して落ち込むのは良い兆候ですね。」
「少しずつ劣っている、不足している能力を。」
「補おうと、知らない間に鍛錬の日々を送っている。」
麗空。
「劣っていると思うのは、不足が本人から見て明らかですし。」
「劣っていると自覚するほど。」
「劣っている分野が何かの不足と思えるようになり。」
「不足は補わないと生活できないので。」
「年月の経過で、劣っていると思っていた能力が逆転して。」
「補う所か、常人を軽く超える能力まで達します。」
枝実。
「劣っていると実感するほど良いってことです。」
「最初から優れていると思うと。」
「その時点の能力だけで何とかしようとしますし。」
光里。
「劣等感こそ、自然に習慣を作るため。」
「劣っていると思った時点で、もはや開始の合図ですね。」
絵菜。
「そうして得た実力は本物ですから。」
「劣等感の最後は、職人とか玄人とかいろいろですね。」
「そうやって手練になる人は、現代ではたくさんいるんですよ。」
星和。
「一度、劣等感に倒された人は、本人も知らない間に。」
「凄まじい実力をつけて活躍している可能性がありますね。」
葉月。
「先天的に能力が低い人ほど。」
「その能力を不足と評価して。」
「知らない間に足りるまで鍛えます。」
「先天的に能力が高いと。」
「ひょっとしたら、鍛える機会もないかもしれません。」
光里。
「そうして得た実力は、根拠のあるものですからね。」
星和。
「診療所の近くにいた大道芸人や軽業師も。」
「生まれつき体が弱かったけれど。」
「出来ないことに注目して。」
「ついには克服したら。」
「ものすごく器用になって、素早く動けるようになっている。」
「劣等感はむしろ有利で、後の時代の材料なのです。」
午後。
強烈な風邪をひいて。
診療所で診てもらった。
医者の台詞。
医師。
「ああ!早く来て良かったですね!」
星和。
「そんなにひどいんですか?」
医師。
「もう数日で自然に治っていましたよ。」
待合室。
親子で経営しているらしい。
受付の奥から。
医者。
「息子を苦労して医者にしたら。」
「医者になって最初に言ったセリフが。」
「禁酒と禁煙について。」
「なんてことを。」
夫人。
「前に来た老人、補聴器をお勧めして買ったらしい。」
「そうしたら、高齢なのに喧嘩ばかりしているんだとさ。」
老人。
「眼鏡を買った恋人同士が、いきなり破局したって。」
学者。
「昔の世代は、凄まじい理屈を簡略化できる。」
「最先端の技術を持っている。」
農民。
「昔、飢饉が頻発したけれど。」
「当時の思想が飢饉の原因だったと思ってしまうよ。」
星和。
「何かいろんな悪いことがすべて形式的ですなあ。」
診療所から。
休暇。
漢方薬も飲んで、寝ていました。
メンバーは、演劇の練習をしています。
メール。
フリースクールにて。
学校の歴史の授業。
ナチスについて、作文を書くように要請された生徒。
人種思想に触れてしまって、書き直しを命じられた。
生徒は最後にこう提出した。
白人という名前の民族、世界の半分を手に入れし!
お買い物。
市街地。
駐車場付近。
駅前。
変な人がいて。
通行人に何か頼んでいます。
偽善者。
「同情してください!お願いします!」
婦人。
「嫌です、気持ち悪い。」
市民。
「何だ?新しいギャグでも思いついたのか?」
少女。
「この人って芸人なんですか?」
偽善者。
「同情してくださいよ!ほら!」
老人。
「同情しろとか、人に頼む態度があるだろ!」
偽善者。
「この野郎、同情しろよ、同情しろ!」
老人。
「そんなに同情してほしいのか?」
市民。
「同情された後は、何がしたいんだよ。」
少年。
「同情してあげるから、おっさん、金くれ。」
偽善者。
「同情しないのか!この馬鹿!卑怯者!狡猾!」
老人。
「同情しないと凶暴化するのかね!」
偽善者。
「全員、俺に同情するものなんだ!」
駅の中で。
被害妄想によって、何かに被害を受けていると思い込む。
不細工な青年がやって来て。
通行人に言いがかりをつけました。
匹夫。
「よくも俺のことを悪く言ってくれたな!」
少年。
「僕は何も言っていないぞ。」
匹夫。
「お前がいること自体、俺に被害があるんだよ!」
富裕層。
「いくら欲しいのかね!」
匹夫。
「今日もあいつとこいつのせいで被害を被った。」
「失業する前も、いろんな奴らからの被害のせいで、追いやられた。」
市民。
「なんだ、こっちも移動できないのか。」
匹夫。
「俺はいつも何かしらがいるせいで、被害を受け続けるんだ。」
「反撃してやる。」
偽善者。
「お前も俺に同情しろ、同情しなければ殴る。」
匹夫。
「お前も俺を被害に遭わせるのか!」
変な人、互いに殴り合いを開始。
相打ちになって。
傍観者効果。
通りかかった私服警察官が救助。
星和。
「喧嘩ってそんなに人気のスポーツなんですかね?」
知人。
「競争率は高いと思うけれど、今では普遍的な競技ですよ。」
星和。
「喧嘩した後はどうするんでしょうね?」
知人。
「後の事は考えない。」
友人と待ち合わせ。
やっと出発できましたが。
商店街の屋上で誰かが戦っているようです。
体力が低下しているので。
遭遇したくない時に目撃してしまった。
星和。
「ん?人気スポーツの喧嘩かな?」
友人。
「あれは本気で殺し合っていますね。」
知人。
「両者刃物を持っています。」
星和。
「同意殺人ですか。」
友人。
「お互いに相手を消したいのかも。」
知人。
「話し合いの余地は捨てたんですね。」
商店街の上で。
殺人対殺人。
片方が負けた!
片方は負傷によって暗転。
救助ヘリコプターが運んで行きました。
星和。
「話し合いって、有効な作戦なのですか?」
友人。
「話し合いが嫌いな人もいるんですよ。」
知人。
「求めているのは理屈じゃないってことです。」
星和。
「恨み事を起こすと、ずっと続くんですね。」
高級食品を市場で買って。
自宅で調理します。
メンバーは遅れてスーパーマーケットに行っていて。
合流。
無事に戻って来て。
麗空ちゃんが豪快に捌いて。
調理してしまい。
豪華な夕食になりまして。
ミニパーティーとなりました。
麗空。
「どっかのレストランに就職しようか。」
「易学の占い師になろうか。」
「悩んでいます。」
星和。
「どっちも行けるんですね。」
葉月。
「この料理でも不合格になるの?」
麗空。
「まあそのくらいの難関ですよ、料理は。」
知人。
「家庭料理じゃないよ!」
友人。
「料亭で出されても、気が付かないかも。」
枝実。
「男に玩具にされている近況はどうですか?」
友人。
「相手の男性の方が立場が悪いですね。」
知人。
「もうちょっと喧嘩がしたいのに、相手が倒れちゃうんだから。」
枝実。
「それで、恋人って最後にはえっちなことするでしょ。」
友人。
「結婚するまでだめって両親に言われています。」
知人。
「相手の男性も、結婚するまでやらないって。」
枝実。
「男性に遊ばれているものかと期待してしまいました。」
光里。
「なにが知りたかったのよ。」
絵菜。
「交際して後悔しているだろうって期待したんでしょうね。」
星和。
「私は独身でいる後悔を選ぶわよ!」
葉月。
「あなた、もしかして、あの女の人とは最近、会ってない?」
星和。
「忙しいみたい。」
麗空。
「早くもっと会いなさいよ、あなたも我慢できないでしょ。」
星和。
「メール送りました。」
男女の対を断ち切ってしまえば。
破損したまま進行する。
時間になり。
各自、帰宅する。
星和。
「子供の頃、自由が欲しくなって、くれないので。」
「どこからか、奪った、取った。」
葉月。
「くれないのなら、それでいいんじゃないですか?」
麗空。
「勝手に与えられるものなんて、つまらないものばかりですよ。」
枝実。
「自由は戦利品なんですね。」
光里。
「自由が欲しいのなら、必要悪でしょ。」
絵菜。
「上手な暴力に誰も勝てませんよ。」
枝実。
「暴力をためらう凡人が、残虐行為をする人に。」
「敵うわけないじゃないですか。」
光里。
「棒立ちか、説得を試みて、反撃で沈むわよ。」
葉月。
「力でしか止められない状況で。」
「平和的解決なんて夢を見るんですね。」
星和。
「私から見れば、暴力っていつも相手の方が満杯ですよ。」
麗空。
「自由って取引なんですね。」
光里。
「この世は約束か、取引でしょ。」
星和。
「どちらにも応じない。」
絵菜。
「処罰してくる相手は、もう新手の敵対者ですね。」
星和。
「みんな倒せば、ようやく終わります。」
友人。
「それなら、あなたに挑む奴らって。」
「自殺行為なんじゃないですか。」
知人。
「敵対者ですか。」
「なんで戦いの場に、道徳なんて持ち出すのかしら。」
家事をしている二人は遅れて帰ります。
うっかり寝てしまいましたが。
起きると、風邪は無くなっていて。
回復用の栄養ドリンクが置いてありました。
君子かな?
庭に出ると。
早めに帰って、早朝に来た。
少女三人衆が。
好きなように庭を作り変えていまして。
やめさせました。
土俵の上に案山子?
最近の教訓。
上手な暴力は、手段としては便利。
ニーチェ。
脱皮できない蛇は滅びる。
解説。
あらゆる既成価値の転換、そして新しい価値の創造をいう彼にとって。
変化を嫌い、現状を墨守しようという者は許せない存在である。
だから脱皮できない、また脱皮しようとしない蛇は滅びるのである。
注釈。
「神は死んだ」「神に死刑を宣告する」でお馴染みのニーチェは。
父も牧師、母の家も牧師であった。
ニーチェは少年時代に「チビ牧師」とか「教会堂のイエス」と言われるほどで。
孤独の中で聖書を解読して。
他の人に聖書を聞かせて、涙を流す民衆を喜びにしていたという。
十八歳で信仰を裏返して、哲学者となっている。
30
社長の母親に相談して。
自分達の共同体の外にある。
ライバル会社みたいなのが乱立する。
区域に偵察に行きまして。
休日だったので。
メンバーもついて来ました。
自動車で二時間走り、予定していた駅前、駐車場に着きまして。
ここから、観光地や娯楽施設の利便性。
顧客がどのようなルートで遊ぶのか、ドライブして調べています。
少女三人衆は、一度下車して。
人柄の良さそうな人に観光について質問。
どうやら、ホテルを中心に観光地への立地が良くて。
たまたま、栄華を極めているとのこと。
星和。
「観光地と提携して、周囲を取り込んでいる形で。」
「観光産業を発展させているみたいです。」
葉月。
「ホテル会社だけの仕事ではなかったね。」
麗空。
「複数のものが交差することによって、人気が出ている。」
枝実。
「地元の人に質問すると、意外な情報が得られますね。」
光里。
「私達なら警戒されないわ、歓迎される。」
絵菜。
「どうせなら大人の女性に質問したいですね。」
枝実。
「他の女性は、お姉さんみたいに、いろいろしてくれませんよ。」
光里。
「地元の商店にインタビューして来ますね。」
絵菜。
「私なら、拒める人なんていないでしょうね。」
葉月。
「何か買ってあげて、はい、お金。」
枝実。
「商店街に行きますね、お姉さん達は?」
星和。
「ここで、店のレビューとか読んで、位置関係とか計算しているわ。」
麗空。
「そうなる理由って単独ではないんですね。」
「分からないくらいたくさんの理由によって生じている。」
星和。
「こうだから、儲かる、なんてことはなくて。」
「大量の交差点から、自然発生した結果が出ている。」
「これを把握するのは、無理なので、可能な限り計算しているよ。」
少女三人衆。
商店街に出ました。
服装で、すぐに目立ってしまう。
成人女性の、小柄女性用の衣服で。
子供とは思えない雰囲気なので。
向こうから話しかけてくる。
商人。
「おお!見かけない子だね!買って行くかい?見て行くかい?」
枝実。
「買って行くわ。」
商人。
「んん?最近の女の子はお金持ちなのかな?」
光里。
「まずこれですね、大きなキノコです。」
絵菜。
「私は、そこのサーモンの刺身。」
商人。
「これからも歓迎するよ!」
枝実。
「お姉さん達、いくら渡したの?」
光里。
「二万円ですね。」
絵菜。
「私も二万円です。」
枝実。
「出し惜しみはしないんですね。」
夫人。
「どこの御令嬢なんですか?」
町民。
「これまで見たこともない、ハイセンスな女の子だよね。」
常人。
「アイドルか何か?」
只者。
「アイドル顔負けですね。」
光里。
「そこの美人、ここら辺の観光を教えなさいよ。」
婦女。
「あらま物分かりがいいじゃない。」
「そんなに頭の良い女の子には。」
「この辺りの観光のお勧めを教えてあげるわ。」
枝実。
「本当の事を言ったら、教えてくれるって。」
絵菜。
「大人の女性、好きです。」
婦女。
「ここら辺はね、歴史的建造物など、和風芸術が多いのよ。」
「旧武家屋敷とか、お城とか、文化財が多いの。」
「それらを見て回る人もいれば。」
「ここら周辺は商業が盛んだから。」
「特産品や高級品を買い占める人もいるわ。」
「近くにある水族館や植物園は、おまけくらいなもので。」
「買い物が観光の主題みたいなものね。」
光里。
「そうなんですか、ここに一万円あるんですよ。」
婦女。
「あなた、いい所のお嬢様ですか?」
光里。
「まあ、そんな所です。」
婦女。
「ならば、高級料亭とか、夜景を楽しむ小山とか。」
「釣り堀とか、隠れている施設がいっぱいあるわよ。」
「あそこの観光案内所で調べてみて。」
光里。
「了解です、あそこですね。」
枝実。
「行きましょう、あれは目的のものですね。」
絵菜。
「大人のお姉さんの匂い、いいですね。」
少女三人衆。
情報を仕入れて来まして。
レポートにまとめて。
今回のホテルに移動します。
ホテルに到着して、予約していました。
部屋に通されます。
星和。
「私は論文を書いて、お母さんに送信するので。」
葉月。
「私は散歩して、何か良い情報を仕入れてきますね。」
麗空。
「私はホテルの構造と顧客を観察して来ます。」
「顧客の様子は見ていないと。」
枝実。
「私はお風呂に行ってきます。」
光里。
「それは既視感ですね、私は顧客に質問するわ。」
絵菜。
「今の時間って、そんなに若い人、いないですよ。」
星和。
「送信したら、私も出歩くかな。」
一同、夕食の時に戻って来まして。
観光産業。
この大都市は、新幹線や高速道路という。
交通が揃っていることが、最も有力な説です。
ホテルと観光地はセットになっていることが大半ですが。
この観光地は決定的、絶対的な、有名な所であることが条件で。
それによって、それを見たいがため、集まってくる。
一定の人々を獲得しているんですね。
観光客は、自分の目的に分散するため。
ある程度の目的地をインタビューで突き止めて。
またもや論文を母親に送りました。
得られた情報は、給料二百万円に匹敵するそうです。
夜間になりまして。
またもや温泉に行く少女三人衆。
温泉にて。
星和。
「じろじろ見てないで。」
葉月。
「モザイクでもかけてはどうか。」
麗空。
「私は見ないの?」
枝実。
「やっぱり体系がまるで違う。」
光里。
「すると、お姉さん達の体系ってモデルクラス!?」
絵菜。
「私はもっと、浸かって見ていたいですね。」
星和。
「あなた達は単独行動できるので。」
「私はもう出るわ。」
葉月。
「他の女性も綺麗ですね、裸体なのですが。」
麗空。
「デッサンみたいな目で見るんですね。」
「私は以前、乱暴した人くらいしか、好きな女性はいませんが。」
葉月。
「私は前、一緒に寝た女の人がいるの。」
「やっぱりあの人には皆、及ばないわ。」
麗空。
「ですよね、容姿って基準がよくわからないので。」
「自分の趣味が判断の基準になりますけれどね。」
葉月。
「他の女からも評価されている人なら、もう仕留めるわ。」
星和。
「自分からしか、美しく見えていない場合もあるからね。」
麗空。
「もちろん、なので写真を他の女性に見せて。」
「この地下アイドルのことなんだけれど、なんて評価を求めたりします。」
「確定すれば、もう口説きますよ。」
枝実。
「私はもう満足ですけれど、まだ留まりますか?」
光里。
「私には何が足りないのか、分からない女の人ばかりだったわ。」
「次は、下着姿を再び拝見するわ。」
絵菜。
「もうだめです、どんな女の人も、好きです。」
枝実。
「はい、出なさいよ、夢中になっているし。」
光里。
「催促しないと、いつまでも入っていると思うわよ。」
更衣室。
他の女性が着替えている所を。
少女三人衆、チラ見している。
着替えが終わって。
浴衣姿の女性を見ている少女三人衆。
浴場から出て。
部屋に戻り。
一同、就寝準備。
星和。
「明日は、観光客と同じルートを辿ってみるわ。」
葉月。
「たくさんの原因から、結果を探るのは限界がありますね。」
麗空。
「インド哲学でも、原因は数えきれないほどあって、いろんな結果がある。」
「それを人間が見通すことはできないってありますね。」
星和。
「カルマって、インド聖典の解釈から外れて、自分勝手な使われ方をしていますよね。」
「仏教は元々、インド文化圏から生まれたものですし。」
「それを因果応報という単純な考え方で、広めてしまった失敗があります。」
麗空。
「原因から結果という単独では来ない。」
「しかもカルマはある程度、操作できます。」
「してしまったことは無理でも、今あることは再構築できる。」
「そして今からあるカルマは、今から作れる。」
葉月。
「前向きですし、鎖を断ち切るんですね。」
星和。
「結局は、それ以上、原因らしいものをいくら考えても、答えは出ないという。」
「それなら、今あるものを何とかしようとする。」
麗空。
「インド哲学って、自分の過去、後ろにあるもの、背後にあるものを消すんですね。」
「後ろにあるものから解放することによって、前に進めるようにする。」
「机上の空論ではないんです。」
葉月。
「あれ?自販機に行っていたはずでは?」
枝実。
「ちょっと伝えたいことがあって。」
星和。
「何ですか?一緒の布団に寝るとか、それじゃないですよね?」
光里。
「何か焦げ臭いので、火の匂いがした。」
絵菜。
「私も、火は確認できないんですが、何か匂いました。」
葉月。
「ん?調べに行きましょうか?」
星和。
「いや、私の方が身体能力は高い、緊急事態は私の方が有利。」
「私が確認しますので、あなた達は荷物を頼みます。」
麗空。
「着替えておきます、荷物もバックパックに詰めておきます。」
葉月。
「私もそうします、役割分担ですね。」
枝実。
「私も確認しに行きます。」
光里。
「私はもしもの時、退路を確保しておくわ。」
絵菜。
「フロントの人を誘導してみますね。」
下の階に降りて。
星和ちゃんと枝実ちゃんが確認。
やっぱり焦げ臭い。
捜索中。
やっぱり火元は見つからない。
放っておくと危険なので。
従業員が来る。
従業員の人が確認しようとしますが。
何か、上司に連絡してしまって。
遅延。
星和。
「煙が出ていますよ。」
枝実。
「これって漏電じゃないの?」
星和。
「レストランの方からですね。」
枝実。
「あそこは入れないわ、立ち入り禁止。」
星和。
「従業員は?」
枝実。
「手配で時間がかかって、鍵を開けている所。」
星和。
「あっ!」
枝実。
「窓から見ていると、燃えていますね。」
星和。
「まずい、ガスボンベに引火する。」
枝実。
「従業員がどっかに行きました。」
星和。
「これはあれですね、ヒューマンエラーですね。」
枝実。
「もうだめですね、入れませんし、壊せるか試しますか?」
星和。
「中に入っても、何も出来ませんよ、何も持っていませんし。」
枝実。
「スマホで連絡しますね。」
「光里ちゃん、ネガティブ、だめです、退避して。」
星和。
「こっちに来て、暴発する。」
ガスボンベに引火して、大爆発。
警報が鳴りました。
宿泊客は飛び起きて。
逃げようとしますが。
エレベーターが使えません。
電気系統に誘爆して壊れました。
すると、光里ちゃんが、従業員に連絡していて。
非常階段を解放しまして。
真っ暗な客室。
照明がダウンした廊下を。
懐中電灯で照らして誘導。
星和ちゃんと枝実ちゃんは上階に向かいました。
葉月ちゃんと麗空ちゃんは、光里ちゃんとすれ違いまして。
脱出に成功。
潜水の訓練を受けていた星和ちゃんと枝実ちゃんが。
手動で発電する懐中電灯で客室を照らして。
上階の人から誘導。
従業員は役立たず。
消防車が到着。
消防隊員と交代して、星和ちゃんと枝実ちゃんは離脱。
ひとりも死にませんでした。
キャンピングカーで夜を過ごします。
星和。
「放っておいたら、やばかったわ。」
葉月。
「お手柄ですね。」
麗空。
「本当に火災になるなんて。」
枝実。
「うわあ、全員の土曜日が跡形もない!」
光里。
「従業員が無能なせいですよ。」
絵菜。
「あの二人組ですけれど、消火器をあんなものにぶつけていましたよ。」
枝実。
「なに、人数が足りてないし。」
光里。
「出火即ガス爆発とか、冗談じゃないし。」
星和。
「火元は知らないね。」
葉月。
「証言によると。」
「老朽化した配電盤と。」
「経年劣化で壊れたガス管のせい。」
麗空。
「ろくな整備や修理をしていなかったんですね。」
星和。
「あのレストラン、ガス管が壊れていたんですね。」
「食事の最中、ガス検知器が判定するすれすれまで充満ですか。」
葉月。
「ガス検知器は寿命で壊れていました。」
「向こうでそう言っていますよ。」
麗空。
「あれまあ、夕食の時に爆発しなかったのが謎ですね。」
星和。
「コンロも調理器も、いろいろ老朽化ですか、なんてことを。」
葉月。
「ヒューマンエラーなんて防げませんよ、ここで寝ていますね。」
麗空。
「私達は偵察ですけれど、宿泊客は、本気で遊びに来ていますからね。」
星和。
「爆発と一緒に廃業するかもしれませんね。」
駐車場で一夜を明かして。
他の人達は、市役所で一夜を明かしたそうですね。
それで、朝になると、消防士と警察と、現場を調べていましたので。
駐車場から出発できまして。
もう帰ることに。
帰宅後。
証言者により、避難誘導を行ったことが知れ渡りまして。
省庁に呼び出されて、表彰を受けまして。
少女三人衆も一緒です。
感謝状なんですね。
ひとりも死亡者が出ませんでした。
ちょっとした評判となり。
評価が上がりました。
記事にそこそこの大きさに載りましたし。
帰宅後、父親から歓迎のメッセージが届きました。
母親は、娘はそのくらいはやらないと困る、と思っているらしくて。
少女三人衆も、評判が上がって。
メンバーは卑屈にならず、日常に戻りました。
ヒューマンエラーを修正するために、英雄は現れるのでしょうか?
あんな火災を避難誘導して、余裕で生還したメンバーと。
少女三人衆の実績は、敵対者がいなくなるほどでした。
星和ちゃんも、挑んでくるチャレンジャーがいなくなり。
今は、遊女と乙女と三角関係をやっています。