青春。
アイネ・クライネ上空にスターボード2基。
べりーあちゃんに稽古つけてもらってます!
ももちゃん♪
「案外遅い?」
苺姫ちゃん☆
「慣れるの早くない?」
「実戦経験が少ないだけだゾそれ?」
ももちゃん♪
「普通のべりーあちゃんなら容易に捉まります。」
苺姫ちゃん☆
「少し本気出すゾ?」
ももちゃん♪
「回避が遅い・・・。」
苺姫ちゃん☆
「あれ?指輪してないんだ・・・。」
「不安定だったのは実戦の中で感情を成長させなかったからね。」
ももちゃん♪
「手加減してます?」
苺姫ちゃん☆
「いいえ、半年でここまでなんて。」
「翡翠ちゃんを思い出すわ。」
ももちゃん♪
「貴方はこのあと右旋回して。」
「失速気味に回り込んできます、そのあと一気に絡めてきます。」
苺姫ちゃん☆
「うー確かにそれっぽいことはするわー。」
「まともに張り合えてんじゃん。」
「次会ったときに彼氏が惚れ直すゾ?」
ももちゃん♪
「レオン君とは親友なんですー!!」
苺姫ちゃん☆
「信頼の方だったかー。」
「歓喜だと思ったけれど。」
ももちゃん♪
「おねえちゃんには発情とか命の方とか。」
「からかわれたんだよー!ひどいよねー!」
苺姫ちゃん☆
「そう!そのエネルギーのターゲットと制御!」
「ほら!本当の力を引き出して!」
ももちゃん♪
「小桜流技、桜の舞。」
ももちゃんのスターボードは桜のはなびらみたいに。
ひらひら舞いながらべりーあちゃんを圧倒!
苺姫ちゃん☆
「スピードで振り切る・・・!」
ももちゃん♪
「Quasar型接敵突撃。」
螺旋攻撃・・・。
苺姫ちゃん☆
「少し制御ができてないわよ?」
ももちゃん♪
「あっ・・・。」
苺姫ちゃん☆
「ほら捕まって、シュートアウトよ。」
スターボードは急に失速して着地。
ももちゃんはべりーあちゃんに飛び乗って生還!
苺姫ちゃん☆
「スターボードを撤収させて、このまま公園で休憩しましょ。」
ももちゃん♪
「ひえー。」
休憩に公園へ。
公園には深美ちゃんがお昼寝してました♪
あのときのおうさまと一緒です?
深美ちゃん♪
「ん・・・?」
苺姫ちゃん☆
「若いねー。」
深美ちゃん♪
「はい?」
ももちゃん♪
「旦那さんとか?」
深美ちゃん♪
「いいえ?」
ももちゃん♪
「一緒?」
深美ちゃん♪
「志が同じ同志ですの。」
苺姫ちゃん☆
「ラブラブじゃん。」
深美ちゃん♪
「貴方は全部熱情とでも言いたいのかしら?」
「お年頃?」
苺姫ちゃん☆
「そうよ、わたしにはももちゃんがいるもの。」
深美ちゃん♪
「だめよ、ももちゃんはみんなのものよ。」
ももちゃん♪
「みんなとやらが束縛するならみんな敵です!」
おうさま♪
「ならそのみんなとやらを僕ひとりで全滅させてあげるよ。」
「ちょうど肩慣らしがしたかったから、紹介してよ、その敵をやらを。」
ももちゃん♪
「ええ〜!?」
苺姫ちゃん☆
「さーて、カップルはジャマせずに向こうの林で休みましょ。」
深美ちゃん♪
「このあとお食事でも。」
苺姫ちゃん☆
「察するに感謝するわ。」
べりーあちゃんとベンチに一緒に座って。
べりーあちゃん寝ちゃった・・。
ももちゃん♪
「イタズラできる?」
苺姫ちゃん☆
「ん?」
ももちゃん♪
「手をひねられそうになりました。」
苺姫ちゃん☆
「女の子に痴漢するのー?」
「キャー変態!」
ももちゃん♪
「そんな!粗相です!」
苺姫ちゃん☆
「粗相?ああ!!」
「女性と敵対しようってわけ?」
「女性の宿敵!?その名は男?」
ももちゃん♪
「どちらかが滅びるまで続きます。」
苺姫ちゃん☆
「なんの因果か。」
「戦うことをやめると、野性が憑依したのね。」
ももちゃん♪
「野性は悪意へ野蛮となり、怨念がその男に憑依して操ります。」
苺姫ちゃん☆
「その男の心、真紅に染めてくれようってなわけ。」
「あの男どもから血の匂いしたよね?」
ももちゃん♪
「襲う?野獣・・・血を求めてた・・。」
苺姫ちゃん☆
「では、ソフィーちゃんの口グセ。」
「ライオンにでもな〜れ♪」
ももちゃん♪
「おー人間は脆いものよー。」
苺姫ちゃん☆
「そうそう!人間以上にはなれなかった!」
「だからああなのだー。」
べりーあちゃん走り出す!
ももちゃん♪
「おかあさーん♪」
苺姫ちゃん☆
「どこまで過去生のこと言うのよー♪」
「ミミちゃんにもお姉さんって言わなきゃ寂しがるゾ?」
スターボードで2人とも宮廷へ!!
決闘場みたいなところへ。
これも稽古だよ♪
練習剣といって斬れない剣だけど。
実剣と同じ感覚のもの!
ももちゃん♪
「クロームレイピア?」
苺姫ちゃん☆
「ロングソード終期型の高速刀打タイプね。」
べりーあちゃんの先行を。
しゃがみ気味にかわして。
美的に斬りつけたけど。
立ったまま横回転されてかわされました!
ももちゃんは上段を鋭く斬りつけて。
回転しつつ下段攻撃に移行して、下から上へ払い斬りしたけれど。
ひょいっとべりーあちゃんかわしますが。
ももちゃん間髪入れずに銃剣突撃!
でもべりーあちゃんに脇の下に入れられて対応され。
ももちゃん後ろの顔を支えられながら。
足払いでやられてしまいました!
ももちゃん♪
「あんぎゃっ!?」
苺姫ちゃん☆
「激しい攻撃だけども。」
「剣筋が美しくないし、思い通りにまだ立ち回れてない♪」
ももちゃん♪
「1回負けただけで、へこたれないぞー!!」
苺姫ちゃん☆
「おー!」
「3セットまでに入れてみなさい♪」
ももちゃん♪
「3セットもつきあってくれるの!?」
「命取る気でいきます!!」
苺姫ちゃん☆
「本気出すゾ?」
ももちゃん♪
「手加減したら怒るからね!!」
屋上?の特等席を通りかかる深美ちゃん☆
深美ちゃん♪
「あの娘やっと本気になったわね。」
翡翠ちゃん♪
「少し回り道をしたねー。」
「一般家庭に必然として預けられたけど。」
「もう気づいてるみたいね。」
深美ちゃん♪
「小桜もも、この名前あの娘気に入ってないわ。」
「いつか幼児みたいだってこぼしてたし。」
翡翠ちゃん♪
「小桜心雫。」
「透き通った心がしずくのように輝く。」
「それは心の歌声。」
深美ちゃん♪
「あの娘小桜ころなちゃんの本来の姿は。」
翡翠ちゃん♪
「究極の癒しの力。」
深美ちゃん♪
「大切に育てるわ♪」
翡翠ちゃん♪
「よろしくね♪妹ちゃん♪」
嬉しそうに剣をまじえる。
女の娘の騎士と名門小桜の少女。
女の子はいつでもこうして青春に還り。
尊いひとときを、ともに・・。