見学!


スフィーダ高校入学5日目。

この高校では。

必須科目という。

出たほうがいい基本授業と。

自由科目という。

いろんな分野の授業が開かれていて。

特殊科目という変わったおもしろい授業もあります。

基本自由行動なので。

自分に合った授業を選択して学習します。

生徒ごとにちょっとした個室まであるので。

私物を持ち込んだり。

自習したりもできます。

わたしは午前は基本授業で。

午後からは部活OKとのことで。

見回りがてら散策です♪

いーりす♪
「広いなー!」
「空軍基地みたい♪」

ネージュ♪
「なんか変なひとが歩いてるわよ。」

道化♪
「やあ御嬢さん。」
「俺は単なる阿呆。」
「よろしく頼む。」

いーりす♪
「阿呆?」

道化♪
「正真正銘の阿呆さ!」

道化(どうけ)は決めポーズをした!

ネージュ♪
「ぷっ・・・ぷぷぷ!」

道化♪
「笑うな!」
「俺は真剣に阿呆に専念している!」

いーりす♪
「真剣に?ぶー!」

道化♪
「俺は骨董品屋で笑いのツボでも売ったと?」

ネージュ♪
「うまいよ!こいつー!」

道化♪
「ほれ、ひとつ花でも贈ろうか。」

いーりす♪
「どこに持ってるの?」

道化♪
「女性は桜の木のように。」
「何度も咲いて色あせない。」

ネージュ♪
「この阿呆なんてイキな!」

いーりす♪
「すごーい。」

いーりすは拍手!

道化♪
「かわいい女の子と話せるなんてしあわせだ。」
「一緒に踊らないかい?」

ネージュ♪
「ひとりで踊ってなさい。」

道化♪
「それでは俺がキチガイみたいじゃあないか。」

いーりす♪
「え?とってもキチガイでしょ?」

道化♪
「俺は阿呆だからキチガイにはなれない。」
「俺の頭がおかしいのは仕様なのだ。」

ネージュ♪
「そういう生き物ってわけね。」

暴走伯爵♪
「そこで何をしている!」
「まさか女の子とイチャイチャしてたんじゃないだろうな!」

道化♪
「そういうふうに見えたのなら。」
「俺は光栄だ。」

暴走伯爵♪
「けしからん!」
「私もイチャイチャしたい!」
「女の子と話したい!」

道化♪
「少しキチガイみたいじゃないかい?」

暴走伯爵♪
「キチガイで何が悪い!」
「私はキチガイを見出したのだ。」
「キチガイの果てに美を生み出し。」
「キチガイの元に私は歌う。」

いーりす♪
「なにこれー♪」

ネージュ♪
「こんな奴らばっかなの?」

発狂娘♪
「あんたらー!」
「自分達だけいい思いしてんじゃないわよ!」
「生徒はわたしのものよ!」
「わたしとだけいい感じになるんだから!」

道化♪
「これはおバカさん、ごきげんよう。」

発狂娘♪
「生徒とツーショット撮ってるのよ。」
「わたしのコレクション!」
「大好きな生徒との想い出は棚いっぱい!」

ネージュ♪
「あんた興奮してない?」

発狂娘♪
「興奮?してないわよ?」

暴走伯爵♪
「嘘を言うな。」

道化♪
「さては嘘を言って楽しんでるな!」

いーりすは左手を口に添えて爆笑!

ネージュは真っ赤になって口を押さえている。

いーりす♪
「わたし達はここらで失礼します!」

道化♪
「もったいないぞ!」
「バカという存在の美しさが見れるんだぞ!」
「もったいないぞ!」

ネージュ♪
「どうかなる前に失礼します!」

図書室に到達しました。

蔵書が多過ぎて広くて。

目が回りましたよ。

部活では。

女子サッカー部員募集や。

音楽隊員獲得の為に。

上級生が勧誘してきましたね。

いーりすとネージュは。

手を繋ぎながら散策♪

今日は自習にしたいので。

相談して。

部活動を見て回っていました♪

午後になるといつでも帰宅してもいいのですが。

もったいないので。

5時まで残って。

見学や情報収集をしてからの帰宅でしたよー♪

とにかく自由がある高校生活。

わたしはたくさん満喫しています!