森の妖精


これは妖精チコちゃんの頑張りが。

みんなに認められる。

そんなお話。


ここは自然豊かなオリヴィエです。

このオリヴィエに住む妖精の女の子がおりました。

名前は「チコ」

チコちゃんはウッドハウスに住む。

この森の次期領主候補なのです。

チコちゃんは必死に鍛錬して。

領主として認めて貰おうと。

がんばっていますよ。

今日も鍛錬の日々が始まります。

ウッドハウスでこんにちは。

チコ
「今日は何をやろうかしら?」

家臣のヨウムがアドバイス。

しゅえっと
「とりあいずマラソンから始めてみては?」
「それより最近疲労がおありですよ?」

チコ
「それいいわねー。」
「まずはそこから始めましょ。」

チコちゃんは。

いつものドレスに着替えて。

出かけていきました。

しゅえっとも同行です。

森の中をマラソン。

帰りにカバンの中に。

採取した野草を詰めましたよ。

家臣の九官鳥である。

スィエルが来ましたね。

スィエル
「お友達が鍛錬したいと申し出ました。」
「フルールちゃんでございます。」

赤ずきん風の衣装を身にまとった。

ミドルロングの髪の娘が登場。

フルール
「チコおはよー!」
「竹刀で勝負しよ!」

チコ
「勝負しましょ!」
「楽しみだわー。」

チコちゃんとフルールちゃんは。

チコちゃんのウッドハウスで。

30分ほど剣の稽古です。

撃ち合いの練習から。

本格的に実戦練習になって。

いつも鍛えているチコちゃんが優勢でしたね。

フルールちゃんも鍛えていますが。

チコちゃんのほうが錬度が高いみたいです。

チコ
「剣の稽古終わり!」
「次は・・?」
「おにごっこをしましょ。」

フルール
「いいねー!」
「捕まるまで終わらないぞー!」

チコちゃんとフルールちゃんでおにごっこ。

フルールちゃん。

今度はおにごっこで勝ちました。

チコちゃんは体力で差がありましたよ。

チコ
「足だけは勝てないわよね。」

フルール
「足が速くてもテクニックだよー。」

チコ
「お昼まで休憩しましょー。」

フルール
「ごはん!」

チコ
「はーい。」
「お昼食べてってね☆」

お昼には。

豪華な野草料理が並びます。

フルール
「おいしいよー!」
「てんぷらにおひたし。」
「特に素焼きのドクダミ!」

チコ
「たんぽぽの葉の炒め物はどう?」

フルール
「これ絶品!」

チコ
「良かったー。」

お昼タイムのあとは。

ふたりでベッドで。

就寝でしたよ。

お昼のあと。

フルールちゃんと別れて。

チコちゃんは自主練を欠かしません。

森に種を植えたり。

畑に水をやったり。

お花を植樹したりも。

森中に種を植え続けて。

夕方から。

夜まで体操や。

勉強をしていましたね。

チコちゃんは。

鍛錬疲れでもうヘトヘト。

しゅえっと
「最近鍛え過ぎじゃないですか?」

スィエル
「少し休暇を取られては?」

チコ
「はーい。」
「でもまだやりますよー。」

チコちゃん。

くらっとしたので。

ベッドに入りました。

チコ
「忠告を無視してごめんね。」

しゅえっと
「頑張る所がご主人様の魅力なのですが。」

スィエル
「やり過ぎはよくありません。」
「お休みください。」

今日は修行のやり過ぎを。

ベットの中で反省。

そのまま夢の中へ・・・。

気持ちいいチコちゃんの寝顔でしたよ。