1


「玲奈ちゃんが好き!」

ピンク色で長い髪。

魔女の格好をした女の子が。

プロポーズ。

お嬢様の服装をしている女の子が受け止める。

「朱莉さん、わたくしも好きですよ。」

朱莉(あかり)ちゃん。
「では一緒に駆け落ちしよう!」

玲奈(れな)ちゃん。
「そうしましょう。」

手を繋いで。

お屋敷の裏山にある。

展望台へ走っていきます。

ツインテールの金髪。

渚(なぎさ)ちゃんに発見された!

展望台で。

挙式。

渚ちゃん。
「いいところに出会いました♪」

玲奈ちゃん。
「では。」

朱莉ちゃん。
「玲奈ちゃんと結婚するの。」

渚ちゃん。
「では、誓いのキスを。」

玲奈ちゃん。
「わたくしはいいですよ。」

朱莉ちゃん。
「キャー!!」

朱莉ちゃん逃走。

玲奈ちゃん。
「お逃げにならないで。」

渚ちゃん。
「待ちなさいよー。」

朱莉ちゃん。
「結婚式ごっこすると。」
「キスまで行っちゃうじゃない!」

玲奈ちゃん。
「いいじゃないですか。」
「キスですよ?」

渚ちゃん。
「では、誓いのキスを。」

朱莉ちゃん。
「キャー!!」

逃げる朱莉ちゃん。

足が速くて逃走成功。

木の陰から。

朱莉ちゃん。
「本気でするの?」

玲奈ちゃん。
「本気でしてもいいですよ。」

渚ちゃん。
「ファーストキスはおふたりで♪」

朱莉ちゃん。
「んー。」
「玲奈ちゃんとファーストキス?」
「それもいいかも。」

渚ちゃん。
「逃げないでくださいよ。」

朱莉ちゃん。
「だって突然だったんだもん。」

玲奈ちゃん。
「仕切り直しにしましょう。」

展望台。

渚ちゃん。
「では、誓いのキスを。」

朱莉ちゃん。

玲奈ちゃんとキス。

玲奈ちゃん。
「ファーストキスが女の子。」
「わたくしは嬉しいですね。」

朱莉ちゃん。
「玲奈ちゃんだったらいいかな。」

渚ちゃん。
「じゃあ披露宴!」

玲奈ちゃん。
「おやつは用意していますよ。」

渚ちゃん。
「やったー!」

お屋敷に入っていくさんにん。

結婚式ごっこで。

本気のキスをしてしまった。

女の子ふたりでした。


2


朱莉ちゃん。
「怜奈ちゃん♪」

怜奈ちゃん。
「なんでしょうか?」

出会いがしらに。

怜奈ちゃんをくすぐりました。

怜奈ちゃん。
「きゃっ。」

朱莉ちゃん。
「かわいい!」
「もっとやらせて。」

怜奈ちゃん。
「朱莉さんのツボは知りえていますよ。」

怜奈ちゃん。

朱莉ちゃんの横っ腹を。

掴んで。

くすぐります。

朱莉ちゃん。
「きゃー!」
「あっ!」

怜奈ちゃん。
「どうでしょう?」
「気持ちいいですか?」

朱莉ちゃん。
「くすぐったいけれど。」
「なんだか気持ちいい。」

倒れる朱莉ちゃん。

倒れている朱莉ちゃんに。

くすぐり続ける怜奈ちゃん。

怜奈ちゃん。
「さあて。」
「一緒に来てもらいましょうか。」

朱莉ちゃん。
「やーん。」

ベットルームで。

一緒にお昼寝。

渚ちゃんが来ました。

渚ちゃん。
「ふたりでいいところ!?」

玲奈ちゃん。
「あらま。」
「遅かったですね。」

渚ちゃん。
「ベッドであんなことやこんなことをするんでしょ!」

朱莉ちゃん。
「やーん。」
「そんな品がないことを。」

怜奈ちゃん。
「渚さんも一緒にどうですか?」

渚ちゃん。
「わーい!」

さんにんで一緒に寝ます。

渚ちゃん。
「あかりんのスカートかわいい。」

朱莉ちゃん。
「あっと。」
「見えちゃう。」

怜奈ちゃん。
「魔女の帽子がなんとも言えませんね。」

渚ちゃん。
「怜奈ちゃん髪きれい。」

朱莉ちゃん。
「なでなでしてあげる。」

怜奈ちゃん。
「女の子としてかわいがられて。」
「なんかいい気分です。」

渚ちゃん。
「渚は寝ますよー。」

怜奈ちゃん。
「お昼寝といきましょう。」

朱莉ちゃん。
「怜奈ちゃんかわいい。」

朱莉ちゃん。

怜奈ちゃんに抱き着く。

渚ちゃん。
「渚は。」
「怜奈ちゃんのほっぺにチューしてやるです。」

怜奈ちゃん。

キスされる。

怜奈ちゃん。
「ハーレムですかね。」

朱莉ちゃん。
「さあ怜奈ちゃんはわたしのものだ。」

渚ちゃん。
「ずるーい。」
「わたしが先に寝取ったんだからね!」

怜奈ちゃん。
「三角関係?」

朱莉ちゃん。
「玲奈ちゃんはわたしと結婚するの。」

渚ちゃん。
「略奪婚してやるんだから。」

さんにんで大爆笑。

お昼寝のち。

また遊びだしました。


3


玲奈ちゃん。

朱莉ちゃんに抱き着きます。

朱莉ちゃん。
「なになに?」

怜奈ちゃん。
「かわいい女の子を放っておけません。」

そのまま。

押し倒して。

倒れた朱莉ちゃんに抱き着く怜奈ちゃん。

朱莉ちゃん。
「きゃっ。」

渚ちゃん。
「強姦したの?」

怜奈ちゃん。
「ふー。」

朱莉ちゃんに息を吹きかける怜奈ちゃん。

朱莉ちゃん。
「ひゃっ!」
「今度はわたしの番!」

寝技を食らう怜奈ちゃん。

怜奈ちゃん。
「あっ!」

渚ちゃん。
「怜奈ちゃんこちょこちょ。」

怜奈ちゃん。
「やめて。」

朱莉ちゃん。
「渚ちゃんも食らうのだー。」

渚ちゃん。
「わー!」
「当たらないよ!」

玲奈ちゃん。
「渚さん。」
「待ってください。」

渚ちゃん。
「おにごっこだー。」

朱莉ちゃん。
「どこに行ったのかな?」

怜奈ちゃん。
「庭でしょうか?」

渚ちゃん。

お茶を飲んでいました。

怜奈ちゃん。
「桜を見ながら紅茶ですか。」
「域ですね。」

朱莉ちゃん。
「おふざけはこのくらいにして。」
「花見しましょ。」

怜奈ちゃん。
「そうしましょう。」

渚ちゃん。
「きれいなお花。」
「渚の趣味はどうでしょう?」

怜奈ちゃん。
「熟練ですねぇ。」

朱莉ちゃん。
「風流だね。」

渚ちゃん。
「渚の趣味が解ったところで。」
「紅茶があります。」

怜奈ちゃん。
「外で飲む紅茶は特別ですよ。」

朱莉ちゃん。
「そうだねー。」

渚ちゃん。
「お茶菓子。」

朱莉ちゃん。
「いいもの持ってるよね。」

怜奈ちゃん。
「満喫するとしましょう。」

桜を見ながら。

紅茶タイムに突入。

とっても満喫しました☆


4


豪邸のホールにて。

渚ちゃん。
「にゃーん。」

朱莉ちゃん。
「まあかわいい猫ちゃん!」

怜奈ちゃん。
「なでなでしてあげますよ。」

渚ちゃん。
「みゃー。」

怜奈ちゃん。
「そういえば。」
「朱莉さん。」
「スカートの中見せてください。」

朱莉ちゃん。
「先に怜奈ちゃんのスカートの中見せてよ。」

怜奈ちゃん。
「ハレンチですわ。」

朱莉ちゃん。
「えっち。」

ふたりで大爆笑。

渚ちゃん。
「年頃ですなあ。」

朱莉ちゃん。
「そんなこと考えるお年頃になったかあ。」

怜奈ちゃん。
「高度な理性が必要になりましたね。」
「欲情が湧いたらすぐ欲情に走るんですから。」

渚ちゃん。
「女性って欲情に駆られたら。」
「何も考えずに欲求のままに行動しがち。」
「女性は理性に疎いから。」

朱莉ちゃん。
「それは言えてるよね。」

怜奈ちゃん。
「本能的なものに対抗する術が必要でしょうか。」
「では。」
「スカートめくりを。」

朱莉ちゃん。
「きゃっ!」
「お返し!」

怜奈ちゃん。
「あっ!」

渚ちゃん。
「もうそんな年頃かねぇ。」

怜奈ちゃん。
「渚さんもふざけましょう。」

渚ちゃん。
「渚はそういうのあまり興味ないかな。」
「なにすんのー!」

朱莉ちゃん。
「そのまま犯しちゃうぞー。」

渚ちゃん。
「リフレクター。」

朱莉ちゃん。
「フレア連打。」

炎の球をぶつけてみた。

跳ね返っていろんなところに命中しましたが。

魔法で出した炎なのですぐ消えました。

怜奈ちゃん。
「光線。」

リフレクターで全部跳ね返りました。

でも。

魔法で出した弱い光線なので。

壁に当たって消えました。

渚ちゃん。
「どうですかー?」

朱莉ちゃん。
「えいえい!」

怜奈ちゃん。
「魔法少女同士で喧嘩するのはやめましょう。」

朱莉ちゃん。
「だよねー。」
「調子に乗っちゃうもん。」

渚ちゃんが居ません。

逃げられました。

怜奈ちゃん。
「きっとキッチンでしょう。」

渚ちゃんが居ました。

渚ちゃん。
「玲奈ちゃんケーキおいしいよ。」

玲奈ちゃん。
「限定品ですからね。」

渚ちゃん。
「そうなのー!」

玲奈ちゃん。
「そうなんです。」

渚ちゃん。
「マジで?」

玲奈ちゃん。
「マジです。」

渚ちゃん。
「本当?」

玲奈ちゃん。
「本当です。」

渚ちゃん。
「へー。」

玲奈ちゃん。
「へーですよ。」

朱莉ちゃん。
「わたしも食べる。」

玲奈ちゃん。
「ではさんにんで。」

さんにんでおやつタイムとなりました。


5


いつもの豪邸で遊んでいる三人娘。

14歳の女の子は遊び盛りです。

渚ちゃん。
「窓から学生が見えるよ。」

玲奈ちゃん。
「新鮮ですねぇ。」

朱莉ちゃん。
「私たちは短期コースだったから。」
「小学校で全部学んじゃった。」

渚ちゃん。
「普通コースは随分と非効率ですねぇ。」

学生に混じって。

ふたりの女の子が来ました。

魔法使いの格好の女の子と。

綺麗な服装のミディアムロング。

百合花ちゃん。
「ゆりかです。」
「お姉さん居ますか?」

美桜ちゃん。
「みおだよー。」
「渚いる?」

朱莉ちゃん。
「ゆりかちゃーん。」
「おねえちゃんがいろんなことしてあげる。」

魔法使いの格好のゆりかちゃんに抱き着く朱莉ちゃん。

渚ちゃん。
「お姉さん一週間ぶりです。」

美桜ちゃん。
「また試合の相手してよ。」

渚ちゃん。
「では広場でやろう。」

百合花ちゃん。
「お手製のクッキーですよー。」

朱莉ちゃん。
「手柄を立てますねー。」

玲奈ちゃん。
「妹さんですね。」
「渚さんのお姉さんは。」
「双子だそうですね。」

渚ちゃん。
「そうだよー。」
「そっくりでしょ?」

美桜ちゃん。
「他はいろいろ違うけれど。」
「タイプが異なっているのがおもしろいわよね。」

百合花ちゃん。
「おねえちゃんと一緒にティータイムしたいな。」

朱莉ちゃん。
「わたしもそうしたいな。」
「玲奈ちゃんも居るよー。」

玲奈ちゃん。
「最高級の紅茶を用意していました。」

百合花ちゃん。
「それは光栄です。」

渚ちゃんが広場で。

美桜ちゃんと試合中。

渚ちゃん。
「リフレクター。」

美桜ちゃん。
「回り込んで一撃。」

渚ちゃん。
「渚の魔法防御力は最強クラスだよ?」

美桜ちゃん。
「そう。」
「そこが強敵なところ。」

渚ちゃん。
「ちゃぶだい返し。」

美桜ちゃん。
「わっ!」
「着地!」

渚ちゃん。
「スパイクシールド。」

美桜ちゃん。
「スライディングして。」
「ほら懐に入った。」

渚ちゃん。
「あれ?」
「撃破判定?」

美桜ちゃん。
「いいえ。」
「もう一歩だったわ。」
「逆にやられた。」

試合が終わったので。

みんなでティータイム。

執事の武さん。
「美桜さん、渚さん、ティータイムをどうぞ。」

美桜ちゃん。
「いただくわ。」

渚ちゃん。
「クッキーだー。」

朱莉ちゃん。
「ゆりかちゃんも食べちゃうぞー。」

百合花ちゃん。
「ゆりかはおいしいよ。」
「いまが食べごろ。」

朱莉ちゃん。
「いただきます。」

百合花ちゃん。
「ほえ!?」

朱莉ちゃん。

百合花ちゃんのほっぺにキス。

玲奈ちゃん。
「微笑ましいですね。」

百合花ちゃん。
「玲奈さんも召し上がれ。」

玲奈ちゃん。
「禁断の味がしそうで。」
「とても食べられませんね。」

百合花ちゃん。
「食べればいいのに。」

玲奈ちゃん。
「では。」

玲奈ちゃん。

百合花ちゃんを抱きしめて。

頭をいいこいいこ。

撫でまわします。

百合花ちゃん。
「気持ちいい・・・。」

玲奈ちゃん。
「禁断の味ですわねー。」

朱莉ちゃん。
「ああ!スマホで撮影するよー!」

渚ちゃん。
「お姉さん。」
「クッキーがあとひとつだ。」

美桜ちゃん。
「あんたが食べなさい。」

渚ちゃん。
「いいの?」

美桜ちゃん。
「いいのよ。」

渚ちゃん。
「わーい!」

みんなで今日も。

笑顔が溢れて。

それはそれは。

無垢に咲いて・・・。


6


玲奈ちゃんが勉強しています。

良書を漁って。

山積みにされた本を読んでいます。

朱莉ちゃん。
「すごい本の数!」
「後で借りていい?」

玲奈ちゃん。
「構いませんよ。」

渚ちゃん。
「渚も本読みたいなー。」
「古本屋行こうかなー。」

朱莉ちゃん。
「古本屋は宝の山だよね。」

渚ちゃん。
「掘り出し物がいっぱいだもん。」

玲奈ちゃん。
「ところでみなさん。」
「よりよい生き方ってなんでしょう?」

朱莉ちゃん。
「うーむ。」
「深いですねー。」

百合花ちゃん。
「ゆりかです。」
「混ぜてください。」

美桜ちゃん。
「興味深いはなしよね。」

渚ちゃん。
「みんなで囲んで考えよー。」

玲奈ちゃん。
「かつてのソクラテスは。」
「生きるために食べるべきで。」
「食べるために生きてはならない。」
「と言われました。」

朱莉ちゃん。
「生活だけを考えて生きると人生は無意味。」
「ということ?」

渚ちゃん。
「違うよ。」
「目的を持っていきようよ。」
「という意味だと思うよ。」

百合花ちゃん。
「ひとりひとり正解があるから。」
「向上心を持って生きましょう。」
「という意味かな。」

美桜ちゃん。
「実り多き人生を送ることが必要なんじゃない?」
「かつてのゲーテみたいに。」

玲奈ちゃん。
「人の生き方というものは。」
「人のあるべき姿に沿ったものがあるのでしょうか。」

美桜ちゃん。
「楽しく暮らす。」
「なんて考えがちだけれど。」
「怠慢になりませんか?」

朱莉ちゃん。
「迷子になるような考え方もあるよね。」

渚ちゃん。
「ただ生活していればよい。」
「という生き方では。」
「得るものがないような。」

百合花ちゃん。
「それは他人の視点かもです。」

渚ちゃん。
「だよねー。」

玲奈ちゃん。
「自分で答えを見つけなければならないようです。」
「どうもそう思います。」

美桜ちゃん。
「正解はひとつではないので。」
「この論議は有益だったようです。」

渚ちゃん。
「このくらい本があると枕にできない?」

美桜ちゃん。
「そんな本の使い方をしてはいけません。」

玲奈ちゃん。
「女性は生まれたら結婚。」
「でしょうか?」

百合花ちゃん。
「人それぞれですよ。」
「結婚しない人もそれが正解。」
「結婚する人も正解。」
「それぞれの正解があります。」

玲奈ちゃん。
「愚問のようでしたね。」

朱莉ちゃん。
「わたしは体動かしてくるよー。」

渚ちゃん。
「渚はお姉さんと買い物です。」

百合花ちゃん。
「古本屋に行くです。」

美桜ちゃん。
「ドーナツの新作があるわよ。」

渚ちゃん。
「わーい!」

玲奈ちゃん。
「わたくしは本の虜。」
「本はわたくしを離さない。」
「みなさん楽しんでいらして。」

みんな解散。

部屋では。

読書に熱中する玲奈ちゃんが。

メイドさんに紅茶を持ってこられて。

のんびり。


7


玲奈ちゃん。
「おいしいものありますよ。」

渚ちゃん。
「どれどれー?」

百合花ちゃん。
「ゆりかです。」
「食べてください。」

渚ちゃん。
「ちょっと大味かなあ。」

朱莉ちゃん。
「食べず嫌いしてはいけません!」

渚ちゃん。
「きっと苺みたいな味だよね。」
「どうやって食べるの?」

百合花ちゃん。
「なでなでしてください。」

渚ちゃん。
「こんなふうに?」

玲奈ちゃん。
「髪をなでますね。」

百合花ちゃん。
「気持ちいい・・・。」

渚ちゃん。
「かわいい趣味だなあ。」

朱莉ちゃん。
「渚ちゃんも食べちゃうぞー。」

渚ちゃん。
「あかりん弄ってみたかったんだよねー。」

朱莉ちゃん対渚ちゃん。

朱莉ちゃんが突撃しますが。

渚ちゃんが捕らえます。

でもひょいっとすり抜けて。

渚ちゃんにとびかかりました。

渚ちゃん。
「わー!あかりんに食べられちゃう。」

朱莉ちゃん。
「たまには犯させなさいよー。」

ひらりひらりとかわす渚ちゃん。

朱莉ちゃんは諦めました。

美桜ちゃん。
「なにか甘酸っぱいわね。」

玲奈ちゃん。
「あなたも参加しませんか?」
「食べさせあいっこしています。」

美桜ちゃん。
「きゃー!」
「年頃の女の子が恋の練習といわんばかりに。」
「なんにんかで彼氏の代用?」
「いや。」
「かわいいもの同士やりたくなった。」
「そう。」
「それは禁断の花園。」

玲奈ちゃん。
「趣味ですよ。」
「恋の練習ではありません。」

美桜ちゃん。
「というより。」
「年頃だもんね。」
「このくらいしないと。」

玲奈ちゃん。
「あなたもどうですか?」

美桜ちゃん。
「このかわいい女の子をいただくわ。」

百合花ちゃん。
「ゆりかです。」
「なでなでしてください。」

朱莉ちゃんと渚ちゃんが一緒に座って。

ほっぺをくっつけています。

玲奈ちゃん。
「男子禁制。」

美桜ちゃん。
「なんだかさらに甘くなってるわね。」

百合花ちゃん。
「ゆりかはもっといろいろされたいです。」

渚ちゃん。
「渚は彼氏役!」

朱莉ちゃん。
「わたしは彼女役!」

美桜ちゃん。
「そのうちキスとかするんじゃない?」

渚ちゃん。
「あっと。」

朱莉ちゃん。
「いけない。」
「調子に乗っちゃった。」

百合花ちゃん。
「どうせならえっちなことしてください。」

美桜ちゃん。
「それは情に燃えすぎ。」

玲奈ちゃん。
「そろそろお茶タイムにして。」
「遊びに行きましょう。」
「恋の火遊びはこの辺りで。」

ごにんでお茶タイム。

今日は調子に乗ったので。

頭を冷やしてから。

街に出かけました。


8


みんなで。

恋ドラマを観ています。

玲奈ちゃん。
「恋は盲目ですねぇ。」

美桜ちゃん。
「恋をすると理性を失いますねぇ。」

百合花ちゃん。
「じゃあ。」
「恋って発情なのかな?」

渚ちゃん。
「発情を美化しているの?」

玲奈ちゃん。
「人によって捉え方が違うのですよ。」
「恋こそこの世の美学。」
「という人も居ますし。」
「単なる愚行と見なす人もいらっしゃいます。」

朱莉ちゃん。
「だったらわたしは要領がいいよね。」
「結婚しないつもり。」

美桜ちゃん。
「ということは。」
「恋とか結婚する人はみなバカだと言いたいの?」

朱莉ちゃん。
「あの人たちは。」
「自分の意思でそれを選んだのか懐疑的です。」

渚ちゃん。
「自分で選んだからしあわせなんじゃない?」

朱莉ちゃん。
「逆説的に言えばそうだよねー。」

玲奈ちゃん。
「わたくしは結婚しませんねぇ。」
「夫に仕えることはしません。」

百合花ちゃん。
「女性は生まれたら必ず結婚。」
「というのはこの世の理から外れた考え方なんですよ。」

美桜ちゃん。
「さあ何が正しいのでしょうね。」
「ここまで来ると。」
「いろんな意見があるわね。」
「人それぞれ正解が違うから。」
「何とも言えないわ。」

玲奈ちゃん。
「恋のドラマに飽きました。」
「実際にやりましょう!」

朱莉ちゃん。
「わたし彼女役!」

美桜ちゃん。
「彼氏役やりたいわ。」

玲奈ちゃん。
「たまには彼女役やりますね。」

渚ちゃん。
「彼女役になろうかな。」
「あれ?」
「人数的に彼女役が多くなる?」

百合花ちゃん。
「一夫多妻制じゃないですかぁ。」

玲奈ちゃん。
「ペアを組みましょう。」
「やっぱり一夫多妻制になりますね。」

朱莉ちゃん。
「三角関係にすれば?」

玲奈ちゃん。
「それは名案。」

美桜ちゃん。
「さあたまには襲ってあげるから。」

渚ちゃん。
「痴情のもつれ!」

玲奈ちゃん。
「だめですよ。」
「みおさんはわたくしのものです。」

朱莉ちゃん。
「いいえ!わたしのもの!」

百合花ちゃん。
「彼氏役がひとりしか居ません。」

美桜ちゃん。
「ハーレムとかいうやつですか。」

渚ちゃん。
「さあだれにするの?」
「ひとりに決めて!」

美桜ちゃん。
「なんですとー。」
「ひとりに決めるなんて・・・・。」
「できない!」

みおちゃん逃亡。

朱莉ちゃん。
「まてー。」

玲奈ちゃん。
「わたくしが彼氏役になりますね。」

百合花ちゃん。
「れなさん襲ってください。」

玲奈ちゃん。
「抱きしめてあげます。」

渚ちゃん。
「他の女と!!」

美桜ちゃん。
「待ちなさい!」
「ゆりかはわたしのものよ!」

玲奈ちゃん。
「いいえわたくしのものです。」

美桜ちゃん。
「略奪してやるー。」

百合花ちゃん。
「ゆりかさらわれますぅー。」

朱莉ちゃん。
「みおちゃんはわたしと一緒になるの!」

玲奈ちゃん。
「なんだかドタバタしてきました。」

部屋で乱闘気味になったので。

終了しました。

玲奈ちゃん。
「今度は映画を観ましょう。」

朱莉ちゃん。
「なんの映画?」

渚ちゃん。
「アニメ映画だー。」

玲奈ちゃん。
「最近人気のあれですよ。」

美桜ちゃん。
「域だわねー。」

百合花ちゃん。
「ゆりか楽しみです。」

映画鑑賞のち。

いつものティータイムでしたよ☆


9


寝室。

朱莉ちゃん。
「れーなちゃん♪」

玲奈ちゃん。
「あっ。」

朱莉ちゃん。

玲奈ちゃんを押し倒して。

唇を触りました。

そして。

玲奈ちゃんのスカートをめくりました。

朱莉ちゃん。
「どう?」

玲奈ちゃん。
「気持ち良いですね・・・。」

朱莉ちゃん。
「襲いあいっこ。」
「次は玲奈ちゃんの番!」

玲奈ちゃん。
「どうしましょうか。」
「なにをして欲しいですか?」

朱莉ちゃん。
「なんでもいいよー。」

玲奈ちゃんは後ろに回って。

朱莉ちゃんに抱き着きました。

朱莉ちゃん。
「やん。」

朱莉ちゃんのスカートの中に手を入れました。

玲奈ちゃん。
「どうですか?」

朱莉ちゃん。
「気持ちいい・・。」

玲奈ちゃん。
「わたくしたちもお年頃ですね。」

朱莉ちゃん。
「こうして性について学んでいるよー。」

玲奈ちゃん。
「こうして体験すると。」
「男女の性は動物的本能のような。」

朱莉ちゃん。
「それは夫婦には適用されないのでは?」

玲奈ちゃん。
「恋は発情で。」
「出産は動物的本能に従っているだけでは?」

朱莉ちゃん。
「結婚しない派から見ればそうでしょうねー。」
「結婚する派から見れば適用される法則が違うと思うよ。」

渚ちゃん。
「いいことしちゃってー。」

百合花ちゃん。
「ゆりかです。」
「おふたりさん見つけました。」

美桜ちゃん。
「ゆりかちゃん。」
「いまいいところよ。」

玲奈ちゃん。
「もう終わりましたよ。」

百合花ちゃん。
「性のおはなしですか。」
「恥ずかしいです。」

美桜ちゃん。
「性って最後には飽きるそうよ。」

朱莉ちゃん。
「そうなの?」

美桜ちゃん。
「私見だけれど。」

渚ちゃん。
「そもそも女性が必ず結婚するというのは。」
「勝手に決められたルールに支配されているだけでしょ?」

玲奈ちゃん。
「それは結婚しない人から見た景色でしょうね。」
「結婚する人も結婚しない人も。」
「どちらも正解なのでしょう。」

美桜ちゃん。
「正解はひとつではないから。」

百合花ちゃん。
「ゆりかは性を否定しないのです。」
「でも理性を失ってまで欲情に走りたくないのです。」

朱莉ちゃん。
「もしかして。」
「結婚しない派と結婚する派では。」
「性のあり方が違うんじゃない?」

玲奈ちゃん。
「的に当たっているかもしれません。」

美桜ちゃん。
「人それぞれ答えがあります。」
「自分で学んで答えを出すのが必要でしょうね。」

百合花ちゃん。
「いじくってください。」

朱莉ちゃん。
「お姉ちゃんがかわいがってあげる。」

百合花ちゃん。
「よろしくです。」

朱莉ちゃん。

百合花ちゃん。

退場。

玲奈ちゃん。
「久しぶりにふたりで喫茶店にでも?」

美桜ちゃん。
「いいわね。」
「もうちょっと議論してみたいし。」

渚ちゃん。
「渚はお昼寝かな。」

玲奈ちゃん。
「渚さん。」
「ケーキがありますよ。」

渚ちゃん。
「ほんとー!?」
「やったー!!」

それぞれ解散しました。

寝室には甘い香りが立ち込めて。

女の子の匂いで満ちています。


10


豪邸の寝室で。

朱莉ちゃん。
「れなちゃん♪」

玲奈ちゃん。
「なんでしょう?」

朱莉ちゃんは玲奈ちゃんに飛び掛かって。

押し倒しました。

朱莉ちゃん。
「キスしていい?」

玲奈ちゃん。
「どうぞ。」

朱莉ちゃん。

玲奈ちゃんにキス。

そのまま抱きました。

朱莉ちゃん。
「れなちゃん大好き。」

玲奈ちゃん。
「女の子に抱かれるのは趣味ですよ。」

朱莉ちゃん。
「次は玲奈ちゃんの番だよ。」

玲奈ちゃん。
「どうしましょうかね。」

玲奈ちゃん。

朱莉ちゃんの後ろに回って。

押し倒して。

抱きしめて。

寝技をかけました。

朱莉ちゃん。
「あっ!」

玲奈ちゃん。
「さて。」
「こうしてあげましょう。」

玲奈ちゃん。

朱莉ちゃんをくすぐりました。

朱莉ちゃん。
「きゃー!」

玲奈ちゃん。
「まだこれからですよー。」

玲奈ちゃん。

朱莉ちゃんのいろんなところを。

いやらしく触ってみました。

脇腹や太ももなど。

いろんなところを。

朱莉ちゃん。
「ひゃー!」

玲奈ちゃん。
「少しやり過ぎましたかね。」

朱莉ちゃん。
「もう!」
「調子に乗るんだから。」

渚ちゃん。
「ふたりでなにしてんの?」

玲奈ちゃん。
「襲いあいっこですよ。」
「趣味も兼ねて性について探求しています。」

朱莉ちゃん。
「渚ちゃんはどう思うの?」

渚ちゃん。
「性欲って。」
「動物的欲求か趣味のどちらかなんじゃない?」

玲奈ちゃん。
「そうすると夫婦はなんでしょうね?」

渚ちゃん。
「夫婦は必要に駆られたり。」
「契約があるから。」
「性の有り方が違うんじゃないの?」

朱莉ちゃん。
「男女の契約だから。」

渚ちゃん。
「そうかも?」

玲奈ちゃん。
「たぶんそうですよ。」

朱莉ちゃん。
「真実はどうかな。」
「それより。」
「襲われたり襲ったり。」
「たまらない。」

玲奈ちゃん。
「わたくしたちは年頃みたいですね。」

渚ちゃん。
「そう言いながら。」
「渚を襲おうと接近しないでほしいな。」

朱莉ちゃん。
「捕まえた♪」

渚ちゃん。
「えい。」

朱莉ちゃん。
「きゃー!」

朱莉ちゃん。

少し吹っ飛ぶ。

玲奈ちゃん。
「捕まえましたよ。」

渚ちゃん。
「とう。」

玲奈ちゃん。

回転しながら引き離される。

渚ちゃん。
「さあもっと来なさい。」

朱莉ちゃん。
「スピードスター。」

朱莉ちゃんが魔法でスピードアップしました。

玲奈ちゃん。
「ここですよ。」

いつの間にか。

渚ちゃんの背後に玲奈ちゃん。

挟み撃ち。

渚ちゃん。
「なにすんのー!」

玲奈ちゃん。
「さあなにしましょうか。」

朱莉ちゃん。
「えっちなことしちゃう?」

美桜ちゃん。
「みおだよー。」
「なにやってんの?」

百合花ちゃん。
「ゆりかです。」
「お姉ちゃん。」
「強姦はやめてください。」

朱莉ちゃん。
「ゆりかちゃん。」
「お姉ちゃんの邪魔しちゃだめだぞ?」

百合花ちゃん。
「渚さんを助けなきゃ。」
「マジックボールです。」

妙な色のボールを出して。

朱莉ちゃんめがけて投げました。

朱莉ちゃん。
「そんなもの。」

手ではたき落としましたが。

百合花ちゃんの詰めが速くて。

レスリングのタックルを食らいました。

朱莉ちゃん。
「きゃー!」

百合花ちゃん。
「狭いところでは避けようがないみたいですね。」

朱莉ちゃん。
「もう!」

レスリングの試合になりました。

玲奈ちゃん。
「地味に痺れる電気光線。」

美桜ちゃん。
「当たらないよ。」

玲奈ちゃん。
「光線を放ちつつ接近して・・。」
「あっ!」

渚ちゃんに捕まりました。

渚ちゃん。
「くすぐっちゃうぞー。」

玲奈ちゃん。
「あっ!ちょっと!きゃっ!」

美桜ちゃんと渚ちゃんに挟まれてしまいました。

渚ちゃん。
「接近戦は渚の勝ちだと決まってますよ。」

玲奈ちゃん。
「仕方がありません。」

玲奈ちゃん。

電気を発生させる魔法で逃れました。

渚ちゃん。
「わー!静電気!」

美桜ちゃん。
「ぐ!?」

玲奈ちゃん。
「収拾がつきませんよ。」

美桜ちゃん。
「そうですね。」
「この辺で終わりと行きましょう。」

百合花ちゃん。
「勝負つかなかったです。」

朱莉ちゃん。
「もう少しで挽回だったのに!」

メイドさんが来ました。

玲奈ちゃん。
「みなさんお茶が用意されているそうですよ。」

渚ちゃん。
「わーい!」
「みんな行こう!」

朱莉ちゃん。
「休憩も必要だよね。」

みんなで。

お茶タイムとなりました☆


11


玲奈ちゃんと朱莉ちゃんが抱き合っています。

渚ちゃん。
「ふたりともデキてるの?」

玲奈ちゃん。
「趣味ですよ。」

朱莉ちゃん。
「なんだかハマってたの。」

玲奈ちゃん。
「渚さんも抱きしめてあげます。」

渚ちゃん。
「れなちゃん柔らかい。」

朱莉ちゃん。
「もういっかいだけぎゅってして。」

玲奈ちゃん。
「いっそのことえっちなことでもしますか?」

朱莉ちゃん。
「百合はそろそろやめようかな。」
「興味が薄れちゃった。」

玲奈ちゃん。
「わたくしもそろそろやめようかと思っていました。」

渚ちゃん。
「思春期でしたなあ。」

美桜ちゃん。
「またやってたの?」
「研究レポート溜まったよ。」

百合花ちゃん。
「みおさんと一緒に研究してたです。」

玲奈ちゃん。
「性欲ですか。」
「わたくしの場合は趣味でしたね。」

美桜ちゃん。
「性欲は子供を作るときに必要な欲です。」

百合花ちゃん。
「だから夫婦の間においてだけ有効です。」

朱莉ちゃん。
「そのほかは趣味というわけ?」

美桜ちゃん。
「美術的な興味もあるわね。」
「趣味というのは正解だと思うわ。」

渚ちゃん。
「じゃあ。」
「子供を作らない目的での性行為は?」

玲奈ちゃん。
「そんな変態より。」
「動物のほうが優れています。」

百合花ちゃん。
「情欲が湧いたら安全に。」
「そして健全に満たすのです。」

渚ちゃん。
「結婚しない女性にとって。」
「性ってなんでしょうね。」

美桜ちゃん。
「趣味でしょ。」

渚ちゃん。
「結婚しない女性には。」
「性欲という概念が無いのかも?」

玲奈ちゃん。
「夫婦間の性行為は契約のもと行われますから。」
「同じことを未婚の女性がやることはないでしょう。」

朱莉ちゃん。
「愚かな女性はやるそうです。」

美桜ちゃん。
「子供を作るときに必要なのが性欲で。」
「そのほかは趣味か愚行。」
「正解だったら良いわね。」

玲奈ちゃん。
「とりあいず大学にレポートを提出しておきますね。」

朱莉ちゃん。
「よく考えたら。」
「だめよ。」
「女の子同士で。」

渚ちゃん。
「理性を失ってましたかね。」

朱莉ちゃん。
「恋をすると理性を失うから?」

百合花ちゃん。
「恋は盲目。」
「正しいお相手に巡り合うには。」
「きちんと見定めるのです。」
「恋のチャンスは一回とは限らないのです。」

玲奈ちゃん。
「では。」
「みなさん。」
「お昼寝しますか?」

美桜ちゃん。
「いいわね。」
「賛成。」

朱莉ちゃん。
「わたしも賛成。」

渚ちゃん。
「ちょうどしたかったんだ。」

百合花ちゃん。
「みなさんと寝られるのです。」

みんなで。

大きなベッドで。

手を繋いで。

就寝☆


12


とある日のお昼過ぎ。

玲奈ちゃんがベッドでお昼寝をしておりました。

朱莉ちゃんが添い寝をしようと。

ベッドに潜り込みます。

そんなことをしたら。

寝ぼけた玲奈ちゃんが。

朱莉ちゃんを布団で覆って。

もごもごしてしまいました。

朱莉ちゃん。
「ひゃっ!ああっ!」

玲奈ちゃん。
「かわいい・・・。」

いろんな所を触られた朱莉ちゃん。

朱莉ちゃん。
「ちょ・・や・・!!」

玲奈ちゃん。
「おや?」
「わたくしは何をしているんでしょう?」

朱莉ちゃん。
「ちょっと気持ちよかったかな。」
「でも。」
「色事はもういいんです。」

玲奈ちゃん。
「なんてこと!!」

朱莉ちゃん。
「れなちゃん猛烈だったよ。」

玲奈ちゃん。
「うっかり。」
「前の癖が残っているんですわ。」
「すみませんね。」

朱莉ちゃん。
「いいよ。」
「色事は充分満足したし。」
「久々にやられて。」
「はっきり解るようになったから。」

渚ちゃん。
「入るよー。」

美桜ちゃん。
「あれ?」
「いいことしてたの?」

玲奈ちゃん。
「ちょっとした過ちです。」

渚ちゃん。
「一夜の過ち!?」

朱莉ちゃん。
「何言ってんの!」
「ちょっとだけもつれただけなんだから。」

百合花ちゃん。
「お姉ちゃんのことだから。」
「れなさんと添い寝したかったんですよ。」

美桜ちゃん。
「まあそんなところよね。」
「所で。」
「東京オリンピックがお祭り騒ぎで。」
「屋台も出てるんだけれど。」

玲奈ちゃん。
「そんなに盛り上がっているんですか?」

渚ちゃん。
「夜間は滅茶苦茶なんだって。」
「私達も行ってみない?」

玲奈ちゃん。
「鎌倉から近いですし。」
「せっかくですから。」
「お楽しみと行きましょう。」

朱莉ちゃん。
「目がキラキラするよー。」

百合花ちゃん。
「お姉ちゃんはお祭りが好きですからね。」

朱莉ちゃん。
「何着てく?」

百合花ちゃん。
「ゆりかは着物スカートです。」

朱莉ちゃん。
「姉妹コーデ!」

渚ちゃん。
「黒服でいい?」

美桜ちゃん。
「闇の組織とか言うんじゃないよね?」

渚ちゃん。
「ダークヒーロー!」

美桜ちゃん。
「そう来ましたか。」

玲奈ちゃん。
「わたくしはドレスです。」

朱莉ちゃん。
「なんて上品!」

美桜ちゃん。
「では。」
「明日にでも出発しましょうか。」

玲奈ちゃん。
「そうですね。」
「今から行くと帰りは深夜です。」

渚ちゃん。
「決まりましたね。」

百合花ちゃん。
「準備するです。」

みんなでハイタッチ。

お祭りの渦中。

東京へ進出です☆


13


東京駅に着きましたが。

屋台やら。

意味不明な大型車の上に人が演説していたり。

滅茶苦茶な状態になっています。

人がとにかく多いのですが。

人の動きが適切なため。

移動は簡単です。

移動式のワゴン者のお店だらけで。

花火までまき散らして。

警察が注意を手当たり次第に行うなど。

カオスな状態です。

玲奈ちゃん。
「人が多い都会は居るのに苦しいですね。」

朱莉ちゃん。
「そう?」
「上手に立ち回れば。」
「良いお店だらけで良いと思うけれど。」

百合花ちゃん。
「都会ってなんでも優れている訳では無いのです。」
「窮屈で息が詰まるのです。」

渚ちゃん。
「GPS持ってる。」

美桜ちゃん。
「やるじゃない渚。」

玲奈ちゃん。
「人が一か所に集中するのって。」
「あまり好ましい状態だとは思えなくなりました。」

美桜ちゃん。
「田舎と比較すると。」
「田舎はゆとりと余裕があって良いわね。」
「都会は人だらけで。」
「確かに健康になれるとは思えないわ。」

朱莉ちゃん。
「朱莉は地の理を味方につければ。」
「暮らすのにおもしろい所だと思うけれど。」

百合花ちゃん。
「都会の良い所は確かに多いのです。」
「今回は悪い所を見ないようにするのです。」

玲奈ちゃん。
「それが賢明かもしれませんね。」

皇居付近はいろんな国の旗を持った人が。

記念撮影をしていて。

もうこれはカーニバルです。

玲奈ちゃん。
「テロの予告があったそうですね。」

美桜ちゃん。
「よくも飽きもせずに。」

玲奈ちゃん。
「聖戦と言っているくらいなら。」
「正々堂々やるのが神に喜ばれませんか?」

渚ちゃん。
「有神論の渚は納得です。」

朱莉ちゃん。
「朱莉は無神論じゃないです。」

百合花ちゃん。
「卑怯な手を使ったら。」
「名折れだと思うのです。」

美桜ちゃん。
「そんなこと考えると。」
「このアイスクリームが不味くなるわよ。」

玲奈ちゃん。
「そうですよね。」

渚ちゃん。
「東京スカイツリー行きたいな。」

玲奈ちゃん。
「計画表に入ってますよ。」

百合花ちゃん。
「みんなで作成したのです。」

渚ちゃん。
「そういえばそうだった。」

みんな歩き慣れていますので。

東京23区を歩き倒すだけの脚力がありました。

電車の中。

百合花ちゃん。
「狙われているのです。」

朱莉ちゃん。
「ああ痴漢ですか。」
「全周囲を見張ってなさい。」
「隙を見せたらダメよ。」

玲奈ちゃん。
「迎撃してあげましょう。」
「あら。」
「逃げてしまいました。」

美桜ちゃん。
「只者じゃないって気づいているのよ。」
「変に賢いんだから。」

東京各所の名所を観光ですが。

変な人達がオープンカーで旗を振りまわしていたり。

楽器を鳴らして。

オープンコンサートをやっていますので。

東京が大変な事になっています。

渚ちゃん。
「仲間と無線をチェックしているけれど。」
「不審者が多いらしいね。」

美桜ちゃん。
「警察に任せなさい。」

玲奈ちゃん。
「混乱に乗じて窃盗でもしようとしているのでしょう。」

朱莉ちゃん。
「無駄な争い事は避けましょう。」

百合花ちゃん。
「誰か追跡してきているのです。」

渚ちゃん。
「迎撃する?」

朱莉ちゃん。
「朱莉ちゃんに任せなさい。」

指を立てると火が出てきます。

それを前に向けると。

炎がスクリュー機動で発射されました。

何者かは逃走したようです。

玲奈ちゃん。
「指輪を外しておきますか?」

美桜ちゃん。
「そのほうがいいわね。」
「魔力を最低限しか使えなくする指輪。」
「いくら法律で装着を義務付けているとは言え。」
「非常時には外してもいいですから。」

朱莉ちゃん。
「そうしないと辺りを焼け野原にしちゃうからね。」

玲奈ちゃん。
「そこまですると生体エネルギーが枯渇して倒れますよ。」

朱莉ちゃん。
「そうそう。」
「魔力の節約は魔法少女の基本!」

東京都庁や。

雷門付近でお買い物。

渚ちゃん。
「お参りはだめですよ。」
「偶像崇拝に該当する危険があります。」

百合花ちゃん。
「近づくのもよしたほうがいいかもです。」

美桜ちゃん。
「基本は大事よ。」

玲奈ちゃん。
「東京って意外に公園が多いですよね。」

朱莉ちゃん。
「自然と調和しないと。」
「人はやっていけないよ。」

あの有名な秋葉原に到着です。

百合花ちゃん。
「女の子のフィギュアって。」
「美術品としての価値が無いかもです。」

美桜ちゃん。
「変にお色気だったり。」
「美術的概念を無視して制作しているわね。」
「見なかったことにしましょ。」

玲奈ちゃん。
「芸術の探求に役立つかと思いましたが。」
「どれも美しいものとは思えません。」

渚ちゃん。
「けっこう残念なラインナップだよね。」

朱莉ちゃん。
「あまり酷評しないであげて。」
「そんなものだから。」

後半からお祭り騒ぎの見物をすることにしましたよ。

みんな。

ここぞとばかりにはしゃいでいます。

サッカーの観戦チケットを手に入れていましたので。

観戦して帰ることにします。

競技場にて。

玲奈ちゃん。
「サッカーですか。」
「ひとりが飛びぬけていても意味が無いようです。」
「サッカーはチームワークが物を言いますねぇ。」

渚ちゃん。
「川崎フロンターレがチェルシーを破った事があります。」
「特に飛び抜けた選手が居ないチームですけれど。」
「実績がある選手のオールスターに勝ったんです。」

百合花ちゃん。
「鹿島アントラーズもレアル・マドリード相手に善戦していたのです。」
「ガンバ大阪もマンチェスターU相手に3点も入れたのです。」

朱莉ちゃん。
「ジュビロ磐田もアルゼンチンの古豪。」
「インデペンディエンテに接戦になって。」
「2対2でPK戦にて勝利しているから。」
「日本サッカーのレベルって意外と高いみたい。」

美桜ちゃん。
「ある程度の技能があれば。」
「後はチームワークがすべてを決めるみたいね。」

玲奈ちゃん。
「結局チームワークが物を言っています。」

朱莉ちゃん。
「質の高いプレイヤーを揃えても。」
「あまり影響しないのかも?」

試合は。

トルコがブラジルを下して。

8強入りでした。

試合終了少し前に撤収すれば。

人ごみに混ざったりはしません。

帰りの電車内。

美桜ちゃん。
「痴漢は大体後ろからよね。」
「甘過ぎます。」

渚ちゃん。
「ずっと警戒していると寄り付かないね。」

朱莉ちゃん。
「男ってそんなこと考えているの?」
「気持ち悪い生き物。」

玲奈ちゃん。
「そうすると健全で善良な男性まで対象になってしまいますよ。」

朱莉ちゃん。
「朱莉は男って生き物に失望しているの。」

渚ちゃん。
「かつてのシェイクスピアは。」
「女に産んでもらった事に感謝していると言っていました。」
「女に育ててもらったことにも感謝しているんだって。」

朱莉ちゃん。
「はー。」

美桜ちゃん。
「ちょっと見聞が狭いわね。」
「そのうち答えが出るわよ。」

もう夕方。

一生懸命に遊んでの帰路です。

夕日が綺麗に。

この日の締めくくりを添えてくれます。

それは自然の贈り物。

女の子たちは。

しばらく見聞を広めていくことに。

集中しそうですね。

今日もまた。

学び取ることができました☆


14


玲奈ちゃんと朱莉ちゃん。

ふたりでお昼寝をしておりましたら。

玲奈ちゃんがまた寝ぼけて。

朱莉ちゃんのいけない所を激しく触りました。

朱莉ちゃん。
「あっ・・・やめてれなちゃん。」
「ああ・・・もう百合はいいから・・・。」

玲奈ちゃん。
「ん・・・?」
「あらいけない。」
「またやってしまいました。」

朱莉ちゃん。
「性については知ってしまいました。」
「もうやめてね。」

玲奈ちゃん。
「粗相をしてしまいましたね。」

ふたりでお茶をすることにしましたよ。

みんなも来ました。

渚ちゃん。
「知ってる?」
「渚の家って。」
「徳川家康公の元家臣だって。」

玲奈ちゃん。
「わたくしの家は徳川譜代の家柄ですわよ。」

百合花ちゃん。
「ゆりかの家は。」
「徳川御三家の家臣なのです。」

朱莉ちゃん。
「みんなきちんとした夕所正しき家柄なんだね。」

玲奈ちゃん。
「そうすると誇り高いですわね。」

美桜ちゃん。
「高潔であるべきよ。」
「名誉は大事。」

渚ちゃん。
「所で。」
「こんな記事を見つけたよ。」

玲奈ちゃん。
「ああロシアはそんなおもしろいことをするのですね。」

美桜ちゃん。
「ロシアの日本人向けの新聞サイトね。」
「中々ユーモアラスな記事が多いけれど。」

百合花ちゃん。
「ソ連の変な実験とか。」
「あと中国の日本人向けニュースもおもしろいネタがあるのです。」

朱莉ちゃん。
「案外考え方とやり方が違うだけで。」
「平和的な性質は変わらないみたいね。」

みんなでお茶菓子を食べながら談笑。

玲奈ちゃん。
「次の航空祭は百里基地ですよ。」

美桜ちゃん。
「遊ぶだけではだめよ。」
「何を学ぶかが大事。」

渚ちゃん。
「真面目に遊ぼうよー。」

百合花ちゃん。
「いろいろメモするのです。」

朱莉ちゃん。
「特殊な勉強は切り札だよねー。」

最近は各地の航空祭に出かけています。

今回は百里基地ですね。

F-4EJファントムが飛び回っています。

玲奈ちゃん。
「日本の領空では航空自衛隊が日々激戦を繰り広げています。」

美桜ちゃん。
「一見平和に見て平和じゃないわけ。」

渚ちゃん。
「武器があるから平和があるという見方もできるよね。」

朱莉ちゃん。
「みんな自分の主権は確保しないといけないから。」

百合花ちゃん。
「自分の主権を確保するのは。」
「人として当然なのです。」
「否定する人は自分の主権を放棄して。」
「なんにでも奴隷になればいいのです。」

玲奈ちゃん。
「綺麗事で生きてはいけません。」
「ここではそうした現実が見られますね。」

美桜ちゃん。
「みんなメモしたほうがいいかもしれないわ。」

渚ちゃん。
「渚は兵器を認めるよ。」

朱莉ちゃん。
「無意味に使われなければいいけれど。」

玲奈ちゃん。
「誰も無益な争いを望んではいませんよ。」

朱莉ちゃん。
「兵器が正しく使われる事だけを祈っているわ。」

ひと通り見渡して。

戦闘機もじっくり観察して。

飛び回る戦闘機は圧倒的でした。

輸送機も飛んでいたり。

ブルーインパルスの曲芸飛行は芸術的でしたね。

楽しい日でしたが。

きちんと勉強はしておきました。

帰宅。

玲奈ちゃん。
「次はどんな所にお出かけしますか?」

美桜ちゃん。
「私は図書館に通うわ。」

渚ちゃん。
「渚は情報収集かな。」

朱莉ちゃん。
「朱莉はトレーニングするよ。」

百合花ちゃん。
「ゆりかは諸芸上達をするために。」
「いろんな教室に通うのです。」

玲奈ちゃん。
「みなさんそれぞれの目的に向かって進むのですね。」
「わたくしは少し歴史を探索してきます。」
「歴史を知れば大体の事柄は知ることができますから。」

美桜ちゃん。
「少し分散行動ね。」

渚ちゃん。
「みんな目的があるからね。」
「たまには別行動もあるよね。」

玲奈ちゃん。
「ではまた会いましょう。」

みんなでハイタッチ☆

それぞれ自分の目的に向かって。

前進です♪


15


寝室。

朱莉ちゃん。
「れなちゃん。」
「お願いがあるの。」

玲奈ちゃん。
「なんでしょう?」

朱莉ちゃん。
「私を抱いていろんなことして。」

玲奈ちゃん。
「構いませんよ。」
「ベッドにお入りなさい。」

朱莉ちゃん。

玲奈ちゃんに抱かれて。

もごもごされました。

上に乗られてキス。

散々にえっちなことをされました。

朱莉ちゃん。
「ああ・・・その・・あん・・。」
「ん・・・ああ・・・うっ!!」

玲奈ちゃん。
「なぜこんな頼みごとをしたのです?」

朱莉ちゃん。
「朱莉は性について解ってしまいました。」
「なるほど。」
「性欲は動物的です。」
「高度な理性で性欲を克服できるのですね。」
「性欲ってただ本能的に求めているだけなのよ。」

玲奈ちゃん。
「お役に立てて良かったですね。」
「わたくしも性についてよく解りました。」
「朱莉さんの言う通りです。」

朱莉ちゃん。
「私が見出した次の事に目を向けてね。」
「性はそう設定されているのみ。」

玲奈ちゃん。
「そう。」
「そうやって設定されているから。」
「情欲が発生するのですよ。」
「性とは夫婦の営み。」

朱莉ちゃん。
「夫婦の誓いをしていない人はやってはいけない。」
「性行為とはこういう掟がある。」
「女の子同士でやってわかったの。」
「もう情痴は卒業します。」
「ありがとね。」


玲奈ちゃん。
「なんか色欲と言いますか。」

「なんて言いますか。」
「とてもハレンチな想い出になってしまいましたね。」

朱莉ちゃん。
「正しい性解釈ってこのくらいのことをしないと辿り着けないんだよ。」

怜奈ちゃん。
「にしてもわいせつ物なのか。」
「哲学として見るのが賢明なのでしょうね。」

起き上がって。

廊下。

朱莉ちゃん。
「女の子が好きになっちゃった。」

玲奈ちゃん。
「わたくしも好きになりました。」
「女の子好きと性欲は別物です。」
「生物は進化の過程で不要な物を捨てると聞きますが。」

朱莉ちゃん。
「性欲が必要無くなったら。」
「捨てる必要が出てくるよね。」

玲奈ちゃん。
「少し恥ずかしくなってきました。」

朱莉ちゃん。
「ハレンチ少女にされちゃう。」

玲奈ちゃん。
「ふたりだけの花園ですよ。」

ふたりで抱きしめ合います。

大きなリビング。

渚ちゃん。
「渚は思索の旅に出掛けるよ。」

美桜ちゃん。
「私も一緒よ。」

百合花ちゃん。
「ゆりかは美術館巡りをするのです。」

朱莉ちゃん。
「朱莉は警察官目指そうかな。」
「特務課に推薦されてるし。」

玲奈ちゃん。
「わたくしは家業の手伝いに専念しないといけません。」

美桜ちゃん。
「みんな集まれる機会が無くなるわね。」

渚ちゃん。
「また日を決めて遊ぼうよ。」

百合花ちゃん。
「みんな忙しくなるけれど。」
「遊ぶときは遊ぶのです。」

朱莉ちゃん。
「しばらくの間みんな自分の役割に専念しそうね。」

玲奈ちゃん。
「そうですね。」
「これから忙しくなりますが。」
「会える時は会いましょう。」
「いつでも皆さんの事を想っています。」

みんなそれぞれの目的に向かって旅立っていきました。

また集まれるその日まで。

少女たちの軌跡は続いていきます☆

女の子の花が咲いた。

可憐な青春の時は。

こうして刻まれました。


16


会議室。

れなちゃんとあかりちゃんはなぜか妖艶で。

ネットユーザーや地下アイドルとして人気がありますね。

魔法少女はアイドル・象徴的な役割で。

存在そのものに意味があるのです。

玲奈ちゃん。
「魔法少女とはアイドル。」
「アイドルが戦うのですから。」
「怪我のリスクがあってもったいないですね。」

朱莉ちゃん。
「確かに魔法少女というアイドルに戦わせて。」
「莫大な利益を手にした権力者が居ましたが。」
「謎の原因で滅びたよ。」

渚ちゃん。
「女性の象徴としての意味合いが強い。」
「怪我などのリスクは一切考慮されないから。」
「あの人達にとってはなんにでも使えるんだよ。」

美桜ちゃん。
「存在そのものに価値がある女性。」
「という意味よ。」

百合花ちゃん。
「戦闘では戦死する事もありますから。」
「美術品や骨董品を兵士として投入するようなものです。」

玲奈ちゃん。
「そのたとえは良いです。」
「魔法少女は戦闘は得意ですが。」
「その分戦闘で死亡する事がありますから。」
「戦闘に出しても釣り合わないですよ。」

渚ちゃん。
「成人すると魔法使い。」
「少女の頃がかわいいと定評がある。」
「それが魔法少女。」

美桜ちゃん。
「特別な存在だから。」
「かわいければなおさらってこと。」

魔法少女はアイドルとしての地位が高く。

不思議な力を使いこなす奇跡として名があります。

突然発現して魔法を使うことができるようになりますが。

多くは使いこなせず自壊してしまうのです。

少女の頃に能力が発現して。

能力が確定した女の子を魔法少女と呼んでおり。

見た目のかわいさもあって。

アイドルとしての活躍が多い傾向にありますね。

魔法少女は成人すると魔法使いと呼ばれ。

魔法使いの少女時代がかわいいので人気なのです。

男性については普通に魔法使いと呼ばれますが。

女性のほうがスペックが高いので。

男性の能力値は女性と比べて大幅に劣ります。

創意工夫した女性が能力を確立させ。

ずっと続けていける。

最初にほぼ公平にチャンスがあるのです。

しかし能力が確定する女性は一握り。

途中で力が暴走すれば能力値が下がる。

これと同様の現象が世界でかなり多く。

中にはいにしえの伝説の再来もあるほどで。

現代になって甦った究極のスキルとなっていますよ。

何かしらの契約によって得られたり。

自然の力を操ったり。

代々継承してきた伝説の秘術が途絶えた事で。

必然的に誰かを必要として。

いまになって世界に栄えている不思議な力。

玲奈ちゃん。
「強大な力を手にしたらどうしますか?」

美桜ちゃん。
「平和の為に使うのが美しいかな。」

渚ちゃん。
「それぞれ違うよね。」

朱莉ちゃん。
「わたしはアイドル活動に使っちゃう。」

玲奈ちゃん。
「必然的にアイドル活動が専売特許ですかね。」

百合花ちゃん。
「いい事やっている光景を動画に投稿するのです。」

美桜ちゃん。
「それにしても妖艶になったわね。」
「綺麗というか魅力的というか。」

朱莉ちゃん。
「性って多くの場合は本能的に求めているだけ。」

玲奈ちゃん。
「必要の無い性なんてやらないほうがいいですよ。」
「ふたりで一緒に学んでしまいました。」

百合花ちゃん。
「夫婦なら男女の誓いもあるから。」
「たまには確かめ合うのです。」
「でも不必要な性ほど動物的なものはないです。」

美桜ちゃん。
「特に考えもなしに性に溺れる輩をけっこう見てきたから。」
「本能的に求めていることが大半で。」
「その人の意思決定じゃないのね。」
「ほとんどロボットとも言える。」

玲奈ちゃん。
「性格によるのでは?」
「性を好まない性格の人と性を適切に使用する人がいて。」
「性を欲情の赴くままに理由もなしに求める。」

渚ちゃん。
「性って理由もなしに求めたら。」
「なにそれおかしい。」

美桜ちゃん。
「ところで好きなの?」

玲奈ちゃん。
「女の子は大好きですよ。」

朱莉ちゃん。
「女の子が好き過ぎて。」
「ちょっと滅茶苦茶になったけれど。」
「やっぱり女の子が好き!」

玲奈ちゃん。
「女の子が好き過ぎてたまりません。」

美桜ちゃん。
「私じゃ駄目?」

玲奈ちゃん。
「別に構いませんよ。」

美桜ちゃん。
「なるほど。」

渚ちゃん。
「興味あるの?」

美桜ちゃん。
「女性の真実ってなにかなって。」

渚ちゃん。
「女性なのに女性を知らないワタシデス。」

百合花ちゃん。
「女性なのに女性を知らないなんて大損ですよ。」

玲奈ちゃん。
「考えたことも無いからです。」

朱莉ちゃん。
「女性は安楽を求める習性があり。」
「自分で家を建てる事はできません。」
「そうなると女性は男性の懐に飛び込むしかないよ。」

百合花ちゃん。
「女性のお手本はいくらでもあるのです。」

渚ちゃん。
「女性にして女性を知らず。」

玲奈ちゃん。
「そんなのコメディですよ。」

百合花ちゃん。
「喜劇なら笑い話なのです。」
「滑稽という意味ですよ?」

美桜ちゃん。
「女性の時代は始まっているのに。」
「いつまでも進歩が無い有様を見ると。」
「何の為に居るのか分からない。」

渚ちゃん。
「無益。」

百合花ちゃん。
「あの状態が無益なんて言うと。」
「憐れみを覚えましたのです。」

美桜ちゃん。
「素晴らしい。」

朱莉ちゃん。
「やっぱり女性を知る女性じゃないと。」

玲奈ちゃん。
「それです。」
「この会議の結論でいいでしょうか?」

百合花ちゃん。
「賛成なのです。」

美桜ちゃん。
「それでいいと思うわ。」

朱莉ちゃん。
「人間の独学も限界があると思う。」

渚ちゃん。
「人間中心の文化は廃絶かな。」

会議を終了。

ティータイム。

玲奈ちゃん。
「夕方に駅前に行って。」
「出し物をやりましょう。」

朱莉ちゃん。
「それなら任せて。」
「いい発案がいくつかある。」

この日の夕方。

あの妖艶な魔法少女ふたり組みによる。

魔法を使った出し物を行い。

拍手がありましたよ。

マジックならいくらでもできるのですから。

おまけに電撃から火炎まで自由自在。

戦闘系の出し物は困ることがありません。

魔法防御力が高ければ。

多少力を入れても負傷しないので。

模擬対戦まで出来る。

治安維持に駆り出される事も。

警備員として配置されることも。

とにかく汎用性がある魔法少女はどこにでも役に立ちます。

人気・役に立つ・仕事上手・強い・かわいい。

よって魔法少女は。

どこにでも歓迎されるのですよ。

成人すればより高度な任務にも就けますし。

特殊な職業なら。

なんでもあれ。

成人した魔法少女は特殊な職業を選ぶ傾向にあり。

かなり複雑で謎に満ちています。

魔法少女という象徴としてのアイドルはこの国で結集され。

さらなる高みに至るのです。

それが魔法少女としての務め。

女の子達の姿だから。


17


魔法少女・魔法使い全員が加盟している。

華族連盟。

公家であった九条家と近衛家の連盟で保っていた。

派閥が遂に崩壊してしまいました。

主要人物が交代したのですが。

上手に機能せず。

それぞれの派閥が凌ぎを削ろうと活発化。

寡頭制に陥ってしまいました。

前から派閥を廃止し。

政府の直轄にしようとしていましたが。

魔法少女の性質上。

どうしても派閥が必要になるため。

リーダーの欠如で内紛を誘発。

覇権争いに夢中になり。

機能不全になってしまいました。

玲奈ちゃん。
「それで訪ねてきたんですね。」

小雪(こゆき)
「そうやで。」
「うちらにはきちんとしたリーダーが必要やで。」

小鞠(こまり)
「派閥争いが始まったら中々終わらないですし。」
「みんなで何かしらの合意を得ればいいんじゃないかと。」
「小異を捨てて大同につく。」

玲奈ちゃん。
「仕方ないですね。」
「わたくしは有力候補なんですか?」

小雪ちゃん。
「そういうことになってるんや。」

小鞠ちゃん。
「過激な連中が何をするか分かりませんし。」
「再編成が必要なんです。」

玲奈ちゃん。
「政府や大人の女性はなんと言っているのです?」

小雪ちゃん。
「あかん。」
「みんな派閥争いに巻き込まれたんや。」

小鞠ちゃん。
「決着が付かないと終わらないみたいです。」

玲奈ちゃん。
「なんとかすればいいんですね。」
「わたくしがやってみましょう。」

小雪ちゃん。
「うちらの代表やけんね。」

美桜ちゃん。
「その関西弁はなあに?」

小雪ちゃん。
「関西人の友達に感化されて。」
「エセ関西弁になってしまったねん。」

美桜ちゃん。
「それは気の毒。」
「私は相手さんの動向を伺うわ。」

小鞠ちゃん。
「それが。」
「相手さんの敵地に乗り込んで戦いを仕掛けたり。」
「そんなことをはじめたから。」
「早めに終わらせないといけません。」

玲奈ちゃん。
「仕掛けてくることもあるんですね。」

小雪ちゃん。
「それよりあんたさん妖艶やな。」
「とても十代に見えへん。」

玲奈ちゃん。
「さあ。」
「女の子同士で好きな事をするとそうなるらしいですよ。」

小鞠ちゃん。
「それが美人の秘訣?」
「なーるほど。」

玲奈ちゃん。
「とりあいずよくわかりましたので。」
「寡頭制だけは廃止しようと提案してみます。」

小雪ちゃん。
「やってくれ。」
「そうしないと終わらんわ。」

美桜ちゃん。
「わたしたちは一条家についているから。」
「三家連携で立て直しましょう。」

玲奈ちゃん。
「それはいいですね。」
「早速提案書を作成して送りますね。」

小雪ちゃん。
「うちらもけっこうちょっかい出されて手におえんわ。」
「よろしく頼むで。」

退場。

玲奈ちゃん。
「ふたりで書きますか?」

美桜ちゃん。
「そのほうがいいわ。」
「渚と朱莉と百合花も呼んで。」
「複数人で仕上げたほうがいい。」

玲奈ちゃん。
「ではやりましょう。」

提案書は。

派閥争いを弱体化させました。

三家連携に成功したので。

みんな従わざるを得なかったからです。

それでも小さな紛争は続いており。

まだ終息には至りませんが。

政府が介入しましたので。

時間はかからないようです。

魔法少女も中々大変です。

国の発展の片隅に。

アイドルとしての魔法少女が文明に華を添えています。

それは美でしょうか。

それとも人類が力を手にするために?

答えはありません。


18


果たし状を受け取り。

仕方がなく港の廃棄された埠頭・コンテナ地帯に出向きました。

玲奈ちゃん。
「なんのつもりですか?」

すみれちゃん。
「うちが試してやるってもんよ。」

あかねちゃん。
「うちらにも意地がある。」
「そう易々と主権は渡さないよ。」

玲奈ちゃん。
「ライバル心ですか?嫉妬?」

すみれちゃん。
「いんやもっと曝け出してるんや。」

玲奈ちゃん。
「納得が行く結末が欲しいんですね?」

すみれちゃん。
「図星や。」
「行くで。」
「堪忍せえ。」

小雪ちゃん。
「そうはいかん。」

小鞠ちゃん。
「そんなに決着を付けたいのなら。」
「わたしたちが相手です。」

すみれちゃん。
「おもろい。」
「やってやるでー。」

小雪ちゃんが先制攻撃。

絶対零度の凍える吹雪。

手に込めて作成して。

相手に浴びせますが。

攻撃範囲が広くないので。

すみれちゃんが避けて。

コンテナの上から。

黒い炎で攻撃。

火炎球を氷で打ち消して。

防戦一方。

あかねちゃん。
「相手の動きを封じるよ。」
「カウンターアタック!」

小鞠ちゃん。
「させない。」

小鞠ちゃんがあかねちゃんに接近。

なぜか吹っ飛ばされたり。

押されたり。

それでも強引に接近していく。

あかねちゃん。
「うぐぐ。」

玲奈ちゃん。
「一撃必殺ですよ。」

玲奈ちゃんのレーザーがあかねちゃんのシールドを貫いて爆発。

無防備なあかねちゃんに小鞠ちゃんが接近して。

大きく吹っ飛ばして。

あかねちゃんはダウン。

すみれちゃん。
「このままじゃ分がないな。」

小雪ちゃん。
「決着が付かない戦いだよ?」

すみれちゃん。
「火力を上げるかな。」

小雪ちゃんのガードを破る温度の火炎。

さすがに逃げ出す小雪ちゃん。

横から玲奈ちゃんがレーザーを威嚇射撃。

火炎をばら撒くも効果が薄い。

すみれちゃん。
「これは無理やな。」
「もう少しだった。」

誰かが車で接近していた。

日葵(ひまり)
「なにやってんの?」
「相手の相性を考えてよ。」

すみれちゃん。
「ごめん。」
「最初から特に考えてなかったわ。」

日葵ちゃん。
「無策でやったのですか?まったく。」

玲奈ちゃん。
「そろそろ終わりにしましょう。」

玲奈ちゃんのレーザーを拡散させて防いでしまう日葵ちゃん。

日葵ちゃん。
「どうやらお互いに分が無い戦いみたいですね。」

玲奈ちゃん。
「そのようです。」

日葵ちゃんは屈折させたレーザーをばら撒くが。

効果が薄い。

撃ち合いながら。

接近戦。

日葵ちゃん。
「だめだわ。」
「体術が高度過ぎてついていけない。」

玲奈ちゃん。
「もう終わりですよ。」

日葵ちゃんが取り押さえられる。

朱莉ちゃん。
「なにやってんの?」

渚ちゃん。
「大事になってない?」

美桜ちゃん。
「逆にチャンスよ。」

百合花ちゃん。
「なにやっているんですか。」

苺花(まいか)がシャドーボールで襲撃する。

苺花ちゃん。
「まとめて倒れろー!!」

朱莉ちゃん。
「当たらないよ。」

百合花ちゃんがシャドーボールを吸収してしまう。

苺花ちゃんが大型のシャドーボールを形成。

撃ち込んで範囲攻撃しようとするも。

百合花ちゃんが弾いてどっかに着弾してクレーンが破損する。

美香(みか)が小隊の中に突撃。

美香ちゃん。
「ひとりずつ気絶して貰います。」

百合花ちゃん。
「動きが速いのです。」

美桜ちゃん。
「おっと?」
「読まれているわよ?」

美香ちゃん。
「時間をかけすぎた・・・。」

渚ちゃん。
「はい束縛。」

美香ちゃん。
「ひゃあ!」

すみれちゃん。
「黒炎弾!」

朱莉ちゃん。
「スクリュー。」

竜巻型の火焔で。

すみれちゃんの攻撃が打ち消された。

苺花ちゃん。
「食らえ・・・食らえ!」

美桜ちゃん。
「狙いが甘いわよ。」

すみれちゃん。
「このイカサマ女!」

苺花ちゃん。
「なにすんのよ!危ないじゃない!」

乱戦。

攻撃を繰り返しているうちに。

膠着状態に。

玲奈ちゃん。
「全員に果たし状が届いていたんですか?」

美桜ちゃん。
「策略よ。」
「これでは終わらないわ。」
「制圧するか退避するか。」

玲奈ちゃん。
「何かしらのヒントはあるはずです。」

小雪ちゃん。
「逆にここを乗り切ればそいつは失脚するん?」

小鞠ちゃん。
「オーケー。」
「証拠撮影しているわ。」

美桜ちゃん。
「誰が仕掛けたのか判明すれば。」
「そいつは地に堕ちる。」
「でもなんで?」

玲奈ちゃん。
「自分が覇権争いに勝つために。」
「内紛を無駄に広げているだけです。」
「みんな感づいていますよ。」

美桜ちゃん。
「みんな退避。」
「これ以上いればこの地域にもっと集まってくる。」

走って逃げ延びました。

なんと。

本当に魔法使いの女性が同士撃ちや小競り合いを近辺で繰り返しており。

さすがに政府もなんとかせよと介入し。

策略を打った者達は後日失脚・追放処分となり。

この事件は終わりを告げました。

夢中になって。

やり過ぎたのです。

自分たちに損害が大きく。

無益な戦いと化しているため。

この一件で全員が戦意を削がれました。


19


小田原城。

天守閣付近で。

各陣営の魔法少女が何やら相談。

紗莉奈(さりな)
「利害が一致しないよね〜。」
「派閥事に趣旨が異なるから。」

乃土香(のどか)
「じゃあすべて統一してしまうのはどう?」

千夏(ちか)
「えー?」
「そうするとチカのアドバンテージなくなるんですけど。」

紗莉奈ちゃん。
「派閥事に強みがあるからね〜。」

乃土香ちゃん。
「でも統一したほうが簡単じゃない?」

千夏ちゃん。
「そうなるといろいろ変えなきゃいけないから面倒。」

紗莉奈ちゃん。
「私は権力の行使ができるから。」
「融通が利くこのままでいいかな。」

乃土香ちゃん。
「でもここまで小競り合いがあると。」
「いっそのこと統一しちゃおうよ。」

千夏ちゃん。
「古き良き伝統を変えるんですか?」
「劣化しませんかぁ?」

紗莉奈ちゃん。
「そもそも。」
「みんな自分に合うグループについているから。」
「統一なんて無理だよ。」

乃土香ちゃん。
「無理矢理合わせてもだめかあ。」

千夏ちゃん。
「合わない人とは関わらないのがルールじゃありませんかぁ?」

紗莉奈ちゃん。
「全員仲良くするのは不可能だから。」
「みんなそれぞれ違う場所にいる。」
「違う派閥にいる。」

乃土香ちゃん。
「そうなると終息がつきませんね。」

千夏ちゃん。
「無理矢理合わせることはできないから。」
「結局無駄話よね。」

紗莉奈ちゃん。
「幼稚園は卒園したはず。」
「子供の理屈で世界は動かない。」

乃土香ちゃん。
「いるよねー。」
「邪悪な奴とか合わない奴とか。」
「悪を知らない奴は善である訳が無い。」
「悪を知らないからそう言っているんだよ。」

紗莉奈ちゃん。
「みんな仲良く?妄想の典型じゃない。」

千夏ちゃん。
「相容れない。」
「まあ破談ってことで。」

乃土香ちゃん。
「まあそれぞれに分かれればいいし。」
「それで?なにが趣旨?」

紗莉奈ちゃん。
「まさか。」
「黙って他の娘たちを見ているつもり?」
「先手必勝。」

千夏ちゃん。
「なーるほど。」
「私もそう思っていたんだ。」

乃土香ちゃん。
「あんたら私のライバルだし。」
「一回は叩き伏せておきたい。」

紗莉奈ちゃん。
「前はよくもちょっかいを出してくれたよね。」

千夏ちゃん。
「あんたらの連中が最初にやったんじゃない。」

乃土香ちゃん。
「まあここで叩いておけば。」
「後々大きな顔を出来なくなるでしょう。」

紗莉奈ちゃん。
「そういう所では意見が一致しているみたいですなあ。」

千夏ちゃん。
「あら?」
「そのつもりで来たんじゃなくて?」

乃土香ちゃん。
「取り繕っておいたけれど。」
「それが目当てだったんじゃない?」

紗莉奈ちゃん。
「一回でも泥を付ければ後々。」
「私のモノになる。」
「決まったよね〜。」

煙玉を足元に投げつけて。

スモークで包まれて。

散開。

紗莉奈ちゃん。
「アドウェルサス。」

大きな半透明なブーメランを形成して。

千夏ちゃんに投げつけましたが。

千夏ちゃんをすり抜けましたよ。

ブーメランは誘導されていて。

自由自在に飛び回ります。

別の方向にも千夏ちゃん。

千夏ちゃん。
「幻影に引っかかった。」
「そこだよね?」
「波動砲。」

水のような波動が中速度で発射され。

大爆発。

地面が陥没。

紗莉奈ちゃんはとっくに隠れていて。

再度ブーメランを誘導して。

千夏ちゃんに当て続けても。

幻影なのですり抜けてしまう。

乃土香ちゃんが。

紗莉奈ちゃんに後ろから接近してくる。

乃土香ちゃん。
「感電しちゃえー!!」

紗莉奈ちゃん。
「うわっ!」

紗莉奈ちゃん逃げ出す。

杖を振り回してくる乃土香ちゃん。

杖は電気を帯びている。

千夏ちゃんが横から。

乃土香ちゃんに波動砲を近距離で当てて。

吹っ飛ばしたが。

乃土香ちゃんは見事に着地。

紗莉奈ちゃんのブーメランが。

千夏ちゃんに命中。

ブーメランには電気が流れていて。

千夏ちゃんは感電しましたが。

ダメージは少ない。

紗莉奈ちゃんが千夏ちゃんに追撃を入れようと。

手刀攻撃するも。

千夏ちゃんに避けられて。

素早く逃げられる。

さらに乃土香ちゃんが追い回してくる。

乃土香ちゃん。
「食らいなさい!」

紗莉奈ちゃん。
「きゃっ!!」

電撃の杖で叩かれて。

ギリギリで避けて。

叩かれた場所が爆発。

紗莉奈ちゃんが爆風で転倒。

千夏ちゃんが横に現れる。

フェイント。

乃土香ちゃん。
「このっ!」

千夏ちゃんの幻影に翻弄される乃土香ちゃん。

千夏ちゃんが後ろを取った。

千夏ちゃん。
「くらえー!!」

乃土香ちゃん。
「おっと!」

渦巻き状のバリアを発生させて。

その中に波動砲を吸引して防がれてしまう。

乃土香ちゃん。
「さあ終わりにしましょう!」

千夏ちゃん。
「あっ!そんな!」

追いかけっこになってしまいましたよ。

小雪ちゃん。
「なにやってんの!」

小毬ちゃん。
「やめなよ。」

紗莉奈ちゃん。
「ふたりも入ってくるのかあ。」

乃土香ちゃん。
「まあ程々でいいわ。」

千夏ちゃん。
「力の差を魅せつけたかったけれど。」
「いざ勝負してみると互角だわ。」
「残念。」

小雪ちゃん。
「なんでやったの!?」

紗莉奈ちゃん。
「それはそうでしょう。」
「いましか戦えない。」
「商売敵じゃないですか。」

乃土香ちゃん。
「早いうちにライバルを蹴散らせばいいじゃない。」
「いわゆる商売敵よ。」

千夏ちゃん。
「でもやってみると。」
「力の差が拮抗していて。」
「決着つかんわ。」

小毬ちゃん。
「ならここで剣を収めて。」
「いまは組織が不安定だから。」
「むやみにやったら損をするよ?」

小雪ちゃん。
「何かの思う壺だったらどうすんの。」

紗莉奈ちゃん。
「とりあいず解散するわ。」

乃土香ちゃん。
「そうね。」
「ここまで互角だと勝敗なんてないじゃない。」

千夏ちゃん。
「私としては本気を見たかったけれど。」
「力量ってここまで互角なのかあ。」

三人とも解散。

小競り合いはしばらく続いていました。

チャンスとばかりにライバルに仕掛けたり。

商売敵を叩き伏せておいて。

泥を付ければ。

自分が有利になるので。

宣伝とばかりに。

でも。

無暗に戦えば逆効果。

強者と強者が戦えば。

どちらが勝つかなんて結果論ですし。

いたずらに争いを広げる意味もありません。

なので。

決闘と称して戦うスタイルが定番になってしまいました。

平常時でも決闘は稀にあるものの。

ここまで堂々とやる派閥はそうあるものではありません。

力を確かめ合って。

最終的にどの派閥が統治者となるか。

それを決めようとしている。

久々の動乱期です。


20


別荘が多い地域で。

また三人組。

今度は海を見たりして。

景色を眺めながら。

紗莉奈ちゃん。
「芙蓉(ふよう)って奴怪しくない?」

乃土香ちゃん。
「御三家にケチつけて。」
「評判落とし?」

千夏ちゃん。
「そうなると統治者が決まらないから。」
「争いは大きくなるんじゃない?」

紗莉奈ちゃん。
「でもこの機会に乗じて。」
「あんたら負かしてやれば。」
「名声は私のもんだわ。」

乃土香ちゃん。
「またやる?」

千夏ちゃん。
「無駄に争って益があるの?」

紗莉奈ちゃん。
「あまり積極的に仕掛け過ぎると。」
「かえって良くないような。」

乃土香ちゃん。
「混乱を広げるだけかも。」

千夏ちゃん。
「そこまで徹底的にやる理由はないよ。」

紗莉奈ちゃん。
「それはそうよ。」

すみれちゃん。
「あんたらやりあったそうね。」

あかねちゃん。
「たまには必要だけれど。」
「負かす事ばかり考えていると。」
「逆に影響が悪いよ?」

紗莉奈ちゃん。
「それはそうだ。」
「暴力女なんて言われたらしょうもない。」

苺花ちゃん。
「でも面白い話がある。」

美香ちゃん。
「芙蓉って女。」

日葵ちゃん。
「けっこう不審人物らしい。」

すみれちゃん。
「わたしら連合結成してな。」
「そいつの別荘襲撃してやろうと思ってるんや。」

あかねちゃん。
「ゆすれば出るでしょう。」

乃土香ちゃん。
「前から気に食わない。」
「だってあの女。」
「やたらと圧力かけてくるでしょ?」

千夏ちゃん。
「だったらこの機会に叩き伏せておこうよ。」

すみれちゃん。
「決まりやな。」
「小雪と小毬と合流するで。」

芙蓉の別荘があり。

芙蓉は室内にいて。

何かしらの事務をしている。

小雪。
「力の差ないんか?」

小毬。
「少なくとも2対1だと厳しいかも。」

すみれちゃん。
「来たで。」
「どないするん?」

小毬。
「あなた達は正面から。」
「私達は裏手から。」
「二方向から同時攻撃。」

紗莉奈ちゃん。
「それなら早くやろう。」

すみれちゃん。
「みんなすぐやるで。」
「目標が逃げたらあかん。」

小雪。
「すぐに裏手に回るよ。」

小毬。
「すぐに突入。」

別荘の玄関。

すみれちゃん。
「かわいい女の子が会いに来たで。」

芙蓉。
「なんだお前らは?」

紗莉奈ちゃん。
「ちょっと一発かましてやろ。」

芙蓉。
「暴漢ではあるまいし。」

千夏ちゃん。
「波動砲。」

芙蓉が大きく後退。

立ち姿勢のまま後ろに大きく吹っ飛ばされて壁に叩きつけられる。

芙蓉。
「なるほど。」
「いつかのお返しというわけか。」

芙蓉は緑色の謎の刃や球体を作り出して。

薙ぎ払おうとしてくる。

室内で戦闘。

すみれちゃん。
「すみれちゃん特製や。」

黒い炎で緑色の武器は破壊される。

芙蓉が風起こし。

即座にいろんな物が吹き飛ぶが。

あかねちゃんがシールドを展開して無効化。

すみれちゃん。
「しばらく見んうちに能力落ちたん?」

あかねちゃん。
「相手はパワーが無い。


千夏ちゃん。
「えー?」
「相手ぜんぜん強くないんですけど。」

紗莉奈ちゃん。
「回り込むよ。」

乃土香ちゃん。
「風と光属性の融合で来るよ。」

苺花ちゃん。
「属性が分かれば楽よ。」

日葵ちゃん。
「かましてやろうよ。」

苺花ちゃんがシャドーボール。

日葵ちゃんのレーザーが混ざって融合。

かろうじて弾いた芙蓉だが。

美香ちゃんに突進されて転倒。

すぐに立ち上がって。

美香ちゃんを押しのけるが。

後ろから小毬ちゃんが。

芙蓉に手を当てて。

芙蓉を大きく撥ね飛ばす。

芙蓉たまらず逃げ出す。

グレネードを投げつけて牽制。

素早く窓から逃走。

すみれちゃん。
「追わんでいいわ。」
「おもしろい資料ある。」
「かなりの不正を働いた奴やね。」

あかねちゃん。
「証拠物がぎっしり。」

苺花ちゃん。
「これ政治家宛てなのに。」
「政権転覆の計画書だ。」

日葵ちゃん。
「パソコンの中身を見てやるー。」
「おっと?」
「叩けば埃が出る奴だわ。」

小雪。
「戻ってこないか見張ってるね。」

小毬。
「とりあいず連絡しとかないと。」
「日頃の仕返しの積もりが。」
「予想外の結果になったね。」

しばらくして。

公安と自衛隊が来まして。

資料を押収するなど。

けっこうヤバイ奴だったみたいです。

芙蓉は今夜。

お偉いさんのパーティーに出かける支度をしていて。

後は仲間と連携して。

下処理をしようと企てましたが。

意外にボロ負けしている事に気付かず。

パーティーが終わったら。

謀反を仕掛ける手筈でした。

小雪ちゃん。
「なんか賞金貰ったわ。」
「なんに使えばいいん?」

すみれちゃん。
「大金過ぎて抱えきれへん。」
「でも連合軍は今日限りやで?」

苺花ちゃん。
「負けないからね。」

日葵ちゃん。
「最後に勝つのはわたしですから。」

紗莉奈ちゃん。
「また勝負しましょう。」

乃土香ちゃん。
「望むところ。」

千夏ちゃん。
「今度はアイドルとしての腕前で勝負よ。」

小毬ちゃん。
「解散ですね〜。」

女性の世界は独特の規則がある?

男性の世界はそのままのルールが根強い。

女性の世界は別の世界のように。

女の子たちは戦ってみたり。

協力してみたり。

いろいろやっています。

女の子はまだ確立していません。

特別な存在である魔法少女がまず示すのだそうです。

女の子は時代に華を添えて。

とうとう。

女性を示す人は現れるのかな?


21


芙蓉(ふよう)という列強の魔法女性がおり。

探りを入れている玲奈ちゃん。

何気にパーティーに招待されて。

会場に赴きました。

玲奈ちゃん。
「豪華なパーティーですね。」
「漁夫の利ですか?」
「大漁なんですかね?」

芙蓉。
「大漁?なんのこと?」

百合花ちゃん。
「お金持ちという意味なのです。」

渚ちゃん。
「わたしたちが漁をして網にかけるのです。」

芙蓉。
「よくわからないが。」

百合花ちゃん。
「でも分かっているのです。」

渚ちゃん。
「後は口実があればいいんだけれど。」

芙蓉。
「むう?」
「言っていることがわからないぞ。」

渚ちゃん。
「でもあなたは知っているでしょう。」

百合花ちゃん。
「知っているけれど分からないのです。」

美桜ちゃん。
「最近流行のジョークよ。」

朱莉ちゃん。
「流行遅れにならないでくださいよ。」

芙蓉。
「流行りか。」
「ついていけないものだ。」

いつの間にか取り囲まれている芙蓉。

警察官が到着して。

一緒に他の魔法使いが駆けつける。

芙蓉逃げ出すが。

接近され過ぎていて。

猛攻撃に遭って。

一瞬で敗北。

派閥争いを無駄に広げた最大の裏切り者であった。

後にどこかに追放されてしまったとのこと。

三家連携でみんな合意した為。

さらに寡頭制に陥るのは良くないと認識が一致。

ささいな意見の違いはあるけれど。

組織の再編に成功。

動乱は爽やかに終息しました。

玲奈ちゃんは派閥の有力者のひとりになっていましたね。

また。

実力が優れていると知れ渡って。

頼れる存在とされ。

連携が上手に機能するにつれ。

貴族制度が見直され。

より高度で洗練された体制の構築。

貴族制度は全員連携という形で成立し。

グレードアップを達成するに至りました。

玲奈ちゃん。
「人の行方と水の流れ。」

百合花ちゃん。
「胡蝶の夢。」

渚ちゃん。
「邯鄲の夢。」

朱莉ちゃん。
「浮世は夢。」

美桜ちゃん。
「人生朝露の如し。」

胡蝶の夢。

荘子が胡蝶になった夢を見て。

さめた後も自分が胡蝶になったのか、胡蝶が自分になったのかを疑ったという故事から。

夢と現実とがはっきり分かれないことのたとえ。

また人生のはかなさのたとえ。

好きに振る舞っていても。

やっぱり拭いきれない夢のような世界。

目覚めているのか分からないけれど。

魔法少女だから気付くことができたのでしょうか。

玲奈ちゃん。
「誠に良い余興でした。」

朱莉ちゃん。
「余興は盛大でなくちゃね。」

渚ちゃん。
「これからが本番。」

百合花ちゃん。
「序章に過ぎなかったのです。」

美桜ちゃん。
「もう始まっているわよ。」

ステージは新しくなり。

移り変わりました。

魔法少女は新時代を迎えます。

女性の時代の到来からはじまる。

それは黄金時代への布石のような。

出来事なのでした。


22


桜が咲くころ。

玲奈ちゃんは勉強に熱心です。

朱莉ちゃん。
「将来なんになる?」

玲奈ちゃん。
「わたくしは家業を継ぎましょうか。」

朱莉ちゃん。
「わたしはアイドルに挑戦してみようかな。」
「まずは社会経験を積んでみたい。」

渚ちゃん。
「渚は教授になりたいなー。」

朱莉ちゃん。
「渚ちゃんらしいかもねー。」

百合花ちゃん。
「ゆりかは絵本描きたいです。」
「絵本作家です。」

美桜ちゃん。
「私は教員免許取るわ。」

玲奈ちゃん。
「みなさん進路が決まっているようですね。」
「では。」
「みなさんの幸福を祝って乾杯しましょう。」

ぶどうジュースで乾杯しました。

お菓子を食べて。

豪邸のお庭でお花見です。

渚ちゃん。
「渚はもうちょっと遊んでからにしよっと。」

朱莉ちゃん。
「わたしもそうするー。」

玲奈ちゃん。
「まだ14ですから。」
「一生懸命遊びましょう☆」

百合花ちゃん。
「ゆりかはしばらく特別な塾に行くです。」

美桜ちゃん。
「私は旅行しますか。」
「いろいろ見て回ってからにするわ。」

玲奈ちゃん。
「ではそれぞれの船出を祝福しましょう。」

朱莉ちゃん。
「わたしはみんなを祝福するために。」

玲奈ちゃん。
「わたくしは奉仕のために。」

渚ちゃん。
「渚は世界の発展のために。」

百合花ちゃん。
「ゆりかはみなさんの栄養になるです。」

美桜ちゃん。
「私は果たすべき義務のために。」

ごにんでハイタッチ。

桜の木の下で。

女の子たちは微笑みます。

END