始動!?
二年生。
いい歳になったので。
本格的に活動したくて。
文化サークルに入りました。
ここでは文化について協議して。
何かしらの物を生み出すのです。
課題は「何か新しいものを生み出せ」ですよ。
部長さん♪
「いらっしゃい。」
「さっそく課題を実行してね。」
いーりす。
「おもしろそうです。」
部長さん♪
「ナイス熱意!」
席につきます。
広々とした部室。
いろんな装置があって。
パソコンも並んでいます。
いーりす♪
「わたしは文学。」
「雪ちゃんは?」
ネージュ。
「私はピカソ流の絵画を描いてみる。」
いーりす♪
「好成績が残せるといいね。」
ネージュ。
「がんばりましょう。」
みかーれちゃんがそのうち入部。
移転してきましたよ。
みかーれ。
「こっちのほうが合っているみたい。」
部長さん♪
「あらー?」
「いつでも来て良かったのよ。」
「成果さえあれば・・ね?」
廊下にて。
いーりす♪
「くーりえちゃん。」
くーりえ♪
「あなたは文化サークルですね〜?」
「くーりえも入ることにしていますよ。」
いーりす♪
「入る場所探してたね?」
くーりえ♪
「そのとおりです。」
「あらかた体験入部しましたよ。」
いーりす♪
「負けないぞー。」
「なんて闘志を燃やしてみる。」
くーりえ♪
「なんでもライバル視するとよくありませんよ。」
「無駄な力が入って負け癖を発症するものですよ。」
いーりす♪
「じゃあ消火だね。」
「かわいいくーりえちゃん。」
くーりえ♪
「あなたのほうがかわいいですよ。」
いーりす♪
「そんな。」
「くーりえちゃんのほうが。」
くーりえ♪
「絶対にあなたです。」
いーりす♪
「絶対は絶対に無い!」
くーりえ♪
「いいえあなたですよ。」
いーりす♪
「くーりえちゃんだって・・・。」
発狂娘♪
「キャー!」
「生徒がどっちもカワイイ議論で言い争っている!」
「たまらない!」
「キャー!」
暴走伯爵♪
「これはあれか?」
「永久保存版か!?」
発狂娘♪
「はあはあわたしのコレクションに・・・はあはあ!」
道化♪
「男子禁制だなこの学校は!」
暴走伯爵。
「我々は肩身が狭いではないか!」
道化♪
「メルヘンの世界に迷い込んだ阿呆。」
「なんだこの構図は!」
発狂娘♪
「わたしに尋ねても意味が無いわ。」
「はあはあ・・・・。」
ネージュ♪
「ちょっと!」
「独り占めしないでよ。」
くーりえ♪
「またかわいいひとが来ましたよ。」
ネージュ♪
「私がカワイイ?ひゃー!」
いーりす♪
「雪ちゃん美人さん。」
ネージュ♪
「そんな!ひゃーあ!」
みかーれ♪
「あれ?このひと自覚無かったんですか?」
ネージュ♪
「自分が美人である自覚?なんてこと!」
いーりす♪
「女の子であるという自覚は?」
くーりえ♪
「ありますよ。」
いーりす♪
「なんかこの場所がカオスになってない?」
みかーれ♪
「題名がつくよね。」
いーりす♪
「あれ?わたしがカワイイ女の子ってさっき言わなかった?」
「わあ!」
いーりす走り去る。
ネージュ追いかける。
くーりえ♪
「あれれ〜?」
「どうしたの?」
みかーれ♪
「とたんにときめいて。」
「女の子を悟ったんだよ。」
くーりえ♪
「自分が好きになっちゃう的なものですかね?」
みかーれ♪
「自分も女の子好きだから。」
「たまらない筈。」
くーりえ♪
「影で写真撮影はやめてください。」
発狂娘♪
「わたしのコレクションになるのだー!」
道化。
「実はここに壁があってな。」
「男共は入っていけないのだ。」
くーりえ♪
「それは残念でしたね。」
道化♪
「入場料が高額で。」
「とまあ退散。」
「拝観料取られたらとんでもない。」
くーりえ♪
「物分かりがいいのはあたまいい証拠ですよ。」
道化♪
「あたまがいい?」
「俺はどこをどうしても阿呆にしかなれんのだー。」
道化退場。
発狂娘倒れる。
暴走伯爵既に居ない。
くーりえ♪
「戦線離脱。」
みかーれ♪
「ここは危険地帯だー。」
そして誰もいなくなる。
生徒達が行き交いする。
廊下の交差点。
女子校の園は至る所で。
男子禁制大量発生です☆