舞踏会。


学校内、部屋使用予定版にはなみお姉さんが記入しようとペンを執ると。

横からふぇりすとえとわーるが重なる。

花美お姉さん☆
「あら?奇遇ね。」

ふぇりす☆
「奇遇、偶然、数奇ですね!」

えとわーる☆
「残念ですが、そのSランクの部屋はわたし達のものですね!」

えとわーるはペンをわざとらしく強奪した。

花美お姉さん☆
「ふふ〜?話は早いほうがいいわよ?」

ふぇりす☆
「ガムテープの刑にしてやるのだー!」

えとわーる☆
「たいへんに遺憾ながら、先輩の権利をはく奪しに挑みますよ!」

ふぇりすが無謀にも先制攻撃を仕掛けようとする。

が、花美お姉さんが猛烈なプレッシャーを放ってきた!

ふぇりす☆
「あわわ!体が動揺してうまく動けない!」

花美お姉さん☆
「あれ〜?なんかいやな予感がするぞ?」

花美お姉さんの周りには両面テープトラップが多数!

えとわーる☆
「食らいなさい!ガムテープボール炸裂!」

えとわーるはガムテープでつくったボールを10個投げた!

ひょいっと身軽すぎるジャンプで退避されるが、着地を狙ってみる!!

しかし!花美お姉さんに見切られて、避けられてしまう!!

えとわーる☆
「えっ!?中々のスピードなのに!?」

花美お姉さん☆
「投げるモーションが大きすぎるから、動作開始とともに動けば、当たらないわよ〜?」

ふぇりす☆
「リミッター解除!運動性能30%UP!」
「ゾーン戦法!」

ふぇりすとえとわーるはガムテープを必死にくっつけようと試みるが。

ひょいひょいダンスしながら避けられる!!

花美お姉さん☆
「1秒先くらい先読みすれば、簡単ね♪」

ふぇりす☆
「ダメだー!時間切れ!」

えとわーる☆
「ギブです・・・。」

姫麗ちゃん☆
「こら、はなみ、下級生いじめない。」

堂々と真ん中から登場する。

後ろ髪をウェーブやクセっ毛を生かし確立した。

宝石の髪飾りと頭の横に小さな王冠の気品ある娘が。

きらやかな微笑みでこっちへ歩いてくる。

花美お姉さん☆
「大学生取締役がなんでこんな所にいらっしゃるの?きららさん。」

姫麗ちゃん☆
「あなたのような道楽者を見物しに。」

花美お姉さん☆
「見物だけで御愉しみになられるかしら?」

ふぇりす☆
「大物とお手合わせ・・・・。」

えとわーる☆
「願いたい!」

花美お姉さん☆
「突貫するわよ。」

ササクサを持つ3人が姫麗ちゃんに向かう!!

姫麗ちゃん☆
「Megami。」

花美お姉さん☆
「動きに同調されてるかぁ。」

3人の攻撃をいともたやすくいなす姫麗ちゃん。

姫麗ちゃん☆
「自動で避けられる程度のもの。」

距離をとって再攻撃する3人。

花美お姉さんがプレッシャーをかける。

姫麗ちゃん☆
「そのプレッシャーは通用しないわよ。」
「Sylpheed。」

花美お姉さん☆
「あー。」

3人の再攻撃は突然あまりにも非力で無力になり。

ガムテープを奪い取られて、ふぇりすがやられる!!

ふぇりす☆
「にゃ〜!?」

角で見ている誰か。

今度はえとわーるがおでこにやられる!!

えとわーる☆
「んわぁ〜!?」

花美お姉さんは善戦。

横から。

フローレンス・アレーグリ。

香水がうっすら巻かれると。

甘い香りが辺りに散らばった。

4人の戦闘意欲が0になる!!

姫麗ちゃん☆
「いまいいとこよ。」

花美お姉さん☆
「咲桜(さくら)姫、豪華なメンバーね。」

フリルのミニスカートを揺らして、花の髪飾りが豊富のミドルロングの娘が駆けてくる。

咲桜ちゃん☆
「ずるーい!おねえちゃん!わたしも混ぜてよ!」

えとわーる☆
「さくらさんだぁ♪おしゃれピカイチ地方の有名人!!」

ふぇりす☆
「さっきからのぞいてたなー♪」

花美お姉さん☆
「残念♪お姫様♪舞踏会はお開きよ♪」

姫麗ちゃん☆
「そうね、じゃれ合いはこの辺にしておきましょ、みなさんおいでなさい。」

花美お姉さん☆
「ふぇっちゃん、えとわーるちゃん、おいで♪」

ふぇりす☆
「はーい♪」

えとわーる☆
「負けちゃいましたね♪」

5人はSランクの部屋に一緒に入り。

後から来た花美お姉さんの友達とおしゃべりや。

お茶を愉しみ。

演奏会で午後をみっちり使った。

花美お姉さん☆
「音源譜従来のより洗練させられない?」

姫麗ちゃん☆
「全員が使用できるようにするってこと?」

咲桜ちゃん☆
「旧式じゃあ、いい音は出ないよ。」

姫麗ちゃん☆
「音源譜の30項目のうち、他のを混ぜます?」

咲桜ちゃん☆
「花美ちゃん、即興曲から出せない?」

花美お姉さん☆
「こんな感じ?ヴィオラなら、ギターみたいに弾けるけど。」

姫麗ちゃん☆
「ギター?ハープやチェロみたいにも弾けるわよね。」

咲桜ちゃん☆
「じゃあこんな構図?」

花美お姉さん☆
「いい音ね♪歌夜音源と命名しましょ♪」

ふぇりす☆
「楽器むずい♪」

えとわーる☆
「こんな風に弾いたら?」

咲桜ちゃん☆
「ストロベリータイプ教えたげる♪」

姫麗ちゃん☆
「基礎は好きなものを想い浮かべる。」
「やってみなさいな。」

花美お姉さん☆
「3つの音源しかないから。」
「強弱と音色の七変に注目よ?」

ふぇりす☆
「簡素な曲ならできた!」

通りかかるももちゃんとみゅ〜ちゃん。

ももちゃん☆
「あれ?おねえちゃん、低周波も取り入れたんだ。」

みゅ〜ちゃん☆
「だからわたしにも聞こえるんだね。」

ももちゃん☆
「自分がハムスターくらいかわいいって言いたいのかなぁ♪」

みゅ〜ちゃん☆
「バレたぁ♪」

ももちゃん☆
「じゃあこのおやつをあげよう、かわいく食べて♪」

みゅ〜ちゃんは両手でハムスターみたいに人形焼きを食べた♪

ももちゃん☆
「ああっ♪至福♪」
「ずっと一緒にいて♪」

みゅ〜ちゃん☆
「ずっとじゃなく永遠に一緒にいてあげる♪」

ももちゃん☆
「わぉ!?」

2人はハイタッチして、廊下を手を繋いでスキップしてるんるん走行♪

ちょっとした吹き抜けの部屋の前には。

にじいろの音色と笑顔がこだまする・・・。