姉妹喧嘩。


花美お姉さんと家の敷地で決闘中!

桃花ちゃん☆
「あのひとつだけ残ったレアチーズケーキはわたしのものだよ?」

花美お姉さん♪
「あら?お姉さんに所有権があるのよ?」

桃花ちゃん☆
「先にひと口食べたのはわたしだよ?」

花美お姉さん♪
「正当化はだめよ妹ちゃん。」

両者ラケットを取り出す。

桃花ちゃん☆
「決闘で所有権を決めましょ。」

花美お姉さん♪
「それは理に叶ったやり方よ妹ちゃん。」

桃花ちゃん☆
「この爆裂フィンを相手に向けて打ちます。」

花美お姉さん♪
「命中したら負け。」
「向かってきたボールを2回落としても負け。」

桃花ちゃん☆
「サーブ!」

花美お姉さん♪
「ストローク。」

桃花ちゃん☆
「グリップを両手で複合作用のボレーなのだー。」

花美お姉さん♪
「速過ぎない?」

桃花ちゃん☆
「あっと!ミス!?」

花美お姉さん♪
「こらー!ミスとか言って超変化球で騙すなー!!」

桃花ちゃん☆
「失速性超高速回転弾。」

花美お姉さん♪
「うわっ!?打ちにくっ!?」

桃花ちゃん☆
「中学生のときお弁当にわさび入れた仕返しっ!!」

花美お姉さん♪
「スペシャルチョコレートの中身を普通のチョコとすり替えられた。」
「あの時の恨みっ!!」

桃花ちゃん☆
「無理言われて一緒に寝た時。」
「どさくさ紛れにえっちなことされた事に対し返礼!!」

花美お姉さん♪
「お姉さんいきなりキスしてくる妹ちゃんに気絶させられたなぁ〜。」

桃花ちゃん☆
「高校1年、お風呂場でお姉ちゃんに強姦されたお礼をこんな形で。」

花美お姉さん♪
「高校卒業したらみんな年上の女性に仕掛けられるそうよ。」
「あとから知ったわ。」

桃花ちゃん☆
「ラリー持久戦ですか?」

花美お姉さん♪
「貴方いつまでもつかしら?」

桃花ちゃん☆
「わたしが心配してるんですけどー。」

花美お姉さん♪
「自分の心配もしなさい。」

桃花ちゃん☆
「足元狙うとどうかな?」

花美お姉さん♪
「しゃがみ打ち。」

桃花ちゃん☆
「対応が遅くない?」

花美お姉さん♪
「妹ちゃんはムリして勝ちに行くのね。」
「勇気があるものねー。」

桃花ちゃん☆
「きついの?腕がなまってる?」

花美お姉さん♪
「能力に頼らなくなるほど鍛錬したのね。」
「桃花って自分でつけたの?」

桃花ちゃん☆
「とりあいず暫定かも?」

花美お姉さん♪
「妹ちゃんらしさが出てるわよ。」
「おねえさんこまったなあ。」

桃花ちゃん☆
「ラリーが詰まってるよおねえちゃん。」

花美お姉さん♪
「あなた手加減してるでしょ!!」

桃花ちゃん☆
「そこまでだー!!」

花美お姉さん♪
「おはようございました!!」

桃花ちゃん☆
「覚悟!!」

花美お姉さん♪
「あのケーキを食べるのは妹ちゃんがふさわしかった。」
「ではうつくしく散らせて頂きます。」
「ひと思いに爆発してね。」

おねえさんの足元に弾着!!

爆風の白い煙で風圧でやわらかく倒れるおねえさん。

そのままちょこんと女の子座りして冷蔵庫へ向かう桃花ちゃんを見つめてます。

桃花ちゃんが食べ終わるとおねえさんは園台でひなたぼっこしてました。

桃花ちゃん☆
「きれい・・・。」

花美お姉さん♪
「顔だけの見かけ倒しじゃないわよ。」

桃花ちゃん☆
「女の子の匂い〜。」

花美お姉さん♪
「まさかそれだけ見るようなわたしの見方じゃないわよね?」

桃花ちゃん☆
「そこだけ見るような心の醜さなんてわたし持ってないよ。」

花美お姉さん♪
「もしかしてべりーあに鍛えられた?」

桃花ちゃん☆
「自由警備は手間が空くことがたまにあるから、技量維持を口実に。」

花美お姉さん♪
「エリート騎士に稽古つけられたんなら。」
「能力をそこまで出せるわけね。」

桃花ちゃん☆
「まだ60パーセントくらいかも。」

花美お姉さん♪
「秀才花美、天才桃花に後れをとる。」
「おねえさん腕が錆びついてたわ。」
「いけない私、鍛錬を怠る未熟さがまだあったかあ。」

桃花ちゃん☆
「そろそろ夕方近くかな。」
「またあそぼ♪」

花美お姉さん♪
「オマケとしてロールケーキ持っていきなさい。」
「棚の奥は2重式になってるから扉にあるわ。」

桃花ちゃん☆
「桃花!スキップします!」

花美お姉さん♪
「ふー。」
「しかしバームクーヘン置き場に。」
「高級紅茶を交換逃げされるなんて。」
「冷蔵庫にはイチゴムースね。」
「少しひなたぼっこしてましょ。」
「まさかこんなに早くに負け出すなんて・・・。」   
「内心嬉しいのかしら?私?」

なぜか花歌で踊り出すおねえさん。

夕陽が照らすそのステージに。

見惚れるお隣さんの女の子。

ファンがいっぱい。

おねえさんは内心歓喜!