散歩♪


深美ちゃんに御呼ばれしたももちゃんはアイネ・クライネを散策中です♪

ももちゃん♪
「早速お出まし?」

正面から装甲車が走ってくる・・・。

ももちゃんの後ろ側から対戦車ロケット(ペットボトルRKT)を構える軍服・・・。

女の兵士♪
「昨日の約束よくもドタキャンしてくれたわね!」

勢い良く発射されたガスロケット・・・。

装甲車は後ろバックを既にかけていて、ナナメ後ろに器用に回避!

豆鉄砲で応戦する走行車!

そこに上空からローターがない。

半分飛行機のような攻撃ヘリが現れ・・・。

宝箱を投下!装甲車に直撃!

煙が大発生!

全員が出てきて。

宝箱をみんなであけると。

映画館無料券が大量に!!

笑顔で絶叫しながら装甲車で映画館に行くらしい。

ももちゃん♪
「こんな所!命がいくつあっても足りないよ〜♪」

後ろから女性に抱きつかれる!

苺姫ちゃん☆
「好きー!!」

ももちゃん♪
「おわっと!べりーあさんこんにちは。」

苺姫ちゃん☆
「今日ね!かわいい新人さんが入ったの!」

ももちゃん♪
「えーだれだれ?」

苺姫ちゃん☆
「小さくて、それがかわいくて・・。」

空からスターボードが着陸する。

あの小さい金髪のミディアムロング。

カチューシャタイプのヘッドフォンをつけて。

甘ロリふうの衣装に装飾がカッコイイ!!

みゅ〜ちゃん♪
「奇遇なのは計略なのですか?」

苺姫ちゃん☆
「運命とお呼び♪」

みゅ〜ちゃん♪
「ではその運命に名前をつけなくてはなりません。」

ももちゃん♪

「運命ちゃんとか?」

みゅ〜ちゃん♪
「偶然だと乱数で決まる可能性があります。」

苺姫ちゃん☆
「えーい必然なのよ?すべて。」

みゅ〜ちゃん♪
「どうでもいい必然を偶然と呼ぶとして。」
「聞いてないよ。」

ももちゃん♪
「聞いてたらおもしろくないでしょ?」

後ろから妙なミサイル・・・。

苺姫ちゃん☆
「珍しい!TV信管の超低速布製ロケット!」

みゅ〜ちゃん♪
「わーなんなの!ホーミングしてくるー!!」

ももちゃん♪
「みゅーちゃんの足元に着弾する?」

苺姫ちゃん☆
「えいっ!」

べりーあちゃんは長身のショートソードで打ち払った!!

いい匂いの煙で辺りが包まれる!

ももちゃんは微妙に吹っ飛んだ!!

みゅ〜ちゃん♪
「わわわわわわわ〜!?」

苺姫ちゃん☆
「倒れたけど無事?」

ももちゃん♪
「倒れただけっ!」

苺姫ちゃん☆
「上出来♪」

みゅ〜ちゃん♪
「当たったらどうなるの?」

苺姫ちゃん☆
「国認可のモノしか使っちゃいけないから問題なしよ。」

ももちゃん♪
「まんまとやられたら?」

苺姫ちゃん☆
「平和な手段でやり返せ〜♪」

みゅ〜ちゃん♪
「戦場みたい。」

苺姫ちゃん☆
「やったりやられたりで退屈なんて概念はないのよ?」

ももちゃん♪
「すごい街・・・でもなんでこれが?」

苺姫ちゃん☆
「保守とか改革とか古典的な思想を嫌う人達がむかしから住み着いて。」
「年中平和な戦争?というよりじゃれ合いやってんの♪」

空からロケット?が分離して花びらがいっぱい!!

花びらの雨!?

連絡が入ったみゅ〜ちゃん。

飾りで絢爛なカチューシャタイプのヘッドフォンで無線連絡。

みゅ〜ちゃん♪
「へ?討幕同盟と協和市民連合が少し激しくやってる?」
「花火を使用?注意勧告レベル1?」
「わたしに対応してって?もう2名発進済み?りょ・・了解!」

みゅ〜ちゃんはスターボード、アリアに飛び乗ると。

体重をかけてスターボードと同調すると。

風が発生、溜めたのちハイジャンプして緊急発進であっという間に見えなくなった。

その1分後にスターボードの大集団?

ももちゃん♪
「あれはどこへ行くんですか?」

苺姫ちゃん☆
「シェイド討伐隊かな。」

ももちゃん♪
「あの図鑑でよくみる?」

苺姫ちゃん☆
「いろんなものに化けて出てくるシェイド。」

「旧人類が遺した負の遺産よ。」

ももちゃん♪
「呪いの具現化?」

苺姫ちゃん☆
「どこが発生源なのかいまだ特定できないのよ。」
「とっくに尽きてるはずなのに。」

ももちゃん♪
「滅亡文明にいっぱいいたよね。」

苺姫ちゃん☆
「なんかブラックジョークみたいじゃなかった?」

ももちゃん♪
「お父さんとお母さん、なんかわざとふざけてたみたい。」
「考えても結論が出ないらしいけれど。」
「バカ騒ぎして楽しんでたみたい。」

苺姫ちゃん☆
「あーそれそれ!!」
「保守の家畜になった人々って。」
「バカやってなきゃ精神を維持できないってヤツ?」

ももちゃん♪
「わたしもバカ騒ぎやってれば死に場所くらい豪華になったかな?」
「花畑までたどり着きました。」

苺姫ちゃん☆
「わたしなんて暴徒と撃ち合って。」
「警察が劣勢の中発狂して自害してしまいましたー。」

ももちゃん♪
「ああ!なんて暗い想いで話!」
「これじゃあ喜劇?」

苺姫ちゃん☆
「悲劇よ?劇って言うから劇じゃない。」
「案外、その時はわからないものよね〜。」

くすくす笑い合っちゃうふたり♪

そこにファンが3人。

ファン♪
「サインください!サインやりましょ!」

べりーあちゃんはももちゃんの手を引いて走り出す!!

苺姫ちゃん☆
「サインやりましょ!はおにごっこのサインよ?」

ももちゃん♪
「えーなにそれ。」

新入りと見て3人はももちゃんを狙い。

ももちゃんは1人に別れてしまい。

必死に追う3人だけども。

ももちゃんのスピードが速く。

もて遊ばれながら、20分も全力疾走するももちゃんに。

からかわれるファン達。

ファン♪
「しまった!あの娘ももちゃんだ!」
「50メートルU-19世界記録保持者!」

簡単に巻いておしゃれなお城風の大きなカフェの前に出ちゃった。

いつもの紫ドレスの綺麗な髪、美人さんの深美ちゃんが紅茶を飲んでたね。

深美ちゃん♪
「?」

ももちゃん♪
「いつもお城にはいないんだなぁ。」

深美ちゃんはうなずくだけ。

ももちゃん♪
「綺麗な瞳・・・。」

深美ちゃんはほっぺを手に当てるだけ。

ももちゃん♪
「男の人にモテそう。」

深美ちゃんは首をかしげる。

ももちゃん♪
「えー無口?」

深美ちゃん♪
「モノリス、完成された知性は沈黙するものよ?」

ももちゃん♪
「賢者みたい。」

深美ちゃん♪
「賢者って女性の典型的な称号なんですけど。」

ももちゃん♪
「そーなの?」

深美ちゃん♪
「本当に聡明な女性が活躍すればそういう位は簡単に呼ばれます。」

ももちゃん♪
「男性の老人とヒゲは?」

深美ちゃん♪
「年の割にはバカよね。」
「無表情ほど怖いものはないし。」
「その知性や経験の安売りは500円で買えるほど。」

ももちゃん♪
「えー。」

深美ちゃん♪
「さっき注文した紅茶がもうくるわよ?」

ももちゃん♪
「先読み?」

深美ちゃん♪
「あてずっぽうの注文。」
「これって運と言えると思う?」

ももちゃん♪
「どうやってあてずっぽうを?」
「外れたらどうするの?」

深美ちゃん♪
「質問をされる側が、質問をしてどうするの。」

ももちゃん♪
「飲むの?」

深美ちゃん♪
「たんなるおかわり。」

ももちゃん♪
「えー。」
「それはないなー。」

深美ちゃん♪
「確かにそれはないわね。」

ももちゃん♪
「一杯もらおっかな。」

深美ちゃん♪
「一杯もらえばいいと思うわよ。」

ももちゃん♪
「これおいしいの?」

深美ちゃん♪
「なんで飲まないうちに聞くの?」
「飲んでみればわかるじゃない。」

ももちゃん♪
「わたしは臆病者では無いので。」
「失言でした。」

やってきたウエイトレスさんに注文して。

3分後にパフェがきちゃった。

数は2個。

ももちゃん♪
「食べていいんですか?」

深美ちゃん♪
「そんなこと言ったらこの2個あるパフェが泣くわ!」

ももちゃん♪
「いただきます。」

もう1個パフェ頼んじゃう深美ちゃん。

ももちゃん♪
「あんな遠くで人と話しているべりーあさん。」
「こっちを見つけたのかな?」

べりーあちゃんがやってきて席についてパフェを食べ始めた。

苺姫ちゃん☆
「うんま〜い♪」

深美ちゃんが立ち去ろうとした。

苺姫ちゃん☆
「ちょっと待った!」
「さりげなくハメんじゃないわよ〜?」

べりーあちゃんは会計の用紙をぴらぴら見せびらかす。

深美ちゃんはあらやだーのポーズで手を頬に当てて様子だけ見る。

苺姫ちゃん☆
「そっかー。」

会計の用紙を元に戻して軽食続行。

ももちゃん♪
「お代は?」

苺姫ちゃん☆
「払ってあるんだって、直下払い。」
「では、もう1つ注文したらどうかな?」

深美ちゃん♪
「自腹?」

苺姫ちゃん☆
「もちろん、食べ足りない。」

深美ちゃんくすくす笑い。

べりーあちゃんすました笑顔♪

ももちゃん♪
「早く卒業したいなぁ。」

苺姫ちゃん☆
「あれれ?別に春まで待たなくていいのに。」
「卒業水準に達してるんでしょ?証明書ないの?」

ももちゃん♪
「たぶんあった。」

苺姫ちゃん☆
「学校なんて上手に使わなきゃいけないの。」
「そのための講義専門施設でしょ〜。」

ももちゃん♪
「つかう?」

苺姫ちゃん☆
「都合がいいように学校を使用するの。」
「それともそのくらいの最低限の生き方も知らないの〜。」

ももちゃん♪
「知りませんでした。」

苺姫ちゃん☆
「いま知ったからいーじゃん。」

ももちゃん♪
「そんなもんなの?」

苺姫ちゃん☆
「そんなもんが現実、簡単明快。」
「現実くらい飼いなさい。」
「現実は小賢しいから、馬くらいに使いなさいなー。」

ももちゃん♪
「それでいいの?」

苺姫ちゃん☆
「いいってなにも、まかり通ってんじゃん。」
「それとも?道理が万能だとでも?」
「質問より疑問の方が健全だし、探究なら最高ね。」

ももちゃん♪
「頭がくらくら〜。」

苺姫ちゃん☆
「お城へ帰りましょ。」

深美ちゃんはその場にはもういなかった!

お城のタクシードライバーが小型のタクシー?で。

お城へ帰還。

王様3人がサッカーを庭でやってるのを横目に。

ドリブンパスをダイレクトで跳ね返し。

連続してかく乱しながら、シュートしちゃってキーパー取れない!

とやっているうちに眠ってしまったももちゃん。

目が覚めると。

隣に深美ちゃん。

母親のようにももちゃんを抱きしめて寝かしつけちゃう☆

べりーあちゃんがなでなでしながら。

ももちゃん寝ちゃった☆

夢に出てくる。

女性警察官と武装した軍人の女性士官が目の前に、助けられるももちゃん自身。

大きな桜の木に抱え込まれて。

青白い光とともに。

そこから夢は途絶えていた・・・。

長い眠りの中を、まるでゆりかごの中にいたかのような・・・。

安らぎと別世界のようなきれいな光景ではしゃぎながら・・・。