ソロ♪


個室でひとり本を読むいーりす。

午前中は苦手科目に出席して。

午後は読書。

そんな日々が続いてます。

ネージュ♪
「寂しいわぁ。」

みかーれ♪
「あたしに乗り換えない?」

ネージュ♪
「いやよ。」
「いーちゃんがいいの。」

みかーれ♪
「あたしの良さに気付いてくれたって・・・。」
「いいじゃない・・・?」

ネージュ♪
「私といーちゃんは結婚してるのよ?」

みかーれ♪
「ああ!あたしは在婚女性を口説いていたのかー!」
「口説いていたのかー!」
「ああなんということ。」
「ああああなんということ!」

くーりえ♪
「本気で雪ちゃんを落としたかったんですね。」

みかーれ♪
「ひとの彼女を取ってみたかった。」

くーりえ♪
「恋愛騒動になりますよ。」

みかーれ♪
「若いうちは冒険だー。」

くーりえ♪
「若者のむこうみずはいいことですよ。」

花美先生♪
「失礼するわね。」

いーりす♪
「こんにちは。」
「先生って綺麗ですね。」

花美先生♪
「やだ。」
「先生それ言われるの大好き。」

いーりす♪
「先生って綺麗ですね。」

花美先生♪
「やだーやめてー。」

いーりす♪
「ロングスカートがかわいくて。」
「髪が光っていて。」
「まさかすっぴんですね?」

花美先生♪
「あらー。」
「バレちゃった?」
「今日はなんでもできそう。」

いーりす♪
「先生美人。」

花美先生♪
「やーん。」

いーりす♪
「大和撫子。」

花美先生♪
「ああっ!」

いーりす♪
「女の子みたい。」

花美先生♪
「あっ!ちょっ!」

花美先生。

両手をほっぺにあてて。

たまらない感じです。

花美先生♪
「前の作文コンテスト。」
「優勝おめでとう。」

いーりす♪
「ありがとう☆」

花美先生♪
「地域のかくれんぼ大会でも優勝したんですって?」
「すごいわー。」

いーりす♪
「照れますねー。」

花美先生♪
「成績もトップクラスね。」
「校長先生からご褒美です☆」

絵銭を三枚貰いました。

絵銭は通貨ではありません。

記念硬貨です。

いーりす♪
「わたし嬉しいです☆」

花美先生♪
「頑張りは報われるわよ。」
「では失礼〜☆」

みかーれ♪
「いつの間にそこまでになったの!?」

ネージュ♪
「最近忙しいのはそれよ。」

くーりえ♪
「あわわわ!」
「道理で勝てなかったわけです!」

ネージュ♪
「前より数段実力をつけているから。」
「くーちゃんじゃ勝てないわよ。」

くーりえ♪
「えー!」

みかーれ♪
「じゃああたしが試してやる!」

いーりすが水を飲みに出かけました。

そこを襲撃!

みかーれ♪
「いーちゃん食らえ!」

ガムテープ貼り付け攻撃!

立ったまま横に回転して避けられました!

いーりす♪
「どうしたの?」

みかーれ♪
「あたしと勝負だー!」

みかーれが。

猛攻撃!

すばやくて。

キレキレのガムテープ貼り付け!

いーりす。

ぴょんぴょんジャンプして避けてしまいました。

いーりす♪
「先生に教わった技だよ☆」

ぴょんぴょんジャンプして避け続けます。

みかーれ♪
「当たらないなー。」

いーりす♪
「えい!」

いーりす。

ガムテープを取り上げて。

みかーれの後ろ頭に左手を入れて。

右手を腰に回して。

キスの体勢。

みかーれ♪
「あっ!」

いーりす♪
「このままキスしちゃおうかな?」

みかーれ♪
「あっ!ちょっと!やめて!」

いーりす迫る。

みかーれが振りほどいて逃げました。

みかーれ♪
「前よりぜんぜん違う!」

いーりす♪
「みかーれちゃん手加減してない?」

みかーれ♪
「してないしてない!」

いーりす♪
「ウソつき〜☆」

手をわしゃわしゃやって。

いーりす。

みかーれを追いかけましたが。

みかーれの足が速過ぎて。

簡単に逃げられちゃいました。

いーりす。

水を飲んで。

また読書。

ネージュ♪
「邪魔しないであげて。」
「真面目過ぎちゃう。」

くーりえ♪
「本気になっているようですね。」

ネージュ♪
「くーちゃん一緒に特殊科目出ましょ。」

くーりえ♪
「いいですよ。」

ふたりでハイタッチして。

退出。

いーりす。

読書のし過ぎで。

寝てしまいました・・・・。