芸術!?
三年生は出だし順調です。
最近は「カオスな芸術」にハマっています。
金星のオブジェとか作ってみました。
小惑星のオブジェは中々カオス度が高いですよ。
いーりす♪
「手中に収めた!」
みかーれ♪
「うわっ!なんだこれすごい。」
石膏の手の中に。
収まった。
「権力・名声・富・女性」という名前プレート。
それぞれを象徴する。
権力には小さな王座。
名声には人々のマークがついた歓喜の人形。
富には金塊のオブジェ。
女性は美女のフィギュアが。
小さくまとめられていて。
女性の四大要素の石膏。
「恋・結婚・子供・夫」を胸に抱いている。
女性の像まで作ってみたり。
ネージュ♪
「芸術って定義は美の表現だけれど。」
「こういうのも当てはまるのね。」
いーりす♪
「実はふざけて作ってるんだ。」
くーりえ♪
「それにしても見事なカオスですよ。」
三年生になって。
学問のコツを見出して。
国語辞典からヒントを得たり。
秘伝から入ってしまうと簡単なんですね。
同級生から一目置かれています。
同級生。
「いーりすってひとすごいよね。」
女の子。
「そうそう。」
「いつも勝ち進んでいる。」
女性。
「わたしらと違うよね。」
いーりすは立ち聞き。
いーりす照れている。
同級生。
「おまけにかわいいし。」
女の子。
「そうそう。」
「たまに被るベレー帽なんて最高。」
女性。
「なんか女性ファン多いよね。」
いーりす♪
「キャー。」
くーりえ♪
「どうしたのです?」
いーりす♪
「そんなにわたしって高い評価を?」
「かわいい?」
「そんな。」
ネージュ♪
「いーちゃんどうしたの?」
いーりす♪
「わたしはかわいいし最高だそうです。」
ネージュ♪
「いいじゃない。」
「きちんと認められている証拠。」
いーりす♪
「意外だなあ。」
実はいーりす。
下級生が好きで。
かわいがっているうちに。
けっこう慕われていますし。
みんなの相談に乗ったり。
けっこう的を当てるのです。
献身的な姿勢が先生にも評価されているみたい。
同級生はまるでひとつのチームになっていて。
いーりすは中核を成す大事な存在なのですよ。
三年生の象徴的存在としていつの間にか定着しているのですね。
今日も創作活動に勤しむいーりす。
著作活動も続けていて。
いーりすは豊かになってきましたよ。
充実した学校生活は続きます。