オリヴィエの妖精


チコちゃん。

食べられる野草を分かりやすく。

子供にも分かるように解説した。

野草図鑑を出版しましたよ。

さらに。

森で出来る遊びを詳しくまとめた。

森林遊戯読本を出版。

ふたつともベストセラーになっちゃった!

人の世界では。

現在。

教科書として採用されていますよー。

しゅえっと
「大変な売れ行きですぞ。」

チコ
「えへへ♪」
「手柄になったね!」

スィエル
「取材の依頼が入っておりまする。」
「どうしますか?」

チコ
「そっかあ。」
「その日なら空いてるわよ。」
「オーケー出しといて。」

スィエル
「御意。」

しゅえっと
「それも出版するので?」

チコ
「さっき完成したんだ。」
「森林浴物語!」
「仮のタイトルだけれど♪」

しゅれっと
「まさに多芸多才の才女!」
「さらに惚れ込みましたぞ。」

チコ
「照れるよー。」

スィエル
「領主様がお呼びです。」

チコ
「手紙?」
「お話があります?」
「なんだろー。」
「行ってくるね。」

チコちゃん。

領主様の元へ到着。

ローリエ
「チコ。」
「やはり見込んだ通りですね。」
「他の娘に任せるより。」
「チコが適任だと分かりました。」
「満ち溢れる向上心も敬意に値し。」
「チコを弟子にしたいと思います。」

チコ
「えー?」
「次期領主になれるの?」

ローリエ
「領主になるのは7年後になりますね。」
「それまでこれまで通り特訓をおこなって。」
「立派になってください。」
「わたくしもきちんと教えますゆえ。」

チコ
「了解です!」

チコちゃん敬礼!

チコちゃん。

3日に1回は通って。

領主様からいろいろ学ぶことになりましたよ。

帰宅。

チコ
「やったぁ!」
「領主様に認めてもらえた!」

しゅえっと
「おめでとうございます!」

スィエル
「さすがチコ様。」

チコ
「これからが本番なの。」
「頑張るんだから!」

チコちゃん。

次の日にまた領主様の館に出向いたら。

賞状を用意して待っておりました。

ローリエ
「これをあなたに。」

フルール
「チコちゃんすごい!」

パルミエ
「ついに抜かれちゃったわね。」

チコ
「ありがとうございます!」

ローリエ
「一層の活躍を期待しますよ。」

チコ
「活躍を約束します!」

チコちゃん。

そのまま表彰され。

有名人になりましたよ♪

次の日には。

チコちゃん。

またトレーニングでしたね。

午後から領主様の元で勉強会があります。

チコちゃんは次期領主として。

領主様の元で。

頑張っています。

周囲に認められたチコちゃんは。

これからも。

一生懸命に。

オリヴィエで暮らしているのでした☆