森のおかいもの


チコちゃん。

人の街にお出かけです。

緑色のドレスに着替えて。

フリルのミニスカートですね。

家から出て。

森の外れには。

森の一族用のバス亭がありますので。

そこから街へ向かいます。

バスが来ました。

フルールちゃんとパルミエちゃんが後から来ましたよ。

フルール
「あら奇遇。」

パルミエ
「私達はふたりでお買い物よ。」
「デパートって所に行くの。」

チコ
「わたしは本屋だから。」
「方向が違うね。」

パルミエ
「あら残念。」
「またご一緒しましょ。」

フルール
「またね!」

チコ
「またねー!」

バスが来ましたよ。

バスで30分ほど降りて。

人の街に来ましたよ。

チコちゃん。

本屋に向かって歩きます。

人々
「妖精の一族だー。」
「かわいい!」
「綺麗なモノ作るんだって。」
「特別な存在だよねー。」

本屋に到着。

主人
「自然保護政策により割引致します。」

チコ
「ありがとー。」

チコちゃん。

バックいっぱいに本を買います。

チコ
「もっと勉強しなくちゃ。」

主人
「だったらこんな本はいかがですか?」
「偉人の名言を集めたものです。」
「お安くしますよ?」

チコ
「ちょうだいな。」

主人
「1000円にしときます!」

チコちゃん。

人の街でしか味わえない。

アイスクリームや。

たい焼きを食べちゃいます。

主人
「おや?妖精さん。」
「半額にしときますよ!」
「自然保護政策に貢献する俺!」

チコ
「ありがとね。」

チコちゃん食べ過ぎたので。

程々にして。

お次の本屋を巡ります。

ショッピングモールまで来ましたよ。

ふたりに会いました。

フルール
「あら奇遇。」

パルミエ
「あら奇遇ね。」

チコ
「奇遇だね。」

さんにんで。

買い物を楽しむことにしましたよ。

フルール
「この髪飾りどう?」

パルミエ
「桜の髪飾りなんてステキ。」

チコ
「わたしそれ買おっと。」

フルール
「お目が高い!」

パルミエ
「さすがチコちゃんね。」
「モノの高潔さが分かる。」

チコ
「これくださいなー。」

さんにんで買い物を楽しんで。

バスで帰宅。

人々
「あれ妖精の娘じゃない?」
「かわい過ぎない?」
「体も特殊らしいよ。」
「アイドルみたい。」

チコ
「話題のひと。」

フルール
「あるある!」

パルミエ
「そんなに珍しいのかな。」

バス亭から途中までさんにん一緒♪

チコ
「またねー。」

フルール
「また!」

パルミエ
「また会いましょ。」

帰宅ですよ。

しゅえっと
「いっぱい買いましたな。」
「お楽しみが増えて喜ばしい。」

スィエル
「財産は余裕があります故。」
「問題はありません。」

チコ
「どう?この宝石綺麗でしょ?」

しゅえっと
「アメジストと呼ぶ宝石ですな。」
「なんと美しい。」
「透き通った水のよう!」

チコ
「でしょでしょ!」

スィエル
「珍しい品ばかり。」
「私は興奮気味です。」

チコ
「うふふ♪」

チコちゃん。

珍品に囲まれ。

うっとりして。

しあわせになって。

しばらくスキップの日々が続いたのでした☆