流星。


10メートルもある花畑の上空。

夜空をバックに、スターボードが2機。

ももちゃんとはなみお姉さんは華麗に飛び回る!

花美お姉さん☆
「ついてこれる?」

ももちゃん☆
「もちろん!弱さは捨てました!」

花美お姉さん☆
「Berkut Maneuver!!」

ももちゃん☆
「コブラ気味にっ!?」

ギリギリで追従したももちゃんを振り切って上空へ飛翔する花美。

花美お姉さん☆
「高度2500フィート!!実用制限高度!!」
「shooting star!!」

ももちゃん☆
「Seyfert!!」

大きな花の間を高速で通り抜ける。

花美お姉さん☆
「反応が0.2秒も遅いわよ、ぶつからない?」


ももちゃん☆
「相対距離算出済み、軌道ルート確保!!」

花美お姉さん☆
「反応速度の差を計算で埋める、中々完璧ね。」

横から何かが1機乱入してくる。

花美お姉さん☆
「スターボード暴走族、通称勝負屋さんよ、戦いましょう。」

真奈美先生☆
「あら〜♪ももちゃん、スピードが遅いわよ?」

だが、あまりにも操作感度が機敏で、追いつけない真奈美先生。

ももちゃん☆
「読める・・・あれをくぐったら、右+ピッチアップで追従してくる!!」

真奈美先生☆
「うそ〜?ももちゃんのことだから、てっきりピッチアップかと?」

花美お姉さん☆
「先生、後ろにぴったりついてるわよ?」
「カウントあと5秒で負けですよ?」

真奈美先生☆
「スクリューでどう?」

真奈美先生機はとんでもない動きをした!?

だが、失速が激しく、距離差で追走が不可能になった。

真奈美先生☆
「引き分けね〜☆」

花美お姉さん☆
「油断しすぎですよ、またやりましょう。」
「ところでももは?」

もも機は真下に編隊を組んでいた。

花美お姉さん☆
「んー?」
「やっと本気になったのかしら?」

ももちゃん☆
「手ごわいよ、お姉ちゃん。」

花美お姉さん☆
「詰めが甘いのよ、1から6まで、だから負ける。」

するとおまわりさんが華麗に飛んできた。

おまわりさんは真奈美先生機に攻撃を仕掛けた!

真奈美先生☆
「わ〜ん!全部見切られてるわぁ〜。」

おまわりさん☆
「勝手に勝負を仕掛けちゃダメじゃないか、罰としてすぐに帰って寝ること!!」

真奈美先生は何やっても、読まれすぎて、大人と子供の戦いだった。

おまわりさんはしばらく笛を吹き続けると、離脱して行った。

花美お姉さん☆
「初めてももと一緒に空を飛んだ時のことを思い出したわ。」

ももちゃん☆
「あのときと同じように、お姉ちゃんは大好きだからね。」

花美お姉さん☆
「うれしいわ、手をつなぎましょ♪」

ももと花美お姉さんは手を繋ぎながら、夜空をスターボードで駆けていった。

流れ星が素敵に輝く、神秘的な夜にて、スターボードという流れ星はきらめく。