満喫☆女の子!?
みんながわたしの家に遊びに来ました。
いーりす♪
「いらっしゃい。」
くーりえ♪
「複雑な構造をしていますね。」
みかーれ♪
「右に行ったり左に行ったり。」
「大きな家。」
「なんでここに階段が?」
ネージュ♪
「迷路みたいな家だけど。」
「その分おもしろいわよ。」
「構造もしっかりしている。」
いーりす♪
「部屋がいっぱいあるから。」
「複雑に作らないとおもしろくない。」
いーりすの部屋。
ネージュ♪
「いーちゃんの家系は世界的に有名な武官を持つ。」
「由緒あるものなの。」
「私の家系はアイドルや政治家が多く出ている。」
みかーれ♪
「あたしは普通だなあ。」
「特徴が無いのが特徴。」
くーりえ♪
「くーりえはずっと騎士の家系ですよ。」
「聖職者もたくさんです。」
いーりす♪
「みんないろいろだなー。」
「なにして遊ぶ?」
みかーれ♪
「カードゲーム!」
ネージュ♪
「よしきたっ!」
カードゲームでボロ負けしました。
運というより。
時勢そのものでした。
戦う前から決まっているような流れ。
いーりす♪
「兵法について学んでいなかった。」
「勉強不足。」
ネージュ♪
「今の世の中汎用性が大事。」
「専門分野だけ学んでは駄目よ。」
いーりす♪
「基本は教わっていたけれど。」
「改めて重要性に気付いたなー。」
くーりえ♪
「ではもう一戦やりますか。」
今度はなんとか勝てました。
みんなで公園に行って。
バードウォッチング。
河原。
コンクリートは限定的で。
自然そのままです。
自然は大切。
これは道徳として教えられます。
コサギ・チュウサギ・オオサギのトリオが川の中で魚を捕っていました。
遊んでいるかのようにスズメたち。
カラスがカラス語を発して戯れていて。
売店でハトの餌を購入したら。
ハトに襲撃されましたよ。
いーりす♪
「おっと!」
みかーれ♪
「お見事な回避。」
ハトの猛アプローチを避けつつ。
食べ物をばら撒いて。
ハトちゃんは食らいつく。
ある意味猛禽類より強かったです。
ネージュ♪
「ん?なんか。」
「アイドルの配信があるわよ。」
いーりす♪
「ちょっとアイドルごっこしてみたいって思っていた。」
くーりえ♪
「隅っこでやってみます?」
みかーれ♪
「あたしのスマホは特注品だから。」
「即席アイドルは可能だよ。」
いーりす♪
「ちょっと試してみよう。」
みんなで。
アイドルの真似事をやってみました。
野次馬に発見されて。
けっこう拍手喝采。
いーりす♪
「あれ?ウケてる?」
みかーれ♪
「上手らしいよ。」
ネージュ♪
「体術が高度なのよ。」
「普段バトルモノやってるから。」
くーりえ♪
「人気者ですよー。」
世の中。
正解を定義付けてしまうと。
それによって機転が効かなくなり。
正解を崇拝して狂信者になります。
正解は必要ありません。
何が正しいかは定まっていくもの。
自分が決めることではありません。
それを知っていたので。
いろいろやってみて。
いろんな技能を獲得したおかげで。
このたび。
わたしたちは街でちょっとした人気者になりましたよ。
本当はお偉いさんから有望であると目を付けられていて。
久々の大型新人であると。
思われているらしいです。
恐縮ですね。
家に戻ってきて。
いーりす♪
「お菓子パーティー!」
ネージュ♪
「持ってきました。」
「買ってきました。」
みかーれ♪
「満腹になるかも。」
くーりえ♪
「夕食は減らしますよ。」
みんなでワイワイやって。
楽しむ。
青春のひととき。
日記に記して。
わたしの宝物になりました。
綺麗な星空の下で。
ハーブティーを飲みながら。
この日記を書いています。
綺麗な星の光。
わたしはそれに恋焦がれて・・・。